アカウントサーバを用いたネットワークアクセス装置
【課題】CE機器に対して容易な操作によりネットワーク上で提供するサービスを享受させることができるようにしたアカウントサーバを用いたネットワークアクセス装置を提供すること。
【解決手段】実施の形態によれば、アカウントサーバを用いたネットワークアクセス装置は、アカウントサーバに対し、第1の通信手段によってセッションの確立された電子機器が、サービス名によるサービスの取得を要求したとき、そのサービス名のサービスを提供するサービスサイトへのアクセス用の識別情報をデータベースから取得し、第2の通信手段を用いて当該サービスサイトにログオンして情報を取得するとともに、その取得した情報を第1の通信手段を用いてセッションの確立している電子機器に送信させる制御手段を備える。
【解決手段】実施の形態によれば、アカウントサーバを用いたネットワークアクセス装置は、アカウントサーバに対し、第1の通信手段によってセッションの確立された電子機器が、サービス名によるサービスの取得を要求したとき、そのサービス名のサービスを提供するサービスサイトへのアクセス用の識別情報をデータベースから取得し、第2の通信手段を用いて当該サービスサイトにログオンして情報を取得するとともに、その取得した情報を第1の通信手段を用いてセッションの確立している電子機器に送信させる制御手段を備える。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明の実施の形態は、ユーザの有する様々な家庭用電子機器からのサービス要求に基づいて、ネットワーク上に接続された各種のサービスサイトにアクセスすることを可能としたアカウントサーバを用いたネットワークアクセス装置に関する。
【背景技術】
【0002】
周知のように、近年では、家庭用電子機器として、各種のCE(consumer electronic)機器が市場に普及している。代表的なものとしては、例えば地上波放送,衛星放送,有線放送等を用いたテレビジョン放送を受信して番組を視聴するテレビジョン放送受信装置、光ディスクや半導体メモリ等を記録媒体として映像や音声等のコンテンツを記録再生する記録再生装置、PC(personal computer)等がある。
【0003】
そして、現在では、これらの各CE機器に対しておすすめ番組リスト提供や番組予約ランキングといったサービスを享受させるためのアプリケーションサーバが実現されてきている。また、この他に、アドレス帳・スケジュール表管理、検索サービス等を提供するWebサービスがあり、PCからWebブラウザを介して、これらのサービスを利用することが可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−141081号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記のようなアプリケーションサーバは、CE機器固有の情報を用いて、CE機器を認証し、そのCE機器に対して情報を提供するクローズドなシステムである場合が多い。一方、Webサービスは、サービスの提供者がそれぞれアカウントを管理しており、そのサービスを利用する際に、サービス毎に作成されたアカウント情報(ログオンIDやパスワード)の入力が必要である。CE機器が特定のWebサービスからのサービスを要求する際に、ユーザに煩雑な入力操作を行なわせることなく、ユーザによる操作を容易化して取り扱いをより便利にすることが強く要望されている。
【0006】
CE機器に対して容易な操作によりネットワーク上で提供するサービスを享受させることができるようにしたアカウントサーバを用いたネットワークアクセス装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施の形態によれば、アカウントサーバを用いたネットワークアクセス装置は、
同じ識別情報を有する複数の電子機器と選択的に通信可能に接続され、所定の電子機器から識別情報を伴なったログオン要求を受けたとき、その識別情報が認証されれば当該電子機器との間でセッションを確立して通信を行なう第1の通信手段と、
ネットワーク上に存在する複数のサービスサイトと選択的に通信可能に接続され、複数のサービスサイト毎に設定されるアクセス用の識別情報を用いて所定のサービスサイトにログオンし、当該サービスサイトから情報を取得する第2の通信手段と、
複数の電子機器が有する識別情報と、前記複数のサービスサイト毎に設定されるアクセス用の識別情報と、前記複数のサービスサイトでそれぞれ提供するサービス名とが、対応的に登録されるデータベースとを有するアカウントサーバに対し、
第1の通信手段によってセッションの確立された電子機器が、サービス名によるサービスの取得を要求したとき、そのサービス名のサービスを提供するサービスサイトへのアクセス用の識別情報をデータベースから取得し、第2の通信手段を用いて当該サービスサイトにログオンして情報を取得するとともに、その取得した情報を第1の通信手段を用いてセッションの確立している電子機器に送信させる制御手段を備える。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】第1の実施の形態におけるアカウントサーバを説明するために示すブロック構成図。
【図2】同第1の実施の形態におけるアカウントサーバにアカウント情報及び外部サービスID情報を登録する動作の一例を説明するために示すフローチャート。
【図3】同第1の実施の形態におけるアカウントサーバに機器情報を登録する動作の一例を説明するために示すフローチャート。
【図4】同第1の実施の形態におけるアカウントサーバの主要な処理動作の一例を説明するために示すフローチャート。
【図5】第2の実施の形態におけるアカウントサーバを説明するために示すブロック構成図。
【図6】同第2の実施の形態におけるアカウントサーバの主要な処理動作の一例を説明するために示すフローチャート。
【図7】第3の実施の形態におけるアカウントサーバを説明するために示すブロック構成図。
【図8】同第3の実施の形態におけるアカウントサーバの主要な処理動作の一例を説明するために示すフローチャート。
【図9】第4の実施の形態におけるアカウントサーバを説明するために示すブロック構成図。
【図10】同第4の実施の形態におけるアカウントサーバに番組録画予約情報を登録する動作の一例を説明するために示すフローチャート。
【図11】同第4の実施の形態におけるアカウントサーバの主要な処理動作の一例を説明するために示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、第1の実施の形態に係るアカウントサーバ11を示している。このアカウントサーバ11は、プロキシー処理部12、データベース処理部13及びデータベース外部インターフェース部14を備えている。このうち、プロキシー処理部12は、接続部15を介して複数(図示の場合は5つ)のCE機器16〜20と選択的に通信可能となっている。
【0010】
この場合、複数のCE機器16〜20としては、例えば地上波放送,衛星放送,有線放送等を用いたテレビジョン放送を受信して番組を視聴するテレビジョン放送受信装置16、光ディスクや半導体メモリ等を記録媒体として映像や音声等のコンテンツを記録再生する2つの記録再生装置17,18、2つのPC19,20を想定している。
【0011】
これらの各CE機器16〜20は、例えば同一世帯内等の1つのグループに所属しており、同一グループ内では、全てに同じホームID(統一ID)が予め設定されている。また、各CE機器16〜20には、グループを構成する各メンバーがそれぞれ個別の設定で使用することを考慮して、メンバーIDを設定可能となっている。
【0012】
一方、上記プロキシー処理部12は、例えばインターネット等のネットワーク21に接続されており、ネットワーク21上に存在する複数(図示の場合は4つ)のサービスサイト22,23,24,25に選択的にアクセス可能となっている。これにより、いずれかのCE機器(例えば16)からサービスサイト(例えば22)が提供するサービス情報の所得要求を受けたとき、サービスサイト22にアクセスしてサービス情報を取り出し、CE機器16に供給するルートが構成される。
【0013】
また、このプロキシー処理部12は、上記データベース処理部13に接続されている。このデータベース処理部13は、グループ単位でのデータベースであるグループデータベース26を作成している。このグループデータベース26には、アカウント情報、機器情報、外部サービスID情報等が登録されている。
【0014】
このうち、アカウント情報は、同一グループ内に属する各CE機器16〜20のホームIDやパスワード等であり、メンバーIDが設定されている場合には、ホームIDの下にそのメンバーIDが付加される。
【0015】
また、機器情報は、同一グループ内に属する各CE機器16〜20それぞれに固有の情報であり、例えばSN(製造番号)や製品ID等である。
【0016】
さらに、外部サービスID情報は、ネットワーク21に接続された各サービスサイト22〜25に対するログオンID、パスワード、アクセス方法[URL(uniform resource locator)]であり、各サービスサイト22〜25で提供するサービス名が対応的に付加されている。
【0017】
なお、上記した各CE機器16〜20にも、各サービスサイト22〜25で提供するサービス名が予めプリセットされており、各CE機器16〜20では、プリセットされている各サービス名をリスト表示させ、所望のサービス名を選択して決定することにより、そのサービスを要求することができる。
【0018】
ここで、サービス名としては、例えば、各サービスサイト22〜25におけるポータル画面の名称や、ポータル画面そのものの映像等が考えられる。なお、サービス名は、各CE機器16〜20に予めプリセットされるだけでなく、各サービスサイト22〜25からダウンロードしてCE機器16〜20に設定されても良いものである。
【0019】
また、上記データベース処理部13には、上記データベース外部インターフェース部14が接続されている。このデータベース外部インターフェース部14は、例えばPCのWebブラウザを用いて、ネットワーク21からアカウントサーバ11にアクセスし、外部サービスID情報の登録や、アカウントサーバ11のメンテナンスを行なうために利用される。
【0020】
図2は、上記したグループデータベース26のうち、アカウント情報及び外部サービスID情報を作成する処理動作をまとめたフローチャートを示している。この処理動作は、ネットワーク21に接続されたPC(図示せず)が、アカウントサーバ11を制御することによって行なわれる。
【0021】
すなわち、処理が開始(ステップS2a)されると、ネットワーク21上のPCは、ステップS2bで、アカウントサーバ11にアクセスを要求する。そして、アカウントサーバ11は、ステップS2cで、PCの接続を確認すると、ステップS2dで、新規の作成か否かを判別し、新規の作成でないと判断された場合(NO)、処理を終了(ステップS2m)する。
【0022】
また、上記ステップS2dで新規の作成であると判断された場合(YES)、アカウントサーバ11は、ステップS2eで、アカウント作成を開始し、ステップS2fで、ネットワーク21上のPCにホームIDの入力を要求する。すると、このPCは、ステップS2gで、各CE機器16〜20に付された同じホームIDをアカウントサーバ11に出力する。この場合、メンバーIDが付されている場合には、そのメンバーIDもアカウントサーバ11に出力する。
【0023】
これにより、アカウントサーバ11は、ステップS2hで、ネットワーク21上のPCから供給されたホームID及びメンバーIDを、アカウント情報としてグループデータベース26に登録する。
【0024】
その後、ネットワーク21上のPCは、ステップS2iで、各CE機器16〜20に対するパスワードをアカウントサーバ11に出力し、アカウントサーバ11は、ステップS2jで、ネットワーク21上のPCから供給されたパスワードを、アカウント情報としてグループデータベース26に登録する。
【0025】
次に、ネットワーク21上のPCは、ステップS2kで、各サービスサイト22〜25に対する外部サービスID情報をアカウントサーバ11に出力し、アカウントサーバ11は、ステップS2lで、ネットワーク21上のPCから供給された外部サービスID情報をグループデータベース26に登録して、処理を終了(ステップS2m)する。
【0026】
図3は、上記したグループデータベース26のうち、機器情報を作成する処理動作をまとめたフローチャートを示している。この処理動作は、同一グループを構成するCE機器16がアカウントサーバ11にアクセスして、自己の機器情報を送信することによって行なわれる。なお、他のCE機器17〜20については、CE機器16と同様な処理動作であるため、その説明は省略する。
【0027】
すなわち、処理が開始(ステップS3a)されると、CE機器16は、ステップS3bで、ホームIDとパスワードとが登録され、ステップS3cで、登録したホームIDとパスワードとをアカウントサーバ11に送信してログオンを要求する。すると、アカウントサーバ11は、ステップS3dで、ホームIDの認証を行ない、認証結果がOKであれば、ステップS3eで、CE機器16に機器情報の入力を要求する。
【0028】
これにより、CE機器16は、ステップS3fで、自己の機器情報をアカウントサーバ11に送信する。すると、アカウントサーバ11は、ステップS3gで、CE機器16から供給された機器情報をグループデータベース26に登録して、処理を終了(ステップS3h)する。
【0029】
図4は、CE機器16がグループデータベース26の構築されたアカウントサーバ11を用いて、サービスサイト22の提供するサービス情報を取得する処理動作をまとめたフローチャートを示している。なお、他のCE機器17〜20がサービスサイト22〜25の提供するサービス情報を取得する処理動作については同様であるため、その説明は省略する。
【0030】
すなわち、処理が開始(ステップS4a)されると、CE機器16は、ステップS4bで、各サービスサイト22〜25で提供するサービス名をリスト化したメニューを表示する。そして、CE機器16は、ステップS4cで、メニューからサービスサイト22の提供するサービス名が選択されると、ステップS4dで、自己のホームIDとパスワードとをアカウントサーバ11に送信してログオンを要求する。
【0031】
すると、アカウントサーバ11は、ステップS4eで、CE機器16から供給されたホームIDの認証を行ない、ステップS4fで、認証がOKであるか否かを判別し、OKでないと判断された場合(NO)、処理を終了(ステップS4o)する。
【0032】
また、上記ステップS4fで認証がOKであると判断された場合(YES)、アカウントサーバ11は、ステップS4gで、CE機器16にセッションIDを送信して、CE機器16との間でセッションを確立する。すると、CE機器16は、ステップS4hで、先に選択したサービスサイト22のサービス名とセッションIDとをアカウントサーバ11に出力し、サービスを要求する。
【0033】
このため、アカウントサーバ11は、ステップS4iで、プロキシー処理部12が、サービスサイト22に対するログオンIDとパスワードとを、グループデータベース26から入手し、ステップS4jで、サービスサイト22にログオンする。そして、アカウントサーバ11は、ステップS4kで、ログオンしたサービスサイト22から必要な情報をダウンロードし、ステップS4lで、セッションIDを送信したCE機器16に送信する。
【0034】
これにより、CE機器16は、ステップS4mで、アカウントサーバ11から供給された情報を受信し、ステップS4nで、画面に表示して、処理を終了(ステップS4o)する。
【0035】
上記した第1の実施の形態によれば、同一グループを構成する複数のCE機器16〜20に対して同じホームIDを設定するとともに、アカウントサーバ11にネットワーク21上の各種サービスサイト22〜25にログオンするための情報をグループデータベース26として構成する。
【0036】
そして、いずれかのCE機器(例えば16)からホームIDを用いてアカウントサーバ11にログオンすることによりセッションを確立し、この状態で、CE機器16が所望のサービスをリストから選択することにより、アカウントサーバ11がグループデータベース26を参照して、要求されたサービスを提供するサービスサイト22にログオンし、情報をダウンロードしてCE機器16に取得させるようにしている。このため、CE機器16に対して容易な操作によりネットワーク21上で提供するサービスを享受させることができるようになる。
【0037】
図5は、第2の実施の形態を示している。図5において、図1と同一部分には同一符号を付して説明すると、プロキシー処理部12は、外部ID発行部27に接続されている。この外部ID発行部27は、外部サービスID情報がグループデータベース26に記録されていないサービスサイト(例えば22)へのログオンが要求された場合に、仮のログオンIDや仮のパスワードを自動発行するものである。
【0038】
この場合、外部ID発行部27は、サービス情報データベース28に記録されている、ネットワーク21上に存在するサービスサイト22〜25へのログオンIDの発行ルールに基づいて、仮のログオンIDや仮のパスワードを自動発行する。そして、プロキシー処理部12では、外部ID発行部27が発行した仮のログオンIDや仮のパスワードに基づいてサービスサイト22へのログオンを実行する。
【0039】
図6は、CE機器16が取得要求したサービス情報を提供するサービスサイト22へのログオンIDがグループデータベース26に記録されていない場合の処理動作をまとめたフローチャートを示している。なお、他のCE機器17〜20が要求したサービスを提供するサービスサイト22〜25のログオンIDがグループデータベース26に記録されていない場合の処理動作については同様であるため、その説明は省略する。
【0040】
すなわち、処理が開始(ステップS6a)されると、CE機器16は、ステップS6bで、各サービスサイト22〜25で提供するサービス名をリスト化したメニューを表示する。そして、CE機器16は、ステップS6cで、メニューからサービスサイト22の提供するサービス名が選択されると、ステップS6dで、自己のホームIDとパスワードとをアカウントサーバ11に送信してログオンを要求する。
【0041】
すると、アカウントサーバ11は、ステップS6eで、CE機器16から供給されたホームIDの認証を行ない、ステップS6fで、認証がOKであるか否かを判別し、OKでないと判断された場合(NO)、処理を終了(ステップS6r)する。
【0042】
また、上記ステップS6fで認証がOKであると判断された場合(YES)、アカウントサーバ11は、ステップS6gで、CE機器16にセッションIDを送信して、CE機器16との間でセッションを確立する。すると、CE機器16は、ステップS6hで、先に選択したサービスサイト22のサービス名とセッションIDとをアカウントサーバ11に出力し、サービスを要求する。
【0043】
ここにおいて、アカウントサーバ11は、ステップS6iで、CE機器16が要求したサービスを提供するサービスサイト22のログオンIDがグループデータベース26に登録されているか否かを判別する。
【0044】
そして、ログオンIDが登録されていないと判断された場合(NO)、アカウントサーバ11は、ステップS6jで、外部ID発行部27に仮のログオンIDと仮のパスワードとを発行させ、ステップS6kで、プロキシー処理部12がサービスサイト22にログオンする。なお、上記ステップS6iでログオンIDが登録されていると判断された場合(YES)、アカウントサーバ11は、直接ステップS6kの処理に移行する。
【0045】
その後、アカウントサーバ11は、ステップS6lで、サービスサイト22へのログオンが成功したか否かを判別し、成功していないと判断された場合(NO)、再度ステップS6jの処理に戻り、仮のログオンIDと仮のパスワードとの発行が行なわれる。また、上記ステップS6lでログオンが成功したと判断された場合(YES)、アカウントサーバ11は、ステップS6mで、ログオンに使用した仮のログオンIDと仮のパスワードとをグループデータベース26に登録する。
【0046】
そして、アカウントサーバ11は、ステップS6nで、ログオンしたサービスサイト22から必要な情報をダウンロードし、ステップS6oで、セッションIDを送信したCE機器16に送信する。これにより、CE機器16は、ステップS6pで、アカウントサーバ11から供給された情報を受信し、ステップS6qで、画面に表示して、処理を終了(ステップS6r)する。
【0047】
上記した第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様な効果が得られる他、ログオンIDがグループデータベース26に記録されていないサービスサイト22へのログオンが要求された場合に、仮のログオンIDや仮のパスワードを自動発行するので、ユーザにとっての取り扱いを便利にすることができる。
【0048】
図7は、第3の実施の形態を示している。図7において、図1と同一部分には同一符号を付して説明すると、グループデータベース26に機器自己診断情報が含まれている。この機器自己診断情報は、各CE機器16〜20がそれぞれ自己の状態を定期的または所定のトリガ発生時に診断した結果を、各CE機器の16〜20の製品IDと対応させて登録したものである。
【0049】
図8は、CE機器16が自己診断結果をアカウントサーバ11のグループデータベース26に登録する処理動作をまとめたフローチャートを示している。なお、他のCE機器17〜20が自己診断結果をアカウントサーバ11のグループデータベース26に登録する処理動作については、CE機器16と同様な処理動作であるため、その説明は省略する。
【0050】
すなわち、処理が開始(ステップS8a)されると、CE機器16は、ステップS8bで、自己診断を実行し、ステップS8cで、その自己診断情報を自己の持つ不揮発性メモリ(図示せず)に記録する。その後、CE機器16は、ステップS8dで、自己のホームIDとパスワードとをアカウントサーバ11に送信してログオンを要求する。
【0051】
すると、アカウントサーバ11は、ステップS8eで、CE機器16から供給されたホームIDの認証を行ない、ステップS8fで、認証がOKであるか否かを判別し、OKでないと判断された場合(NO)、処理を終了(ステップS8j)する。
【0052】
また、上記ステップS8fで認証がOKであると判断された場合(YES)、アカウントサーバ11は、ステップS8gで、CE機器16にセッションIDを送信して、CE機器16との間でセッションを確立する。すると、CE機器16は、ステップS8hで、自己診断情報を自己の製品IDと対応させてアカウントサーバ11に出力する。
【0053】
このため、アカウントサーバ11は、ステップS8iで、CE機器16の自己診断情報をその製品IDと対応させてグループデータベース26に登録し、処理を終了(ステップS8j)する。
【0054】
上記した第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様な効果が得られる他、同一グループ内の各CE機器16〜20の自己診断情報がアカウントサーバ11に登録されるので、ユーザは、アカウントサーバ11にアクセスするだけで各CE機器16〜20の状態を把握することができ、ユーザにとっての取り扱いを便利にすることができる。
【0055】
図9は、第4の実施の形態を示している。図9において、図1と同一部分には同一符号を付して説明すると、グループデータベース26に番組録画予約情報が含まれている。この番組録画予約情報は、各CE機器16〜20にそれぞれ設定された番組録画予約情報を各CE機器の16〜20の製品IDと対応させて登録したものである。
【0056】
図10は、CE機器16が、自己に設定された番組録画予約情報をアカウントサーバ11のグループデータベース26に登録する処理動作をまとめたフローチャートを示している。なお、他のCE機器17〜20が、自己に設定された番組録画予約情報をアカウントサーバ11のグループデータベース26に登録する処理動作については、CE機器16と同様な処理動作であるため、その説明は省略する。
【0057】
すなわち、処理が開始(ステップS10a)されると、CE機器16は、ステップS10bで、番組録画予約情報が設定されると、ステップS10cで、その番組録画予約情報を自己の持つ不揮発性メモリ(図示せず)に記録する。その後、CE機器16は、ステップS10dで、自己のホームIDとパスワードとをアカウントサーバ11に送信してログオンを要求する。
【0058】
すると、アカウントサーバ11は、ステップS10eで、CE機器16から供給されたホームIDの認証を行ない、ステップS10fで、認証がOKであるか否かを判別し、OKでないと判断された場合(NO)、処理を終了(ステップS10j)する。
【0059】
また、上記ステップS10fで認証がOKであると判断された場合(YES)、アカウントサーバ11は、ステップS10gで、CE機器16にセッションIDを送信して、CE機器16との間でセッションを確立する。すると、CE機器16は、ステップS10hで、番組録画予約情報を自己の製品IDと対応させてアカウントサーバ11に出力する。
【0060】
このため、アカウントサーバ11は、ステップS10iで、CE機器16の番組録画予約情報をその製品IDと対応させてグループデータベース26に登録し、処理を終了(ステップS10j)する。
【0061】
上記した第4の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様な効果が得られる他、同一グループ内の各CE機器16〜20の番組録画予約情報がアカウントサーバ11に登録されるので、ユーザは、アカウントサーバ11にアクセスするだけで各CE機器16〜20に設定されている番組録画予約状態を把握することができ、ユーザにとっての取り扱いを便利にすることができる。
【0062】
また、同一グループ内の各CE機器16〜20に設定された番組録画予約情報がアカウントサーバ11に登録されているので、例えば、記録再生装置であるCE機器18が、アカウントサーバ11に登録された番組録画予約情報の中から、他の記録再生装置であるCE機器17に設定されている番組録画予約情報を読み出して、自己に設定することができる。
【0063】
図11は、CE機器18が、アカウントサーバ11に登録された番組録画予約情報の中から、CE機器17に設定されている番組録画予約情報を読み出して自己に設定する処理動作をまとめたフローチャートを示している。すなわち、処理が開始(ステップS11a)されると、CE機器18は、ステップS11bで、メニュー画面を表示させて、その中から番組録画予約情報のコピーを選択し、ステップS11cで、自己のホームIDとパスワードとをアカウントサーバ11に送信してログオンを要求する。
【0064】
すると、アカウントサーバ11は、ステップS11dで、CE機器18から供給されたホームIDの認証を行ない、ステップS11eで、認証がOKであるか否かを判別し、OKでないと判断された場合(NO)、処理を終了(ステップS11o)する。
【0065】
また、上記ステップS11eで認証がOKであると判断された場合(YES)、アカウントサーバ11は、ステップS11fで、CE機器18にセッションIDを送信して、CE機器18との間でセッションを確立する。すると、CE機器18は、ステップS11gで、グループ内の全CE機器を示すリストと、各CE機器に対する番組録画予約情報の設定の有無を示すリストとを、アカウントサーバ11に要求する。
【0066】
このため、アカウントサーバ11は、ステップS11hで、グループデータベース26に登録されている情報に基づいて、要求されたリストを作成しCE機器18に送信する。CE機器18は、ステップS11iで、アカウントサーバ11から供給されたリストを画面に表示し、ステップS11jで、表示されたリストからCE機器17を選択した後、ステップS11kで、CE機器17の番組録画予約情報の取得をアカウントサーバ11に要求する。
【0067】
すると、アカウントサーバ11は、ステップS11lで、グループデータベース26からCE機器17に設定されている番組録画予約情報を入手し、CE機器18に送信する。このため、CE機器18は、ステップS11mで、アカウントサーバ11から供給されたCE機器17の番組録画予約情報を自己の不揮発性メモリに記録する。その後、アカウントサーバ11は、ステップS11nで、グループデータベース26のCE機器18の番組録画予約情報を更新して、処理を終了(ステップS11o)する。
【0068】
すなわち、CE機器(例えば17)が有する番組録画予約情報を、同一グループ内の他のCE機器18に容易にコピーすることができ、グループ内で情報を共有することが容易に行なえるようになる。
【0069】
なお、この発明は上記した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を種々変形して具体化することができる。また、上記した実施の形態に開示されている複数の構成要素を適宜に組み合わせることにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良いものである。さらに、異なる実施の形態に係る構成要素を適宜組み合わせても良いものである。
【符号の説明】
【0070】
11…アカウントサーバ、12…プロキシー処理部、13…データベース処理部、14…データベース外部インターフェース部、15…接続部、16〜20…CE機器、21…ネットワーク、22〜25…サービスサイト、26…グループデータベース、27…該部ID発行部、28…サービス情報データベース。
【技術分野】
【0001】
この発明の実施の形態は、ユーザの有する様々な家庭用電子機器からのサービス要求に基づいて、ネットワーク上に接続された各種のサービスサイトにアクセスすることを可能としたアカウントサーバを用いたネットワークアクセス装置に関する。
【背景技術】
【0002】
周知のように、近年では、家庭用電子機器として、各種のCE(consumer electronic)機器が市場に普及している。代表的なものとしては、例えば地上波放送,衛星放送,有線放送等を用いたテレビジョン放送を受信して番組を視聴するテレビジョン放送受信装置、光ディスクや半導体メモリ等を記録媒体として映像や音声等のコンテンツを記録再生する記録再生装置、PC(personal computer)等がある。
【0003】
そして、現在では、これらの各CE機器に対しておすすめ番組リスト提供や番組予約ランキングといったサービスを享受させるためのアプリケーションサーバが実現されてきている。また、この他に、アドレス帳・スケジュール表管理、検索サービス等を提供するWebサービスがあり、PCからWebブラウザを介して、これらのサービスを利用することが可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−141081号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記のようなアプリケーションサーバは、CE機器固有の情報を用いて、CE機器を認証し、そのCE機器に対して情報を提供するクローズドなシステムである場合が多い。一方、Webサービスは、サービスの提供者がそれぞれアカウントを管理しており、そのサービスを利用する際に、サービス毎に作成されたアカウント情報(ログオンIDやパスワード)の入力が必要である。CE機器が特定のWebサービスからのサービスを要求する際に、ユーザに煩雑な入力操作を行なわせることなく、ユーザによる操作を容易化して取り扱いをより便利にすることが強く要望されている。
【0006】
CE機器に対して容易な操作によりネットワーク上で提供するサービスを享受させることができるようにしたアカウントサーバを用いたネットワークアクセス装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施の形態によれば、アカウントサーバを用いたネットワークアクセス装置は、
同じ識別情報を有する複数の電子機器と選択的に通信可能に接続され、所定の電子機器から識別情報を伴なったログオン要求を受けたとき、その識別情報が認証されれば当該電子機器との間でセッションを確立して通信を行なう第1の通信手段と、
ネットワーク上に存在する複数のサービスサイトと選択的に通信可能に接続され、複数のサービスサイト毎に設定されるアクセス用の識別情報を用いて所定のサービスサイトにログオンし、当該サービスサイトから情報を取得する第2の通信手段と、
複数の電子機器が有する識別情報と、前記複数のサービスサイト毎に設定されるアクセス用の識別情報と、前記複数のサービスサイトでそれぞれ提供するサービス名とが、対応的に登録されるデータベースとを有するアカウントサーバに対し、
第1の通信手段によってセッションの確立された電子機器が、サービス名によるサービスの取得を要求したとき、そのサービス名のサービスを提供するサービスサイトへのアクセス用の識別情報をデータベースから取得し、第2の通信手段を用いて当該サービスサイトにログオンして情報を取得するとともに、その取得した情報を第1の通信手段を用いてセッションの確立している電子機器に送信させる制御手段を備える。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】第1の実施の形態におけるアカウントサーバを説明するために示すブロック構成図。
【図2】同第1の実施の形態におけるアカウントサーバにアカウント情報及び外部サービスID情報を登録する動作の一例を説明するために示すフローチャート。
【図3】同第1の実施の形態におけるアカウントサーバに機器情報を登録する動作の一例を説明するために示すフローチャート。
【図4】同第1の実施の形態におけるアカウントサーバの主要な処理動作の一例を説明するために示すフローチャート。
【図5】第2の実施の形態におけるアカウントサーバを説明するために示すブロック構成図。
【図6】同第2の実施の形態におけるアカウントサーバの主要な処理動作の一例を説明するために示すフローチャート。
【図7】第3の実施の形態におけるアカウントサーバを説明するために示すブロック構成図。
【図8】同第3の実施の形態におけるアカウントサーバの主要な処理動作の一例を説明するために示すフローチャート。
【図9】第4の実施の形態におけるアカウントサーバを説明するために示すブロック構成図。
【図10】同第4の実施の形態におけるアカウントサーバに番組録画予約情報を登録する動作の一例を説明するために示すフローチャート。
【図11】同第4の実施の形態におけるアカウントサーバの主要な処理動作の一例を説明するために示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、第1の実施の形態に係るアカウントサーバ11を示している。このアカウントサーバ11は、プロキシー処理部12、データベース処理部13及びデータベース外部インターフェース部14を備えている。このうち、プロキシー処理部12は、接続部15を介して複数(図示の場合は5つ)のCE機器16〜20と選択的に通信可能となっている。
【0010】
この場合、複数のCE機器16〜20としては、例えば地上波放送,衛星放送,有線放送等を用いたテレビジョン放送を受信して番組を視聴するテレビジョン放送受信装置16、光ディスクや半導体メモリ等を記録媒体として映像や音声等のコンテンツを記録再生する2つの記録再生装置17,18、2つのPC19,20を想定している。
【0011】
これらの各CE機器16〜20は、例えば同一世帯内等の1つのグループに所属しており、同一グループ内では、全てに同じホームID(統一ID)が予め設定されている。また、各CE機器16〜20には、グループを構成する各メンバーがそれぞれ個別の設定で使用することを考慮して、メンバーIDを設定可能となっている。
【0012】
一方、上記プロキシー処理部12は、例えばインターネット等のネットワーク21に接続されており、ネットワーク21上に存在する複数(図示の場合は4つ)のサービスサイト22,23,24,25に選択的にアクセス可能となっている。これにより、いずれかのCE機器(例えば16)からサービスサイト(例えば22)が提供するサービス情報の所得要求を受けたとき、サービスサイト22にアクセスしてサービス情報を取り出し、CE機器16に供給するルートが構成される。
【0013】
また、このプロキシー処理部12は、上記データベース処理部13に接続されている。このデータベース処理部13は、グループ単位でのデータベースであるグループデータベース26を作成している。このグループデータベース26には、アカウント情報、機器情報、外部サービスID情報等が登録されている。
【0014】
このうち、アカウント情報は、同一グループ内に属する各CE機器16〜20のホームIDやパスワード等であり、メンバーIDが設定されている場合には、ホームIDの下にそのメンバーIDが付加される。
【0015】
また、機器情報は、同一グループ内に属する各CE機器16〜20それぞれに固有の情報であり、例えばSN(製造番号)や製品ID等である。
【0016】
さらに、外部サービスID情報は、ネットワーク21に接続された各サービスサイト22〜25に対するログオンID、パスワード、アクセス方法[URL(uniform resource locator)]であり、各サービスサイト22〜25で提供するサービス名が対応的に付加されている。
【0017】
なお、上記した各CE機器16〜20にも、各サービスサイト22〜25で提供するサービス名が予めプリセットされており、各CE機器16〜20では、プリセットされている各サービス名をリスト表示させ、所望のサービス名を選択して決定することにより、そのサービスを要求することができる。
【0018】
ここで、サービス名としては、例えば、各サービスサイト22〜25におけるポータル画面の名称や、ポータル画面そのものの映像等が考えられる。なお、サービス名は、各CE機器16〜20に予めプリセットされるだけでなく、各サービスサイト22〜25からダウンロードしてCE機器16〜20に設定されても良いものである。
【0019】
また、上記データベース処理部13には、上記データベース外部インターフェース部14が接続されている。このデータベース外部インターフェース部14は、例えばPCのWebブラウザを用いて、ネットワーク21からアカウントサーバ11にアクセスし、外部サービスID情報の登録や、アカウントサーバ11のメンテナンスを行なうために利用される。
【0020】
図2は、上記したグループデータベース26のうち、アカウント情報及び外部サービスID情報を作成する処理動作をまとめたフローチャートを示している。この処理動作は、ネットワーク21に接続されたPC(図示せず)が、アカウントサーバ11を制御することによって行なわれる。
【0021】
すなわち、処理が開始(ステップS2a)されると、ネットワーク21上のPCは、ステップS2bで、アカウントサーバ11にアクセスを要求する。そして、アカウントサーバ11は、ステップS2cで、PCの接続を確認すると、ステップS2dで、新規の作成か否かを判別し、新規の作成でないと判断された場合(NO)、処理を終了(ステップS2m)する。
【0022】
また、上記ステップS2dで新規の作成であると判断された場合(YES)、アカウントサーバ11は、ステップS2eで、アカウント作成を開始し、ステップS2fで、ネットワーク21上のPCにホームIDの入力を要求する。すると、このPCは、ステップS2gで、各CE機器16〜20に付された同じホームIDをアカウントサーバ11に出力する。この場合、メンバーIDが付されている場合には、そのメンバーIDもアカウントサーバ11に出力する。
【0023】
これにより、アカウントサーバ11は、ステップS2hで、ネットワーク21上のPCから供給されたホームID及びメンバーIDを、アカウント情報としてグループデータベース26に登録する。
【0024】
その後、ネットワーク21上のPCは、ステップS2iで、各CE機器16〜20に対するパスワードをアカウントサーバ11に出力し、アカウントサーバ11は、ステップS2jで、ネットワーク21上のPCから供給されたパスワードを、アカウント情報としてグループデータベース26に登録する。
【0025】
次に、ネットワーク21上のPCは、ステップS2kで、各サービスサイト22〜25に対する外部サービスID情報をアカウントサーバ11に出力し、アカウントサーバ11は、ステップS2lで、ネットワーク21上のPCから供給された外部サービスID情報をグループデータベース26に登録して、処理を終了(ステップS2m)する。
【0026】
図3は、上記したグループデータベース26のうち、機器情報を作成する処理動作をまとめたフローチャートを示している。この処理動作は、同一グループを構成するCE機器16がアカウントサーバ11にアクセスして、自己の機器情報を送信することによって行なわれる。なお、他のCE機器17〜20については、CE機器16と同様な処理動作であるため、その説明は省略する。
【0027】
すなわち、処理が開始(ステップS3a)されると、CE機器16は、ステップS3bで、ホームIDとパスワードとが登録され、ステップS3cで、登録したホームIDとパスワードとをアカウントサーバ11に送信してログオンを要求する。すると、アカウントサーバ11は、ステップS3dで、ホームIDの認証を行ない、認証結果がOKであれば、ステップS3eで、CE機器16に機器情報の入力を要求する。
【0028】
これにより、CE機器16は、ステップS3fで、自己の機器情報をアカウントサーバ11に送信する。すると、アカウントサーバ11は、ステップS3gで、CE機器16から供給された機器情報をグループデータベース26に登録して、処理を終了(ステップS3h)する。
【0029】
図4は、CE機器16がグループデータベース26の構築されたアカウントサーバ11を用いて、サービスサイト22の提供するサービス情報を取得する処理動作をまとめたフローチャートを示している。なお、他のCE機器17〜20がサービスサイト22〜25の提供するサービス情報を取得する処理動作については同様であるため、その説明は省略する。
【0030】
すなわち、処理が開始(ステップS4a)されると、CE機器16は、ステップS4bで、各サービスサイト22〜25で提供するサービス名をリスト化したメニューを表示する。そして、CE機器16は、ステップS4cで、メニューからサービスサイト22の提供するサービス名が選択されると、ステップS4dで、自己のホームIDとパスワードとをアカウントサーバ11に送信してログオンを要求する。
【0031】
すると、アカウントサーバ11は、ステップS4eで、CE機器16から供給されたホームIDの認証を行ない、ステップS4fで、認証がOKであるか否かを判別し、OKでないと判断された場合(NO)、処理を終了(ステップS4o)する。
【0032】
また、上記ステップS4fで認証がOKであると判断された場合(YES)、アカウントサーバ11は、ステップS4gで、CE機器16にセッションIDを送信して、CE機器16との間でセッションを確立する。すると、CE機器16は、ステップS4hで、先に選択したサービスサイト22のサービス名とセッションIDとをアカウントサーバ11に出力し、サービスを要求する。
【0033】
このため、アカウントサーバ11は、ステップS4iで、プロキシー処理部12が、サービスサイト22に対するログオンIDとパスワードとを、グループデータベース26から入手し、ステップS4jで、サービスサイト22にログオンする。そして、アカウントサーバ11は、ステップS4kで、ログオンしたサービスサイト22から必要な情報をダウンロードし、ステップS4lで、セッションIDを送信したCE機器16に送信する。
【0034】
これにより、CE機器16は、ステップS4mで、アカウントサーバ11から供給された情報を受信し、ステップS4nで、画面に表示して、処理を終了(ステップS4o)する。
【0035】
上記した第1の実施の形態によれば、同一グループを構成する複数のCE機器16〜20に対して同じホームIDを設定するとともに、アカウントサーバ11にネットワーク21上の各種サービスサイト22〜25にログオンするための情報をグループデータベース26として構成する。
【0036】
そして、いずれかのCE機器(例えば16)からホームIDを用いてアカウントサーバ11にログオンすることによりセッションを確立し、この状態で、CE機器16が所望のサービスをリストから選択することにより、アカウントサーバ11がグループデータベース26を参照して、要求されたサービスを提供するサービスサイト22にログオンし、情報をダウンロードしてCE機器16に取得させるようにしている。このため、CE機器16に対して容易な操作によりネットワーク21上で提供するサービスを享受させることができるようになる。
【0037】
図5は、第2の実施の形態を示している。図5において、図1と同一部分には同一符号を付して説明すると、プロキシー処理部12は、外部ID発行部27に接続されている。この外部ID発行部27は、外部サービスID情報がグループデータベース26に記録されていないサービスサイト(例えば22)へのログオンが要求された場合に、仮のログオンIDや仮のパスワードを自動発行するものである。
【0038】
この場合、外部ID発行部27は、サービス情報データベース28に記録されている、ネットワーク21上に存在するサービスサイト22〜25へのログオンIDの発行ルールに基づいて、仮のログオンIDや仮のパスワードを自動発行する。そして、プロキシー処理部12では、外部ID発行部27が発行した仮のログオンIDや仮のパスワードに基づいてサービスサイト22へのログオンを実行する。
【0039】
図6は、CE機器16が取得要求したサービス情報を提供するサービスサイト22へのログオンIDがグループデータベース26に記録されていない場合の処理動作をまとめたフローチャートを示している。なお、他のCE機器17〜20が要求したサービスを提供するサービスサイト22〜25のログオンIDがグループデータベース26に記録されていない場合の処理動作については同様であるため、その説明は省略する。
【0040】
すなわち、処理が開始(ステップS6a)されると、CE機器16は、ステップS6bで、各サービスサイト22〜25で提供するサービス名をリスト化したメニューを表示する。そして、CE機器16は、ステップS6cで、メニューからサービスサイト22の提供するサービス名が選択されると、ステップS6dで、自己のホームIDとパスワードとをアカウントサーバ11に送信してログオンを要求する。
【0041】
すると、アカウントサーバ11は、ステップS6eで、CE機器16から供給されたホームIDの認証を行ない、ステップS6fで、認証がOKであるか否かを判別し、OKでないと判断された場合(NO)、処理を終了(ステップS6r)する。
【0042】
また、上記ステップS6fで認証がOKであると判断された場合(YES)、アカウントサーバ11は、ステップS6gで、CE機器16にセッションIDを送信して、CE機器16との間でセッションを確立する。すると、CE機器16は、ステップS6hで、先に選択したサービスサイト22のサービス名とセッションIDとをアカウントサーバ11に出力し、サービスを要求する。
【0043】
ここにおいて、アカウントサーバ11は、ステップS6iで、CE機器16が要求したサービスを提供するサービスサイト22のログオンIDがグループデータベース26に登録されているか否かを判別する。
【0044】
そして、ログオンIDが登録されていないと判断された場合(NO)、アカウントサーバ11は、ステップS6jで、外部ID発行部27に仮のログオンIDと仮のパスワードとを発行させ、ステップS6kで、プロキシー処理部12がサービスサイト22にログオンする。なお、上記ステップS6iでログオンIDが登録されていると判断された場合(YES)、アカウントサーバ11は、直接ステップS6kの処理に移行する。
【0045】
その後、アカウントサーバ11は、ステップS6lで、サービスサイト22へのログオンが成功したか否かを判別し、成功していないと判断された場合(NO)、再度ステップS6jの処理に戻り、仮のログオンIDと仮のパスワードとの発行が行なわれる。また、上記ステップS6lでログオンが成功したと判断された場合(YES)、アカウントサーバ11は、ステップS6mで、ログオンに使用した仮のログオンIDと仮のパスワードとをグループデータベース26に登録する。
【0046】
そして、アカウントサーバ11は、ステップS6nで、ログオンしたサービスサイト22から必要な情報をダウンロードし、ステップS6oで、セッションIDを送信したCE機器16に送信する。これにより、CE機器16は、ステップS6pで、アカウントサーバ11から供給された情報を受信し、ステップS6qで、画面に表示して、処理を終了(ステップS6r)する。
【0047】
上記した第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様な効果が得られる他、ログオンIDがグループデータベース26に記録されていないサービスサイト22へのログオンが要求された場合に、仮のログオンIDや仮のパスワードを自動発行するので、ユーザにとっての取り扱いを便利にすることができる。
【0048】
図7は、第3の実施の形態を示している。図7において、図1と同一部分には同一符号を付して説明すると、グループデータベース26に機器自己診断情報が含まれている。この機器自己診断情報は、各CE機器16〜20がそれぞれ自己の状態を定期的または所定のトリガ発生時に診断した結果を、各CE機器の16〜20の製品IDと対応させて登録したものである。
【0049】
図8は、CE機器16が自己診断結果をアカウントサーバ11のグループデータベース26に登録する処理動作をまとめたフローチャートを示している。なお、他のCE機器17〜20が自己診断結果をアカウントサーバ11のグループデータベース26に登録する処理動作については、CE機器16と同様な処理動作であるため、その説明は省略する。
【0050】
すなわち、処理が開始(ステップS8a)されると、CE機器16は、ステップS8bで、自己診断を実行し、ステップS8cで、その自己診断情報を自己の持つ不揮発性メモリ(図示せず)に記録する。その後、CE機器16は、ステップS8dで、自己のホームIDとパスワードとをアカウントサーバ11に送信してログオンを要求する。
【0051】
すると、アカウントサーバ11は、ステップS8eで、CE機器16から供給されたホームIDの認証を行ない、ステップS8fで、認証がOKであるか否かを判別し、OKでないと判断された場合(NO)、処理を終了(ステップS8j)する。
【0052】
また、上記ステップS8fで認証がOKであると判断された場合(YES)、アカウントサーバ11は、ステップS8gで、CE機器16にセッションIDを送信して、CE機器16との間でセッションを確立する。すると、CE機器16は、ステップS8hで、自己診断情報を自己の製品IDと対応させてアカウントサーバ11に出力する。
【0053】
このため、アカウントサーバ11は、ステップS8iで、CE機器16の自己診断情報をその製品IDと対応させてグループデータベース26に登録し、処理を終了(ステップS8j)する。
【0054】
上記した第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様な効果が得られる他、同一グループ内の各CE機器16〜20の自己診断情報がアカウントサーバ11に登録されるので、ユーザは、アカウントサーバ11にアクセスするだけで各CE機器16〜20の状態を把握することができ、ユーザにとっての取り扱いを便利にすることができる。
【0055】
図9は、第4の実施の形態を示している。図9において、図1と同一部分には同一符号を付して説明すると、グループデータベース26に番組録画予約情報が含まれている。この番組録画予約情報は、各CE機器16〜20にそれぞれ設定された番組録画予約情報を各CE機器の16〜20の製品IDと対応させて登録したものである。
【0056】
図10は、CE機器16が、自己に設定された番組録画予約情報をアカウントサーバ11のグループデータベース26に登録する処理動作をまとめたフローチャートを示している。なお、他のCE機器17〜20が、自己に設定された番組録画予約情報をアカウントサーバ11のグループデータベース26に登録する処理動作については、CE機器16と同様な処理動作であるため、その説明は省略する。
【0057】
すなわち、処理が開始(ステップS10a)されると、CE機器16は、ステップS10bで、番組録画予約情報が設定されると、ステップS10cで、その番組録画予約情報を自己の持つ不揮発性メモリ(図示せず)に記録する。その後、CE機器16は、ステップS10dで、自己のホームIDとパスワードとをアカウントサーバ11に送信してログオンを要求する。
【0058】
すると、アカウントサーバ11は、ステップS10eで、CE機器16から供給されたホームIDの認証を行ない、ステップS10fで、認証がOKであるか否かを判別し、OKでないと判断された場合(NO)、処理を終了(ステップS10j)する。
【0059】
また、上記ステップS10fで認証がOKであると判断された場合(YES)、アカウントサーバ11は、ステップS10gで、CE機器16にセッションIDを送信して、CE機器16との間でセッションを確立する。すると、CE機器16は、ステップS10hで、番組録画予約情報を自己の製品IDと対応させてアカウントサーバ11に出力する。
【0060】
このため、アカウントサーバ11は、ステップS10iで、CE機器16の番組録画予約情報をその製品IDと対応させてグループデータベース26に登録し、処理を終了(ステップS10j)する。
【0061】
上記した第4の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様な効果が得られる他、同一グループ内の各CE機器16〜20の番組録画予約情報がアカウントサーバ11に登録されるので、ユーザは、アカウントサーバ11にアクセスするだけで各CE機器16〜20に設定されている番組録画予約状態を把握することができ、ユーザにとっての取り扱いを便利にすることができる。
【0062】
また、同一グループ内の各CE機器16〜20に設定された番組録画予約情報がアカウントサーバ11に登録されているので、例えば、記録再生装置であるCE機器18が、アカウントサーバ11に登録された番組録画予約情報の中から、他の記録再生装置であるCE機器17に設定されている番組録画予約情報を読み出して、自己に設定することができる。
【0063】
図11は、CE機器18が、アカウントサーバ11に登録された番組録画予約情報の中から、CE機器17に設定されている番組録画予約情報を読み出して自己に設定する処理動作をまとめたフローチャートを示している。すなわち、処理が開始(ステップS11a)されると、CE機器18は、ステップS11bで、メニュー画面を表示させて、その中から番組録画予約情報のコピーを選択し、ステップS11cで、自己のホームIDとパスワードとをアカウントサーバ11に送信してログオンを要求する。
【0064】
すると、アカウントサーバ11は、ステップS11dで、CE機器18から供給されたホームIDの認証を行ない、ステップS11eで、認証がOKであるか否かを判別し、OKでないと判断された場合(NO)、処理を終了(ステップS11o)する。
【0065】
また、上記ステップS11eで認証がOKであると判断された場合(YES)、アカウントサーバ11は、ステップS11fで、CE機器18にセッションIDを送信して、CE機器18との間でセッションを確立する。すると、CE機器18は、ステップS11gで、グループ内の全CE機器を示すリストと、各CE機器に対する番組録画予約情報の設定の有無を示すリストとを、アカウントサーバ11に要求する。
【0066】
このため、アカウントサーバ11は、ステップS11hで、グループデータベース26に登録されている情報に基づいて、要求されたリストを作成しCE機器18に送信する。CE機器18は、ステップS11iで、アカウントサーバ11から供給されたリストを画面に表示し、ステップS11jで、表示されたリストからCE機器17を選択した後、ステップS11kで、CE機器17の番組録画予約情報の取得をアカウントサーバ11に要求する。
【0067】
すると、アカウントサーバ11は、ステップS11lで、グループデータベース26からCE機器17に設定されている番組録画予約情報を入手し、CE機器18に送信する。このため、CE機器18は、ステップS11mで、アカウントサーバ11から供給されたCE機器17の番組録画予約情報を自己の不揮発性メモリに記録する。その後、アカウントサーバ11は、ステップS11nで、グループデータベース26のCE機器18の番組録画予約情報を更新して、処理を終了(ステップS11o)する。
【0068】
すなわち、CE機器(例えば17)が有する番組録画予約情報を、同一グループ内の他のCE機器18に容易にコピーすることができ、グループ内で情報を共有することが容易に行なえるようになる。
【0069】
なお、この発明は上記した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を種々変形して具体化することができる。また、上記した実施の形態に開示されている複数の構成要素を適宜に組み合わせることにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良いものである。さらに、異なる実施の形態に係る構成要素を適宜組み合わせても良いものである。
【符号の説明】
【0070】
11…アカウントサーバ、12…プロキシー処理部、13…データベース処理部、14…データベース外部インターフェース部、15…接続部、16〜20…CE機器、21…ネットワーク、22〜25…サービスサイト、26…グループデータベース、27…該部ID発行部、28…サービス情報データベース。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
同じ識別情報を有する複数の電子機器と選択的に通信可能に接続され、所定の電子機器から識別情報を伴なったログオン要求を受けたとき、その識別情報が認証されれば当該電子機器との間でセッションを確立して通信を行なう第1の通信手段と、
ネットワーク上に存在する複数のサービスサイトと選択的に通信可能に接続され、複数のサービスサイト毎に設定されるアクセス用の識別情報を用いて所定のサービスサイトにログオンし、当該サービスサイトから情報を取得する第2の通信手段と、
前記複数の電子機器が有する識別情報と、前記複数のサービスサイト毎に設定されるアクセス用の識別情報と、前記複数のサービスサイトでそれぞれ提供するサービス名とが、対応的に登録されるデータベースとを有するアカウントサーバに対し、
前記第1の通信手段によってセッションの確立された電子機器が、サービス名によるサービスの取得を要求したとき、そのサービス名のサービスを提供するサービスサイトへのアクセス用の識別情報を前記データベースから取得し、前記第2の通信手段を用いて当該サービスサイトにログオンして情報を取得するとともに、その取得した情報を前記第1の通信手段を用いてセッションの確立している電子機器に送信させる制御手段を具備するアカウントサーバを用いたネットワークアクセス装置。
【請求項2】
前記第1の通信手段によってセッションの確立された電子機器が、サービス名によるサービスの取得を要求したとき、そのサービス名のサービスを提供するサービスサイトへのアクセス用の識別情報が前記データベースに登録されていないとき、仮のアクセス用識別情報を自動発行する発行手段を具備する請求項1記載のアカウントサーバを用いたネットワークアクセス装置。
【請求項3】
前記発行手段は、発行した仮のアクセス用識別情報を用いて目的とするサービスサイトにログオンできないとき、別の仮のアクセス用識別情報を自動発行する請求項2記載のアカウントサーバを用いたネットワークアクセス装置。
【請求項4】
前記発行手段は、前記ネットワーク上に存在するサービスサイトへのアクセス用の識別情報の発行ルールに基づいて、仮のアクセス用識別情報を自動発行する請求項2記載のアカウントサーバを用いたネットワークアクセス装置。
【請求項5】
前記データベースには、前記複数の電子機器の自己診断情報が、当該電子機器を識別する情報と対応させて登録される請求項1記載のアカウントサーバを用いたネットワークアクセス装置。
【請求項6】
前記データベースには、前記複数の電子機器に設定された番組録画予約情報が、当該電子機器を識別する情報と対応させて登録される請求項1記載のアカウントサーバを用いたネットワークアクセス装置。
【請求項7】
前記データベースに登録された所定の電子機器の番組録画予約情報を、他の電子機器を選択して記録させる請求項6記載のアカウントサーバを用いたネットワークアクセス装置。
【請求項1】
同じ識別情報を有する複数の電子機器と選択的に通信可能に接続され、所定の電子機器から識別情報を伴なったログオン要求を受けたとき、その識別情報が認証されれば当該電子機器との間でセッションを確立して通信を行なう第1の通信手段と、
ネットワーク上に存在する複数のサービスサイトと選択的に通信可能に接続され、複数のサービスサイト毎に設定されるアクセス用の識別情報を用いて所定のサービスサイトにログオンし、当該サービスサイトから情報を取得する第2の通信手段と、
前記複数の電子機器が有する識別情報と、前記複数のサービスサイト毎に設定されるアクセス用の識別情報と、前記複数のサービスサイトでそれぞれ提供するサービス名とが、対応的に登録されるデータベースとを有するアカウントサーバに対し、
前記第1の通信手段によってセッションの確立された電子機器が、サービス名によるサービスの取得を要求したとき、そのサービス名のサービスを提供するサービスサイトへのアクセス用の識別情報を前記データベースから取得し、前記第2の通信手段を用いて当該サービスサイトにログオンして情報を取得するとともに、その取得した情報を前記第1の通信手段を用いてセッションの確立している電子機器に送信させる制御手段を具備するアカウントサーバを用いたネットワークアクセス装置。
【請求項2】
前記第1の通信手段によってセッションの確立された電子機器が、サービス名によるサービスの取得を要求したとき、そのサービス名のサービスを提供するサービスサイトへのアクセス用の識別情報が前記データベースに登録されていないとき、仮のアクセス用識別情報を自動発行する発行手段を具備する請求項1記載のアカウントサーバを用いたネットワークアクセス装置。
【請求項3】
前記発行手段は、発行した仮のアクセス用識別情報を用いて目的とするサービスサイトにログオンできないとき、別の仮のアクセス用識別情報を自動発行する請求項2記載のアカウントサーバを用いたネットワークアクセス装置。
【請求項4】
前記発行手段は、前記ネットワーク上に存在するサービスサイトへのアクセス用の識別情報の発行ルールに基づいて、仮のアクセス用識別情報を自動発行する請求項2記載のアカウントサーバを用いたネットワークアクセス装置。
【請求項5】
前記データベースには、前記複数の電子機器の自己診断情報が、当該電子機器を識別する情報と対応させて登録される請求項1記載のアカウントサーバを用いたネットワークアクセス装置。
【請求項6】
前記データベースには、前記複数の電子機器に設定された番組録画予約情報が、当該電子機器を識別する情報と対応させて登録される請求項1記載のアカウントサーバを用いたネットワークアクセス装置。
【請求項7】
前記データベースに登録された所定の電子機器の番組録画予約情報を、他の電子機器を選択して記録させる請求項6記載のアカウントサーバを用いたネットワークアクセス装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2011−253555(P2011−253555A)
【公開日】平成23年12月15日(2011.12.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−170052(P2011−170052)
【出願日】平成23年8月3日(2011.8.3)
【分割の表示】特願2010−125294(P2010−125294)の分割
【原出願日】平成22年5月31日(2010.5.31)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年12月15日(2011.12.15)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年8月3日(2011.8.3)
【分割の表示】特願2010−125294(P2010−125294)の分割
【原出願日】平成22年5月31日(2010.5.31)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】
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