説明

アンテナのためのフィードおよびモジュラフィード

【課題】低いシステム損失、広い動作帯域幅、および低複雑さを有するフェーズドアレイアンテナのためのフィードを提供すること。
【解決手段】フェーズドアレイアンテナのためのモジュラーフィード(10)において、シリーズタイプフィードとコーポレートタイプフィードの利点が組み合わされて、モジュラーフィードのシステム効率および動作帯域幅を増大させる。1段の電力分岐を有するフィードモジュール(40,50)が、ゼネラルシリーズタイプフィード構成を有するアレイモジュール(100,200,300,400)に給電するために使用される。アレイモジュールは、相互交換可能であり、フィードモジュールは、相互交換可能であり、これは、製造コストおよびシステムの複雑さを低減する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フェーズドアレイアンテナのためのフィードに係り、特に、広い動作帯域幅、低いシステム損失、および低い複雑さを有するモジュラフィードに関する。
【背景技術】
【0002】
ワイヤレスシステムのキャパシティは、ワイヤレスサービスエリアをサービスする基地局においてフェーズドアレイアンテナを使用することにより増大され得る。フェーズドアレイアンテナを使用するワイヤレスシステムにおいて、アンテナフィードネットワークに関連するシステム損失および動作帯域幅は、クリティカルである。フィードネットワークにおける高いシステム損失(即ち、低いシステム効率)は、アンテナが所定電力レベルでブロードキャストするために、高い電力要求となる。フィードネットワークの狭い動作帯域幅は、アンテナの低い帯域幅性能となる。
【0003】
フェーズドアレイアンテナに対する1つの従来のクラスのフィードネットワークは、光スペースフィードである。光スペースフィードは、光信号をピックアップホーン(horn)のアレイに送信するための送信機を含む。ピックアップホーンは、フェーズドアレイアンテナからの信号を送信するための放射エレメントに接続されている。光スペースフィードは、大きなボリュームを占めかつ高いシステム損失を有するという大きな不利益を被る。
【0004】
別のクラスのアンテナフィードネットワークは、強制(constrained)フィードである。第1のタイプの強制フィード、シリーズフィードが、Hampel等による米国特許第5,905,462号の図3に示されている。シリーズフィードは、比較的低いシステム損失を有する。しかし、シリーズフィードの動作帯域幅は狭い。
【0005】
第2のタイプの強制フィードは、パラレルフィードである。パラレルフィードは、ディレイの使用により周波数独立にされ得る。しかし、パラレルフィードは、アンテナの各出力ブランチにおいて異なる位相シフティング値を必要とし、これは、多くのパラレル出力ブランチを有する高利得アンテナにおいて達成することが困難となる。このような位相シフト値は、パラレルフィードをさらに複雑にする。
【0006】
第3のタイプの強制フィードは、コーポレート(corporate)フィードである。コーポレートフィードの例が、hamplel 等の図1および2に示されている。パラレルフィードにおけるように、コーポレートフィードの帯域幅は広くすることができる。しかし、コーポレートフィードは、非常に複雑であり、製造コストを増大させる。コーポレートフィードは、入力電源の複数の分岐のために大きなシステム損失を有する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
低いシステム損失、広い動作帯域幅、および低い複雑さを有するフェーズドアレイアンテナのためのフィードが必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、伝送ライン長さおよび電力分岐段数の両方を減少させることにより、従来のフィード構成の欠点を克服し、モジュラーフィードの効率を増大させる。
【0009】
本発明の一実施形態は、フェーズドアレイアンテナに対するモジュラーフィードであり、別個のモジュールを含むモジュラーフィードである。モジュラーフィードにおける第1のタイプのモジュール、アレイモジュールは、シリーズタイプフィード構成を有し、放射エレメントとの接続のための複数の放射エレメント(radiating element)フィードラインを含む。第2のタイプのモジュール、フィードモジュールは、複数のアレイモジュールへ信号を供給するための回路を含む。例示的な実施形態において、電力ディバイダは、2つのフィードモジュールに給電し、各フィードモジュールは2つのアレイモジュールに給電し、各アレイモジュールは、4個の放射エレメントフィードラインを含む。シリーズタイプフィード構成を有するアレイモジュールに給電するためにフィードモジュールを使用することは、伝送ライン長を減少させ、2段の電力分岐のみを必要とする。
【0010】
アレイモジュールは、相互交換可能であり、これは、モジュラーフィードの複雑さおよび製造コストを減少させる。フィードモジュールも、相互交換可能であり、これは、モジュラーフィードの複雑さおよびコストをさらに減少させる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の一実施形態によるモジュラーフィードを示す概略図。
【図2】本発明の一実施形態によるフィードモジュールを示す概略図。
【図3】本発明の一実施形態によるアレイモジュールを示す概略図。
【図4】本発明の一実施形態によるアレイモジュールを示す概略図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1は、本発明の一実施形態におけるモジュラーフィードを示す。図1に示されているように、フェーズドアレイアンテナのためのモジュラーフィード10は、それぞれ伝送ライン71,72により第1および第2のアレイモジュール100,200に接続された第1のフィードモジュール40、それぞれ伝送ライン73,74により第3および第4のアレイモジュール300,400に接続された第2のフィードモジュール50、および第1および第2のフィードモジュール40,50に接続された電力ディバイダ30を含む。
【0013】
電力ディバイダ30は、例えば、基地局内のハードウェアからの信号を受信することができる入力ライン32を有する。電力ディバイダ30は、それぞれ第1および第2のフィードモジュール40,50に接続された出力ライン34および36に信号を分岐させる。モジュラーフィード10は、電力ディバイダ30に対して対称であるので、本発明の構造は、第1のフィードモジュール40、伝送ライン71,72および第1および第2のアレイモジュール100,200を含むモジュラーフィード10の左側について説明される。
【0014】
図2は、第1のフィードモジュール40を示す。電力ディバイダ30の出力ライン34は、第1のフィードモジュール40中の電力ディバイダ44の入力ライン42に接続されている。電力ディバイダ44は、出力ライン46および出力ライン48に信号を分岐させる。位相シフタ49は、出力ライン46中に配置されている。伝送ライン72は、出力ライン48を第2のアレイモジュール200へ接続し、伝送ライン71は、出力ライン46を第1のアレイモジュール100へ接続する。
【0015】
図3は、第2のアレイモジュール200を示す。伝送ライン72は、第2のアレイモジュール200のアレイフィードライン220に接続されている。第1ないし第4の放射エレメントフィードライン240,242,244,246は、アレイフィードライン220に対して互いに並列に接続されている。第1ないし第4の放射エレメントフィードライン240,242,244,246は、各々、ターミナルエンドに接続された(図において、仮想的に示された)第1ないし第4の放射エレメント280,282,284,286の対応する1つを有する。
【0016】
第2のアレイモジュール200は、第1ないし第3の位相シフタ260,262,264を含み、第1ないし第4の放射エレメント280,282,284,286の間の距離を補償し、モジュラフィード10を使用するアンテナのステアリングを可能にする。第1の位相シフタ260は、第1の放射エレメントフィードライン240と第2の放射エレメントフィードライン242との間のアレイフィードライン220中に配置され、第2の位相シフタ262は、第2の放射エレメントフィードライン242と第3の放射エレメントフィードライン244との間のアレイフィードライン220中に配置され、第3の位相シフタ264は、第3の放射エレメントフィードライン244と第4の放射エレメントフィードライン246との間のアレイフィードライン220中に配置される。したがって、第2のアレイモジュール200は、全般シリーズフィード構成を有する。
【0017】
また、第2のアレイモジュール200は、第1ないし第3のディレイ250,252,254を含み、伝送ライン72から到着する信号が、第1ないし第4の放射エレメント280,282,284,286に同時に、またはほぼ同時に到着することを保証する。第1の放射エレメントフィードライン240は、第1の放射エレメントフィードライン240中の信号を特定の時間ピリオド遅延させる第1のディレイ250を含み、第2の放射エレメントフィードライン242は、第1のディレイ250よりも短い遅延ピリオドの第2のディレイ252を含み、第3の放射エレメントフィードライン244は、ディレイ252よりも短いディレイピリオドの第3のディレイ254を含む。
【0018】
図4に示された第1のアレイモジュール100は、第2のアレイモジュール200と同じ構造を有し、したがって、詳細には説明しない。
【0019】
第1ないし第4のアレイモジュール100,200,300,400は、別個の個別のモジュールであり得る。例えば、第1のアレイモジュール100は、アレイフィードライン120、第1ないし第3のディレイ150,152,154およびその上に形成された残りのアレイモジュール回路を備えた回路基板を含み得る。第1ないし第4の放射エレメント180,182,184,186は、第1のアレイモジュール100の一部として形成される必要はなく、第1ないし第4の放射エレメントフィードライン140,142,144,146に合着可能に係合され得る。第2ないし第4のアレイモジュール200,300,400は、同様に形成され得る。
【0020】
第1ないし第4のアレイモジュール100,200,300,400の各々は、それぞれ、伝送ライン71,72,73,74への接続のためのインターフェースを含み得る。代替的に、第1ないし第4のアレイモジュール100,200,300,400は、第1および第2のフィードモジュール40,50のうちの一方への直接接続のためのインターフェースを含み得る。両方のタイプのインターフェースは、第1ないし第4のアレイモジュール100,200,300,400の融通性を増大させるために含めることができる。
【0021】
第1および第2のフィードモジュール40,50は、その上に含まれるフィードモジュール回路を備えた回路基板も含み得る。第1および第2のフィードモジュール40,50は、伝送ライン71,72,73,74との接続のためのインターフェース、第1ないし第4のアレイモジュール100,200,300,400への直接接続のためのインターフェース、または両方のタイプのインターフェースを含み得る。第1および第2のフィードモジュール40,50は、電力ディバイダ30との接続ためのインターフェースも含む。
【0022】
図1、3および4に示されているように、第1ないし第4のアレイモジュール100,200,300,400の各々は、同じであり得る。図1において、第3および第4のアレイモジュール300,400は、モジュールフィード10において異なる物理的方向に配置されていることを除いて、第1および第2のアレイモジュール100,200と同じである。アレイモジュールをひっくり返すことにより、アレイモジュールは、モジュールフィード10の左側または右側のいずれにおいても使用可能である。
【0023】
例えば、第1のアレイモジュール100は、第1のアレイモジュール100をひっくり返すことにより、第3および第4のアレイモジュール300,400と相互交換可能である。第2のアレイモジュール200も、第3および第4のアレイモジュール300,400と相互交換可能である。同様に、第1および第2のフィードモジュール40および50は、同じであり、かつ相互交換可能であり得る。
【0024】
同じで、相互交換可能な第1ないし第4のアレイモジュール100,200,300,400を使用することにより、モジュールフィード10の複雑さは、かなり低減される。例示的な実施形態において、1つのタイプのアレイモジュールおよび1つのタイプのフィードモジュールのみが、フェーズドアレイアンテナのためのフィードを構成するために必要とされる。
【0025】
モジュラーフィード10の動作を図1ないし4を参照して説明する。図1において、信号は、入力ライン32においてモジュラーフィード10に給電される。信号は、出力ライン34および36の間で分割される。
【0026】
図2において、出力ライン34からの信号は、フィードモジュール40の入力ライン42により受信される。これらの信号は、電力ディバイダ44により分割され、出力ライン46および48に送られる。位相シフタ49は、出力ライン46に沿って送られる信号の位相をシフトする。位相シフタ49の動作は、アレイモジュール中の位相シフタの動作の説明との関連で以下に詳細に説明される。
【0027】
図3において、出力ライン48からの信号は、伝送ライン72を介して、第2のアレイモジュール200のアレイフィードライン220へ送られる。伝送ライン72中の信号の一部は、第1の放射エレメントフィードライン240へ取り込まれる。第1の放射エレメントフィードライン240中の信号は、第1の放射エレメント280に到着する前に、第1のディレイ250においてある時間ピリオド遅延させられる。
【0028】
アレイフィードライン220は、伝送ライン72中の信号の残りの部分を第2ないし第4の放射エレメントフィードライン242,244,246へ運ぶ。第1ないし第3の位相シフタ260,262,264の各々は、位相シフト角Δφだけ、第1の放射エレメントフィードライン240中の信号の位相に対して、アレイフィードライン220中の信号の位相をシフトする。したがって、第2の放射エレメントフィードライン242中の信号の位相は、Δφだけシフトされ、第3の放射エレメントフィードライン244中の信号の位相は、2Δφだけシフトされ、第4の放射エレメントフィードライン246中の信号の位相は、3Δφだけシフトされる。
【0029】
第3の放射エレメントフィードライン244中の位相シフトは、第2の放射エレメントフィードライン242中の位相シフトよりも大きく、第3の放射エレメントフィードライン244と第1の放射エレメントフィードライン240との間のより大きな距離による。したがって、第4の放射エレメントフィードライン246中の3Δφの位相シフトは、第2のアレイモジュール200中で最大である。
【0030】
第1のディレイ250の遅延ピリオドは、第2のディレイ252の遅延ピリオドより長く、第3のディレイ254は、最短の遅延ピリオドを有する。第1ないし第3のディレイ250,252,254は、伝送ライン72から到着する信号が、同時に、またはほぼ同時に、第1ないし第4の放射エレメント280,282,284,286に到着することを保証するために含められる。
【0031】
図2において、位相シフタ98は、出力ライン46中の信号の位相をシフトし、これは、第1のアレイモジュール100へ送られる。一般に、第1ないし第4のアレイモジュール100,200,300,400の各々は、n個の放射エレメントフィードラインを含み得る。位相シフタ49は、アレイモジュール100へ送られる信号の位相をシフトしなければならず、これは、アレイモジュール200中の第1の放射エレメントフィードライン240からの第1のアレイモジュール100の距離による。
【0032】
位相シフタ49による位相シフタは、nΔφとなる。図1−4中に示された実施形態において、第1ないし第4のアレイモジュール100,200,300,400の各々は、4個の放射エレメントフィードラインを有し、位相シフタ49による位相シフトは、4Δφである。伝送ライン71は、位相シフタ49によりシフトされた信号を第1のアレイモジュール100へ運ぶ。
【0033】
図4において、伝送ライン71中の信号は、第2のアレイモジュール200中の第1の放射エレメントフィードライン240中の信号に対して、4Δφ(または、より一般的にはnΔφ)だけ位相をシフトされて、アレイフィードライン120、および第1の放射エレメントフィードライン140に到着する。4Δφの位相シフトおよび第1ないし第3の位相シフタ160,162,164による位相シフトは、以下のように、第1ないし第3の放射エレメントフィードライン142,144,146中の信号の位相をシフトする。第2の放射エレメントフィードライン142は5Δφ、第3の放射エレメントフィードライン144は6Δφ、第4の放射エレメントフィードライン146は7Δφである。
【0034】
図1において、モジュラーフィード10の右側は、モジュラーフィード10の左側と同様に動作する。第3および第4のアレイモジュール300,400は、第1および第2のアレイモジュール100,200に対してひっくり返されており、第2のフィードモジュール50は、第1のフィードモジュール40に対してひっくり返されているので、フィードモジュール10の右側におけるフェーズシフタによる位相シフトは、負の符号となる。
【0035】
モジュラーフィード10が対称的であるので、第3のアレイモジュール300中の第1の放射エレメントフィードライン340中の信号の位相は、第2のアレイモジュール200中の第1の放射エレメントフィードライン240中の信号に対してシフトされない。しかし、モジュラーフィード10の右側(モジュラーフィード10の中心から外側)における連続的な放射エレメントフィードライン中の信号の位相は、例示的な実施形態において、−Δφ,−2Δφ,−3Δφ,−4Δφ,−5Δφ,−6Δφおよび−7Δφだけシフトされる。
【0036】
次に、フィードライン中のディレイの動作が説明される。第1ないし第4のアレイモジュール100,200,300,400中で使用されるディレイは、モジュラーフィード10の動作帯域幅を増大させる。しかし、ディレイは、それぞれの放射エレメントフィードライン間を進むために信号により必要とされる時間を正確に補償する必要はない。即ち、モジュラーフィード10に対して制限のない動作帯域幅、または周波数インピーダンスを生じる構成である。ディレイが、この進行時間を完全に補償するように設計される場合、モジュラーフィード10の電力要求条件は、不必要に高くなり得る。
【0037】
各ディレイは、フェーズドアレイアンテナ10を周波数独立にするものよりも小さいディレイを有し得る。これは無制限な動作帯域幅は、モジュラーフィード10に必要とされないので、重要な実際的な考慮である。第1ないし第4のアレイモジュール100,200,300,400中のディレイは、その代わりに、モジュラーフィード10に対して望ましい制限された動作帯域幅を提供するように設計され得る。この方法において、ディレイは、かなり短くすることができ、モジュラフィード10の電力要求条件を低減する。
【0038】
図面に示された例示的な実施形態は、高いシステム効率を有する。第1ないし第4のアレイモジュール100,200,300,400へ給電するための第1および第2のフィードモジュール40および50を使用することは、比較的短いライン長の使用を可能にする。図1に示されているように、モジュラーフィード10は、16個の放射エレメントに給電するために、2段のみの電力分岐を必要とする。電力ディバイダ30における第1段、および第1および第2のフィードモジュール40,50中の電力ディバイダにおける第2段である。対照的に、純粋なコーポレートフィードは、16個の放射エレメントを給電するために4段の分岐を必要とする。分岐の各段は、フィードの電力要求条件を増大させるので、分岐は望ましくない。
【0039】
第1および第2のフィードモジュール40,50は、好ましくは、ジェネラルシリーズタイプ(general series−type)フィード構造を有する第1ないし第4のアレイモジュール100,200,300,400と結合される。モジュラーフィード10は、複数のアレイモジュールを含むので、各アレイモジュールは、余計な数の放射エレメントフィードラインを含む必要はない。
【0040】
上述した利点に加えて、第1ないし第4のアレイモジュール100,200,300,400の周波数依存性は、放射エレメントフィードライン中のディレイの使用により低減され得る。したがって、モジュラーフィード10は、システム効率の増大に加えて、広い動作帯域幅を有する。
【0041】
図1に示されたモジュラーフィード10は、対称的構成において、第1ないし第4のアレイモジュール100,200,300,400を含む。この構成は、例示目的で使用されており、モジュラーフィード10は、図示されているような4個の同じアレイモジュールを含む必要がないことが理解されるべきである。
【0042】
図1において、4個の放射エレメントフィードラインの例示的な値は、各アレイモジュールを含むものとして示されている。この数は例示目的のために使用されており、本発明を限定的に解釈すべきでない。
[発明の効果]
【0043】
以上述べたように、本発明によれば、低いシステム損失、広い動作帯域幅、および低複雑さを有するフェーズドアレイアンテナのためのフィードを提供することができる。
【符号の説明】
【0044】
10 モジュラーフィード
30 電力ディバイダ
32 入力ライン
34,36 出力ライン
40,50 フィードモジュール
71,72,73,74 伝送ライン
100,200,300,400 アレイモジュール
34,46 出力ライン
40 フィードモジュール
42 入力ライン
44 電力ディバイダ
49 位相シフタ
71 転送ライン
72 伝送ライン
72 伝送ライン
200 アレイモジュール
220 アレイフィードライン
240 放射エレメントフィードライン
250 ディレイ
260 位相シフタ
280 放射エレメント

【特許請求の範囲】
【請求項1】
入力ラインおよび第1および第2の出力ラインを有する第1の電力ディバイダと、
前記第1の電力ディバイダの前記第1の出力ラインに接続された入力ラインおよび少なくとも2つの出力ラインを有する第2の電力ディバイダと、
前記第1の電力ディバイダの前記第2の出力ラインに接続された入力ラインおよび少なくとも2つの出力ラインを有する第3の電力ディバイダと、
各々が、前記第2および第3の電力ディバイダの前記出力ラインの1つに接続された4個のアレイフィードとを有し、
前記アレイフィードの各々が、
アレイフィードラインと、
前記アレイフィードラインに接続された少なくとも2つの放射エレメントフィードラインとを有し、
前記放射エレメントフィードラインの各々が、放射エレメントに給電することを特徴とするアンテナのためのフィード。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−34263(P2013−34263A)
【公開日】平成25年2月14日(2013.2.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−253296(P2012−253296)
【出願日】平成24年11月19日(2012.11.19)
【分割の表示】特願2001−207174(P2001−207174)の分割
【原出願日】平成13年7月9日(2001.7.9)
【出願人】(596092698)アルカテル−ルーセント ユーエスエー インコーポレーテッド (965)
【Fターム(参考)】