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国際特許分類[G01N27/70]の内容

国際特許分類[G01N27/70]に分類される特許

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【課題】イオン濃度の測定の正確性を向上させることを可能とするイオンセンシング装置、およびこのイオンセンシング装置を備えたイオン発生器を実現する。
【解決手段】出力電圧VOMおよび出力電圧VOPのコモンモード電圧を、数式(1)を満足する電圧レベルVcとするコモンモードフィードバック回路132を備えている。
VL<Vc<VH ・・・(1)
(但し、VL:第1センサが出力可能な最小の電圧レベル、VH:第1センサが出力可能な最大の電圧レベル、Vc:上記一定の電圧レベル) (もっと読む)


【課題】過剰な量の溶媒のピークのテーリングの影響を抑制することで、溶媒ピーク直後の微量な目的試料の定量性を向上させる。
【解決手段】低周波放電プラズマの作用で生起される試料由来のイオンを収集するためのバイアス電極8に、直流電圧に代えて励起用低周波交流電圧よりも周波数の高い交流電圧を印加する。バイアス電圧を交流とすることにより実効的な検出感度は相対的に下がるが、過剰な量の溶媒イオンに対する感度の低下が溶質イオンに対する感度低下よりも格段に大きいため、溶媒に対する溶質の選択比が改善する。それによって、溶媒ピークのテーリングの影響を抑制でき、目的試料の定量性が向上する。 (もっと読む)


【課題】低周波バリア放電を用いた放電イオン化電流検出器において、試料導入量に対する検出感度の直線性を改善する。
【解決手段】上部ガス流路4の下端に接続された下部ガス流路10の下端から、下向きのプラズマガスの流れと対向するように上向きに希釈ガスを供給する。イオン収集用電極11とバイアス電圧印加用電極12との間に、プラズマガス、希釈ガス、試料ガスを排出するためのガス排出路15を接続する。キャピラリ管16を通して導入された試料ガスはプラズマガスと希釈ガスとの衝突により生じる乱流によりそれらガスと混じり、試料成分は濃い試料成分による光遮蔽の影響を受けずに、プラズマからの光により効率的にイオン化される。また、そのイオン生成領域は電極11、12に近いので、直流電場の作用で迅速に短い距離を移動して、寿命がつきる前にイオン収集用電極11に到達する。 (もっと読む)


【課題】低周波誘電体バリア放電を用いた放電イオン化電流検出器のSN比を改善する。
【解決手段】励起用高圧電源8と放電用の電極5との間に電流検出器20を設け、プラズマ生成によりパルス的に流れる放電電流を検出する。この検出信号とイオン電流を増幅する電流アンプ18の出力信号とは出力抽出部21に入力され、出力抽出部21は放電電流検出信号の急峻な立ち上がりを検出してトリガを発生し、そのトリガから所定時間だけイオン電流信号を抽出する。これにより、プラズマ発光が生じていない期間中に信号に乗るノイズの影響を除去することができ、検出信号のSN比を改善することができる。 (もっと読む)


【課題】低周波誘電体バリア放電の放電開始電圧を下げることにより高圧電源部のコストダウンを図る。
【解決手段】プラズマガス(He)が流れる円筒管2の外部に配置した光源部20から、円筒管2の壁面を通してガス流路4中のプラズマ生成領域(プラズマ生成用電極6、7の間の領域)に光を照射する。光エネルギーによりHe分子又はHeガス中の微量不純物ガス分子は励起され光電離が生じるため、通常の放電開始電圧よりも低い低周波電圧を電極5と6、7との間に印加した状態で放電が開始され、プラズマが形成される。一旦放電が開始されると通常の放電維持電圧を電極5と6、7との間に印加していれば放電は持続するから、放電開始時に短い時間だけ光源部20をオンすればよい。 (もっと読む)


【課題】放電プラズマ励起型検出器に高濃度の試料ガスが導入された場合、試料の分解による炭化物等の汚れが検出セル内部に付着し分解クリーニングが必要になる。本発明はこれを未然に防止し、装置の利用効率を向上させることを目的とする。
【解決手段】プラズマ励起イオン化検出器(PED)7の前段に熱伝導度検出器(TCD)8を設ける。分析開始後に、TCD8の検出信号が閾値以上となった場合には、励起用電源74から放電電極72への放電電圧の印加を停止する。高濃度の試料ガスがカラム6出口から供給されると、PED7では放電が起こらないために試料の分解が生じず、検出セル71内部の汚れを防止することができる。 (もっと読む)


【課題】イオンバランスの適切な維持を可能にするイオン濃度測定回路と、このイオン濃度測定回路に使用して好適なイオン電流センサを提供する。
【解決手段】コロナ放電により放電電極101の周囲に発生したイオンをイオン電流センサにより捕集してその濃度を測定するイオン濃度測定回路において、イオンを捕集してイオン電流が流れると共に放電電極101により形成される電界によって誘導電流が流れる第1のセンサS1、及び、第1のセンサS1とは絶縁して配置され、かつ、前記電界によって導電性のセンサ部S2aに誘導電流が流れると共にセンサ部S2aがイオンを捕集しないようにセンサ部S2aの表面が周囲から絶縁された第2のセンサS2、からなるイオン電流センサSと、第1のセンサS1の出力信号と第2のセンサS2の出力信号との差を検出するための第1〜第3のアンプA1〜A3等を備える。 (もっと読む)


【課題】プラズマ生成用ガス(He)に含まれる又は配管内壁から放出される不純物に起因するノイズを低減することでSN比を改善する。
【解決手段】Heからプラズマを生成するための誘電体バリア放電を発生させる電極6〜8で囲まれるプラズマ生成領域と、プラズマの作用によりイオン化された試料成分を検出する電極13、14で囲まれるイオン化電流検出領域との間で、ガス流路4に供給されたHeの一部を分岐して排出する分岐排気路10を設ける。Heに混入していた又はプラズマ生成領域付近の円筒間3内面から放出された不純物の一部もHeとともに管外に排出されるため、イオン化電流検出領域に達する不純物の量を減らしてノイズを低減できる。試料成分のイオン化はプラズマからの励起光の寄与が支配的であるため、HeとともにHe励起種の一部が排出されてしまっても試料成分のイオン化効率は下がらない。 (もっと読む)


検体粒子の予備濃縮又はトラッピングすることなく、キャリアガス(特に周囲空気)中に溶解又は懸濁した微量ガス状分子化合物を検出するイオン移動度分光計(IMS)を提供する。IMSは、5cm以上、好ましくは100cmより大きいイオン化容量を備える。本発明のより大きいサイズのイオン化装置は、気相内の微量(1ppb未満)の試料化合物の分析を可能にする。IMSの大容量イオン化領域及び反応領域を通して効率的なイオン運動を促進するために、電場勾配が、イオン化領域中、又はイオン化領域と反応領域の両領域中に設けられてもよい。このシステムは、放射性イオン源、コロナ放電イオン源を用いて実施することができる。一実施形態では、試料ガスは、測定器に進入する前に加熱され、測定器は周囲を上回る温度で実行され、測定器は、測定器から退出する加熱試料ガスに接触することで加熱される。 (もっと読む)


【課題】イオン電流検出に関連する部位の故障診断の精度を向上させた故障診断方法を提
供すること。
【解決手段】IGSWオン、かつ燃料供給開始前のプレイグニッションが発生し得ない条
件下で、モニタ気筒内で発生するイオン電流を検出するイオン電流検出手段から得られる
信号にプレイグニッションが発生している時の現象が見られた場合、イオン電流検出に関
連する部位の故障(地絡)と診断する。 (もっと読む)


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