説明

アルキルベンゼンスルホン酸塩組成物の製造方法

【課題】高濃度でありながら低粘性のアルキルベンゼンスルホン酸塩組成物及びその製造方法を提供する。
【解決手段】(1)(a)アルキルベンゼンスルホン酸を苛性アルカリにて中和し、粗中和物を得る工程、(b)粗中和物に前記アルキルベンゼンスルホン酸を添加し、酸性混合物を得る工程、及び(c)酸性混合物に苛性アルカリを添加し、中和する工程を含むアルキルベンゼンスルホン酸塩組成物の製造方法、及び(2)その製造方法によって得られたアルキルベンゼンスルホン酸塩組成物である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はアルキルベンゼンスルホン酸塩組成物の製造方法に関し、詳しくは、高濃度でありながら低粘性であるアルキルベンゼンスルホン酸塩組成物の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
アルキルベンゼンスルホン酸塩は、アルキルベンゼンのスルホン化物を適当なアルカリ性物質で中和することにより得られ、良好な起泡性や浸透性、及び高い乳化力を持つことから、家庭用洗剤、例えば衣料用、食器用、住居用洗剤の界面活性剤として広く使用されている。また、工業用途では、乳化重合用乳化剤、各種洗浄剤、農薬用乳化剤、潤滑油添加剤等の非常に多くの分野で利用されている。
【0003】
一般に、アルキルベンゼンスルホン酸塩は液状組成物又は水を含有するペーストとして製造されるが、多大な使用量を誇る衣料用洗剤としては粉末の形態で使用される。このため、粉末化に要するエネルギーや輸送コストの低減の観点から、アルキルベンゼンスルホン塩の液状組成物及びペーストはできるだけ高濃度であることが望ましい。しかしながら、アルキルベンゼンスルホン酸塩は、有効分濃度の上昇と共に著しく増粘し、製造設備に大きな負荷をかけ、例えば撹拌モーターの破損や配管の閉塞というトラブルが生じている。
従って、アルキルベンゼンスルホン酸塩の濃度を低下させることなく、これを高濃度で含む組成物の粘性を改善できれば、設備負荷の軽減と共に、生産効率の上昇、省エネルギー化、輸送コストの減少が達成でき、工業的に極めて有利である。
【0004】
一方、原料となるアルキルベンゼンの製造法としては、モノクロパラフィン法(MCP法)と内部オレフィン法(UOP法)の2つが代表的である。MCP法由来のアルキルベンゼンは2−フェニル体含有量が多く、それを用いたアルキルベンゼンスルホン酸塩は高濃度においてもある程度の流動性を有している。それに対し、UOP法由来のアルキルベンゼンは2−フェニル体の含有量が少なく、そのスルホン化物の中和においての増粘がMCP法のものに比べ著しい。ところが、近年、アルキルベンゼンの製造法の殆どがUOP法へ移行しており、高濃度アルキルベンゼンスルホン酸塩の効率的な製造方法が望まれている。
【0005】
高濃度界面活性剤組成物を製造する方法としては、例えば、アルキルベンゼンスルホン酸の中和反応を、高剪断ニーダーを用いて設備的に解決する方法(特許文献1)が知られている。また、アルキルサルフェート(AS)又はアルキルエーテルサルフェート(AES)の粗中和物に対し、該サルフェートと苛性アルカリを添加して中和することにより濃度を上げる方法(特許文献2)が知られている。しかしながら、ASやAESはアルキルベンゼンスルホン酸塩(LAS)とは異なり、高濃度(例えば60〜75質量%)では減粘するため、粘性を低下させる工夫の必要がない技術分野である。
一方、高濃度アルキルベンゼンスルホン酸塩の粘性を低下させる方法としては、例えば高濃度アルキルベンゼンスルホン酸塩にレオロジー改質剤として、アルキルジアリルアルカン等のスルホン酸塩誘導体を添加する方法(特許文献3)、アルキルエーテルサルフェート(AES)等を添加する方法(特許文献4)、芳香族系添加物を添加したアルキルベンゼンをスルホン化し、中和する方法(特許文献5)等が知られている。しかしながら、特許文献3〜5の方法は、最終中和物に添加物を加えて粘性を低下させる方法であり、製造技術のみで粘性を低下させる方法ではない。
【0006】
【特許文献1】特開平2−218658号公報
【特許文献2】特開昭55−64564号公報
【特許文献3】特開昭54−65187号公報
【特許文献4】特開2003−147390号公報
【特許文献5】ドイツ特許出願公開第3718896号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明者らの検討によると、アルキルベンゼンスルホン酸塩の粘性は有効分が60質量%程度までは、容易に撹拌可能な流動性を有しているが、60質量%を超える高濃度領域においては著しい増粘が生じ、撹拌が難しくなることが判明している。このため、高濃度対応ではない設備において、有効分が60質量%以上の高濃度品を得るには、設備上製造が可能な領域にまで製造規模を縮小せざるを得なかった。
本発明は、高濃度でありながら低粘性のアルキルベンゼンスルホン酸塩組成物及びその製造方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、アルキルベンゼンスルホン酸塩の製造工程において、アルキルベンゼンスルホン酸塩の撹拌性が良好な濃度領域において、あらかじめ粗中和物を作っておき、そこへアルキルベンゼンスルホン酸を添加して、pHが酸性である領域を経由するようにして中和を行うことにより、最終中和物の粘性を従来法で得られたものよりも大幅に低下させることができることを見出した。
すなわち、本発明は次の(1)〜(3)を提供する。
(1)下記の(a)、(b)及び(c)工程を含むアルキルベンゼンスルホン酸塩組成物の製造方法。
(a)下記式(1)で表されるアルキルベンゼンスルホン酸をアルカリ性物質にて中和し、粗中和物を得る工程
R−C64SO3H (1)
(式中、Rは炭素数6〜20のアルキル基を示す。)
(b)粗中和物に前記アルキルベンゼンスルホン酸を添加し、酸性混合物を得る工程
(c)酸性混合物にアルカリ性物質を添加し、中和する工程
(2)前記(1)の製造方法によって得られたアルキルベンゼンスルホン酸塩組成物。
【発明の効果】
【0009】
本発明方法によれば、高濃度でありながら低粘性のアルキルベンゼンスルホン酸塩組成物を効率よく製造することができる。また、高濃度においても設備への負担が軽微であるため、高粘度対応ではない製造設備においても、生産性よく高濃度アルキルベンゼンスルホン酸塩組成物を製造することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明のアルキルベンゼンスルホン酸塩組成物の製造方法は、(a)下記式(1)で表されるアルキルベンゼンスルホン酸をアルカリ性物質にて中和し、粗中和物を得る工程
R−C64SO3H (1)
(式中、Rは炭素数6〜20のアルキル基を示す。)
(b)粗中和物に前記アルキルベンゼンスルホン酸を添加し、酸性混合物を得る工程、及び(c)酸性混合物にアルカリ性物質を添加し、中和する工程を含むことを特徴とする。
【0011】
(a)工程
(a)工程で用いられるアルキルベンゼンスルホン酸は、好ましくは炭素数8〜18、より好ましくは炭素数10〜16のアルキル基を有するアルキルベンゼンを、公知の方法によりスルホン化して得られるものである。
用いることのできる原料アルキルベンゼンとしては、オクチルベンゼン、デシルベンゼン、ドデシルベンゼン、トリデシルベンゼン、テトラデシルベンゼン、ペンタデシルベンゼン、ヘキサデシルベンゼン、オクタデシルベンゼン、あるいはこれらの混合物が挙げられる。
【0012】
スルホン化剤としては、例えば、三酸化硫黄(液体又は気体)、三酸化硫黄含有ガス、発煙硫酸、クロルスルホン酸等を用いることができるが、特に、廃硫酸及び廃塩酸等の発生を防止する観点から、三酸化硫黄をアルキルベンゼンと同時にガス状又は液状で連続的に供給する方法が好ましい。三酸化硫黄を用いる場合は、スルホン化後に微量に残る酸無水物を加水分解することによりアルキルベンゼンスルホン酸を得ることが好ましい。
スルホン化剤の使用量は、芒硝、硫酸、未反応アルキルベンゼンを低減する等の観点から、アルキルベンゼンに対し、好ましくは0.8〜1.2倍モル、より好ましくは0.9〜1.1倍モルである。
上記の方法により得られるアルキルベンゼンスルホン酸は、通常、純度が92〜97質量%、遊離硫酸0.5〜4質量%、水0.2〜1.0質量%、油分0.5〜4質量%を含有する組成を有している。
【0013】
(a)工程においては、上記方法により得られたアルキルベンゼンスルホン酸を、アルカリ性物質にて中和し、粗中和物を得る。ここで言う粗中和物とは、有効成分であるアルキルベンゼンスルホン酸塩濃度が目的濃度(最終中和物の濃度)にまで達していない中和物を意味するものである。
用いることのできるアルカリ性物質としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸化アンモニウム、トリエタノールアミン等があげられるが、それらの中でも水酸化ナトリウムが特に好ましい。
(a)工程における中和は、アルキルベンゼンスルホン酸当量のアルカリ性物質を用いて、例えば撹拌翼付きの反応槽内で撹拌しつつ行い、撹拌を容易にする観点から、アルキルベンゼンスルホン酸塩の有効分濃度を好ましくは55〜62質量%、より好ましくは57〜62質量%に調整した粗中和物を得る。このときの温度条件としては特に制限はないが、粗中和物の粘性調整、撹拌負荷低減の観点から、好ましくは55℃以下、より好ましくは40〜55℃に制御することが望ましい。
【0014】
(b)工程
(b)工程においては、(a)工程で得られた粗中和物に前記アルキルベンゼンスルホン酸を添加し、〔アルキルベンゼンスルホン酸/アルキルベンゼンスルホン酸塩粗中和物〕の酸性混合物を得る。添加するアルキルベンゼンスルホン酸の量は、最終中和物におけるアルキルベンゼンスルホン酸塩の有効分濃度が、好ましくは62〜75質量%、より好ましくは63〜70質量%となる量とする。
この混合物は、例えば撹拌翼付きの反応槽内にて適当な時間撹拌しながら酸性に保持される。酸性保持時間(撹拌時間)は特に制限はないが、通常、最終中和物の粘度を低下させる観点から、好ましくは1時間以上、より好ましくは2時間以上、更に好ましくは3時間以上、特に好ましくは4時間以上である。しかし4時間以上撹拌することによる更なる粘度低下は期待できず、酸性保持時間が長いほど本発明の効果が増大するわけではない。
撹拌中の混合物のpHは常に酸性である必要はないが、酸性の時間をできるだけ長くすることが好ましく、pH値としては、好ましくはpH4以下、より好ましくはpH3以下、特に好ましくはpH1〜2となるように制御する。
本発明の効果を損なわない範囲であれば、前記混合物のpHが一時的にアルカリ性となってもよい。
【0015】
(c)工程
(c)工程においては、(b)工程で得られた酸性混合物に対して、中和当量のアルカリ性物質を添加し、該酸性混合物を中和し、最終中和物を得る。用いることのできるアルカリ性物質は前記と同じであり、このときの温度条件も前記(a)工程で記載した条件と同様である。
本発明においては、前記(a)工程、(b)工程、及び(c)工程を含んでいればよく、前記(b)工程と(c)工程は、目標とする最終中和物の有効分濃度が目標値に到達するまで何回でも繰り返し行うことができる。
【0016】
前記(a)〜(c)工程で使用する装置に特に制限はないが、温度制御用ジャケット、循環ライン、及びpHメーターを備えた撹拌翼付きの中和反応槽を用いることで中和操作を効率的に行うことが出来、このとき攪拌翼は、攪拌性能の観点からスパイラル型であることが望ましい。
【0017】
本発明方法により得られるアルキルベンゼンスルホン酸塩(最終中和物)は、低粘性であり、その降伏応力は、好ましくは1400Pa以下、より好ましくは1300Pa以下、特に好ましくは1200Pa以下である。ここで、降伏応力は、ジャスコインタナショナル株式会社製レオメーター「VAR-50ビスコアナライザー」を用い、温度50℃、剪断速度1sec-1で70秒間プレシェアを行った後、50℃にて0.001〜2000Paまで240秒間で徐々に剪断をかけていき、剪断速度が100sec-1になったときに生じる応力を測定した値をいう。
また、得られるアルキルベンゼンスルホン酸塩組成物は、その有効分濃度が、好ましくは62〜75質量%、より好ましくは63〜70質量%という高濃度である。このため、ペースト状スラリーのまま、噴霧乾燥法によらずに、真空薄膜乾燥法、真空撹拌乾燥法等の公知の簡便な乾燥方法を採用して粉末化することができるので、乾燥に要するエネルギーを大幅に削減することができる。
【実施例】
【0018】
実施例1
(a)アルキルベンゼン(新日本石油株式会社製、商品名:アルケンL)にSO3ガスを接触させ、〔SO3/アルキルベンゼン〕の反応モル比=1.030の条件でスルホン化して、アルキルベンゼンスルホン酸を得た。
得られたアルキルベンゼンスルホン酸1636kgを27質量%の水酸化ナトリウム水溶液763.2kgに添加し、撹拌翼付きの反応槽にて、槽内温度を45〜55℃の範囲で制御するよう撹拌しながら中和を行った。中和後のpHは7で、有効分が60質量%のアルキルベンゼンスルホン酸塩の粗中和物を得た。
(b)得られた粗中和物に対し、イオン交換水を128kg、前記アルキルベンゼンスルホン酸を576.2kg添加し、混合物のpHを1〜2に維持しながら4時間撹拌した。
(c)得られた混合物に32質量%水酸化ナトリウム水溶液223.5kgを添加して中和を行い、有効分63質量%のアルキルベンゼンスルホン酸塩を得た。
(b’)得られた中和物に対し、イオン交換水128kgと前記アルキルベンゼンスルホン酸356.2kgを添加し、pHを1〜2に維持しながら1時間撹拌した。
(c’)得られた混合物に32質量%水酸化ナトリウム水溶液148.1kgを添加して中和を行い、有効分65質量%でpHが7〜8であるアルキルベンゼンスルホン酸塩を得た。
得られた中和物に無水硫酸ナトリウム(分離抑制剤)を36kg加えて撹拌し、最終中和物とした。
【0019】
得られた最終中和物の粘性を充填圧力及び降伏応力で評価した。充填圧力としては、容器充填時のポンプ圧を測定し、降伏応力としては、ジャスコインタナショナル株式会社製レオメーター「VAR-50ビスコアナライザー」を用いて、温度50℃、剪断速度1sec-1で70秒間プレシェアを行った後、50℃にて0.001〜2000Paまで240秒間で徐々に剪断をかけていき、剪断速度が100sec-1になったときに生じる応力を測定した。
その結果、得られた最終中和物の充填圧力は0.5〜1.0MPa、降伏応力は1106Paであった。なお、充填圧力1.0MPaで容器への充填を開始したが、流動性が良好なことから充填圧力を0.5MPaまで低下させても充填できた。アルキルベンゼンスルホン酸塩の最終中和物は、比較例1及び2で得られた最終中和物に比べて軟らかであった。
【0020】
比較例1
22質量%水酸化ナトリウム1455.3kgに、実施例1で得られたアルキルベンゼンスルホン酸を2508.7kg添加し、撹拌翼付きの反応槽にて、槽内温度を45〜55℃の範囲で制御するよう撹拌しながら中和を行った。中和後のpHが中性で、有効分が65質量%であるアルキルベンゼンスルホン酸塩の中和物を得た。
得られた粗中和物に無水硫酸ナトリウムを36kg添加し、撹拌して最終中和物とした。
得られた最終中和物の粘性評価を実施例1と同様にして行った結果、充填圧力は1.0〜1.8MPa、降伏応力は1657Paであった。なお、充填圧力1.0MPaで容器への充填を開始したが、配管閉塞により充填が不可能となったため、圧力を1.8MPaまで上昇させて充填を行った。
【0021】
比較例2
実施例1で得られたアルキルベンゼンスルホン酸1636kgを、27質量%の水酸化ナトリウム水溶液763.2kgに添加し、撹拌翼付きの反応槽にて、槽内温度を45〜55℃の範囲で制御するよう撹拌しながら中和を行った。中和後のpHは中性で、有効分が60質量%のアルキルベンゼンスルホン酸塩の粗中和物を得た。
得られた粗中和物に対し、イオン交換水を128kg、32質量%水酸化ナトリウム水溶液223.5kgを添加し、混合物のpHを10〜12に維持しながら1時間撹拌した。
得られた混合物に対し、前記アルキルベンゼンスルホン酸を576.2kg添加して中和を行い、有効分63質量%のアルキルベンゼンスルホン酸塩を得た。
得られたアルキルベンゼンスルホン酸塩にイオン交換水128kgと32質量%水酸化ナトリウム水溶液148.1kgを添加し、pHを10〜12に維持しながら1時間撹拌した。
得られた混合物に、前記アルキルベンゼンスルホン酸356.2kgを添加して中和を行い、有効分が65質量%であるアルキルベンゼンスルホン酸塩を得た。
得られた中和物に無水硫酸ナトリウムを36kg加えて撹拌し、最終中和物とした。
得られた最終中和物の粘性評価を行った結果、充填圧力は1.0MPa、降伏応力は1514Paであった。なお、充填圧力1.0MPaで容器への充填は可能であったが、アルキルベンゼンスルホン酸塩の最終中和物の硬さは比較例1で得られた最終中和物と同程度であった。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記の(a)、(b)及び(c)工程を含むアルキルベンゼンスルホン酸塩組成物の製造方法。
(a)下記式(1)で表されるアルキルベンゼンスルホン酸をアルカリ性物質にて中和し、粗中和物を得る工程
R−C64SO3H (1)
(式中、Rは炭素数6〜20のアルキル基を示す。)
(b)粗中和物に前記アルキルベンゼンスルホン酸を添加し、酸性混合物を得る工程
(c)酸性混合物にアルカリ性物質を添加し、中和する工程
【請求項2】
(a)工程における粗中和物中のアルキルベンゼンスルホン酸塩の濃度が55〜62質量%である、請求項1に記載のアルキルベンゼンスルホン酸塩組成物の製造方法。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の製造方法によって得られたアルキルベンゼンスルホン酸塩組成物。
【請求項4】
最終中和物におけるアルキルベンゼンスルホン酸塩の有効分濃度が62〜75質量%である、請求項3に記載のアルキルベンゼンスルホン酸塩組成物。
【請求項5】
50℃における降伏応力が1400Pa以下である、請求項4に記載のアルキルベンゼンスルホン酸塩組成物。

【公開番号】特開2008−94941(P2008−94941A)
【公開日】平成20年4月24日(2008.4.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−277466(P2006−277466)
【出願日】平成18年10月11日(2006.10.11)
【出願人】(000000918)花王株式会社 (8,290)
【Fターム(参考)】