説明

うつ病の処置または予防のための新規の治療的組み合わせ

うつ病または他の気分障害の処置または予防に有用な治療的組み合わせ、前記組み合わせを含む医薬組成物、およびうつ病または他の気分障害の処置または予防におけるその使用が提供される。かかる化合物は、式(I):


[式中:各R1、R2、R3、n、yおよびArは、本明細書の記載と同義である]
で示される化合物またはその医薬上許容される塩である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2005年4月22日出願の米国仮特許出願シリアルナンバー第60/674,048号の優先権を主張し、その全体を出典明示により本明細書の一部とする。
【0002】
本発明は、うつ病の処置または予防に有用な化合物の治療的組み合わせ、かかる組み合わせを含む医薬組成物、およびうつ病の処置または予防におけるその使用に関する。
【背景技術】
【0003】
世界中の成人の5−10%程度は、うつ病に罹患している。さらに、気分変調性障害、季節性情動障害、および産後うつ病などのうつ病関連気分障害、双極性障害、不安障害、心的外傷後ストレス障害、パニック障害、ならびに強迫性障害を経験している。
【0004】
うつ病に付随する、社会に対する経済費用、ならびに個人および家族に対する人的費用は、莫大である。うつ病と診断された後15ヶ月のうちに、患者が死亡する可能性はうつ病でない者の4倍である。自殺の60%近くは、大うつ病に起因し、うつ病で精神病院に入院している患者の15%は、最終的に自殺する。Nierenberg,Am J Manag Care 7(11 Suppl):S353−66,2001を参照のこと。米国のみにおいて、うつ病についての推定された経済費用は、1990年に440億ドルを超えた。大うつ病は、障害期間調整後の生存年数の消失の世界で4番目に重大な原因であり、2020年までに二番目に重大な原因となるであろうと世界保健機構は予測する。
【0005】
種々の薬剤は、うつ病の処置に利用可能である。セロトニン再取り込み阻害薬(SRI)、ノルエピネフリン再取り込み阻害薬(NERI)、複合セロトニン−ノルエピネフリン再取り込み阻害薬(SNRI)、モノアミンオキシダーゼ阻害薬(MAOI)、ホスホジエステラーゼ(PDE−4)阻害薬または他の化合物の使用を介して著しい成功が達成される。しかしながら、これらを選択して使用したとしても、多数の患者は、反応しないか、または処置に対し部分的にしか反応しない。さらに、恩恵を受ける前に患者が数週間または数ヶ月間、処置を受けることを求めることができるように、多数のかかる薬剤は活性の遅発性を示す。現在、最も利用可能な抗うつ薬は、反応を引き出すために2−3週またはそれ以上要する。
【0006】
従来の療法はまた、重大な副作用を有しうる。例えば、SRIを投与している患者の3分の1以上は、性機能障害になる。他の問題となる副作用には、胃腸障害が含まれ、多くの場合嘔吐および偶発的嘔吐、興奮、不眠、体重増加、糖尿病の発症、心拍補正間隔(QTc)の延長、無顆粒球症(agranylocytosis)などとして示される。精神病性障害(例えば、統合失調症)も罹患しているうつ病患者はまた、時々、錐体外路系副作用を受ける。かかる副作用は、多くの場合患者がその所望の治療計画にしたがうことを妨げる。
【非特許文献1】Nierenberg,Am J Manag Care 7(11 Suppl):S353−66,2001
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
うつ病および/または他の気分障害の処置について改善された療法の発展が必要なままである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、うつ病の処置の新規の組み合わせ療法を提供する。特に、本発明は、うつ病または関連気分障害に罹患しているかまたは罹患しやすい患者を処置するための1種または複数の抗うつ薬と式I:
【化1】

[式中:
nは、1または2であり;
各RおよびRは、独立して、水素、メチル、エチル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチルまたはシクロプロピルであり;
各Rは、独立して、水素、ハロゲン、OH、低級アルキル、低級アルコキシ、低級ハロアルキル、低級ハロアルコキシまたはCNであり;
Arは、チエニル、フリル、ピリジル、またはフェニルであり、ここで、Arは、所望により1個または複数のR基で置換されていてもよく;
各Rは、独立して、ハロゲン、OH,低級アルキル、低級アルコキシ、低級ハロアルキル、低級ハロアルコキシ、またはCNであり;および
yは0−3である]
で示される化合物またはその医薬上許容される塩の組み合わせを提供する。したがって、本発明は、とりわけ、特定の組み合わせ、かかる組み合わせを含む医薬組成物、およびかかる組み合わせまたは組成物でうつ病または関連気分障害に罹患しているかあるいは罹患しやすい患者を処置する方法を提供する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明は、特定の5−HT2C受容体アゴニストは、うつ病または他の気分障害の処置または予防における1種または複数の抗うつ薬と有用に組み合わされうるという所見を包含する。特に、本発明は、うつ病または他の気分障害の処置のための1種または複数の抗うつ薬と式I:
【化2】

[式中:
nは、1または2であり;
各RおよびRは、独立して、水素、メチル、エチル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチルまたはシクロプロピルであり;
各Rは、独立して、水素、ハロゲン、OH、低級アルキル、低級アルコキシ、低級ハロアルキル、低級ハロアルコキシ、またはCNであり;
Arは、チエニル、フリル、ピリジル、またはフェニルであり、ここで、Arは、所望により1個または複数のR基で置換されていてもよく;
各Rは、独立して、ハロゲン、OH、低級アルキル、低級アルコキシ、低級ハロアルキル、低級ハロアルコキシまたはCNから選択;および
yは0−3である]
で示される5−HT2C受容体アゴニスト、または部分アゴニストあるいはその医薬上許容される塩の組み合わせを提供する。いくつかの実施態様において、独創的な組み合わせは、難治性うつ病(すなわち、従来の療法に反応しないうつ病)の処置を可能とする。別法としてまたはさらに、独創的な組み合わせは、より急速な恩恵の出現、および/またはより少ない副作用を伴ううつ病を処置するために用いられていてもよい。
【0010】
1.式Iで示される5−HT2C受容体アゴニスト
本発明は、1種または複数の抗うつ薬と組み合わせて式I:
【化3】

[式中:
nは、1または2であり;
各RおよびRは、独立して、水素、メチル、エチル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチルまたはシクロプロピルであり;
各Rは、独立して、水素、ハロゲン、OH、低級アルキル、低級アルコキシ、低級ハロアルキル。低級ハロアルコキシ、またはCNであり;
Arは、チエニル、フリル、ピリジル、またはフェニルであり、ここで、Arは、所望により1個または複数のR基で置換されていてもよく;
各Rは、独立して、ハロゲン、OH、低級アルキル、低級アルコキシ、低級ハロアルキル、低級ハロアルコキシ、またはCNでから選択され;および
yは0−3である]
で示される5−HT2C受容体アゴニストまたはその医薬上許容される塩を利用する。
【0011】
本明細書に用いられる「低級アルキル」なる語は、4個までの炭素原子、好ましくは1〜3個の炭素原子、より好ましくは1〜2個の炭素原子を有する炭化水素鎖をいう。「アルキル」なる語は、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、またはt−ブチルなどの直鎖および分岐鎖を含むが、これに限定されない。
【0012】
本明細書に用いられる「アルコキシ」なる語は、置換基−OR(ここで、Rは低級アルキル基である)をいう。
【0013】
本明細書に用いられる「ハロゲン」または「ハロ」なる語は、塩素、臭素、フッ素またはヨウ素をいう。
【0014】
本明細書に、または「ハロアルコキシ」などの部分の一部として用いられる「ハロアルキル」なる語は、1個または複数のハロゲン置換基を有する本明細書に記載のアルキル基をいう。特定の実施態様において、前記アルキル基上の全水素原子は、ハロゲン原子で置換される。かかるハロアルキル基には、−CFを含まれる。かかるハロアルコキシ基には、−OCFが含まれる。
【0015】
本明細書に用いられる「有効量」および「治療上有効量」なる語は、個人に投与した場合、個人が罹患しているかまたは個人が罹患しやすいうつ病もしくは別の気分障害の重症度、あるいはうつ病または他の気分障害の1つまたは複数の症状から処置、予防、遅延、または軽減するために有効である化合物または組み合わせの量をいう。独創的な組み合わせとの関連において治療上有効である活性剤の個々の量は、薬剤を単独投与する場合に治療上有効である該薬剤の量とかなり異なりうることが当業者は分かるであろう。本発明のいくつかの実施態様において、低量は、単独で治療有効性を達成するのに必要とされるより独創的な組み合わせとの関連において治療有効性を達成するのに必要とされる。特定の化合物または組み合わせの異なった量が、異なった組み合わせ、投与法および/または投与計画との関連において治療有効性を達成するのに必要とされていてもよいことが当業者はさらに分かるであろう。
【0016】
「医薬上許容される塩類」または「医薬上許容される塩」なる語は、式Iで示される化合物を、例えば、酢酸、乳酸、クエン酸、桂皮酸、酒石酸、コハク酸、フマル酸、マレイン酸、マロン酸、マンデル酸、リンゴ酸、シュウ酸、プロピオン酸、塩酸、臭化水素酸、リン酸、硝酸、硫酸、グリコール酸、ピルビン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、トルエンスルホン酸、サリチル酸、安息香酸、または同様に既知の許容される酸などの有機酸または無機酸で処理することから得られる塩をいう。特定の実施態様において、本発明は、式Iで示される化合物の塩酸塩を提供する。
【0017】
本明細書に用いられる「患者」なる語は、哺乳動物をいう。特定の実施態様において、「患者」なる語は、ヒトをいう。
【0018】
本明細書に用いられる「投与する」、「投与すること」、または「投与」なる語は、患者に化合物または組成物を直接投与することか、あるいは患者に化合物のプロドラッグ誘導体または類似体を投与することのいずれかをいい、患者の体内で当量の活性化合物または物質を形成するであろう。
【0019】
上記のまたは本明細書に記載のクラスおよびサブクラスにおける、式Iで示される化合物は、脳セロトニン受容体の2C亜型でのアゴニストまたは部分アゴニスト活性に対する親和性を有する。
【0020】
一般に上記されるように、式Iで示される各RおよびR基は、独立して、水素、メチル、エチル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチルまたはシクロプロピルである。特定の実施態様において、式IのRおよびR基の一方は水素であり、式IのRまたはR基のもう一方は、水素、メチル、エチル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチルまたはシクロプロピルである。他の実施態様において、式IのRおよびR基のどちらも水素ではない。さらに他の実施態様において、式IのRおよびR基の両方は水素である。
【0021】
一般に上記されるように、式Iの各R基は、独立して、水素、ハロゲン、OH、低級アルキル、低級アルコキシ、低級ハロアルキル、低級ハロアルコキシ、またはCNである。特定の実施態様において、式Iの各R基は、水素である。他の実施態様において、式Iの少なくとも1個のR基は水素である。さらに他の実施態様において、yは1であって、Rはハロゲンである。
【0022】
別の実施態様によれば、yは1であって、Rは式Iのジヒドロベンゾフラン環の5位にあるため、式Ia:
【化4】

[式中:各R、R、R、Ar、およびnは、上記の式Iで示される化合物と同義であり、かつ上記のならびに本明細書に記載のクラスおよびサブクラスと同義である]
で示される化合物またはその医薬上許容される塩を形成する。
【0023】
さらに別の実施態様によれば、yは1であって、Rは式Iのジヒドロベンゾフラン環の6位にあるため、式Ia’:
【化5】

[式中:各R、R、R、Ar、およびnは、上記の式Iで示される化合物と同義であり、かつ上記のならびに本明細書に記載のクラスおよびサブクラスと同義である]
で示される化合物またはその医薬上許容される塩を形成する。
【0024】
一般に上記されるように、式IのAr基は、チエニル、フリル、ピリジル、またはフェニルであり、ここで、Arは、独立して、ハロゲン、OH、低級アルキル、低級アルコキシ、低級ハロアルキル、低級ハロアルコキシ、またはCNから選択される1個または複数の置換基で所望により置換されていてもよい。特定の実施態様において、式IのAr基は、非置換フェニルである。他の実施態様において、式IのAr基は、オルト位に少なくとも1個の置換基を有するフェニルである。他の実施態様において、式IのAr基は、ハロゲン、低級アルキル、低級アルコキシ、またはトリフルオロメチルから選択されるオルト位に少なくとも1個の置換基を有するフェニルである。別の態様によれば、本発明は、式Iで示される化合物(ここで、Arは、独立して、選択されたハロゲン、低級アルキル、または低級アルコキシでオルト位およびメタ位にて二置換されたフェニルである)を提供する。さらに別の態様によれば、本発明は、式Iで示される化合物(ここで、Arは、独立して、選択されたハロゲン、低級アルキル、または低級アルコキシでオルト位およびパラ位にて二置換されたフェニルである)を提供する。他の実施態様において、本発明は、式Iで示される化合物(ここで、Arは、独立して、選択されたハロゲン、低級アルキル、または低級アルコキシでオルト位にて二置換されたフェニルである)を提供する。式IのAr基のフェニル部上の置換基の例として、OMe,フルオロ、クロロ、メチル、およびトリフルオロメチルが挙げられる。
【0025】
特定の実施態様において、本発明は、式Ia’で示される化合物(ここで、Arは、ハロゲン、低級アルキル、低級アルコキシ、またはトリフルオロメチルから選択されるオルト位に1個の置換基を有するフェニルである)を含む組み合わせを提供する。
【0026】
一の実施態様によれば、Arは、オルト位に1個のR基を有する置換フェニルであるため、式Ibで示される化合物を形成するか、または両方のオルト位にR基を有しているため、式Ic:
【化6】

[式中:各R、R、R、R、yおよびnは、上記の式Iで示される化合物と同義であり、かつ上記のならびに本明細書に記載のクラスおよびサブクラスにて同義である]
で示される化合物またはその医薬上許容される塩を形成する。
【0027】
特定の実施態様において、式IのAr基は、以下:
【化7】

から選択される。
【0028】
さらに別の実施態様によれば、本発明は、式IdまたはIe:
【化8】

[式中:各R、R、R、R、yおよびnは、上記の式Iで示される化合物と同義であり、かつ上記のならびに本明細書に記載のクラスおよびサブクラスにて同義である]
で示される化合物またはその医薬上許容される塩を含む組み合わせを提供する。
【0029】
別の実施態様によれば、本発明は、式IfまたはIg:
【化9】

[式中:各R、R、R、R、およびnは、上記の式Iで示される化合物と同義であり、かつ上記のならびに本明細書に記載のクラスおよびサブクラスにて同義である]
で示される化合物またはその医薬上許容される塩を提供する。
【0030】
特定の実施態様において、本発明は、式IhまたはIi:
【化10】


[式中:各R、R、R、R、およびnは、上記の式Iで示される化合物と同義であり、かつ上記のならびに本明細書に記載のクラスおよびサブクラスにて同義である]
で示される化合物またはその医薬上許容される塩を提供する。
【0031】
特定の実施態様において、本発明は、式VIaまたはVIb:
【化11】

[式中:各R、R、R、R、yおよびnは、上記の式Iで示される化合物と同義であり、かつ上記のならびに本明細書に記載のクラスおよびサブクラスにて同義である]
で示される化合物またはその医薬上許容される塩を含む組み合わせを提供する。
【0032】
別の実施態様において、本発明は、式VIcまたはVId:
【化12】

[式中:各R、R、R、R、yおよびnは、上記の式Iで示される化合物と同義であり、かつ上記のならびに本明細書に記載のクラスおよびサブクラスにて同義である]
で示される化合物またはその医薬上許容される塩を提供する。
【0033】
本発明にしたがって式Iで示される化合物は、不斉炭素原子を含有するため、エナンチオマーおよびジアステレオマーを含む、立体異性体が生じる。したがって、本発明は、全てのかかる立体異性体、ならびに立体異性体の混合物に関すると考えられている。本出願を通じて、不斉中心の絶対配置が示されていない、本発明に利用される化合物の名称は、個々の立体異性体ならびに立体異性体の混合物を包含することを意図している。本発明の特定の実施態様において、絶対配置(R)を有する化合物が好ましい。
【0034】
特定のエナンチオマーが好ましい場合、いくつかの実施態様において、実質上自由な対応するエナンチオマーが提供されていてもよい。したがって、実質上自由な対応するエナンチオマーは、自由な対応するエナンチオマーを単離されるかまたは分離法を介して分離されるかまたは調製される化合物をいう。本明細書に用いられる「実質上自由な」は、化合物が、1つのエナンチオマーが著しくより大きな割合で構成されていることを意味する。特定の実施態様において、化合物は、所望のエナンチオマーの重量が少なくとも約90%で構成されている。本発明の他の実施態様において、化合物は、所望のエナンチオマーの重量が少なくとも約99%で構成されている。所望のエナンチオマーは、キラル高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)ならびにキラル塩の形成および結晶化を含む、当業者に既知の方法によってラセミ混合物から単離されるかまたは本明細書に記載の方法によって調製されていてもよい。例えば、Jacques,ら,Enantiomers,Racemates and Resolutions(Wiley Interscience,New York,1981);Wilen,ら,Tetrahedron 33:2725(1977);Eliel,Stereochemistry of Carbon Compounds(McGraw−Hill,NY,1962);Wilen,Tables of Resolving Agents and Optical Resolutions p.268(E.L.Eliel,Ed.,Univ.of Notre Dame Press,Notre Dame,IN 1972)を参照のこと。
【0035】
本化合物のアトロプ異性体が存在しうることがさらに認められる。したがって、本発明は、上記の、ならびに上記および本明細書に記載のクラスおよびサブクラスにおける式Iで示される化合物のアトロプ異性型を包含する。
【0036】
さらに、本明細書の化合物への言及が、例えば、多形体、水和物などのありとあらゆる関連形態への言及を含むことを意図としていることは当業者に明らかであろう。さらに、化合物は、製造、処理、処方、送達中に、または体内で活性薬剤に変換されるプロドラッグもしくは他の形態として提供されてもよい。
【0037】
さらに、本発明の原理が、例えば、H、11C、14C、18F、123Iおよび125Iなどから選択される放射性標識を含む、本明細書に列挙された化合物の全ての放射標識体に適用されることは明らかであろう。かかる放射性標識化合物は、動物およびヒトの両方における代謝薬物動態研究および結合アッセイの研究および診断手段として有用である。
【0038】
本発明の実施に有用な式Iの化合物の例は、以下の表1に示されている。
【表1−1】

【表1−2】

【表1−3】

【表1−4】

【表1−5】

【表1−6】

【表1−7】

【表1−8】

【表1−9】

【表1−10】

【表1−11】

【表1−12】

【表1−13】

【表1−14】

【表1−15】

【表1−16】

【表1−17】

【表1−18】

【0039】
特定の実施態様において、典型的な式Iで示される化合物は、以下の表1−aに示されている。
【表2−1】

【表2−2】

【表2−3】

【表2−4】

【表2−5】

【表2−6】

【表2−7】

【表2−8】

【表2−9】

【表2−10】

【表2−11】

【表2−12】

【0040】
本発明にしたがって用いるための式Iで示される化合物は、2004年10月21日出願の米国特許出願シリアルナンバー第10/970,714号、2004年10月21日米国仮特許出願シリアルナンバー第60/621,023号、および2004年10月21日第60/621,024、ならびにPCT公開番号第WP2005/044812号に詳細に記載の方法を含む利用可能な手段にしたがって得られるかまたは製造されていてもよく、その各々の全体を出典明示として本明細書の一部とする。
【0041】
2.抗うつ薬
特定の実施態様において、本発明の化合物は、1種または複数の抗うつ薬を組み合わせて投与される。適当な抗うつ薬には、例えば、セロトニン再取り込み阻害薬(SRI)、ノルエピネフリン再取り込み阻害薬(NRI)、複合セロトニン−ノルエピネフリン再取り込み阻害薬(SNRI)、モノアミンオキシダーゼ阻害薬(MAOI)、モノアミンオキシダーゼの可逆的阻害薬(RIMA)、ホスホジエステラーゼ−4(PDE−4)阻害薬、コルチコトロピン放出因子(CRF)アンタゴニスト、α−アドレナリン受容体アンタゴニストまたは非定型抗うつ薬を含む他の化合物が含まれる。本発明の化合物と組み合わせて投与するためのさらなる抗うつ薬には、DOV 216303およびDOV 21947などの三元的取り込み阻害薬;アゴメロチン(agomelotine)などのメラトニンアゴニスト、強力な神経伝達物質取り込み阻害薬(SNUB;例えば、GlaxoSmithKlineおよびNeurosearchからNS−2389;Sepracorから(R)−DDMA)、および/またはサブスタンスP/ニューロキニン受容体アンタゴニスト(例えば、Merckからアプレピタント/MK−869;NovartisからNKP−608;PfizerからCPI−122721;RocheからR673;TakedaからTAK637;およびGlaxoSmithKlineからGW−97599)が含まれる。
【0042】
本発明に用いられていてもよい抗うつ薬の別の種類は、ミルタザピン(例えば、内容全体を出典明示により本明細書の一部とする、米国特許第5,178,878号を参照のこと)などのノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬(NaSSA)である。
【0043】
本発明に用いられていてもよい適当なNRIは、第三級アミン三環系抗うつ薬および第二級アミン三環系抗うつ薬を含む。第三級アミン三環系抗うつ薬の適当な例として、アミトリプチリン、クロミプラミン、ドキセピン、イミプラミン(全体を出典明示により本明細書の一部とする、米国特許第2,554,736号を参照のこと)およびトリミプラミン、ならびにその医薬上許容される塩が挙げられる。第二級アミン三環系抗うつ薬の適当案な例として、アモキサピン、デシプラミン、マプロチリン、ノルトリプチリンおよびプロトリプチリン、ならびにその医薬上許容される塩が挙げられる。
【0044】
本発明に用いられていてもよい別のNRIは、レボキセチン(Edronax(登録商標);通常ラセミ化合物として投与される2−[α−(2−エトキシ)フェノキシ−ベンジル]モルホリン;全体を出典明示により本明細書の一部とする、米国特許第4,229,449号を参照のこと)である。
【0045】
本発明に用いられていてもよい適当なSSRIには、シタロプラム(1−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−(4−フルオロフェニル)−1,3−ジヒドロ−5−イソベンゾフランカルボニトリル;米国特許第4,136,193号;Christensenら,Eur.J.Pharmacol.41:153,1977;Dufourら,Int.Clin.Psychopharmacol.2:225,1987;Timmermanら,ibid.,239を参照し、その各々をその全体として出典明示により本明細書の一部とする);フルオキセチン(塩酸塩型でおよびその2つのアイソフォームのラセミ混合物として販売される、N−メチル−3−(p−トリフルオロメチルフェノキシ)−3−フェニルプロピルアミン;例えば、米国特許第4,314,081号;Robertsonら,J.Med.Chem.31:1412,1988を参照し、その各々を出典明示により本明細書の一部とする);フルオキセチン/オランザピンの組み合わせ;フルボキサミン(5−メトキシ−1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1−ペンタノン O−(2−アミノエチル)オキシム;米国特許第4,085,225号;Claassenら,Brit.J.Pharmacol.60:505,1977;De Wildeら,J.Affective Disord.4:249,1982;Benfieldら,Drugs 32:313,1986を参照し、その各々をその全体として出典明示により本明細書の一部とする);パロキセチン(トランス−(−)−3−[(1,3−ベンゾジオキソール−5−イルオキシ)メチル]−4−(4−フルオロフェニル)ピペリジン;米国特許第3,912,743号;米国特許第4,007,196号;Lassen,Eur.J.Pharmacol.47:351,1978;Hassanら,Brit.J.Clin.Pharmacol.19:705,1985;Laursenら,Acta Psychiat.Scand.71:249,1985;Battegayら,Neuropsychobiology 13:31,1985を参照し、その各々をその全体として本明細書の一部とする);セルトラリン、(1S−シス)−4−(3,4−ジクロロフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−N−メチル−1−ナフチルアミン塩酸塩;米国特許第4,536,518号を参照し、その全体を本明細書の一部とする);エスシタロプラム(米国特許第RE34,712号を参照のこと);新規5HT1Aアゴニストのバリザ(variza)、アルネスピロン(alnespirone)、ゲピロン(gepirone)、スネピトロン(sunepitron)、MKC242、ビラゾドン(vilazodone)、エプタピロン(eptapirone)、およびOrganonからORG12962;ならびにその医薬上許容される塩が含まれる。
【0046】
本発明に用いられていてもよい適当なMAOIには、イソカルボキサジド、フェネルジン、セレギリンおよびトラニルシプロミン、ならびにその医薬上許容される塩が含まれる。
【0047】
本発明に用いられていてもよい適当な可逆的MAOIには、モクロベミド(moclobemide)(4−クロロ−N−[2−(4−モルホリニル)−エチル]ベンズアミド;米国特許第4,210,754号を参照し、その全体を出典明示により本明細書の一部とする)、セレギリン、および医薬上許容される塩が含まれる。
【0048】
本発明に用いられていてもよい適当なSNRIには、ベンラファキシン(venlafaxine)(米国特許第4,535,186号を参照し、その全体を出典明示により本明細書の一部とする;米国特許第5,916,923号、第6,274,171号、第6,403,120号、第6,419,958号、第6,444,708号もまた参照し、その各々はその全体を出典明示により本明細書の一部とする)、ならびにO−デスメチルベンラファクシンコハク酸塩を含む、その医薬上許容される塩および類似体;ミルナシプラン(milnacipran)(N,N−ジエチル−2−アミノメチル−1−フェニルシクロプロパンカルボキシアミド;米国特許第4,478,836号;Moretら,Neuropharmacology 24:1211−19,1985を参照し、その各々はその全体として出典明示により本明細書の一部とする);ネファゾドン(nefazodone)(Bristol Myers SquibbおよびDr.Reddy Labs Inc.から入手可能);デュロキセチン(duloxetine);およびその医薬上許容される塩が含まれる。
【0049】
本発明に用いられていてもよい適当なCRFアンタゴニストには、国際特許明細書番号WO94/13643、WO94/13644、WO94/13661、WO94/13676およびWO94/13677に記載の化合物が含まれる。
【0050】
本発明に用いられていてもよい適当な非定型抗うつ薬には、ブプロプリオン(buproprion)(Wellbutrin(商標);(.+−.)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1,1−ジメチルエチル)アミノ]−1−プロパノン)、リチウム、ネファゾドン(nefazodone)、トラゾドン(trazodone)およびビロキサジン(viloxazine)、ならびにその医薬上許容される塩が含まれる。別の適当な非定型抗うつ薬は、シブトラミンである。
【0051】
本発明に用いられていてもよい特定の抗うつ薬には、アジナゾラム、アラプロクラート、アルネスピロン、アミネプチン、アミトリプチリン、アミトリプチリン/クロルジアゼポキシド組み合わせ、アモキサピン、アプレピタント、アチパメゾール、アザミアンセリン、バジナプリン、ベフラリン、ビフェメラン、ビノダリン、ビペナモール、ブロファロミン、ブプロプリオン、カロキサゾン、セリクラミン、シアノプラミン、シモキサトン、シタロプラム、クレメプロール、クロミプラミン、クロボキサミン、ダゼピニル、デアノール、デメキシプチリン、デシプラミン、O−デスメチルベンラファキシン、ジベンゼピン、ドチエピン、ドキセピン、ドロキシドパ、デュロキセチン、エルザソナン(elzasonan)、エネフェキシン、エプタピロン、エスシタロプラム(escitalopiam)、エスタゾラム、エトペリドン、フェモキセチン、フェンガビン、フェゾラミン、フルオトラセン、フルオキセチン、フルボキサミン、ゲピロン、イダゾキサン、イミプラミン、インダルピン、インデロキサジン、イプリンドール、イソカルボキサジド、レボプロチリン、リトキセチン、ロフェプラミン、マプロチリン、メジホキサミン、メタプラミン、メトラリンドール、ミアンセリン、ミルナシプラン、ミナプリン、ミルタザピン、モクロベミド、モンチレリン、ネプラセタム、ネホパム、ネホゾジン(nefozodine)、ネミチチド(nemititide)、ニアラミド、ノミフェンシン、ノルフルオキセチン、ノルトリプチリン、オロチレリン、オキサフロザン、パロキセチン、フェネルジン、ピナゼパム、プルリンドン(pirlindone)、ピゾチリン、プロトリプチリン、レボキセチン、リタンセリン、ロバルゾタン、ロリプラム、セレギリン、セルクロレミン(sercloremine)、セルトラリン、セチプチリン、シブトラミン、スルブチアミン、スルピリド、スネピトロン、テニロキサジン、トザリノン、チモリベリン(thymoliberin)、チアネプチン、チフルカルビン、トフェナシン、トフィソパム、トロキサトン、トモキセチン、トラニルシプロミン、トラゾドン、トリミプラミン、ベンラファキシン、ベラリプリド、ビラゾドン、ビロキサジン、ビクァリン、ジメリジンおよびゾメトラピン(zometrapine)、ならびにその医薬上許容される塩、ならびにセント・ジョーンズ・ワート草(St.John’s wort herb)、またはセイヨウオトギリソウ(Hypencuin perforatum)、またはその蒸留物が含まれる。
【0052】
本発明の化合物と組み合わせて投与するための適当な種類の抗不安薬には、5−HTIAアゴニストまたはアンタゴニスト、特に5−HTIA部分アゴニスト、ニューロキニン受容体(NK)アンタゴニスト(例えば、サレデュタントおよびオサネタント)およびコルチコトロピン放出因子(CRF)アンタゴニストが含まれる。本発明で用いられていてもよい適当な5−HT1A受容体アゴニストまたはアンタゴニストには、特に、5−HTIA受容体部分アゴニストのブスピロン、フレシノキサン、ジェピロンおよびイプサピロン、ならびにその医薬上許容される塩が含まれる。5−HTIA受容体アンタゴニスト/部分アゴニスト活性を有する化合物の例は、ピンドロール、新規5HT1Aアゴニストのバリザ、アルネスピロン、ジェピロン、スネピトロン、MKC242、ピラゾドン、エプタピロン、およびOrganonからのORG12962;ロバルゾタンなどの新規5HT1Aアンタゴニスト;エルザソナンなどの新規5−HT1Bアゴニスト;(山之内製薬からの)YM−992およびネミフィチドなどの新規5HTアンタゴニストである。
【0053】
本発明にしたがって用いるための抗うつ薬は、いくつかの利用可能な方法にしたがって選られうるかまたは生産されうる。
【0054】
3.他の薬剤
独創的な組み合わせには、1種または複数のさらなる医薬活性剤がさらに含まれていてもよい。例えば、本発明にしたがって、独創的な組み合わせは、うつ病または他の気分障害の処置に有用である1種または複数の他の薬剤と組み合わせて投与されてもよい。別法としてまたはさらに、独創的な組み合わせは、哺乳動物が経験しているうつ病または気分障害に関するかまたは関しない哺乳動物に存在する他の症状または病状の処置に活性な1種または複数の他の医薬品と投与されてもよい。かかる医薬品の例として、例えば、抗血管新生剤、抗腫瘍剤、抗糖尿病剤、抗感染症剤、鎮痛剤、抗精神病剤、胃腸剤など、またはその組み合わせが挙げられる。本発明の実施に有用な他の医薬品には、例えば、抗うつ薬の効果を強めるために一般に用いられる補助療法が含まれる。かかる補助療法には、例えば、気分安定剤(例えば、リチウム、バルプロ酸、カルバマゼピンなど);ピンドロール、覚醒剤(例えば、メチルフェニデート、デキストロアンフェタミンなど);または甲状腺賦活剤(例えば、T);抗精神病薬、抗不安薬(例えば、ベンゾジアゼピン)、および/または性機能障害を軽減する薬剤(例えば、抗不安効果も有する、ブスピロン;例えば、アマンタジン、プラミペキソールなどのドーパミン作動薬)が含まれていてもよい。
【0055】
医薬活性剤のより完全なリストは、Medical Economics Co.,Inc.,Montvale,NJ出版のPhysicians’ Desk Reference,第55版,2001で見出されうる。各々のかかる薬剤は、本発明にしたがって1種または複数の式Iで示される化合物と組み合わせて投与されてもよい。ありとあらゆるかかる薬剤について、所望の有効量および計画は当該分野で既知であり;多数は、上記のMedical Economics Co.,Inc.,Montvale,NJ出版のPhysicians’ Desk Reference,第55版,2001で見出されうる。
【0056】
独創的な組み合わせと組み合わせて有用な特定の医薬品は、例えば、米国特許出願2003/0092770、米国特許出願2004/0029972、米国特許出願2004/00220274、米国特許出願2005/0054676,、または米国特許出願 2005/0069936,で議論されているものであり、その各々は、その全体として出典明示により本明細書の一部とする。
【0057】
4.医薬組成物
独創的な組み合わせの活性成分を化学原料として投与することは可能であるが、多くの場合1種または複数の医薬処方との関連にてそれらが存在することが望ましい。本発明に記載の医薬処方は、1種または複数の医薬上許容される担体または賦形剤および所望の他の治療剤と共に本発明に記載の組み合わせを含む。
【0058】
したがって、本発明は、1種または複数の式I:
【化13】

[式中:
nは、1または2であり;
各RおよびRは、独立して、水素、メチル、エチル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチルまたはシクロプロピルであり;
各Rは、独立して、水素、ハロゲン、OH、低級アルキル、低級アルコキシ、低級ハロアルキル、低級ハロアルコキシ、またはCNであり;
Arは、チエニル、フリル、ピリジル、またはフェニルであり、ここで、Arは、所望により1種または複数のR基で置換されていてもよく;
各Rは、独立して、ハロゲン、OH、低級アルキル、低級アルコキシ、低級ハロアルキル、低級ハロアルコキシ、またはCNであり;および
nは、1または2である]
の5−HT2C受容体アゴニストまたはその医薬上許容される塩およびうつ病または他の気分障害に罹患しているかまたは罹患しやすい患者を処置するために同時、個々または連続投与用の混合製剤として1種または複数の抗うつ薬を含む医薬組成物を提供する。
【0059】
独創的な組み合わせまたは組成物に用いられる薬剤は、同一または異なった医薬処方で同時に、または連続して投与されていてもよい。連続投与の時期は、組み合わせの効果を維持するために所望により選択されてもよく、前記の時期は、技術を持った医師によって決定されうる。他の実施態様において、組み合わせは、単一の単位剤形で合される。
【0060】
組み合わせの治療上有効量は、問題となっているうつ病または気分障害の1種または複数の症状を処置、予防または改善する量であると理解されるであろう。本発明の特定の実施態様において、組み合わせは、同量の式Iで示される化合物または抗うつ薬のいずれかの単独投与によって達成されるものに比べて改善された有効性を示すであろう。さらに、特定の実施態様において、組み合わせの有効量は、実質上同様の治療効果を達成する量で抗うつ薬を単独投与する場合に観察されるより少ない副作用をもたらす。
【0061】
独創的な組み合わせの各薬剤の用量は、医師により決定されてもよく、多くの場合うつ病または気分障害の明確な状況、ならびに患者の大きさ、年齢および反応パターンにより決定するであろう。用量指針は本明細書に提供される。組み合わせについて、組み合わせの各薬剤の用量指針が考えられるであろう。
【0062】
一般に、式Iで示される化合物の適量は、約0.5mg/日〜約500mg/日;いくつかの実施態様において、約1〜約500mg/日である。
【0063】
抗うつ薬の適量は、製造業者によって奨励された範囲または文献で報告された範囲であってもよい。本発明のいくつかの実施態様において、抗うつ薬は、本発明にしたがって達成されうる相乗的な恩恵を考慮して、製造業者によって奨励された範囲の低価格、またはその範囲以下でさえ用いられる。以下の指針は、本発明の実施に有用な特定の抗うつ薬について提供される:
アミトリプチリン:通常、約100−300mg/日 維持量;
ブプロプリオン:約100〜約300mg/日;
シタロプラム:約5〜約50mg 1回/日;好ましくは、約10〜約30mg 1回/日;
クロミプラミン:通常、約100−250mg/日 維持量;
デュロキセチン:約1〜約30mg 1回/日;好ましくは、約5〜約20mg 1回/日;
フルオキセチン:約1〜約80mg 1回/日;好ましくは、約10〜約40mg 1回/日;
フルボキサミン:約20〜約500mg 1回/日;好ましくは、約50〜約300mg 1回/日;
イミプラミン:通常、約100−300mg/日 維持量;
イソカルボキサジド:通常、約10−20mg/日 維持量;
マプロチリン:通常、約100−200mg/日 維持量;
ミアンセリン:通常、約30−90mg/日 維持量;
ミルナシプラン:約10〜約100mg 1回−2回/日;好ましくは、約25〜約50mg 2回/日;
ミルタザピン:通常、約14−45mg/日 維持量;
モクロベミド:通常、約300−600mg/日 維持量;
ネファゾドン:通常、約150−300mg/日 維持量;
ノルトリプチリン:通常、約50−200mg/日 維持量;
パロキセチン:約20〜約50mg 1回/日;好ましくは、約20〜約30mg 1回/日;
フェネルジン:通常、約15−60mg/日 維持量;
レボキセチン:約1〜約30mg 1〜4回/日;好ましくは、約5〜約30mg 1回/日;
セルトラリン:約20〜約500mg 1回/日;好ましくは、約50〜約200mg 1回/日;
トラニルシプロミン:通常、約30−60mg/日 維持量;
トラゾドン:通常、約75−300mg/日 維持量;
ベンラファキシン:約10〜約150mg 1−3回/日;好ましくは、約25〜約125mg 3回/日または約30〜約200mg 1日1回、例えば、37.5mg、75mg、または150mg 1日1回。
【0064】
独創的な医薬処方に用いるための有用な担体は、組成物における他の成分と適合する。本発明によれば、式Iで示される化合物は、単一の医薬処方、または複合処方における抗うつ薬と投与されていてもよい。複合処方を用いる場合、各々は、式Iで示される化合物および抗うつ薬の両方を含んでいてもよく、または別法として、各々は、一方のみを含んでいてもよい。
【0065】
1種または複数の式Iで示される化合物および1種または複数の抗うつ薬の独創的な組み合わせは、便宜的には単位剤形における医薬処方として存在していてもよい。便利な単位量剤形は、各々0.1mg〜1g、例えば、1mg〜500mgの量の活性成分を含有する。標準的な単位量は、例えば、式Iで示される化合物の、約0.5〜約500mg、または約1mg〜約500mgを含有する。
【0066】
本発明によれば、医薬処方は、単一の包装、例えば、ブリスター・パックにおける処置の全コースを含む「患者のパック」として調製されてもよい。患者は必ず、通常、従来の処方には含まれていない患者のパックに含まれる添付文書を入手することができるという点において、薬剤師が大量の在庫から医薬品の患者への供給を分割する場合に、患者のパックは、従来の処方より優れた利点を有する。添付文書の包含は、医師の指示にしたがって患者を改善するために示されている。
【0067】
本発明の正しい使用を患者に指示する添付文書を有する、単一の患者のパック、または各処方の患者のパックによる独創的な組み合わせの投与は、本発明の所望の付加的特徴であることが理解されるであろう。
【0068】
本発明のさらなる態様によれば、本発明の組み合わせの少なくとも1種の活性成分および本発明の組み合わせの使用上の指示を含む添付文書を含む患者のパックが提供される。他の実施態様において、本発明は、患者に同時または連続投与のための本発明の組み合わせの活性成分を両方含み、さらに本発明の組み合わせの使用上の指示を含む添付文書を含む患者のパックを提供する。特定の実施態様において、本発明は、患者への投与用単一の単位剤形中に処方される本発明の組み合わせの活性成分を両方含み、さらに本発明の組み合わせの使用上の指示を含む添付文書を含む患者のパックを提供する。
【0069】
本発明によれば、1種または複数の式Iで示される化合物および1種または複数の抗うつ薬の組み合わせは、例えば、経口、直腸、経鼻、局所(経皮、口腔および舌下を含む)、膣内または非経口(皮下、筋肉内、静脈内および皮内を含む)投与を含む送達方法のために処方されていてもよい。処方は、薬学分野において既知の方法により、例えば、Gennaroら,Remington’s Pharmaceutical Sciences(18th ed.,Mack Publishing Company,1990、特に、パート8を参照のこと:Pharmaceutical Preparations and their Manufacture)に記載されるものなどの方法を用いて調製されていてもよい。かかる方法は、典型的には、活性成分(複数でも可)と1種または複数の補助成分を構成する担体との関連性をもたらす工程を含む。かかる補助成分には、例えば、賦形剤、結合剤、希釈剤、崩壊剤、潤滑剤、着色剤、香料添加剤および湿潤剤が含まれる。
【0070】
経口投与に適当な処方は、例えば、一定量の活性成分を各々含有するピル、錠剤またはカプセルとして;粉末または顆粒として;液剤または懸濁液として存在していてもよい。活性成分(複数でも可)はまた、ボーラスまたはペーストとして存在していてもよく、またはリポソーム内に含有されていてもよい。
【0071】
経口投与について、微結晶性セルロース、クエン酸ナトリウム、炭酸カルシウム、リン酸二カルシウムおよびグリシンなどの種々の賦形剤を含有する錠剤は、ポリビニルピロリドン、ショ糖、ゼラチンおよびアラビアゴムのような顆粒化結合剤と、デンプン(および好ましくは、トウモロコシ、ジャガイモまたはタピオカデンプン)、アルギン酸および特定の複合ケイ酸塩などの種々の崩壊剤と共に用いられてもよい。さらに、ステアリン酸マグネシウム、ラウリル酸硫酸ナトリウムおよびタルクなどの潤滑剤は、多くの場合錠剤化目的に非常に有用である。同様の型の固形組成物はまた、ゼラチンカプセル中の賦形剤として用いられてもよく;また、これに関連する好ましい物質には、ラクトースまたは乳糖ならびに高分子量ポリエチレングリコール類が含まれる。
【0072】
経口投与用処方は、別法として、例えば、液体として存在してもよい。水性懸濁液および/またはエリキシル剤が経口投与に好ましい場合、活性成分(複数でも可)は、水、エタノール、プロピレングリコール、グリセリンおよびその種々の組み合わせのような希釈剤と共に、種々の甘味剤または香料添加剤、着色物質または染料と混合してもよく、必要であれば、乳化剤および/または懸濁化剤エタンを同様に混合してもよい。液体処方は、子供に投与するために特に有用であってもよい。一般に、子供に対する投与用液体処方を調製する場合、処方中にアルコールの使用を避けるかまたは最小限に抑えることが望ましい。
【0073】
直腸投与用処方は、例えば、坐薬または浣腸として存在していてもよい。
【0074】
非経口投与について、ゴマ油またはラッカセイ油のいずれかあるいは水性プロピレングリコールにおける治療薬(複数でも可)の液剤を用いてもよい。水性液剤を必要に応じて、適当に緩衝化してもよく、液状希釈剤を等張にしてもよい。水性液剤は、静脈注射目的に適当である。油性液剤は、関節内、筋肉内および皮下注射目的に適当である。無菌条件下でのかかる全ての液剤の調製は、当業者に既知の標準的調剤方法によって容易に達成される。非経口処方は、単位量または多回量容器、例えば、密封されたバイアルおよびアンプル中に含まれていてもよく、無菌液状担体、例えば、使用前の水の添加のみを必要とする凍結乾燥した(凍結乾燥)条件で保存されていてもよい。
【0075】
注射による独創的な組み合わせの投与について好ましい組成物には、界面活性剤(または湿潤剤もしくは界面活性剤)と組み合わせてまたは(油中水型または水中油型乳剤として)乳剤の形態における治療薬(複数でも可)を含むものが挙げられる。適当な界面活性剤として、特に、ポリオキシエチレンソルビタン類(例えば、ツイーン(Tween)(商標)20、40、60、80または85)および他のソルビタン類(例えば、スパン(Span)(商標)20、40、60、80または85)などの非イオン物質が挙げられる。界面活性剤を有する組成物は、便宜的には0.05〜5%の界面活性剤、好ましくは0.1〜2.5%を含むであろう。必要に応じて、他の成分、例えば、マンニトールまたは他の医薬上許容されるビヒクルを添加してもよいことは明らかであろう。
【0076】
適当な乳剤は、イントラリピッド(Intralipid)(商標)、リポシン(Liposyn)(商標)、インフォニュトロール(Infonutrol)(商標)、リポファンジン(Lipofundin)(商標)およびリピフィサン(Lipiphysan)(商標)などの商業的に入手可能な脂肪乳剤を用いて調製されていてもよい。治療薬(複数でも可)は、予め混合したエマルジョン組成物で溶解してもよく、または別法として、油(例えば、ダイズ油、ベニバナ油、綿実油、ゴマ油、トウモロコシ油またはアーモンド油)ならびにリン脂質(例えば、卵リン脂質、ダイズリン脂質またはダイズレシチン)および水を混合することにより形成された乳剤で溶解してもよい。乳剤の張性を適合するために他の成分、例えば、グリセロールまたはグルコースを添加してもよいことは明らかであろう。適当な乳剤は、典型的には油を20%まで、例えば、5〜20%を含有するであろう。脂肪乳剤は、好ましくは、0.1〜1.0μm、特に0.1〜0.5μmの脂肪小滴を含み、5.5〜8.0の範囲のpHを有するであろう。
【0077】
吸入または吹き入れ用組成物には、医薬上許容される水性もしくは有機溶媒またはその混合物における液剤および懸濁液、ならびに粉末が含まれる。液状または固体状組成物は、上記の適当な医薬上許容される賦形剤を含有していてもよい。好ましくは、組成物は、局所または全身作用のために経口または経鼻呼吸経路によって投与される。好ましい無菌の医薬上許容される溶媒における組成物は、不活性ガスの使用によって霧状にされていてもよい。噴霧液剤を、噴霧器から直接吹き込んでもよいし、または噴霧器を、フェイス・マスク、テントもしくは間欠的陽圧呼吸器に取り付けてもよい。液剤、懸濁、または粉末組成物は、適当な手法で処方を送達する装置から好ましくは、経口または経鼻投与されていてもよい。
【0078】
本発明の組成物はまた、従来の技法を用いて経皮パッチの形態における投与のために存在していてもよい。組成物はまた、例えば、吸収オブラートを用いて口腔を介して投与されてもよい。
【0079】
5.使用
独創的な組み合わせの投与は、個人が罹患しているか、または個人が罹患しやすいうつ病または別の気分障害の重症度、あるいはうつ病または他の気分障害の1種または複数の症状を処置、予防、遅延、または軽減するのに有用である。例えば、本発明によれば、1種または複数の式Iで示される化合物および1種または複数の抗うつ薬の組み合わせは、障害、例えば、単一の一過性または再発性大うつ病、気分変調性障害、抑うつ神経症、および神経症性うつ病;拒食症、体重減少、不眠および早朝覚醒、ならびに精神運動遅延を含むメランコリー型うつ病;食欲増加、睡眠過剰、精神運動性激越または興奮性、不安症および恐怖症、季節性情動障害、あるいは双極性障害または躁うつ病、例えば、双極I型障害、双極II型障害および循環病を含む非定型うつ病(または反応性うつ病)の処置に有用である。いくつかの実施態様において、独創的な組み合わせは、うつ病を処置するために用いられる。いくつかの実施態様において、独創的な組み合わせは、双極性障害を処置するために用いられる。
【0080】
他の実施態様において、本発明の化合物は、大うつ病性障害、季節性情動障害、気分変調性障害、物質誘発性気分障害、特定不能の抑うつ障害、および治療効果がないうつ病などの1種または複数の抑うつ障害を処置するために有用である。
【0081】
本発明の別の態様は、大うつ病エピソード、躁病エピソード、混合エピソード、および軽躁病エピソードなどの1種または複数の気分エピソード;ならびに不安および/または抑うつ気分を有する適応障害などの適応障害を処置するための方法を提供する。
本発明の組み合わせはまた、神経因性疼痛および性機能障害などの身体症状を含む抑うつ障害に関する症状を処置するために有用である。他の身体症状には、絶望、無力、不安および心配、認識機能障害の他覚徴候の有無に関わらない記憶愁訴、快感の喪失(無快感症)、緩徐動作、興奮性、および医療または食事療法に対する癒着低下などの、個人的ケアへの関心の欠如が含まれる。
【0082】
特定の実施態様において、本発明は、うつ病に関する性機能障害を処置する方法を提供する。他の実施態様において、本発明は、抑うつ障害または他の障害を処置するためにセロトニン再取り込み阻害薬(SRI)を投与することに付随する性機能障害を処置する方法を提供する。
【0083】
本発明の組み合わせは、男性の障害(例えば、男性勃起障害−MED)および女性の障害−女性性機能障害(FSD)、例えば、女性性的刺激障害(FSAD)を処置するために有用である。
【0084】
他の実施態様において、本発明は、性的空想および性的行為への欲求の欠乏または欠如が特徴である、HSDD;持続的または反復的に性的興奮の十分な潤滑−膨張反応に達しないか、または性的行為の完了まで維持できないことが特徴である、FSAD;正常な性的興奮段階後の快感の持続性または反復性遅延または欠如が特徴であるFOD;性交疼痛および膣痙などの性的疼痛障害;および/または性的欲求をもたないかもしくはほとんどもたず、そして性的想像もしくは空想をもたないかもしくはほとんどもたない女性に特徴であるHSDDを含む性機能障害に付随する1種または複数の障害を処置する方法を提供する。
【0085】
本発明の化合物が、うつ病および抑うつ障害を処置するために一般に用いられる他の治療剤と比べて作用の急速な発現を提供することが意外にも見出された。
【0086】
別法としてまたはさらに、独創的な組み合わせは、早発型または遅発型および非典型的な特徴の有無に関わらない気分変調性障害;抑うつ気分の早発性または遅発性アルツハイマー型の認知症;抑うつ気分の血管性認知症、アルコール、アンフェタミン、コカイン、幻覚剤、吸入抗原、オピオイド、フェンシクリジン、鎮静剤、睡眠薬、抗不安薬および他の物質によって誘導される障害;うつ病型の統合失調性感情障害および抑うつ気分の適応障害などの他の気分障害の処置に有用であってもよい。
【0087】
本明細書に用いられる「処置」なる語は、本明細書に記載のうつ病もしくは別の気分障害、または1つもしくは複数のその症状を改善すること、軽減すること、その発症を遅延すること、その進行を阻害すること、または予防することをいう。いくつかの実施態様において、処置は、1つまたは複数の症状が発症した後に適用されてもよい。別の実施態様において、処置は、症状がない場合に投与されてもよい。例えば、処置は、(例えば、症状および/または1つもしくは複数の他の感受性因子の病歴に照らして)症状の発症前、あるいは症状が回復した後、例えば、その再発を予防または遅延するために投与されてもよい。
【0088】
本発明にしたがって処置される個人には、うつ病または気分障害に罹患している個人、およびうつ病または気分障害に罹患しやすい個人が含まれる。一般に、患者が適当な群の一般に認められる症状を示すならば、患者は、うつ病または気分障害に罹患していると考えられる。例えば、患者がうつ病または気分障害の家族歴が有しているか、または既知の遺伝的感受性特性を伝えるならば、患者は、うつ病または気分障害に罹患しやすいと考えられる。患者が過去にうつ病または気分障害の1つまたは複数の症状を示すか、あるいはうつ病または気分障害のエピソードを経験しているならば、患者はまた、うつ病または気分障害に罹患しやすいと考えられうる。
【0089】
いくつかの実施態様において、独創的な組み合わせは、治療効果がないうつ病に有用である。他の実施態様において、うつ病または他の気分障害を処置するために投与される場合、独創的な組み合わせは、うつ病の同程度の緩和を達成する量における抗うつ薬の単独投与で観察されるより少ない望ましくない副作用を示す。別法としてまたはさらに、独創的な組み合わせは、単独で抗うつ薬を投与するより急速な活性の発現を示す。
【0090】
特に、うつ病および精神病性障害の高共存症と仮定すると、独創的な組み合わせはまた、1つもしくは複数の精神病性障害、またはその症状を処置するために用いられてもよいと当業者も分かるであろう。例えば、いくつかの実施態様において、独創的な組み合わせは、精神病性障害またはエピソードの処置に用いられてもよい。例えば、本発明によれば、1種または複数の式Iで示される化合物および1種または複数の抗精神病薬の組み合わせは、妄想型、解体型、緊張型、および未分化(undifferentiated)型を含む統合失調症、統合失調症様障害、統合失調性感情障害、妄想性障害、物質誘発性精神病性障害、および特定不能の精神病性障害;L−ドパ誘発性精神病;アルツハイマー型認知症に付随する精神病;パーキンソン病に付随する精神病;レヴィー小体疾患に付随する精神病;双極I型障害、双極II型障害、および循環病などの双極性障害;認知症、および精神病性特徴を有するうつ病の処置に用いられてもよい。いくつかの実施態様において、独創的な組み合わせは、双極性障害の処置に有用である。上記の精神障害のより完全な説明は、全体を出典明示により本明細書の一部とする、Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders,第4版,Washington,DC,American Psychiatric Association(1994)で見出されうる。いくつかの実施態様において、独創的な組み合わせは、統合失調症を処置するために用いられる。いくつかの実施態様において、独創的な組み合わせは、双極性障害を処置するために用いられる。
【実施例】
【0091】
尾懸垂試験における有効性の評価
化合物1、(7−(2,6−ジクロロフェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロベンゾフラン−2−イル)メタンアミンは、尾懸垂試験における本発明の化合物の有効性を実証するために用いられた。うつ病の直接モデルではないが、尾懸垂試験は、薬剤の抗うつ様効果を評価することができるアッセイである。Prozac(フルオキセチン)などの臨床上有効な薬剤は、かかるアッセイにおいて有効である。特に、それらは、マウスが試験中尾で逆さまにつるした後動かなくなるのに費やす時間を減少する。マウスが本当に憂うつかどうかを決定するのは不可能である。しかしながら、臨床上有効な抗うつ薬が不動性を減少させるという事実は、モデルによる予測的妥当性に役立つ。
【0092】
体重20−35gである雄スイス・ウェブスター(Swiss Webster)マウス(Charles River)は、かかる研究を通して用いられた。それらは、12時間の明/暗サイクル(0600時に点灯)に保たれ、食物および水を適宜利用できるAALAC−公認施設においてケージ当たり5匹の群で飼育された。実験群は、12匹のマウスからなり、無作為に処置群に割り当てた。全ての実験は、国立衛生研究所によって承認され、奨励される実験動物の管理と使用に関する指針(Pub.85−23,1985)にしたがって午前9:00と正午の間に実施された。
【0093】
化合物1およびパロキセチンの溶液を、新たに調製した。化合物1をセイラインで溶解し、パロキセチンを蒸留水で溶解した。全薬剤を、10ml/kg体重の容量で腹腔内注射した。組み合わせ処置を試験30分前に共処理した。
【0094】
かかる研究後の方法は、Steruら(1985)によって最初に記載されたものの改良型である。処理後30分、マウスを、尾懸垂室内のひずみケージにつながれた平らな金属棒に実験用粘着テープ(VWR International)を用いて尾で逆さまにつるした(Med Associates)。6分の試験期間中動かないのに費やす時間を、自動的に記録した。8匹のマウスを同時に、個々の部屋内で試験した。収集されたデータは、不動時間の平均として表され、統計分析を、最小有意差(LSD)事後試験で一元的ANOVAを用いて実施した。
【0095】
化合物1(0.1mg/kg)でもパロキセチン(10または30mg/kg)のいずれかの量でも単独で抗うつ様効果を発現しなかった。単独で投与されると、パロキセチンの10および30mg/kgは、不動時間の5%および4%減少をもたらした。0.1mg/kgの化合物1と10および30mg/kgのパロキセチンの組み合わせは、各々31%および23%の不動時間の減少をもたらし、パロキセチンの抗うつ様作用の増強を示した。図1を参照のこと。
【0096】
本明細書に引用または記載される各特許、特許出願、および刊行物の全体の開示は、出典明示により本明細書の一部とする。
【0097】
本発明者らは、本発明の多数の実施態様を提示しているが、本発明者らの基本構成が、本発明の化合物および方法を利用する他の実施態様を提供するために変化されうることは明らかである。したがって、本発明の範囲は、実施例の方法によって表されている特定の実施態様よりもむしろ添付の特許請求の範囲により定義されることが分かるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0098】
【図1】尾懸垂試験において、単独またはパロキセチンと組み合わせた化合物1の効果を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)式I:
【化1】

[式中:
nは、1または2であり;
各RおよびRは、独立して、水素、メチル、エチル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチルまたはシクロプロピルであり;
各Rは、独立して、水素、ハロゲン、OH、低級アルキル、低級アルコキシ、低級ハロアルキル、低級ハロアルコキシ、またはCNであり;
Arは、チエニル、フリル、ピリジル、またはフェニルであり、ここで、Arは、1個または複数のR基で置換されていてもよく;
各Rは、独立して、ハロゲン、OH、低級アルキル、低級アルコキシ、低級ハロアルキル、低級ハロアルコキシ、またはCNから選択され;および
yは0−3である]
で示される化合物またはその医薬上許容される塩、および
(b)抗うつ薬
を含む組成物。
【請求項2】
およびRの一方が水素であり、RおよびR基のもう一方が水素、メチル、エチル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチルまたはシクロプロピルである請求項1記載の組成物。
【請求項3】
およびRの両方が水素である請求項2記載の組成物。
【請求項4】
およびRのどちらも水素ではない請求項1記載の組成物。
【請求項5】
yが0である請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項6】
yが0以上であって、少なくとも1個のR基がハロゲンである請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項7】
yが1であって、Rがハロゲン、OH、低級アルキル、低級アルコキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、またはCNである請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項8】
yが1であって、Rがフルオロまたはクロロである請求項7記載の組成物。
【請求項9】
化合物が、式IaまたはIa’:
【化2】

で示される化合物またはその医薬上許容される塩である請求項7記載の組成物。
【請求項10】
Arが、非置換フェニルである請求項1〜9のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項11】
Arが、オルト位に少なくとも1個の置換基を有するフェニルである請求項1〜9のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項12】
Arが、ハロゲン、低級アルキル、低級アルコキシ、またはトリフルオロメチルから選択されるオルト位に少なくとも1個の置換基を有するフェニルである請求項11記載の組成物。
【請求項13】
化合物が、式IbまたはIc:
【化3】

で示される化合物またはその医薬上許容される塩である請求項11記載の組成物。
【請求項14】
化合物が、式Id、Ie、If、Ig、Ih、またはIi:
【化4】

で示される化合物またはその医薬上許容される塩である請求国13記載の組成物。
【請求項15】
Arが、式:
【化5】

から選択される請求項1〜9のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項16】
化合物が:
(±)−1−{7−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル}メタンアミン,
(±)−1−[7−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−1−[7−(3,5−ジクロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−1−(7−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル)メタンアミン,
(+)−(1−(7−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル)メタンアミン,
(−)−1−(7−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル)メタンアミン,
(±)−1−[7−(3−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(+)−1−[7−(3−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(−)−1−[7−(3−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−1−(7−チエン−3−イル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル)メタンアミン,
(+)−1−(7−チエン−3−イル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル)メタンアミン,
(−)−1−(7−チエン−3−イル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル)メタンアミン,
(±)−1−[7−(2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(+)−1−[7−(2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(−)−1−[7−(2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−1−[7−(2−フルオロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(+)−1−[7−(2−フルオロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(−)−1−[7−(2−フルオロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−1−{7−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル}メタンアミン,
(−)−1−{7−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル}メタンアミン,
(+)−1−{7−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル}メタンアミン,
(±)−1−[7−(2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(−)−1−[7−(2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(+)−1−[7−(2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−1−[7−(2−メトキシフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−1−[7−(2−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−1−[7−(3−フルオロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−1−[7−(3−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(+)−1−[7−(3−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(−)−1−[7−(3−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−1−[7−(3−メトキシフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−1−{7−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル}メタンアミン,
(±)−1−[7−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(+)−1−[7−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(−)−1−[7−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−1−[7−(4−フルオロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(+)−1−[7−(4−フルオロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(−)−1−[7−(4−フルオロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−1−[7−(4−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(+)−1−[7−(4−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(−)−1−[7−(4−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−1−[7−(4−メトキシフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(+)−1−[7−(4−メトキシフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(−)−1−[7−(4−メトキシフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−1−{7−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル}メタンアミン,
(±)−1−[7−(2,4−ジクロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−1−(5−クロロ−7−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル)メタンアミン,
(+)−1−(5−クロロ−7−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル)メタンアミン,
(−)−1−(5−クロロ−7−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル)メタンアミン,
(±)−1−[5−クロロ−7−(2−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−1−[5−クロロ−7−(3−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−1−[5−クロロ−7−(3−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−(5−クロロ−7−チエン−3−イル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル)メチルアミン,
(−)−(5−クロロ−7−チエン−3−イル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル)メチルアミン,
(+)−(5−クロロ−7−チエン−3−イル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル)メチルアミン,
(+)−N−[(5−クロロ−7−チエン−3−イル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル)メチル]−N−メチルアミン,
(−)−N−[(5−クロロ−7−チエン−3−イル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル)メチル]−N−メチルアミン,
(±)−1−[5−クロロ−7−(2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(+)−1−[5−クロロ−7−(2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(−)−1−[5−クロロ−7−(2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−1−(4−フルオロ−7−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル)メタンアミン,
(±)−1−[4−フルオロ−7−(2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−1−[7−(2−クロロフェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(+)−1−[7−(2−クロロフェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(−)−1−[7−(2−クロロフェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−1−(5−フルオロ−7−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル)メタンアミン,
(±)−1−[5−フルオロ−7−(2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(+)−1−[5−フルオロ−7−(2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(−)−1−[5−フルオロ−7−(2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−1−[5−フルオロ−7−(2−フルオロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−1−{5−フルオロ−7−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル}メタンアミン,
(±)−(4,5−ジフルオロ−7−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル)メチルアミン,
(±)−1−[4,5−ジフルオロ−7−(2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−1−(5−クロロ−2−メチル−7−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル)メタンアミン,
(±)−(5−クロロ−2−メチル−7−チエン−3−イル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル)メチルアミン,
(±)−(5−クロロ−2−メチル−7−チエン−2−イル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル)メチルアミン,
(+)−1−[7−(2−メトキシフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(−)−1−[7−(2−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(+)−1−[7−(2−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(+)−1−[7−(3−フルオロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(−)−1−[7−(3−フルオロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(+)−1−[7−(3−メトキシフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(−)−1−[7−(3−メトキシフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(−)−1−{7−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル}メタンアミン,
(+)−1−{7−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル}メタンアミン,
(+)−1−{7−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル}メタンアミン,
(−)−1−{7−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル}メタンアミン,
(±)−1−[7−(2,6−ジフルオロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−1−[7−(2,6−ジクロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(−)−1−[7−(2,6−ジクロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(+)−1−[7−(2,6−ジクロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−1−[7−(2,4−ジメトキシフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(−)−1−[7−(2,4−ジメトキシフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(+)−1−[7−(2,4−ジメトキシフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−1−[7−(2,4−ジフルオロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(+)−1−[7−(2,4−ジフルオロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(−)−1−[7−(2,4−ジフルオロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(−)−1−[7−(2,4−ジクロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(+)−1−[7−(2,4−ジクロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(−)−1−{5−フルオロ−7−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル}メタンアミン,
(+)−1−{5−フルオロ−7−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル}メタンアミン,
(±)−1−[7−(2,3−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−{[7−(2,3−ジメトキシフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(−)−{[(7−(2,3−ジメトキシフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(+)−{[(7−(2,3−ジメトキシフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(+)−{[7−(4−クロロ−2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(−)−{[7−(4−クロロ−2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(2,3−ジフルオロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(2,5−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(2,5−ジメトキシフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(2,5−ジクロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(+)−{[7−(2,5−ジクロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(−)−{[7−(2,5−ジクロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(2,4,6−トリクロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(4−クロロ−2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(5−クロロ−2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−[(7−ピリジン−3−イル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル)メチル]アミン,
(+)−{[7−ピリジン−3−イル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(−)−{[7−ピリジン−3−イル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[5−フルオロ−7−(2−メトキシフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[5−フルオロ−7−(3−フルオロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[5−フルオロ−7−(3−メトキシフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[5−フルオロ−7−(3−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[5−フルオロ−7−(4−フルオロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[5−フルオロ−7−(4−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[5−フルオロ−7−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[5−フルオロ−7−(4−メトキシフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−[(5−フルオロ−7−チエン−3−イル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル)メチル]アミン,
(±)−{[5−フルオロ−7−(3−フリル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−[(5−フルオロ−7−ピリジン−2−イル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル)メチル]アミン,
(±)−[(5−フルオロ−7−ピリジン−3−イル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル)メチル]アミン,
(−)−[(5−フルオロ−7−ピリジン−3−イル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル)メチル]アミン,
(+)−{[5−フルオロ−7−ピリジン−3−イル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−[(5−フルオロ−7−ピリジン−4−イル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル)メチル]アミン,
(±)−[(5−フルオロ−7−ピリミジン−5−イル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル)メチル]アミン,
(±)−{[7−(2,3−ジクロロフェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(2,3−ジメトキシフェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(−)−{[7−(2,3−ジメトキシフェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(+)−{[7−(2,3−ジメトキシフェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(2,4−ジフルオロフェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(2,4−ジクロロフェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(−)−{[5−フルオロ−7−(2,4−ジクロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(+)−{[5−フルオロ−7−(2,4−ジクロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(2,4−ジメトキシフェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(2,5−ジフルオロフェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(2,5−ジクロロフェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(2,5−ジメチルフェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(2,5−ジメトキシフェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[5−フルオロ−7−(5−メトキシ−2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[5−フルオロ−7−(2−メトキシ−5−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(2,6−ジフルオロフェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(2,6−ジメチルフェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(+)−{[7−(2,6−ジメチルフェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(−)−{[7−(2,6−ジメチルフェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(2,6−ジクロロフェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−N−{[7−(2,6−ジクロロフェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}シクロプロパンアミン,
(±)−1−シクロプロピル−N−{[7−(2,6−ジクロロフェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メタンアミン,
(±)−N−{[7−(2,6−ジクロロフェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}エタンアミン,
(±)−{[7−(2,6−ジクロロフェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}ジメチルアミン,
(±)−{[5−クロロ−7−(2−フルオロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[5−クロロ−7−(2−メトキシフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[5−クロロ−7−(3−フリル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[5−クロロ−7−(2,3−ジフルオロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(−)−{[5−クロロ−7−(2,3−ジフルオロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(+)−{[5−クロロ−7−(2,3−ジフルオロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[5−クロロ−7−(2,3−ジクロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[5−クロロ−7−(2,3−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[5−クロロ−7−(2,3−ジメトキシフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[5−クロロ−7−(2,4−ジフルオロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[5−クロロ−7−(2,4−ジクロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(−)−{[5−クロロ−7−(2,4−ジクロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(+)−{[5−クロロ−7−(2,4−ジクロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[5−クロロ−7−(2,4−ジメトキシフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[5−クロロ−7−(2,5−ジフルオロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[5−クロロ−7−(2,5−ジクロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[5−クロロ−7−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2− イル]メチル}アミン,
(±)−{[5−クロロ−7−(3,4−ジフルオロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[5−クロロ−7−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[5−クロロ−7−(2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(−)−{[5−クロロ−7−(2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(+)−{[5−クロロ−7−(2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[5−クロロ−7−(2,6−ジクロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(+)−{[5−クロロ−7−(2,6−ジクロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(−)−{[5−クロロ−7−(2,6−ジクロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[(5−クロロ−7−ピリジン−3−イル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル)メチル]アミン,
(±)−N−{[5−クロロ−7−(2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}シクロプロパンアミン,
(±)−N−{[5−クロロ−7−(2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}(シクロプロピルメチル)アミン,
(±)−N−{[5−クロロ−7−(2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}エタンアミン,
(±)−{[(5−メチル−7−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル)メチル]アミン,
(±)−{[7−(2−メチルフェニル)−5−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(2−フルオロフェニル)−5−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(2−メトキシフェニル)−5−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(2−クロロフェニル)−5−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−({5−メチル−7−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル}メチル)アミン,
(±)−{[7−(3−クロロフェニル)−5−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(3−メチルフェニル)−5−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(4−メチルフェニル)−5−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(4−フルオロフェニル)−5−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(4−メトキシフェニル)−5−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(2,3−ジメトキシフェニル)−5−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(−)−{[7−(2,3−ジメトキシフェニル)−5−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(+)−{[7−(2,3−ジメトキシフェニル)−5−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(2,4−ジクロロフェニル)−5−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(−)−{[7−(2,4−ジクロロフェニル)−5−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(+)−{[7−(2,4−ジクロロフェニル)−5−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(2,5−ジクロロフェニル)−5−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(2,6−ジメチルフェニル)−5−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(2,6−ジクロロフェニル)−5−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(−)−{[7−(2,6−ジクロロフェニル)−5−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(+)−{[7−(2,6−ジクロロフェニル)−5−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[5−エチル−7−(2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[5−エチル−7−(2−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[5−(トリフルオロメチル)−7−(2−フルオロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[5−(トリフルオロメチル)−7−(2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[5−(トリフルオロメチル)−7−(2−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[5−(トリフルオロメチル)−7−(2−メトキシフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[5−(トリフルオロメチル)−7−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[5−(トリフルオロメチル)−7−(3−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[5−(トリフルオロメチル)−7−(3−フルオロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[5−(トリフルオロメチル)−7−(3−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[5−(トリフルオロメチル)−7−(3−メトキシフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[5−(トリフルオロメチル)−7−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[5−(トリフルオロメチル)−7−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[5−(トリフルオロメチル)−7−(4−フルオロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[5−(トリフルオロメチル)−7−(4−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[5−(トリフルオロメチル)−7−(4−メトキシフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[5−(トリフルオロメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(2,3−ジメチルフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(2,3−ジフルオロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(2,3−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(2,3−ジメトキシフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(2,4−ジフルオロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(2,4−ジメトキシフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(3,4−ジフルオロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(2,5−ジフルオロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(2,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(2,6−ジメチルフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−4−[2−(アミノメチル)−5−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル]ベンゾニトリル
(±)−{[7−(3−フリル)−5−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−チエン−3−イル−5−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−ピリジン−3−イル−5−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(2−フルオロフェニル)−5−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(2−クロロフェニル)−5−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(2−メチルフェニル)−5−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(2−メトキシフェニル)−5−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[5−メトキシ−7−(3−チエニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(2,3−ジフルオロフェニル)−5−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(2,3−ジクロロフェニル)−5−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(2,3−ジメチルフェニル)−5−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(2,4−ジフルオロフェニル)−5−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(2,4−ジクロロフェニル)−5−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(2,5−ジフルオロフェニル)−5−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(2,5−ジクロロフェニル)−5−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(+)−{[7−(2,5−ジクロロフェニル)−5−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(−)−{[7−(2,5−ジクロロフェニル)−5−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(2,5−ジメチルフェニル)−5−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(2,5−ジメトキシルフェニル)−5−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−5−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{[7−(2,6−ジメチルフェニル)−5−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−[(N−メチル−1−[7−(2−メトキシフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−[(N−メチル−1−[7−(3−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−[(N−メチル−1−[7−(3−フルオロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−[(N−メチル−1−[7−(3−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−[(N−メチル−1−[7−(3−メトキシフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−[(N−メチル−1−[7−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−[(N−メチル−1−[7−(4−フルオロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−[(N−メチル−1−[7−(4−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−[(N−メチル−1−[7−(4−メトキシフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−[(N−メチル−1−[7−(2,3−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−[(N−メチル−1−[7−(2,3−ジメトキシフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−[(N−メチル−1−[7−(2,4−ジフルオロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−[(N−メチル−1−[7−(2,4−ジクロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−[(N−メチル−1−[7−(2,4−ジメトキシフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−[(N−メチル−1−[7−(2,5−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−[(N−メチル−1−[7−(2,5−ジフルオロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−[(N−メチル−1−[7−(2,5−ジクロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−[(N−メチル−1−[7−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−[(N−メチル−1−[7−(5−クロロ−2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−[(N−メチル−1−[7−(2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−[(N−メチル−1−[7−(2,6−ジクロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(−)−{[7−(2,6−ジクロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(+)−{[7−(2,6−ジクロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−N−メチル−1−(7−ピリジン−3−イル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル)メタンアミン,
(±)−[(N−メチル−1−[7−(2,3−ジフルオロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−{[5−フルオロ−7−(2−フルオロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[5−フルオロ−7−(2−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[5−フルオロ−7−(2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(−)−{[5−フルオロ−7−(2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(+)−{[5−フルオロ−7−(2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[5−フルオロ−7−(2−メトキシフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[7−(2,3−ジメトキシフェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−[7−(2,4−ジクロロフェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(−)−[7−(2,4−ジクロロフェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(+)−[7−(2,4−ジクロロフェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[7−(2,5−ジフルオロフェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[7−(2,5−ジクロロフェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(+)−{[5−フルオロ−7−(2,5−ジクロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(−)−{[5−フルオロ−7−(2,5−ジクロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[7−(2,5−ジメチルフェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[7−(2,6−ジメチルフェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[7−(2,6−ジクロロフェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[5−フルオロ−7−(5−メトキシ−2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[5−フルオロ−7−(2−メトキシ−5−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[7−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−[(5−フルオロ−7−ピリジン−3−イル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル)メチル]メチルアミン,
(±)−[(5−クロロ−7−(2−メトキシフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[5−クロロ−7−(2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−[(5−クロロ−7−(2−フルオロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[5−クロロ−7−(2,3−ジフルオロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[5−クロロ−7−(2,3−ジクロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[5−クロロ−7−(2,3−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[5−クロロ−7−(2,3−ジメトキシフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[5−クロロ−7−(2,4−ジフルオロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[5−クロロ−7−(2,4−ジクロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[5−クロロ−7−(2,4−ジメトキシフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[5−クロロ−7−(2,5−ジフルオロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[5−クロロ−7−(2,5−ジクロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[5−クロロ−7−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[5−クロロ−7−(3.4−ジフルオロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−[5−クロロ−7−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[7−(2−フルオロフェニル)−5−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[7−(2−クロロフェニル)−5−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[7−(2−メトキシフェニル)−5−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[7−(3−メチルフェニル)−5−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[7−(3−クロロフェニル)−5−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[7−(4−メチルフェニル)−5−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[7−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[7−(4−フルオロフェニル)−5−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[7−(4−メトキシフェニル)−5−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[7−(2,3−ジメトキシフェニル)−5−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[7−(2,4−ジクロロフェニル)−5−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[7−(2,5−ジクロロフェニル)−5−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(+)−{[7−(2,5−ジクロロフェニル)−5−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(−)−{[7−(2,5−ジクロロフェニル)−5−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[7−(2,6−ジメチルフェニル)−5−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[7−(2,6−ジクロロフェニル)−5−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[7−(2−フルオロフェニル)−5−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[7−(2−クロロフェニル)−5−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[7−(2−メチルフェニル)−5−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[7−(2,3−ジフルオロフェニル)−5−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[7−(2,3−ジクロロフェニル)−5−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[7−(2,3−ジメチルフェニル)−5−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[7−(2,4−ジフルオロフェニル)−5−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[7−(2,5−ジフルオロフェニル)−5−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[7−(2,5−ジクロロフェニル)−5−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[7−(2,5−ジメチルフェニル)−5−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[7−(2,5−ジメトキシフェニル)−5−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[7−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−5−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−{[7−(2,6−ジメチルフェニル)−5−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−N−メチル−1−[7−(2,3−ジフルオロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−N−メチル−1−[7−(3,4−ジフルオロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−N−メチル−1−[7−(2,5−ジフルオロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−N−メチル−1−[7−(2,3−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(±)−{[7−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(±)−N−メチル−1−[7−(2,4−ジメトキシフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(+){[7−(2,6−ジクロロフェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(−){[7−(2,6−ジクロロフェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(R)−[7−(2−クロロ−フェニル)−(5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−2−イルメチル)メチル−アミン,
(R)−[7−(2,6−ジクロロ−フェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−2−イルメチル]エチルアミン,
(R)−[7−(2,6−ジクロロ−フェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−2−イルメチル]ジメチルアミン,
{[(2R)−7−(5−クロロ−2−メチルフェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
{[(2R)−7−(4−クロロ−2−メチルフェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(−)−{[7−(2,6−ジクロロフェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(+)−{[7−(2,6−ジクロロフェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}アミン,
(±)−{2−[6−クロロ−7−(2−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]エチル}アミン,
(±)−{2−[7−(2,6−ジクロロフェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]エチル}アミン,
(±)−{2−[7−(2−メトキシフェニル)−5−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]エチル}アミン,
(±)−{N−メチル−1−[(7−(2,4,6−トリクロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(+)−{N−メチル−1−[(7−(2,4,6−トリクロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(−)−{N−メチル−1−[(7−(2,4,6−トリクロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メタンアミン,
(+)−{[7−(2,6−ジメチルフェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(−)−{[7−(2,6−ジメチルフェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(−)−{[7−(2,6−ジメチルフェニル)−5−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(+)−{[7−(2,6−ジメチルフェニル)−5−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(+)−{[5−クロロ−7−(2,5−ジクロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(−)−{[5−クロロ−7−(2,5−ジクロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(−)−{[5−クロロ−7−(2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(+)−{[5−クロロ−7−(2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(+)−{[7−(2,3−ジメトキシフェニル)−5−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(−)−{[7−(2,3−ジメトキシフェニル)−5−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,
(−)−{[7−(2,3−ジメトキシフェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン,または
(+)−{[7−(2,3−ジメトキシフェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−2−イル]メチル}メチルアミン;
あるいはその医薬上許容される塩から選択される請求項1記載の組成物。
【請求項17】
うつ病または気分障害に罹患している患者を処置する方法であって、請求項1〜16のいずれか一項に記載の組成物の有効量を前記患者に投与することを含む方法。
【請求項18】
不安症に罹患している患者を処置する方法であって、請求項1〜16のいずれか一項に記載の組成物の不安軽減の有効量を前記患者に投与することを含む方法。
【請求項19】
精神病性障害に罹患している患者を処置する方法であって、請求項1〜16のいずれか一項に記載の組成物の有効量を前記患者に投与することを含む方法。
【請求項20】
患者が、統合失調症に罹患している請求項19記載の方法。
【請求項21】
患者が、双極性障害に罹患している請求項19記載の方法。
【請求項22】
抗うつ薬が、セロトニン再取り込み阻害薬(SRI)、ノルエピネフリン再取り込み阻害薬(NEBI)、混合セロトニン−ノルエピネフリン再取り込み阻害薬(SNRI)、モノアミンオキシダーゼ阻害薬(MAOI)、モノアミンオキシダーゼの可逆的阻害薬(RIMA)、ホスホジエステラーゼ−4(PDE−4)阻害薬、コルチコトロピン放出因子(CRF)アンタゴニスト、α−アドレナリン受容体アンタゴニスト、およびその組み合わせからなる群より選択される請求項17〜21のいずれか一項に記載の方法。
【請求項23】
抗うつ薬が、アジナゾラム、アラプロクラート、アミネプチン、アミトリプチリン、アミトリプチリン/クロルジアゼポキシド組み合わせ、アモキサピン、アチパメゾール、アザミアンセリン、バジナプリン、ベフラリン、ビフェメラン、ビノダリン、ビペナモール、ブロファロミン、ブプロプリオン、カロキサゾン、セリクラミン、シアノプラミン、シモキサトン、シタロプラム、クレメプロール、クロミプラミン、クロボキサミン、ダゼピニル、デアノール、デメキシプチリン、デシプラミン、O−デスメチルベンラファキシン、ジベンゼピン、ドチエピン、ドキセピン、ドロキシドパ、デュロキセチン、エネフェキシン、エスシタロプラム、エスタゾラム、エトペリドン、フェモキセチン、フェンガビン、フェゾラミン、フルオトラセン、フルオキセチン、フルボキサミン、イダゾキサン、イミプラミン、インダルピン、インデロキサジン、イプリンドール、イソカルボキサジド、レボプロチリン、リチウム、リトキセチン、ロフェプラミン、マプロチリン、メジホキサミン、メタプラミン、メトラリンドール、ミアンセリン、ミルナシプラン、ミナプリン、ミルタザピン、モクロベミド、モンチレリン、ネプラセタム、ネファゾドン、ネホパム、ネタゾダン、ニアラミド、ノミフェンシン、ノルフルオキセチン、ノルトリプチリン、オロチレリン、オキサフロザン、パロキセチン、フェネルジン、ピナゼパム、ピルリンドン、ピゾチリン、プロトリプチリン、レボキセチン、リタンセリン、ロリプラム、セレギリン、セルクロレミン、セルトラリン、セチプチリン、シブトラミン、スルブチアミン、スルピリド、テニロキサジン、トザリノン、チモリベリン、チアネプチン、チフルカルビン、トフェナシン、トフィソパム、トロキサトン、トモキセチン、トラニルシプロミン、トラゾドン、トリミプラミン、ベンラファキシン、ベラリプリド、ビロキサジン、ビクァリン、ジメリジン、ゾメトラピン、その医薬上許容される塩、およびその組み合わせからなる群より選択される請求項22記載の方法。
【請求項24】
化合物の投与が、経口である請求項17〜23のいずれか一項に記載の方法。
【請求項25】
患者が、うつ病に罹患している請求項17記載の方法。
【請求項26】
患者が、不安症に罹患している請求項17記載の方法。
【請求項27】
患者が、精神病性障害にさらに罹患している請求項17記載の方法。
【請求項28】
患者が、統合失調症に罹患している請求項27記載の方法。
【請求項29】
患者が、双極性障害に罹患している請求項27記載の方法。
【請求項30】
患者が、非典型的な特徴の有無に関わらない早発型または遅発型気分変調性障害;抑うつ気分の早発性または遅発性アルツハイマー型の認知症;抑うつ気分の血管性認知症、アルコール、アンフェタミン、コカイン、幻覚剤、吸入抗原、オピオイド、フェンシクリジン、鎮静剤、睡眠薬、抗不安薬によって誘導される障害;うつ病型の統合失調性感情障害;抑うつ気分の適応障害;およびその組み合わせからなる群より選択される気分障害に罹患している請求項17記載の方法。
【請求項31】
うつ病もしくは気分障害、不安症、統合失調症または双極性障害に罹患している患者の処置における同時、個々または連続使用のための混合製剤として請求項1〜16のいずれか一項に記載の化合物および抗うつ薬を含む生成物。
【請求項32】
うつ病もしくは気分障害、不安症、統合失調症または双極性障害に罹患している患者を処置するための医薬の調製における請求項1〜16のいずれか一項に記載の化合物および抗うつ薬の使用。

【図1】
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【公表番号】特表2008−536946(P2008−536946A)
【公表日】平成20年9月11日(2008.9.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−507943(P2008−507943)
【出願日】平成18年4月21日(2006.4.21)
【国際出願番号】PCT/US2006/015191
【国際公開番号】WO2006/116149
【国際公開日】平成18年11月2日(2006.11.2)
【出願人】(591011502)ワイス (573)
【氏名又は名称原語表記】Wyeth
【Fターム(参考)】