説明

もずくつくだ煮の製造方法

【課題】沖縄県で大量に生産されるもずくが生ものの為、賞味期限、流通等の理由により限定的な地域でしか消費されなく経済効果が薄い。
そこで、もずくの熱加工とパッケージ方法を工夫することにより賞味期限を延し、全国的に嗜好されているつくだ煮類として提供し、もずくに含まれるフコイダン等有用成分を手軽に取れることを課題とする。
【解決手段】もずく100グラムを0.1〜3センチ程度に切り揃え、調味液としてみりん(1〜50グラム)、酒(1〜50グラム)、醤油(1〜50グラム)、砂糖(1〜30グラム)、塩(1〜30グラム)、かつおだし(1〜30グラム)、昆布だし(1〜30グラム)、増粘剤(1〜30グラム)、アミノ酸等調味料(1〜30グラム)、水(1〜1000cc)を混合撹拌し5分〜60分間水分が1〜50グラムになるまで加熱加工し、網目のざるに移し湯切りすることを特徴とするもずくつくだ煮の製造方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、もずくをのりつくだ煮風とする製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
1)もずくの多くが酢の物として消費され、他の消費方法が模索されている。
2)生ものの為、賞味期限が短く、広域消費の拡大が困難。
3)もずくをのりつくだ煮風に製造する技術はなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許公開2006−101729
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、以上の技術によれば、沖縄県で大量に生産されるもずくが生ものの為、賞味期限、流通等の理由により限定的な地域でしか消費されなく経済効果が薄い。そこで、この発明は、もずくの熱加工、パッケージ方法を工夫することにより賞味期限を延し、全国的に嗜好されているつくだ煮類として提供し、もずくに含まれるフコイダン等有用成分を手軽に取れることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以上の課題を解決するために、第一発明は、もずく100グラムを0.1〜3センチ程度に切り揃え、調味液としてみりん(1〜50グラム)、酒(1〜50グラム)、醤油(1〜50グラム)、砂糖(1〜30グラム)、塩(1〜30グラム)、かつおだし(1〜30グラム)、昆布だし(1〜30グラム)、増粘剤(1〜30グラム)、アミノ酸等調味料(1〜30グラム)、水(1〜1000cc)を混合撹拌し5分〜60分間水分が1〜50グラムになるまで加熱加工し、網目のざるに移し湯切りする。ふりかけ等で使用されているフィルム状の小袋へ封入し一人一食使い切りの10〜50g程度の単位で5〜50袋程度を販売単位のパッケージとする、ことを特徴とするもずくつくだ煮の製造方法である。
【0006】
第二発明は、第一発明に海苔(1〜100グラム)、ハバネロ(1〜30グラム)、明太子(1〜30グラム)、山椒(1〜30グラム)、柚子胡椒(1〜30グラム)、豆板醤(1〜30グラム)、酢(1〜30グラム)、梅肉(1〜30グラム)を1〜8種類混合する、ことを特徴とするもずくつくだ煮の製造方法である。
【発明の効果】
【0007】
1)第一発明によれば、賞味期限の延長により広域流通が容易になり商圏の拡大が可能になる、新しいもずくつくだ煮である。
2)小袋パッケージにすることにより、瓶詰めを家族がお箸でつついて食するより衛生的である。
3)コンビニ等のおむすびの具として最適。
4)のり佃煮は子供から大人まで全国的な嗜好品であり選択肢がふえる。
5)フコイダン、食物繊維、ミネラル、ビタミン等有用成分を手軽に毎食摂取できる。
6)第二発明によれば、商品のバリエーションを広げることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】この発明の一実施形態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下本発明の実施例を具体的に説明する。なお、本発明の技術的範囲は、以下の実施例に限定されるものではない。
この発明の一実施形態を、図1に示す。
1)もずく100gを1cm程度に切り揃える。
2)醤油(12グラム)、みりん(12グラム)、酒(12グラム)、砂糖(2グラム)、塩(2グラム)、かつおだし(10グラム)、こんぶだし(10グラム)、水(600cc)の調味液を作る。
3)1)、2)を混合し15分間程度撹拌しながら100度で加熱する。
4)3)を網目のざるに移し湯切りする。
5)4)を10g程度の単位で小袋へ封入し30袋程度を販売単位のパッケージとする。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
もずく100グラムを0.1〜3センチ程度に切り揃え、調味液としてみりん(1〜50グラム)、酒(1〜50グラム)、醤油(1〜50グラム)、砂糖(1〜30グラム)、塩(1〜30グラム)、かつおだし(1〜30グラム)、昆布だし(1〜30グラム)、増粘剤(1〜30グラム)、アミノ酸等調味料(1〜30グラム)、水(1〜1000cc)を混合撹拌し5分〜60分間水分が1〜50グラムになるまで加熱加工し、網目のざるに移し湯切りすることを特徴とするもずくつくだ煮の製造方法。
【請求項2】
請求項1に海苔(1〜100グラム)、ハバネロ(1〜30グラム)、明太子(1〜30グラム)、山椒(1〜30グラム)、柚子胡椒(1〜30グラム)、豆板醤(1〜30グラム)、酢(1〜30グラム)、梅肉(1〜30グラム)を1〜8種類混合する、ことを特徴とするもずくつくだ煮の製造方法。

【図1】
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