説明

インクカートリッジ

【課題】水平方向から挿入装着されるインクカートリッジにおいて、インク残量が少ない状態をインクエンプティとして検出できると共に、インクの流れへの影響を小さくしてインクをスムーズに流動させることができるインクカートリッジを提供すること。
【解決手段】センサーアーム470の取付軸472aとフレーム部110のアーム挟持部425との取り付け位置は、検出部140より下方で且つインク供給部120より上方に配設されると共に、供給路形成部420より後方(フレーム部110の内側方向)に位置している。よって、バランス部471は、底面近傍まで回動できインクが少ない状態をインクエンプティとして検出できる。また、バランス部471は、供給路形成部420から離れた位置にあるので、インクの流れへの影響を小さくすることができる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部にインクを貯留するインク貯留室が配されたインクカートリッジであって、そのインクカートリッジを収納する収納空間を画定すると共に前記インクカートリッジが水平方向から装着可能とされた収納部と、その収納部内の奧側に配設され、前記収納部に収納された前記インクカートリッジの内部に進入して前記インク貯留室に貯留されたインクを抽出する抽出部材と、同じく前記収納部内の奧側に配設され、前記インク貯留体内のインク残量を検出するための透過型光学式センサとを有するインクジェット記録装置に装着されるときに、前記インク貯留室に貯留されたインクを前記インクジェット記録装置に供給するインクカートリッジにおいて、
前記インクカートリッジが前記収納部に装着されるときの姿勢である装着姿勢にあるときに、その装着方向における前方の側面となる一端面と、
その一端面に設けられ、前記インクジェット記録装置に装着されるときに前記抽出部材が進入する開口を有するインク供給部と、
そのインク供給部の開口よりも前記装着方向において後方に位置し、前記開口と前記インク貯留室を連通するインク供給路と、
そのインク供給路内に配置され、前記開口を開閉するバルブ機構と、
前記インクカートリッジが前記装着姿勢にあるときに、前記一端面において前記インク供給部よりも上方に位置するように設けられると共に前記インク貯留室と連通する内部空間を有し、前記インクジェット記録装置に装着されたときに、前記透過型光学式センサから照射される照射光の光路と交差する位置に配された被照射部と、
その被照射部の内部空間内に位置すると共に一端に設けられた遮光部と、前記インク貯留室内のインク量に応じて浮動すると共に他端に設けられた浮動部と、前記遮光部と前記浮動部との間に設けられた枢支部とを有し、インク量の減少に伴って前記枢支部を中心に回動可能な回動部材とを備え、
前記枢支部は、前記装着方向において前記インク供給路よりも後方側に配設されていることを特徴とするインクカートリッジ。
【請求項2】
前記浮動部は、前記装着方向における前記インク貯留室内の中間部に配されていることを特徴とする請求項1記載のインクカートリッジ。
【請求項3】
前記枢支部は、前記インクカートリッジが前記装着姿勢にあるときに、前記被照射部より下方で且つ前記インク供給路より上方に配設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクカートリッジ。
【請求項4】
前記被照射部の内部空間は、前記インクカートリッジが前記装着姿勢にあるときに、前記被照射部の底壁により形成される底面と、前記底壁から上方に立設される両側壁により形成される一対の側面と、前記両側壁の上縁部と連結され前記底壁と対向配置される天井壁により形成される天井面とで構成され、
前記回動部材の遮光部は、前記被照射部の内部空間内に位置する状態で、その内部空間を構成する各面に当接して動作が規制されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のインクカートリッジ。
【請求項5】
前記回動部材の遮光部は、前記インク貯留室内のインク量が所定量より多い場合に、前記被検出部の内部空間を構成する底面によって下方への回動動作が規制されると共に、前記インク貯留室内のインク量が所定量より少ない場合に、前記被検出部の内部空間を構成する天井面によって上方への回動動作が規制され、
前記回動部材の浮動部は、前記内部空間を構成する底面によって前記遮光部が規制された状態で、前記インク供給部の開口より上方で且つ前記被検出部より下方に位置すると共に、前記内部空間を構成する天井面によって前記遮光部が規制された状態で、前記インク貯留室の底部に位置するよう構成されていることを特徴とする請求項4記載のインクカートリッジ。
【請求項6】
前記インク供給路は、前記インク貯留室との間を区画壁により区画されると共に前記区画壁に開口されるインク連通孔を備え、
前記インク連通孔は、前記インクカートリッジが前記装着姿勢にあるときに、前記インク供給部の開口より下方に位置するように形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のインクカートリッジ。
【請求項7】
前記バルブ機構は、前記インク供給部の開口を開閉する弁部材と、その弁部材を前記インク供給部の開口を閉じる方向に付勢する付勢部材とを備えていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のインクカートリッジ。
【請求項8】
前記回動部材の浮動部は、全体がインク内に位置するときは重力よりも大きい浮力が作用して上方に変位し、インクが減少してその一部がインク面から露出したときは浮力が減少して下方に変位するものであることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のインクカートリッジ。
【請求項9】
前記回転部材のうち少なくとも前記浮動部は、インクの比重よりも小さい比重の材料で構成されていることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のインクカートリッジ。
【請求項10】
前記一端面には、前記インクカートリッジが前記装着姿勢にあるときに、前記インク貯留室内に大気を導入するための大気導入部が前記被照射部よりも上方に位置するように設けられていることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載のインクカートリッジ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【公開番号】特開2007−196649(P2007−196649A)
【公開日】平成19年8月9日(2007.8.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−64866(P2006−64866)
【出願日】平成18年3月9日(2006.3.9)
【出願人】(000005267)ブラザー工業株式会社 (13,856)
【Fターム(参考)】