説明

お弁当管理システム及びお弁当管理方法

【課題】精算処理業務の負担を軽減することができ、しかも精算処理ミスを確実に防止することができるようにする。
【解決手段】イントラネットである社内LAN50に接続される注文管理サーバ10により、ユーザ端末40からの社内LAN50を介したアクセスに応じて少なくともお弁当の注文に関する画面がアクセスのあったユーザ端末40に表示されるとともに、管理者端末20からの社内LAN50を介したアクセスに応じて少なくともお弁当の注文及び精算に関わる各種の帳票出力画面がアクセスのあった管理者端末20に表示されるようにした。そして、たとえば社内での社員の弁当代の月極精算を給与天引で行うとき、各種の帳票出力画面のうち、精算に関わる画面の内容を基に行うことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、社内での社員のお弁当注文の管理に適したお弁当管理システム及びお弁当管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
たとえば、企業向けの弁当給食の製造販売においては、それぞれの弁当給食会社がオフィスからランチ用のお弁当の注文(弁当の種類及び個数等)を受け、注文に応じてお弁当を製造し、オフィス等へ配送することが行われている。
【0003】
お弁当の注文においては、たとえば弁当給食会社専用の注文用紙に各利用者が注文内容を記入し、その注文用紙を弁当給食会社の担当者が回収するか、あるいはオフィスの担当者が注文を取りまとめて電話又はFAXで弁当給食会社へ注文するか等の方法がとられている。
【0004】
ところが、弁当給食会社専用の注文用紙に各利用者が注文内容を記入する方法では、各利用者が注文用紙の置かれている場所まで出向かなければならない場合や、いつでも都合のよいときに注文内容を記入することができない場合等がある。
【0005】
また、注文用紙に既に社員名が記載されていて、各利用者が自分の名前に該当する欄に注文内容を記入する方法もあるが、この方法では、未記入の他人の欄に注文内容を誤って記入してしまうこともある。しかも、この場合、誤って記入された側の人が普段弁当を頼まない人だと、食べてもいない他人の弁当代を気づかずに給与天引で支払ってしまうこともある。
【0006】
すなわち、たとえば縦横の罫線で氏名欄と注文欄とが設けられている注文用紙を用い、誰が、どの種類の弁当を注文するかを、毎朝発注期限時刻までに記入するような決まりがある場合では、その時刻までに自分の氏名欄と複数種の弁当を選択する注文欄とが交差するマス目に○印等を付けることがある。これは、毎朝のお弁当の注文が○印等を付けることで容易に行えるようにしたものである。
【0007】
この場合、出社時に注文用紙のある場所を通らなかったり、うっかりしている場合等に、記入するのを忘れてしまうことがある。また、注文は、○印等を付けることで行うために、注文用紙の縦横罫線の交差欄を間違えて、他人の欄に○印等を付けてしまうことなどが多々発生することもある。
【0008】
このような○印等を付け間違いが発生すると、届いたお弁当を、実際に注文していない人が食べてしまい、注文していない人が天引きされてしまうという誤りも起こり得る。この場合、会社に給与天引きのデータを訂正してもらおうとすると非常に煩雑であり、断られることもある。やむなく、当事者同士で解決することとなるが、給食用仕出し弁当は数量効果で非常に安い価格となっているので、貸し借りとするか、現金で精算するかといった話し合いが必要となり、非常に厄介である。
【0009】
一方、オフィスの担当者が注文を取りまとめて電話又はFAXで弁当給食会社へ注文する方法では、各利用者への注文用紙の配布及び回収と、弁当給食会社への注文といった煩わしい業務が発生するばかりか、注文内容を間違えてしまうこともある。
【0010】
このような不具合を解消するものとして、特許文献1では、過去の商品注文実績の情報を格納する手段と、ユーザの識別番号を受信することに応じてユーザ専用ウェブページを閲覧可能とする手段と、格納された注文実績の情報を参照することにより1又は複数の特定商品の情報を抽出する手段と、抽出された1又は複数の特定商品の情報をユーザ専用ウェブページに掲載する手段と、注文すべき商品を指示する注文決定情報を受信する手段とを有するインターネットを介した商品注文受付システムを提案している。
【特許文献1】特開2002−297956号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
このように、上述した特許文献1での商品注文受付システムでは、インターネットを介し個人ユーザが自分専用のウェブページを通してそれぞれ商品の注文を行うことができることから、インターネットに接続可能な端末装置があれば時間と場所を選ばずお弁当等の商品を注文することが可能となる。また、将来の一定期間の予定注文を予め作成しておくこともでき、かつ、それを容易に変更することができるばかりか、複数の商品供給会社がある場合は、それらの取り扱う全ての商品に関する情報が同時に提示されるので、豊富な選択肢の中から商品を選択することができる。
【0012】
また、ユーザ専用の注文画面では、ユーザが予め登録した特別な商品、あるいは、ユーザの過去の注文実績に基づいて選別された特別な商品を自動的に提示することにより、個人ユーザは、自分の要望ないし嗜好に適合した商品を即座に選択し、注文することができ、注文操作及び時間を省くことができる。また、企業内のお弁当を取りまとめていた総務部門、管理者等にとっては、個々の従業者の注文を代行する業務から解放され、労務コストの削減が図れる。
【0013】
ところが、特許文献1での商品注文受付システムでは、インターネットを利用することにより、効率的かつ個別対応可能な商品の注文受付を実現できるものの、お弁当の注文がインターネット上で行われるため、個々のお弁当の注文に対する精算は、商品供給会社からのたとえば月毎の請求書に基づいて行われることになる。
【0014】
この場合、社内での社員の弁当代の月極精算を給与天引で行うとき、経理担当者等が商品供給会社からのたとえば月毎の請求書に基づいて精算処理を行わなければならず、給与天引に係る社員数が多ければ多いほど、請求書の内容とそれぞれの社員が注文したお弁当の控えとを突き合わせ、請求書の内容がそれぞれの社員が注文したお弁当の控えと一致したのを確認してから、給与天引き操作に移ることになり、しかもその給与天引き操作が月末に集中することで、精算処理業務の負担が増えてしまうばかりか、精算処理ミスが発生してしまうおそれがあるという問題があった。
【0015】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上記問題点を解決することができるお弁当管理システム及びお弁当管理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明のお弁当管理システムは、お弁当注文の管理を行うお弁当管理システムであって、イントラネットに接続される注文管理サーバ、ユーザ端末及び管理者端末を備え、前記注文管理サーバは、前記ユーザ端末からのアクセスに応じて少なくともお弁当の注文に関する画面をアクセスのあった前記ユーザ端末に表示させる手段と、前記管理者端末からのアクセスに応じて少なくともお弁当の注文及び精算に関わる各種の帳票出力画面をアクセスのあった前記管理者端末に表示させる手段とを有し、前記ユーザ端末は、前記お弁当の注文に関する画面の所定の入力欄にお弁当の注文内容を入力して前記注文管理サーバに送信する手段を有し、前記管理者端末は、前記各種の帳票出力画面の内容を編集して出力する手段を有することを特徴とする。
また、前記お弁当の注文に関する画面には、少なくとも、個人認証情報を入力するログイン画面と、個人用の一般注文画面と、代行注文用の代行注文画面と、会議出席者用の会議用注文画面とが設けられているようにすることができる。
また、前記各種の帳票出力画面には、少なくとも前記注文のあったお弁当のフロア別、部署別、グループ別、利用者別に集計する画面が設けられているようにすることができる。
本発明のお弁当管理方法は、お弁当注文の管理を行うお弁当管理方法であって、イントラネットに注文管理サーバ、ユーザ端末及び管理者端末が接続され、前記注文管理サーバは、前記ユーザ端末からのアクセスに応じて少なくともお弁当の注文に関する画面をアクセスのあった前記ユーザ端末に表示させるステップと、前記管理者端末からのアクセスに応じて少なくともお弁当の注文及び精算に関わる各種の帳票出力画面をアクセスのあった前記管理者端末に表示させるステップとを有し、前記ユーザ端末は、前記お弁当の注文に関する画面の所定の入力欄にお弁当の注文内容を入力して前記注文管理サーバに送信するステップを有し、前記管理者端末は、前記各種の帳票出力画面の内容を編集して出力するステップを有することを特徴とする。
本発明のお弁当管理システム及びお弁当管理方法では、イントラネットに注文管理サーバ、ユーザ端末及び管理者端末が接続され、注文管理サーバにより、ユーザ端末からのアクセスに応じて少なくともお弁当の注文に関する画面がアクセスのあったユーザ端末に表示されるとともに、管理者端末からのアクセスに応じて少なくともお弁当の注文及び精算に関わる各種の帳票出力画面がアクセスのあった管理者端末に表示される。
【発明の効果】
【0017】
本発明のお弁当管理システム及びお弁当管理方法によれば、注文管理サーバにより、ユーザ端末からのアクセスに応じて少なくともお弁当の注文に関する画面がアクセスのあったユーザ端末に表示されるとともに、管理者端末からのアクセスに応じて少なくともお弁当の注文及び精算に関わる各種の帳票出力画面がアクセスのあった管理者端末に表示されるようにしたので、たとえば社内での社員の弁当代の月極精算を給与天引で行うとき、各種の帳票出力画面のうち、精算に関わる画面の内容を基に行うことができ、給与天引に係る社員数が多くても精算処理業務の負担を軽減することができ、しかも精算処理ミスを確実に防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
本実施形態では、注文管理サーバにより、ユーザ端末からのアクセスに応じて少なくともお弁当の注文に関する画面がアクセスのあったユーザ端末に表示されるとともに、管理者端末からのアクセスに応じて少なくともお弁当の注文及び精算に関わる各種の帳票出力画面がアクセスのあった管理者端末に表示されるようにし、たとえば社内での社員の弁当代の月極精算を給与天引で行うとき、各種の帳票出力画面のうち、精算に関わる画面の内容を基に行うことができ、給与天引に係る社員数が多くても精算処理業務の負担を軽減することができ、しかも精算処理ミスを確実に防止することができるようにした。
【実施例】
【0019】
以下、本発明の実施例について説明する。図1は、本発明のお弁当管理システムの一実施例を示す図である。同図に示すように、お弁当管理システムは、注文管理サーバ10、管理者端末20、多機能プリンタ30及びユーザ端末40を備えている。これらの注文管理サーバ10、管理者端末20、多機能プリンタ30及びユーザ端末40は、イントラネット(intranet)である社内LAN50を介して接続されている。
【0020】
注文管理サーバ10は、ユーザ端末40からのアクセスに応じて注文に関わる画面をアクセスのあったユーザ端末40に表示させるものであり、外部記憶装置11を有している。外部記憶装置11は、たとえばハードディスク等からなる。
【0021】
外部記憶装置11には、少なくとも注文に関わる画面をユーザ端末40に表示させるための情報と、注文に関わる画面から入力された情報等が記憶される。注文に関わる画面としては、たとえば図2に示すように、ログイン入力画面11a、一般注文画面11b、代行注文画面11c、会議用注文画面11d、パスワード変更画面11e等がある。なお、代行注文画面11c、会議用注文画面11d、パスワード変更画面11eは、たとえば一般注文画面11bのメインメニューに表示される項目を選択することで表示されるようになっている。
【0022】
なお、ログイン入力画面11aはたとえばID(社員番号等)とパスワードとを入力する画面であり、一般注文画面11bは非管理者が自分の弁当を注文する画面であり、代行注文画面11cは非管理者が他人の弁当を注文する画面であり、会議用注文画面11dは会議室に届ける弁当を注文する画面であり、パスワード変更画面11eはログインパスワードを変更する画面であるが、これらの詳細については後述する。
【0023】
また、外部記憶装置11には、お弁当の注文及び精算に関わる各種の帳票出力画面を管理者端末20に表示させるための情報と、各種の帳票出力画面で編集された情報等が記憶される。各種の帳票出力画面としては、たとえば図3に示すように、帳票出力画面21a、お弁当別注文数画面21b、部署名編集画面21c、グループ名編集画面21d、営業日編集画面21e、お弁当登録画面21f、お弁当並べ替え画面21g、部署並べ替え画面21h、グループ並べ替え画面21i、社員並べ替え画面21j、運用設定画面21k、ファイル出力画面21l、ユーザマスタ管理画面21m、ユーザ登録画面21n等がある。
【0024】
帳票出力画面21aは、たとえば一般注文画面11bのメインメニューの項目に表示される後述の管理者画面2iを選択することで表示され、さらに上述したお弁当別注文数画面21b〜ユーザ登録画面21nはたとえば帳票出力画面21aのメインメニューの項目に表示される図示しないそれぞれの画面項目を選択することで表示されるようになっている。
【0025】
また、帳票出力画面21aは、フロア別等のようにお弁当の注文内容をまとめた帳票の出力内容を表示する画面である。お弁当別注文数画面21bは、お弁当別の注文状況を一覧にて表示する画面である。部署名編集画面21cは、お弁当を注文したユーザの所属部署を編集する画面である。グループ名編集画面21dは、お弁当を注文したユーザの所属グループを編集する画面である。営業日編集画面21eは、お弁当の注文可能な日をカレンダに登録する画面である。
【0026】
お弁当登録画面21fは、お弁当名の新規登録・修正を行う画面である。お弁当並べ替え画面21gは、お弁当一覧の表示順を設定する画面である。部署並べ替え画面21hは、お弁当を注文したユーザの所属部署の並び順を設定する画面である。グループ並べ替え画面21iは、お弁当を注文したユーザの所属グループの並び順を設定する画面である。
【0027】
社員並べ替え画面21jは、お弁当を注文したユーザの並び順を設定する画面である。運用設定画面21kは、運用規定項目を設定する画面である。ファイル出力画面21lは、注文履歴のファイルを出力する画面である。ユーザマスタ管理画面21mは、ユーザマスタをインポート又はエクスポートする画面である。ユーザ登録画面21nは、お弁当管理システムを利用するためのユーザ登録を行う画面である。
【0028】
なお、帳票出力画面21a、お弁当別注文数画面21b、部署名編集画面21c、グループ名編集画面21d、営業日編集画面21e、お弁当登録画面21f、お弁当並べ替え画面21g、部署並べ替え画面21h、グループ並べ替え画面21i、社員並べ替え画面21j、運用設定画面21k、ファイル出力画面21l、ユーザマスタ管理画面21m、ユーザ登録画面21n等の詳細については後述する。
【0029】
管理者端末20は、少なくとも注文の管理を行うものであり、外部記憶装置21を有している。管理者端末20としては、少なくとも注文管理サーバ10にアクセスする機能を有していればよく、デスクトップパソコン、ノートパソコン等を用いることができる。外部記憶装置21は、たとえばハードディスク等からなる。外部記憶装置21には、上述の注文に関わる画面で入力された情報や上述の各種の帳票出力画面で編集された情報等がバックアップとして記憶される。
【0030】
多機能プリンタ30は、少なくとも印字機能とFAX機能とを有したものを用いることができる。また、多機能プリンタ30は、社内LAN50に接続されることで、共有プリンタとして用いられる。なお、ここでは、多機能プリンタ30を例示しているが、この例に限らず、印字専用のプリンタとFAX専用のファクシミリとを別個に用いてもよい。
【0031】
ユーザ端末40は、注文管理サーバ10にアクセスし、お弁当の注文等を行う際に用いるものである。ユーザ端末40としては、少なくとも注文管理サーバ10にアクセスする機能を有していればよく、デスクトップパソコン、ノートパソコン、携帯電話、PDA等を用いることができる。
【0032】
図4は、注文管理サーバ10の内部構成の概要を説明するためのブロック図である。同図に示すように、注文管理サーバ10は、アクセス受付部12、ROM13、RAM14、ログイン情報確認部15、インタフェース16、CPU17を備えている。また、アクセス受付部12、ROM13、RAM14、ログイン情報確認部15、インタフェース16、CPU17は、バス18に接続されている。
【0033】
アクセス受付部12は、ユーザ端末40からのアクセスを受け付けて、アクセスのあったユーザ端末40に上述したお弁当の注文に関わる画面を表示させる。また、アクセス受付部12は、管理者端末20からのアクセスを受け付けて、少なくとも上述した各種の帳票出力画面を表示させる。
【0034】
ROM13には、CPU17の制御に必要な制御プログラム等が記憶されている。RAM14は、CPU17の演算結果を記憶する。ログイン情報確認部15は、ユーザ端末40に表示されるログイン入力画面11aに入力された個人認証情報としてのID(社員番号等)とパスワードとを確認する。
【0035】
インタフェース16は、外部記憶装置11との間でのデータのやり取りを担う。CPU17は、ROM13に記憶されている制御プログラム等を読み込んで、所定の制御を行う。CPU17による主な制御としては、アクセス受付部12に対し、ユーザ端末40からのアクセスを受け付けさせ、アクセスのあったユーザ端末40にお弁当の注文に関わる画面を表示させることである。また、CPU17による主な制御としては、アクセス受付部12に対し、管理者端末20からのアクセスを受け付けさせ、アクセスのあった管理者端末20に少なくとも各種の帳票出力画面を表示させることである。
【0036】
図5は、管理者端末20の内部構成の概要を説明するためのブロック図である。同図に示すように、管理者端末20は、アクセス部22、ROM23、RAM24、表示駆動部25、キー入力部26、インタフェース27、CPU28を備えている。また、アクセス部22、ROM23、RAM24、表示駆動部25、キー入力部26、インタフェース27、CPU28は、バス29に接続されている。
【0037】
アクセス部22は、注文管理サーバ10のアドレス情報を基に、注文管理サーバ10へのアクセスを行う。ROM23には、CPU28の制御に必要な制御プログラム等が記憶されている。RAM24は、CPU28の演算結果を記憶する。
【0038】
表示駆動部25は、少なくともアクセス部22によるアクセスに応じた注文管理サーバ10からの各種の帳票出力画面を表示部25aに表示させる。キー入力部26は、キーボード26aのそれぞれのキー操作に応じたキーコードをバス29に入力する。
【0039】
インタフェース27は、外部記憶装置21とのデータのやり取りを担う。CPU28は、ROM23に記憶されている制御プログラム等を読み込んで、所定の制御を行う。CPU28による主な制御としては、アクセス部22に対し、注文管理サーバ10のアドレス情報を基に、注文管理サーバ10へのアクセスを行わせることである。また、CPU28による主な制御としては、キー入力部26からのキーボード26aのそれぞれのキー操作に応じたキーコードを基に、表示駆動部25に対し、注文管理サーバ10からの各種の帳票出力画面を表示部25aに表示させることである。
【0040】
図6は、ユーザ端末40の内部構成の概要を説明するためのブロック図である。同図に示すように、ユーザ端末40は、アクセス部41、ROM42、RAM43、表示駆動部44、キー入力部45、CPU46を備えている。また、アクセス部41、ROM42、RAM43、表示駆動部44、キー入力部45、CPU46は、バス47に接続されている。
【0041】
アクセス部41は、注文管理サーバ10のアドレス情報を基に、注文管理サーバ10へのアクセスを行う。ROM42には、CPU46の制御に必要な制御プログラム等が記憶されている。RAM43は、CPU46の演算結果を記憶する。
【0042】
表示駆動部44は、少なくともアクセス部41によるアクセスに応じた注文管理サーバ10からのお弁当の注文に関する画面を表示部44aに表示させる。キー入力部45は、キーボード45aのそれぞれのキー操作に応じたキーコードをバス47に入力する。
【0043】
CPU46は、ROM42に記憶されている制御プログラム等を読み込んで、所定の制御を行う。CPU46による主な制御としては、アクセス部41に対し、注文管理サーバ10のアドレス情報を基に、注文管理サーバ10へのアクセスを行わせることである。また、CPU46による主な制御としては、キー入力部45からのキーボード45aのそれぞれのキー操作に応じたキーコードを基に、表示駆動部44に対し、注文管理サーバ10からのお弁当の注文に関する画面を表示部44aに表示させることである。
【0044】
次に、お弁当管理方法について説明する。まず、図7に示すように、ユーザ端末40により注文管理サーバ10へアクセスする(ステップS1)。この場合、ユーザ端末40の表示部44aに図8(a)に示すようなログイン入力画面11aが表示される(ステップS2)。ログイン入力画面11aには、ID入力欄1a及びパスワード入力欄1bが設けられている。
【0045】
そして、ID入力欄1aに個人認証情報としてのたとえば社員番号を半角英数字で入力し、パスワード入力欄1bに所定のパスワードを入力した後、確定1cをクリックする。このとき、注文管理サーバ10のログイン情報確認部15により、ログイン入力画面11aのID入力欄1a及びパスワード入力欄1bに入力された個人認証情報が確認され(ステップS3)、間違いがなければログインが受け付けられる。
【0046】
なお、ログイン情報確認部15による個人認証情報の確認は、注文管理サーバ10の外部記憶装置11又は管理者端末20の外部記憶装置21のいずれかに社員マスタを記憶させておき、その社員マスタの個人認証情報と照合することで、行うことができる。また、ログイン情報確認部15による個人認証情報の確認の際、個人認証情報が間違っている場合にはログイン入力画面11aに個人認証情報の再入力を促す内容が表示されるようにすればよい。
【0047】
このように、ログイン入力画面11aにID及びパスワードを入力してログインさせることで、お弁当の注文のし忘れや、当日の朝に頼んでないのに、頼んだ気になっていて、間違って届いた弁当を食べてしまうこと等がないように、各自に意識させることができる。
【0048】
次いで、注文管理サーバ10によりログインが受け付けられると、ユーザ端末40の表示部44aにお弁当の注文に関する画面が表示される(ステップS4)。ここでは、たとえば図8(b)に示すような個人用の一般注文画面11bが表示される。この一般注文画面11bには、少なくとも注文カレンダ2a、注文日(開始)2b、注文日(終了)2c、お弁当一覧2d、注文2e、フロア2f、当月合計金額2g、注文画面切替2h、管理者画面2iが設けられている。
【0049】
ここで、注文カレンダ2aは、注文状況を示す月別表示となっており、年月の両側にあるボタンをクリックすることで、表示月が切り替えられるようになっている。このような月別表示による注文カレンダ2aにより、お弁当名と個数とが表示されるお弁当の注文状況を一目で確認することができる。
【0050】
なお、注文カレンダ2aに注文状況を表示させるためには、まず注文日(開始)2bでお弁当を注文する最初の日を指定し、注文日(終了)2cでお弁当を注文する最後の日を指定する。また、注文日(開始)と注文日(終了)とが同じである場合、当日分注文となり、注文日(開始)と注文日(終了)とを指定した場合、開始日から終了日までを同じ種類、個数でまとめて注文することができる。
【0051】
また、お弁当一覧2dには、業者、種類、金額、個数が表示されているため、希望する欄で個数を選択し、注文2eをクリックすることでお弁当の注文を行うことができる。また、注文2eをクリックすることで、注文内容が注文管理サーバ10の外部記憶装置11に反映される。なお、当日注文で、注文日に既に注文予約がされている場合は、確認メッセージがポップアップされるようになっている。また、お弁当の注文が確定された場合は、注文カレンダ2aに注文内容が反映されるようになっている。
【0052】
また、フロア2fで階数を指定することにより、お弁当の届け先フロアを登録することができる。また、当月合計金額2gの項目に、当月に注文されたお弁当の合計金額が表示されるため、給与天引によりお弁当代が精算される場合は、その当月合計金額2gの項目に表示された合計金額と照らし合わせることができる。
【0053】
注文画面切替2hには、個人用、代行注文、会議用、パスワード変更の項目が設けられている。ここで、個人用は、図8(b)のように自分でお弁当を注文する画面を表示させるものであるが、代行注文、会議用、パスワード変更については順次説明するものとする。また、管理者画面2iは後述の各種の帳票出力画面を表示させるものであるが、これについても順次説明するものとする。
【0054】
そして、代行注文を行う場合、図8(b)の注文画面切替2hの代行注文の項目をクリックすると、図9(a)に示すような代行注文画面11cが表示される。なお、代行注文とは、たとえばフレックス出社等で注文時間期限までに出社できない社員のために、代行して注文を行えるようにしたものである。ここで、注文時間期限までに出社できない社員は代行を頼む側であり、代行依頼者という。また、当日の朝会社に居る社員は代行を頼まれる側であり、代行引受者という。この代行注文画面11cには、少なくとも注文カレンダ3a、ID入力3b、検索3c、所属部署3d、注文者名3e、注文日(開始)3f、お弁当一覧3g、注文3h、フロア3i、当月合計金額3jが設けられている。また、図9(a)の代行注文画面11cには、図8(b)の一般注文画面11bで設けられているものと同じ注文画面切替2hと管理者画面2iとが設けられている。
【0055】
ここで、注文カレンダ3aは、代行依頼者の注文状況を月別で表示するものである。注文カレンダ3aに表示される内容は、代行依頼者についてであり、その他の注文カレンダ3aの表示内容は図8(b)の注文カレンダ2aの内容とほぼ同じである。
【0056】
ID入力3bは、代行引受者のIDを入力する項目である。このID入力3bは、代行引受者のIDで代行依頼者の画面に入り、代行して注文する際の入力欄である。ここで、ID入力3bに代行引受者のIDが入力されることで、代行引受者による痕跡を残すことができる。検索3cは、入力されたIDに対応する社員情報を社員マスタから探すボタンである。なお、社員マスタは、注文管理サーバ10の外部記憶装置11又は管理者端末20の外部記憶装置21のいずれかに記憶されているものとする。ここで、入力されたIDに対応する社員情報が検索されることで、所属部署3dに代行注文対象者の所属部署及びグループが表示されるとともに、注文者名3eに代行注文対象者の氏名が表示される。
【0057】
また、注文日(開始)3fは、お弁当を注文する最初の日を指定する項目である。なお、注文日(開始)3fは、プルダウンコントロールにて当月と次月の日付を指定できるが、代行注文でのまとめ注文はできないようになっている。
【0058】
お弁当一覧3gには、上記同様に、業者、種類、金額、個数が表示されているため、希望する個数を選択し、注文3hをクリックすることでお弁当の注文を行うことができる。また、注文3hをクリックすることで、注文内容が注文管理サーバ10の外部記憶装置11に反映される。なお、当日注文で、注文日に既に注文予約がされている場合は、上記同様に、確認メッセージがポップアップされるようになっており、お弁当の注文が確定された場合は、注文カレンダ3aに注文内容が反映されるようになっている。
【0059】
また、フロア3iで階数を指定することにより、お弁当の届け先フロアを登録することができる。また、当月合計金額3jの項目に、当月に注文されたお弁当の合計金額が表示されるため、給与天引によりお弁当代が精算される場合は、その当月合計金額3jの項目に表示された合計金額と照らし合わせることができる。
【0060】
次に、会議の出席者用のお弁当を注文する場合、図8(b)又は図9(a)の注文画面切替2hの会議用の項目をクリックすると、図9(b)に示すような会議用注文画面11dが表示される。この会議用注文画面11dには、少なくとも注文カレンダ4a、会議詳細情報4b、お弁当一覧4c、追加4d、修正4eが設けられている。また、図9(b)の会議用注文画面11dには、図8(b)の一般注文画面11bで設けられているものと同じ注文画面切替2hと管理者画面2iとが設けられている。
【0061】
ここで、注文カレンダ4aには、注文状況を示す月別表示欄が設けられている。なお、弁当名に添えた数字は注文個数である。また、年月の両側にあるボタンにより表示月を替えることができる。また、任意の日付をクリックすることによりカレンダ下の詳細項目入力欄に新規に入力することができる。また、入力済の会議名をクリックすると会議詳細情報4b及びお弁当一覧4cに会議の詳細情報が表示され、注文内容の変更や削除を行うことができる。
【0062】
会議詳細情報4bには、新規の場合の注文日が注文カレンダ4aをクリックした日で自動入力される。それ以外の項目はフリー入力項目である。お弁当一覧4cには、お弁当の一覧が表示される。注文個数は0〜99の選択入力である。当日注文できないお弁当はグレイ表示になり個数入力ができないようになっている。
【0063】
追加4dは、注文内容を注文管理サーバ10の外部記憶装置11に反映させるためのボタンである。修正4eは、会議詳細情報4b及びお弁当一覧4cの必要項目を修正し、その修正内容を注文カレンダ4aと注文管理サーバ10の外部記憶装置11に反映させるためのボタンである。このような会議用注文画面11dで会議の出席者用のお弁当を注文することにより、お弁当の精算を個人用と会議用として区別することができる。
【0064】
なお、このような会議用注文画面11dは、社内の公の会議に出席した者に、給与天引きでなく、会議費(つまり公費)で処理する場合に使用されるものである。すなわち、会議費は各部門の経費(予算)で精算されるため、どの部門の人が会議に出たかを記録しておく必要がある。また、会議には遠くの工場や支店からも出張してくる人がいるため、参加者の工場や支店の情報も必要となる。また、全国的な支店長や部長の出る大きな会議でもそれぞれの支店等の情報が必要となる。このような会議に参加する人の各部門、工場、支店等の情報を会議用注文画面11dで一元管理することで、お弁当の手配や後の精算処理の際の手間が大幅に削減されることになる。
【0065】
次に、経理担当等の管理者が上述した各種の帳票出力画面を閲覧する場合、管理者端末20から注文管理サーバ10へアクセスする(ステップS5,S6)。この場合、管理者端末20には、たとえば図10(a)に示すような帳票出力画面21aが表示される。なお、その帳票出力画面21aは、たとえば図8(b)の個人用の一般注文画面11bに表示されている管理者画面2iをクリックすることでも管理者端末20に表示されるようにすることができる。
【0066】
帳票出力画面21aには、主としてフロア指定5a、注文状況一覧5b、ファイル出力5c、業者別一覧5d、ファイル出力5e、管理者画面メニュー5f、ユーザ登録2jが表示されている。
【0067】
フロア指定5aは、フロア別又は全フロアを指定するボタンである。注文状況一覧5bには、本日の注文状況が所属グループ毎に一覧表示される。注文状況一覧5bの表示内容は、フロア指定5aによる指定が行われる毎に切り替えられる。
【0068】
ファイル出力5cは、届けられたお弁当に添付する注文リストをたとえばPDFファイル形式にてポップアップする。この場合、表示されているフロア指定と注文状況一覧とが出力項目となる。なお、フロア指定で「全て」を選択している場合、フロア毎に1部ずつの帳票に区切ってファイル出力される。このようにファイル出力された帳票は、上述した多機能プリンタ30によってプリントアウトされる。
【0069】
業者別一覧5dには、業者別にその日の注文数とFAX出力状況とが表示される。また、チェックボックスにてFAX出力する業者を選択できる。ファイル出力5eは、チェックボックスにチェックされた業者の注文用FAX帳票をたとえばPDFファイル形式にてポップアップさせるためのボタンである。印刷は、たとえばPDFビューアの印刷機能を用いて行うことができる。注文票が複数業者にわたる場合は、1業者につき1部となるように帳票が作成される。このような注文票は、上述した多機能プリンタ30によって所定の業者にFAX送信される。
【0070】
管理者画面メニュー5fには、帳票出力画面21aを表示させるための帳票出力、上述のお弁当別注文数画面21bを表示させるためのお弁当別注文数、上述の部署名編集画面21cを表示させるための部署名編集、上述のグループ名編集画面21dを表示させるためのグループ名編集、上述の営業日編集画面21eを表示させるための営業日編集、上述のお弁当登録画面21fを表示させるためのお弁当名入力、上述のお弁当並べ替え画面21gを表示させるためのお弁当並べ替え、上述の運用設定画面21kを表示させるための運用設定、上述のファイル出力画面21lを表示させるためのファイル出力、上述の部署並べ替え画面21hを表示させるための部署並べ替え、上述のグループ並べ替え画面21iを表示させるためのグループ並べ替え、上述の社員並べ替え画面21jを表示させるための社員並べ替え等が設けられている。ユーザ登録2jについては、後述する。
【0071】
次に、図10(a)の管理者画面メニュー5fのお弁当別注文数をクリックすると、図10(b)に示すようなお弁当別注文数画面21bが表示される。お弁当別注文数画面21bには、当日注文数5gと当月注文数5hとが表示される。当日注文数5gは、当日(本日)のお弁当別の総注文数である。当月注文数5hは、当月(本月)の業者別の注文数である。
【0072】
次に、図10(a)の管理者画面メニュー5fの部署名編集をクリックすると、図11(a)に示すような部署名編集画面21cが表示される。部署名編集画面21cには、編集部署5i、新規登録5j、部署一覧5k、確定5l、削除5mが設けられている。
【0073】
編集部署5iは、部署名を編集する欄である。新規登録5jは、編集部署5iの入力を可能とするボタンである。部署一覧5kには、現在登録されている部署名が全て表示される。ここで部署を選択すると、編集部署5iに部署名が表示され編集可能となる。確定5lは、編集部署5iで編集された部署名を部署一覧5kと注文管理サーバ10の外部記憶装置11に反映させるボタンである。削除5mは、編集部署5iに表示された部署名を削除するボタンである。削除5mがクリックされると、部署一覧5kと注文管理サーバ10の外部記憶装置11からその部署名が削除される。
【0074】
次に、図10(a)の管理者画面メニュー5fのグループ名編集をクリックすると、図11(b)に示すようなグループ名編集画面21dが表示される。グループ名編集画面21dには、グループ編集5o、新規登録5p、部署選択5q、グループ一覧5r、確定5s、削除5tが設けられている。
【0075】
グループ編集5oは、グループ名を編集する欄である。新規登録5pは、グループ編集5oでの入力を可能とするボタンである。部署選択5qは、グループが所属する部署名をプルダウン選択することができ、選択されたグループがグループ一覧5rに表示される。グループ一覧5rは、プルダウンにて選択されている部署に属するグループを表示する。確定5sは、グループ編集5oで編集されたグループ名をグループ一覧5rと注文管理サーバ10の外部記憶装置11とに反映させるボタンである。削除5tは、グループ編集5oに表示されたグループ名を削除するボタンである。削除5tがクリックすると、グループ一覧5rと注文管理サーバ10の外部記憶装置11とからそのグループ名が削除される。
【0076】
次に、図10(a)の管理者画面メニュー5fの営業日編集をクリックすると、図12(a)に示すような営業日編集画面21eが表示される。営業日編集画面21eには、業者選択5u、当月選択5v、お弁当営業日5w、全選択5x、全解除5y、確定5zが設けられている。
【0077】
業者選択5uは、編集対象お弁当業者を選択指定する欄である。当月選択5vは、本年度の編集対象月を選択指定する欄である。お弁当営業日5wは、お弁当別の注文可能日を当月の日毎に指定する欄である。日毎のチェックボックスをクリックすることで可/不可を設定することができる。初期状態では休業設定(全解除状態)とする。お弁当名の前のチェックボックスにチェックすると、そのお弁当を対象として「全選択」と「全解除」が有効となる。
【0078】
全選択5xは、お弁当営業日の現在選択行(お弁当名欄の色が変わっている)について全日選択状態にするボタンである。全解除5yは、お弁当営業日の現在選択行(お弁当名欄の色が変わっている)について全日選択解除状態にするボタンである。確定5zは、お弁当の注文可能日を注文管理サーバ10の外部記憶装置11に反映させるボタンである。
【0079】
次に、図10(a)の管理者画面メニュー5fのお弁当名入力をクリックすると、図12(b)に示すようなお弁当登録画面21fが表示される。お弁当登録画面21fには、お弁当一覧6a、お弁当情報入力領域6b、確定6c、削除6dが設けられている。
【0080】
お弁当一覧6aには、現在登録されているお弁当が一覧表示される。行をクリックすることでお弁当を選択することができる。最終行が空白とされており、その空白の行をクリックすると、新規追加を行うことができる。
【0081】
お弁当情報入力領域6bは、お弁当の情報を入力できる領域である。新規の場合、空欄で表示される。既存変更の場合、全画面で選択したお弁当の情報が表示される。確定6cは、お弁当情報入力領域6bの入力情報をお弁当一覧6aと注文管理サーバ10の外部記憶装置11との反映させるボタンである。削除6dは、お弁当情報入力領域6bに表示されているお弁当情報をお弁当一覧6aと注文管理サーバ10の外部記憶装置11とから削除するボタンである。
【0082】
次に、図10(a)の管理者画面メニュー5fのお弁当並べ替えをクリックすると、図13(a)に示すようなお弁当並べ替え画面21gが表示される。お弁当並べ替え画面21gには、並べ替え一覧6e、確定6fが設けられている。並べ替え一覧6eには、現状の設定順番が表示される。表示順位を入力し直すことで以降の表示順番を変えることができる。確定6fは、並べ替え結果を注文管理サーバ10の外部記憶装置11に反映させるボタンである。
【0083】
次に、図10(a)の管理者画面メニュー5fの部署並べ替えをクリックすると、図13(b)に示すような部署並べ替え画面21hが表示される。部署並べ替え画面21hには、並べ替え一覧6g、確定6hが設けている。並べ替え一覧6gには、現状の設定順番が表示される。表示順位を入力し直すことで以降の部署一覧の表示順番を変えることができる。確定6hは、並べ替え結果を注文管理サーバ10の外部記憶装置11に反映させるボタンである。
【0084】
次に、図10(a)の管理者画面メニュー5fのグループ並べ替えをクリックすると、図14(a)に示すようなグループ並べ替え画面21iが表示される。グループ並べ替え画面21iには、部署選択6i、並べ替え一覧6j、確定6kが設けられている。
【0085】
部署選択6iは、部署の選択により、並べ替えたいグループの一覧を並べ替え一覧6jに表示させる。並べ替え一覧6jには、現状の設定順番が表示される。表示順位を入力し直すことで以降のグループ一覧の表示順番を変えることができる。確定6kは、並べ替え結果を注文管理サーバ10の外部記憶装置11に反映させるボタンである。
【0086】
次に、図10(a)の管理者画面メニュー5fの社員並べ替えをクリックすると、図14(b)に示すような社員並べ替え画面21jが表示される。社員並べ替え画面21jには、並べ替え一覧6l、確定6mが設けられている。並べ替え一覧6lには、現状の設定順番が表示される。表示順位を入力し直すことで以降の社員グループ一覧の表示順番を変えることができる。確定6mは、並べ替え結果を注文管理サーバ10の外部記憶装置11に反映させるボタンである。
【0087】
次に、図10(a)の管理者画面メニュー5fの運用設定をクリックすると、図15(a)に示すような運用設定画面21kが表示される。運用設定画面21kには、締め切り時間6n、確定6oが設けられている。締め切り時間6nは、注文受付締め切り時間を設定するものであり、プルダウンで選択することができる。確定6oは、変更を注文管理サーバ10の外部記憶装置11に反映させるボタンである。
【0088】
次に、図10(a)の管理者画面メニュー5fのファイル出力をクリックすると、図15(b)に示すようなファイル出力画面21lが表示される。ファイル出力画面21lには、条件入力6p、出力6q、出力ファイル名6rが設けられている。条件入力6pは、支払方法、日付、部署、グループ、社員、種別を選択する欄である。出力6qは、条件を満たすデータをCSVファイルに出力するボタンである。出力ファイル名6rには、データの出力後、CSVファイルのリンクが表示される。このCSVファイルは、注文管理サーバ10の外部記憶装置11又は管理者端末20の外部記憶装置21のいずれか一方又は両方に保存される。
【0089】
次に、図10(a)のユーザ登録2jをクリックすると、図16に示すようなユーザ登録画面21nが表示される。ユーザ登録画面21nには、ID入力6s、検索6t、所属部署6u、ユーザ登録項目6v、新規追加6w、登録6x、削除6yが設けられている。
【0090】
ID入力6sは、ユーザIDを入力する欄である。検索6tは、入力されたIDを注文管理サーバ10の外部記憶装置11に記憶されている社員マスタから探すボタンである。IDが検索されると、所属部署、グループ、社員名が所属部署6uに表示され。さらにユーザ登録項目6vの該当個所に表示される。
【0091】
所属部署6uは、所属部署を選択指定することで所属グループ、登録名を絞り込む欄である。ユーザ登録項目6vには、ユーザ名、社員番号、氏名、カナ氏名、部署、グループ、ビル、フロア、雇用形態、支払方法、アプリケーション、ユーザ管理、会計管理、ファイル出力が設けられている。
【0092】
新規追加ボタン6wは、ユーザ登録項目6vを入力可能とするボタンである。登録6xは、ユーザ登録項目6vの内容を注文管理サーバ10の外部記憶装置11に反映させるボタンである。削除6yは、ユーザ登録項目6vの内容を注文管理サーバ10の外部記憶装置11から削除するボタンである。
【0093】
このように、本実施例では、イントラネットである社内LAN50に接続される注文管理サーバ10により、ユーザ端末40からの社内LAN50を介したアクセスに応じて少なくともお弁当の注文に関する画面がアクセスのあったユーザ端末40に表示されるとともに、管理者端末20からの社内LAN50を介したアクセスに応じて少なくともお弁当の注文及び精算に関わる各種の帳票出力画面がアクセスのあった管理者端末20に表示されるようにしたので、たとえば社内での社員の弁当代の月極精算を給与天引で行うとき、各種の帳票出力画面のうち、精算に関わる画面の内容を基に行うことができ、給与天引に係る社員数が多くても精算処理業務の負担を軽減することができ、しかも精算処理ミスを確実に防止することができる。
【0094】
また、本実施例では、ユーザ端末40に表示されるお弁当の注文に関する画面に、個人認証情報としてのたとえばID(社員番号等)とパスワードとを入力するログイン入力画面11aを設けているので、お弁当の注文のし忘れや、当日の朝に頼んでないのに、頼んだ気になっていて、間違って届いた弁当を食べてしまうこと等がないように、各自に意識させることができる。
【0095】
すなわち、従来のような、たとえば毎朝のお弁当の注文を○印等を付けることで容易に行えるようにした注文用紙を用いた場合での注文用紙の縦横罫線の交差欄を間違えて、他人の欄に○印等を付けてしまうことなどの問題を確実に防止できるものである。
【0096】
また、従来のような、届いたお弁当を、実際に注文していない人が食べてしまい、注文していない人が天引きされてしまうという誤りが確実に防げるとともに、会社に給与天引きのデータの訂正を依頼することもなくなるばかりか、貸し借りとするか、現金で精算するかといった当事者同士での解決のための話し合いも不要となる。
【0097】
また、本実施例では、ユーザ端末40に表示されるお弁当の注文に関する画面に、個人用の一般注文画面11bと、代行注文用の代行注文画面11cと、会議出席者用の会議用注文画面11dとを設けているので、個人での注文に加え、代行用又は会議用での注文を個人での注文とは別に行うことができる。
【0098】
また、本実施例では、管理者端末20に表示される各種の帳票出力画面に、少なくとも注文のあったお弁当のフロア別、部署別、グループ別、利用者別に集計する画面を設けているので、たとえばフロア別、部署別、グループ別に集計して業者への注文書を作成することができる。また、業者は、フロア別、部署別、グループ別に集計された注文書を確認することで、それぞれの配達先を容易に識別することができる。
【0099】
また、管理者端末20に表示される各種の帳票出力画面に、利用者別に集計する画面を設けているので、その利用者別の帳票をプリントアウトし、その帳票を届いた弁当の配送容器や配分用の什器に社内で添付することで、注文し忘れた人がうっかり食べてしまうことを防止できる。
【産業上の利用可能性】
【0100】
お弁当の注文管理に限らず、社内の備品の調達管理を行うシステムにも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0101】
【図1】本発明のお弁当管理システムの一実施例を示す図である。
【図2】図1のお弁当管理システムにおける注文に関わる画面を説明するための図である。
【図3】図1のお弁当管理システムにおける各種の帳票出力画面を説明するための図である。
【図4】図1の注文管理サーバの内部構成の概要を説明するためのブロック図である。
【図5】図1の管理者端末の内部構成の概要を説明するためのブロック図である。
【図6】図1のユーザ端末の内部構成の概要を説明するためのブロック図である。
【図7】図1のお弁当管理システムにおけるお弁当管理方法を説明するためのフローチャートである。
【図8】図1のお弁当管理システムにおける注文に関わる画面について説明するための図である。
【図9】図1のお弁当管理システムにおける注文に関わる画面について説明するための図である。
【図10】図1のお弁当管理システムにおける各種の帳票出力画面について説明するための図である。
【図11】図1のお弁当管理システムにおける各種の帳票出力画面について説明するための図である。
【図12】図1のお弁当管理システムにおける各種の帳票出力画面について説明するための図である。
【図13】図1のお弁当管理システムにおける各種の帳票出力画面について説明するための図である。
【図14】図1のお弁当管理システムにおける各種の帳票出力画面について説明するための図である。
【図15】図1のお弁当管理システムにおける各種の帳票出力画面について説明するための図である。
【図16】図1のお弁当管理システムにおける各種の帳票出力画面について説明するための図である。
【符号の説明】
【0102】
1a ID入力欄
1b パスワード入力欄
10 注文管理サーバ
11 外部記憶装置
11a ログイン入力画面
11b 一般注文画面
11c 代行注文画面
11d 会議用注文画面
11e パスワード変更画面
12 アクセス受付部
13 ROM
14 RAM
15 ログイン情報確認部
16 インタフェース
18 バス
20 管理者端末
21 外部記憶装置
21a 帳票出力画面
21b お弁当別注文数画面
21c 部署名編集画面
21d グループ名編集画面
21e 営業日編集画面
21f お弁当登録画面
21g お弁当並べ替え画面
21h 部署並べ替え画面
21i グループ並べ替え画面
21j 社員並べ替え画面
21k 運用設定画面
21l ファイル出力画面
21m ユーザマスタ管理画面
21n ユーザ登録画面
22 アクセス部
23 ROM
24 RAM
25 表示駆動部
25a 表示部
26 キー入力部
26a キーボード
27 インタフェース
29 バス
30 多機能プリンタ
40 ユーザ端末
41 アクセス部
42 ROM
43 RAM
44 表示駆動部
44a 表示部
45 キー入力部
45a キーボード
47 バス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
お弁当注文の管理を行うお弁当管理システムであって、
イントラネットに接続される注文管理サーバ、ユーザ端末及び管理者端末を備え、
前記注文管理サーバは、
前記ユーザ端末からのアクセスに応じて少なくともお弁当の注文に関する画面をアクセスのあった前記ユーザ端末に表示させる手段と、
前記管理者端末からのアクセスに応じて少なくともお弁当の注文及び精算に関わる各種の帳票出力画面をアクセスのあった前記管理者端末に表示させる手段とを有し、
前記ユーザ端末は、前記お弁当の注文に関する画面の所定の入力欄にお弁当の注文内容を入力して前記注文管理サーバに送信する手段を有し、
前記管理者端末は、前記各種の帳票出力画面の内容を編集して出力する手段を有する
ことを特徴とするお弁当管理システム。
【請求項2】
前記お弁当の注文に関する画面には、少なくとも、個人認証情報を入力するログイン画面と、個人用の一般注文画面と、代行注文用の代行注文画面と、会議出席者用の会議用注文画面とが設けられていることを特徴とする請求項1に記載のお弁当管理システム。
【請求項3】
前記各種の帳票出力画面には、少なくとも前記注文のあったお弁当のフロア別、部署別、グループ別、利用者別に集計する画面が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のお弁当管理システム。
【請求項4】
お弁当注文の管理を行うお弁当管理方法であって、
イントラネットに注文管理サーバ、ユーザ端末及び管理者端末が接続され、
前記注文管理サーバは、
前記ユーザ端末からのアクセスに応じて少なくともお弁当の注文に関する画面をアクセスのあった前記ユーザ端末に表示させるステップと、
前記管理者端末からのアクセスに応じて少なくともお弁当の注文及び精算に関わる各種の帳票出力画面をアクセスのあった前記管理者端末に表示させるステップとを有し、
前記ユーザ端末は、
前記お弁当の注文に関する画面の所定の入力欄にお弁当の注文内容を入力して前記注文管理サーバに送信するステップを有し、
前記管理者端末は、
前記各種の帳票出力画面の内容を編集して出力するステップを有する
ことを特徴とするお弁当管理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2007−323430(P2007−323430A)
【公開日】平成19年12月13日(2007.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−153801(P2006−153801)
【出願日】平成18年6月1日(2006.6.1)
【出願人】(000130581)株式会社サトー (1,153)
【Fターム(参考)】