説明

アイソフォーム選択的ホスホリパーゼD阻害剤

アイソフォーム選択的ホスホリパーゼD阻害剤が開示される。一態様では、開示化合物は、式(I):
【化1】


(I)
で表される構造を有しうる。
また、化合物の製造および使用の方法も開示される。また、その化合物を含む医薬品組成物およびキットも開示される。この要約は、特定の技術分野における検索用の選別手段として意図されているものであり、本発明を制限する意図はない。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式:
【化1】

で表される化合物または薬学的に許容可能なそれらの誘導体。
(式中、各−−−−−は、独立に、任意選択の共有結合であり;
1は、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、およびヘテロシクロアルケニルから選択される、置換されていてもよいC3〜C9有機基であり;
2は、水素、ハライド、ヒドロキシル、トリフルオロメチル、アミノ、シアノ、ニトロ、アジド、カルボキシアミド、アルコキシ、チオール、アルキルスルホニル、および置換されていてもよいC1〜C6有機基から独立に選択される3つの置換基を含み;
3は、水素、置換されていてもよいC1〜C6アルキル、置換されていてもよいC3〜C6シクロアルキル、または加水分解性基を含み;
4は、水素、ハライド、ヒドロキシル、トリフルオロメチル、アミノ、シアノ、ニトロ、アジド、カルボキシアミド、アルコキシ、チオール、アルキルスルホニル、および置換されていてもよいC1〜C6有機基から独立に選択される8つの置換基を含み;
各R5およびR6は、水素、ハライド、ヒドロキシル、トリフルオロメチル、アミノ、シアノ、ニトロ、アジド、カルボキシアミド、アルコキシ、チオール、アルキルスルホニル、置換されていてもよいC1〜C6アルキル、または置換されていてもよいC3〜C6シクロアルキルを独立に含み、またはR5およびR6は、中間の炭素と一緒になって、置換されていてもよいC3〜C6シクロアルキルを含み;
各R7およびR8は、水素、ハライド、ヒドロキシル、トリフルオロメチル、アミノ、シアノ、ニトロ、アジド、カルボキシアミド、アルコキシ、チオール、アルキルスルホニル、置換されていてもよいC1〜C6アルキル、または置換されていてもよいC3〜C6シクロアルキルを独立に含み、またはR7およびR8は、中間の炭素と一緒になって、置換されていてもよいC3〜C6シクロアルキルを含み;
9は、水素、置換されていてもよいC1〜C6アルキル、置換されていてもよいC3〜C6シクロアルキル、または加水分解性基を含み;
10は、アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、およびヘテロシクロアルケニルから選択される置換されていてもよいC1〜C12有機基を含む。)
【請求項2】
1が、フェニルおよびナフチルから選択される置換されていてもよいアリールである請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
8が水素である請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
8がハライド、ヒドロキシル、トリフルオロメチル、アミノ、シアノ、ニトロ、アジド、カルボキシアミド、アルコキシ、チオール、アルキルスルホニル、および置換されていてもよいC1〜C6有機基から選択される請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
8がメチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、シクロプロピル、n−ブチル、i−ブチル、s−ブチル、シクロブチル、n−ペンチル、i−ペンチル、s−ペンチル、ネオペンチル、シクロペンチル、n−ヘキシル、i−ヘキシル、s−ヘキシル、ジメチルブチル、またはシクロヘキシルである請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
8がメチルである請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
7が水素であり、R8がハライド、ヒドロキシル、トリフルオロメチル、アミノ、シアノ、ニトロ、アジド、カルボキシアミド、アルコキシ、チオール、アルキルスルホニル、および置換されていてもよいC1〜C6有機基から選択される請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
7が水素であり、R8がメチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、シクロプロピル、n−ブチル、i−ブチル、s−ブチル、シクロブチル、n−ペンチル、i−ペンチル、s−ペンチル、ネオペンチル、シクロペンチル、n−ヘキシル、i−ヘキシル、s−ヘキシル、ジメチルブチル、またはシクロヘキシルである請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
10が、フラニル、ピラニル、イミダゾリル、チオフェニル、ピリジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリアジニル、テトラジニル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェン、インドリル、インダゾリル、キノリニル、ナフチリジニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾイミダゾリル、およびベンゾトリアゾリルから選択される置換されていてもよいヘテロアリールである請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
式:
【化2】

で表される構造を有する請求項1に記載の化合物であって、
式中、各R7およびR8は、水素、ハライド、ヒドロキシル、トリフルオロメチル、アミノ、シアノ、ニトロ、アジド、カルボキシアミド、アルコキシ、チオール、アルキルスルホニル、置換されていてもよいC1〜C6アルキル、または置換されていてもよいC3〜C6シクロアルキルを独立に含み;
各Y1、Y2、Y3、Y4、およびY5は、NまたはC−R11を含み、各R11は、水素、ハライド、ヒドロキシル、トリフルオロメチル、アミノ、シアノ、ニトロ、アジド、カルボキシアミド、アルコキシ、チオール、アルキルスルホニル、または置換されていてもよいC1〜C6有機基を独立に含み;
12は、共有結合、C1〜C3アルキル、またはC1〜C3シクロアルキルであり;さらに
Arは、アリールおよびヘテロアリールから選択される置換されていてもよいC4〜C10有機基である、化合物。
【請求項11】
1、Y2、Y3、Y4、およびY5の1つ又は2がNである請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
Arがフェニル、インドリル、キノリニル、ナフチル、またはフルオロフェニルである請求項10に記載の化合物。
【請求項13】
12が構造:
【化3】

を有する請求項10に記載の化合物。
【請求項14】
a.構造:
【化4】

を有する化合物を提供する工程であって、
式中、R1は、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、およびヘテロシクロアルケニルから選択される置換されていてもよいC3〜C9有機基であり;
2は、水素、ハライド、ヒドロキシル、トリフルオロメチル、アミノ、シアノ、ニトロ、アジド、カルボキシアミド、アルコキシ、チオール、アルキルスルホニル、および置換されていてもよいC1〜C6有機基から独立に選択される3つの置換基を含み;
3は、水素、置換されていてもよいC1〜C6アルキル、置換されていてもよいC3〜C6シクロアルキル、または加水分解性基を含み;さらに
4は、水素、ハライド、ヒドロキシル、トリフルオロメチル、アミノ、シアノ、ニトロ、アジド、カルボキシアミド、アルコキシ、チオール、アルキルスルホニル、および置換されていてもよいC1〜C6有機基から独立に選択される8つの置換基を含む工程と、
b.構造:
【化5】

を有する化合物と反応させる工程であって、
式中、各R5およびR6は、水素、ハライド、ヒドロキシル、トリフルオロメチル、アミノ、シアノ、ニトロ、アジド、カルボキシアミド、アルコキシ、チオール、アルキルスルホニル、置換されていてもよいC1〜C6アルキル、または置換されていてもよいC3〜C6シクロアルキルを独立に含み、またはR5およびR6は、中間の炭素と一緒になって、置換されていてもよいC3〜C6シクロアルキルを含み;
各R7およびR8は、水素、ハライド、ヒドロキシル、トリフルオロメチル、アミノ、シアノ、ニトロ、アジド、カルボキシアミド、アルコキシ、チオール、アルキルスルホニル、置換されていてもよいC1〜C6アルキル、または置換されていてもよいC3〜C6シクロアルキルを独立に含み、またはR7およびR8は、中間の炭素と一緒になって、置換されていてもよいC3〜C6シクロアルキルを含み;
9は、水素、置換されていてもよいC1〜C6アルキル、置換されていてもよいC3〜C6シクロアルキル、または加水分解性基を含み、
Gは、保護基であり、さらにXは、脱離基である工程、
を含む、化合物を調製する方法。
【請求項15】
キラル分離が提供される請求項14に記載の方法。
【請求項16】
構造:
【化6】

を有する化合物であって、
式中、R10は、アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、およびヘテロシクロアルケニルから選択される置換されていてもよいC1〜C12有機基を含み、さらに
Xは、脱離基である、
化合物と反応させる工程をさらに含む請求項14に記載の方法。
【請求項17】
哺乳動物のPLD活性関連障害の治療方法であって、式:
【化7】

で表される構造を有する少なくともひとつの化合物または薬学的に許容可能なそれらの誘導体を哺乳動物に投与する工程を含み、
式中、各−−−−−は、独立に、任意選択の共有結合を含み;
1は、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、およびヘテロシクロアルケニルから選択される置換されていてもよいC3〜C9有機基であり;
2は、水素、ハライド、ヒドロキシル、トリフルオロメチル、アミノ、シアノ、ニトロ、アジド、カルボキシアミド、アルコキシ、チオール、アルキルスルホニル、および置換されていてもよいC1〜C6有機基から独立に選択される3つの置換基を含み;
3は、水素、置換されていてもよいC1〜C6アルキル、置換されていてもよいC3〜C6シクロアルキル、または加水分解性基を含み;
4は、水素、ハライド、ヒドロキシル、トリフルオロメチル、アミノ、シアノ、ニトロ、アジド、カルボキシアミド、アルコキシ、チオール、アルキルスルホニル、および置換されていてもよいC1〜C6有機基から独立に選択される8つの置換基を含み;
各R5およびR6は、水素、ハライド、ヒドロキシル、トリフルオロメチル、アミノ、シアノ、ニトロ、アジド、カルボキシアミド、アルコキシ、チオール、アルキルスルホニル、置換されていてもよいC1〜C6アルキル、または置換されていてもよいC3〜C6シクロアルキルを独立に含み、またはR5およびR6は、中間の炭素と一緒になって、置換されていてもよいC3〜C6シクロアルキルを含み;
各R7およびR8は、水素、ハライド、ヒドロキシル、トリフルオロメチル、アミノ、シアノ、ニトロ、アジド、カルボキシアミド、アルコキシ、チオール、アルキルスルホニル、置換されていてもよいC1〜C6アルキル、または置換されていてもよいC3〜C6シクロアルキルを独立に含み、またはR7およびR8は、中間の炭素と一緒になって、置換されていてもよいC3〜C6シクロアルキルを含み;
9は、水素、置換されていてもよいC1〜C6アルキル、置換されていてもよいC3〜C6シクロアルキル、または加水分解性基を含み;
10は、アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルケニル、およびヘテロシクロアルケニルから選択される置換されていてもよいC1〜C12有機基
を含む、方法。
【請求項18】
哺乳動物がヒトである請求項17に記載の方法。
【請求項19】
障害が制御されていない細胞増殖の疾患である請求項17に記載の方法。
【請求項20】
障害がPLD活性機能不全に関連する請求項17に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【公表番号】特表2013−500260(P2013−500260A)
【公表日】平成25年1月7日(2013.1.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−521826(P2012−521826)
【出願日】平成22年7月23日(2010.7.23)
【国際出願番号】PCT/US2010/043045
【国際公開番号】WO2011/011680
【国際公開日】平成23年1月27日(2011.1.27)
【出願人】(511183973)ヴァンダービルト ユニバーシティー (9)
【氏名又は名称原語表記】VANDERBILT UNIVERSITY
【住所又は居所原語表記】305 Kirkland Hall, Nashville, Tennessee 37240, U.S.A.
【Fターム(参考)】