説明

インクジェット記録用インク

【課題】 着色剤が高濃度で、かつ分散安定性に優れたインクジェット記録用インクを提供する。
【解決手段】 ビス(ジメチルビニルシロキシ)メチルシラン等を重合体した分岐構造を有するポリシロキサン、および着色剤を含有する分散安定性に優れたインクジェット記録用インク。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インクジェット記録方式のインクとして用いられるインクジェット記録用インクに関する。
【背景技術】
【0002】
インクジェット記録用インクとしては、通常、着色剤を媒体中に分散させたものが用いられる。このような着色剤を媒体中に分散させるためには、界面活性剤等の分散剤が用いられている。
【0003】
しかしながら、良好な記録を行うために、より高濃度で安定的に分散させることが要求されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、着色剤が高濃度で、かつ分散安定性に優れたインクジェット記録用インクを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明にかかるインクジェット記録用インクは、着色剤、および分岐構造を有するポリシロキサンを含有する。
【0006】
本発明にかかるインクジェット記録用インクにおいて、バインダーポリマーをさらに含有することができる。
【0007】
本発明にかかるインクジェット記録用インクにおいて、湿潤剤および浸透剤の少なくとも一方を、さらに含有することができる。
【0008】
本発明にかかるインクジェット記録用インクにおいて、前記分岐構造を有するポリシロキサンは、デンドリックポリマーであることができる。
【0009】
本発明にかかるインクジェット記録用インクにおいて、前記分岐構造を有するポリシロキサンは、ビス(ジメチルビニルシロキシ)メチルシラン、トリス(ジメチルビニルシロキシ)シラン、ビス(ジメチルアリルシロキシ)メチルシラン、およびトリス(ジメチルアリルシロキシ)シランから選ばれる、少なくとも1種を重合したものであることができる。
【0010】
本発明にかかるインクジェット記録用インクにおいて、前記分岐構造を有するポリシロキサンは、ビス(ジメチルシロキシ)メチルビニルシラン、トリス(ジメチルシロキシ)ビニルシラン、ビス(ジメチルシロキシ)メチルアリルシラン、およびトリス(ジメチルシロキシ)アリルシランから選ばれる、少なくとも1種を重合したものであることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、インクジェット記録用インクにかかる発明を実施するための最良の形態について説明する。
【0012】
1.インクジェット記録用インク
1.1.分岐構造を有するポリシロキサン
分岐構造を有するポリシロキサン(以下、(A)成分という。)とは、分岐構造を有し、かつポリシロキサン骨格を有するポリマーであれば、特に限定されない。(A)成分は、デンドリックポリマーであることが好ましい。
【0013】
(A)成分は、直鎖状ポリマーと異なり、多くの末端基を有している。したがって、たとえば末端基に水溶性の官能基を有している場合には、着色剤を被覆したときに水溶液中でインクジェット記録用インクの分散安定性を向上させることができる。
【0014】
さらに(A)成分は、ビス(ジメチルビニルシロキシ)メチルシラン、トリス(ジメチルビニルシロキシ)シラン、ビス(ジメチルアリルシロキシ)メチルシラン、トリス(ジメチルアリルシロキシ)シランを単独、もしくは2種以上を混合して重合したもの、または、ビス(ジメチルシロキシ)メチルビニルシラン、トリス(ジメチルシロキシ)ビニルシラン、ビス(ジメチルシロキシ)メチルアリルシラン、トリス(ジメチルシロキシ)アリルシランを単独、もしくは2種以上を混合して重合したものであることが好ましい。化学式を以下に示す。
【0015】
【化1】

【0016】
【化2】

【0017】
【化3】

【0018】
【化4】

【0019】
【化5】

【0020】
【化6】

【0021】
【化7】

【0022】
【化8】

【0023】
(A)成分の分子量は特に限定されるものではないが、1000〜80000の範囲内であることが良く、好ましくは1000〜60000、さらに好ましくは1000〜45000のものが良い。分子量が1000未満であると、分子量が低すぎ顔料に被覆させても十分な被覆量を得ることができず、また、分子量が80000を越えると、今度は(A)成分の分子量が高すぎるため、分子がかさ高くなり被覆量も減少してしまうこととなる。
【0024】
なお、(A)成分ポリマ−は、再乳化して使用しても良い。再乳化方法としてはテトラヒドロフランなどの溶媒にポリマ−を溶解した後水中に乳化し、テトラヒドロフランを減圧除去することにより再乳化することができる。
【0025】
また、本発明においては上記化2の式で表されるモノマーを使用したポリマーが、好ましい。
【0026】
1.2.着色剤
本実施の形態にかかる着色剤は顔料からなる。顔料としては、公知の有機顔料または無機顔料を用いることができる。例えば、アゾレーキ、不溶性アゾ顔料、縮合アゾ顔料、キレートアゾ顔料等のアゾ顔料や、フタロシアニン顔料、ペリレン及びペリレン顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサンジン顔料、チオインジゴ顔料、イソインドリノン顔料、キノフタロニ顔料等の多環式顔料や、塩基性染料型レーキ、酸性染料型レーキ等の染料レーキや、ニトロ顔料、ニトロソ顔料、アニリンブラック、昼光蛍光顔料等の有機顔料、酸化チタン、酸化鉄、カーボンブラック等の無機顔料が挙げられる。
【0027】
具体的な有機顔料を以下に例示する。
【0028】
ブラック顔料としては、ファーネス法またはチャネル法で製造されたカーボンブラック等が挙げられる。
【0029】
マゼンタまたはレッド用の顔料としては、C.I.ピグメントレッド2、C.I.ピグメントレッド3、C.I.ピグメントレッド5、C.I.ピグメントレッド6、C.I.ピグメントレッド7、C.I.ピグメントレッド15、C.I.ピグメントレッド16、C.I.ピグメントレッド48:1、C.I.ピグメントレッド53:1、C.I.ピグメントレッド57:1、C.I.ピグメントレッド122、C.I.ピグメントレッド123、C.I.ピグメントレッド139、C.I.ピグメントレッド144、C.I.ピグメントレッド149、C.I.ピグメントレッド166、C.I.ピグメントレッド177、C.I.ピグメントレッド178、C.I.ピグメントレッド222等が挙げられる。
【0030】
オレンジまたはイエロー用の顔料としては、C.I.ピグメントオレンジ31、C.I.ピグメントオレンジ43、C.I.ピグメントイエロー12、C.I.ピグメントイエロー13、C.I.ピグメントイエロー14、C.I.ピグメントイエロー15、C.I.ピグメントイエロー17、C.I.ピグメントイエロー93、C.I.ピグメントイエロー94、C.I.ピグメントイエロー138等が挙げられる。
【0031】
グリーンまたはシアン用の顔料としては、C.I.ピグメントブルー15、C.I.ピグメントブルー15:2、C.I.ピグメントブルー15:3、C.I.ピグメントブルー16、C.I.ピグメントブルー60、C.I.ピグメントグリーン7等が挙げられる。
【0032】
本発明のインクに使用する顔料分散体の平均粒径は10〜200nmであることが好ましく、10〜150nmがより好ましく、10〜100nmがさらに好ましい。10nm未満では、顔料のメリットである耐光性が低下し、200nmを超えると、インクノズルでの吐出不良が起こる場合があるからである。
【0033】
本発明にかかる着色剤として、公知の染料を上記顔料とともに用いてもよいし、前記顔料にかえて染料を用いてもよい。染料としては、直接染料、酸性染料、塩基性染料等をあげることができる。
【0034】
1.3.バインダーポリマー
本実施の形態にかかるインクジェット記録用インクは、バインダーポリマーを含有する。バインダーポリマーとしては、ポリビニルアルコール、シラノール変性ポリビニルアルコール、デンプン、カチオン化デンプン、カゼイン、ゼラチン、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリアルキレンオキサイド、ポリアルキレンオキサイド誘導体等の水溶性ポリマー、またはスチレンブタジエンラテックス、アクリルエマルジョン等の水分散性ポリマーを用いることができる。ポリビニルアルコールおよびシラノール変性ポリビニルアルコールが好ましい。バインダーポリマーは、単独で使用してもよいし、二種類以上を併用してもよい。
【0035】
バインダーポリマーの好ましい使用量は、インク組成物中に5重量%以下、好ましくは2重量%以下である。5重量%を超えると、インク粘度が上がり、吐出安定性が低下する場合があるからである。
【0036】
1.4.湿潤剤
本実施の形態にかかるインクジェット記録用インクは、湿潤剤を含有する。湿潤剤としては、蒸気圧が低く、蒸発乾燥し難い水溶性有機溶剤、例えばグリセリン、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等のポリアルキレングリコール類、エチレングリコール、トリエチレングリコール等のアルキレングリコール類等の多価アルコール系溶媒を挙げることができる。インク中の湿潤剤の添加量は、インクの乾燥によるノズルの目詰まり防止、粘度調整、染料の溶解安定性向上等の目的を達成するための必要量から決定されるが、一般には1〜70wt%、好ましい範囲は2〜40wt%、より好ましくは5〜25wt%である。湿潤剤は、単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
【0037】
1.5.浸透剤
本実施の形態にかかるインクジェット記録用インクは、浸透剤を含有する。浸透剤としては、たとえば、非イオン界面活性剤であるアセチレングリコール型界面活性剤、ポリオキシエチレンフェニルエーテル系界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル系界面活性剤を用いることができる。但し、浸透剤は非イオン界面活性剤に限るものではなく、他の界面活性剤や低表面張力の有機溶剤等を使用することもできる。浸透剤は、単独でしようしてもよいし、または2種以上を併用してもよい。
【0038】
以上、インクを構成する成分を挙げたが、上記成分の他に物性値を最適化するため、または特性を向上させるために、従来公知の一般的な種々の添加剤を添加することができる。例えば、粘度調整剤、pH調整剤、防カビ剤、防腐剤等である。尚、インク中の着色剤、バインダーポリマー、浸透剤、湿潤剤、各種添加剤については、上記に限定されるものではない。
【0039】
2.製造方法
2.1.インクジェット記録用インクの製造方法
分散は、通常の分散機を用いて行われる。分散機には、たとえばディスパー、サンドミル、ホモジナイザー、ボールミル、ビーズミル、ペイントシェーカー、超音波分散機などが挙げられる。混合は、攪拌用の羽を備えている攪拌機、高速の分散機乳化機などによって行われる。分散の後、濾過が施されてもよい。
【0040】
本実施の形態のインクジェット記録用インクは、水を主な溶媒成分とし、水はイオン交換水、限外濾過水、逆浸透水、蒸留水等の純水、超純水を用いることができる。また、本実施の形態のインクジェット記録用インクは、物性を調整するため、インクの溶解安定性を向上させるためなどの目的で、水溶性有機溶剤を含んでいてもよい。水溶性有機溶剤としては、たとえば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,5−ペンタンジオール、1,6−へキサンジオール、グリセリン、1,2,6−へキサントリオール、1、2,4−ブタントリオール、1,2,3−ブタントリオール、ぺトリオールなどの多価アルコ−ル類、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノベンジルエーテル等の多価アルコールアリールエーテル類、N−メチル−2−ピロリドン、N−ヒドロキシエチル−2−ピロリドン、2−ピロリドン、1,3−ジメチルイミダゾリジノン、蛛|カプロラクタムなどの含窒素複素環化合物、ホルムアミド、N−メチルホルムアミド、ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミドなどのアミド類、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミンなどのアミン類、ジメチルスルホキシド、スルホラン、チオジエタノール、エチレン尿素、尿素などの含硫黄化合物類、プロピレンカーボネート、炭酸エチレン、縺|ブチロラクトンなどを挙げることができる。水溶性有機溶剤は1種を単独で使用できまたは2種以上を併用できる。
【0041】
本実施の形態にかかるインクジェット記録用インクの顔料の含有量は、0.3〜20重量%、好ましくは0.5〜10重量%である。0.3重量%未満では、十分な画像濃度が得られず、20重量%を超えると吐出の安定性が悪化する場合があるからである。
【0042】
本実施の形態にかかるインクジェット記録用インクの(A)成分の添加量は、顔料1g当たり0.005〜0.2gの範囲内が良く、好ましくは0.007〜0.19gが良く、さらに好ましくは0.008〜0.19gが良い。被覆量が0.005g未満であると被覆した効果が小さく、また0.2gを越えると被覆されたものの機能を消失させることとなり好ましくない。
【0043】
顔料1g当たり0.01〜2gの範囲内が良く、好ましくは0.05〜1gが良く、さらに好ましくは0.1〜0.7gが良い。被覆量が0.01g未満であると顔料の分散安定性が十分でなく、沈降、凝集を起こす場合があり、また2gを越えるとインクの粘度が上がり、吐出安定性が低下するからである。
【0044】
3.参考例および実施例
以下、参考例をあげて本発明の実施の形態をさらに具体的に説明する。なお、以下の説明中、「部」および「%」は特に断らない限り重量基準である。
【0045】
3.1.参考例1〈ジメチルビニルシラノールの合成〉
還流管をつけた1Lの三口フラスコを窒素置換した後、氷浴中でエチルエ−テル700mlを入れ、アニリン8.38g(0.09mol)、水1.48g(0.087mol)を加え攪拌した。50mlのエチルエ−テルにあらかじめ溶解しておいたビニルジメチルクロロシラン10g(0.082mol)をゆっくりと滴下し、室温で15分攪拌した。反応は化18に示すとおりである。生成する塩を濾過により除去後、無水硫酸マグネシウムで脱水を行い、溶媒を減圧留去し、目的物を得た。収率は63%であった。
【0046】
【化9】

【0047】
3.2.参考例2〈ビス(ジメチルビニルシロキシ)メチルシランの合成〉
還流管をつけた1Lの三口フラスコを窒素置換した後、氷浴中でエチルエ−テル500ml、トリエチルアミン8.21g(0.081mol)を入れ、7.54g(0.074mol)のジメチルビニルシラノールを加え攪拌した。これへ、50mlのエチルエ−テルに溶解したジクロロメチルシラン4.24g(0.037mol)をゆっくりと滴下し、室温で20分間攪拌した。反応は化19に示すとおりである。生成する塩を濾過により除去後、エバポレーターで低沸点溶媒等を除去した。蒸留により、無色透明のビス(ジメチルビニルシロキシ)メチルシランを得た。収率は62%であった。沸点(bp)は46〜48℃/10mmHgであった。
【0048】
【化10】

【0049】
3.3.参考例3〈分岐(ハイパーブランチ)ポリマーの合成〉
還流管をつけた100mlの三口フラスコを窒素置換した後、このフラスコ中でビス(ジメチルビニルシロキシ)メチルシラン2.49g(0.01mol)を50mlのTHFに溶解した。Karstedt触媒(platinum(0)−1,3−divinyl−1,1,3,3−tetramethyldisiloxane complex 0.1M in xylene)を数滴加え、IRスペクトルで完全にSi−H基が消失するまで加熱還流し、室温まで冷却した。エバポレーターで低沸点溶媒等を除去後、アセトニトリルに生成物を滴下して無色粘性液状のポリマーを得た。収率は92%であった。
【0050】
ポリスチレンを標準とし、THFを展開溶媒とするGPC分量測定の結果、重量平均分子量は4700であった。ポリマーの分子構造は化20のようであると考えられる。
【0051】
【化11】

【0052】
3.4.実施例
カーボンブラック(三菱化学(株)製 MA−100)1.0g、ヘキサン50ml、参考例3のポリマー0.1gを混合し、一晩攪拌した。酸化チタン粒子を吸引ろ過後、ヘキサンで洗浄し、100℃のオーブンで真空乾燥して処理済みカーボンブラックを得た。
【0053】
処理済みカーボンブラック20g、スチレン−無水マレイン酸共重合体(酸化;1
30、分子量9000)2g、ジエタノールアミン3g、ジエチレングリコール25g、水45gを、ジルコニアボールを粉砕メディアとして、ペイントコンディショナーで、2時間分散処理した。処理後、遠心分離によりゴミ、粗大粒子を除去した。
ついで、ジエン系(共)重合体スルホン化物乳化物(濃度15%)7g、ジエチレエングリコール7.5g、グリセリン1g、WATER RED3(オリエント化学工業(株)製)3g、水81.5を混合した。得られた分散液を5ミクロンのフィルターで濾過してインクジェット用インクを得た。インクの粘度は3.0cpsであった。
【0054】
インクの分散安定性については、インクを70℃で1週間静置し、前後の粒子径変化で確認したところ、粒子径の増大はみられなかった。
【0055】
4.効果
本実施の形態にかかるインクジェット記録用インクにおいて、(A)成分が、着色剤を被覆することによって、着色剤が高濃度であっても着色剤の分散安定性が向上する。よって、本実施の形態にかかるインクジェット用インクによれば、高画質の画像を形成することができ、経時的な分散安定性に優れた、信頼性の高いインクジェット記録用インクを得ることができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
着色剤、および分岐構造を有するポリシロキサンを含有する、インクジェット記録用インク。
【請求項2】
請求項1において、
バインダーポリマーをさらに含有する、インクジェット記録用インク。
【請求項3】
請求項1または2において、
湿潤剤および浸透剤の少なくとも一方を、さらに含有する、インクジェット記録用インク。
【請求項4】
請求項1ないし3のいずれかにおいて、
前記分岐構造を有するポリシロキサンは、デンドリックポリマーである、インクジェット記録用インク。
【請求項5】
請求項1ないし4のいずれかにおいて、
前記分岐構造を有するポリシロキサンは、ビス(ジメチルビニルシロキシ)メチルシラン、トリス(ジメチルビニルシロキシ)シラン、ビス(ジメチルアリルシロキシ)メチルシラン、およびトリス(ジメチルアリルシロキシ)シランから選ばれる、少なくとも1種を重合したものである、インクジェット記録用インク。
【請求項6】
請求項1ないし4のいずれかにおいて、
前記分岐構造を有するポリシロキサンは、ビス(ジメチルシロキシ)メチルビニルシラン、トリス(ジメチルシロキシ)ビニルシラン、ビス(ジメチルシロキシ)メチルアリルシラン、およびトリス(ジメチルシロキシ)アリルシランから選ばれる、少なくとも1種を重合したものである、インクジェット記録用インク。

【公開番号】特開2006−56923(P2006−56923A)
【公開日】平成18年3月2日(2006.3.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−237446(P2004−237446)
【出願日】平成16年8月17日(2004.8.17)
【出願人】(304021417)国立大学法人東京工業大学 (1,821)
【出願人】(000004178)JSR株式会社 (3,320)
【Fターム(参考)】