説明

アセチレン化合物の製造方法

【課題】新規なアセチレン化合物の製造方法が求められていた。
【解決手段】担体及びアルカリ金属水酸化物を加熱混合する第1工程、金属アルカリ又はアルカリ金属水素化物と第1工程で得られた混合物とを加熱混合する第2工程、並びに、第2工程で得られた混合物にアレン化合物を接触させる第3工程を含むことを特徴とするアセチレン化合物の製造方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アセチレン化合物の製造方法等に関する。
【背景技術】
【0002】
メチルアセチレン(プロピン)などのアセチレン化合物は、メタクリレート化合物などの様々な化合物の原料もしくは合成中間体として有用であることが知られている。アセチレン化合物の製造方法としては、例えば、担体であるγ−アルミナの押出物に、炭酸カリウム水溶液を接触させたのち乾燥し、次いで575℃にて24時間加熱し、炭酸カリウムを担持したγ−アルミナを得、該アルミナにプロパジエンを接触させて、メチルアセチレンを製造する方法が特許文献1に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平02−290831号公報(実施例2)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような状況下、新規なアセチレン化合物の製造方法が求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
かかる課題を解決するために、本発明者らは鋭意検討した結果、以下の本発明に至った。
<1> 担体及びアルカリ金属水酸化物を加熱混合する第1工程、金属アルカリ又はアルカリ金属水素化物と第1工程で得られた混合物とを加熱混合する第2工程、並びに、第2工程で得られた混合物にアレン化合物を接触させる第3工程を含むことを特徴とするアセチレン化合物の製造方法。
<2> 担体がアルミナであることを特徴とする<1>記載の製造方法。
<3> アルカリ金属水酸化物が、水酸化カリウムであることを特徴とする<1>又は<2>記載の製造方法。
<4> 金属アルカリが、金属カリウムであることを特徴とする<1>〜<3>のいずれか記載の製造方法。
<5> アレン化合物がプロパジエンであり、アセチレン化合物がメチルアセチレンであることを特徴とする<1>〜<4>のいずれか記載の製造方法。
【0006】
<6> 第1工程が、担体100重量部に対し、アルカリ金属水酸化物を5〜70重量部の範囲内で加熱混合する工程であることを特徴とする<1>〜<5>のいずれか記載の製造方法。
<7> 第2工程が、第1工程で得られた混合物に含まれる担体100重量部に対し、金属アルカリ又はアルカリ金属水素化物を、合計2〜20重量部の範囲内で加熱混合する工程であることを特徴とする<1>〜<6>のいずれか記載の製造方法。
<8> 第1工程にて加熱混合する温度が、200〜700℃の範囲内であることを特徴とする<1>〜<7>のいずれか記載の製造方法。
<9> 第2工程にて加熱混合する温度が、100〜700℃の範囲内であることを特徴とする<1>〜<8>のいずれか記載の製造方法。
<10>第2工程にて加熱混合する温度が、100〜700℃の範囲内であることを特徴とする<1>〜<9>のいずれか記載の製造方法。
<11> 第3工程が、アレン化合物及び有機溶媒を含む溶液と、第2工程で得られた混合物とを混合させる工程であることを特徴とする<1>〜<10>のいずれか記載の製造方法。
<12> 第3工程が、第2工程で得られた混合物を充填した層に、アレン化合物を含む流体を流通させる工程であることを特徴とする<1>〜<11>のいずれか記載の製造方法。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、新規なアセチレン化合物の製造方法が提供可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】実施例3に示したメチルアセチレンの製造例。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明のアセチレン化合物の製造方法は、担体及びアルカリ金属水酸化物を加熱混合する第1工程、金属アルカリ又はアルカリ金属水素化物と第1工程で得られた混合物とを加熱混合する第2工程、並びに、第2工程で得られた混合物にアレン化合物を接触させる第3工程を含む。
【0010】
<第1工程>
第1工程は、担体とアルカリ金属水酸化物とを加熱混合する工程である。
第1工程に用いられる担体としては、例えば、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化バリウム、酸化ストロンチウムなどのアルカリ土類金属酸化物;ハイドロタルサイト、ゼオライトなどの複合酸化物;活性炭、グラファイトなどの炭素;シリカ;アルミナなどを挙げることができる。担体としてはアルミナが好ましい。
アルミナとしては、例えば、α−アルミナ、β−アルミナ、γ−アルミナ、δ−アルミナ、ε−アルミナ、κ−アルミナ、ρ−アルミナ、χ−アルミナ等の各種アルミナを挙げることができ、表面積の大きさの点で、γ−アルミナ、ρ−アルミナ、χ−アルミナ等が好ましく、γ−アルミナがより好ましい。アルミナの形状としては、例えば、球状、破砕状などの非球状等を挙げることができる。
【0011】
担体は、市販品の担体をそのまま使用してもよいが、第1工程を施す前に予め加熱処理したものが好ましい。加熱処理の温度範囲としては、例えば、100〜1000℃、好ましくは、400〜600℃の範囲を挙げることができる。加熱処理の時間は加熱温度によっても異なるが、例えば、500℃の場合、10分〜48時間の範囲、好ましくは1〜24時間の範囲等を挙げることができる。
【0012】
第1工程に用いられるアルカリ金属水酸化物としては、例えば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム及び水酸化カリウム等を挙げることができ、水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムが好ましく、水酸化カリウムがより好ましい。
アルカリ金属水酸化物の形状としては、例えば、粉体、フレーク状、ペレット状等を挙げることができる。
第1工程におけるアルカリ金属水酸化物の使用量として、担体100重量部に対し、例えば、5〜70重量部の範囲等を挙げることができる。
【0013】
第1工程にて加熱混合する温度としては、例えば、200〜700℃、好ましくは、200〜600℃の温度範囲を挙げることができる。
第1工程にて加熱混合する時間としては、例えば、0.5〜10時間の範囲を挙げることができる。
第1工程は、例えば、ヘリウム、ネオン、アルゴン等の希ガス又は窒素等のガス雰囲気下で行うことが好ましい。
【0014】
<第2工程>
第2工程は、金属アルカリ又はアルカリ金属水素化物と第1工程で得られた混合物とを加熱混合する工程である。
第2工程で用いられる金属アルカリとしては、例えば、金属リチウム、金属ナトリウム、金属カリウム、金属ルビジウム、金属セシウム、金属ナトリウムと金属カリウムとの合金等を挙げることができる。金属アルカリとして異なる金属種の混合物であってもよい。好ましい金属アルカリとしては、金属ナトリウム、金属カリウム、金属ナトリウムと金属カリウムとの合金を挙げることができ、より好ましくは金属ナトリウム又は金属カリウムであり、さらに金属カリウムが好ましい。
【0015】
第2工程で用いられるアルカリ金属水素化物としては、例えば、水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、水素化ルビジウム、水素化セシウム、およびこれらの混合物等を挙げることができ、水素化ナトリウム、水素化カリウムが好ましい。
第2工程における金属アルカリ又はアルカリ金属水素化物の使用量として、担体100重量部に対し、例えば、2〜20重量部の範囲等を挙げることができる。
【0016】
第2工程にて加熱混合する温度としては、例えば、100〜700℃、好ましくは、100〜600℃の温度範囲を挙げることができる。
第2工程にて加熱混合する時間としては、例えば、0.1〜5時間の範囲を挙げることができる。
第2工程は、例えば、ヘリウム、ネオン、アルゴン等の希ガス又は窒素等のガス雰囲気下で行うことが好ましい。
【0017】
<第3工程>
第3工程は、第2工程で得られた混合物(以下、本触媒と記すことがある)にアレン化合物を接触させる工程である。
第3工程に用いられるアレン化合物としては、例えば、式(1)

(式中、R及びRはそれぞれ独立に水素原子又は炭化水素基を表す。)
で表される化合物(以下、化合物(1)と記すことがある)等を挙げることができる。
【0018】
前記炭化水素基は、炭素数1〜10であることが好ましい。前記炭化水素基としては、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、n−ノニル基、n−デシル基等の炭素数1〜10のアルキル基、例えば、フェニル基、ナフチル基等の炭素数6〜10のアリール基、例えば、ベンジル基等の炭素数7〜10のアラルキル基等を挙げることができる。
化合物(1)としては、例えば、プロパジエン、1,2−ブタジエン、1,2−ペンタジエン、1,2−ヘキサジエン、1,2−ヘプタジエン、1,2−オクタジエン、1,2−ノナジエン、1,2−デカジエン及びフェニルプロパジエン等を挙げることができ、好ましくは、R=R=Hであるプロパジエンである。
【0019】
第3工程に用いられるアレン化合物には、不純物が含まれていてもよい。不純物としては、例えば、メタン、エタン、プロパン、シクロプロパン及びブタンなどのアルカン;エチレン、プロピレン及びブテンなどのアルケン;メチルアセチレン及びエチルアセチレンなどのアルキン;1,3−ブタジエンなどのジエン化合物等を挙げることができる。
また、アレン化合物が第3工程においてガスである場合、第3工程には、アレン化合物、アセチレン化合物及び本触媒に対し不活性なガス、例えば、ヘリウム、ネオン、アルゴン等の希ガス、窒素、水素、一酸化炭素等が共存していてもよい。
【0020】
第3工程は、用いるアレン化合物の種類に応じて適宜、最適な圧力条件を調節すればよく、例えば、常圧下〜5MPaの加圧下の範囲等を挙げることができる。
第3工程に用いられる反応装置の気相部は、例えば、ヘリウム、ネオン、アルゴンなどの希ガス、メタン、エタン、プロパン、シクロプロパン、プロピレン、ブタン、ブテン等の炭化水素ガス、窒素、一酸化炭素等で充填されていることが好ましい。
【0021】
第3工程における本触媒とアレン化合物との接触温度(混合温度)としては、例えば、−10〜60℃、好ましくは10〜40℃の温度範囲内を挙げることができる。
【0022】
第3工程における接触方法を具体的に説明すると、例えば、(i)有機溶媒及びアレン化合物を含む溶液と本触媒とを混合させる工程(以下、工程(i)と記すことがある)、(ii)本触媒を充填した層に、アレン化合物を含む流体を流通させる工程(以下、工程(ii)と記すことがある)等を挙げることができる。
【0023】
まず、工程(i)について説明する。
工程(i)に用いられる有機溶媒としては、例えば、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、N,N−ジメチルアセトアミド(DMAc)及びN−メチルピロリドン(NMP)などのアミド溶媒;ジエチルエーテル、ジブチルエーテル、メチルt−ブチルエーテル(MTBE)、テトラヒドロフラン(THF)、ジグライム及びジオキサンなどのエーテル溶媒;エタン、プロパン、シクロプロパン、プロピレン、ブタン、ブテン、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘキセン、ヘプタン、オクタン、ベンゼン、トルエン、キシレン及び石油エーテルなどの炭化水素溶媒又はこれら溶媒の混合溶媒等を挙げることができる。
尚、有機溶媒及びアレン化合物と含む溶液100重量部に対し、アレン化合物の含有量は、例えば、0.1〜95重量部の範囲内を挙げることができ、好ましくは、1〜50重量部の範囲内である。
【0024】
工程(i)に用いられる本触媒の使用量としては、例えば、アレン化合物100重量部に対し、0.01〜200重量部の範囲内を挙げることができ、好ましくは、0.1〜50重量部の範囲内である。
【0025】
工程(i)における接触時間、すなわち、有機溶媒及びアレン化合物を含む溶液と本触媒との混合時間としては、例えば、0.1〜24時間の範囲を挙げることができる。
工程(i)の反応装置としては、例えば、回分式反応装置、流動床式反応装置、固定床式反応装置等を挙げることができる。また、複数の上記反応装置を設けて第3工程を連続的に行ってもよい。
【0026】
次に、工程(ii)について説明する。
アレン化合物を含む流体とは、アレン化合物及び有機溶媒を含む混合溶液、又は、アレン化合物及びガスを含む混合ガスを意味する。有機溶媒としては工程(i)で例示された有機溶媒を挙げることができる。上記ガスとは、例えば、ヘリウム、ネオン、アルゴンなどの希ガス、メタン、エタン、プロパン、シクロプロパン、プロピレン、ブタン、ブテン等の炭化水素ガス、窒素、一酸化炭素等を挙げることができる。
該流体におけるアレン化合物の含有量としては、該流体100重量部に対し、例えば、0.1〜95重量部の範囲等を挙げることができ、好ましくは、0.1〜80重量部の範囲である。
【0027】
工程(ii)において、本触媒を充填した層の容量(m)に対して、単位時間当たりのアレン化合物を含む混合ガスの流通量(m/h)としては、例えば、0.01〜100h−1の範囲を挙げることができ、好ましくは、1〜200h−1の範囲等を挙げることができる。
工程(ii)は、例えば、本触媒を充填した層を含む固定床式反応装置にて連続的に行う方法等を挙げることができる。
【0028】
<アセチレン化合物>
第3工程によって、アセチレン化合物を得ることができる。アレン化合物が化合物(1)である場合、式(2)

(式中、R及びRは前記と同じ意味を表す。)
で表される化合物(以下、化合物(2)と記すことがある)をアセチレン化合物として得ることができる。
第3工程で得られた反応混合物を蒸留等により、アセチレン化合物を取得することができる。
第3工程は、本触媒を用いることにより、長時間、アセチレン化合物が製造可能である。
【実施例】
【0029】
以下、実施例により本発明を説明する。
尚、プロパジエン(PD)及びメチルアセチレン(MA)の量は、カラムとして、バリアン CP−SilicaPlot 0.53mm×30m を具備するガスクロマトグラフィにより分析した結果から求めた。
【0030】
[実施例1]
<本触媒の製造例:第1工程及び第2工程>
γ−アルミナ50gを窒素雰囲気下、攪拌しながら500℃で1時間加熱した。その後、320℃に冷却した後、同温度にて水酸化カリウム7.6gを加え、さらに3時間攪拌した(以上、第1工程)。第1工程で得られた混合物に金属カリウム3.0gを加え320℃で1時間攪拌した後、室温(約25℃)まで冷却することにより本触媒を得た(以上、第2工程)。
【0031】
<第3工程>
窒素雰囲気下、予めジメチルアセトアミド(DMAc)40mlを入れたシュレンク管中にプロパジエン(PD)(Synquest社製)を室温にてバブリングした後、更にn−ヘプタン(内標準物質)1.0mlを加えて攪拌し、得られた混合物を分析したところ、該混合物中には2.0gのPDが溶解していた。該混合物に<本触媒の製造例>で得られた本触媒0.40gを加え、室温にて攪拌した。一定時間毎にシュレンク管内の溶液をサンプリングし、分析して得られるメチルアセチレン(MA)及びPDの溶解量から、MA/PDの比(得られたガスクロマトグラフの面積百分率)を求めた。結果を表1に示した。
【0032】
<実施例2>
DMAcの代わりにテトラヒドロフラン(THF)40mlを使用する以外は実施例1と同様にして、MA/PDの比を求めた。結果を表1に示した。
【0033】
【表1】

【0034】
<実施例3>
窒素雰囲気下、脱水n−ヘキサン553gを入れたシュレンク管をドライアイス/エタノール浴にて冷却し、PD(Synquest社製)をバブリングした。得られた溶液を、室温にて発泡が無くなるまで攪拌した後、n−ヘプタン(内標準物質)10mlを加えて攪拌し、得られた混合物を分析したところ、PDを3.1重量%含むn−ヘキサン溶液581g(PD溶液)が得られた。別途、直径1/2インチ(1.27cm)のステンレスチューブに、実施例1の<本触媒の製造例>で得られた本触媒2.0gを充填した。該充填層にプランジャーポンプ(島津LC−20AD)により前記PD溶液を連続的に供給した。該充填層内の温度実測値は20〜22℃の範囲であった。該充填層に流通させるPDの量を変化させて、該充填層を流通した後の反応混合液に含まれるMAとPDとを分析し、それぞれのPDの流通量に対する、流通後のMA/(PD+MA)の比を求めた。結果を図1に示す。
尚、図1における縦軸は、該充填層を流通させた後のPD及びMAを含む反応混合液におけるMA/(PD+MA)の比(ガスクロマトグラフの面積百分率に基づく。)であり、横軸は、本触媒1gあたり、該充填層に流通させるPDの量(g)である。図1から、本触媒の5重量倍のPDを流通させても高い選択率でMAが製造可能であることがわかる。
【産業上の利用可能性】
【0035】
本発明によれば、新規なアセチレン化合物の製造方法が提供可能である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
担体及びアルカリ金属水酸化物を加熱混合する第1工程、金属アルカリ又はアルカリ金属水素化物と第1工程で得られた混合物とを加熱混合する第2工程、並びに、第2工程で得られた混合物にアレン化合物を接触させる第3工程を含むことを特徴とするアセチレン化合物の製造方法。
【請求項2】
担体がアルミナであることを特徴とする請求項1記載の製造方法。
【請求項3】
アルカリ金属水酸化物が、水酸化カリウムであることを特徴とする請求項1又は2記載の製造方法。
【請求項4】
金属アルカリが、金属カリウムであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の製造方法。
【請求項5】
アレン化合物がプロパジエンであり、アセチレン化合物がメチルアセチレンであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の製造方法。
【請求項6】
第1工程が、担体100重量部に対し、アルカリ金属水酸化物を5〜70重量部の範囲内で加熱混合する工程であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか記載の製造方法。
【請求項7】
第2工程が、第1工程で得られた混合物に含まれる担体100重量部に対し、金属アルカリ又はアルカリ金属水素化物を、合計2〜20重量部の範囲内で加熱混合する工程であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか記載の製造方法。
【請求項8】
第1工程にて加熱混合する温度が、200〜700℃の範囲内であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか記載の製造方法。
【請求項9】
第2工程にて加熱混合する温度が、100〜700℃の範囲内であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか記載の製造方法。
【請求項10】
第2工程にて加熱混合する温度が、100〜700℃の範囲内であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか記載の製造方法。
【請求項11】
第3工程が、アレン化合物及び有機溶媒を含む溶液と、第2工程で得られた混合物とを混合させる工程であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか記載の製造方法。
【請求項12】
第3工程が、第2工程で得られた混合物を充填した層に、アレン化合物を含む流体を流通させる工程であることを特徴とする請求項1〜11のいずれか記載の製造方法。

【図1】
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【公開番号】特開2012−171919(P2012−171919A)
【公開日】平成24年9月10日(2012.9.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−35517(P2011−35517)
【出願日】平成23年2月22日(2011.2.22)
【出願人】(000002093)住友化学株式会社 (8,981)
【Fターム(参考)】