説明

インクカートリッジ

【課題】インクカートリッジの着脱時に飛び散ったインクによって透過型光学式センサが誤検出することを低減できるインクカートリッジを提供すること。
【解決手段】検出部140は、インクカーリッジ14が装着される姿勢では、検出面140a,140bが垂直方向に延在するように配置されるので、検出面140a,140bに付着したインクは自重により垂れ流れる。よって、インク供給部120やニードル49からインクが飛び散ったとしても、検出面140a,140bにインクが付着することを低減でき、インク残量検出センサ57が誤検出することを低減することができる。また、インクカートリッジ14が装着される姿勢では、インク供給部120より上方に検出部140が位置するので、飛び散ったインクが検出面140a,140bに付着することを低減することができる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部にインクを貯留するインク貯留室が配されたインクカートリッジであって、そのインクカートリッジを収納する収納空間を画定すると共に前記インクカートリッジが水平方向から装着可能とされた収納部と、その収納部内の奧側に配設され、前記収納部に収納された前記インクカートリッジの内部に進入して前記インク貯留室に貯留されたインクを抽出する抽出部材と、同じく前記収納部内の奧側に配設され、発光部とその発光部から照射された光を受光する受光部とからなり、前記インクカートリッジが前記収納部に装着されたことを検出するための透過型光学式センサとを有するインクジェット記録装置に装着されるときに、前記インク貯留室に貯留されたインクを前記インクジェット記録装置に供給するインクカートリッジにおいて、
前記インクカートリッジが前記収納部に装着されるときの姿勢である装着姿勢にあるときに、その装着方向における前方の側面となる一端面と、
その一端面に設けられ、前記インクジェット記録装置に装着されるときに前記抽出部材が進入する開口を有するインク供給部と、
前記インクカートリッジが前記装着姿勢にあるときに、前記一端面において前記インク供給部よりも上方に位置するように設けられるものであって、前記インクカートリッジが前記インクジェット記録装置に装着されたときに、前記透過型光学式センサの発光部と受光部との間に位置する被照射部とを備え、
前記被照射部は、前記インクカートリッジが前記インクジェット記録装置に装着されたときに、前記透過型光学式センサの発光部と受光部とにそれぞれ対向する一対の対向側面を有し、
その一対の対向側面は、前記インクカートリッジが前記装着姿勢にあるときに、略鉛直方向に延在するように設けられることを特徴とするインクカートリッジ。
【請求項2】
前記一対の対向側面は、前記インク供給部の開口と前記被照射部とを結ぶ直線と平行な平面であることを特徴とする請求項1に記載のインクカートリッジ。
【請求項3】
前記インク供給部は、前記一端面から外方に突出すると共に、その突出方向先端部に前記開口が形成されており、
前記開口は、前記インクカートリッジが装着姿勢にあるときに、前記装着方向において前記被照射部よりも前方に位置するように設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクカートリッジ。
【請求項4】
前記被照射部は、前記一対の対向側面を連設すると共に、前記インクカートリッジが装着姿勢にあるときに前記装着方向における前方に位置する前方側面を有し、
前記一対の対向側面と前記前方側面とが交差する縁部は、断面視角状に形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のインクカートリッジ。
【請求項5】
前記一端面には凹部が形成されると共に、前記被照射部が前記凹部の中央に設けられることによって、前記一対の対向側面の各々の両側には、前記インクカートリッジが前記インクジェット記録装置に装着されたときに、前記透過型光学式センサの発光部と受光部とが進入可能な空間が形成されていることを特徴とする請求項4記載のインクカートリッジ。
【請求項6】
前記インク貯留室を有すると共に前記インク供給部および前記被照射部が一体的に連設されたインク貯留体と、そのインク貯留体の全体を覆うと共に前記一端面となる面を有するケースとを備え、
前記ケースの前記一端面となる面には、前記インク供給部の少なくとも一部を外部に突出させる第1の貫通孔と、前記凹部の開口となる第2の貫通孔とが設けられていることを特徴とする請求項5記載のインクカートリッジ。
【請求項7】
前記インク貯留室内にはインクの減少に伴って変位する変位部材が配されており、
前記被照射部は、前記インク貯留室と連通する内部空間を有しており、
前記変位部材の一部は、前記被照射部の内部空間に位置していることを特徴とする請求項6記載のインクカートリッジ。
【請求項8】
前記変位部材は、前記被照射部の前記内部空間内に位置すると共に一端に設けられた遮光部と、前記インク貯留室内のインク量に応じて浮動すると共に他端に設けられた浮動部と、前記遮光部と前記浮動部の間に設けられた枢支部とを有し、インク量の減少に伴って前記枢支部を中心に回動可能な回動部材であることを特徴とする請求項7記載のインクカートリッジ。
【請求項9】
前記インクカートリッジが前記装着姿勢にあるときに、前記一端面において前記被照射部よりも上方に位置するように設けられるものであって、前記インク貯留室内に大気を導入するための大気導入部をさらに備えたことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のインクカートリッジ。
【請求項10】
前記一端面には、前記インク供給部および前記大気導入部よりも外方に突出すると共に、前記インク供給部および大気導入部を挟む両側に各々配される一対の突出部が設けられていることを特徴とする請求項9記載のインクカートリッジ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51】
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【公開番号】特開2007−196650(P2007−196650A)
【公開日】平成19年8月9日(2007.8.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−64867(P2006−64867)
【出願日】平成18年3月9日(2006.3.9)
【出願人】(000005267)ブラザー工業株式会社 (13,856)
【Fターム(参考)】