説明

アミド化合物およびその植物病害防除用途

【課題】優れた植物病害防除効力を有する化合物を提供すること。
【解決手段】式(1)


〔式中、X1及びX2は、フッ素原子、メトキシ基等を、AはA1CR6CR7CR8、A2Cy等を、A1はCH2等のアルキレン基を、A2は単結合又はアルキレン基を、R67はアルキル基を、R8はヒドロキシ基、ヒドロキシメチル基、アミノ基等を、Cyは置換基を有しても良いシクロアルキル基、シクロアルケニル基を表す。〕で示されるアミド化合物は優れた植物病害防除効力を有する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(1)

〔式中、
1はフッ素原子又はメトキシ基を表し、
2は水素原子、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基、C2−C4アルケニル基、C2−C4アルキニル基、C1−C4ハロアルキル基、C1−C4アルコキシ基、C1−C4アルキルチオ基、ヒドロキシC1−C4アルキル基、ニトロ基、シアノ基、ホルミル基、NR12基、CO23基、CONR45基、或いは、メチル基、ハロゲン原子、シアノ基及びニトロ基からなる群より選ばれる少なくとも1種の基で置換されていてもよいフェニル基を表し、
Zは酸素原子又は硫黄原子を表し、
AはA1−CR678、A2−Cy1又はA3−Cy2で示される基を表し、
1はCH2基、CH(CH3)基、C(CH32基又はCH(CH2CH3)基を表し、
2は単結合、CH2、CH(CH3)基、C(CH32基又はCH(CH2CH3)基を表し、
3はC1−C3ハロアルキル基、C2−C4アルケニル基、C2−C4アルキニル基、シアノ基、フェニル基及びC2−C5アルコキシカルボニル基からなる群より選ばれる少なくとも1種の基で置換されたメチレン基を表し、
Cy1は下記群[a-1]より選ばれる少なくとも1種の基で置換されたC3−C6シクロアルキル基、下記群[a-1]より選ばれる少なくとも1種の基で置換されていてもよいC3−C6シクロアルケニル基、下記群[a-1]より選ばれる少なくとも1種の基で置換されていてもよく、かつ環を形成するメチレンの1つがカルボニル基に置換されたC3−C6シクロアルキル基又は下記群[a-1]より選ばれる少なくとも1種の基で置換されていてもよいC3−C6ヒドロキシイミノシクロアルキル基を表し、
Cy2は下記群[a-2]より選ばれる少なくとも1種の基で置換されていてもよいC3−C6シクロアルキル基、下記群[a-2]より選ばれる少なくとも1種の基で置換されていてもよいC3−C6シクロアルケニル基、下記群[a-2]より選ばれる少なくとも1種の基で置換されていてもよく、かつ環を形成するメチレンの1つがカルボニル基に置換されたC3−C6シクロアルキル基又は下記群[a-2]より選ばれる少なくとも1種の基で置換されていてもよいC3−C6ヒドロキシイミノシクロアルキル基を表し、
1及びR2は独立して水素原子、C1−C4アルキル基、C3−C4アルケニル基、C3−C4アルキニル基、C2−C4ハロアルキル基、C2−C5アルキルカルボニル基、C2−C5アルコキシカルボニル基又はC1−C4アルキルスルホニル基を表し、
3はC1−C4アルキル基、C3−C4アルケニル基又はC3−C4アルキニル基を表し、
4は水素原子、C1−C4アルキル基、C3−C4アルケニル基、C3−C4アルキニル基、C2−C4ハロアルキル基、C2−C5アルキルカルボニル基、C2−C5アルコキシカルボニル基又はC1−C4アルキルスルホニル基を表し、
5は水素原子、C1−C4アルキル基、C3−C4アルケニル基、C3−C4アルキニル基又はC2−C4ハロアルキル基を表し、
6及びR7は独立してC1−C4アルキル基を表し、
8はハロゲン原子、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、C3−C6アルケニルオキシ基、C1−C6ハロアルキル基、C1−C6ハロアルコキシ基、フェニル基、ベンジル基、C1−C3アルキルチオ基、ヒドロキシC1−C6アルキル基、C2−C4アルキルカルボニルオキシ基、(C1−C3アルキルアミノ)C1−C6アルキル基、(ジ(C1−C3アルキル)アミノ)C1−C6アルキル基、メルカプト基、カルバモイル基、ホルミル基、C2−C6シアノアルキル基、C1−C3アルキルスルホニル基、フェノキシ基又はNR910基〔式中、R9及びR10は独立して水素原子、C1−C4アルキル基、C2−C5アルキルカルボニル基、C2−C5アルコキシカルボニル基又はC1−C4アルキルスルホニル基を表す。〕を表す。
群[a-1]:
C1−C6アルコキシ基、C3−C6アルケニルオキシ基、C1−C6ハロアルキル基、C1−C6ハロアルコキシ基、フェニル基、ベンジル基、C1−C3アルキルチオ基、環を形成する同一炭素原子との2重結合を形成するC1−C3アルキリデン基、ヒドロキシC1−C6アルキル基、C2−C4アルキルカルボニルオキシ基、(C1−C3アルキルアミノ)C1−C6アルキル基、(ジ(C1−C3アルキル)アミノ)C1−C6アルキル基、メルカプト基、カルバモイル基、ホルミル基、C2−C6シアノアルキル基、C1−C3アルキルスルホニル基、フェノキシ基及びNR1112基〔式中、R11及びR12は独立して水素原子、C1−C4アルキル基、C2−C5アルキルカルボニル基、C2−C5アルコキシカルボニル基又はC1−C4アルキルスルホニル基を表す。〕。
群[a-2]:
ハロゲン原子、C1−C4アルキル基、C2−C4アルケニル基、C2−C4アルキニル基、ヒドロキシル基、シアノ基、カルボキシル基、C2−C5アルコキシカルボニル基、C1−C6アルコキシ基、C3−C6アルケニルオキシ基、C1−C6ハロアルキル基、C1−C6ハロアルコキシ基、フェニル基、ベンジル基、C1−C3アルキルチオ基、環を形成する同一炭素原子との2重結合を形成するC1−C3アルキリデン基、ヒドロキシC1−C6アルキル基、C2−C4アルキルカルボニルオキシ基、(C1−C3アルキルアミノ)C1−C6アルキル基、(ジ(C1−C3アルキル)アミノ)C1−C6アルキル基、メルカプト基、カルバモイル基、ホルミル基、C2−C6シアノアルキル基、C1−C3アルキルスルホニル基、フェノキシ基又はNR1314基〔式中、R13及びR14は独立して水素原子、C1−C4アルキル基、C2−C5アルキルカルボニル基、C2−C5アルコキシカルボニル基又はC1−C4アルキルスルホニル基を表す。〕〕
で示されるアミド化合物。
【請求項2】
Zが酸素原子である請求項1記載のアミド化合物。
【請求項3】
1がフッ素原子であり、X2が水素原子又はフッ素原子であるか、或いは、X1がメトキシ基であり、X2が水素原子又はメトキシ基である請求項1又は2記載のアミド化合物。
【請求項4】
1及びX2がメトキシ基である請求項1又は2記載のアミド化合物。
【請求項5】
1がメトキシ基であり、X2が水素原子である請求項1又は2記載のアミド化合物。
【請求項6】
1及びX2がフッ素原子である請求項1又は2記載のアミド化合物。
【請求項7】
1がフッ素原子であり、X2が水素原子である請求項1又は2記載のアミド化合物。
【請求項8】
AがA1−CR678であり、R8がフッ素原子、アミノ基又はヒドロキシル基である請求項1〜7いずれか一項記載のアミド化合物。
【請求項9】
AがA2−Cy1であり、A2が単結合、CH2基又はCH(CH3)基であり、Cy1が群[a-1]より選ばれる少なくとも1種の基で置換されたC3−C6シクロアルキル基である請求項1〜7いずれか一項記載のアミド化合物。
【請求項10】
AがA2−Cy1であり、A2が単結合、CH2基又はCH(CH3)基であり、Cy1がC1−C6アルコキシ基、C1−C6ハロアルキル基、C1−C3アルキルチオ基、環を形成する同一炭素原子との2重結合を形成するC1−C3アルキリデン基、ヒドロキシC1−C6アルキル基、C2−C4アルキルカルボニルオキシ基及びNR1112基からなる群より選ばれる基で置換されていてもよいシクロへキシル基である請求項1〜7いずれか一項記載のアミド化合物。
【請求項11】
AがA3−Cy2であり、A3がC1−C3ハロアルキル基又はシアノ基で置換されたメチレン基であり、Cy2が群[a-2]より選ばれる少なくとも1種の基で置換されたC3−C6シクロアルキル基である請求項1〜7いずれか一項記載のアミド化合物。
【請求項12】
AがA2−Cy1であり、A2が単結合、CH2基又はCH(CH3)基であり、Cy1がC1−C6アルコキシ基、C1−C6ハロアルキル基、ヒドロキシC1−C6アルキル基及びC2−C4アルキルカルボニルオキシ基からなる群より選ばれる少なくとも1種の基で置換されたシクロヘキシル基である請求項1記載のアミド化合物。
【請求項13】
AがA1−CR678、A2−Cy1又はA3−Cy2で示される基であり、A1がCH2基、CH(CH3)基、C(CH32基又はCH(CH2CH3)基であり、A2が単結合、CH2基、CH(CH3)基、C(CH32基又はCH(CH2CH3)基であり、A3がC1−C3ハロアルキル基、C2−C4アルケニル基、C2−C4アルキニル基シアノ基及びフェニル基からなる群より選ばれる少なくとも1種の基で置換されたメチレン基であり、Cy1が下記群[b-1]より選ばれる少なくとも1種の基で置換されたC3−C6シクロアルキル基、下記群[b-1]より選ばれる少なくとも1種の基で置換されていてもよいC3−C6シクロアルケニル基、下記群[b-1]より選ばれる少なくとも1種の基で置換されていてもよく、かつ環を形成するメチレンの1つがカルボニル基に置換されたC3−C6シクロアルキル基又は下記群[b-1]より選ばれる少なくとも1種の基で置換されていてもよいC3−C6ヒドロキシイミノシクロアルキル基であり、Cy2が下記群[b-2]より選ばれる少なくとも1種の基で置換されていてもよいC3−C6シクロアルキル基、下記群[b-2]より選ばれる少なくとも1種の基で置換されていてもよいC3−C6シクロアルケニル基、下記群[b-2]より選ばれる少なくとも1種の基で置換されていてもよく、かつ環を形成するメチレンの1つがカルボニル基に置換されたC3−C6シクロアルキル基又は下記群[b-2]より選ばれる少なくとも1種の基で置換されていてもよいC3−C6ヒドロキシイミノシクロアルキル基であり、R8がハロゲン原子、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、C3−C6アルケニルオキシ基、C1−C6ハロアルキル基、C1−C6ハロアルコキシ基、フェニル基、ベンジル基、C1−C3アルキルチオ基、ヒドロキシC1−C6アルキル基、C2−C4アルキルカルボニルオキシ基、(ジ(C1−C3アルキル)アミノ)C1−C6アルキル基、カルバモイル基、ホルミル基、C2−C6シアノアルキル基、C1−C3アルキルスルホニル基又はフェノキシ基である請求項1〜7いずれか一項記載のアミド化合物。
群[b-1]:
C1−C6アルコキシ基、C3−C6アルケニルオキシ基、C1−C6ハロアルキル基、C1−C6ハロアルコキシ基、フェニル基、ベンジル基、C1−C3アルキルチオ基、環を形成する同一炭素原子との2重結合を形成するC1−C3アルキリデン基、ヒドロキシC1−C6アルキル基、C2−C4アルキルカルボニルオキシ基、(ジ(C1−C3アルキル)アミノ)C1−C6アルキル基、カルバモイル基、ホルミル基、C2−C6シアノアルキル基、C1−C3アルキルスルホニル基及びフェノキシ基。
群[b-2]:
ハロゲン原子、C1−C4アルキル基、C2−C4アルケニル基、C2−C4アルキニル基、ヒドロキシル基、シアノ基、C1−C6アルコキシ基、C3−C6アルケニルオキシ基、C1−C6ハロアルキル基、C1−C6ハロアルコキシ基、フェニル基、ベンジル基、C1−C3アルキルチオ基、環を形成する同一炭素原子との2重結合を形成するC1−C3アルキリデン基、ヒドロキシC1−C6アルキル基、C2−C4アルキルカルボニルオキシ基、(ジ(C1−C3アルキル)アミノ)C1−C6アルキル基、カルバモイル基、ホルミル基、C2−C6シアノアルキル基、C1−C3アルキルスルホニル基及びフェノキシ基。
【請求項14】
請求項1〜13いずれか一項記載のアミド化合物を有効成分として含有することを特徴とする植物病害防除剤。
【請求項15】
請求項1〜13いずれか一項記載のアミド化合物の有効量を植物又は土壌に処理することを特徴とする植物病害の防除方法。

【公開番号】特開2008−291013(P2008−291013A)
【公開日】平成20年12月4日(2008.12.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−111103(P2008−111103)
【出願日】平成20年4月22日(2008.4.22)
【出願人】(000002093)住友化学株式会社 (8,981)
【Fターム(参考)】