説明

エアスライド装置

【課題】エネルギーの利用効率を高めることができると共に、搬送部品の汚染を防止し、外側移動体の取り付け位置の調整作業を簡素化する。
【解決手段】本発明は、シリンダ11の内部に給排される駆動用エアにより往復動する内側移動体14と、内側移動体14との間で作用する磁石32,37a,37bの吸引力により内側移動体14と共に往復動する外側移動体16と、外側移動体16の両端部においてシリンダ11の外周面に覆設される蛇腹18と、シリンダ11の外周面と外側移動体16との間の隙間15に浮上用エアを供給する浮上用エア供給設備19と、浮上用エア供給設備19によって隙間15に供給された浮上用エアをシリンダ11の外周面と蛇腹18との間のエア流路17を介してタンク20に戻す浮上用エア回収設備21とを備えていることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エアスライド装置に関し、特に、シリンダの内部に駆動用エアが給排されて往復動する内側移動体の動作に従ってシリンダの外周面に対して非接触で往復動する外側移動体を備えた非接触式のエアスライド装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、半導体製造工場等のクリーンルームでは、半導体ウェハ等の部品を搬送する際、これらの部品が微細な粉塵の付着により汚染されるのを防止するため、非接触式のエアスライド装置が使用されている。
【0003】
従来のこの種のエアスライド装置は、シリンダに給排される駆動用エアによりシリンダの内部で往復動する内側移動体と、シリンダの外周面に隙間を介して対向するように設けられた外側移動体とを備え、この外側移動体は、シリンダの外周面と外側移動体との間に吹き出される浮上用エアの静圧力と、内部移動体と外部移動体間に作用する磁石の吸引力との釣り合いによって浮上状態に支持され、内側移動体の往復動に伴ってシリンダの外周面に対して非接触で往復動するようになっている(例えば、特許文献1又は2参照)。
【特許文献1】特開平5−238545号公報
【特許文献2】特開平5−238548号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記した従来のエアスライド装置では、シリンダの外周面と外側移動体との間に吹き出された浮上用エアをそのまま外部に放出していたため、エネルギーの利用効率を高めることが難しいといった問題があった。
【0005】
また、外部移動体に対して外側から局部的に大きな力が作用すると、外側移動体がシリンダの外周面に接触してしまい、その際に発生する粉塵により搬送する部品が汚染されるおそれがあるといった問題があった。
【0006】
さらに、シリンダ外周面との間に所定の隙間が確保されるように精度よく外側移動体を取り付ける必要があるため、その取り付け位置の調整作業に手間が掛かるといった問題もあった。
【0007】
本発明は、上記した課題を解決すべくなされたものであり、エネルギーの利用効率を高めることができると共に、搬送部品の汚染を防止し、外側移動体の取り付け位置の調整作業を簡素化することのできるエアスライド装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記した目的を達成するため、本発明に係るエアスライド装置は、シリンダの内部に給排される駆動用エアにより該シリンダの内部で往復動する内側移動体と、前記シリンダの外周面に所定の隙間を介して対向するように設けられ、前記内側移動体との間で作用する磁石の吸引力により該内側移動体と共に往復動する外側移動体と、該外側移動体の両端部において前記シリンダの外周面に覆設され、該シリンダの外周面との間にエア流路を形成する蛇腹と、前記シリンダの外周面と前記外側移動体との間に浮上用エアを供給し、前記外側移動体を前記シリンダの外周面に対して所定の隙間を隔てて非接触状態に維持する浮上用エア供給設備と、該浮上用エア供給設備によって前記シリンダの外周面と前記外側移動体との間の隙間に供給された浮上用エアを前記シリンダの外周面と前記蛇腹との間のエア流路を介してタンクに戻す浮上用エア回収設備とを備えていることを特徴とする。
【0009】
そして、本発明に係るエアスライド装置において、エアスライド装置前記外側移動体は前記シリンダの周方向に亘って設けられていると共に該シリンダの周方向に沿って複数に分割されており、該分割された複数の外部移動体と前記シリンダの外周面との間の各隙間に供給する浮上用エアをそれぞれ別々に制御可能なように構成されているのが好ましい。
【0010】
また、本発明に係るエアスライド装置において、前記シリンダは直方体形状を成し、前記外側移動体は該シリンダを挟んで平行を成す2組のブロック体を備えているのが好ましい。
【0011】
さらに、本発明に係るエアスライド装置には、前記一方の組のブロック体の両側縁部を連結する連結部材と、該連結部材に挿設されて内外方向に移動自在の内外移動部材とを備えた位置決め手段が設けられており、前記他方の組のブロック体は、該位置決め手段の内側において前記一方の組のブロック体の間に介装されており、前記内外移動部材の内側先端部が前記他方の組のブロック体に当接されることにより該他方の組のブロック体の取付位置を調整可能なように構成されているのが好ましい。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、エネルギーの利用効率を高めることができると共に、搬送部品の汚染を防止し、外側移動体の取り付け位置の調整作業の簡素化を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。ここで、図1は本発明の実施の形態に係るエアスライド装置を示す斜視図、図2は同エアスライド装置を示す断面図である。
【0014】
本発明の実施の形態に係るエアスライド装置10は、中空のシリンダ11と、シリンダ11の内部に駆動用エアを供給する駆動用エア供給装置12と、シリンダ11の内部から駆動用エアを排出させる駆動用エア排出装置13と、駆動用エア供給装置12及び駆動用エア排出装置13によりシリンダ11の内部に給排される駆動用エアによってシリンダ11の内部を往復動する内側移動体14と、シリンダ11の外周面に所定の隙間15を介して対向するようにシリンダ11の周方向に亘って設けられる外側移動体16と、外側移動体16の両端部においてシリンダ11の外周面に覆設される蛇腹18と、シリンダ11の外周面と外側移動体16との間の隙間15に浮上用エアを供給する浮上用エア供給設備19と、浮上用エア供給設備19によりシリンダ11の外周面と外側移動体16との間の隙間15に供給された浮上用エアをタンク20に戻す浮上用エア回収設備21とを備えて構成されている。
【0015】
シリンダ11は、外形が横長の直方体形状を成すと共に内部に円柱状の空間22が形成されたシリンダ本体23と、空間22の両端部をそれぞれ閉塞するように基台24上に立設される端板25とを備えて構成されている。
【0016】
駆動用エア供給装置12は、シリンダ11の両端板25にそれぞれ接続される駆動用エア供給管26と、切替弁27を介して駆動エア供給管26に接続されるコンプレッサ28とを備えて構成されている。また、駆動用エア排出装置13は、シリンダ11の両端板25にそれぞれ接続される駆動用エア排出管29と、切替弁30を介して駆動エア排出管29に接続される吸引ポンプ31とを備えて構成されている。
【0017】
内側移動体14は、円柱形状を成し、両端部にそれぞれ磁石32が取り付けられている。また、内側移動体14の外周部の所要位置には複数の溝33が形成され、これらの溝33に例えばYパッキング等のシール部材34が嵌設されており、シリンダ11の空間22内を水平に往復動可能となっている。
【0018】
外側移動体16は、シリンダ11を挟んで平行を成す2組の扁平な直方体形状のブロック体35a,35bと36a,36bを備えており、一方の組のブロック体35a,35bはシリンダ11の上下に配設され、他方の組のブロック体36a,36bはシリンダ11の左右に配設されている。各ブロック体35a,35bと36a,36bの両端部には、内側移動体14の磁石32に対向するようにそれぞれ磁石37a,37b(他方の組のブロック体36a,36bの磁石は図示省略)が取り付けられており、これらの磁石37a,37bは内側移動体14の磁石32と反対の極性を有している。
【0019】
各ブロック体35a,35bと36a,36bには、内部に空洞部39a,39b(左右のブロック体36a,36bの空洞部は図示省略)がそれぞれ形成されており、各ブロック体35a,35bと36a,36bの空洞部39a,39bは図示しない連通孔によりそれぞれ互いに連通されている。また、各ブロック体35a,35bと36a,36bのシリンダ11の外周面に対向する面には、凹部40a,40bが形成されており、空洞部39a,39bと凹部40a,40bとはエア吐出孔41a,41bにより接続されている(左右のブロック体36a,36bの凹部及び通孔は図示省略)。さらに、上側のブロック体35aの上面中央部にはエア供給孔49が穿設されており、このエア供給孔49は空洞部39aに連通している。
【0020】
外側移動体16の両側縁部にはそれぞれ位置決め手段42a,42bが設けられている。図3に良く示されているように、この位置決め手段42a,42bは、一方の組のブロック体35a,35bの両側縁部を連結する連結部材43a,43bと、連結部材43a,43bに挿設されて内外方向に水平に移動自在の複数(図示では2個ずつ)の内外移動部材44a,44bとを備えて構成されている。連結部材43a,43bは、扁平な直方体形状を成し、上下のブロック体35a,35bに対して締結具45により固定されており、これにより、上下のブロック体35a,35bはシリンダ11の外周面から所定の隙間15を隔てて非接触状態で支持されるようになっている。
【0021】
内外移動部材44a,44bは、連結部材43a,43bを水平に挿通するボルト部46a,46bと、ボルト部46a,46bの外側端部に螺嵌されるナット部47a,47bと、ボルト部46a,46bの内側端部に鍔状に螺着される当接部48a,48bと、当接部48a,48bと連結部材43a,43bとの間に介装されるコイルばね49a,49bとを備えており、ボルト部46a,46bの外側端面には溝50a,50bが形成されている。
【0022】
蛇腹18は、外側移動体16の両端部と端板25とを間においてシリンダ11の外周面全体を覆うように設けられ、シリンダ11の外周面との間にはエア流路17が形成されている。
【0023】
浮上用エア供給設備19は、上側のブロック体35aのエア供給孔49に接続される浮上用エア供給管51と、浮上用エア供給管51の末端に接続されるコンプレッサ52とを備えて構成されている。そして、浮上用エア供給設備19によって各ブロック体35a,35b、36a,36bとシリンダ11の外周面との間の各隙間15に供給される浮上用エアの流量や圧力は、流量センサや圧力センサ及び図示しない制御装置等によってそれぞれ別々に制御されるようになっている。
【0024】
浮上用エア回収設備21は、蛇腹18とシリンダの外周面との間のエア流路17に連通可能なように端板25に接続される浮上用エア回収管53と、浮上用エア回収管53の末端に接続されるタンク20とを備えて構成されている。
【0025】
このような構成を備えたエアスライド装置10において、外側移動体16をシリンダ11の周りに取り付けるには、先ず、一方の組のブロック体35a,35bの間に他方の組のブロック体36a,36bを介装し、内外移動部材44a,44bの当接部48a,48bをそれぞれ他方の組のブロック体36a,36bの外面に当接させる。次いで、ボルト部46a,46bの外側端面の溝50a,50bに治具を嵌設させて回転し、ボルト部46a,46bを内側方向に移動させ、他方の組のブロック体36a,36bの取り付け位置を調整する。
【0026】
そして、他方の組のブロック体36a,36bがシリンダ11の外周面から所定の隙間15を隔てた位置で他方の組のブロック体36a,36bを締結具54a,54bによって一方の組のブロック体35a,35bに固定する。これにより、他方の組のブロック体36a,36bはシリンダ11の外周面に対して非接触状態で支持される。なお、この際、一方の組のブロック体35a,35bには、締結具54a,54bの取り付け位置を左右方向に微調整可能なように締結具54a,54bが遊嵌可能な長孔等を予め形成しておくのが好ましい。
【0027】
次に、本発明の実施の形態に係るエアスライド装置10の作用について説明する。
【0028】
浮上用エア供給設備19により外側移動体16の上側のブロック体35aに浮上用エアが供給され、この浮上用エアは上側のブロック体35aから前記図示しない連通孔を通って左右のブロック体36a,36bの空洞部及び下側のブロック体35bの空洞部39b(左右のブロック体36a,36bの空洞部は図示省略)に供給される。そして、各空洞部39a,39bに供給された浮上用エアは、流量センサや圧力センサ及び図示しない制御装置等によってその流量や圧力をそれぞれ別々に制御され、エア吐出孔41a,41bから凹部40a,40bに吐出され、この浮上用エアにより、外側移動体16はシリンダ11の外周面との間に所定の隙間15を確保した非接触状態で支持される(左右のブロック体36a,36bのエア吐出孔及び凹部は図示省略)。
【0029】
一方、シリンダ11の内部には、駆動用エア供給措置12によって駆動用エアが供給されると共に、駆動用エア排出装置13によってシリンダ11の内部から駆動用エアが排出される。これにより、内側移動体14がシリンダ11の内部の空間22を水平に往復動すると、外側移動体16の各ブロック体35a,35bと36a,36bの両端部には内側移動体14の磁石32に対向するように内側移動体14の磁石32と反対の極性を有する磁石37a,37bが取り付けられているため、外側移動体16は内側移動体14の往復動に従ってシリンダ11の外周面に対して非接触で往復動する。そして、外側移動体16に載置された部品は所定場所に搬送される。
【0030】
また、この時、浮上用エア供給設備19により外側移動体16とシリンダ11の外周面との間に供給された浮上用エアは、隙間15からエア流路17に流出し、浮上用エア回収設備21の浮上用エア回収管53を通ってタンク20内に回収される。その後、タンク20内に回収されたエアは、上記浮上用エアとして再利用可能な他、真空発生器やエアシリンダ等、エアの供給を必要とする機器に利用することができるため、エネルギーの利用効率を高めることができる。
【0031】
このように上記した実施の形態に係るエアスライド装置10によれば、シリンダ11の外周面と外側移動体16との間に吹き出された浮上用エアを再利用することができるため、エネルギーの利用効率を高めることができる。
【0032】
また、外部移動体16は、シリンダ11の周方向に亘って設けられていると共にシリンダ11の周方向に沿って4つに分割され、シリンダ11を挟んで平行を成す2組のブロック体35a,35bと36a,36bにより構成されているため、各ブロック体35a,35b、36a,36bとシリンダ11の外周面との間の各隙間15に供給する浮上用エアの流量や圧力をそれぞれ別々に制御することができる。そのため、外部移動体16に対して外側から局部的に大きな力が作用したとしても、そのブロック体の隙間15に供給される浮上エアの流量や圧力を高めるように制御することにより、外側移動体16がシリンダ11の外周面に接触することがないため、外部移動体16の搬送する部品が粉塵によって汚染されるのを確実に防止することができる。
【0033】
さらに、位置決め手段42a,42bにより、外側移動体16の取り付け作業の簡素化を図ることができ、外側移動体16とシリンダ11の外周面との間に所定の隙間を確実に保持することができ、製品の信頼性を高めることができる。
【0034】
なお、上記した実施の形態では、浮上用エア供給設備19から外側移動体16の上側のブロック体35aだけに浮上用エアを供給しているが、これは単なる例示に過ぎず、例えば、すべてのブロック体35a,35b、36a,36bにそれぞれ浮上用エア供給管51を接続して浮上用エアを供給するように構成してもよい。この場合、各ブロック体35a,35b、36a,36bの空洞部39a,39bの間に前記連通孔を設ける必要はなく、各ブロック体35a,35b、36a,36bとシリンダ11の外周面との間の各隙間に供給する浮上用エアの流量や圧力の制御をより確実且つ容易に行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の実施の形態に係るエアスライド装置を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るエアスライド装置を示す断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るエアスライド装置において外側移動体の取り付け位置を調整している状態を示す断面図である。
【符号の説明】
【0036】
10 エアスライド装置
11 シリンダ
14 内側移動体
16 外側移動体
17 エア流路
18 蛇腹
19 浮上用エア供給設備
21 浮上用エア回収設備
32 磁石
35a,35b 一方の組のブロック体
36a,36b 他方の組のブロック体
37a,37b 磁石
42a,42b 位置決め手段
43a,43b 連結部材
44a,44b 内外移動部材



【特許請求の範囲】
【請求項1】
シリンダの内部に給排される駆動用エアにより該シリンダの内部で往復動する内側移動体と、
前記シリンダの外周面に所定の隙間を介して対向するように設けられ、前記内側移動体との間で作用する磁石の吸引力により該内側移動体と共に往復動する外側移動体と、
該外側移動体の両端部において前記シリンダの外周面に覆設され、該シリンダの外周面との間にエア流路を形成する蛇腹と、
前記シリンダの外周面と前記外側移動体との間に浮上用エアを供給し、前記外側移動体を前記シリンダの外周面に対して所定の隙間を隔てて非接触状態に維持する浮上用エア供給設備と、
該浮上用エア供給設備によって前記シリンダの外周面と前記外側移動体との間の隙間に供給された浮上用エアを前記シリンダの外周面と前記蛇腹との間のエア流路を介してタンクに戻す浮上用エア回収設備と、
を備えていることを特徴とするエアスライド装置。
【請求項2】
前記外側移動体は前記シリンダの周方向に亘って設けられていると共に該シリンダの周方向に沿って複数に分割されており、該分割された複数の外部移動体と前記シリンダの外周面との間の各隙間に供給する浮上用エアをそれぞれ別々に制御可能なように構成されている請求項1に記載のエアスライド装置。
【請求項3】
前記シリンダは直方体形状を成し、前記外側移動体は該シリンダを挟んで平行を成す2組のブロック体を備えている請求項1又は2に記載のエアスライド装置。
【請求項4】
前記一方の組のブロック体の両側縁部を連結する連結部材と、該連結部材に挿設されて内外方向に移動自在の内外移動部材とを備えた位置決め手段が設けられており、前記他方の組のブロック体は、該位置決め手段の内側において前記一方の組のブロック体の間に介装されており、前記内外移動部材の内側先端部が前記他方の組のブロック体に当接されることにより該他方の組のブロック体の取付位置を調整可能なように構成されている請求項3に記載のエアスライド装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−48303(P2010−48303A)
【公開日】平成22年3月4日(2010.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−211764(P2008−211764)
【出願日】平成20年8月20日(2008.8.20)
【出願人】(590000558)株式会社妙徳 (37)
【Fターム(参考)】