エストラトリエン誘導体
【課題】間葉細胞機能、例えば平滑筋および線維芽細胞の増殖またはサイトカイン発現を調整するための化合物および方法、ならびに間葉細胞機能と関連する状態、例えば喘息と関連する気道過敏症を治療するための化合物および方法。
【解決手段】本化合物は炎症も抑制する。本化合物はエストラトリエン誘導体のクラスであり、2、6または17の位置で置換された芳香族置換基を含む、基Aを含んでいる2−メトキシエストラジオールの様々な誘導体を含む。
【解決手段】本化合物は炎症も抑制する。本化合物はエストラトリエン誘導体のクラスであり、2、6または17の位置で置換された芳香族置換基を含む、基Aを含んでいる2−メトキシエストラジオールの様々な誘導体を含む。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iの化合物
【化1】
(式中、
R1およびR4は、それぞれH、Ra、−RcRd、−CN、−NO2、−ハロ、OH、−ORa、−OC(O)Raからなる群から選択され;
R2は、−ORb、−(Rc)n−ARb、−H、−Re、−RcRe、−CH=NOH、−CH=NORb、−CH=NNRb2、−OH、−SRb、−Rb、−CN、−RcRdおよび−ハロからなる群から選択され、式中、nは、0または1であり;
R3は、−OH、−ORa、−RcORb、−H、−エステル−Rbからなる群から選択され;
R5は、メチルであり;
R6は、−H、−OH、−ORbまたは−ハロであり;
Z’は、Aまたは>CH2、>C=O、>C=N−OH、>C=N−ORb、>C(Rb)−OH、>C(Rb)−CN、>C(Rb)−NRb2、>CRb2、>C=N−NH2、>C=N−NRb2、−O−、>N−Rb、>C(Rb)−Rc−ORb、>CRbRe、>CRb−NRbRe、>C=N−エステル−Raであり;
Z”は、Aまたは>C=O、>C(H)OH、>C=N−OH、>C=N−ORb、>C(Rb)−ORb、>C(Rb)−Rc−ORb、>C(H)−NRb2、>C(H)−ハロ、>CRb2、>C=N−エステル−Raであり;
Aは、>C=N−O−X、>C=N−O−Rc−X、>C=N−NH−Rc−X、>C=N−NH−X、>C=N−エステル−Xであり;
Xは、1つまたは複数の置換基Yによって置換された芳香族基であり、式中、Yは、−H、−NO2、−CN、−SO3H、−SO3Ra、−CO−Rb、−+NRb3、−CO2Rb、−ハロ、−CF3、−CCl3、テトラゾール、イミダゾール、−アリール、−置換アリール、−Ra、−NH2、−NRa2、−OH、−ORa、−Rc−CN、−Rc−ハロ、−NRbCORb、−Rc−NRb2、−RcRdから選択され;
Raは、直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルまたはアラルキニルであり;
Rbは、Hまたは直鎖、分岐鎖もしくは環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルもしくはアラルキニルであり;
Rcは、直鎖もしくは分岐鎖のC1〜C10アルキレン、アルケニレンまたはアルキニレンであり;
Rdは、−OH、−NH2、−ハロ、−CF3、−CN、−COORa、−SRbから選択される1つまたは複数の置換基を表し;
Reは、アシルであり;
nは、0または1であり;
ただし、前記化合物は少なくとも1つの基Aを含む)、
あるいは、その塩、水和物、プロドラッグ、異性体、互変異性体および/またはその誘導体。
【請求項2】
Z’およびZ”の少なくとも1つはAである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
Xは、1つまたは複数の置換基Y1によって置換アリール基から選択され、式中、Y1は−NO2、−CN、−SO3H、−SO3Ra、−CO−Rb、−+NRb3、−CO2Rb、−ハロ、−CF3、−CCl3、テトラゾール、イミダゾール、−アリール、−置換アリール、−Ra、−NH2、−NRa2、−OH、−ORa、−Rc−CN、−Rc−ハロ、−NRbCORb、−Rc−NRb2、−RcRdおよび1つまたは複数の置換基Yで置換された複素環式芳香族基から選択され、式中、Yは、−H、−NO2、−CN、−SO3H、−SO3Ra、−CO−Rb、−+NRb3、−CO2Rb、−ハロ、−CF3、−CCl3、テトラゾール、イミダゾール、−アリール、−置換アリール、−Ra、−NH2、−NRa2、−OH、−ORa、−Rc−CN、−Rc−ハロ、−NRbCORb、−Rc−NRb2、−RcRdから選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
平滑筋細胞および/または線維芽細胞の機能を調整する活性を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
平滑筋細胞および/または線維芽細胞の機能を調整する特異活性を有する、請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
前記細胞機能の調整は細胞増殖の抑制である、請求項4または5に記載の化合物。
【請求項7】
前記細胞機能の調整は細胞の細胞外マトリックス沈着の調整である、請求項4または5に記載の化合物。
【請求項8】
前記細胞機能の調整は細胞のサイトカイン発現の調整である、請求項4または5に記載の化合物。
【請求項9】
前記細胞のサイトカイン発現の調整はGM−CSF発現の抑制である、請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
前記細胞機能の調整は細胞収縮性の調整である、請求項4または5に記載の化合物。
【請求項11】
前記細胞機能の調整は細胞移動の調整である、請求項4または5に記載の化合物。
【請求項12】
前記平滑筋細胞は気道平滑筋細胞である、請求項4または5に記載の化合物。
【請求項13】
前記線維芽細胞は気道線維芽細胞である、請求項4または5に記載の化合物。
【請求項14】
気道過敏症を抑制する活性を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項15】
前記気道過敏症は喘息と関連する、請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
線維症を抑制する活性を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項17】
肺線維症を抑制する活性を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項18】
炎症を抑制する活性を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項19】
Yは、好ましくは−NO2、−CN、−SO3H、−SO3Ra、−CO−Rb、−+NRb3、−CO2Rb、−ハロ、CF3、−CCl3、テトラゾールおよびイミダゾールの基から選択される不活性化基である、請求項1に記載の化合物。
【請求項20】
Yは、−NO2、−CN、−CO2Rb、−ハロ、−CF3、−CCl3、テトラゾールおよびイミダゾールの基から選択される、請求項19に記載の化合物。
【請求項21】
Xは、フェニル、ナフチルまたはピリジルの基から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項22】
Aの基Rcは、アルキレンである、請求項1に記載の化合物。
【請求項23】
Aは、>C=N−O−X、>C=N−O−Rc−Xまたは>C=N−NH−Rc−Xである、請求項1に記載の化合物。
【請求項24】
Z”はAであり、Z’は、>CH2、>C=O、>C=N−OHおよび>C=N−ORbの基から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項25】
Z’はAであり、Z”は、>C=O、>C(H)OH、>C=N−OHおよび>C=N−ORbの基から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項26】
R2は−ORb、−ARb、−Re、−RcRe、−CH=NOH、−CH=NORb、−CH=NNRb2、−OH、−SRb、−Rbおよび−CNの基から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項27】
R2は−OMeである、請求項25に記載の化合物。
【請求項28】
R3は−OH、−ORaおよび−RcORbの基から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項29】
R1およびR4はそれぞれHである、請求項1に記載の化合物。
【請求項30】
R6はHである、請求項1に記載の化合物。
【請求項31】
式(V)の化合物:
【化2】
(式中、
R1およびR4は、それぞれH、Ra、−RcRd、−CN、−NO2、−ハロ、OH、−ORa、−OC(O)Raからなる群から選択され;
R2は、−ORb、−(Rc)n−ARb、−H、−Re、−RcRe、−CH=NOH、−CH=NORb、−CH=NNRb2、−OH、−SRb、−Rb、−CN、−RcRdおよび−ハロからなる群から選択され、式中、nは、0または1であり;
R3は、−OH、−ORa、−RcORb、−H、−エステル−Rbからなる群から選択され;
R5は、メチルであり;
R6は、−H、−OH、−ORbまたは−ハロであり;
Z”は、Aまたは>C=O、>C(H)OH、>C=N−OH、>C=N−ORb、>C(Rb)−ORb、>C(Rb)−Rc−ORb、>C(H)−NRb2、>C(H)−ハロ、>CRb2、>C=N−エステル−Raであり;
Aは、>C=N−O−X、>C=N−O−Rc−X、>C=N−NH−Rc−X、>C=N−NH−X、>C=N−エステル−Xであり;
Xは、1つまたは複数の置換基Yによって置換された芳香族基であり、式中、Yは、−H、−NO2、−CN、−SO3H、−SO3Ra、−CO−Rb、−+NRb3、−CO2Rb、−ハロ、−CF3、−CCl3、テトラゾール、イミダゾール、−アリール、−置換アリール、−Ra、−NH2、−NRa2、−OH、−ORa、−Rc−CN、−Rc−ハロ、−NRbCORb、−Rc−NRb2、−RcRdから選択され;
Raは、直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルまたはアラルキニルであり;
Rbは、Hまたは直鎖、分岐鎖もしくは環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルもしくはアラルキニルであり;
Rcは、直鎖もしくは分岐鎖のC1〜C10アルキレン、アルケニレンまたはアルキニレンであり;
Rdは、−OH、−NH2、−ハロ、−CF3、−CN、−COORa、−SRbから選択される1つまたは複数の置換基を表し;
Reは、アシルであり;
Rfは直接結合またはアルキレン基である)、
あるいは、その塩、水和物、プロドラッグ、異性体、それらの互変異性体および/または誘導体。
【請求項32】
式(VI)の化合物
【化3】
(式中、
R1およびR4は、それぞれH、Ra、−RcRd、−CN、−NO2、−ハロ、OH、−ORa、−OC(O)Raからなる群から選択され;
R2は、−ORb、−(Rc)n−ARb、−H、−Re、−RcRe、−CH=NOH、−CH=NORb、−CH=NNRb2、−OH、−SRb、−Rb、−CN、−RcRdおよび−ハロからなる群から選択され、式中、nは、0または1であり;
R3は、−OH、−ORa、−RcORb、−H、−エステル−Rbからなる群から選択され;
R5は、メチルであり;
R6は、−H、−OH、−ORbまたは−ハロであり;
Z’は、Aまたは>CH2、>C=O、>C=N−OH、>C=N−ORb、>C(Rb)−OH、>C(Rb)−CN、>C(Rb)−NRb2、>CRb2、>C=N−NH2、>C=N−NRb2、−O−、>N−Rb、>C(Rb)−Rc−ORb、>CRbRe、>CRb−NRbRe、>C=N−エステル−Raであり;
Aは、>C=N−O−X、>C=N−O−Rc−X、>C=N−NH−Rc−X、>C=N−NH−X、>C=N−エステル−Xであり;
Xは、1つまたは複数の置換基Yによって置換された芳香族基であり、式中、Yは、−H、−NO2、−CN、−SO3H、−SO3Ra、−CO−Rb、−+NRb3、−CO2Rb、−ハロ、−CF3、−CCl3、テトラゾール、イミダゾール、−アリール、−置換アリール、−Ra、−NH2、−NRa2、−OH、−ORa、−Rc−CN、−Rc−ハロ、−NRbCORb、−Rc−NRb2、−RcRdから選択され;
Raは、直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルまたはアラルキニルであり;
Rbは、Hまたは直鎖、分岐鎖もしくは環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルもしくはアラルキニルであり;
Rcは、直鎖もしくは分岐鎖のC1〜C10アルキレン、アルケニレンまたはアルキニレンであり;
Rdは、−OH、−NH2、−ハロ、−CF3、−CN、−COORa、−SRbから選択される1つまたは複数の置換基を表し;
Reは、アシルであり;
Rfは直接結合またはアルキレン基である)、
あるいは、その塩、水和物、プロドラッグ、異性体、互変異性体および/または誘導体。
【請求項33】
式(VII)の化合物
【化4】
(式中、
R1およびR4は、それぞれH、Ra、−RcRd、−CN、−NO2、−ハロ、OH、−ORa、−OC(O)Raからなる群から選択され;
R2は、−ORb、−(Rc)n−ARb、−H、−Re、−RcRe、−CH=NOH、−CH=NORb、−CH=NNRb2、−OH、−SRb、−Rb、−CN、−RcRdおよび−ハロからなる群から選択され、式中、nは、0または1であり;
R3は、−OH、−ORa、−RcORb、−H、−エステル−Rbからなる群から選択され;
R5は、メチルであり;
R6は、−H、−OH、−ORbまたは−ハロであり;
Z”は、Aまたは>C=O、>C(H)OH、>C=N−OH、>C=N−ORb、>C(Rb)−ORb、>C(Rb)−Rc−ORb、>C(H)−NRb2、>C(H)−ハロ、>CRb2、>C=N−エステル−Raであり;
Aは、>C=N−O−X、>C=N−O−Rc−X、>C=N−NH−Rc−X、>C=N−NH−X、>C=N−エステル−Xであり;
Xは、1つまたは複数の置換基Yによって置換された芳香族基であり、式中、Yは、−H、−NO2、−CN、−SO3H、−SO3Ra、−CO−Rb、−+NRb3、−CO2Rb、−ハロ、−CF3、−CCl3、テトラゾール、イミダゾール、−アリール、−置換アリール、−Ra、−NH2、−NRa2、−OH、−ORa、−Rc−CN、−Rc−ハロ、−NRbCORb、−Rc−NRb2、−RcRdから選択され;
Raは、直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルまたはアラルキニルであり;
Rbは、Hまたは直鎖、分岐鎖もしくは環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルもしくはアラルキニルであり;
Rcは、直鎖もしくは分岐鎖のC1〜C10アルキレン、アルケニレンまたはアルキニレンであり;
Rdは、−OH、−NH2、−ハロ、−CF3、−CN、−COORa、−SRbから選択される1つまたは複数の置換基を表し;
Reは、アシルであり;
Reは直接結合またはアルキレン基であり;
X1は1つまたは複数の置換基Y1によって置換アリール基から選択され、式中、Y1は−NO2、−CN、−SO3H、−SO3Ra、−CO−Rb、−+NRb3、−CO2Rb、−ハロ、−CF3、−CCl3、テトラゾール、イミダゾール、−アリール、−置換アリール、−Ra、−NH2、−NRa2、−OH、−ORa、−Rc−CN、−Rc−ハロ、−NRbCORb、−Rc−NRb2、−RcRdおよび1つまたは複数の置換基Yで置換された複素環式芳香族基から選択される)、
あるいは、その塩、水和物、プロドラッグ、異性体、互変異性体および/または誘導体。
【請求項34】
式(VIII)の化合物
【化5】
(式中、
R1およびR4は、それぞれH、Ra、−RcRd、−CN、−NO2、−ハロ、OH、−ORa、−OC(O)Raからなる群から選択され;
R2は、−ORb、−(Rc)n−ARb、−H、−Re、−RcRe、−CH=NOH、−CH=NORb、−CH=NNRb2、−OH、−SRb、−Rb、−CN、−RcRdおよび−ハロからなる群から選択され、式中、nは、0または1であり;
R3は、−OH、−ORa、−RcORb、−H、−エステル−Rbからなる群から選択され;
R5は、メチルであり;
R6は、−H、−OH、−ORbまたは−ハロであり;
Z’は、Aまたは>CH2、>C=O、>C=N−OH、>C=N−ORb、>C(Rb)−OH、>C(Rb)−CN、>C(Rb)−NRb2、>CRb2、>C=N−NH2、>C=N−NRb2、−O−、>N−Rb、>C(Rb)−Rc−ORb、>CRbRe、>CRb−NRbRe、>C=N−エステル−Raであり;
Aは、>C=N−O−X、>C=N−O−Rc−X、>C=N−NH−Rc−X、>C=N−NH−X、>C=N−エステル−Xであり;
Xは、1つまたは複数の置換基Yによって置換された芳香族基であり、式中、Yは、−H、−NO2、−CN、−SO3H、−SO3Ra、−CO−Rb、−+NRb3、−CO2Rb、−ハロ、−CF3、−CCl3、テトラゾール、イミダゾール、−アリール、−置換アリール、−Ra、−NH2、−NRa2、−OH、−ORa、−Rc−CN、−Rc−ハロ、−NRbCORb、−Rc−NRb2、−RcRdから選択され;
Raは、直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルまたはアラルキニルであり;
Rbは、Hまたは直鎖、分岐鎖もしくは環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルもしくはアラルキニルであり;
Rcは、直鎖もしくは分岐鎖のC1〜C10アルキレン、アルケニレンまたはアルキニレンであり;
Rdは、−OH、−NH2、−ハロ、−CF3、−CN、−COORa、−SRbから選択される1つまたは複数の置換基を表し;
Reは、アシルであり;
Rfは直接結合またはアルキレン基であり;
X1は1つまたは複数の置換基Y1によって置換アリール基から選択され、式中、Y1は−NO2、−CN、−SO3H、−SO3Ra、−CO−Rb、−+NRb3、−CO2Rb、−ハロ、−CF3、−CCl3、テトラゾール、イミダゾール、−アリール、−置換アリール、−Ra、−NH2、−NRa2、−OH、−ORa、−Rc−CN、−Rc−ハロ、−NRbCORb、−Rc−NRb2、−RcRdおよび1つまたは複数の置換基Yで置換された複素環式芳香族基から選択される)、
あるいは、その塩、水和物、プロドラッグ、異性体、互変異性体および/または誘導体。
【請求項35】
式(IX)の化合物
【化6】
(式中、
R1およびR4は、それぞれH、Ra、−RcRd、−CN、−NO2、−ハロ、OH、−ORa、−OC(O)Raからなる群から選択され;
R2は、−ORb、−(Rc)n−ARb、−H、−Re、−RcRe、−CH=NOH、−CH=NORb、−CH=NNRb2、−OH、−SRb、−Rb、−CN、−RcRdおよび−ハロからなる群から選択され、式中、nは、0または1であり;
R3は、−OH、−ORa、−RcORb、−H、−エステル−Rbからなる群から選択され;
R5は、メチルであり;
R6は、−H、−OH、−ORbまたは−ハロであり;
X1は1つまたは複数の置換基Y1によって置換アリール基から選択され、式中、Y1は−NO2、−CN、−SO3H、−SO3Ra、−CO−Rb、−+NRb3、−CO2Rb、−ハロ、−CF3、−CCl3、テトラゾール、イミダゾール、−アリール、−置換アリール、−Ra、−NH2、−NRa2、−OH、−ORa、−Rc−CN、−Rc−ハロ、−NRbCORb、−Rc−NRb2、−RcRdおよび1つまたは複数の置換基Yで置換された複素環式芳香族基から選択され、式中、Yは、−H、−NO2、−CN、−SO3H、−SO3Ra、−CO−Rb、−+NRb3、−CO2Rb、−ハロ、−CF3、−CCl3、テトラゾール、イミダゾール、−アリール、−置換アリール、−Ra、−NH2、−NRa2、−OH、−ORa、−Rc−CN、−Rc−ハロ、−NRbCORb、−Rc−NRb2、−RcRdから選択され、
Z”’は>C=O、>C(H)OHまたは>C=N−OHであり;
Raは、直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルまたはアラルキニルであり;
Rbは、Hまたは直鎖、分岐鎖もしくは環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルもしくはアラルキニルであり;
Rcは、直鎖もしくは分岐鎖のC1〜C10アルキレン、アルケニレンまたはアルキニレンであり;
Rdは、−OH、−NH2、−ハロ、−CF3、−CN、−COORa、−SRbから選択される1つまたは複数の置換基を表し;
Reは、アシルであり;
Rfは直接結合またはアルキレン基である)、
あるいは、その塩、水和物、プロドラッグ、異性体、互変異性体および/または誘導体。
【請求項36】
式(X)の化合物
【化7】
(式中、
R1およびR4は、それぞれH、Ra、−RcRd、−CN、−NO2、−ハロ、OH、−ORa、−OC(O)Raからなる群から選択され;
R2は、−ORb、−(Rc)n−ARb、−H、−Re、−RcRe、−CH=NOH、−CH=NORb、−CH=NNRb2、−OH、−SRb、−Rb、−CN、−RcRdおよび−ハロからなる群から選択され、式中、nは、0または1であり;
R3は、−OH、−ORa、−RcORb、−H、−エステル−Rbからなる群から選択され;
R5は、メチルであり;
R6は、−H、−OH、−ORbまたは−ハロであり;
X1は1つまたは複数の置換基Y1によって置換アリール基から選択され、式中、Y1は−NO2、−CN、−SO3H、−SO3Ra、−CO−Rb、−+NRb3、−CO2Rb、−ハロ、−CF3、−CCl3、テトラゾール、イミダゾール、−アリール、−置換アリール、−Ra、−NH2、−NRa2、−OH、−ORa、−Rc−CN、−Rc−ハロ、−NRbCORb、−Rc−NRb2、−RcRdおよび1つまたは複数の置換基Yで置換された複素環式芳香族基から選択され、式中、Yは、−H、−NO2、−CN、−SO3H、−SO3Ra、−CO−Rb、−+NRb3、−CO2Rb、−ハロ、−CF3、−CCl3、テトラゾール、イミダゾール、−アリール、−置換アリール、−Ra、−NH2、−NRa2、−OH、−ORa、−Rc−CN、−Rc−ハロ、−NRbCORb、−Rc−NRb2、−RcRdから選択され、
ZIVは>CH2、>C=Oまたは>C=N−OHであり;
Raは、直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルまたはアラルキニルであり;
Rbは、Hまたは直鎖、分岐鎖もしくは環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルもしくはアラルキニルであり;
Rcは、直鎖もしくは分岐鎖のC1〜C10アルキレン、アルケニレンまたはアルキニレンであり;
Rdは、−OH、−NH2、−ハロ、−CF3、−CN、−COORa、−SRbから選択される1つまたは複数の置換基を表し;
Reは、アシルであり;
Rfは直接結合またはアルキレン基である)、
あるいは、その塩、水和物、プロドラッグ、異性体、互変異性体および/または誘導体。
【請求項37】
式(XI)の化合物
【化8】
(式中、
R1およびR4は、それぞれH、Ra、−RcRd、−CN、−NO2、−ハロ、OH、−ORa、−OC(O)Raからなる群から選択され;
R2は、−ORb、−(Rc)n−ARb、−H、−Re、−RcRe、−CH=NOH、−CH=NORb、−CH=NNRb2、−OH、−SRb、−Rb、−CN、−RcRdおよび−ハロからなる群から選択され、式中、nは、0または1であり;
R3は、−OH、−ORa、−RcORb、−H、−エステル−Rbからなる群から選択され;
R5は、メチルであり;
R6は、−H、−OH、−ORbまたは−ハロであり;
Z’は、Aまたは>CH2、>C=O、>C=N−OH、>C=N−ORb、>C(Rb)−OH、>C(Rb)−CN、>C(Rb)−NRb2、>CRb2、>C=N−NH2、>C=N−NRb2、−O−、>N−Rb、>C(Rb)−Rc−ORb、>CRbRe、>CRb−NRbRe、>C=N−エステル−Raであり;
Z”は、Aまたは>C=O、>C(H)OH、>C=N−OH、>C=N−ORb、>C(Rb)−ORb、>C(Rb)−Rc−ORb、>C(H)−NRb2、>C(H)−ハロ、>CRb2、>C=N−エステル−Raであり;
Aは、>C=N−O−X、>C=N−O−Rc−X、>C=N−NH−Rc−X、>C=N−NH−X、>C=N−エステル−Xであり;
Xは、1つまたは複数の置換基Yによって置換された芳香族基であり、式中、Yは、−H、−NO2、−CN、−SO3H、−SO3Ra、−CO−Rb、−+NRb3、−CO2Rb、−ハロ、−CF3、−CCl3、テトラゾール、イミダゾール、−アリール、−置換アリール、−Ra、−NH2、−NRa2、−OH、−ORa、−Rc−CN、−Rc−ハロ、−NRbCORb、−Rc−NRb2、−RcRdから選択され;
Raは、直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルまたはアラルキニルであり;
Rbは、Hまたは直鎖、分岐鎖もしくは環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルもしくはアラルキニルであり;
Rcは、直鎖もしくは分岐鎖のC1〜C10アルキレン、アルケニレンまたはアルキニレンであり;
Rdは、−OH、−NH2、−ハロ、−CF3、−CN、−COORa、−SRbから選択される1つまたは複数の置換基を表し;
Reは、アシルであり;
Rfは直接結合またはアルキレン基である)、
あるいは、その塩、水和物、プロドラッグ、異性体、互変異性体および/またはその誘導体。
【請求項38】
下記化合物からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物:
2-メトキシ-6-(4-ニトロベンジルオキシ)イミノエストラジオール、
2-メトキシ-6-(4-ニトロベンジルオキシ)イミノエストロン-17-オキシム、
2-メトキシ-6-(3-ニトロベンジルオキシ)イミノエストラジオール、
2-メトキシ-6-(3-ニトロベンジルオキシ)イミノエストロン-17-オキシム、
2-メトキシ-6-(2-ニトロベンジルオキシ)イミノエストラジオール、
2-メトキシ-6-(2-ニトロベンジルオキシ)イミノエストロン-17-オキシム、
2-メトキシ-6-(2,4-ジニトロフェニルヒドラゾノ)エストロン-17-オキシム、
2-メトキシ-6-(3-トリフルオロメチルベンジルオキシ)イミノエストロン-17-オキシム、
2-メトキシ-6-(4-ピリジルメチルオキシ)イミノエストロン-17-オキシム、
2-メトキシ-6-(4-ピリジルメチルオキシ)イミノエストラジオール、
6-(3,5-ジフルオロベンジルオキシ)イミノ-2-メトキシエストロン-17-オキシム、
6-(3,5-ジフルオロベンジルオキシ)イミノ-2-メトキシエストラジオール、
6-(4-シアノベンジルオキシ)イミノ-2-メトキシエストラジオール、
2-メトキシ-6-(3-シアノベンジルオキシ)イミノエストロン-17-オキシム、
2-メトキシ-6-(3-シアノベンジルオキシ)イミノエストラジオール、
6-(4-シアノベンジルオキシ)イミノ-2-メトキシエストロン-17-オキシム、
エストロン-17-(4-ニトロベンジル)オキシム、
エストロン-17-(3-ニトロベンジル)オキシム、
2-メトキシエストロン-17-(4-ニトロベンジル)オキシム、
2-メトキシエストロン-17-(3-ニトロベンジル)オキシム、
2-メトキシ-6-(4-メトキシベンジルオキシ)-イミノエストラジオール、
2-メトキシ-6-(4-メトキシベンジルオキシ)-イミノエストロン-17-オキシム、
エストロン-17-(4-メトキシベンジル)オキシム、
2-メトキシエストロン-17-(4-メトキシベンジル)オキシム、
2-メトキシ-6-(4-トリフルオロメチルチオベンジルオキシ)イミノエストラジオール、
2-メトキシ-6-(3-メトキシベンジルオキシ)イミノエストロン-17-オキシム、
2-メトキシ-6-(4-トリフルオロメトキシベンジルオキシ)イミノエストロン-17-オキシム、
2-メトキシ-6-(3-メトキシベンジルオキシ)イミノエストラジオール、
2-メトキシ-6-(3-トリフルオロメトキシベンジルオキシ)イミノエストラジオール、
2-メトキシ-6-(4-トリフルオロメトキシベンジルオキシ)イミノエストラジオール、
2-メトキシ-6-(4-トリフルオロメトキシベンジルオキシ)イミノエストロン-17-オキシム、
2-メトキシ-6-(4-トリフルオロメチルチオベンジルオキシ)イミノエストロン-17-オキシム、
6-(3,5-ジフルオロベンジルオキシ)イミノ-2-メトキシエストロン-17-メチルオキシム、
6-(4-ニトロベンジルオキシ)イミノ-2-メトキシエストロン-17-メチルオキシム、
2-メトキシ-6-(4-メチルベンジルオキシ)イミノエストロン-17-メチルオキシム、
2-メトキシ-6-(4-イソプロピルベンジルオキシ)イミノエストロン-17-オキシム、
2-メトキシ-6-(4-メチルベンジルオキシ)イミノエストラジオール、
6-(3,5-ジフルオロベンジルオキシ)イミノエストリオール 、
2-メトキシ-6-(4-ニトロベンジルオキシ)イミノエストラジオール-17-アセテート、及び
6-(3,5-ジフルオロベンジルオキシ)イミノ-17-エチニル-エストラジオール。
【請求項39】
先に定義した式Iの化合物の合成方法であって、式II、IIIまたはIVのケトンまたはアルデヒド前駆体、
【化9】
(式中、
R1およびR4は、それぞれH、Ra、−RcRd、−CN、−NO2、−ハロ、OH、−ORa、−OC(O)Raからなる群から選択され;
R2は、−ORb、−(Rc)n−ARb、−H、−Re、−RcRe、−CH=NOH、−CH=NORb、−CH=NNRb2、−OH、−SRb、−Rb、−CN、−RcRdおよび−ハロからなる群から選択され、式中、nは、0または1であり;
R3は、−OH、−ORa、−RcORb、−H、−エステル−Rbからなる群から選択され;
R5は、メチルであり;
R6は、−H、−OH、−ORbまたは−ハロであり;
Z’は、Aまたは>CH2、>C=O、>C=N−OH、>C=N−ORb、>C(Rb)−OH、>C(Rb)−CN、>C(Rb)−NRb2、>CRb2、>C=N−NH2、>C=N−NRb2、−O−、>N−Rb、>C(Rb)−Rc−ORb、>CRbRe、>CRb−NRbRe、>C=N−エステル−Raであり;
Z”は、Aまたは>C=O、>C(H)OH、>C=N−OH、>C=N−ORb、>C(Rb)−ORb、>C(Rb)−Rc−ORb、>C(H)−NRb2、>C(H)−ハロ、>CRb2、>C=N−エステル−Raであり;
Aは、>C=N−O−X、>C=N−O−Rc−X、>C=N−NH−Rc−X、>C=N−NH−X、>C=N−エステル−Xであり;
Raは、直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルまたはアラルキニルであり;
Rbは、Hまたは直鎖、分岐鎖もしくは環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルもしくはアラルキニルであり;
Rcは、直鎖もしくは分岐鎖のC1〜C10アルキレン、アルケニレンまたはアルキニレンであり;
Rdは、−OH、−NH2、−ハロ、−CF3、−CN、−COORa、−SRbから選択される1つまたは複数の置換基を表し;
Reは、アシルである)、
あるいは、その塩、水和物、プロドラッグ、異性体、互変異性体および/または誘導体と;
式H2N−O−X、H2N−O−Rc−X、H2N−NH−Rc−X、H2N−NH−XまたはH2N−エステル−X、
(式中、Xは、1つまたは複数の置換基Yによって置換された芳香族基であり、式中、Yは、−H、−NO2、−CN、−SO3H、−SO3Ra、−CO−Rb、−+NRb3、−CO2Rb、−ハロ、−CF3、−CCl3、テトラゾール、イミダゾール、−アリール、−置換アリール、−Ra、−NH2、−NRa2、−OH、−ORa、−Rc−CN、−Rc−ハロ、−NRbCORb、−Rc−NRb2、−RcRdから選択される)
のアミンとを反応させて、
式Iの化合物を形成するステップを含む合成方法。
【請求項40】
式Iの化合物
【化10】
(式中、
R1およびR4は、それぞれH、Ra、−RcRd、−CN、−NO2、−ハロ、OH、−ORa、−OC(O)Raからなる群から選択され;
R2は、−ORb、−(Rc)n−ARb、−H、−Re、−RcRe、−CH=NOH、−CH=NORb、−CH=NNRb2、−OH、−SRb、−Rb、−CN、−RcRdおよび−ハロからなる群から選択され、式中、nは、0または1であり;
R3は、−OH、−ORa、−RcORb、−H、−エステル−Rbからなる群から選択され;
R5は、メチルであり;
R6は、−H、−OH、−ORbまたは−ハロであり;
Z’は、Aまたは>CH2、>C=O、>C=N−OH、>C=N−ORb、>C(Rb)−OH、>C(Rb)−CN、>C(Rb)−NRb2、>CRb2、>C=N−NH2、>C=N−NRb2、−O−、>N−Rb、>C(Rb)−Rc−ORb、>CRbRe、>CRb−NRbRe、>C=N−エステル−Raであり;
Z”は、Aまたは>C=O、>C(H)OH、>C=N−OH、>C=N−ORb、>C(Rb)−ORb、>C(Rb)−Rc−ORb、>C(H)−NRb2、>C(H)−ハロ、>CRb2、>C=N−エステル−Raであり;
Aは、>C=N−O−X、>C=N−O−Rc−X、>C=N−NH−Rc−X、>C=N−NH−X、>C=N−エステル−Xであり;
Xは、1つまたは複数の置換基Yによって置換された芳香族基であり、式中、Yは、−H、−NO2、−CN、−SO3H、−SO3Ra、−CO−Rb、−+NRb3、−CO2Rb、−ハロ、−CF3、−CCl3、テトラゾール、イミダゾール、−アリール、−置換アリール、−Ra、−NH2、−NRa2、−OH、−ORa、−Rc−CN、−Rc−ハロ、−NRbCORb、−Rc−NRb2、−RcRdから選択され;
Raは、直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルまたはアラルキニルであり;
Rbは、Hまたは直鎖、分岐鎖もしくは環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルもしくはアラルキニルであり;
Rcは、直鎖もしくは分岐鎖のC1〜C10アルキレン、アルケニレンまたはアルキニレンであり;
Rdは、−OH、−NH2、−ハロ、−CF3、−CN、−COORa、−SRbから選択される1つまたは複数の置換基を表し;
Reは、アシルであり;
ただし、前記化合物は少なくとも1つの基Aを含む)、
あるいは、その塩、水和物、プロドラッグ、異性体、互変異性体および/またはその誘導体と、薬剤として許容される担体とを含む医薬組成物。
【請求項41】
平滑筋細胞および/または線維芽細胞の機能と関連する状態の治療方法であって、式Iの化合物
【化11】
(式中、
R1およびR4は、それぞれH、Ra、−RcRd、−CN、−NO2、−ハロ、OH、−ORa、−OC(O)Raからなる群から選択され;
R2は、−ORb、−(Rc)n−ARb、−H、−Re、−RcRe、−CH=NOH、−CH=NORb、−CH=NNRb2、−OH、−SRb、−Rb、−CN、−RcRdおよび−ハロからなる群から選択され、式中、nは、0または1であり;
R3は、−OH、−ORa、−RcORb、−H、−エステル−Rbからなる群から選択され;
R5は、メチルであり;
R6は、−H、−OH、−ORbまたは−ハロであり;
Z’は、Aまたは>CH2、>C=O、>C=N−OH、>C=N−ORb、>C(Rb)−OH、>C(Rb)−CN、>C(Rb)−NRb2、>CRb2、>C=N−NH2、>C=N−NRb2、−O−、>N−Rb、>C(Rb)−Rc−ORb、>CRbRe、>CRb−NRbRe、>C=N−エステル−Raであり;
Z”は、Aまたは>C=O、>C(H)OH、>C=N−OH、>C=N−ORb、>C(Rb)−ORb、>C(Rb)−Rc−ORb、>C(H)−NRb2、>C(H)−ハロ、>CRb2、>C=N−エステル−Raであり;
Aは、>C=N−O−X、>C=N−O−Rc−X、>C=N−NH−Rc−X、>C=N−NH−X、>C=N−エステル−Xであり;
Xは、1つまたは複数の置換基Yによって置換された芳香族基であり、式中、Yは、−H、−NO2、−CN、−SO3H、−SO3Ra、−CO−Rb、−+NRb3、−CO2Rb、−ハロ、−CF3、−CCl3、テトラゾール、イミダゾール、−アリール、−置換アリール、−Ra、−NH2、−NRa2、−OH、−ORa、−Rc−CN、−Rc−ハロ、−NRbCORb、−Rc−NRb2、−RcRdから選択され;
Raは、直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルまたはアラルキニルであり;
Rbは、Hまたは直鎖、分岐鎖もしくは環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルもしくはアラルキニルであり;
Rcは、直鎖もしくは分岐鎖のC1〜C10アルキレン、アルケニレンまたはアルキニレンであり;
Rdは、−OH、−NH2、−ハロ、−CF3、−CN、−COORa、−SRbから選択される1つまたは複数の置換基を表し;
Reは、アシルであり;
ただし、前記化合物は少なくとも1つの基Aを含む)、
あるいは、その塩、水和物、プロドラッグ、異性体、互変異性体および/または誘導体の治療的有効量を、
それを必要とする対象に投与することを含む治療方法。
【請求項42】
前記平滑筋細胞および/または線維芽細胞の機能は細胞増殖である、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
前記平滑筋細胞および/または線維芽細胞の機能は細胞のサイトカイン発現である、請求項41に記載の方法。
【請求項44】
前記細胞のサイトカイン発現はGM−CSF発現である、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
前記平滑筋細胞および/または線維芽細胞の機能は細胞の細胞外マトリックス沈着である、請求項41に記載の方法。
【請求項46】
前記平滑筋細胞および/または線維芽細胞の機能は細胞収縮性である、請求項41に記載の方法。
【請求項47】
前記平滑筋細胞および/または線維芽細胞の機能は細胞移動である、請求項41に記載の方法。
【請求項48】
前記平滑筋細胞は気道平滑筋細胞である、請求項41に記載の方法。
【請求項49】
前記線維芽細胞は気道線維芽細胞である、請求項41に記載の方法。
【請求項50】
前記状態は気道過敏症である、請求項41に記載の方法。
【請求項51】
前記気道過敏症は喘息と関連する、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
前記状態は線維症である、請求項41に記載の方法。
【請求項53】
前記状態は肺線維症である、請求項41に記載の方法。
【請求項54】
炎症の治療方法であって、式Iの化合物
【化12】
(式中、
R1およびR4は、それぞれH、Ra、−RcRd、−CN、−NO2、−ハロ、OH、−ORa、−OC(O)Raからなる群から選択され;
R2は、−ORb、−(Rc)n−ARb、−H、−Re、−RcRe、−CH=NOH、−CH=NORb、−CH=NNRb2、−OH、−SRb、−Rb、−CN、−RcRdおよび−ハロからなる群から選択され、式中、nは、0または1であり;
R3は、−OH、−ORa、−RcORb、−H、−エステル−Rbからなる群から選択され;
R5は、メチルであり;
R6は、−H、−OH、−ORbまたは−ハロであり;
Z’は、Aまたは>CH2、>C=O、>C=N−OH、>C=N−ORb、>C(Rb)−OH、>C(Rb)−CN、>C(Rb)−NRb2、>CRb2、>C=N−NH2、>C=N−NRb2、−O−、>N−Rb、>C(Rb)−Rc−ORb、>CRbRe、>CRb−NRbRe、>C=N−エステル−Raであり;
Z”は、Aまたは>C=O、>C(H)OH、>C=N−OH、>C=N−ORb、>C(Rb)−ORb、>C(Rb)−Rc−ORb、>C(H)−NRb2、>C(H)−ハロ、>CRb2、>C=N−エステル−Raであり;
Aは、>C=N−O−X、>C=N−O−Rc−X、>C=N−NH−Rc−X、>C=N−NH−X、>C=N−エステル−Xであり;
Xは、1つまたは複数の置換基Yによって置換された芳香族基であり、式中、Yは、−H、−NO2、−CN、−SO3H、−SO3Ra、−CO−Rb、−+NRb3、−CO2Rb、−ハロ、−CF3、−CCl3、テトラゾール、イミダゾール、−アリール、−置換アリール、−Ra、−NH2、−NRa2、−OH、−ORa、−Rc−CN、−Rc−ハロ、−NRbCORb、−Rc−NRb2、−RcRdから選択され;
Raは、直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルまたはアラルキニルであり;
Rbは、Hまたは直鎖、分岐鎖もしくは環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルもしくはアラルキニルであり;
Rcは、直鎖もしくは分岐鎖のC1〜C10アルキレン、アルケニレンまたはアルキニレンであり;
Rdは、−OH、−NH2、−ハロ、−CF3、−CN、−COORa、−SRbから選択される1つまたは複数の置換基を表し;
Reは、アシルであり;
ただし、前記化合物は少なくとも1つの基Aを含む)、
あるいは、その塩、水和物、プロドラッグ、異性体、互変異性体および/または誘導体の治療的有効量を、
それを必要とする対象に投与することを含む治療方法。
【請求項55】
平滑筋細胞および/または線維芽細胞の機能と関連した状態の治療薬の製造における、式Iの化合物
【化13】
(式中、
R1およびR4は、それぞれH、Ra、−RcRd、−CN、−NO2、−ハロ、OH、−ORa、−OC(O)Raからなる群から選択され;
R2は、−ORb、−(Rc)n−ARb、−H、−Re、−RcRe、−CH=NOH、−CH=NORb、−CH=NNRb2、−OH、−SRb、−Rb、−CN、−RcRdおよび−ハロからなる群から選択され、式中、nは、0または1であり;
R3は、−OH、−ORa、−RcORb、−H、−エステル−Rbからなる群から選択され;
R5は、メチルであり;
R6は、−H、−OH、−ORbまたは−ハロであり;
Z’は、Aまたは>CH2、>C=O、>C=N−OH、>C=N−ORb、>C(Rb)−OH、>C(Rb)−CN、>C(Rb)−NRb2、>CRb2、>C=N−NH2、>C=N−NRb2、−O−、>N−Rb、>C(Rb)−Rc−ORb、>CRbRe、>CRb−NRbRe、>C=N−エステル−Raであり;
Z”は、Aまたは>C=O、>C(H)OH、>C=N−OH、>C=N−ORb、>C(Rb)−ORb、>C(Rb)−Rc−ORb、>C(H)−NRb2、>C(H)−ハロ、>CRb2、>C=N−エステル−Raであり;
Aは、>C=N−O−X、>C=N−O−Rc−X、>C=N−NH−Rc−X、>C=N−NH−X、>C=N−エステル−Xであり;
Xは、1つまたは複数の置換基Yによって置換された芳香族基であり、式中、Yは、−H、−NO2、−CN、−SO3H、−SO3Ra、−CO−Rb、−+NRb3、−CO2Rb、−ハロ、−CF3、−CCl3、テトラゾール、イミダゾール、−アリール、−置換アリール、−Ra、−NH2、−NRa2、−OH、−ORa、−Rc−CN、−Rc−ハロ、−NRbCORb、−Rc−NRb2、−RcRdから選択され;
Raは、直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルまたはアラルキニルであり;
Rbは、Hまたは直鎖、分岐鎖もしくは環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルもしくはアラルキニルであり;
Rcは、直鎖もしくは分岐鎖のC1〜C10アルキレン、アルケニレンまたはアルキニレンであり;
Rdは、−OH、−NH2、−ハロ、−CF3、−CN、−COORa、−SRbから選択される1つまたは複数の置換基を表し;
Reは、アシルであり;
ただし、前記化合物は少なくとも1つの基Aを含む)、
あるいは、その塩、水和物、プロドラッグ、異性体、互変異性体および/または誘導体の使用。
【請求項56】
炎症状態の治療薬の製造における、式Iの化合物
【化14】
(式中、
R1およびR4は、それぞれH、Ra、−RcRd、−CN、−NO2、−ハロ、OH、−ORa、−OC(O)Raからなる群から選択され;
R2は、−ORb、−(Rc)n−ARb、−H、−Re、−RcRe、−CH=NOH、−CH=NORb、−CH=NNRb2、−OH、−SRb、−Rb、−CN、−RcRdおよび−ハロからなる群から選択され、式中、nは、0または1であり;
R3は、−OH、−ORa、−RcORb、−H、−エステル−Rbからなる群から選択され;
R5は、メチルであり;
R6は、−H、−OH、−ORbまたは−ハロであり;
Z’は、Aまたは>CH2、>C=O、>C=N−OH、>C=N−ORb、>C(Rb)−OH、>C(Rb)−CN、>C(Rb)−NRb2、>CRb2、>C=N−NH2、>C=N−NRb2、−O−、>N−Rb、>C(Rb)−Rc−ORb、>CRbRe、>CRb−NRbRe、>C=N−エステル−Raであり;
Z”は、Aまたは>C=O、>C(H)OH、>C=N−OH、>C=N−ORb、>C(Rb)−ORb、>C(Rb)−Rc−ORb、>C(H)−NRb2、>C(H)−ハロ、>CRb2、>C=N−エステル−Raであり;
Aは、>C=N−O−X、>C=N−O−Rc−X、>C=N−NH−Rc−X、>C=N−NH−X、>C=N−エステル−Xであり;
Xは、1つまたは複数の置換基Yによって置換された芳香族基であり、式中、Yは、−H、−NO2、−CN、−SO3H、−SO3Ra、−CO−Rb、−+NRb3、−CO2Rb、−ハロ、−CF3、−CCl3、テトラゾール、イミダゾール、−アリール、−置換アリール、−Ra、−NH2、−NRa2、−OH、−ORa、−Rc−CN、−Rc−ハロ、−NRbCORb、−Rc−NRb2、−RcRdから選択され;
Raは、直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルまたはアラルキニルであり;
Rbは、Hまたは直鎖、分岐鎖もしくは環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルもしくはアラルキニルであり;
Rcは、直鎖もしくは分岐鎖のC1〜C10アルキレン、アルケニレンまたはアルキニレンであり;
Rdは、−OH、−NH2、−ハロ、−CF3、−CN、−COORa、−SRbから選択される1つまたは複数の置換基を表し;
Reは、アシルであり;
ただし、前記化合物は少なくとも1つの基Aを含む)、
あるいは、その塩、水和物、プロドラッグ、異性体、互変異性体および/または誘導体の使用。
【請求項57】
平滑筋細胞および/または線維芽細胞の機能の調整剤としての、式Iの化合物
【化15】
(式中、
R1およびR4は、それぞれH、Ra、−RcRd、−CN、−NO2、−ハロ、OH、−ORa、−OC(O)Raからなる群から選択され;
R2は、−ORb、−(Rc)n−ARb、−H、−Re、−RcRe、−CH=NOH、−CH=NORb、−CH=NNRb2、−OH、−SRb、−Rb、−CN、−RcRdおよび−ハロからなる群から選択され、式中、nは、0または1であり;
R3は、−OH、−ORa、−RcORb、−H、−エステル−Rbからなる群から選択され;
R5は、メチルであり;
R6は、−H、−OH、−ORbまたは−ハロであり;
Z’は、Aまたは>CH2、>C=O、>C=N−OH、>C=N−ORb、>C(Rb)−OH、>C(Rb)−CN、>C(Rb)−NRb2、>CRb2、>C=N−NH2、>C=N−NRb2、−O−、>N−Rb、>C(Rb)−Rc−ORb、>CRbRe、>CRb−NRbRe、>C=N−エステル−Raであり;
Z”は、Aまたは>C=O、>C(H)OH、>C=N−OH、>C=N−ORb、>C(Rb)−ORb、>C(Rb)−Rc−ORb、>C(H)−NRb2、>C(H)−ハロ、>CRb2、>C=N−エステル−Raであり;
Aは、>C=N−O−X、>C=N−O−Rc−X、>C=N−NH−Rc−X、>C=N−NH−X、>C=N−エステル−Xであり;
Xは、1つまたは複数の置換基Yによって置換された芳香族基であり、式中、Yは、−H、−NO2、−CN、−SO3H、−SO3Ra、−CO−Rb、−+NRb3、−CO2Rb、−ハロ、−CF3、−CCl3、テトラゾール、イミダゾール、−アリール、−置換アリール、−Ra、−NH2、−NRa2、−OH、−ORa、−Rc−CN、−Rc−ハロ、−NRbCORb、−Rc−NRb2、−RcRdから選択され;
Raは、直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルまたはアラルキニルであり;
Rbは、Hまたは直鎖、分岐鎖もしくは環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルもしくはアラルキニルであり;
Rcは、直鎖もしくは分岐鎖のC1〜C10アルキレン、アルケニレンまたはアルキニレンであり;
Rdは、−OH、−NH2、−ハロ、−CF3、−CN、−COORa、−SRbから選択される1つまたは複数の置換基を表し;
Reは、アシルであり;
ただし、前記化合物は少なくとも1つの基Aを含む)、
あるいは、その塩、水和物、プロドラッグ、異性体、互変異性体および/または誘導体の使用。
【請求項58】
炎症状態の治療薬としての、式Iの化合物
【化16】
(式中、
R1およびR4は、それぞれH、Ra、−RcRd、−CN、−NO2、−ハロ、OH、−ORa、−OC(O)Raからなる群から選択され;
R2は、−ORb、−(Rc)n−ARb、−H、−Re、−RcRe、−CH=NOH、−CH=NORb、−CH=NNRb2、−OH、−SRb、−Rb、−CN、−RcRdおよび−ハロからなる群から選択され、式中、nは、0または1であり;
R3は、−OH、−ORa、−RcORb、−H、−エステル−Rbからなる群から選択され;
R5は、メチルであり;
R6は、−H、−OH、−ORbまたは−ハロであり;
Z’は、Aまたは>CH2、>C=O、>C=N−OH、>C=N−ORb、>C(Rb)−OH、>C(Rb)−CN、>C(Rb)−NRb2、>CRb2、>C=N−NH2、>C=N−NRb2、−O−、>N−Rb、>C(Rb)−Rc−ORb、>CRbRe、>CRb−NRbRe、>C=N−エステル−Raであり;
Z”は、Aまたは>C=O、>C(H)OH、>C=N−OH、>C=N−ORb、>C(Rb)−ORb、>C(Rb)−Rc−ORb、>C(H)−NRb2、>C(H)−ハロ、>CRb2、>C=N−エステル−Raであり;
Aは、>C=N−O−X、>C=N−O−Rc−X、>C=N−NH−Rc−X、>C=N−NH−X、>C=N−エステル−Xであり;
Xは、1つまたは複数の置換基Yによって置換された芳香族基であり、式中、Yは、−H、−NO2、−CN、−SO3H、−SO3Ra、−CO−Rb、−+NRb3、−CO2Rb、−ハロ、−CF3、−CCl3、テトラゾール、イミダゾール、−アリール、−置換アリール、−Ra、−NH2、−NRa2、−OH、−ORa、−Rc−CN、−Rc−ハロ、−NRbCORb、−Rc−NRb2、−RcRdから選択され;
Raは、直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルまたはアラルキニルであり;
Rbは、Hまたは直鎖、分岐鎖もしくは環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルもしくはアラルキニルであり;
Rcは、直鎖もしくは分岐鎖のC1〜C10アルキレン、アルケニレンまたはアルキニレンであり;
Rdは、−OH、−NH2、−ハロ、−CF3、−CN、−COORa、−SRbから選択される1つまたは複数の置換基を表し;
Reは、アシルであり;
ただし、前記化合物は少なくとも1つの基Aを含む)、
あるいは、その塩、水和物、プロドラッグ、異性体、互変異性体および/または誘導体の使用。
【請求項1】
式Iの化合物
【化1】
(式中、
R1およびR4は、それぞれH、Ra、−RcRd、−CN、−NO2、−ハロ、OH、−ORa、−OC(O)Raからなる群から選択され;
R2は、−ORb、−(Rc)n−ARb、−H、−Re、−RcRe、−CH=NOH、−CH=NORb、−CH=NNRb2、−OH、−SRb、−Rb、−CN、−RcRdおよび−ハロからなる群から選択され、式中、nは、0または1であり;
R3は、−OH、−ORa、−RcORb、−H、−エステル−Rbからなる群から選択され;
R5は、メチルであり;
R6は、−H、−OH、−ORbまたは−ハロであり;
Z’は、Aまたは>CH2、>C=O、>C=N−OH、>C=N−ORb、>C(Rb)−OH、>C(Rb)−CN、>C(Rb)−NRb2、>CRb2、>C=N−NH2、>C=N−NRb2、−O−、>N−Rb、>C(Rb)−Rc−ORb、>CRbRe、>CRb−NRbRe、>C=N−エステル−Raであり;
Z”は、Aまたは>C=O、>C(H)OH、>C=N−OH、>C=N−ORb、>C(Rb)−ORb、>C(Rb)−Rc−ORb、>C(H)−NRb2、>C(H)−ハロ、>CRb2、>C=N−エステル−Raであり;
Aは、>C=N−O−X、>C=N−O−Rc−X、>C=N−NH−Rc−X、>C=N−NH−X、>C=N−エステル−Xであり;
Xは、1つまたは複数の置換基Yによって置換された芳香族基であり、式中、Yは、−H、−NO2、−CN、−SO3H、−SO3Ra、−CO−Rb、−+NRb3、−CO2Rb、−ハロ、−CF3、−CCl3、テトラゾール、イミダゾール、−アリール、−置換アリール、−Ra、−NH2、−NRa2、−OH、−ORa、−Rc−CN、−Rc−ハロ、−NRbCORb、−Rc−NRb2、−RcRdから選択され;
Raは、直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルまたはアラルキニルであり;
Rbは、Hまたは直鎖、分岐鎖もしくは環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルもしくはアラルキニルであり;
Rcは、直鎖もしくは分岐鎖のC1〜C10アルキレン、アルケニレンまたはアルキニレンであり;
Rdは、−OH、−NH2、−ハロ、−CF3、−CN、−COORa、−SRbから選択される1つまたは複数の置換基を表し;
Reは、アシルであり;
nは、0または1であり;
ただし、前記化合物は少なくとも1つの基Aを含む)、
あるいは、その塩、水和物、プロドラッグ、異性体、互変異性体および/またはその誘導体。
【請求項2】
Z’およびZ”の少なくとも1つはAである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
Xは、1つまたは複数の置換基Y1によって置換アリール基から選択され、式中、Y1は−NO2、−CN、−SO3H、−SO3Ra、−CO−Rb、−+NRb3、−CO2Rb、−ハロ、−CF3、−CCl3、テトラゾール、イミダゾール、−アリール、−置換アリール、−Ra、−NH2、−NRa2、−OH、−ORa、−Rc−CN、−Rc−ハロ、−NRbCORb、−Rc−NRb2、−RcRdおよび1つまたは複数の置換基Yで置換された複素環式芳香族基から選択され、式中、Yは、−H、−NO2、−CN、−SO3H、−SO3Ra、−CO−Rb、−+NRb3、−CO2Rb、−ハロ、−CF3、−CCl3、テトラゾール、イミダゾール、−アリール、−置換アリール、−Ra、−NH2、−NRa2、−OH、−ORa、−Rc−CN、−Rc−ハロ、−NRbCORb、−Rc−NRb2、−RcRdから選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
平滑筋細胞および/または線維芽細胞の機能を調整する活性を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
平滑筋細胞および/または線維芽細胞の機能を調整する特異活性を有する、請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
前記細胞機能の調整は細胞増殖の抑制である、請求項4または5に記載の化合物。
【請求項7】
前記細胞機能の調整は細胞の細胞外マトリックス沈着の調整である、請求項4または5に記載の化合物。
【請求項8】
前記細胞機能の調整は細胞のサイトカイン発現の調整である、請求項4または5に記載の化合物。
【請求項9】
前記細胞のサイトカイン発現の調整はGM−CSF発現の抑制である、請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
前記細胞機能の調整は細胞収縮性の調整である、請求項4または5に記載の化合物。
【請求項11】
前記細胞機能の調整は細胞移動の調整である、請求項4または5に記載の化合物。
【請求項12】
前記平滑筋細胞は気道平滑筋細胞である、請求項4または5に記載の化合物。
【請求項13】
前記線維芽細胞は気道線維芽細胞である、請求項4または5に記載の化合物。
【請求項14】
気道過敏症を抑制する活性を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項15】
前記気道過敏症は喘息と関連する、請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
線維症を抑制する活性を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項17】
肺線維症を抑制する活性を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項18】
炎症を抑制する活性を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項19】
Yは、好ましくは−NO2、−CN、−SO3H、−SO3Ra、−CO−Rb、−+NRb3、−CO2Rb、−ハロ、CF3、−CCl3、テトラゾールおよびイミダゾールの基から選択される不活性化基である、請求項1に記載の化合物。
【請求項20】
Yは、−NO2、−CN、−CO2Rb、−ハロ、−CF3、−CCl3、テトラゾールおよびイミダゾールの基から選択される、請求項19に記載の化合物。
【請求項21】
Xは、フェニル、ナフチルまたはピリジルの基から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項22】
Aの基Rcは、アルキレンである、請求項1に記載の化合物。
【請求項23】
Aは、>C=N−O−X、>C=N−O−Rc−Xまたは>C=N−NH−Rc−Xである、請求項1に記載の化合物。
【請求項24】
Z”はAであり、Z’は、>CH2、>C=O、>C=N−OHおよび>C=N−ORbの基から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項25】
Z’はAであり、Z”は、>C=O、>C(H)OH、>C=N−OHおよび>C=N−ORbの基から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項26】
R2は−ORb、−ARb、−Re、−RcRe、−CH=NOH、−CH=NORb、−CH=NNRb2、−OH、−SRb、−Rbおよび−CNの基から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項27】
R2は−OMeである、請求項25に記載の化合物。
【請求項28】
R3は−OH、−ORaおよび−RcORbの基から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項29】
R1およびR4はそれぞれHである、請求項1に記載の化合物。
【請求項30】
R6はHである、請求項1に記載の化合物。
【請求項31】
式(V)の化合物:
【化2】
(式中、
R1およびR4は、それぞれH、Ra、−RcRd、−CN、−NO2、−ハロ、OH、−ORa、−OC(O)Raからなる群から選択され;
R2は、−ORb、−(Rc)n−ARb、−H、−Re、−RcRe、−CH=NOH、−CH=NORb、−CH=NNRb2、−OH、−SRb、−Rb、−CN、−RcRdおよび−ハロからなる群から選択され、式中、nは、0または1であり;
R3は、−OH、−ORa、−RcORb、−H、−エステル−Rbからなる群から選択され;
R5は、メチルであり;
R6は、−H、−OH、−ORbまたは−ハロであり;
Z”は、Aまたは>C=O、>C(H)OH、>C=N−OH、>C=N−ORb、>C(Rb)−ORb、>C(Rb)−Rc−ORb、>C(H)−NRb2、>C(H)−ハロ、>CRb2、>C=N−エステル−Raであり;
Aは、>C=N−O−X、>C=N−O−Rc−X、>C=N−NH−Rc−X、>C=N−NH−X、>C=N−エステル−Xであり;
Xは、1つまたは複数の置換基Yによって置換された芳香族基であり、式中、Yは、−H、−NO2、−CN、−SO3H、−SO3Ra、−CO−Rb、−+NRb3、−CO2Rb、−ハロ、−CF3、−CCl3、テトラゾール、イミダゾール、−アリール、−置換アリール、−Ra、−NH2、−NRa2、−OH、−ORa、−Rc−CN、−Rc−ハロ、−NRbCORb、−Rc−NRb2、−RcRdから選択され;
Raは、直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルまたはアラルキニルであり;
Rbは、Hまたは直鎖、分岐鎖もしくは環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルもしくはアラルキニルであり;
Rcは、直鎖もしくは分岐鎖のC1〜C10アルキレン、アルケニレンまたはアルキニレンであり;
Rdは、−OH、−NH2、−ハロ、−CF3、−CN、−COORa、−SRbから選択される1つまたは複数の置換基を表し;
Reは、アシルであり;
Rfは直接結合またはアルキレン基である)、
あるいは、その塩、水和物、プロドラッグ、異性体、それらの互変異性体および/または誘導体。
【請求項32】
式(VI)の化合物
【化3】
(式中、
R1およびR4は、それぞれH、Ra、−RcRd、−CN、−NO2、−ハロ、OH、−ORa、−OC(O)Raからなる群から選択され;
R2は、−ORb、−(Rc)n−ARb、−H、−Re、−RcRe、−CH=NOH、−CH=NORb、−CH=NNRb2、−OH、−SRb、−Rb、−CN、−RcRdおよび−ハロからなる群から選択され、式中、nは、0または1であり;
R3は、−OH、−ORa、−RcORb、−H、−エステル−Rbからなる群から選択され;
R5は、メチルであり;
R6は、−H、−OH、−ORbまたは−ハロであり;
Z’は、Aまたは>CH2、>C=O、>C=N−OH、>C=N−ORb、>C(Rb)−OH、>C(Rb)−CN、>C(Rb)−NRb2、>CRb2、>C=N−NH2、>C=N−NRb2、−O−、>N−Rb、>C(Rb)−Rc−ORb、>CRbRe、>CRb−NRbRe、>C=N−エステル−Raであり;
Aは、>C=N−O−X、>C=N−O−Rc−X、>C=N−NH−Rc−X、>C=N−NH−X、>C=N−エステル−Xであり;
Xは、1つまたは複数の置換基Yによって置換された芳香族基であり、式中、Yは、−H、−NO2、−CN、−SO3H、−SO3Ra、−CO−Rb、−+NRb3、−CO2Rb、−ハロ、−CF3、−CCl3、テトラゾール、イミダゾール、−アリール、−置換アリール、−Ra、−NH2、−NRa2、−OH、−ORa、−Rc−CN、−Rc−ハロ、−NRbCORb、−Rc−NRb2、−RcRdから選択され;
Raは、直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルまたはアラルキニルであり;
Rbは、Hまたは直鎖、分岐鎖もしくは環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルもしくはアラルキニルであり;
Rcは、直鎖もしくは分岐鎖のC1〜C10アルキレン、アルケニレンまたはアルキニレンであり;
Rdは、−OH、−NH2、−ハロ、−CF3、−CN、−COORa、−SRbから選択される1つまたは複数の置換基を表し;
Reは、アシルであり;
Rfは直接結合またはアルキレン基である)、
あるいは、その塩、水和物、プロドラッグ、異性体、互変異性体および/または誘導体。
【請求項33】
式(VII)の化合物
【化4】
(式中、
R1およびR4は、それぞれH、Ra、−RcRd、−CN、−NO2、−ハロ、OH、−ORa、−OC(O)Raからなる群から選択され;
R2は、−ORb、−(Rc)n−ARb、−H、−Re、−RcRe、−CH=NOH、−CH=NORb、−CH=NNRb2、−OH、−SRb、−Rb、−CN、−RcRdおよび−ハロからなる群から選択され、式中、nは、0または1であり;
R3は、−OH、−ORa、−RcORb、−H、−エステル−Rbからなる群から選択され;
R5は、メチルであり;
R6は、−H、−OH、−ORbまたは−ハロであり;
Z”は、Aまたは>C=O、>C(H)OH、>C=N−OH、>C=N−ORb、>C(Rb)−ORb、>C(Rb)−Rc−ORb、>C(H)−NRb2、>C(H)−ハロ、>CRb2、>C=N−エステル−Raであり;
Aは、>C=N−O−X、>C=N−O−Rc−X、>C=N−NH−Rc−X、>C=N−NH−X、>C=N−エステル−Xであり;
Xは、1つまたは複数の置換基Yによって置換された芳香族基であり、式中、Yは、−H、−NO2、−CN、−SO3H、−SO3Ra、−CO−Rb、−+NRb3、−CO2Rb、−ハロ、−CF3、−CCl3、テトラゾール、イミダゾール、−アリール、−置換アリール、−Ra、−NH2、−NRa2、−OH、−ORa、−Rc−CN、−Rc−ハロ、−NRbCORb、−Rc−NRb2、−RcRdから選択され;
Raは、直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルまたはアラルキニルであり;
Rbは、Hまたは直鎖、分岐鎖もしくは環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルもしくはアラルキニルであり;
Rcは、直鎖もしくは分岐鎖のC1〜C10アルキレン、アルケニレンまたはアルキニレンであり;
Rdは、−OH、−NH2、−ハロ、−CF3、−CN、−COORa、−SRbから選択される1つまたは複数の置換基を表し;
Reは、アシルであり;
Reは直接結合またはアルキレン基であり;
X1は1つまたは複数の置換基Y1によって置換アリール基から選択され、式中、Y1は−NO2、−CN、−SO3H、−SO3Ra、−CO−Rb、−+NRb3、−CO2Rb、−ハロ、−CF3、−CCl3、テトラゾール、イミダゾール、−アリール、−置換アリール、−Ra、−NH2、−NRa2、−OH、−ORa、−Rc−CN、−Rc−ハロ、−NRbCORb、−Rc−NRb2、−RcRdおよび1つまたは複数の置換基Yで置換された複素環式芳香族基から選択される)、
あるいは、その塩、水和物、プロドラッグ、異性体、互変異性体および/または誘導体。
【請求項34】
式(VIII)の化合物
【化5】
(式中、
R1およびR4は、それぞれH、Ra、−RcRd、−CN、−NO2、−ハロ、OH、−ORa、−OC(O)Raからなる群から選択され;
R2は、−ORb、−(Rc)n−ARb、−H、−Re、−RcRe、−CH=NOH、−CH=NORb、−CH=NNRb2、−OH、−SRb、−Rb、−CN、−RcRdおよび−ハロからなる群から選択され、式中、nは、0または1であり;
R3は、−OH、−ORa、−RcORb、−H、−エステル−Rbからなる群から選択され;
R5は、メチルであり;
R6は、−H、−OH、−ORbまたは−ハロであり;
Z’は、Aまたは>CH2、>C=O、>C=N−OH、>C=N−ORb、>C(Rb)−OH、>C(Rb)−CN、>C(Rb)−NRb2、>CRb2、>C=N−NH2、>C=N−NRb2、−O−、>N−Rb、>C(Rb)−Rc−ORb、>CRbRe、>CRb−NRbRe、>C=N−エステル−Raであり;
Aは、>C=N−O−X、>C=N−O−Rc−X、>C=N−NH−Rc−X、>C=N−NH−X、>C=N−エステル−Xであり;
Xは、1つまたは複数の置換基Yによって置換された芳香族基であり、式中、Yは、−H、−NO2、−CN、−SO3H、−SO3Ra、−CO−Rb、−+NRb3、−CO2Rb、−ハロ、−CF3、−CCl3、テトラゾール、イミダゾール、−アリール、−置換アリール、−Ra、−NH2、−NRa2、−OH、−ORa、−Rc−CN、−Rc−ハロ、−NRbCORb、−Rc−NRb2、−RcRdから選択され;
Raは、直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルまたはアラルキニルであり;
Rbは、Hまたは直鎖、分岐鎖もしくは環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルもしくはアラルキニルであり;
Rcは、直鎖もしくは分岐鎖のC1〜C10アルキレン、アルケニレンまたはアルキニレンであり;
Rdは、−OH、−NH2、−ハロ、−CF3、−CN、−COORa、−SRbから選択される1つまたは複数の置換基を表し;
Reは、アシルであり;
Rfは直接結合またはアルキレン基であり;
X1は1つまたは複数の置換基Y1によって置換アリール基から選択され、式中、Y1は−NO2、−CN、−SO3H、−SO3Ra、−CO−Rb、−+NRb3、−CO2Rb、−ハロ、−CF3、−CCl3、テトラゾール、イミダゾール、−アリール、−置換アリール、−Ra、−NH2、−NRa2、−OH、−ORa、−Rc−CN、−Rc−ハロ、−NRbCORb、−Rc−NRb2、−RcRdおよび1つまたは複数の置換基Yで置換された複素環式芳香族基から選択される)、
あるいは、その塩、水和物、プロドラッグ、異性体、互変異性体および/または誘導体。
【請求項35】
式(IX)の化合物
【化6】
(式中、
R1およびR4は、それぞれH、Ra、−RcRd、−CN、−NO2、−ハロ、OH、−ORa、−OC(O)Raからなる群から選択され;
R2は、−ORb、−(Rc)n−ARb、−H、−Re、−RcRe、−CH=NOH、−CH=NORb、−CH=NNRb2、−OH、−SRb、−Rb、−CN、−RcRdおよび−ハロからなる群から選択され、式中、nは、0または1であり;
R3は、−OH、−ORa、−RcORb、−H、−エステル−Rbからなる群から選択され;
R5は、メチルであり;
R6は、−H、−OH、−ORbまたは−ハロであり;
X1は1つまたは複数の置換基Y1によって置換アリール基から選択され、式中、Y1は−NO2、−CN、−SO3H、−SO3Ra、−CO−Rb、−+NRb3、−CO2Rb、−ハロ、−CF3、−CCl3、テトラゾール、イミダゾール、−アリール、−置換アリール、−Ra、−NH2、−NRa2、−OH、−ORa、−Rc−CN、−Rc−ハロ、−NRbCORb、−Rc−NRb2、−RcRdおよび1つまたは複数の置換基Yで置換された複素環式芳香族基から選択され、式中、Yは、−H、−NO2、−CN、−SO3H、−SO3Ra、−CO−Rb、−+NRb3、−CO2Rb、−ハロ、−CF3、−CCl3、テトラゾール、イミダゾール、−アリール、−置換アリール、−Ra、−NH2、−NRa2、−OH、−ORa、−Rc−CN、−Rc−ハロ、−NRbCORb、−Rc−NRb2、−RcRdから選択され、
Z”’は>C=O、>C(H)OHまたは>C=N−OHであり;
Raは、直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルまたはアラルキニルであり;
Rbは、Hまたは直鎖、分岐鎖もしくは環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルもしくはアラルキニルであり;
Rcは、直鎖もしくは分岐鎖のC1〜C10アルキレン、アルケニレンまたはアルキニレンであり;
Rdは、−OH、−NH2、−ハロ、−CF3、−CN、−COORa、−SRbから選択される1つまたは複数の置換基を表し;
Reは、アシルであり;
Rfは直接結合またはアルキレン基である)、
あるいは、その塩、水和物、プロドラッグ、異性体、互変異性体および/または誘導体。
【請求項36】
式(X)の化合物
【化7】
(式中、
R1およびR4は、それぞれH、Ra、−RcRd、−CN、−NO2、−ハロ、OH、−ORa、−OC(O)Raからなる群から選択され;
R2は、−ORb、−(Rc)n−ARb、−H、−Re、−RcRe、−CH=NOH、−CH=NORb、−CH=NNRb2、−OH、−SRb、−Rb、−CN、−RcRdおよび−ハロからなる群から選択され、式中、nは、0または1であり;
R3は、−OH、−ORa、−RcORb、−H、−エステル−Rbからなる群から選択され;
R5は、メチルであり;
R6は、−H、−OH、−ORbまたは−ハロであり;
X1は1つまたは複数の置換基Y1によって置換アリール基から選択され、式中、Y1は−NO2、−CN、−SO3H、−SO3Ra、−CO−Rb、−+NRb3、−CO2Rb、−ハロ、−CF3、−CCl3、テトラゾール、イミダゾール、−アリール、−置換アリール、−Ra、−NH2、−NRa2、−OH、−ORa、−Rc−CN、−Rc−ハロ、−NRbCORb、−Rc−NRb2、−RcRdおよび1つまたは複数の置換基Yで置換された複素環式芳香族基から選択され、式中、Yは、−H、−NO2、−CN、−SO3H、−SO3Ra、−CO−Rb、−+NRb3、−CO2Rb、−ハロ、−CF3、−CCl3、テトラゾール、イミダゾール、−アリール、−置換アリール、−Ra、−NH2、−NRa2、−OH、−ORa、−Rc−CN、−Rc−ハロ、−NRbCORb、−Rc−NRb2、−RcRdから選択され、
ZIVは>CH2、>C=Oまたは>C=N−OHであり;
Raは、直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルまたはアラルキニルであり;
Rbは、Hまたは直鎖、分岐鎖もしくは環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルもしくはアラルキニルであり;
Rcは、直鎖もしくは分岐鎖のC1〜C10アルキレン、アルケニレンまたはアルキニレンであり;
Rdは、−OH、−NH2、−ハロ、−CF3、−CN、−COORa、−SRbから選択される1つまたは複数の置換基を表し;
Reは、アシルであり;
Rfは直接結合またはアルキレン基である)、
あるいは、その塩、水和物、プロドラッグ、異性体、互変異性体および/または誘導体。
【請求項37】
式(XI)の化合物
【化8】
(式中、
R1およびR4は、それぞれH、Ra、−RcRd、−CN、−NO2、−ハロ、OH、−ORa、−OC(O)Raからなる群から選択され;
R2は、−ORb、−(Rc)n−ARb、−H、−Re、−RcRe、−CH=NOH、−CH=NORb、−CH=NNRb2、−OH、−SRb、−Rb、−CN、−RcRdおよび−ハロからなる群から選択され、式中、nは、0または1であり;
R3は、−OH、−ORa、−RcORb、−H、−エステル−Rbからなる群から選択され;
R5は、メチルであり;
R6は、−H、−OH、−ORbまたは−ハロであり;
Z’は、Aまたは>CH2、>C=O、>C=N−OH、>C=N−ORb、>C(Rb)−OH、>C(Rb)−CN、>C(Rb)−NRb2、>CRb2、>C=N−NH2、>C=N−NRb2、−O−、>N−Rb、>C(Rb)−Rc−ORb、>CRbRe、>CRb−NRbRe、>C=N−エステル−Raであり;
Z”は、Aまたは>C=O、>C(H)OH、>C=N−OH、>C=N−ORb、>C(Rb)−ORb、>C(Rb)−Rc−ORb、>C(H)−NRb2、>C(H)−ハロ、>CRb2、>C=N−エステル−Raであり;
Aは、>C=N−O−X、>C=N−O−Rc−X、>C=N−NH−Rc−X、>C=N−NH−X、>C=N−エステル−Xであり;
Xは、1つまたは複数の置換基Yによって置換された芳香族基であり、式中、Yは、−H、−NO2、−CN、−SO3H、−SO3Ra、−CO−Rb、−+NRb3、−CO2Rb、−ハロ、−CF3、−CCl3、テトラゾール、イミダゾール、−アリール、−置換アリール、−Ra、−NH2、−NRa2、−OH、−ORa、−Rc−CN、−Rc−ハロ、−NRbCORb、−Rc−NRb2、−RcRdから選択され;
Raは、直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルまたはアラルキニルであり;
Rbは、Hまたは直鎖、分岐鎖もしくは環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルもしくはアラルキニルであり;
Rcは、直鎖もしくは分岐鎖のC1〜C10アルキレン、アルケニレンまたはアルキニレンであり;
Rdは、−OH、−NH2、−ハロ、−CF3、−CN、−COORa、−SRbから選択される1つまたは複数の置換基を表し;
Reは、アシルであり;
Rfは直接結合またはアルキレン基である)、
あるいは、その塩、水和物、プロドラッグ、異性体、互変異性体および/またはその誘導体。
【請求項38】
下記化合物からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物:
2-メトキシ-6-(4-ニトロベンジルオキシ)イミノエストラジオール、
2-メトキシ-6-(4-ニトロベンジルオキシ)イミノエストロン-17-オキシム、
2-メトキシ-6-(3-ニトロベンジルオキシ)イミノエストラジオール、
2-メトキシ-6-(3-ニトロベンジルオキシ)イミノエストロン-17-オキシム、
2-メトキシ-6-(2-ニトロベンジルオキシ)イミノエストラジオール、
2-メトキシ-6-(2-ニトロベンジルオキシ)イミノエストロン-17-オキシム、
2-メトキシ-6-(2,4-ジニトロフェニルヒドラゾノ)エストロン-17-オキシム、
2-メトキシ-6-(3-トリフルオロメチルベンジルオキシ)イミノエストロン-17-オキシム、
2-メトキシ-6-(4-ピリジルメチルオキシ)イミノエストロン-17-オキシム、
2-メトキシ-6-(4-ピリジルメチルオキシ)イミノエストラジオール、
6-(3,5-ジフルオロベンジルオキシ)イミノ-2-メトキシエストロン-17-オキシム、
6-(3,5-ジフルオロベンジルオキシ)イミノ-2-メトキシエストラジオール、
6-(4-シアノベンジルオキシ)イミノ-2-メトキシエストラジオール、
2-メトキシ-6-(3-シアノベンジルオキシ)イミノエストロン-17-オキシム、
2-メトキシ-6-(3-シアノベンジルオキシ)イミノエストラジオール、
6-(4-シアノベンジルオキシ)イミノ-2-メトキシエストロン-17-オキシム、
エストロン-17-(4-ニトロベンジル)オキシム、
エストロン-17-(3-ニトロベンジル)オキシム、
2-メトキシエストロン-17-(4-ニトロベンジル)オキシム、
2-メトキシエストロン-17-(3-ニトロベンジル)オキシム、
2-メトキシ-6-(4-メトキシベンジルオキシ)-イミノエストラジオール、
2-メトキシ-6-(4-メトキシベンジルオキシ)-イミノエストロン-17-オキシム、
エストロン-17-(4-メトキシベンジル)オキシム、
2-メトキシエストロン-17-(4-メトキシベンジル)オキシム、
2-メトキシ-6-(4-トリフルオロメチルチオベンジルオキシ)イミノエストラジオール、
2-メトキシ-6-(3-メトキシベンジルオキシ)イミノエストロン-17-オキシム、
2-メトキシ-6-(4-トリフルオロメトキシベンジルオキシ)イミノエストロン-17-オキシム、
2-メトキシ-6-(3-メトキシベンジルオキシ)イミノエストラジオール、
2-メトキシ-6-(3-トリフルオロメトキシベンジルオキシ)イミノエストラジオール、
2-メトキシ-6-(4-トリフルオロメトキシベンジルオキシ)イミノエストラジオール、
2-メトキシ-6-(4-トリフルオロメトキシベンジルオキシ)イミノエストロン-17-オキシム、
2-メトキシ-6-(4-トリフルオロメチルチオベンジルオキシ)イミノエストロン-17-オキシム、
6-(3,5-ジフルオロベンジルオキシ)イミノ-2-メトキシエストロン-17-メチルオキシム、
6-(4-ニトロベンジルオキシ)イミノ-2-メトキシエストロン-17-メチルオキシム、
2-メトキシ-6-(4-メチルベンジルオキシ)イミノエストロン-17-メチルオキシム、
2-メトキシ-6-(4-イソプロピルベンジルオキシ)イミノエストロン-17-オキシム、
2-メトキシ-6-(4-メチルベンジルオキシ)イミノエストラジオール、
6-(3,5-ジフルオロベンジルオキシ)イミノエストリオール 、
2-メトキシ-6-(4-ニトロベンジルオキシ)イミノエストラジオール-17-アセテート、及び
6-(3,5-ジフルオロベンジルオキシ)イミノ-17-エチニル-エストラジオール。
【請求項39】
先に定義した式Iの化合物の合成方法であって、式II、IIIまたはIVのケトンまたはアルデヒド前駆体、
【化9】
(式中、
R1およびR4は、それぞれH、Ra、−RcRd、−CN、−NO2、−ハロ、OH、−ORa、−OC(O)Raからなる群から選択され;
R2は、−ORb、−(Rc)n−ARb、−H、−Re、−RcRe、−CH=NOH、−CH=NORb、−CH=NNRb2、−OH、−SRb、−Rb、−CN、−RcRdおよび−ハロからなる群から選択され、式中、nは、0または1であり;
R3は、−OH、−ORa、−RcORb、−H、−エステル−Rbからなる群から選択され;
R5は、メチルであり;
R6は、−H、−OH、−ORbまたは−ハロであり;
Z’は、Aまたは>CH2、>C=O、>C=N−OH、>C=N−ORb、>C(Rb)−OH、>C(Rb)−CN、>C(Rb)−NRb2、>CRb2、>C=N−NH2、>C=N−NRb2、−O−、>N−Rb、>C(Rb)−Rc−ORb、>CRbRe、>CRb−NRbRe、>C=N−エステル−Raであり;
Z”は、Aまたは>C=O、>C(H)OH、>C=N−OH、>C=N−ORb、>C(Rb)−ORb、>C(Rb)−Rc−ORb、>C(H)−NRb2、>C(H)−ハロ、>CRb2、>C=N−エステル−Raであり;
Aは、>C=N−O−X、>C=N−O−Rc−X、>C=N−NH−Rc−X、>C=N−NH−X、>C=N−エステル−Xであり;
Raは、直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルまたはアラルキニルであり;
Rbは、Hまたは直鎖、分岐鎖もしくは環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルもしくはアラルキニルであり;
Rcは、直鎖もしくは分岐鎖のC1〜C10アルキレン、アルケニレンまたはアルキニレンであり;
Rdは、−OH、−NH2、−ハロ、−CF3、−CN、−COORa、−SRbから選択される1つまたは複数の置換基を表し;
Reは、アシルである)、
あるいは、その塩、水和物、プロドラッグ、異性体、互変異性体および/または誘導体と;
式H2N−O−X、H2N−O−Rc−X、H2N−NH−Rc−X、H2N−NH−XまたはH2N−エステル−X、
(式中、Xは、1つまたは複数の置換基Yによって置換された芳香族基であり、式中、Yは、−H、−NO2、−CN、−SO3H、−SO3Ra、−CO−Rb、−+NRb3、−CO2Rb、−ハロ、−CF3、−CCl3、テトラゾール、イミダゾール、−アリール、−置換アリール、−Ra、−NH2、−NRa2、−OH、−ORa、−Rc−CN、−Rc−ハロ、−NRbCORb、−Rc−NRb2、−RcRdから選択される)
のアミンとを反応させて、
式Iの化合物を形成するステップを含む合成方法。
【請求項40】
式Iの化合物
【化10】
(式中、
R1およびR4は、それぞれH、Ra、−RcRd、−CN、−NO2、−ハロ、OH、−ORa、−OC(O)Raからなる群から選択され;
R2は、−ORb、−(Rc)n−ARb、−H、−Re、−RcRe、−CH=NOH、−CH=NORb、−CH=NNRb2、−OH、−SRb、−Rb、−CN、−RcRdおよび−ハロからなる群から選択され、式中、nは、0または1であり;
R3は、−OH、−ORa、−RcORb、−H、−エステル−Rbからなる群から選択され;
R5は、メチルであり;
R6は、−H、−OH、−ORbまたは−ハロであり;
Z’は、Aまたは>CH2、>C=O、>C=N−OH、>C=N−ORb、>C(Rb)−OH、>C(Rb)−CN、>C(Rb)−NRb2、>CRb2、>C=N−NH2、>C=N−NRb2、−O−、>N−Rb、>C(Rb)−Rc−ORb、>CRbRe、>CRb−NRbRe、>C=N−エステル−Raであり;
Z”は、Aまたは>C=O、>C(H)OH、>C=N−OH、>C=N−ORb、>C(Rb)−ORb、>C(Rb)−Rc−ORb、>C(H)−NRb2、>C(H)−ハロ、>CRb2、>C=N−エステル−Raであり;
Aは、>C=N−O−X、>C=N−O−Rc−X、>C=N−NH−Rc−X、>C=N−NH−X、>C=N−エステル−Xであり;
Xは、1つまたは複数の置換基Yによって置換された芳香族基であり、式中、Yは、−H、−NO2、−CN、−SO3H、−SO3Ra、−CO−Rb、−+NRb3、−CO2Rb、−ハロ、−CF3、−CCl3、テトラゾール、イミダゾール、−アリール、−置換アリール、−Ra、−NH2、−NRa2、−OH、−ORa、−Rc−CN、−Rc−ハロ、−NRbCORb、−Rc−NRb2、−RcRdから選択され;
Raは、直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルまたはアラルキニルであり;
Rbは、Hまたは直鎖、分岐鎖もしくは環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルもしくはアラルキニルであり;
Rcは、直鎖もしくは分岐鎖のC1〜C10アルキレン、アルケニレンまたはアルキニレンであり;
Rdは、−OH、−NH2、−ハロ、−CF3、−CN、−COORa、−SRbから選択される1つまたは複数の置換基を表し;
Reは、アシルであり;
ただし、前記化合物は少なくとも1つの基Aを含む)、
あるいは、その塩、水和物、プロドラッグ、異性体、互変異性体および/またはその誘導体と、薬剤として許容される担体とを含む医薬組成物。
【請求項41】
平滑筋細胞および/または線維芽細胞の機能と関連する状態の治療方法であって、式Iの化合物
【化11】
(式中、
R1およびR4は、それぞれH、Ra、−RcRd、−CN、−NO2、−ハロ、OH、−ORa、−OC(O)Raからなる群から選択され;
R2は、−ORb、−(Rc)n−ARb、−H、−Re、−RcRe、−CH=NOH、−CH=NORb、−CH=NNRb2、−OH、−SRb、−Rb、−CN、−RcRdおよび−ハロからなる群から選択され、式中、nは、0または1であり;
R3は、−OH、−ORa、−RcORb、−H、−エステル−Rbからなる群から選択され;
R5は、メチルであり;
R6は、−H、−OH、−ORbまたは−ハロであり;
Z’は、Aまたは>CH2、>C=O、>C=N−OH、>C=N−ORb、>C(Rb)−OH、>C(Rb)−CN、>C(Rb)−NRb2、>CRb2、>C=N−NH2、>C=N−NRb2、−O−、>N−Rb、>C(Rb)−Rc−ORb、>CRbRe、>CRb−NRbRe、>C=N−エステル−Raであり;
Z”は、Aまたは>C=O、>C(H)OH、>C=N−OH、>C=N−ORb、>C(Rb)−ORb、>C(Rb)−Rc−ORb、>C(H)−NRb2、>C(H)−ハロ、>CRb2、>C=N−エステル−Raであり;
Aは、>C=N−O−X、>C=N−O−Rc−X、>C=N−NH−Rc−X、>C=N−NH−X、>C=N−エステル−Xであり;
Xは、1つまたは複数の置換基Yによって置換された芳香族基であり、式中、Yは、−H、−NO2、−CN、−SO3H、−SO3Ra、−CO−Rb、−+NRb3、−CO2Rb、−ハロ、−CF3、−CCl3、テトラゾール、イミダゾール、−アリール、−置換アリール、−Ra、−NH2、−NRa2、−OH、−ORa、−Rc−CN、−Rc−ハロ、−NRbCORb、−Rc−NRb2、−RcRdから選択され;
Raは、直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルまたはアラルキニルであり;
Rbは、Hまたは直鎖、分岐鎖もしくは環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルもしくはアラルキニルであり;
Rcは、直鎖もしくは分岐鎖のC1〜C10アルキレン、アルケニレンまたはアルキニレンであり;
Rdは、−OH、−NH2、−ハロ、−CF3、−CN、−COORa、−SRbから選択される1つまたは複数の置換基を表し;
Reは、アシルであり;
ただし、前記化合物は少なくとも1つの基Aを含む)、
あるいは、その塩、水和物、プロドラッグ、異性体、互変異性体および/または誘導体の治療的有効量を、
それを必要とする対象に投与することを含む治療方法。
【請求項42】
前記平滑筋細胞および/または線維芽細胞の機能は細胞増殖である、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
前記平滑筋細胞および/または線維芽細胞の機能は細胞のサイトカイン発現である、請求項41に記載の方法。
【請求項44】
前記細胞のサイトカイン発現はGM−CSF発現である、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
前記平滑筋細胞および/または線維芽細胞の機能は細胞の細胞外マトリックス沈着である、請求項41に記載の方法。
【請求項46】
前記平滑筋細胞および/または線維芽細胞の機能は細胞収縮性である、請求項41に記載の方法。
【請求項47】
前記平滑筋細胞および/または線維芽細胞の機能は細胞移動である、請求項41に記載の方法。
【請求項48】
前記平滑筋細胞は気道平滑筋細胞である、請求項41に記載の方法。
【請求項49】
前記線維芽細胞は気道線維芽細胞である、請求項41に記載の方法。
【請求項50】
前記状態は気道過敏症である、請求項41に記載の方法。
【請求項51】
前記気道過敏症は喘息と関連する、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
前記状態は線維症である、請求項41に記載の方法。
【請求項53】
前記状態は肺線維症である、請求項41に記載の方法。
【請求項54】
炎症の治療方法であって、式Iの化合物
【化12】
(式中、
R1およびR4は、それぞれH、Ra、−RcRd、−CN、−NO2、−ハロ、OH、−ORa、−OC(O)Raからなる群から選択され;
R2は、−ORb、−(Rc)n−ARb、−H、−Re、−RcRe、−CH=NOH、−CH=NORb、−CH=NNRb2、−OH、−SRb、−Rb、−CN、−RcRdおよび−ハロからなる群から選択され、式中、nは、0または1であり;
R3は、−OH、−ORa、−RcORb、−H、−エステル−Rbからなる群から選択され;
R5は、メチルであり;
R6は、−H、−OH、−ORbまたは−ハロであり;
Z’は、Aまたは>CH2、>C=O、>C=N−OH、>C=N−ORb、>C(Rb)−OH、>C(Rb)−CN、>C(Rb)−NRb2、>CRb2、>C=N−NH2、>C=N−NRb2、−O−、>N−Rb、>C(Rb)−Rc−ORb、>CRbRe、>CRb−NRbRe、>C=N−エステル−Raであり;
Z”は、Aまたは>C=O、>C(H)OH、>C=N−OH、>C=N−ORb、>C(Rb)−ORb、>C(Rb)−Rc−ORb、>C(H)−NRb2、>C(H)−ハロ、>CRb2、>C=N−エステル−Raであり;
Aは、>C=N−O−X、>C=N−O−Rc−X、>C=N−NH−Rc−X、>C=N−NH−X、>C=N−エステル−Xであり;
Xは、1つまたは複数の置換基Yによって置換された芳香族基であり、式中、Yは、−H、−NO2、−CN、−SO3H、−SO3Ra、−CO−Rb、−+NRb3、−CO2Rb、−ハロ、−CF3、−CCl3、テトラゾール、イミダゾール、−アリール、−置換アリール、−Ra、−NH2、−NRa2、−OH、−ORa、−Rc−CN、−Rc−ハロ、−NRbCORb、−Rc−NRb2、−RcRdから選択され;
Raは、直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルまたはアラルキニルであり;
Rbは、Hまたは直鎖、分岐鎖もしくは環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルもしくはアラルキニルであり;
Rcは、直鎖もしくは分岐鎖のC1〜C10アルキレン、アルケニレンまたはアルキニレンであり;
Rdは、−OH、−NH2、−ハロ、−CF3、−CN、−COORa、−SRbから選択される1つまたは複数の置換基を表し;
Reは、アシルであり;
ただし、前記化合物は少なくとも1つの基Aを含む)、
あるいは、その塩、水和物、プロドラッグ、異性体、互変異性体および/または誘導体の治療的有効量を、
それを必要とする対象に投与することを含む治療方法。
【請求項55】
平滑筋細胞および/または線維芽細胞の機能と関連した状態の治療薬の製造における、式Iの化合物
【化13】
(式中、
R1およびR4は、それぞれH、Ra、−RcRd、−CN、−NO2、−ハロ、OH、−ORa、−OC(O)Raからなる群から選択され;
R2は、−ORb、−(Rc)n−ARb、−H、−Re、−RcRe、−CH=NOH、−CH=NORb、−CH=NNRb2、−OH、−SRb、−Rb、−CN、−RcRdおよび−ハロからなる群から選択され、式中、nは、0または1であり;
R3は、−OH、−ORa、−RcORb、−H、−エステル−Rbからなる群から選択され;
R5は、メチルであり;
R6は、−H、−OH、−ORbまたは−ハロであり;
Z’は、Aまたは>CH2、>C=O、>C=N−OH、>C=N−ORb、>C(Rb)−OH、>C(Rb)−CN、>C(Rb)−NRb2、>CRb2、>C=N−NH2、>C=N−NRb2、−O−、>N−Rb、>C(Rb)−Rc−ORb、>CRbRe、>CRb−NRbRe、>C=N−エステル−Raであり;
Z”は、Aまたは>C=O、>C(H)OH、>C=N−OH、>C=N−ORb、>C(Rb)−ORb、>C(Rb)−Rc−ORb、>C(H)−NRb2、>C(H)−ハロ、>CRb2、>C=N−エステル−Raであり;
Aは、>C=N−O−X、>C=N−O−Rc−X、>C=N−NH−Rc−X、>C=N−NH−X、>C=N−エステル−Xであり;
Xは、1つまたは複数の置換基Yによって置換された芳香族基であり、式中、Yは、−H、−NO2、−CN、−SO3H、−SO3Ra、−CO−Rb、−+NRb3、−CO2Rb、−ハロ、−CF3、−CCl3、テトラゾール、イミダゾール、−アリール、−置換アリール、−Ra、−NH2、−NRa2、−OH、−ORa、−Rc−CN、−Rc−ハロ、−NRbCORb、−Rc−NRb2、−RcRdから選択され;
Raは、直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルまたはアラルキニルであり;
Rbは、Hまたは直鎖、分岐鎖もしくは環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルもしくはアラルキニルであり;
Rcは、直鎖もしくは分岐鎖のC1〜C10アルキレン、アルケニレンまたはアルキニレンであり;
Rdは、−OH、−NH2、−ハロ、−CF3、−CN、−COORa、−SRbから選択される1つまたは複数の置換基を表し;
Reは、アシルであり;
ただし、前記化合物は少なくとも1つの基Aを含む)、
あるいは、その塩、水和物、プロドラッグ、異性体、互変異性体および/または誘導体の使用。
【請求項56】
炎症状態の治療薬の製造における、式Iの化合物
【化14】
(式中、
R1およびR4は、それぞれH、Ra、−RcRd、−CN、−NO2、−ハロ、OH、−ORa、−OC(O)Raからなる群から選択され;
R2は、−ORb、−(Rc)n−ARb、−H、−Re、−RcRe、−CH=NOH、−CH=NORb、−CH=NNRb2、−OH、−SRb、−Rb、−CN、−RcRdおよび−ハロからなる群から選択され、式中、nは、0または1であり;
R3は、−OH、−ORa、−RcORb、−H、−エステル−Rbからなる群から選択され;
R5は、メチルであり;
R6は、−H、−OH、−ORbまたは−ハロであり;
Z’は、Aまたは>CH2、>C=O、>C=N−OH、>C=N−ORb、>C(Rb)−OH、>C(Rb)−CN、>C(Rb)−NRb2、>CRb2、>C=N−NH2、>C=N−NRb2、−O−、>N−Rb、>C(Rb)−Rc−ORb、>CRbRe、>CRb−NRbRe、>C=N−エステル−Raであり;
Z”は、Aまたは>C=O、>C(H)OH、>C=N−OH、>C=N−ORb、>C(Rb)−ORb、>C(Rb)−Rc−ORb、>C(H)−NRb2、>C(H)−ハロ、>CRb2、>C=N−エステル−Raであり;
Aは、>C=N−O−X、>C=N−O−Rc−X、>C=N−NH−Rc−X、>C=N−NH−X、>C=N−エステル−Xであり;
Xは、1つまたは複数の置換基Yによって置換された芳香族基であり、式中、Yは、−H、−NO2、−CN、−SO3H、−SO3Ra、−CO−Rb、−+NRb3、−CO2Rb、−ハロ、−CF3、−CCl3、テトラゾール、イミダゾール、−アリール、−置換アリール、−Ra、−NH2、−NRa2、−OH、−ORa、−Rc−CN、−Rc−ハロ、−NRbCORb、−Rc−NRb2、−RcRdから選択され;
Raは、直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルまたはアラルキニルであり;
Rbは、Hまたは直鎖、分岐鎖もしくは環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルもしくはアラルキニルであり;
Rcは、直鎖もしくは分岐鎖のC1〜C10アルキレン、アルケニレンまたはアルキニレンであり;
Rdは、−OH、−NH2、−ハロ、−CF3、−CN、−COORa、−SRbから選択される1つまたは複数の置換基を表し;
Reは、アシルであり;
ただし、前記化合物は少なくとも1つの基Aを含む)、
あるいは、その塩、水和物、プロドラッグ、異性体、互変異性体および/または誘導体の使用。
【請求項57】
平滑筋細胞および/または線維芽細胞の機能の調整剤としての、式Iの化合物
【化15】
(式中、
R1およびR4は、それぞれH、Ra、−RcRd、−CN、−NO2、−ハロ、OH、−ORa、−OC(O)Raからなる群から選択され;
R2は、−ORb、−(Rc)n−ARb、−H、−Re、−RcRe、−CH=NOH、−CH=NORb、−CH=NNRb2、−OH、−SRb、−Rb、−CN、−RcRdおよび−ハロからなる群から選択され、式中、nは、0または1であり;
R3は、−OH、−ORa、−RcORb、−H、−エステル−Rbからなる群から選択され;
R5は、メチルであり;
R6は、−H、−OH、−ORbまたは−ハロであり;
Z’は、Aまたは>CH2、>C=O、>C=N−OH、>C=N−ORb、>C(Rb)−OH、>C(Rb)−CN、>C(Rb)−NRb2、>CRb2、>C=N−NH2、>C=N−NRb2、−O−、>N−Rb、>C(Rb)−Rc−ORb、>CRbRe、>CRb−NRbRe、>C=N−エステル−Raであり;
Z”は、Aまたは>C=O、>C(H)OH、>C=N−OH、>C=N−ORb、>C(Rb)−ORb、>C(Rb)−Rc−ORb、>C(H)−NRb2、>C(H)−ハロ、>CRb2、>C=N−エステル−Raであり;
Aは、>C=N−O−X、>C=N−O−Rc−X、>C=N−NH−Rc−X、>C=N−NH−X、>C=N−エステル−Xであり;
Xは、1つまたは複数の置換基Yによって置換された芳香族基であり、式中、Yは、−H、−NO2、−CN、−SO3H、−SO3Ra、−CO−Rb、−+NRb3、−CO2Rb、−ハロ、−CF3、−CCl3、テトラゾール、イミダゾール、−アリール、−置換アリール、−Ra、−NH2、−NRa2、−OH、−ORa、−Rc−CN、−Rc−ハロ、−NRbCORb、−Rc−NRb2、−RcRdから選択され;
Raは、直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルまたはアラルキニルであり;
Rbは、Hまたは直鎖、分岐鎖もしくは環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルもしくはアラルキニルであり;
Rcは、直鎖もしくは分岐鎖のC1〜C10アルキレン、アルケニレンまたはアルキニレンであり;
Rdは、−OH、−NH2、−ハロ、−CF3、−CN、−COORa、−SRbから選択される1つまたは複数の置換基を表し;
Reは、アシルであり;
ただし、前記化合物は少なくとも1つの基Aを含む)、
あるいは、その塩、水和物、プロドラッグ、異性体、互変異性体および/または誘導体の使用。
【請求項58】
炎症状態の治療薬としての、式Iの化合物
【化16】
(式中、
R1およびR4は、それぞれH、Ra、−RcRd、−CN、−NO2、−ハロ、OH、−ORa、−OC(O)Raからなる群から選択され;
R2は、−ORb、−(Rc)n−ARb、−H、−Re、−RcRe、−CH=NOH、−CH=NORb、−CH=NNRb2、−OH、−SRb、−Rb、−CN、−RcRdおよび−ハロからなる群から選択され、式中、nは、0または1であり;
R3は、−OH、−ORa、−RcORb、−H、−エステル−Rbからなる群から選択され;
R5は、メチルであり;
R6は、−H、−OH、−ORbまたは−ハロであり;
Z’は、Aまたは>CH2、>C=O、>C=N−OH、>C=N−ORb、>C(Rb)−OH、>C(Rb)−CN、>C(Rb)−NRb2、>CRb2、>C=N−NH2、>C=N−NRb2、−O−、>N−Rb、>C(Rb)−Rc−ORb、>CRbRe、>CRb−NRbRe、>C=N−エステル−Raであり;
Z”は、Aまたは>C=O、>C(H)OH、>C=N−OH、>C=N−ORb、>C(Rb)−ORb、>C(Rb)−Rc−ORb、>C(H)−NRb2、>C(H)−ハロ、>CRb2、>C=N−エステル−Raであり;
Aは、>C=N−O−X、>C=N−O−Rc−X、>C=N−NH−Rc−X、>C=N−NH−X、>C=N−エステル−Xであり;
Xは、1つまたは複数の置換基Yによって置換された芳香族基であり、式中、Yは、−H、−NO2、−CN、−SO3H、−SO3Ra、−CO−Rb、−+NRb3、−CO2Rb、−ハロ、−CF3、−CCl3、テトラゾール、イミダゾール、−アリール、−置換アリール、−Ra、−NH2、−NRa2、−OH、−ORa、−Rc−CN、−Rc−ハロ、−NRbCORb、−Rc−NRb2、−RcRdから選択され;
Raは、直鎖、分岐鎖または環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルまたはアラルキニルであり;
Rbは、Hまたは直鎖、分岐鎖もしくは環状のアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル、アラルケニルもしくはアラルキニルであり;
Rcは、直鎖もしくは分岐鎖のC1〜C10アルキレン、アルケニレンまたはアルキニレンであり;
Rdは、−OH、−NH2、−ハロ、−CF3、−CN、−COORa、−SRbから選択される1つまたは複数の置換基を表し;
Reは、アシルであり;
ただし、前記化合物は少なくとも1つの基Aを含む)、
あるいは、その塩、水和物、プロドラッグ、異性体、互変異性体および/または誘導体の使用。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公表番号】特表2006−528207(P2006−528207A)
【公表日】平成18年12月14日(2006.12.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−529438(P2006−529438)
【出願日】平成16年5月13日(2004.5.13)
【国際出願番号】PCT/AU2004/000630
【国際公開番号】WO2004/101595
【国際公開日】平成16年11月25日(2004.11.25)
【出願人】(505411527)クリプトファーマ ピーティーワイ リミテッド (1)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成18年12月14日(2006.12.14)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年5月13日(2004.5.13)
【国際出願番号】PCT/AU2004/000630
【国際公開番号】WO2004/101595
【国際公開日】平成16年11月25日(2004.11.25)
【出願人】(505411527)クリプトファーマ ピーティーワイ リミテッド (1)
【Fターム(参考)】
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