ぜんまい巻き取り式すだれ巻き機

【課題】一般の紐と滑車でのすだれ巻き上げ下ろし機具を使うと、巻き上げ時に引っ張った紐が垂れ下がり、風に吹かれてブラブラしたり、出入り口での使用時には、その紐が邪魔になっていた。
本発明は、巻き上げる紐が垂れ下がらないように、巻き取り機本体に紐（ワイヤー使用）を巻き収納されるぜんまい仕掛けによるすだれ巻き上げ下ろし機具を提供する。
【解決手段】すだれ巻き機本体（１）のぜんまい（３）部にワイヤー（１１）を接続し、本体ワイヤー出し入れ部に凹部を設け、ワイヤー（１１）に、垂れ下がり防止具（８）及び巻き上がり防止具（７）を設け、ワイヤー（１１）先端部にワイヤー輪（９）を設ける。すだれ巻き機本体（１）外部に、フック（６）、ワイヤー輪かけ（５）、紐（４）を設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、家の窓や出入り口などに設置するぜんまい巻き取り式すだれ巻き機に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来、すだれを巻き上げ下ろしする際は、滑車を工夫し、紐等を手動で引っ張るなどして巻き上げ下ろしを行っていた。
【先行技術文献】
【０００３】
【特許文献】
【特許文献】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
一般の紐でのすだれ巻き上げ下ろし機具を使うと、巻き上げ時に引っ張った紐が垂れ下がり、風に吹かれてブラブラしたり、出入り口使用時には紐が邪魔になっていた。
本発明は、以上の問題点を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
巻き取り機本体の中心部にぜんまいを設け、このぜんまいに、先端にワイヤー輪を、中間に垂れ下がり防止具、巻き上げ防止具を設けたワイヤーを接続し、ワイヤー出し入れ部に凹部を設けたことを特徴とする、ぜんまい巻き取り式すだれ巻き機。
【発明の効果】
【０００６】
従来滑車の工夫と紐を用いたすだれの巻き上げ下ろしを、ぜんまいを利用した一般の自動巻き取り式巻き尺の構造及び機能を用いて改良した本発明により、すだれの巻き上げ下ろしがぜんまいの巻き上げる力で、簡単、スムーズに行うことができる。今まで邪魔になっていた巻き上げ時の紐も、垂れ下がることもない。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
【図１】本発明の断面図である。
【図２】本発明の設置状況図である。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
以下、本発明の実施形態を説明する。
（イ）すだれ巻き機本体（１）の中心部にぜんまい（３）を設け、ワイヤー（１１）と接続し、巻きつけるリール（２）を設ける。
（ロ）すだれ巻き機本体（１）外部に、フック（６）及びワイヤー輪かけ（５）及び紐（４）及びワイヤー出入り口凹部（１０）を設ける。
（ハ）ワイヤー（１１）先端部にワイヤー輪（９）を設け、ワイヤー（１１）前方部に垂れ下がり防止具（８）を設け、後方部に巻き上がり防止具（７）を設ける。
本発明は以上のような構造である。
本発明を使用するときは、すだれ巻き機本体（１）よりワイヤー（１１）を引き出し、すだれに巻きつけ、ワイヤー輪かけ（５）にワイヤー輪（９）を引っかける。すだれ上部に、フック（６）にてすだれ巻き機本体（１）を設置する。
ワイヤー（１１）を引くとすだれが垂れ下がり、巻き上がり防止具（７）をワイヤー出入り口凹部（１０）に引っかけることにより、すだれが固定される。引っかけを外すと、ぜんまい（３）の巻く力により、ワイヤー（１１）がすだれ巻き機本体（１）の内部リール（２）に巻かれ、すだれが巻き上げられる。垂れ下がり防止具（８）をすだれ巻き機本体（１）内側よりワイヤー出入り口凹部（１０）に引っかけるとすだれが固定される。
【符号の説明】
【０００９】
（１）すだれ巻き機本体
（２）リール
（３）ぜんまい
（４）紐
（５）ワイヤー輪かけ
（６）フック
（７）巻き上がり防止具
（８）垂れ下がり防止具
（９）ワイヤー輪
（１０）ワイヤー出入り口凹部
（１１）ワイヤー

【特許請求の範囲】
【請求項１】
巻き取り機本体の中心部にぜんまいを設け、このぜんまいに、先端にワイヤー輪を、中間に垂れ下がり防止具、巻き上げ防止具を設けたワイヤーを接続し、ワイヤー出し入れ部に凹部を設けたことを特徴とする、ぜんまい巻き取り式すだれ巻き機。

【図１】