説明

アルコール中毒および薬物嗜癖の処置のための医薬の組み合わせ

本発明は、嗜癖障害を治療するために薬物併用の使用を提供する。さらに詳細には、本発明は、トピラメートオンダンセトロン、およびナルトレキソンなどの薬物の併用を使用して障害を治療する組成物および方法を提供する。本発明は、一態様において、アルコールまたは薬物摂取の厳格な減少または中止を生じるための特定の投薬範囲内で、単一の複合製剤として使用可能である、または単独に使用される、複数の薬剤の、好ましくは少なくとも3つの異なる薬剤の併用を開示するという点で、従来技術とは異なる。一態様において、2つ以上の薬剤が投与される。別の態様において、3つ以上の薬剤が投与される。さらに、本発明は、併用が安全かつ最小限の有害事象で投与できるようにする独自の投薬戦略を含む。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
嗜癖疾患または障害をその必要がある対象において治療または予防する方法であって、前記方法が前記対象に、セロトニン様因子、セロトニンアンタゴニスト、選択的セロトニン再取り込み阻害薬、セロトニン受容体アンタゴニスト、オピオイドアンタゴニスト、ドーパミン作動剤、ドーパミン放出阻害薬、ドーパミンアンタゴニスト、ノルエピネフリンアンタゴニスト、γ−アミノ−酪酸アゴニスト、γ−アミノ−酪酸阻害薬、γ−アミノ−酪酸受容体アンタゴニスト、γ−アミノ−酪酸チャネルアンタゴニスト、グルタミン酸アゴニスト、グルタミン酸アンタゴニスト、グルタミンアゴニスト、グルタミンアンタゴニスト、抗痙攣剤、N−メチル−D−アスパルテート遮断剤、カルシウムチャネルアンタゴニスト、炭酸脱水酵素阻害薬、ニューロキニン、小型分子、ペプチド、ビタミン、補助因子、およびコルチコステロイド放出因子アンタゴニストからなる群より選択される少なくとも3つの化合物、またはその生物的に活性な類似体、誘導体、修飾体、もしくは薬学的に受容可能な塩の有効量を投与するステップと、場合により少なくとも1つのさらなる治療上活性な化合物を投与するステップを含み、それにより対象の嗜癖疾患または障害を治療または予防する、方法。
【請求項2】
前記対象がヒトである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記嗜癖疾患および障害がアルコール関連疾患および障害、肥満関連疾患または障害、摂食障害、衝動調節障害、ニコチン関連障害、アンフェタミン関連障害、メタンフェタミン関連障害、カンナビス関連障害、コカイン関連障害、幻覚薬使用障害、吸入薬関連障害、ベンゾジアゼピン乱用または依存関連障害、およびオピオイド関連障害からなる群より選択される、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記嗜癖疾患および障害がアルコール関連疾患および障害である、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記アルコール関連疾患または障害が早発性アルコール症、遅発性アルコール症、妄想を伴うアルコール誘発精神病性障害、アルコール乱用、大量飲酒、過剰飲酒、アルコール中毒、アルコール離脱症状、アルコール中毒せん妄、アルコール離脱せん妄、アルコール誘発持続性認知症、アルコール誘発持続性健忘障害、アルコール依存、幻覚を伴うアルコール誘発精神障害、アルコール誘発気分障害、アルコール誘発または関連双極性障害、アルコール誘発または関連心的外傷後ストレス障害、アルコール誘発不安障害、アルコール誘発性機能障害、アルコール誘発睡眠障害、アルコール誘発または関連ギャンブル障害、アルコール誘発または関連性的障害、特定不能アルコール関連障害、アルコール中毒、およびアルコール離脱症状からなる群より選択される、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記治療が前記治療前の頻度と比較して、または前記治療を受けていない対照対象と比較してアルコール消費の頻度を低下させる、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記アルコール消費が大量飲酒または過剰飲酒を含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記治療が前記治療前の消費アルコール量と比較して、または前記治療を受けていない対照対象と比較して消費アルコール量を減少させる、請求項5に記載の方法。
【請求項9】
前記アルコール消費が大量飲酒または過剰飲酒を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記治療が前記治療を受けていない対照対象と比較してアルコール消費に関連する身体的または心理的続発症を改善する、請求項5に記載の方法。
【請求項11】
前記治療が前記治療を受けていない対照対象と比較して前記対象の禁酒率を上昇させる、請求項5に記載の方法。
【請求項12】
前記治療が前記治療前のレベルと比較して、または前記治療を受けていない対照対象と比較してアルコール消費の平均レベルを低下させる、請求項5に記載の方法。
【請求項13】
前記治療が前記治療前のアルコール消費および禁酒と比較して、または前記治療を受けていない対照対象と比較してアルコール消費を減少させ、禁酒を上昇させる、請求項3に記載の方法。
【請求項14】
前記対象が早発性アルコール症または遅発性アルコール症の素因を含む、請求項5に記載の方法。
【請求項15】
さらに前記対象が心理社会的管理プログラムを受けている、請求項5に記載の方法。
【請求項16】
前記心理社会的管理プログラムが短期行動コンプライアンス向上治療、認知行動対処技能療法、モチベーション向上療法、12段階促進療法、併用行動介入、医学的管理、精神分析、精神力動治療、ならびに生物社会心理的、報告、感情移入、要求、直接助言および評価からなる群より選択される、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記対象が催眠および鍼治療をさらに受けている、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
前記少なくとも3つの化合物のうちの少なくとも1つが少なくとも週1回投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記少なくとも3つの化合物のうちの少なくとも1つが少なくとも1日1回投与される、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記少なくとも3つの化合物のうちの少なくとも1つがセロトニン受容体アンタゴニストである、請求項1に記載の方法。
【請求項21】
前記セロトニン受容体がセロトニン−3受容体である、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
3つの化合物が前記対象に投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項23】
前記少なくとも3つの化合物が別々に投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項24】
前記少なくとも3つの化合物の第1の化合物が、前記少なくとも3つの化合物の第2の化合物が投与される前に投与される、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記少なくとも3つの化合物の第1の化合物、第2の化合物、および第3の化合物がほぼ同時に投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項26】
前記少なくとも3つの化合物の第1の化合物が、前記少なくとも3つの化合物の第2または第3の化合物の投与に続いて投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項27】
前記少なくとも3つの化合物が薬学的組成物として投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項28】
前記少なくとも3つの化合物が経口、局所、経直腸、筋肉内、粘膜内、および静脈内からなる群より選択される経路を介して投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項29】
前記少なくとも3つの化合物が経口経路を介して投与される、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
請求項1に記載の少なくとも3つの化合物、またはその生物的に活性な類似体、ホモログ、誘導体、修飾体、もしくは薬学的に受容可能な塩、および薬学的に受容可能な担体を含む薬学的組成物。
【請求項31】
前記組成物がトピラメート、オンダンセトロン、およびナルトレキソン、およびその生物的に活性な類似体、ホモログ、誘導体、修飾体、または薬学的に受容可能な塩の有効量を含む、請求項30に記載の薬学的組成物。
【請求項32】
前記少なくとも3つの化合物のうちの少なくとも1つが制御放出製剤として投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項33】
前記少なくとも3つの化合物のうちの3つがトピラメート、オンダンセトロン、およびナルトレキソン、またはその生物的に活性な類似体、ホモログ、誘導体、修飾体、もしくは薬学的に受容可能な塩である、請求項1に記載の方法。
【請求項34】
3つの化合物、またはその生物的に活性な類似体、ホモログ、誘導体、修飾体、もしくは薬学的に受容可能な塩が投与される、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
少なくとも1つのさらなる治療上活性な化合物が投与される、請求項33に記載の方法。
【請求項36】
トピラメートが約15mg/日〜約2500mg/日の範囲の投薬量で投与される、請求項33に記載の方法。
【請求項37】
トピラメートが約25mg/日〜約1000mg/日の範囲の投薬量で投与される、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
トピラメートが約50mg/日〜約500mg/日の範囲の投薬量で投与される、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
トピラメートが約300mg/日または約275mg/日の投薬量で投与される、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
トピラメートが約0.1mg/kg/日〜約100mg/kg/日の範囲の投薬量で投与される、請求項33に記載の方法。
【請求項41】
トピラメートが約300mg/日の用量で投与される、請求項36に記載の方法。
【請求項42】
トピラメートが少なくとも週1回投与される、請求項33に記載の方法。
【請求項43】
トピラメートが少なくとも1日1回投与される、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
ナルトレキソンが適用ごとに約1.0mg〜適用ごとに約100mgの範囲の投薬量で投与される、請求項33に記載の方法。
【請求項45】
ナルトレキソンが適用ごとに約10mg〜適用ごとに約50mgの範囲の投薬量で投与される、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
ナルトレキソンが適用ごとに約25mgの投薬量で投与される、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
ナルトレキソンが少なくとも週1回投与される、請求項33に記載の方法。
【請求項48】
ナルトレキソンが少なくとも1日1回投与される、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
ナルトレキソンが少なくとも1日2回投与される、請求項48に記載の方法。
【請求項50】
ナルトレキソンが1日2回投与される、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
オンダンセトロンが適用ごとに約0.01μg/kg〜適用ごとに約100μg/kgの範囲の投薬量で投与される、請求項33に記載の方法。
【請求項52】
オンダンセトロンが適用ごとに約0.1μg/kg〜適用ごとに約10.0μg/kgの範囲の投薬量で投与される、請求項51に記載の方法。
【請求項53】
オンダンセトロンが適用ごとに約1.0μg/kg〜適用ごとに約5.0μg/kgの範囲の投薬量で投与される、請求項52に記載の方法。
【請求項54】
オンダンセトロンが適用ごとに約4.0μg/kgまたは適用ごとに約3.0μg/kgの投薬量で投与される、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
オンダンセトロンが少なくとも週1回投与される、請求項33に記載の方法。
【請求項56】
オンダンセトロンが少なくとも1日1回投与される、請求項33に記載の方法。
【請求項57】
オンダンセトロンが1日1回投与される、請求項56に記載の方法。
【請求項58】
トピラメートが約300mg/日の投薬量で投与され、オンダンセトロンは適用ごとに約4.0μg/kgの投薬量で投与され、ナルトレキソンは適用ごとに約25mgの投薬量で投与される、請求項33に記載の方法。
【請求項59】
トピラメートが約300mg/日の投薬量で投与され、オンダンセトロンは適用ごとに約4.0μg/kgの投薬量で投与され、ナルトレキソンは適用ごとに約25mgの投薬量で投与される、請求項34に記載の方法。
【請求項60】
さらに助言が前記対象に与えられる、請求項1に記載の方法。
【請求項61】
さらに前記助言が書面、電子、または対人からなる群より選択される形式で与えられる、請求項60に記載の方法。
【請求項62】
前記方法が、プラセボを投与して助言を与えること、薬物を投与せずに助言を与えること、および薬物を投与せず助言も与えないことからなる群より選択される方法よりも、嗜癖疾患または障害を治療または予防するのに有効である、請求項61に記載の方法。
【請求項63】
前記方法が、心理社会的管理プログラムと組み合わせて使用される前記方法よりも、前記嗜癖疾患または障害を軽減するのに有効である、請求項1に記載の方法。
【請求項64】
前記アルコール関連疾患または障害がアルコール乱用である、請求項5に記載の方法。
【請求項65】
さらに前記対象に投与される少なくとも1つの化合物がジスルフィラム、アカンプロセート、セルトラリン、ガランタミン、ナルメフェン、ナロキソン、デスオキシペガニン、ベンゾジアゼピン、精神遮断薬、リスペリドン、リモナバント、トラゾドン、およびアリピプラゾールからなる群より選択される、請求項2に記載の方法。
【請求項66】
さらに前記対象に投与される少なくとも1つの化合物がジスルフィラム、アカンプロセート、セルトラリン、ガランタミン、ナルメフェン、ナロキソン、デスオキシペガニン、ベンゾジアゼピン、精神遮断薬、リスペリドン、リモナバント、トラゾドン、およびアリピプラゾールからなる群より選択される、請求項33に記載の方法。
【請求項67】
さらに前記対象がアドレナリン作動薬、副腎皮質ステロイド、副腎皮質抑制薬、アルドステロンアンタゴニスト、アミノ酸、興奮薬、鎮痛薬、食欲抑制化合物、食欲減退薬、抗不安剤、抗うつ薬、降圧薬、抗炎症薬、制吐薬、抗好中球減少薬、抗強迫剤、抗パーキンソン病薬、抗精神病薬、食欲抑制薬、血糖調節薬、炭酸脱水酵素阻害薬、強心薬、心血管剤、胆汁分泌促進薬、コリン作動薬、コリン作動性アゴニスト、コリンエステラーゼ不活性化剤、認知アジュバント、認知強化薬、ホルモン、記憶アジュバント、精神機能強化薬、気分調節薬、精神遮断薬、神経保護薬、向精神薬、弛緩薬、催眠鎮静薬、刺激薬、甲状腺ホルモン、甲状腺阻害薬、甲状腺ホルモン様剤、脳虚血剤、血管収縮薬、および血管拡張薬からなる群より選択される少なくとも1つの化合物を投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項68】
前記少なくとも3つの化合物の効果が相加的である、請求項1に記載の方法。
【請求項69】
前記少なくとも3つの化合物の効果が相乗的である、請求項1に記載の方法。
【請求項70】
前記治療が中間皮質辺縁系ドーパミン活性を低下させる、請求項1に記載の方法。
【請求項71】
前記治療がグルタミン酸機能を阻害する、請求項1に記載の方法。
【請求項72】
前記治療がγ−アミノ−酪酸活性を促進する、請求項1に記載の方法。
【請求項73】
肥満をその必要がある対象において治療または予防する方法であって、前記対象に、少なくとも3つの化合物、またはその生物的に活性な類似体、ホモログ、誘導体、修飾体、もしくは薬学的に受容可能な塩の有効量を投与するステップであって、前記少なくとも1つの化合物がセロトニン様因子、セロトニンアンタゴニスト、選択的セロトニン再取り込み阻害薬、セロトニン受容体アンタゴニスト、オピオイドアンタゴニスト、ドーパミン作動剤、ドーパミン放出阻害薬、ドーパミンアンタゴニスト、γ−アミノ−酪酸アゴニスト、γ−アミノ−酪酸阻害薬、γ−アミノ−酪酸受容体アンタゴニスト、γ−アミノ−酪酸チャネルアンタゴニスト、グルタミン酸アゴニスト、グルタミン酸アンタゴニスト、抗痙攣剤、およびNMDA遮断剤からなる群より選択される、ステップと、場合により少なくとも1つのさらなる治療上活性な化合物を投与するステップを含み、それにより肥満を治療する、方法。
【請求項74】
前記少なくとも3つの化合物のうちの3つがトピラメート、オンダンセトロン、およびナルトレキソン、またはその生物的に活性な類似体、ホモログ、誘導体、修飾体、もしくは薬学的に受容可能な塩である、請求項73に記載の方法。
【請求項75】
前記少なくとも1つのさらなる治療上活性な化合物が抗糖尿病剤、抗高脂血症剤、抗肥満剤、抗高血圧薬、および糖尿病から生じるまたは糖尿病に関連する合併症の治療のための薬剤からなる群より選択される、請求項73に記載の方法。
【請求項76】
前記対象が約30.0以上のボディマス指数を有する、請求項73に記載の方法。
【請求項77】
対象が体重増加するかまたは過体重になるのを予防または抑制する方法であって、前記対象にセロトニン様因子、セロトニンアンタゴニスト、選択的セロトニン再取り込み阻害薬、セロトニン受容体アンタゴニスト、オピオイドアンタゴニスト、ドーパミン作動剤、ドーパミン放出阻害薬、ドーパミンアンタゴニスト、γ−アミノ−酪酸アゴニスト、γ−アミノ−酪酸阻害薬、γ−アミノ−酪酸受容体アンタゴニスト、γ−アミノ−酪酸チャネルアンタゴニスト、グルタミン酸アゴニスト、グルタミン酸アンタゴニスト、抗痙攣剤、およびN−メチル−D−アスパルテート遮断剤からなる群より選択される少なくとも3つの化合物、またはその生物的に活性な類似体、ホモログ、誘導体、修飾体、および薬学的に受容可能な塩の有効量を投与するステップと、場合により少なくとも1つのさらなる治療上活性な化合物を投与するステップを含み、それにより対象が体重増加するかまたは過体重になるのを予防または抑制する、方法。
【請求項78】
前記少なくとも3つの化合物のうちの3つがトピラメート、オンダンセトロン、およびナルトレキソン、またはその生物的に活性な類似体、ホモログ、誘導体、修飾体、もしくは薬学的に受容可能な塩である、請求項77に記載の方法。
【請求項79】
前記少なくとも1つのさらなる治療上活性な化合物が抗糖尿病剤、抗高脂血症剤、抗肥満剤、抗高血圧薬、および糖尿病から生じるまたは糖尿病に関連する合併症の治療のための薬剤からなる群より選択される、請求項77に記載の方法。
【請求項80】
減量をその必要がある対象において誘発する方法であって、前記対象にセロトニン様因子、セロトニンアンタゴニスト、選択的セロトニン再取り込み阻害薬、セロトニン受容体アンタゴニスト、オピオイドアンタゴニスト、ドーパミン作動剤、ドーパミン放出阻害薬、ドーパミンアンタゴニスト、γ−アミノ−酪酸アゴニスト、γ−アミノ−酪酸阻害薬、γ−アミノ−酪酸受容体アンタゴニスト、γ−アミノ−酪酸チャネルアンタゴニスト、グルタミン酸アゴニスト、グルタミン酸アンタゴニスト、抗痙攣剤、およびN−メチル−D−アスパルテート遮断剤からなる群より選択される少なくとも3つの化合物、またはその生物的に活性な類似体、誘導体、修飾体、もしくは薬学的に受容可能な塩の有効量を投与するステップと、場合により少なくとも1つのさらなる治療上活性な化合物を投与するステップを含み、それにより対象において減量を誘発する、方法。
【請求項81】
前記少なくとも3つの化合物のうちの3つがトピラメート、オンダンセトロン、およびナルトレキソン、またはその生物的に活性な類似体、ホモログ、誘導体、修飾体、もしくは薬学的に受容可能な塩である、請求項80に記載の方法。
【請求項82】
前記少なくとも1つのさらなる治療上活性な化合物が抗糖尿病剤、抗高脂血症剤、抗肥満剤、抗高血圧薬、および糖尿病から生じるまたは糖尿病に関連する合併症の治療のための薬剤からなる群より選択される、請求項80に記載の方法。
【請求項83】
前記対象が約25.0〜約29.9のボディマス指数を持つ、請求項80に記載の方法。
【請求項84】
さらに前記対象が心理社会的管理プログラムを受けている、請求項80に記載の方法。
【請求項85】
前記心理社会的管理プログラムが短期行動コンプライアンス向上治療、認知行動対処技能療法、モチベーション向上療法、12段階促進療法、併用行動介入、医学的管理、精神分析、精神力動治療、ならびに生物社会心理的、報告、感情移入、要求、直接助言および評価からなる群より選択される、請求項84に記載の方法。
【請求項86】
前記対象が催眠および鍼治療をさらに受けている、請求項80に記載の方法。
【請求項87】
前記少なくとも3つの化合物のうちの少なくとも1つが少なくとも週1回投与される、請求項80に記載の方法。
【請求項88】
前記少なくとも3つの化合物のうちの少なくとも1つが少なくとも1日1回投与される、請求項87に記載の方法。
【請求項89】
前記少なくとも3つの化合物のうちの少なくとも1つがセロトニン受容体アンタゴニストである、請求項80に記載の方法。
【請求項90】
前記セロトニン受容体がセロトニン−3受容体である、請求項89に記載の方法。
【請求項91】
少なくとも3つの化合物が前記対象に投与される、請求項80に記載の方法。
【請求項92】
前記少なくとも3つの化合物が別々に投与される、請求項80に記載の方法。
【請求項93】
前記少なくとも3つの化合物の第1の化合物が、前記少なくとも3つの化合物の第2または第3の化合物が投与される前に投与される、請求項92に記載の方法。
【請求項94】
前記少なくとも3つの化合物の第1の化合物、第2の化合物、および第3の化合物がほぼ同時に投与される、請求項80に記載の方法。
【請求項95】
前記少なくとも3つの化合物の第1の化合物が、前記少なくとも3つの化合物の第2または第3の化合物の投与に続いて投与される、請求項80に記載の方法。
【請求項96】
前記少なくとも3つの化合物が薬学的組成物として投与される、請求項80に記載の方法。
【請求項97】
前記少なくとも3つの化合物が経口、局所、経直腸、筋肉内、粘膜内、鼻内、吸入、眼内、および静脈内からなる群より選択される経路を介して投与される、請求項80に記載の方法。
【請求項98】
前記少なくとも3つの化合物が経口経路を介して投与される、請求項97に記載の方法。
【請求項99】
請求項80に記載の少なくとも3つの化合物、またはその生物的に活性な類似体、ホモログ、誘導体、修飾体、もしくは薬学的に受容可能な塩、および薬学的に受容可能な担体を含む薬学的組成物。
【請求項100】
前記組成物がトピラメート、オンダンセトロン、およびナルトレキソン、またはその生物的に活性な類似体、ホモログ、誘導体、修飾体、および薬学的に受容可能な塩の有効量を含む、請求項99に記載の薬学的組成物。
【請求項101】
前記少なくとも3つの化合物のうちの少なくとも1つが制御放出製剤として投与される、請求項80に記載の方法。
【請求項102】
3つの化合物、またはその生物的に活性な類似体、ホモログ、誘導体、および修飾体が投与される、請求項81に記載の方法。
【請求項103】
トピラメートが約15mg/日〜約2500mg/日の範囲の投薬量で投与される、請求項81に記載の方法。
【請求項104】
トピラメートが約25mg/日〜約1000mg/日の範囲の投薬量で投与される、請求項103に記載の方法。
【請求項105】
トピラメートが約50mg/日〜約500mg/日の範囲の投薬量で投与される、請求項104に記載の方法。
【請求項106】
トピラメートが約300mg/日または約275mg/日の投薬量で投与される、請求項105に記載の方法。
【請求項107】
トピラメートが約0.1mg/kg/日〜約100mg/kg/日の範囲の投薬量で投与される、請求項81に記載の方法。
【請求項108】
トピラメートが少なくとも週1回投与される、請求項81に記載の方法。
【請求項109】
トピラメートが少なくとも1日1回投与される、請求項108に記載の方法。
【請求項110】
オンダンセトロンが適用ごとに約0.01μg/kg〜適用ごとに約100μg/kgの範囲の投薬量で投与される、請求項81に記載の方法。
【請求項111】
オンダンセトロンが適用ごとに約0.1μg/kg〜適用ごとに約10.0μg/kgの範囲の投薬量で投与される、請求項110に記載の方法。
【請求項112】
オンダンセトロンが適用ごとに約1.0μg/kg〜適用ごとに約5.0μg/kgの範囲の投薬量で投与される、請求項111に記載の方法。
【請求項113】
オンダンセトロンが適用ごとに約4.0μg/kgまたは適用ごとに約3.0μg/kgの投薬量で投与される、請求項112に記載の方法。
【請求項114】
オンダンセトロンが少なくとも週1回投与される、請求項81に記載の方法。
【請求項115】
オンダンセトロンが少なくとも1日1回投与される、請求項81に記載の方法。
【請求項116】
オンダンセトロンが1日1回投与される、請求項115に記載の方法。
【請求項117】
ナルトレキソンが適用ごとに約1.0mg〜適用ごとに約100.0mgの範囲の投薬量で投与される、請求項81に記載の方法。
【請求項118】
ナルトレキソンが適用ごとに約10.0mg〜適用ごとに約50.0mgの範囲の投薬量で投与される、請求項117に記載の方法。
【請求項119】
ナルトレキソンが適用ごとに約25mgの投薬量で投与される、請求項118に記載の方法。
【請求項120】
ナルトレキソンが少なくとも週1回投与される、請求項81に記載の方法。
【請求項121】
ナルトレキソンが少なくとも1日1回投与される、請求項81に記載の方法。
【請求項122】
ナルトレキソンが1日1回投与される、請求項121に記載の方法。
【請求項123】
トピラメートが約300mg/日の投薬量で投与され、オンダンセトロンは適用ごとに約4.0μg/kgの投薬量で投与され、ナルトレキソンは適用ごとに約25mgの投薬量で投与される、請求項81に記載の方法。
【請求項124】
食欲をその必要がある対象において制御する方法であって、前記対象に少なくとも3つの化合物、またはその生物的に活性な類似体、誘導体、修飾体、もしくは薬学的に受容可能な塩の有効量を投与するステップであって、前記化合物がセロトニン様因子、セロトニンアンタゴニスト、選択的セロトニン再取り込み阻害薬、セロトニン受容体アンタゴニスト、オピオイドアンタゴニスト、ドーパミン作動剤、ドーパミン放出阻害薬、ドーパミンアンタゴニスト、γ−アミノ−酪酸アゴニスト、γ−アミノ−酪酸阻害薬、γ−アミノ−酪酸受容体アンタゴニスト、γ−アミノ−酪酸チャネルアンタゴニスト、グルタミン酸アゴニスト、グルタミン酸アンタゴニスト、抗痙攣剤、およびN−メチル−D−アスパルテート遮断剤からなる群より選択される、ステップと、場合により少なくとも1つのさらなる治療上活性な化合物を組み合わせて投与するステップを含む、方法。
【請求項125】
前記少なくとも3つの化合物、またはその生物的に活性な類似体、誘導体、修飾体、もしくは薬学的に受容可能な塩がトピラメート、オンダンセトロン、およびナルトレキソンである、請求項124に記載の方法。
【請求項126】
アルコール乱用をその必要がある対象において治療または予防する方法であって、前記対象にセロトニン様因子、セロトニンアンタゴニスト、選択的セロトニン再取り込み阻害薬、セロトニン受容体アンタゴニスト、オピオイドアンタゴニスト、ドーパミン作動剤、ドーパミン放出阻害薬、ドーパミンアンタゴニスト、ノルエピネフリンアンタゴニスト、γ−アミノ−酪酸アゴニスト、γ−アミノ−酪酸阻害薬、γ−アミノ−酪酸受容体アンタゴニスト、γ−アミノ−酪酸チャネルアンタゴニスト、グルタミン酸アゴニスト、グルタミン酸アンタゴニスト、グルタミンアゴニスト、グルタミンアンタゴニスト、抗痙攣剤、N−メチル−D−アスパルテート遮断剤、カルシウムチャネルアンタゴニスト、炭酸脱水酵素阻害薬、ニューロキニン、小型分子、ペプチド、ビタミン、補助因子、およびコルチコステロイド放出因子アンタゴニストからなる群より選択される少なくとも3つの化合物、またはその生物的に活性な類似体、誘導体、修飾体、もしくは薬学的に受容可能な塩の有効量を投与するステップを含み、それにより対象においてアルコール乱用を治療または予防する、方法。
【請求項127】
前記少なくとも3つの化合物、またはその生物的に活性な類似体、誘導体、修飾体、もしくは薬学的に受容可能な塩がトピラメート、オンダンセトロン、およびナルトレキソンである、請求項126に記載の方法。
【請求項128】
大量飲酒をその必要がある対象において治療または予防する方法であって、前記対象にセロトニン様因子、セロトニンアンタゴニスト、選択的セロトニン再取り込み阻害薬、セロトニン受容体アンタゴニスト、オピオイドアンタゴニスト、ドーパミン作動剤、ドーパミン放出阻害薬、ドーパミンアンタゴニスト、ノルエピネフリンアンタゴニスト、γ−アミノ−酪酸アゴニスト、γ−アミノ−酪酸阻害薬、γ−アミノ−酪酸受容体アンタゴニスト、γ−アミノ−酪酸チャネルアンタゴニスト、グルタミン酸アゴニスト、グルタミン酸アンタゴニスト、グルタミンアゴニスト、グルタミンアンタゴニスト、抗痙攣剤、N−メチル−D−アスパルテート遮断剤、カルシウムチャネルアンタゴニスト、炭酸脱水酵素阻害薬、ニューロキニン、小型分子、ペプチド、ビタミン、補助因子、およびコルチコステロイド放出因子アンタゴニストからなる群より選択される少なくとも3つの化合物、またはその生物的に活性な類似体、誘導体、修飾体、もしくは薬学的に受容可能な塩の有効量を投与するステップを含み、それにより対象において大量飲酒を治療または予防する、方法。
【請求項129】
前記少なくとも3つの化合物、またはその生物的に活性な類似体、誘導体、修飾体、もしくは薬学的に受容可能な塩がトピラメート、オンダンセトロン、およびナルトレキソンである、請求項128に記載の方法。
【請求項130】
過剰飲酒をその必要がある対象において治療または予防する方法であって、前記対象にセロトニン様因子、セロトニンアンタゴニスト、選択的セロトニン再取り込み阻害薬、セロトニン受容体アンタゴニスト、オピオイドアンタゴニスト、ドーパミン作動剤、ドーパミン放出阻害薬、ドーパミンアンタゴニスト、ノルエピネフリンアンタゴニスト、γ−アミノ−酪酸アゴニスト、γ−アミノ−酪酸阻害薬、γ−アミノ−酪酸受容体アンタゴニスト、γ−アミノ−酪酸チャネルアンタゴニスト、グルタミン酸アゴニスト、グルタミン酸アンタゴニスト、グルタミンアゴニスト、グルタミンアンタゴニスト、抗痙攣剤、N−メチル−D−アスパルテート遮断剤、カルシウムチャネルアンタゴニスト、炭酸脱水酵素阻害薬、ニューロキニン、小型分子、ペプチド、ビタミン、補助因子、およびコルチコステロイド放出因子アンタゴニストからなる群より選択される少なくとも3つの化合物、またはその生物的に活性な類似体、誘導体、修飾体、もしくは薬学的に受容可能な塩の有効量を投与するステップを含み、それにより対象において過剰飲酒を治療または予防する、方法。
【請求項131】
前記少なくとも3つの化合物、またはその生物的に活性な類似体、誘導体、修飾体、もしくは薬学的に受容可能な塩がトピラメート、オンダンセトロン、およびナルトレキソンである、請求項130に記載の方法。
【請求項132】
問題飲酒をその必要がある対象において治療または予防する方法であって、前記対象にセロトニン様因子、セロトニンアンタゴニスト、選択的セロトニン再取り込み阻害薬、セロトニン受容体アンタゴニスト、オピオイドアンタゴニスト、ドーパミン作動剤、ドーパミン放出阻害薬、ドーパミンアンタゴニスト、ノルエピネフリンアンタゴニスト、γ−アミノ−酪酸アゴニスト、γ−アミノ−酪酸阻害薬、γ−アミノ−酪酸受容体アンタゴニスト、γ−アミノ−酪酸チャネルアンタゴニスト、グルタミン酸アゴニスト、グルタミン酸アンタゴニスト、グルタミンアゴニスト、グルタミンアンタゴニスト、抗痙攣剤、N−メチル−D−アスパルテート遮断剤、カルシウムチャネルアンタゴニスト、炭酸脱水酵素阻害薬、ニューロキニン、小型分子、ペプチド、ビタミン、補助因子、およびコルチコステロイド放出因子アンタゴニストからなる群より選択される少なくとも3つの化合物、またはその生物的に活性な類似体、誘導体、修飾体、もしくは薬学的に受容可能な塩の有効量を投与するステップを含み、それにより対象において問題飲酒を治療または予防する、方法。
【請求項133】
前記少なくとも3つの化合物、またはその生物的に活性な類似体、誘導体、修飾体、もしくは薬学的に受容可能な塩がトピラメート、オンダンセトロン、およびナルトレキソンである、請求項132に記載の方法。
【請求項134】
大量薬物使用をその必要がある対象において治療または予防する方法であって、前記対象にセロトニン様因子、セロトニンアンタゴニスト、選択的セロトニン再取り込み阻害薬、セロトニン受容体アンタゴニスト、オピオイドアンタゴニスト、ドーパミン作動剤、ドーパミン放出阻害薬、ドーパミンアンタゴニスト、ノルエピネフリンアンタゴニスト、γ−アミノ−酪酸アゴニスト、γ−アミノ−酪酸阻害薬、γ−アミノ−酪酸受容体アンタゴニスト、γ−アミノ−酪酸チャネルアンタゴニスト、グルタミン酸アゴニスト、グルタミン酸アンタゴニスト、グルタミンアゴニスト、グルタミンアンタゴニスト、抗痙攣剤、N−メチル−D−アスパルテート遮断剤、カルシウムチャネルアンタゴニスト、炭酸脱水酵素阻害薬、ニューロキニン、小型分子、ペプチド、ビタミン、補助因子、およびコルチコステロイド放出因子アンタゴニストからなる群より選択される少なくとも3つの化合物、またはその生物的に活性な類似体、誘導体、修飾体、もしくは薬学的に受容可能な塩の有効量を投与するステップを含み、それにより対象において大量薬物使用を治療または予防する、方法。
【請求項135】
前記大量薬物使用が、コカイン、メタンフェタミン、他の刺激薬、フェンシクリジン、他の幻覚薬、マリファナ、鎮静薬、精神安定薬、催眠薬、およびオピエートからなる群より選択される、請求項134に記載の方法。
【請求項136】
前記大量薬物使用の頻度が少なくとも月1回である、請求項134に記載の方法。
【請求項137】
前記大量薬物使用の頻度が少なくとも週1回である、請求項134に記載の方法。
【請求項138】
さらに助言が前記対象に与えられる、請求項134に記載の方法。
【請求項139】
さらに前記助言が書面、電子、または対人からなる群より選択される形式で与えられる、請求項138に記載の方法。
【請求項140】
前記方法が、プラセボを投与して助言を与えること、薬物を投与せずに助言を与えること、および薬物を投与せず助言も与えないことからなる群より選択される方法よりも、前記大量薬物使用を治療または予防するのに有効である、請求項139に記載の方法。
【請求項141】
前記少なくとも3つの化合物、またはその生物的に活性な類似体、誘導体、修飾体、もしくは薬学的に受容可能な塩がトピラメート、オンダンセトロン、およびナルトレキソンである、請求項140に記載の薬学的組成物。
【請求項142】
少なくとも3つの本発明の化合物および場合により薬学的に受容可能な担体を含む薬学的組成物、アプリケータ、ならびにその使用のための説明資料を備えた、本発明の化合物を投与するためのキット。
【請求項143】
少なくとも3つの本発明の化合物および場合により薬学的に受容可能な担体を含む薬学的組成物、アプリケータ、ならびにその使用のための説明資料を備えた、本発明の嗜癖疾患または障害を治療するためのキット。
【請求項144】
前記キットがトピラメート、オンダンセトロン、およびナルトレキソンを含む、請求項143に記載のキット。

【図1A】
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【図1B】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10A】
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【図10B】
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【図10C】
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【図10D】
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【図10E】
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【図11】
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【公表番号】特表2010−537990(P2010−537990A)
【公表日】平成22年12月9日(2010.12.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−522982(P2010−522982)
【出願日】平成20年5月20日(2008.5.20)
【国際出願番号】PCT/US2008/064232
【国際公開番号】WO2009/029308
【国際公開日】平成21年3月5日(2009.3.5)
【出願人】(501149684)ユニバーシティ オブ バージニア パテント ファウンデーション (35)
【Fターム(参考)】