説明

アンジオポエチン由来ペプチド

少なくともいくつかの実施形態において、本願発明はアンジオポエチン由来ペプチドまたはそのホモログまたはその誘導体、それらを含む製薬学的組成物、その治療および薬剤製造への使用、それに伴う広範囲に渡る状態、障害および疾患を治療する方法、それらをコードするヌクレオチド配列、そのエピトープに対する抗体、およびそれらを含む融合タンパク質を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
配列番号10で表されるアミノ酸配列のみから実質的になる単離ペプチド、またはホモログ、またはその誘導体。
【請求項2】
配列番号1−9および11のいずれか一つで表されるアミノ酸配列のみから実質的になる単離ペプチド、またはホモログ、またはその誘導体。
【請求項3】
配列番号12−22のいずれか一つで表されるアミノ酸配列のみから実質的になる単離ペプチド、またはその誘導体。
【請求項4】
配列番号63−186のいずれか一つで表されるアミノ酸配列のみから実質的になる単離ペプチド。
【請求項5】
配列番号48−62のいずれか一つで表されるアミノ酸配列のみから実質的になる単離ペプチド。
【請求項6】
請求項1−5のいずれか一項に記載のペプチドのエピトープと選択的に結合する抗体。
【請求項7】
請求項1−5のいずれか一項に記載のペプチドを含む融合タンパク質。
【請求項8】
請求項1−5のいずれか一項に記載のペプチド、または請求項6に記載の抗体、または請求項7に記載の融合タンパク質と、薬学的に許容可能なキャリアとを含む医薬組成物。
【請求項9】
請求項1−5のいずれか一項に記載のペプチド、または請求項6に記載の抗体、または請求項7に記載の融合タンパク質の、薬剤の製造のための使用。
【請求項10】
薬剤が癌治療用である、請求項9に記載の使用。
【請求項11】
癌が、乳癌、子宮頸癌、卵巣癌、子宮体癌、黒色腫、膀胱ガン、肺癌、膵癌、大腸癌、前立腺ガン、リンパ系の造血器腫瘍、白血病、急性リンパ球性白血病、慢性リンパ球性白血病、B細胞性リンパ腫、バーキットリンパ腫、多発性骨髄腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、脊髄性白血病、骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、甲状腺癌、濾胞性甲状腺癌、骨髄異形成症候群(MDS)、間葉系腫瘍、線維肉腫、横紋筋肉腫、メラノーマ、ブドウ膜黒色腫、奇形癌、神経芽細胞腫、神経膠腫、神経膠芽腫、皮膚の良性腫瘍、腎臓癌、未分化大細胞リンパ腫、食道扁平上皮癌、肝細胞癌、小胞樹枝細胞癌、腸の癌、筋肉−浸潤癌、精嚢腫瘍、表皮癌、脾臓癌、膀胱癌、頭頸部癌、胃癌、肝臓癌、骨癌、脳癌、網膜癌、小腸癌、唾液腺癌、子宮癌、精巣癌、結合組織癌、前立腺肥大、脊髄形成異常症、ワルデンシュトレームマクログロブリン血症、上咽頭癌、神経内分泌癌、脊髄形成異常の症候群、中皮腫、血管肉腫、胆道癌、カポジ肉腫、カルチノイド、食道胃、卵管癌、腹膜癌、漿液性乳頭状癌、悪性腹水、癌、消化管間葉性腫瘍(GIST)、および、リー−フラウメニ症候群およびフォンヒッペル−リンダウ病(VHL)から選択される遺伝性癌症候群から選択される、請求項10に記載の使用。
【請求項12】
癌が浸潤性または転移性である、請求項10に記載の使用。
【請求項13】
癌が炎症性発癌である、請求項10に記載の使用。
【請求項14】
薬剤が呼吸器疾患の治療用である、請求項9に記載の使用。
【請求項15】
呼吸器疾患が、喘息、気管支疾患、肺疾患、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、急性呼吸促迫症候群(ARDS)、重症急性呼吸器症候群(SARS)、線維症性喘息、嚢胞性線維症、急性肺損傷、気腫、慢性気管支炎、肺炎および肺高血圧症から選択される、請求項14に記載の使用。
【請求項16】
薬剤が代謝疾患の治療用である、請求項9に記載の使用。
【請求項17】
代謝疾患が、内臓脂肪症候群、代謝性シンドロームX、シンドロ−ムX、インスリン抵抗症候群、リーヴン症候群、CHAOS、糖尿病、真性糖尿病、脂肪萎縮症、甲状腺機能亢進症、緑内障、高脂血症、脂質異常症、高コレステロール血症、非インスリン依存性糖尿病、脂質代謝および脂肪代謝疾患、エネルギー制御疾患、食欲制御および肥満から選択される、請求項16に記載の使用
【請求項18】
薬剤が線維性組織または結合組織関連疾患の治療用である、請求項9に記載の使用。
【請求項19】
線維性組織または結合組織関連疾患が、改造している次の部分、炎症、心内膜心筋線維症、心筋線維症、縦隔線維症、特発性肺線維症、肺線維症、後腹膜線維症、脾臓の線維症、膵臓の線維症、アルコール関連および非アルコール関連の肝線維症(肝硬変)、線維腫症、子宮筋腫、血管線維腫、肉芽腫肺疾患、糸球体腎炎、子宮内膜線維症および子宮内膜症、糖尿病関連の創傷性線維症、リンパ脈管新生、進行性骨化性線維異形成症、骨髄炎、瘢痕ケロイド、いぼ、関節滑膜炎、骨増殖体、パンヌス成長、腹膜硬化症、腹水症、血友病性関節症および骨髄線維症、に伴う組織リモデリングから選択される、請求項18に記載の使用。
【請求項20】
薬剤が泌尿生殖器疾患の治療用である、請求項9に記載の使用。
【請求項21】
泌尿生殖器疾患が、組織リモデリング、血管新生、濾胞性嚢胞、卵巣嚢胞および卵巣過剰刺激から選択される、請求項20に記載の使用。
【請求項22】
薬剤が眼性疾患の治療である、請求項9に記載の使用。
【請求項23】
眼性疾患が網膜の血管新生疾患、眼性血管新生、網膜症、加齢性黄斑変性、黄斑浮腫、トラコーマおよび角膜新血管新生から選択される、請求項22に記載の使用。
【請求項24】
薬剤が血管形成異常の治療用である、請求項9に記載の使用。
【請求項25】
血管形成異常が、血管透過性、血漿漏出、静脈奇形(VM)、血管芽腫、血管腫、筋肉内血管腫、脳動静脈奇形(BAVM)、動脈硬化、血栓症、白血球軟化症(PLV)、遺伝出血性毛細管拡張症(HHT)、毛細血管拡張性運動失調症、およびオシエル−ウェーバー症候群症候群から選択される、請求項24に記載の使用。
【請求項26】
薬剤が心血管疾患の治療用である、請求項9に記載の使用。
【請求項27】
心血管疾患が、心筋炎、脳血管発作、僧帽弁逆流、低血圧、動脈性のまたは移植後の粥状動脈硬化症、線維症、血栓症および血小板凝集から選択される、請求項26に記載の使用。
【請求項28】
薬剤が、感染症または炎症性障害に関連する炎症性疾患の治療用である、請求項9に記載の使用。
【請求項29】
感染症と関連する炎症性疾患が、細菌感染症またはウイルス感染症を伴う炎症性疾患から選択され、そして炎症性障害が、消化管潰瘍、胃炎、痛風、痛風関節炎、関節炎、関節リウマチ、炎症性腸疾患、クローン病、潰瘍性大腸炎、潰瘍、慢性気管支炎、喘息、アレルギー、急性肺損傷、肺炎症、気道過敏症、脈管炎、敗血症性ショック、炎症性皮膚疾患、乾癬、アトピー性皮膚炎および湿疹から選択される、請求項28に記載の使用。
【請求項30】
薬剤が、慢性炎症性または自己免疫疾患の治療用である、請求項9に記載の使用。
【請求項31】
慢性炎症性であるか自己免疫疾患が、多発性硬化症、乾癬、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、潰瘍性大腸炎、クローン病、移植拒絶反応、移植片拒絶反応に伴う免疫不全、良性リンパ球性血管炎、エリテマトーデス、橋本甲状腺炎、原発性粘液水腫、グレ−ブス病、悪性貧血、自己免疫萎縮性胃炎、アジソン病、インシュリン依存性真性糖尿病、グッドパスチャー症候群、重症筋無力症、天疱瘡、交感性眼炎、自己免疫性ブドウ膜炎、自己免疫溶血性貧血、特発性血小板減少、原発性胆汁性肝硬変、慢性活動性肝炎、潰瘍性大腸炎、シェーグレン症候群、リウマチ性疾患、多発性筋炎、硬皮症、混合結合組織疾患、炎症性リウマチ、変形性リウマチ、関節外リウマチ、膠原病、慢性的多発関節炎、関節症性乾癬、強直性脊椎炎、若年性慢性関節リウマチ、肩関節周囲炎、結節性動脈周囲炎、進行性全身性硬皮症、尿酸関節炎、皮膚筋炎、筋肉リウマチ、筋炎、筋硬症および軟骨石灰化、甲状腺炎、アレルギー性浮腫および肉芽腫から選択される、請求項30に記載の使用。
【請求項32】
薬剤が、骨疾患または骨関連疾患の治療用である、請求項9に記載の使用。
【請求項33】
骨疾患または骨関連疾患が、骨粗鬆症、骨関節症、大理石骨病;骨の不一致、骨虚弱、骨脆性、変性関節疾患、骨肉腫、および骨への癌転移から選択される、請求項32に記載の使用。
【請求項34】
薬剤が、痛みの処置または管理用である、請求項9に記載の使用。
【請求項35】
疼痛が、複合性局所疼痛症候群、筋骨格痛、神経因性疼痛、侵害受容性痛、心因性疼痛、帯状疱疹後疼痛、癌手術後の疼痛と関連する疼痛、急性痛、慢性痛、幻痛および関連痛から選択される、請求項34に記載の使用。
【請求項36】
請求項1−5のいずれか一項によるペプチドまたは請求項6または治療に用いられる請求項7に記載の融合タンパク質による抗体。
【請求項37】
治療が癌の治療用である、請求項36に記載のペプチド、抗体または融合タンパク質。
【請求項38】
癌が、乳癌、子宮頸癌、卵巣癌、子宮体癌、黒色腫、膀胱ガン、肺癌、膵癌、大腸癌、前立腺ガン、リンパ系の造血器腫瘍、白血病、急性リンパ球性白血病、慢性リンパ球性白血病、B細胞性リンパ腫、バーキットリンパ腫、多発性骨髄腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、骨髄性白血病、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、甲状腺癌、濾胞性甲状腺癌、骨髄異形成症候群(MDS)、間葉系腫瘍、線維肉腫、横紋筋肉腫、メラノーマ、ブドウ膜黒色腫、奇形癌、神経芽細胞腫、神経膠腫、神経膠芽腫、皮膚の良性腫瘍、腎臓癌、未分化大細胞リンパ腫、食道扁平上皮癌、肝細胞癌、小胞樹枝細胞癌、腸の癌、筋肉−浸潤癌、精嚢腫瘍、表皮癌、脾臓癌、膀胱癌、頭頸部癌、胃癌、肝臓癌、骨癌、脳癌、網膜癌、小腸癌、唾液腺癌、子宮癌、精巣癌、結合組織癌、前立腺肥大、脊髄形成異常症、ワルデンシュトレームマクログロブリン血症、上咽頭癌、神経内分泌癌、脊髄形成異常の症候群、中皮腫、血管肉腫、胆道癌、カポジ肉腫、カルチノイド、食道胃、卵管癌、腹膜癌、漿液性乳頭状癌、悪性腹水、癌、消化管間葉性腫瘍(GIST)、および、リー−フラウメニ症候群およびフォンヒッペル−リンダウ病(VHL)から選択される遺伝性癌症候群から選択される、請求項37に記載のペプチド、抗体または融合タンパク質。
【請求項39】
癌が浸潤性または転移性である、請求項37に記載のペプチド、抗体または融合タンパク質。
【請求項40】
癌が炎症性発癌である、請求項37に記載のペプチド、抗体または融合タンパク質。
【請求項41】
薬剤が呼吸器疾患の治療用である、請求項36に記載のペプチド、抗体または融合タンパク質。
【請求項42】
呼吸器疾患が、喘息、気管支疾患、肺疾患、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、急性呼吸促迫症候群(ARDS)、重症急性呼吸器症候群(SARS)、線維症性喘息、嚢胞性線維症、急性肺損傷、気腫、慢性気管支炎、肺炎および肺高血圧症から選択される、請求項41に記載のペプチド、抗体または融合タンパク質。
【請求項43】
薬剤が代謝疾患の治療用である、請求項36に記載のペプチド、抗体または融合タンパク質。
【請求項44】
代謝疾患が、内臓脂肪症候群、代謝性シンドロームX、シンドロームX、インスリン抵抗症候群、リーヴン症候群、CHAOS、糖尿病、真性糖尿病、脂肪萎縮症、甲状腺機能亢進症、緑内障、高脂血症、脂質異常症、高コレステロール血症、非インスリン依存性糖尿病、脂質代謝および脂肪代謝疾患、エネルギー制御疾患、食欲制御および肥満から選択される、請求項43に記載のペプチド、抗体または融合タンパク質。
【請求項45】
薬剤が線維性組織または結合組織関連疾患の治療用である、請求項36に記載のペプチド、抗体または融合タンパク質。
【請求項46】
線維性組織または結合組織関連疾患が、炎症、心内膜心筋線維症、心筋線維症、縦隔線維症、特発性肺線維症、肺線維症、後腹膜線維症、脾臓の線維症、膵臓の線維症、アルコール関連および非アルコール関連の肝線維症(肝硬変)、線維腫症、子宮筋腫、血管線維腫、肉芽腫肺疾患、糸球体腎炎、子宮内膜線維症および子宮内膜症、糖尿病関連の創傷性線維症、リンパ脈管新生、進行性骨化性線維異形成症、骨髄炎、瘢痕ケロイド、いぼ、関節滑膜炎、骨増殖体、パンヌス成長、腹膜硬化症、腹水症、血友病性関節症および骨髄線維症、に伴う組織リモデリングから選択される、請求項45に記載のペプチド、抗体または融合タンパク質。
【請求項47】
薬剤が泌尿生殖器疾患の治療用である、請求項36に記載のペプチド、抗体または融合タンパク質。
【請求項48】
泌尿生殖器疾患が、組織リモデリング、血管新生、濾胞性嚢胞、卵巣嚢胞および卵巣過剰刺激から選択される、請求項47に記載のペプチド、抗体または融合タンパク質。
【請求項49】
薬剤が眼性疾患の治療である、請求項36に記載のペプチド、抗体または融合タンパク質。
【請求項50】
眼性疾患が、網膜の血管新生疾患、眼性血管新生、網膜症、加齢性黄斑変性、黄斑浮腫、トラコーマおよび角膜新血管新生から選択される、請求項49に記載のペプチド、抗体または融合タンパク質。
【請求項51】
薬剤が血管形成異常の治療用である、請求項36に記載のペプチド、抗体または融合タンパク質。
【請求項52】
血管形成異常が、血管透過性、血漿漏出、静脈奇形(VM)、血管芽腫、血管腫、筋肉内血管腫、脳動静脈奇形(BAVM)、動脈硬化、血栓症、白血球軟化症(PLV)、遺伝出血性毛細管拡張症(HHT)、毛細血管拡張性運動失調症、およびオシエル−ウェーバー症候群から選択される、請求項51に記載のペプチド、抗体または融合タンパク質。
【請求項53】
薬剤が心血管疾患の治療用である、請求項36に記載のペプチド、抗体または融合タンパク質。
【請求項54】
心血管疾患が、心筋炎、脳血管発作、僧帽弁逆流、低血圧、動脈性のまたは移植後の粥状動脈硬化症、線維症、血栓症および血小板凝集から選択される、請求項53に記載のペプチド、抗体または融合タンパク質。
【請求項55】
薬剤が、感染症または炎症性障害に関連する炎症性疾患の治療用である、請求項36に記載のペプチド、抗体または融合タンパク質。
【請求項56】
感染症と関連する炎症性疾患が、細菌感染症またはウイルス感染症を伴う炎症性疾患から選択され、そして炎症性障害が、消化管潰瘍、胃炎、痛風、痛風関節炎、関節炎、関節リウマチ、炎症性腸疾患、クローン病、潰瘍性大腸炎、潰瘍、慢性気管支炎、喘息、アレルギー、急性肺損傷、肺炎症、気道過敏症、脈管炎、敗血症性ショック、炎症性皮膚疾患、乾癬、アトピー性皮膚炎および湿疹から選択される、請求項55に記載のペプチド、抗体または融合タンパク質。
【請求項57】
薬剤が、慢性炎症性または自己免疫疾患の治療用である、請求項36に記載のペプチド、抗体または融合タンパク質。
【請求項58】
慢性炎症性であるか自己免疫疾患が、多発性硬化症、乾癬、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、潰瘍性大腸炎、クローン病、移植拒絶反応、移植片拒絶反応に伴う免疫不全、良性リンパ球性血管炎、エリテマトーデス、橋本甲状腺炎、原発性粘液水腫、グレーブス病、悪性貧血、自己免疫萎縮性胃炎、アジソン病、インシュリン依存性真性糖尿病、グッドパスチャー症候群、重症筋無力症、天疱瘡、交感性眼炎、自己免疫性ブドウ膜炎、自己免疫溶血性貧血、特発性血小板減少、原発性胆汁性肝硬変、慢性活動性肝炎、潰瘍性大腸炎、シェーグレン症候群、リウマチ性疾患、多発性筋炎、硬皮症、混合結合組織疾患、炎症性リウマチ、変形性リウマチ、関節外リウマチ、膠原病、慢性的多発関節炎、関節症性乾癬、強直性脊椎炎、若年性慢性関節リウマチ、肩関節周囲炎、結節性動脈周囲炎、進行性全身性硬皮症、尿酸関節炎、皮膚筋炎、筋肉リウマチ、筋炎、筋硬症および軟骨石灰化、甲状腺炎、アレルギー性浮腫および肉芽腫から選択される、請求項57に記載のペプチド、抗体または融合タンパク質。
【請求項59】
薬剤が、骨疾患または骨関連の障害の治療用である、請求項36に記載のペプチド、抗体または融合タンパク質。
【請求項60】
骨疾患または骨関連障害が、骨粗鬆症、骨関節症、大理石骨病;骨の不一致、骨虚弱、骨脆性、変性関節疾患、骨肉腫、および骨への癌転移から選択される、請求項59に記載のペプチド、抗体または融合タンパク質。
【請求項61】
薬剤が、痛みの処置または管理用である、請求項36に記載のペプチド、抗体または融合タンパク質。
【請求項62】
疼痛が、複合性局所疼痛症候群、筋骨格痛、神経因性疼痛、侵害受容性痛、心因性疼痛、帯状疱疹後疼痛、癌手術後の疼痛と関連する疼痛、急性痛、慢性痛、幻痛および関連痛から選択される、請求項61に記載のペプチド、抗体または融合タンパク質。
【請求項63】
薬学的に有効量の、請求項1−5のいずれか一つに記載のペプチド、または請求項6に記載の抗体、または請求項7に記載の融合タンパク質、および薬学的に許容可能なキャリアの、必要としている被験者に対する投与を含む医薬組成物の投与を具える、癌治療方法。
【請求項64】
癌が、乳癌、子宮頸癌、卵巣癌、子宮体癌、黒色腫、膀胱ガン、肺癌、膵癌、大腸癌、前立腺ガン、リンパ系の造血器腫瘍、白血病、急性リンパ球性白血病、慢性リンパ球性白血病、B細胞性リンパ腫、バーキットリンパ腫、多発性骨髄腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、脊髄性白血病、骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、甲状腺癌、濾胞性甲状腺癌、骨髄異形成症候群(MDS)、間葉系腫瘍、線維肉腫、横紋筋肉腫、メラノーマ、ブドウ膜黒色腫、奇形癌、神経芽細胞腫、神経膠腫、神経膠芽腫、皮膚の良性腫瘍、腎臓癌、未分化大細胞リンパ腫、食道扁平上皮癌、肝細胞癌、小胞樹枝細胞癌、腸の癌、筋肉−浸潤癌、精嚢腫瘍、表皮癌、脾臓癌、膀胱癌、頭頸部癌、胃癌、肝臓癌、骨癌、脳癌、網膜癌、小腸癌、唾液腺癌、子宮癌、精巣癌、結合組織癌、前立腺肥大、脊髄形成異常症、ワルデンシュトレームマクログロブリン血症、上咽頭癌、神経内分泌癌、脊髄形成異常の症候群、中皮腫、血管肉腫、胆道癌、カポジ肉腫、カルチノイド、食道胃、卵管癌、腹膜癌、漿液性乳頭状癌、悪性腹水、癌、消化管間葉性腫瘍(GIST)、および、リー−フラウメニ症候群およびフォンヒッペル−リンダウ病(VHL)から選択される遺伝性癌症候群から選択される、請求項請求項63に記載の方法。
【請求項65】
癌が浸潤性または転移性である、請求項63に記載の方法。
【請求項66】
癌が炎症性発癌である、請求項63に記載の方法。
【請求項67】
薬学的に有効量の、請求項1−5のいずれか一項に記載のペプチド、または請求項6に記載の抗体、または請求項7に記載の融合タンパク質、および必要としている被験者に対して薬学的に許容可能なキャリアとを含む医薬組成物の投与を具える、呼吸器疾患を治療する方法。
【請求項68】
呼吸器疾患が、喘息、気管支疾患、肺疾患、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、急性呼吸促迫症候群(ARDS)、重症急性呼吸器症候群(SARS)、線維症性喘息、嚢胞性線維症、急性肺損傷、気腫、慢性気管支炎、肺炎および肺高血圧症から選択される、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
薬学的に有効量の、請求項1−5のいずれか一項に記載のペプチド、または請求項6に記載の抗体、または請求項7に記載の融合タンパク質、および必要としている被験者に対して薬学的に許容可能なキャリアとを含む医薬組成物の投与を具える、代謝疾患を治療する方法。
【請求項70】
代謝疾患が、内臓脂肪症候群、代謝性シンドロームX、シンドロームX、インスリン抵抗症候群、リーヴン症候群、CHAOS、糖尿病、真性糖尿病、脂肪萎縮症、甲状腺機能亢進症、緑内障、高脂血症、脂質異常症、高コレステロール血症、非インスリン依存性糖尿病、脂質代謝および脂肪代謝疾患、エネルギー制御疾患、食欲制御および肥満から選択される、請求項69に記載の方法。
【請求項71】
薬学的に有効量の、請求項1−5のいずれか一項に記載のペプチド、または請求項6に記載の抗体、または請求項7に記載の融合タンパク質、および必要としている被験者に対して薬学的に許容可能なキャリアとを含む医薬組成物の投与を具える、線維性組織または結合組織関連疾患を治療する方法。
【請求項72】
線維性組織または結合組織関連疾患が、改造している次の部分、炎症、心内膜心筋線維症、心筋線維症、縦隔線維症、特発性肺線維症、肺線維症、後腹膜線維症、脾臓の線維症、膵臓の線維症、アルコール関連および非アルコール関連の肝線維症(肝硬変)、線維腫症、子宮筋腫、血管線維腫、肉芽腫肺疾患、糸球体腎炎、子宮内膜線維症および子宮内膜症、糖尿病関連の創傷性線維症、リンパ脈管新生、進行性骨化性線維異形成症、骨髄炎、瘢痕ケロイド、いぼ、関節滑膜炎、骨増殖体、パンヌス成長、腹膜硬化症、腹水症、血友病性関節症および骨髄線維症、に伴う組織リモデリングから選択される、請求項71に記載の方法。
【請求項73】
薬学的に有効量の、請求項1−5のいずれか一項に記載のペプチド、または請求項6に記載の抗体、または請求項7に記載の融合タンパク質、および必要としている被験者に対して薬学的に許容可能なキャリアとを含む医薬組成物の投与を具える、泌尿生殖器疾患を治療する方法。
【請求項74】
泌尿生殖器疾患が、組織リモデリング、血管新生、濾胞性嚢胞、卵巣嚢胞および卵巣過剰刺激から選択される、請求項73に記載の方法。
【請求項75】
薬学的に有効量の、請求項1−5のいずれか一項に記載のペプチド、または請求項6に記載の抗体、または請求項7に記載の融合タンパク質、および必要としている被験者に対して薬学的に許容可能なキャリアとを含む医薬組成物の投与を具える、眼性疾患を治療する方法。
【請求項76】
眼性疾患が、網膜の血管新生疾患、眼性血管新生、網膜症、加齢性黄斑変性、黄斑浮腫、トラコーマおよび角膜新血管新生から選択される、請求項75に記載の方法。
【請求項77】
薬学的に有効量の、請求項1−5のいずれか一項に記載のペプチド、または請求項6に記載の抗体、または請求項7に記載の融合タンパク質、および必要としている被験者に対して薬学的に許容可能なキャリアとを含む医薬組成物の投与を具える、血管形成異常を治療する方法。
【請求項78】
血管形成異常が、血管透過性、血漿漏出、静脈奇形(VM)、血管芽腫、血管腫、筋肉内血管腫、脳動静脈奇形(BAVM)、動脈硬化、血栓症、白血球軟化症(PLV)、遺伝出血性毛細管拡張症(HHT)、毛細血管拡張性運動失調症、およびオシエル−ウェーバー症候群から選択される、請求項77に記載の方法。
【請求項79】
薬学的に有効量の、請求項1−5のいずれか一項に記載のペプチド、または請求項6に記載の抗体、または請求項7に記載の融合タンパク質、および必要としている被験者に対して薬学的に許容可能なキャリアとを含む医薬組成物の投与を具える、心血管疾患を治療する方法。
【請求項80】
心血管疾患が、心筋炎、脳血管発作、僧帽弁逆流、低血圧、動脈性のまたは移植後の粥状動脈硬化症、線維症、血栓症および血小板凝集から選択される、請求項79に記載の方法。
【請求項81】
薬学的に有効量の、請求項1−5のいずれか一項に記載のペプチド、または請求項6に記載の抗体、または請求項7に記載の融合タンパク質、および必要としている被験者に対して薬学的に許容可能なキャリアとを含む医薬組成物の投与を具える、感染症と関連する炎症性疾患を治療する方法。
【請求項82】
感染症と関連する炎症性疾患が、細菌感染症またはウイルス感染症を伴う炎症性疾患から選択され、そして炎症性障害が、消化管潰瘍、胃炎、痛風、痛風関節炎、関節炎、関節リウマチ、炎症性腸疾患、クローン病、潰瘍性大腸炎、潰瘍、慢性気管支炎、喘息、アレルギー、急性肺損傷、肺炎症、気道過敏症、脈管炎、敗血症性ショック、炎症性皮膚疾患、乾癬、アトピー性皮膚炎および湿疹から選択される、請求項81に記載の方法。
【請求項83】
薬学的に有効量の、請求項1−5のいずれか一項に記載のペプチド、または請求項6に記載の抗体、または請求項7に記載の融合タンパク質、および必要としている被験者に対して薬学的に許容可能なキャリアとを含む医薬組成物の投与を具える、慢性炎症性または自己免疫疾患を治療する方法。
【請求項84】
慢性炎症性または自己免疫疾患が、多発性硬化症、乾癬、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、潰瘍性大腸炎、クローン病、移植拒絶反応、移植片拒絶反応に伴う免疫不全、良性リンパ球性血管炎、エリテマトーデス、橋本甲状腺炎、原発性粘液水腫、グレーブス病、悪性貧血、自己免疫萎縮性胃炎、アジソン病、インシュリン依存性真性糖尿病、グッドパスチャー症候群、重症筋無力症、天疱瘡、交感性眼炎、自己免疫性ブドウ膜炎、自己免疫溶血性貧血、特発性血小板減少、原発性胆汁性肝硬変、慢性活動性肝炎、潰瘍性大腸炎、シェーグレン症候群、リウマチ性疾患、多発性筋炎、硬皮症、混合結合組織疾患、炎症性リウマチ、変形性リウマチ、関節外リウマチ、膠原病、慢性的多発関節炎、関節症性乾癬、強直性脊椎炎、若年性慢性関節リウマチ、肩関節周囲炎、結節性動脈周囲炎、進行性全身性硬皮症、尿酸関節炎、皮膚筋炎、筋肉リウマチ、筋炎、筋硬症および軟骨石灰化、甲状腺炎、アレルギー性浮腫および肉芽腫から選択される、請求項83に記載の方法。
【請求項85】
薬学的に有効量の、請求項1−5のいずれか一項に記載のペプチド、または請求項6に記載の抗体、または請求項7に記載の融合タンパク質、および必要としている被験者に対して薬学的に許容可能なキャリアとを含む医薬組成物の投与を具える、骨疾患または骨関連障害を治療する方法。
【請求項86】
骨疾患または骨関連障害が、骨粗鬆症、骨関節症、大理石骨病;骨の不一致、骨虚弱、骨脆性、変性関節疾患、骨肉腫、および骨への癌転移から選択される、請求項85に記載の方法。
【請求項87】
薬学的に有効量の、請求項1−5のいずれか一項に記載のペプチド、または請求項6に記載の抗体、または請求項7に記載の融合タンパク質、および必要としている被験者に対して薬学的に許容可能なキャリアとを含む医薬組成物の投与を具える、痛みの処置または管理の方法。
【請求項88】
疼痛が、複合性局所疼痛症候群、筋骨格痛、神経因性疼痛、侵害受容性痛、心因性疼痛、帯状疱疹後疼痛、癌手術後の疼痛と関連する疼痛、急性痛、慢性痛、幻痛および関連痛から選択される、請求項87に記載の方法。
【請求項89】
請求項1−5のいずれか一項によるペプチドをコード化しているヌクレオチド配列。
【請求項90】
配列が配列番号23−44のいずれか一項に表される、請求項89によるヌクレオチド配列。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図2C】
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【図3A】
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【図3B】
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【図3C】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7A】
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【図7B】
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【公表番号】特表2011−528566(P2011−528566A)
【公表日】平成23年11月24日(2011.11.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−519279(P2011−519279)
【出願日】平成21年7月20日(2009.7.20)
【国際出願番号】PCT/IL2009/000709
【国際公開番号】WO2010/010551
【国際公開日】平成22年1月28日(2010.1.28)
【出願人】(510246389)
【氏名又は名称原語表記】COMPUGEN LTD.
【Fターム(参考)】