説明

アミロイド疾患およびシヌクレイノパチー(例えばアルツハイマー病、タイプ2型糖尿病、およびパーキンソン病)を処置するための化合物、組成物、および方法

【課題】アミロイドおよびシヌクレインの形成、堆積、蓄積および/または残留を阻止するための治療薬としての新規化合物もしくは薬剤を発見する。
【解決手段】ビス−およびトリス−ジヒドロキシアリール化合物、およびそのメチレンジオキシ・アナログ、および薬学的に許容されるエステル、その合成、それらを含む医薬組成物、およびアミロイド疾患の、特にAβアミロイド症(例えばアルツハイマー病で観察される)、IAPPアミロイド症(例えばタイプ2型糖尿病で観察される)、およびシヌクレイノパチー(例えばパーキンソン病で観察される)の処置におけるその使用、および該処置のための医薬の製造における使用を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式:
【化1】

[式中、
Rは、C−C10アルキレン基であって、
a) 所望により1または2個の隣接しない二重結合があり;
b) 2個の隣接しないメチレン基が、NR'{ここで、R'は、Hまたはアルキルである}によって置換され;
c) 1もしくは2個のメチレン基がカルボニル基によって置換されている]
の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項2】
【化2】

から選択される、請求項1に記載された化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項3】
請求項1に記載された化合物および薬学的に許容される賦形剤を含む医薬組成物。
【請求項4】
アミロイド原繊維の形成、堆積、蓄積、または残留を処置する医薬の製造における、請求項1または2に記載された化合物の使用。
【請求項5】
アミロイド原繊維がAβアミロイド原繊維である、請求項4に記載された使用。
【請求項6】
アミロイド原繊維がIAPPアミロイド原繊維である、請求項4に記載された使用。
【請求項7】
シヌクレイン原繊維の形成、堆積、蓄積、または残留を処置するための医薬の製造における、請求項1または2に記載された化合物の使用。
【請求項8】
シヌクレイン原繊維がα−シヌクレイン原繊維である、請求項7に記載された使用。
【請求項9】
アミロイド疾患またはシヌクレイノパチーを処置するための医薬の製造における、請求項1または2に記載された化合物の使用。
【請求項10】
該アミロイド疾患が、Aβアミロイド、AAアミロイド、ALアミロイド、IAPPアミロイド、PrPアミロイド、α−ミクログロブリン アミロイド、トランスサイレチン、プレアルブミン、およびプロカルシトニンからなる群から選択されるアミロイド蛋白質の形成、堆積、蓄積、または残留に関連する疾患である、請求項9に記載された使用。
【請求項11】
該アミロイド疾患が、Aβアミロイドの形成、堆積、蓄積、または残留に関連する疾患である、請求項9に記載された使用。
【請求項12】
該アミロイド疾患が、IAPPアミロイドの形成、堆積、蓄積、または残留に関連する疾患である、請求項9に記載された使用。
【請求項13】
アミロイド疾患が、アルツハイマー病、ダウン症、拳闘家痴呆、多系統萎縮症、封入体筋炎、Dutch 型のアミロイド症での遺伝性脳溢血、Nieman-Pick病 type C、脳β−アミロイド血管障害、皮膚基底層変性を伴う痴呆、タイプ2型糖尿病のアミロイド症、慢性炎症のアミロイド症、悪性および家族性地中海熱のアミロイド症、多発性骨髄腫およびB細胞疾患のアミロイド症、プリオン疾患のアミロイド症、Creutzfeldt-Jakob病、Gerstmann-Straussler症候群、クールー、スクレイピー、手根管症候群を伴うアミロイド症、老年性心臓アミロイド症、家族性アミロイド性多発神経障害、および内分泌腺腫瘍を伴うアミロイド症からなる群から選択される、請求項9に記載された使用。
【請求項14】
該アミロイド疾患がアルツハイマー病である、請求項13に記載された使用。
【請求項15】
該シヌクレイノパチーが、シヌクレイン原繊維の形成、堆積、蓄積、または残留に関連する疾患である、請求項9に記載された使用。
【請求項16】
該シヌクレイノパチーが、α−シヌクレイン原繊維の形成、堆積、蓄積、または残留に関連する疾患である、請求項9に記載された使用。
【請求項17】
該シヌクレイノパチーが、パーキンソン病、家族性パーキンソン病、レビ小体疾患、アルツハイマー病のレビ小体変異、レビ小体性痴呆、多系統萎縮症、および Guamのパーキンソン症−痴呆合併症からなる疾患群から選択される、請求項9に記載された使用。
【請求項18】
該シヌクレイノパチーがパーキンソン病である、請求項17に記載された使用。
【請求項19】
該医薬が、0.1mg/Kg/日と1000mg/Kg/日の間の量で該化合物を投与するために製剤化される、請求項4または9に記載された使用。
【請求項20】
該医薬が、1mg/Kg/日と100mg/Kg/日の間の量で該化合物を投与するために製剤化される、請求項4または9に記載された使用。
【請求項21】
該医薬が、10mg/Kg/日と100mg/Kg/日の間の量で該化合物を投与するために製剤化される、請求項4または9に記載された使用。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−138199(P2010−138199A)
【公開日】平成22年6月24日(2010.6.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−53970(P2010−53970)
【出願日】平成22年3月11日(2010.3.11)
【分割の表示】特願2004−509622(P2004−509622)の分割
【原出願日】平成15年5月30日(2003.5.30)
【出願人】(502234824)プロテオテック・インコーポレイテッド (5)
【氏名又は名称原語表記】PROTEOTECH, INC.
【Fターム(参考)】