説明

アレーアンテナの較正装置及び較正方法

【課題】 アレーアンテナの各系統を環境の状態変化に対応して高精度に較正できるようにする。
【解決手段】 衛星に搭載されたアレーアンテナの系統を較正する較正装置20Aであって、アレーアンテナ11により受信された信号に対して所定の信号処理が行なわれた複数の入力信号Xi(t,P)の相関を算出して、アレーアンテナの系統を較正するための重み係数βWを算出する較正係数算出ユニット21と、重み係数βWに基づきアレーアンテナの系統を較正する較正実行ユニット27と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、衛星等に搭載されたアレーアンテナの較正装置及び較正方法に関する。
【背景技術】
【0002】
アレーアンテナの指向性特性、サイドローブ特性は、各アレー系統が十分に較正されていることを前提としている。そこで、アレーアンテナは、素子毎に独立に重付け係数を設定し、これに基づき指向性を決定している。
【0003】
このようなアレーアンテナの較正に関する技術として、特開2004−104751号公報は、ウエイト演算回路、AD/DA変換器、アップコンバータ/ダウンコンバータ、RF回路部、アンテナ素子までの全てを含んだ各アンテナ間の相互インピーダンス行列、所望入力信号行列に基づき、相互インピーダンス行列の逆行列を計算し、所望入力信号行列に逆行列をかけた信号行列を各アンテナの入力信号とする補正演算部を備えたアンテナ装置を開示している。そして、各アンテナの相互結合によるアンテナ放射パターンのばらつきを抑え、アダプティブ動作を正確に行えるようにしている。
【0004】
また、特開2004−560319号公報は、異種のアンテナを電気長に関して近接配置し、各アンテナによって形成されるアンテナ指向性を能動的に変化させることができるアレーアンテナ装置を開示している。このアレーアンテナ装置は、入射角依存性のないパラメータによって表された各アンテナ間の素子間結合を示す行列を格納する行列テーブルと、各アンテナのアンテナ指向性合成処理を行う指向性合成部と、指向性合成部が出力する指向性合成ベクトルデータに対して行列テーブルに格納された行列の逆行列を乗算し、この乗算結果を各アンテナに対する重み付け係数として出力する相互結合補償部とを備える。これにより、アンテナ素子間の相互結合による影響をなくして、所望のアンテナ指向性合成や到来波分別を行うようにしている。
【0005】
さらに、特開2008−216152号公報は、送信機が送信した電波を受信する複数のアンテナと、該複数のアンテナによって受信した信号を受信ベクトルとして該受信ベクトルから相関行列を演算する相関行列演算手段と、該相関行列演算手段によって演算された相関行列を固有値展開して信号部分空間を張る固有ベクトルを演算する固有ベクトル演算手段と、該固有ベクトル演算手段によって演算された固有ベクトルの経時変化を検出してイベントを検出するイベント検出手段と有するイベント検出装置を開示している。これにより、狭帯域信号を用いても、高精度にイベントを検出できるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2001−104751号公報
【特許文献2】特開2004−560319号公報
【特許文献3】特開2008−216152号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上述した各特許文献1〜3においては、軌道上に位置する衛星に搭載されている増幅器やケーブル等が熱的影響を受けて特性変化を起こした場合に、この熱的影響等によるアレーアンテナの指向性特性やサイドローブ特性の変動を、通信機能を動作させながら較正することができない問題があった。
【0008】
そこで、本発明の主目的は、通信機能と並行して較正が行えるアレーアンテナの較正装置及び較正方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明にかかる較正装置は、衛星に搭載されたアレーアンテナの系統を較正する較正装置であって、アレーアンテナにより受信された信号に対して所定の信号処理が行なわれた複数の入力信号の相関を算出して、アレーアンテナを較正するための重み係数を算出する較正係数算出ユニットと、重み係数に基づきアレーアンテナを較正する較正実行ユニットと、を備える。
【0010】
また、較正方法は、衛星に搭載されたアレーアンテナを較正する較正方法であって、アレーアンテナにより受信された信号に対して所定の信号処理が行なわれた複数の入力信号の相関を算出して、アレーアンテナの系統を較正するための重み係数を算出する較正係数算出ステップと、重み係数に基づきアレーアンテナを較正する較正実行ステップと、を含む。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、環境の状態変化に対応して高精度に較正できるようになり、信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかるアレーアンテナ装置が衛星に搭載されて、地上基地と通信する様子を示す模式図である。
【図2】第1の実施形態のアレーアンテナ装置及び較正装置のブロック図である。
【図3】第1の実施形態のアンテナの各系統の較正手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施形態にかかるアレーアンテナ装置が衛星に搭載されて、地上基地と通信する様子を示す模式図である。
【図5】第2の実施形態のアレーアンテナ装置及び較正装置のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の実施形態を説明する。図1は、アレーアンテナ装置10を搭載した衛星3等と、地上基地2等との通信状態を示す模式図である。また、図2は、較正装置20Aを含んだアレーアンテナ装置10のブロック図である。
【0014】
地上基地2から較正用信号G1が衛星3に送信される。衛星3は、アレーアンテナにより較正用信号G1を受信する。そして、較正装置20Aが、受信した較正用信号G1に基づき各アンテナを較正するための重み係数を算出して、各アンテナの系統が較正される。なお、較正用信号G1として、ビーコンが例示できるが、これに限定するものではない。
【0015】
このような、アレーアンテナ装置10は、アンテナ11(11a〜11n)、LNA[Low Noise Amplifier]12(12a〜12n)、DNC[Down Conveter]13(13a〜13n)、ADC[Analog/Digital Conversion]14(14a〜14n)、DBF[Digtal Beam Forming]15及び、較正装置20Aを含む。そして、1つのアンテナ11、LNA12、DNC13、ADC14により1つの系統が形成されている。図2においては、n個の系統が形成されている場合が示されている。
【0016】
アンテナ11で受信された較正用信号G1は、LNA12で増幅され、DNC13で低周波に周波数変換された後、ADC14でディジタル信号に変換される。このディジタル化された信号を、受信時刻をtとして入力信号Xi(t,P)と記載する。ここで、添え字iはi系統に入力した信号であることを示している。また、符号Pは後述するように、系統の温度変化や放射線の入射等の外乱要因により、それぞれの系統の特性が変化することを示すパラメータである。即ち、P=0の場合は、外部要因が無い場合を示している。
【0017】
較正装置20Aは、重み係数を算出する較正係数算出ユニット21と、重み係数に基づきアレーアンテナ11の各系統を較正する較正実行ユニット27とを備える。較正係数算出ユニット21は、相関行列算出部22、固有値算出部23、固有ベクトル算出部24、特性変化判断部25、重み係数算出部26を備える。なお、図2に示すように、入力信号Xi(t,P)は、較正装置20Aに入力すると共にDBF15に入力する。従って、較正装置20Aは、アレーアンテナ装置10における通信部分の動作と並列して動作する。
【0018】
先に定義したように、入力信号Xi(t,P)は、ある時刻tにおけるi系統の入力信号である。厳密には、アンテナ11で受信されて、DBF15に入力する直前の信号である。アンテナ11からDBF15の間には、LNA12、DNC13、ADC14等の複数の電子機器が存在して、所定の信号処理を行う。
【0019】
衛星3が静止衛星である場合には、衛星3の位置に応じて太陽からの光の量が変化する。この結果、例えば太陽、地球、衛星の順番に並ぶと(衛星から見て日蝕の状態)、衛星の温度は低下する。逆に太陽、衛星、地球の順番に並ぶと衛星の温度は高くなる。また、宇宙空間には、種々の放射線(アルファ線やガンマ線等)が存在して、これらの放射線が電子機器に入射することがある。
【0020】
電子機器は半導体デバイス等の電子デバイスを多数含んでいるため、温度の変化や放射線の入射によりデバイス特性が変化する。この結果、温度変化が無い場合や放射線の被曝を受けない場合の入力信号Xi(t,P=0)と異なる入力信号Xi(t,P≠0)がDBF15に入力することになる。以下、このような温度や放射線による特性変化を外乱による特性変化と記載する。
【0021】
このように、電子デバイス等は、外乱による特性変化を起すため、電子機器の特性も変化する。通常、地上で使用されている電子装置であれば、部品交換や較正等のメンテナンスを行うが、宇宙空間を衛星ではかかるメンテナンスを行うことができない。
【0022】
そこで、本実施形態では、衛星に搭載されているアレーアンテナ装置10が外乱による特性変化を起こしても、入力信号Xi(t,P)に基づき較正処理が行えるようにする。なお、較正処理は、リアルタイムに入力する入力信号Xt(t,P)に基づき行うことも可能であるが、突発的なノイズ等による影響を軽減するために、一定時間の入力信号Xt(t,P)の平均値に基づき行うことも可能である。以下の説明では、リアルタイムに入力する入力信号Xt(t,P)に基づき行う場合を例に説明する。
【0023】
かかる較正は、較正装置20Aにおける較正係数算出ユニット21で較正パラメータ(重み係数)の算出が行われ、重み係数に基づき較正が行われる。
【0024】
較正係数算出ユニット21における相関行列算出部22には、各系統の入力信号Xi(t,P)が入力する。このとき、各入力信号Xi(t,P)の相関行列Rxxを式1に従って定義する。
【0025】
【数1】

【0026】
ここで、<X1|等は、ベクトルを表し、|X1>は、<X1|の複素共役の関係となっている。
【0027】
相関行列Rxxの固有値をλ、固有ベクトルをWとすると、行列方程式は、
RxxW=λW…(2)
となる。そこで、単位行列をIとすると、固有方程式は、
|Rxx−λI|=0…(3)
となる。
【0028】
固有値算出部23は、数式3を解くことにより固有値λを求める。固有値λは複数存在するので、その最大値をλmaxとする。最大固有値λmaxを用いると、式(2)は、
(Rxx−λmaxI)W=0…(4)
と書ける。固有ベクトル算出部24は、式(4)から固有ベクトルWを算出する。
【0029】
さて、外乱による特性変化を起こす前の固有ベクトルをWc、特性変動を起こした後の固有ベクトルをWとすると、W≠Wcである。そこで、特性変化判断部25は、固有ベクトルWcを記憶し、その後に算出された固有ベクトルWと等しいか否かを判断することで、較正処理の必要性を判断する。このとき、一致の度合いを設定しなければ、実質的に特性変動していない場合でも、較正処理が実行されることになる。そこで、特性変化判断部25には、固有ベクトルWと、固有ベクトルWcの一致度を判断するための基準となる特性変動判定基準Tが格納されている。特性変化判断部25は、式(5)に従い、固有ベクトルWと固有ベクトルWcとの内積Kを求め、この値Kが特性変動判定基準Tより大きくなった場合(K>T)には、外乱により特性変動が発生したと判断する。
【0030】
K=<W|Wc> …(5)
内積Kが特性変動判定基準Tより大きい場合(K>T)には、特性変化判断部25は、固有ベクトルWを重み係数算出部26に出力する。
【0031】
重み係数算出部26は、重み係数βWを算出する。このときのβは比例係数であり、例えば固有値ベクトルWのノルムが1となるようにβを設定する。このようにして算出された重み係数βWは較正実行ユニット27に出力される。較正実行ユニット27は重み係数を用いてアンテナ11の各系統を較正する。
【0032】
このように較正処理は、通信処理と並列に行うため、通信処理中の場合であっても、当該通信処理を中断させることなく較正が行える。
【0033】
図3は、このようなアンテナの各系統の較正手順を示すフローチャートである。上述したように、アンテナ11からの入力信号は、LNA12、DNC13、ADC14を経てDBF15に入力すると共に、較正装置20Aにおける較正係数算出ユニット21に入力する。較正係数算出ユニット21の相関行列算出部22は、温度環境の変動の影響等を受けた各入力信号Xi(t,P)に基づき相関行列Rxxを算出する(ステップS1)。
【0034】
そして、固有値算出部23は、この相関行列Rxxの固有値を算出し、最大値の固有値を最大固有値λmaxとして出力する(ステップS2)。固有ベクトル算出部24は、最大固有値λmaxの固有ベクトルWを算出する(ステップS3)。
【0035】
そして、特性変化判断部25は、得られた固有べクトルWと格納されている固有ベクトルWcとの内積を求めて、その値が特性変動判定基準Tより大きいか否かを判断する(ステップS4)。
内積が特性変動判定基準Tより大きい場合には、特性変動が生じて較正処理が必要と判断された場合は、ステップS5に進み、較正が不要と判断された場合にはステップS1に戻る。
【0036】
較正処理が必要と判断された場合、重み係数算出部26は、固有ベクトルWのノルムが1となるように比例係数βを算出して、各信号を較正するための重み係数βWを算出する(ステップS5)。算出された重み係数βWは、較正実行ユニット27に送られ、各アンテナ11の各系統が較正される(ステップS6)。
【0037】
以上説明したように、宇宙環境等の特殊な環境下特有の特性変動が生じても、自動的に較正処理が行えるため、高品質な通信を保つことができるようになる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。なお、第1の実施形態と同一構成に関しては同一符号を用いて説明を適宜省略する。図4は、アレーアンテナ装置10が衛星3等に搭載され、地上基地2,4と通信する様子を示す模式図である。
【0038】
このとき、地上基地4は、較正処理を行う際の重み係数の算出を行うためのリソースであり、地上基地2と同じでも良い。即ち、第1の実施形態においては、較正装置20Aを衛星3に搭載して、重み係数を算出して較正を行った。しかし、衛星3には十分な演算リソースが搭載できない場合もある。そこで、本実施形態では、地上基地4とテレメトリ、コマンド回線を介して通信することにより、入力信号Xi(t,P)を一度地上基地4に送信し、地上基地4において重み係数を算出する。
【0039】
図5は、このようなアレーアンテナ装置10及び較正装置20Bのブロック図である。この較正装置20Bは、衛星3側に設けられた送受信機29及び較正実行ユニット27、地上基地4に設けられた送受信機28及び較正係数算出ユニット21を備える。
【0040】
そして、衛星3側の送受信機29は、各アンテナ11からの入力信号Xi(t,P)を受信すると、これを地上基地4に送信する。地上基地4の送受信機28は、この入力信号Xi(t,P)を受信すると、先に述べた手順で重み係数βWを算出する。算出された重み係数βWは、送受信機28から送信され、送受信機29により受信されて、較正実行ユニット27に送られる。較正実行ユニット27は、受信した重み係数βWに基づき各アンテナの系統を較正する。
【0041】
従って、重み係数を算出する十分な演算リソースが衛星3に搭載されていない場合でも、温度の変動等の影響によりデバイス特性が変化しても、所望のアンテナパターン、サイドローブ等を得ることができるようになる。
【符号の説明】
【0042】
2,4 地上基地
3 衛星
10 アレーアンテナ装置
20A,20B 較正装置
21 較正係数算出ユニット
22 相関行列算出部
23 固有値算出部
24 固有ベクトル算出部
25 特性変換判断部
26 重み係数算出部
27 較正実行ユニット
28,29 送受信機

【特許請求の範囲】
【請求項1】
衛星に搭載されたアレーアンテナの系統を較正する較正装置であって、
前記アレーアンテナにより受信された信号に対して所定の信号処理が行なわれた複数の入力信号の相関を算出して、前記アレーアンテナを較正するための重み係数を算出する較正係数算出ユニットと、
前記重み係数に基づき前記アレーアンテナを較正する較正実行ユニットと、を備えることを特徴とする較正装置。
【請求項2】
請求項1に記載の較正装置であって、
前記較正係数算出ユニットは、
前記入力信号の相関行列を算出する相関行列算出部と、
前記相関行列算出部により算出された相関行列の最大固有値を算出する固有値算出部と、
前記最大固有値の固有ベクトルを算出する固有ベクトル算出部と、
前記固有ベクトルのノルムが1となるように比例係数を算出し、該比例係数と前記固有ベクトルとの積を重み係数として出力する重み係数算出部と、を備えることを特徴とする較正装置。
【請求項3】
請求項2に記載の較正装置であって、
外乱により前記較正装置内の電子機器が特性変動を起こしたか否かを判断する特性変化判断部を備えることを特徴とする較正装置。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の較正装置であって、
前記較正係数算出ユニットが、前記衛星に搭載されていることを特徴とする較正装置。
【請求項5】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の較正装置であって、
前記較正係数算出ユニットが、地上基地に設置されて、前記衛星から前記入力信号を受信して、該入力信号に基づき前記重み係数を算出して衛星に送信することを特徴とする較正装置。
【請求項6】
衛星に搭載されたアレーアンテナを較正する較正方法であって、
前記アレーアンテナにより受信された信号に対して所定の信号処理が行なわれた複数の入力信号の相関を算出して、前記アレーアンテナの系統を較正するための重み係数を算出する較正係数算出ステップと、
前記重み係数に基づき前記アレーアンテナを較正する較正実行ステップと、を含むことを特徴とする較正方法。
【請求項7】
請求項6に記載の較正方法であって、
外乱により電子機器が特性変動を起こしたか否かを判断する特性変化判断ステップを含むことを特徴とする較正方法。
【請求項8】
請求項6又は7に記載の較正方法であって、
前記較正係数算出ステップは、
前記入力信号の相関行列を算出する相関行列算出ステップと、
前記相関行列算出ステップにより算出された前記相関行列の最大固有値を算出する固有値算出ステップと、
前記最大固有値の固有ベクトルを算出する固有ベクトル算出ステップと、
前記固有ベクトルのノルムが1となるように比例係数を算出し、該比例係数と前記固有ベクトルとの積を重み係数として出力する重み係数算出ステップと、を含むことを特徴とする較正方法。
【請求項9】
請求項6乃至8のいずれか1項に記載の較正方法であって、
前記較正係数算出ステップは、前記入力信号を地上基地に送信するステップと、
地上基地で算出された重み係数を衛星に送信するステップと、を含むことを特徴とする較正方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−32321(P2012−32321A)
【公開日】平成24年2月16日(2012.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−173338(P2010−173338)
【出願日】平成22年8月2日(2010.8.2)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】