説明

エレベータのかごドア及び乗り場ドア用の連結装置

本発明は、かごドア(5)と一体になっているカム(3)を動かし、乗り場ドア(13)と一体になっているとともにカム(3)と係合する連結プレート(11)を用いて、乗り場の正面の乗り場ドア(13)を動かし、かごを動かすことができるように、ドア閉と同時にこれらのドア(5、13)を機械的かつ電気的に鎖錠する連結装置において、カム(3)は、該カム(3)の互いの間隔を変えられるようにかごドア(5)上に移動可能に取り付けられ、かつかごドア駆動ベルト(19)から独立しており、さらに、間隔を変えるように該カム(3)を動かす部品(7)を備え、この部品(7)は、かごドア(5)に取り付けられるとともに、該駆動ベルト(19)及びカム(3)の1つに接続され、該部品(7)は、ドア開のときに連結プレート(11)を開錠して乗り場ドア(13)と駆動連結し、ドア閉のときに該プレート(11)を鎖錠することをそれぞれ可能にするために、駆動ベルト(19)の小幅なオーバトラベルに対して相対的に大きな変位でもって該カム(3)を他方のカム(3)の方向或いは離間方向に動かすことを特徴とするエレベータのかごドア(5)及び乗り場ドア(13)用の連結装置に関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エレベータのかごドア及び乗り場ドア用の連結装置に関し、特にドア開閉時にドア駆動機構がオーバトラベルして動く形式のかごドア及び乗り場ドア用の連結装置に関する。
【背景技術】
【0002】
この種のかごドア及び乗り場ドア用の連結装置は、ドア連結カムのヒンジ部品を用いることで知られており、この部品は、かごドア駆動ベルト及び乗り場ドア駆動カムに接続されるとともに、ドア開時にはカムを互いに離間させ、ドア閉時には互いに接近させるように動かす。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、このヒンジ部品は、一方でカムが動き、また他方でドアが動くときに、特にドアパネルが重いときに、最終的に該ヒンジ部品が破損してしまう高いねじり応力を受ける。さらに、ヒンジ部品のほぼT型の形状により、該ヒンジ部品は、カムを動かしひいてはドア連結プレートの機械的かつ電気的な鎖錠または開錠を可能にするために、低速でベルトを大きくオーバトラベルさせる必要がある。鎖錠または開錠のためのオーバトラベルの時間は、比較的長く、ドアパネルの移動時間に加えて約0.5〜1秒を要するとともに、エレベータの輸送管理に不都合であり、また乗客の待ち時間及び移動時間についても不都合である。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、これらの欠点を解消することを目的としており、かごドアと一体になっているカムを動かし、乗り場ドアと一体になっているとともにカムと係合する連結プレートを用いて、乗り場の正面の乗り場ドアを動かし、かごを動かすことができるように、ドア閉と同時にドアを機械的かつ電気的に鎖錠する連結装置において、これらのカムは、該カムの互いの間隔を変えられるようにかごドア上に移動可能に取り付けられ、かつかごドア駆動ベルトから独立しており、さらにこれらのカムは、かごドアに取り付けられるとともに、駆動ベルト及びカムの1つに接続され、間隔を変えるように該カムを動かす部品を備え、この部品は、ドア開のときに連結プレートを開錠して乗り場ドアと駆動連結し、ドア閉のときに該プレートを鎖錠することをそれぞれ可能にするために、駆動ベルトの小幅なオーバトラベルに対して相対的に大きな変位でもってこのカムを他方のカムの方向或いは離間方向に動かすように、該カムに、てこの作用を与えることを特徴とするエレベータのかごドア及び乗り場ドア用の連結装置を提供する。
【0005】
これらのカムを動かす該部品は、かごドア支持トロリパネルにヒンジ結合され、また取り付けタブによって、ドア駆動ベルトならびに被駆動カムにヒンジ結合されたコネクティングロッドである。
【0006】
このコネクティングロッドの駆動ベルトへの取付点からトロリパネル上の該ロッドのヒンジ結合点までの距離と、該コネクティングロッドのヒンジ結合点からカムへの取付点までの距離との間の比率は、1より小さく、この比率は、該コネクティングロッドの長さに応じて変化するとともに、ほぼ1/3以下である。この距離の比率は、概ね7/30に等しく、これによってドアの開閉に対して駆動ベルトが7mmオーバトラベルすることによって、カムがさらに30mmそれぞれ互いの方向にもしくは離れて動く。
【0007】
乗り場ドア連結プレートを機械的かつ電気的に開錠するカムの開放位置は、カム駆動コネクティングロッドもしくは被駆動カムを最終駆動位置に機械的に係合するロック部材によって、この連結プレートを開錠状態に維持するように、該カムの間の適切な間隔を保持する所定の位置に固定される。また、カムの開放位置は、好ましくはコネクティングロッドに当接する最終位置のストッパならびに、自動的にスナップ係合して該コネクティングロッドを所定の位置にロックする対応するフック部材によって、所定の位置にロックされ、ドアが開閉するときに、かごドア駆動ベルトが一定の長さを越えてオーバトラベルすると同時に、これらの部材が係合する。
【0008】
これらのカムは、上方及び下方の2つのコネクティングロッドの組によって、かごドア上にカムの互いの間隔を変えられるように、移動可能に取り付けられており、これらのコネクティングロッドは、縦向きの平行四辺形となるようにヒンジ結合され、また該コネクティングロッドの中央においてかごドアに接続され、かつ該ロッドの終端部において該カムに接続され、駆動ロッドに接続されたカムの移動が、カム駆動コネクティングロッドの対応する終端部のヒンジ結合点の移動と協調する。
【0009】
カム駆動コネクティングロッドは、互いにヒンジ結合された2つのコネクティングロッドの組と交換することが可能であり、第1のコネクティングロッドは、駆動ベルトに接続されるとともにかごドアにヒンジ結合され、また別のコネクティングロッドが、被駆動カムに接続され、これにより該カムが容易に協調して動く。
【0010】
乗り場ドア連結プレート即ちロックプレートは、従来のものであるとともに、該プレートは、両側のカムの上方をそれぞれ転がる2つのローラと、ドア閉時にカムが接近するときに作用し、ドア開時に該カムが離れて動くときに開放される捕捉ピッキング部材と、該ピッキング部材と同様に作動し、かつエレベータかご制御回路を閉じる電気的に乗り場ドアを鎖錠する接触部材と、を備える。
【0011】
また、本発明は、上述のかごドア及び乗り場ドア用の連結装置を備えるエレベータに関する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
図1〜図3を参照すると、本発明のエレベータのかごドア及び乗り場ドア用の連結装置1は、基本的に、エレベータかごドア5上にヒンジ形式に取り付けられ、かつ間隔が変化する2つの垂直な細長いカム3と、この間隔を変えるように該カム3を動かすコネクティングロッド7と、カム位置ロック装置9と、エレベータかごの各乗り場の停止位置においてかごドア5の向かい側に位置するように乗り場ドア13に取り付けられ、かつカム3に係合する連結プレート11(図4)と、を備える。
【0013】
細長いカム3は、かごドア5と一体の上方のトロリパネル15即ち“かごドアハンガ”に正確に取り付けられている。上記トロリパネル15は、かごドア5のパネルを支持しており、かごの開口部の上方に配置されたかごと一体の水平方向のレール(図示せず)上を転がるように駆動される。これらのカム3は、2つの同一のコネクティングロッド17によって、トロリパネル15に取り付けられ、これらのロッド17は、該ロッド17の中心においてこのトロリパネル15にヒンジ結合されるとともに、該ロッド17の端部においてカム3に平行四辺形の配列になるようにヒンジ結合される。故に、カム3は、間隔を変えられるように平行な配列に支持され、また2つの平行なコネクティングロッド17によって互いに接続される。この間隔は、コネクティングロッド17の向きに応じて変動する。該ロッド17の向きは、カム3が最大の間隔になる位置に存在するときに垂直方向に対し実質的に45°未満になり、また該カム3が最小の間隔になる位置に存在するときに、垂直方向に対し30°になる。
【0014】
コネクティングロッド7は、カム3を支持しているロッド17より若干長く、また取付タブ21によって、かごドアアクチュエータの駆動ベルト19に接続される。該ロッド7は、この取付タブ21にヒンジ結合される。このコネクティングロッド7は、該ロッド7の長さの実質的に3分の1の長さの位置においてトロリパネル15の上部にヒンジ結合され、また他方においては、横向きのタブ23によって、2つのカム3のうちの1つである図の右側のカムに取り付けられる。コネクティングロッド7は、この横向きのタブ23にヒンジ結合される。このコネクティングロッド7は、カム3と接続しているコネクティングロッド17と実質的に平行である。コネクティングロッド7のヒンジ結合点から該ロッド7の各終端部のヒンジ結合点までの長さの比率は、約1/2であり、ヒンジ結合点からカム3までの長さは、該ヒンジ結合点からベルト19までの長さの約2倍長い。この構成によって、ベルト19が減速した速度でオーバトラベルする間のベルト19の変位に対し、互いに離間もしくは接近するカムの変位が拡大する。カム3は、ドア開時には、その最大間隔(図1)へ向けて、近接状態(図2)から互いに離れる(図3)ように駆動され、また逆に、ドア閉時には、図2の状態へ向けて互いに接近するように駆動されるが、かごドア5が当接して止められることにより、ベルト19がオーバトラベルする。この過程においては、かごドア5及び乗り場ドア13を開けることができるように、カム3の離間方向の駆動、ひいては連結プレート11の開錠は、短時間で行われる。互いのカム3からの移動は、ほぼ瞬間的なものであるのに対し、上述のような従来の連結装置においては、0.5〜1秒を要する。また逆に、後述のようにかごドア5及び乗り場ドア13が閉じるときに、連結プレート11の敏速な機械的かつ電気的な鎖錠ができるように、カム3の近接方向の駆動も短時間で行われる。
【0015】
カム位置ロック装置9は、カム3の一方に取り付けられて最小間隔の位置(16mm)において他方のカム3が当接する発泡体のパッド25を有するとともに、カム3の間の最大間隔の位置(46mm)において駆動ロッド7が当接するゴム製のパッドでできているストッパ27と、ストッパ27に当接した位置にコネクティングロッド7を保持するように、該ロッド7の終端部の下を係止するラッチ部材29との組を有する。ラッチ部材29は、トロリパネル15に回転するように取り付けられ、軸上のコイルばねによって元の位置に戻り、かつ係止位置においてコネクティングロッド7の方向に回転する。これに対し、ドア5、13が閉じると、かご枠正確にはかごの鴨居と一体になっている固定式のロッド31が、フックから離れた上端部に接触し、ロックを開放して、カム3を互いの向きに動かすことができるようにする。
【0016】
カム3の開放は、該カム3に対して外側に配置され、トロリパネル15に取り付けられ、かつ該カム3の1つに接続されたコイルばね33によって支援されることに留意しなければならない。またこのコイルばね33によって、コネクティングロッド7、17の遊びが吸収され、これにより作動時の振動ならびに騒音が抑制される。
【0017】
図4に示された連結プレート11は、一般的なものである。連結プレート11は、静止ローラ35ならびに可動ローラ37とともに乗り場ドア13にヒンジ結合されており、上記可動ローラ37は、一方の終端部においてカウンタウェイト41を支持し、かつ反対側の終端部において電気接点43を有するヒンジ部39と一体になっている。カウンタウェイト41は重力によって、ヒンジ部39及び可動ローラ37を静止ローラ35に近接させ、接点部材43を相補的な電気レセプタクル45に係合させて回路を閉じる。そして、横方向に切り欠かれたフック部47が、相補的な静止フック49に係合する。
【0018】
ローラ35、37は、カム3が互いに離れたときに、カム3の両側に接近し、対応するカム3に接触して移動したローラ37によってヒンジ部39が押し戻され、カウンタウェイト41は、再度上方に移動する。ヒンジ部39がフック49を開放して、かご制御回路を開くように電気レセプタクル45から接点部材43を移動させる。これにより、連結プレート11が開錠され、乗り場ドア13が、該ドア13の向かい側のかごドア5と同時にかつ遊びなく移動することができるようになる。
【0019】
この装置の動作を説明している上述の説明を続ける。
【0020】
かごドア5及び乗り場ドア13の連結状態から説明を始めると、連結状態では、これらのドア5、13が開いており、カム3が離れていて、開錠された乗り場ドア13の連結プレート11(図4)によって、該ドア5、13が一緒にドア閉方向へ向けて(図1)動く。かごドアパネル5が閉位置で当接して停止すると、連結装置は、ドア閉と同時に状態が変化する。その時点で、オーバトラベルするベルト19は、コネクティングロッド7をカム3が互いに接近する(図3)方向に短い距離だけ低速で動かす。両カム3がパッド25に接触(図2)するまで互いに近づけるように該カム3を約30mm移動させるために、コネクティングロッド7を、約5〜10mm移動させる。これにより連結プレート11が、フック47によって機械的に鎖錠され、ドア枠に乗り場ドア13が固定されるとともに、接点部材43により電気的なかご制御回路が閉じられて、エレベータかごの更なる移動を制御することができるようになる。
【0021】
これらのドア5、13は、上述の手順の逆順に従って開く。
【0022】
本発明は、上記の説明に限定されず、かごドアのカム以外の他の構成について種々の設計をすることができる。例えば、1つの移動可能なカムのみが、駆動ロッドに接続され、或いは広がって離れた位置にカムが直接ロックされる可能性がある。或いは2つの連接した部品でできている駆動ロッドが用いられる可能性があり、1つのロッドが、駆動ベルト及びかごドアにヒンジ結合されるとともに、別のロッドが、被駆動カムに接続される。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】ドア開のときの操作上の連結位置における本発明によるエレベータ用のかごドア―乗り場ドア連結装置の正面図。
【図2】ドア閉になるようにロックプレートがロックしている状態での非連結位置におけるドア連結装置を示す図1と同様の図。
【図3】ドア駆動ベルトがオーバトラベルしている間の、非連結時のドア連結装置の図。
【図4】開錠位置における連結プレートの正面図。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
エレベータのかごドア(5)及び乗り場ドア(13)用の連結装置であって、
上記かごドア(5)と一体になっているカム(3)を動かし、
上記乗り場ドア(13)と一体になっているとともに上記カム(3)と係合する連結プレート(11)を用いて、乗り場の正面の乗り場ドア(13)を動かし、
かごを動かすことができるように、ドア閉と同時に上記ドア(5、13)を機械的かつ電気的に鎖錠する連結装置において、
上記カム(3)は、該カム(3)の互いの間隔を変えられるように上記かごドア(5)上に移動可能に取り付けられ、かつかごドア駆動ベルト(19)から独立しており、
さらに上記かごドア(5)に取り付けられるとともに、上記駆動ベルト(19)及びカム(3)の1つに接続され、間隔を変えるように該カム(3)を動かす部品(7)を備え、
上記部品(7)は、ドア開のときに上記連結プレート(11)を開錠して上記乗り場ドア(13)と駆動連結し、ドア閉のときに該プレート(11)を鎖錠することをそれぞれ可能にするために、上記駆動ベルト(19)の小幅なオーバトラベルに対して相対的に大きな変位でもって上記カム(3)を他方のカム(3)の方向或いは離間方向に動かすように、上記カム(3)に、てこの作用を与えることを特徴とする連結装置。
【請求項2】
上記カム(3)を動かす上記部品(7)は、かごドア支持トロリパネル(15)にヒンジ結合され、また取り付けタブ(21)によって、上記ドア駆動ベルト(19)ならびに上記被駆動カム(3)にヒンジ結合されたコネクティングロッドであることを特徴とする請求項1に記載の連結装置。
【請求項3】
上記コネクティングロッド(7)の上記駆動ベルト(19)への取付点から上記トロリパネル(15)上の該ロッド(7)のヒンジ結合点までの距離と、上記コネクティングロッド(7)のヒンジ結合点から上記カム(3)への取付点までの距離との間の比率は、1より小さく、この比率は、上記コネクティングロッドの長さに応じて変化するとともに、ほぼ1/3以下であることを特徴とする請求項2に記載の連結装置。
【請求項4】
上記の距離の比率は、概ね7/30に等しく、これによって上記ドア(5、13)の開閉に対して上記駆動ベルト(19)が7mmオーバトラベルすることによって、上記カム(3)がさらに30mmそれぞれ互いの方向にもしくは離れて動くことを特徴とする請求項3に記載の連結装置。
【請求項5】
上記連結プレート(11)を機械的かつ電気的に開錠する上記カム(3)の開放位置は、カム駆動コネクティングロッド(7)もしくは上記被駆動カム(3)を最終駆動位置に機械的に係合するロック部材(9)によって、上記連結プレート(11)を開錠状態に維持するように、該カム(3)の間の適切な間隔を保持する所定の位置に固定されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の連結装置。
【請求項6】
上記カム(3)の開放位置は、上記コネクティングロッド(7)に当接する最終位置のストッパ(27)ならびに、自動的にスナップ係合して上記コネクティングロッド(7)を所定の位置にロックする対応するフック部材(29)によって、所定の位置にロックされ、上記ドア(5、13)が開閉するときに、かごドア駆動ベルト(19)が一定の長さを越えてオーバトラベルすると同時に、これらの部材(27、29)が係合することを特徴とする請求項5に記載の連結装置。
【請求項7】
上記カム(3)は、上方及び下方の2つのコネクティングロッド(17)の組によって、上記かごドア(5)上に該カム(3)の互いの間隔を変えられるように、移動可能に取り付けられており、これらのコネクティングロッド(17)は、縦向きの平行四辺形となるようにヒンジ結合され、また該コネクティングロッド(17)の中央において上記かごドア(5)に接続され、かつ該ロッド(17)の終端部において上記カム(3)に接続され、上記駆動ロッド(7)に接続された上記カム(3)の移動が、カム(3)駆動コネクティングロッド(7)の対応する終端部のヒンジ結合点の移動と協調することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の連結装置。
【請求項8】
カム駆動コネクティングロッド(7)は、互いにヒンジ結合された2つのコネクティングロッドの組と交換することが可能であり、第1のコネクティングロッドは、上記かごドア(5)にヒンジ結合されるとともに上記駆動ベルト(19)に接続され、第2のコネクティングロッドは、上記被駆動カム(3)に接続され、これにより上記カム(3)が容易に協調して動くことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の連結装置。
【請求項9】
乗り場ドア連結プレート(11)は、両側の上記カム(3)の上方をそれぞれ転がる2つのローラ(35、37)と、ドア(5、13)閉時に上記カム(3)が接近するときに作用し、ドア(5、13)開時に該カム(3)が離れて動くときに、開放される捕捉ピッキング部材(47、49)と、該ピッキング部材(47、49)と同様に作動し、かつエレベータかご制御回路を閉じる電気的に該乗り場ドア(13)を鎖錠する接触部材(43、45)と、を備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の連結装置。
【請求項10】
請求項1〜9のいずれかに記載のかごドア(5)及び乗り場ドア(13)用の連結装置(1)を備えることを特徴とするエレベータ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2007−530385(P2007−530385A)
【公表日】平成19年11月1日(2007.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−504492(P2007−504492)
【出願日】平成16年3月22日(2004.3.22)
【国際出願番号】PCT/IB2004/000917
【国際公開番号】WO2005/092772
【国際公開日】平成17年10月6日(2005.10.6)
【出願人】(591020353)オーチス エレベータ カンパニー (402)
【氏名又は名称原語表記】OTIS ELEVATOR COMPANY
【Fターム(参考)】