説明

インフュージョンハブアセンブリおよび流体ライン切断システム

【課題】患者への皮下的な連続的注入を許容しつつ自由に回転できインフュージョンハブアセンブリを提供する。
【解決手段】貫通ホールを有するウィング;貫通ボアを有し、上部に取付面を有する、前記ウィングのホールに受容されるハブ;前記ハブを貫通するボアに流体連通する、前記ウィングから下方に延びるインフュージョンカニューレ;貫通するボアを有し、かつ前記ハブの上部上の取付面に結合するように適合された内側取付面を有するカバー;および前記カバーを貫通する前記ボアに一列に配置されたセプタム;を有するインフュージョンハブアセンブリ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インフュージョンハブアセンブリおよび流体ライン切断システムに関する。
【発明の開示】
【0002】
本発明は、35U.S.C.セクション119に基づく、2001年3月4日出願の出願番号60/273,490および2,001年6月19日出願の出願番号60/299、842の、米国暫定特許出願に対する優先の利益を要求する。
【0003】
種々の態様において、本発明はインフュージョンハブアセンブリを提供する。
このアセンブリは、貫通ホールを有するウィング;前記ウィングの貫通ホールに受容されるハブ、そして前記ハブはこれを貫通するボア、および取付面を有する前記円形ハブの上部を有する;前記ウィングから下方に離れて延びるカニューレ、前記インフュージョンカニューレは前記ハブを貫通するボアに流体連通する;貫通するボアを有し、前記ハブの上部上に取付面に結合するように調整された内取付面を有するカバー、;および前記カバーを貫通する前記ボアに一列に配置されたセプタムを有する。
【0004】
種々の態様において、前記ハブの上部は円形であり、周囲に延びる取付面を持っている。種々の態様において、この取付面は周囲に延びるリップを有する。
【0005】
本発明のインフュージョンハブアセンブリはボアを有するカバーを具え、患者の皮膚上にアセンブリのウィングを最初に配置する際、皮下に延びるインフュージョンカニューレと共に、このボアを通って挿入ニードルが配置される。種々の態様において、前記カバーはセプタムを保持して患者への経路を有利にシールする(挿入ニードルが貫通していない場合)。
【0006】
種々の態様において、カバーの寸法はインフュージョンハブを覆ってスナップフィットするようにする。種々の態様では、カバーは中央ボアを持っており、アセンブリが皮下に配置される場合にインフュージョンニードルがこのボアを通る。
【0007】
その後、新規な回転可能インフュージョンハウジングをカバーの頂部に取り付ける。種々の態様では、回転可能ハウジングは、カバーの上部の外側取付面に結合するように調整された取付面を持っている。したがって、種々の態様では、回転可能ハウジングもカバーを覆ってスナップフィットするように寸法決めされる。カバーはインフュージョンハブを覆って順にスナップフィットされる。
【0008】
種々の観点では、カバーおよび回転可能ハウジング両方の上の取付面は、それらの周囲に周縁的に延びるリセスを有する。これらのリセスはインフュージョンハブおよびカバーの上部から延びるリップにそれぞれ結合する。種々の観点では、インフュージョンハブおよび回転可能ハウジングは、回転可能ハウジングが自由に回転でき、かつ依然、患者に皮下的に薬剤(または他の所望の流体物質)を連続注入できるように円形である。
【0009】
種々の態様において、回転可能ハウジングは、ハウジング内の半径方向ボアを少なくとも部分的に通るカーブしたニードルを有し、このカーブしたニードルの先端は、回転可能ハウジングをカバーに取り付けた場合、カバーおよびハブ内のボアへ下方に向かって位置する。さらに、インフュージョンチューブはカーブしたニードルに流体連通して回転可能ハウジングの半径方向ボアに受容される。
【0010】
自由に回転でき、なお患者へ皮下的に連続的注入を提供する、回転可能インフュージョンハウジングを有する利点は、(1)インフュージョンチューブのよじれを回避し、(2)患者へインフュージョンハウジングをテープ止めの必要を回避し、これにより、(3)患者の体の異なる位置にインフュージョンポンプ(これは流体をインフュージョンチューブに供給する)を位置させることが可能になる。
【0011】
本発明の別の観点では、本発明はインフュージョンコネクタセットを提供する。このセットは、基部コネクタ、この基部コネクタに受容されるセプタム、先端コネクタ、先端コネクタに受容されるセプタム、および基部コネクタおよび先端コネクタを一緒に連結した場合、基部コネクタおよび先端コネクタの両セプタムを貫通するフランジニードルを有する。
【0012】
しかし、本発明で「基部」および「先端」コネクタに対してなされた参照部分は単に例示であることが理解されるであろう。したがって、その代りに、フランジニードルは、基部コネクタ内より寧ろ先端コネクタ内で種々の位置に移動することができる。したがって、本発明は「第1」および「第2」コネクタを参照する。種々の態様では、「第1」コネクタは「基部」コネクタであり、「第2」コネクタは「先端」コネクタである。代替的な態様では、コネクタは「第1」コネクタが「先端」コネクタであり、「第2」コネクタが「基部」コネクタであるように逆になる。
【0013】
種々の態様では、フランジニードルは先端コネクタのスロット内をスライド移動可能である。種々の観点では、フランジニードルに保持される位置に動くことができる。
【0014】
したがって、基部および先端コネクタを一緒に固定した場合、ニードルはこれを通る流体通路を提供する。先端コネクタを基部コネクタから外している場合、先端コネクタ内のセプタムは封止されるであろう(フランジニードルは基部コネクタ内に保持され、これによりもはや先端コネクタ内のセプタムに接触しないからである)。
【0015】
種々の態様では、フランジニードルのフランジは、オペレータがフランジをつかんでフランジ針を先端コネクタ内のスロットに沿って動かすことができるように先端コネクタ内のスロットを通って突き出る。このようにして、フランジニードルを、ニードルが基部コネクタ内のセプタムをもはや貫通しない位置に便利に動かすことができる。したがって、基部コネクタのセプタムは自己封止され、インフュージョンチューブを介して配送される物質に対して汚染または暴露を防止する。
【0016】
互いから容易に非連結にできる、(両コネクタを通る流体通路を封止するそれぞれのセプタムを具えた)基部および先端コネクタを有する利点は、異なるインフュージョンライン間を容易に切替できることである。
【0017】
それ自体のセプタムを具える先端コネクタを提供するさらに別の利点は、患者が基部および先端コネクタを手動で連結を外すことができ、そして先端コネクタのセプタムを介して患者に(別の薬剤または物質を含む)シリンジ注入することである。
【0018】
種々の態様では、インフュージョンコネクタセットは、基部コネクタの先端に取り付けられたリテイナをさらに有する。種々の態様では、このリテイナは、フランジニードルの動きを、基部コネクタ内で上下動を保持するように、基部コネクタのスロットの先端を閉じる。
【0019】
種々の態様では、基部および先端コネクタは、一方のコネクタが他方に挿入され、インターロック位置に回転するように、寸法決めされる。このことは、コネクタの一方がそこから延びる少なくとも1つのツメを具え、コネクタの他方がその中に少なくとも1つのリセスを具えることにより達成される。この少なくとも1つのリセスは、基部および先端コネクタを一緒に連結した場合、そのなかに少なくとも1つのツメを受容するように寸法決めされる。種々の態様では、少なくとも1つのツメを有するコネクタは基部コネクタであり、少なくとも1つのスロットを有するコネクタは先端コネクタである。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】図1は、本発明のインフュージョンハブアセンブリの縦断面図である。
【図2】図2は、貫通する挿入ニードルを有する、図1に類似した縦断面図である。
【図3】図3は、挿入ニードルを除去して、回転可能なインフュージョンハウジングにより置き換えた、図1および図2に類似した縦断面図である。
【図4】図4は、組み立てたインフュージョンハブアセンブリの斜視図である。
【図5】図5は、組み立てたインフュージョンハブアセンブリの側面図である。
【図6】図6は、本発明のインフュージョンハブアセンブリの分解斜視図であり、カバーを貫通する挿入ニードルの、およびカバーにかぶさる回転可能なインフュージョンハウジングフィットの、交互的位置を示す。
【図7】図7は、本発明のインフュージョンコネクタセットの斜視図である。
【図8】図8は、図7に類似した斜視部であり、互いに非結合の基部コネクタおよび先端コネクタを示す。
【図9】図9は、基部セプタムを貫通しないようにフランジニードルを動かした、図8に類似した図である。
【図10】図10は、基部コネクタアセンブリの分解斜視図である。
【図11】図11は、先端コネクタセンブリの分解斜視図である。
【図12】図12は、図7に相当する断面図である。(図13における線12−12に沿った断面図に相当する。)
【図13】図13は、図12に相当する側面図である。(フランジニードルを支持するフランジが動くスロットを示す。)
【図14】図14は、先端コネクタを非結合にし、除去し、フランジニードルがスロット中を、基部コネクタのセプタムを貫通しないように、動かした後の、図12の装置の基部コネクタの断面図である。(図15の線14−14に沿った断面図に相当する)
【図15】図15は図14に相当する側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
添付の図面と共に以下の詳細な態様の説明を読むことによって当業者には本発明の他の特徴および利点がなお明らかになるであろう。
図1〜6は本発明のインフュージョンハブアセンブリを示す。図7〜15は本発明のインフュージョンコネクタセットを示す。
【0022】
先ず、図1〜6を参照する。インフュージョンハブアセンブリ10を提供する。大きいウィングまたはパッチ12はそれを貫通するホール13を有する。ウィング12は患者の皮膚表面に配置される。種々の態様において、ウィング12の下側は接着面を持ち、患者の皮膚に固定される。代替的態様において、ウィング12は患者の皮膚に直接テープ留めされる。
【0023】
図1に示すように、アセンブリ10はウィング12、ハブ14およびカバー18を有する。種々の観点において、ハブ14の全部かまたは少なくとも上部は円形である。ハブ14は、ウィング12の円形ホール13内に受容される。種々の態様において、図示するように、ホール13は直径が段階的であり、円形ハブ14も、ハブ14がホール13に固定するように段階的な直径を持っている。円形ハブ14は垂直に貫通する中央ボアを持つ。ニードルガイド16は、図示のとおり、円形ハブ14を貫通するボア内に位置する。ニードルガイド16は漏斗形でもよく、金属製でもよい。
【0024】
種々の観点において、円形ハブ14の上部には取付面があり、この上にカバー18をスナップフィットできる。例えば、種々の観点で、円形ハブ14はその周囲に少なくとも部分的に周縁に延びるリップ15を有する。種々の態様では、カバー18はその周囲に少なくとも部分的に周縁に延びる内部溝19を有する。種々の態様において、カバー18は円形ハブ14の上部にかぶせて容易にスナップフィットできるように可撓性材料製である。
【0025】
図示のように、セプタム20を提供する。セプタム20はカバー18で保持してもよい(カバー18をハブ14から除去するとき、セプタム20も除去されるように)。図示のように、セプタム20は、カバー18をインフュージョンハウジング14にかぶせて配置される場合、ニードルガイド16内に受容されるように、配置される。セプタム20は、自己封止弾性材料のプラグから作ることができる。
【0026】
インフュージョンカニューレ22はウィング12から下方に延びる。したがって、インフュージョンカニューレ22は、ウィング12を患者の皮下に置いた場合、皮下に位置される。このようにして、インフュージョンカニューレ22は患者に薬剤を皮下的に注入するために使用される。種々の態様において、インフュージョンカニューレ22の近接端部は円形ハブ14の下方部内に受容されて配置され、ニードルガイド16の端部周りに受け取られる。しかし、図示のように、本発明では、このように限定するものではない。ウィング12から下方に延びるように、インフュージョンカニューレ16を取り付けるための多くの他の装置をも本発明の範囲内に含む。
【0027】
次に、図2を参照する。インフュージョンカニューレ22が皮下的に配置されるようにアセンブリ10を配置するための種々の処置をも提供する。特に、インフュージョンニードル30(これはハンドル32により支持される)は、保護カバー18および円形ハブ14の中央ボアを貫通して挿入される。このように、ニードル30がセプタム20を貫通して、下方に延び、インフュージョンカニューレ22の底部先端部から突き出る。図2に示すように、ニードル30をインフュージョンカニューレ22から挿入する場合、オペレータは、ウィング12を患者の皮膚に接触させて押し下げ、インフュージョンカニューレ22が皮下に挿入されるように、ハンドル32に対して簡単に下方に押圧する。
【0028】
ウィング12を患者の皮膚に載置し、インフュージョンカニューレ22を皮下に配置してアセンブリ10を配置した後(即ち、図2に示すように)、オペレータはハンドル32を上方に引き上げることにより、簡単にニードル30を除去する。ニードル30を最初に除去する場合、セプタム20は自己封止して、大気からカニューレ22を通って、患者の皮下の皮下経路に汚染物が侵入することを確実に防止する。
【0029】
ニードル30を除去した後、以下のように、回転可能なインフュージョンハウジング40により置き換えられる。
【0030】
図3に示すように、その後、回転可能なハウジング40をカバー18にかぶせて取り付ける。回転可能ハウジング40は、カバー18をかぶせてスナップフィットできるように可撓性材料製である(カバー18をハブ14にかぶせて固定する方法と類似している)。特に、回転可能ハウジング40も、周囲に少なくとも部分的に周縁に延びる内側溝41のような内側取付面を有する。
【0031】
カバー18のリップ17周囲に少なくとも部分的に周縁に延びる内側溝41の利点は、ハウジング40が円形ハウジング14に対して回転可能であることである。したがって、図4および5に示すように、ハウジング40は方向Rに自由に回転できる。
【0032】
図3に戻る。インフュージョンチューブ50を使用して薬剤(または他の所望の物質)を患者に皮下的に分配する。チューブ50はハウジング40内の半径方向に延びるボア42に受け取られる。カーブしたニードル44はチューブ50の端部に取り付けられ、下方を向いたその先端部が直接円形ハウジング14のボア内のニードルガイド16内に受け取られるように配置される。カーブしたニードル44の先端は回転可能ハウジング40の中央から下方を向き、カバー18および円形ハウジング14を貫通して中央ボア内に位置されるので、ハウジング40はその中央軸周りにR方向に自由に回転できる。一方、薬剤または他の所望の物質はチューブ50を介して注入される。
【0033】
図6は、本発明装置の分解図を示す。ここにおいて、(i)導入ニードル30、または(ii)回転可能ハウジング40およびインフュージョンチューブ50、のいずれかをカバー18に取り付けてセプタム20を介して円形ハウジング14に通す。図示のように、種々の態様において、カニューレを保護し、使用前にカニューレが汚染しないように、任意的な除去可能保護シリンダ23をインフュージョンカニューレ22にかぶせて受け取ることができる。
【0034】
図7〜15に移る。インフュージョンコネクタセットをも提供する。種々の観点において、コネクタアセンブリ100は基部コネクタ110および先端コネクタ120を有する。ユーザの嗜好に応じてコネクタ110は先端コネクタの代りになることができ、コネクタ120は基部コネクタの代りになり得ることが理解される。示すように、アセンブリ100を使用してインフュージョンチューブ50に沿った取り外し可能な結合リンク中間路を提供する。しかし、コネクタアセンブリ100(図7〜15)をインフュージョンハブアセンブリ10(図1〜6)に接触して使用できるが、これは必要ないことがわかる。寧ろ、コネクタアセンブリ100およびインフュージョンハブアセンブリ10のおのおのは別々に使用される。したがって、図1〜6の符号「50」は図7〜15における符号「50」のチューブと同じであっても異なっていてもよい。
【0035】
図7は、一緒に結合された基部コネクタ120および先端コネクタ110を示す。図8は互いに非結合の、基部コネクタ120および先端コネクタ110を示す。説明通りに、本発明のコネクタセットは、先端コネクタおよび基部コネクタを一緒に結合した場合、流体はアセンブリを通って自由に流れる装置を提供する。基部および先端コネクタはもはや固定されず、あるいは一緒に結合されない場合に、本発明は、基部または先端コネクタのいずれかを通る流路に汚染物が入ることを防止する新規な自己封止装置を提供する。特に、説明通り、自己封止セプタムが基部および先端コネクタのおのおのに配置される。さらに、基部コネクタが、基部ニードルにおけるセプタムが、望む通りに自己封止されるように動くことができるフランジニードルアセンブリを支持する。
【0036】
図10を参照する。基部コネクタ110は、その中に受容されるセプタムハウジング111を有する。自己封止セプタム112はセプタムハウジング111により適所に保持される。そして、フランジ114およびニードル113を有するフランジニードルアセンブリはその中に受容される。説明通りに、フランジ114は、基部コネクタ110のスロット115を上下動できる(これにより、異なる位置にニードル113を動く)。その後、リテイナ116がフランジニードルアセンブリ113/114を覆って受容される。リテイナ116はフランジ114がスロット115から外れることを防止する。このようにして、ニードル113は何時も基部コネクタ110内に支持される。
【0037】
図11を参照する。先端コネクタ120はその中にセプタムハウジング121を有する。自己封止セプタム122をセプタムハウジング121により適所に保持される。
【0038】
一緒にアセンブリされた場合、図7に示すように(および図12および13に示すように)、ニードル113はセプタム111および121の両方を貫通して、チューブ50を介して流れることが可能となる。
【0039】
コネクタを互いに非接続にする場合(即ち、先端コネクタ120を基部コネクタ110から取り外す場合)、ニードル113(基部コネクタ110内に保持される)はもはや先端コネクタ120内の先端部セプタム121を貫通しない。したがって、先端部セプタム121は、患者への皮下経路(すなわち、先端コネクタ120、チューブ50および回転可能ハウジング40を介する患者への経路)が封止されるように、自己封止する。しかし、ユーザが望む場合には、異なるまたは付加的な薬剤(または他の物質)を患者へ皮下的に導入できるように、先端コネクタ120の先端部セプタム121を通って別の注射針を挿入できる。
【0040】
本発明では、基部コネクタ110の基部セプタム111を封止する新規な装置をも提供する。図9(および図14および15)を参照する。もはや基部セプタム111を貫通しない位置にニードル113を動かすように、フランジ114をスロット115に沿って先端方向に動かす。
【0041】
種々の態様において、オペレータがフランジ114をつかんで、リテイナ116に対して適所にスライド可能にするために(ニードル113がもはやセプタム111を突き刺さないように)、フランジ114は基部コネクタ110の対向両側部のスロット115を介して僅かに突き出ている。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
貫通ホールを有するウィング;
貫通ボアを有し、上部に取付面を有する、前記ウィングのホールに受容されるハブ;
前記ハブを貫通するボアに流体連通する、前記ウィングから下方に延びるインフュージョンカニューレ;
貫通するボアを有し、かつ前記ハブの上部上の取付面に結合するように適合された内側取付面を有するカバー;および
前記カバーを貫通する前記ボアに一列に配置されたセプタム;を有するインフュージョンハブアセンブリ。
【請求項2】
前記ハブの上部が円形である、請求項1記載のアセンブリ。
【請求項3】
前記円形ハブの上部の取付面がその周りに周縁的に延びるリップを有する、請求項2記載のアセンブリ。
【請求項4】
前記ウィングの下側に接着剤層を有する、請求項1記載のアセンブリ。
【請求項5】
前記ウィングの前記ホールが階段状ホールであり、前記ハブが前記ウィングの階段状ホールに適合する階段状の外側寸法を有する、請求項1記載のアセンブリ。
【請求項6】
前記階段状ホールおよびハブの両方が円形であり、かつ前記ハブが階段状の外径を有する、請求項5記載のアセンブリ。
【請求項7】
前記ハブの前記ボアに受容されるニードルガイドをさらに有する、請求項1記載のアセンブリ。
【請求項8】
前記ニードルガイドが漏斗形である、請求項7記載のアセンブリ。
【請求項9】
前記インフュージョンカニューレが前記ニードルガイドに取り付けられる、請求項7記載のアセンブリ。
【請求項10】
前記カバーの上部が円形である、請求項1記載のアセンブリ。
【請求項11】
前記カバーの内側取付面が、前記カバー内面周りに周縁的に延びるリセスを有する、請求項1記載のアセンブリ。
【請求項12】
前記カバーが、外側取付面をさらに有する、請求項1記載のアセンブリ。
【請求項13】
前記カバーの外側取付面が、その周りに周縁的に延びるリップを有する、請求項12記載のアセンブリ。
【請求項14】
前記カバーを前記ハブに取り付けた場合前記セプタムを受容し、前記ハブの前記ボアに受容されるニードルガイドをさらに有する、請求項13記載のアセンブリ。
【請求項15】
前記カバーの前記ボア、前記セプタムおよび前記インフュージョンカニューレを貫通する、除去可能な挿入針であって、前記挿入針の先端が前記インフュージョンカニューレの先端から下方に延びる挿入針をさらに有する、請求項13記載のアセンブリ。
【請求項16】
前記カバーの前記上部の外側取付面に結合するように適合された取付面を有する回転可能なハウジングをさらに有する、請求項1記載のアセンブリ。
【請求項17】
前記回転可能なハウジング上の前記取付面が、前記回転可能なハウジングの内面周りに周縁的に延びるリセスを有する、請求項16記載のアセンブリ。
【請求項18】
前記回転可能なハウジングが半径方向のボアを有する、請求項16記載のアセンブリ。
【請求項19】
前記回転可能なハウジング内の半径方向のボアを少なくとも部分的に通るカーブしたニードルであって、前記カーブしたニードルの第1端部が、前記回転可能なハウジングを前記カバーに取り付けた場合前記カバーおよびハブ内のボア内を下方に延びるように位置されるカーブしたニードルをさらに有する、請求項18記載のアセンブリ。
【請求項20】
前記カーブしたニードルに流体連通する、前記回転可能なハウジングの前記半径方向ボア内に受容されるチューブをさらに有する、請求項19記載のアセンブリ。
【請求項21】
前記カーブしたニードルの第2端部が前記チューブ内に受容される、請求項20記載のアセンブリ。
【請求項22】
第1コネクタ、
前記第1コネクタ内に受容されるセプタム、
第2コネクタ、
前記第2コネクタ内に受容されるセプタム、および
前記第1および第2コネクタを一緒に連結した場合前記第1および第2コネクタの両方を貫通するフランジニードル
を有するインフュージョンコネクタセット。
【請求項23】
前記フランジニードルが前記第2コネクタのスロット内をスライド可動である、請求項22記載のインフュージョンコネクタセット。
【請求項24】
前記フランジニードルの前記フランジが、オペレータが前記フランジをつかみ前記フランジニードルを前記第2コネクタの前記スロットに沿って動かせるように前記第2コネクタのスロットを通って突き出る、請求項23記載のインフュージョンコネクタセット。
【請求項25】
前記フランジニードルが前記第1コネクタ内に保持されるように、前記第1コネクタ内の前記スロットの第2端部を閉じ、前記第1コネクタの前記先端に取り付けられたレテイナをさらに有する、請求項23記載のインフュージョンコネクタセット。
【請求項26】
前記フランジニードルを、前記ニードルが前記第1コネクタのセプタムを貫通せずかつ依然前記第1コネクタ内に保持される位置に動かすことができる、請求項23記載のインフュージョンコネクタセット。
【請求項27】
前記第1および第2コネクタが、一方のコネクタが他方に挿入され、インターロック位置に回転されるような寸法を有する、請求項22記載のインフュージョンコネクタセット。
【請求項28】
コネクタの一つが、そこから延びる少なくとも1つのツメを有し、他方のコネクタがその中に少なくとも1つのリセスを有し、前記第1および第2コネクタを一緒に結合した場合前記少なくとも1つのリセスがその中に前記少なくとも1つのツメを受容する寸法である、請求項27記載のインフュージョンコネクタセット。
【請求項29】
前記少なくとも1つのリセスを有する前記コネクタが、前記ツメが前記リセスの縦断面内に挿入され前記リセスの周断面内に回転できるような、リセスの縦断面およびリセスの周断面を有する、請求項27記載のインフュージョンコネクタセット。
【請求項30】
前記第1コネクタが前記基部コネクタであり、かつ前記第2コネクタが前記先端コネクタである、請求項22記載のインフュージョンコネクタセット。
【請求項31】
前記少なくとも1つのツメを有する前記コネクタが前記基部コネクタであり、かつ前記少なくとも1つのスロットを有する前記コネクタが前記先端コネクタである、請求項28記載のインフュージョンコネクタセット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2009−240814(P2009−240814A)
【公開日】平成21年10月22日(2009.10.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−174565(P2009−174565)
【出願日】平成21年7月27日(2009.7.27)
【分割の表示】特願2002−569208(P2002−569208)の分割
【原出願日】平成14年3月4日(2002.3.4)
【出願人】(508004797)アイシーユー・メディカル・インコーポレーテッド (10)
【Fターム(参考)】