説明

アジャストナットの固定構造およびアジャストナットの製造方法

【課題】簡易に構成されるアジャストナットの固定構造およびそのようなアジャストナットの製造方法、を提供する。
【解決手段】アジャストナットの固定構造は、アジャストナット20と、ベアリングキャップ30とを備える。アジャストナット20には、ねじ21が設けられた外周面20cと、その外周面20cの軸方向端部に配置される端面20aとが形成される。ベアリングキャップ30には、アジャストナット20が螺合される。アジャストナット20は、突出部26を有する。突出部26は、端面20aから外周面20cの軸方向に突出し、外周面20cの径方向に塑性変形されることによってベアリングキャップ30に係合される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、一般的には、アジャストナットの固定構造およびアジャストナットの製造方法に関し、より特定的には、被締結部材に対するねじ込み量の増減を通じて部品の位置調整を行なうアジャストナットの固定構造、およびそのようなアジャストナットの製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のアジャストナットの固定構造に関して、たとえば、特開平8−238948号公報には、ハイポイドピニオンとハイポイドギヤとの歯当たり調整を短時間で容易に実施することを目的としたストラドルマウント型の終減速機構造が開示されている(特許文献1)。特許文献1に開示された終減速機構造においては、デフキャリアに対するベアリングリテーナのねじ込み量を増減することによって、ベアリングリテーナが軸方向に位置決めされる。位置決め後、デフキャリアの凹部に係合するコックプレートをベアリングリテーナにボルトにて固定することによって、ベアリングリテーナが回転方向に固定される。
【0003】
また、特開2001−343013号公報には、安価で、かつ適正な予圧を得ることを目的としたリング形調整ナットの回り止め構造が開示されている(特許文献2)。特許文献2に開示された回り止め構造においては、リング形調整ナットの端面に、周り止め部材と係合する噛み合い係合部が形成されている。周り止め部材は、リング形調整ナットが取り付けられた軸に対してボルトにより固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平8−238948号公報
【特許文献2】特開2001−343013号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述の特許文献に開示されるように、被締結部材に対するねじ込み量の増減を通じて部品の位置調整を行なうアジャストナットが利用されている。アジャストナットによる部品の位置調整後、その調整された位置を保持するために、アジャストナットを被締結部材に対して固定する必要がある。しかしながら、特許文献1に開示された終減速機構造においては、ボルトおよびコックプレートを用いてベアリングリテーナが固定されるため、ベアリングリテーナの固定構造が複雑になるという懸念が生じる。
【0006】
そこでこの発明の目的は、上記の課題を解決することであり、簡易に構成されるアジャストナットの固定構造およびそのようなアジャストナットの製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明に従ったアジャストナットの固定構造は、アジャストナットと、被締結部材とを備える。アジャストナットには、ねじが設けられた周面と、その周面の軸方向端部に配置される端面とが形成される。被締結部材には、アジャストナットが螺合される。アジャストナットは、突出部を有する。突出部は、端面から周面の軸方向に突出し、周面の径方向に塑性変形されることによって被締結部材に係合される。
【0008】
このように構成されたアジャストナットの固定構造によれば、部品の位置調整時、突出部を利用してアジャストナットを把持し、アジャストナットを被締結部材に対して回転させる。また、部品の位置調整の後、突出部を径方向に塑性変形させ、被締結部材に係合させることによって、アジャストナットを被締結部材に対して固定することができる。このため、アジャストナットの固定構造を簡易な構成とできる。
【0009】
また好ましくは、複数の突出部が、周方向に互いに間隔を設けて配置される。このように構成されたアジャストナットの固定構造によれば、アジャストナットを被締結部材に対して回転させる際、複数の突出部を利用してアジャストナットをより確実に把持することができる。
【0010】
また好ましくは、被締結部材には、複数の突出部が配置される間隔とは異なる間隔を設けて配置され、突出部が係合される複数の溝部が形成される。このように構成されたアジャストナットの固定構造によれば、突出部が溝部に対して係合可能となるアジャストナットの位置が増えるため、部品の位置調整の自由度を高めることができる。
【0011】
この発明に従ったアジャストナットの製造方法は、周面と端面とが形成され、複数の突出部を有するアジャストナットの製造方法である。周面にはねじが設けられ、端面は、周面の軸方向端部に配置される。突出部は、端面から周面の軸方向に突出し、周方向に互いに間隔を設けて配置される。アジャストナットの製造方法は、板材に所定の間隔を設けて複数の孔を形成する工程と、板材を、その対向する端辺同士を突き合わすように円筒状に巻回する工程と、板材の周面にねじを形成する工程と、複数の孔を含む断面にて板材を切り分けることによって、隣り合う孔間に突出部が成形された複数のアジャストナットを得る工程とを備える。
【0012】
このように構成されたアジャストナットの製造方法によれば、簡易な工程によって、複数のアジャストナットを連続的に製造することができる。
【発明の効果】
【0013】
以上に説明したように、この発明に従えば、簡易に構成されるアジャストナットの固定構造およびそのようなアジャストナットの製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】この発明の実施の形態1におけるアジャストナットの固定構造を示す断面図である。
【図2】図1中のアジャストナットを示す斜視図である。
【図3】図1中のベアリングキャップを示す斜視図である。
【図4】図1中の矢印IVに示す方向から見たアジャストナットの固定構造を示す端面図である。
【図5】ベアリングの予圧調整時におけるアジャストナットを示す断面図である。
【図6】図4中に示すアジャストナットの固定構造の変形例を示す端面図である。
【図7】図1中のアジャストナットの製造方法の第1工程を示す図である。
【図8】図1中のアジャストナットの製造方法の第2工程を示す図である。
【図9】図1中のアジャストナットの製造方法の第3工程を示す図である。
【図10】図1中のアジャストナットの製造方法の第4工程を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
【0016】
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1におけるアジャストナットの固定構造を示す断面図である。本実施の形態では、アジャストナットの固定構造について説明する。
【0017】
図1を参照して、本実施の形態におけるアジャストナットの固定構造は、ベアリング10と、アジャストナット20と、ベアリングキャップ30とを有する。アジャストナット20は、ベアリング10に負荷させる予圧を調整するための予圧調整機構として設けられている。ベアリングキャップ30に対するアジャストナット20のねじ込み量が変化することによって、ベアリング10の位置およびベアリング10に負荷させる予圧が調整される。
【0018】
ベアリング10は、内輪11、外輪12およびころ13を有する。内輪11および外輪12は、中心軸101を中心とするリング形状を有する。外輪12は、内輪11の外周上に配置されている。複数のころ13が、中心軸101を中心とする周方向に間隔を設けて内輪11と外輪12との間に配置されている。内輪11は、中心軸101の軸方向に延びる図示しないシャフト部材に固定されている。外輪12は、ベアリングキャップ30の内周側に嵌め合わされている。
【0019】
図2は、図1中のアジャストナットを示す斜視図である。図1および図2を参照して、アジャストナット20は、金属から形成されている。アジャストナット20は、中心軸101を中心とする円筒形状を有する。アジャストナット20は、中心軸101の軸方向においてベアリング10と並んで設けられている。
【0020】
アジャストナット20は、端面20aおよび端面20bと、外周面20cとを有する。端面20aは、中心軸101の軸方向におけるアジャストナット20の一方端に配置され、端面20bは、中心軸101の軸方向におけるアジャストナット20の他方端に配置されている。端面20bは、ベアリング10に当接している。端面20bは、ベアリング10の外輪12に当接している。端面20aは、中心軸101の軸方向において端面20bとは反対側に面している。
【0021】
外周面20cは、中心軸101を中心にその周方向に延在している。外周面20cは、端面20aおよび端面20bに連なるように形成されている。外周面20cには、ねじ21が形成されている。ねじ21は、中心軸101の軸方向に沿って螺旋状に延びて形成されている。
【0022】
アジャストナット20は、突出部26を有する。突出部26は、端面20aから中心軸101の軸方向に突出するように形成されている。
【0023】
本実施の形態では、複数の突出部26が中心軸101を中心とする周方向において互いに間隔を設けて配置されている。複数の突出部26は、その周方向において等間隔に配置されている。複数の突出部26は、互いに同一形状を有する。互いに隣り合う突出部26の間には、凹部28が形成されている。複数の凹部28が、中心軸101を中心とする周方向において互いに間隔を設けて配置されている。
【0024】
図3は、図1中のベアリングキャップを示す斜視図である。図1および図3を参照して、ベアリングキャップ30は、中心軸101の軸方向に延びる貫通孔が形成された直方体の外観を有する。ベアリングキャップ30は、その貫通孔の内壁として、中心軸101の中心にその周方向に延在する内周面30dを有する。ベアリングキャップ30は、ベアリング10およびアジャストナット20の外周上に配置されている。
【0025】
内周面30dには、ねじ31が形成されている。ねじ31は、中心軸101の軸方向に沿って螺旋状に延びて形成されている。ねじ21とねじ31とが噛み合うことによって、アジャストナット20がベアリングキャップ30に螺合されている。
【0026】
ベアリングキャップ30は、端面30aをさらに有する。端面30aは、中心軸101の軸方向におけるベアリングキャップ30の一方端に配置されている。端面30aは、中心軸101の軸方向において端面20aと同じ側に面している。ベアリングキャップ30には、溝部としてのかしめ溝36が形成されている。かしめ溝36は、中心軸101の軸周りにおける所定の位相位置において、端面30aから凹むように形成されている。かしめ溝36は、内周面30dに開口する形態により形成されている。
【0027】
図4は、図1中の矢印IVに示す方向から見たアジャストナットの固定構造を示す端面図である。図1および図4を参照して、中心軸101を中心とする軸周りにおいて、複数の突出部26のうちの突出部26pと、かしめ溝36とが、同じ位相に配置されている。突出部26pは、中心軸101を中心とする外径方向に塑性変形によって折り曲げられている。これにより、突出部26pは、かしめ溝36に嵌め合わされた状態によりベアリングキャップ30に係合されている。
【0028】
なお、かしめ溝36に向けて折り曲げられる突出部26pは、アジャストナット20の回転位置に応じて複数の突出部26のうちから適宜選択される。
【0029】
続いて、アジャストナット20を用いてベアリング10に負荷させる予圧を調整する手順について説明する。
【0030】
図5は、ベアリングの予圧調整時におけるアジャストナットを示す断面図である。図5を参照して、ベアリング10の予圧を調整するため、アジャストナット20を中心軸101を中心に回転させ、図中の矢印111に示すようにベアリングキャップ30に対するねじ込み量を増減させる。より具体的には、ベアリング10により大きい予圧を負荷させる場合には、アジャストナット20のねじ込み量を増大させ、ベアリング10により小さい予圧を負荷させる場合には、アジャストナット20のねじ込み量を減少させる。
【0031】
この予圧調整時、凹部28に嵌合可能な治具を準備し、その治具を突出部26に引っ掛けることによってアジャストナット20を回転させる。
【0032】
図1および図4を参照して、アジャストナット20が適正な位置に配置されたら、突出部26pを塑性変形によって外周側に折り曲げ、かしめ溝36に嵌める。これにより、突出部26pをベアリングキャップ30に対して係止させ、アジャストナット20の回転方向の位置を固定する。
【0033】
本実施の形態では、アジャストナット20に設けられた突出部26を利用してアジャストナット20の回転方向の位置が固定される。このため、アジャストナット20の固定用の部品を別途設ける場合を比較して、部品点数を削減し、アジャストナット20の固定構造を簡易な構成とできる。また、突出部26を折り曲げるだけの作業によってアジャストナット20が固定されるため、作業時間を短縮させることができる。
【0034】
また、突出部26に治具を引っ掛けてアジャストナット20を回転させるため、治具を引っ掛けるための孔などを設ける必要がない。さらに、隣り合う突出部26間には凹部28が形成されるため、アジャストナット20の軽量化を図ることができる。
【0035】
図6は、図4中に示すアジャストナットの固定構造の変形例を示す端面図である。図6を参照して、本変形例では、ベアリングキャップ30に、かしめ溝36に加えてかしめ溝37が形成されている。複数の突出部26は、中心軸101の軸周りにおいて角度αの間隔で配置されている。かしめ溝36とかしめ溝37とは、中心軸101の軸周りにおいて角度αとは異なる角度βの間隔で配置されている。
【0036】
このような構成によれば、ベアリング10の予圧調整時、突出部26を嵌め合わせる溝部としてかしめ溝36とかしめ溝37とを選択的に利用できる。このため、アジャストナット20の回転角度をより細かく調整し、ベアリング10に負荷させる予圧を最適な値に設定することができる。
【0037】
以上に説明した、この発明の実施の形態1におけるアジャストナットの固定構造の構成をまとめて説明すると、本実施の形態におけるアジャストナットの固定構造は、アジャストナット20と、被締結部材としてのベアリングキャップ30とを備える。アジャストナット20には、ねじ21が設けられた周面としての外周面20cと、その外周面20cの軸方向端部に配置される端面20aとが形成される。ベアリングキャップ30には、アジャストナット20が螺合される。アジャストナット20は、突出部26を有する。突出部26は、端面20aから外周面20cの軸方向に突出し、外周面20cの径方向に塑性変形されることによってベアリングキャップ30に係合される。
【0038】
このように構成された、この発明の実施の形態1におけるアジャストナットの固定構造によれば、アジャストナット20に、治具を用いて回転される予圧調整時と、外径方向に折り曲げられてベアリングキャップ30に固定される固定時とに利用される突出部26が設けられるため、アジャストナット20の固定構造を簡易な構成とできる。
【0039】
(実施の形態2)
本実施の形態では、図1中に示すアジャストナット20の製造方法について説明を行なう。
【0040】
図7から図10は、図1中のアジャストナットの製造方法の工程を示す図である。図7を参照して、まず、金属製の板材41を準備する。板材41は、その平面視において矩形形状を有する。板材41は、互いに対向する端辺41mおよび端面41nを有する。
【0041】
次に、板材41に、プレス加工にて複数の孔42を形成する。孔42は、板材41を貫通する貫通孔の形態により形成される。孔42は、矩形形状の開口面を有する。複数の孔42は、端辺41mと端辺41nとが対向する方向において互いに間隔を隔てて形成される。本実施の形態では、端辺41mと端辺41nとが対向する方向に配列された複数の孔42が、2列に並んで形成されている。なお、複数の孔42は、1列に形成されてもよいし、3列以上の複数列に並んで形成されてもよい。
【0042】
図8を参照して、次に、端辺41mと端辺41nとを突き合わすようにして板材41を巻き回す。端辺41mと端辺41nとを接合することにより、板材41を中心軸121を中心とする円筒形状に形成する。
【0043】
図9を参照して、次に、円筒形状とした板材41の外周面にねじ43を形成する。この際、ねじ43は、中心軸121の軸方向において孔42と重ならない範囲に形成する。
【0044】
図9および図10を参照して、次に、板材41を切断することによって、複数のアジャストナット20A,20B,20C,20Dを得る。この際、板材41を、1列に並ぶ複数の孔42を含む断面であって、中心軸101に直交する断面により切り分けるように切断する。
【0045】
アジャストナット20A,20B,20C,20Dの各アジャストナット20においては、孔42によって凹部28が形成され、隣り合う孔42間に突出部26が形成される。複数の孔42を含む断面で切り分けられたアジャストナット20Aとアジャストナット20Bとでは、共通する複数の孔42によって凹部28および突出部26が形成される。同様に、複数の孔42を含む断面で切り分けられたアジャストナット20Cとアジャストナット20Dとでは、共通する複数の孔42によって凹部28および突出部26が形成される。
【0046】
このように構成された、この発明の実施の形態2におけるアジャストナットの製造方法によれば、円筒形状とした板材41から、複数のアジャストナット20を連続的に製造することができる。このため、簡易な工程によりアジャストナット20の生産性を向上させることができる。
【0047】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【産業上の利用可能性】
【0048】
この発明は、主に、各種部品の位置を調整するためのアジャストナットに利用される。
【符号の説明】
【0049】
10 ベアリング、11 内輪、12 外輪、20,20A,20B,20C,20D アジャストナット、20a,20b 端面、20c 外周面、26,26p 突出部、28 凹部、30 ベアリングキャップ、30a 端面、30d 内周面、36,37 かしめ溝、41 板材、41m,41n 端辺、42 孔。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ねじが設けられた周面と、前記周面の軸方向端部に配置される端面とが形成されるアジャストナットと、
前記アジャストナットが螺合される被締結部材とを備え、
前記アジャストナットは、前記端面から前記周面の軸方向に突出し、前記周面の径方向に塑性変形されることによって前記被締結部材に係合される突出部を有する、アジャストナットの固定構造。
【請求項2】
複数の前記突出部が、周方向に互いに間隔を設けて配置される、請求項1に記載のアジャストナットの固定構造。
【請求項3】
前記被締結部材には、複数の前記突出部が配置される間隔とは異なる間隔を設けて配置され、前記突出部が係合される複数の溝部が形成される、請求項2に記載のアジャストナットの固定構造。
【請求項4】
ねじが設けられた周面と、前記周面の軸方向端部に配置される端面とが形成され、前記端面から前記周面の軸方向に突出し、周方向に互いに間隔を設けて配置される複数の突出部を有するアジャストナットの製造方法であって、
板材に所定の間隔を設けて複数の孔を形成する工程と、
前記板材を、その対向する端辺同士を突き合わすように円筒状に巻回する工程と、
前記板材の周面にねじを形成する工程と、
複数の前記孔を含む断面にて前記板材を切り分けることによって、隣り合う前記孔間に前記突出部が成形された複数のアジャストナットを得る工程とを備える、アジャストナットの製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2012−57721(P2012−57721A)
【公開日】平成24年3月22日(2012.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−201704(P2010−201704)
【出願日】平成22年9月9日(2010.9.9)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】