説明

オイルパンの製造方法

【課題】ダイスの強度不足等を回避することができるオイルパンの製造方法を提供する。
【解決手段】ボス取付孔4の中心軸線4aの方向を定めるダイス穴2aの中心軸線2bを、オイルパン底壁11に対して傾け、ダイス穴2aの中心軸線2bがオイルパン周壁1から離れるほどオイルパン底壁11から離れるようにすることにより、ダイス穴2aとオイルパン底壁11との間に位置するダイス底部2cの肉厚が、オイルパン周壁1から離れるにつれて増加するようにし、ドレインボス5の取付姿勢をボス取付孔4の中心軸線4aに対して傾けることにより、ドレインボス5が水平な姿勢となるようにし、ボス取付孔4は、ドレインボス5を取り付ける前の孔あけ加工により、ボス取付孔4の中心軸線4aに対して傾けた取付姿勢のドレインボス外周面9に沿う形状に形成している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、オイルパンの製造方法に関し、詳しくは、ダイスの強度不足等を回避することができるオイルパンの製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のオイルパンとして、オイルパン周壁にボス取付孔をあけ、このボス取付孔にドレインボスを内嵌したものがある(特許文献等1参照)。
また、従来の孔あけ加工方法として、ダイスとポンチを用いたものがある(特許文献等2参照)。
【0003】
オイルパンの製造方法に関する文献公知発明は知らないが、本発明者らは本発明に先立ち、特許文献等1、2等に基づいて、図2に示す第1試案例と図3に示す第2試案例とを試案した。
図2、図3に示すように、各試案例は、本発明と同様、オイルパン周壁(101)の内側にダイス(102)を配置し、外側にポンチ(103)を配置し、このダイス(102)とポンチ(103)による孔あけ加工で、オイルパン周壁(101)にボス取付孔(104)をあけ、このボス取付孔(104)にドレインボス(105)を内嵌させ、ボス取付孔周肉部分(107)とドレインボス外周面(109)とを固着させて、ドレインボス(105)をオイルパン周壁(101)に取り付け、このドレインボス(105)からオイルパン(110)内のオイルを抜くことができるようにし、このドレインボス(105)にプラグ(図外)を嵌脱自在に内嵌させるものである。
【0004】
一般のオイルパンは、特許文献1に見られるように、ドレインボスの姿勢がオイルパン底壁と平行であるため、図2に示す試案例1では、ドレインボス(105)の姿勢とともに、ボス取付孔(104)の中心軸線(104a)もオイルパン底壁(111)と平行にしたが、後述する問題1、2が生じることが分かった。
【0005】
この問題1、2を解決するため、図3に示す試案例2では、ドレインボス(105)の姿勢とともに、ボス取付孔(104)の中心軸線(104a)をオイルパン底壁(111)に対して傾け、ダイス穴(102a)の中心軸線(102b)がオイルパン周壁(101)から離れるほどオイルパン底壁(111)から離れるようにしたが、トレインボス(105)の姿勢をボス取付孔(104)の中心軸線(104a)と平行にしたため、後述する新たな問題3が生じることがわかった。
【0006】
【特許文献1】特開平10−196342号公報(図4参照)
【特許文献2】特開平10−263720号公報(図1参照)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記試案例では、次の問題がある。
《問題1》 試案例1ではダイスが強度不足となるおそれがある。
図2(A)に示すように、試案例1では、ボス取付孔(104)の中心軸線(104a)をオイルパン底壁(111)と平行にしたため、ボス取付孔(104)の中心軸線(104a)の方向を定めるダイス穴(102a)の中心軸線(102b)が、オイルパン底壁(111)と平行になり、ダイス孔(102a)とオイルパン底壁(111)との間に位置するダイス底部(102c)の肉厚が薄くなり、ダイス(102)が強度不足となるおそれがある。
【0008】
《問題2》 試案例1で上記問題1を避けようとすると、オイルパンを取り付けた機械の全高が高くなる。
試案例1で上記問題1を避けようとすると、ダイス底部(102c)の全体の肉厚を増加せざるを得ず、オイルパン底壁(111)が下方に大きく突出し、オイルパン(110)を取り付けた機械の全高が高くなる。
【0009】
《問題3》 試案例2では、オイルドレン時にオイルパンのオイル残量が多くなる。
図3に示す試案例2では、ボス取付孔(104)の中心軸線(104a)の方向を定めるダイス穴(102a)の中心軸線(102b)を、オイルパン底壁(111)に対して傾け、ダイス穴(102a)の中心軸線(102b)がオイルパン周壁(101)から離れるほどオイルパン底壁(111)から離れるようにすることにより、ダイス穴(102a)とオイルパン底壁(111)との間に位置するダイス底部(102c)の肉厚が、オイルパン周壁(1)から離れるにつれて増加するようにしたので、ダイス底部(102)の強度を高くすることができるうえ、オイルパン底壁(111)を下方に大きく突出させる必要がない。このため、上記問題1、2を解決できる。
しかし、トレインボス(105)の取付姿勢をボス取付孔(104)の中心軸線(104a)と平行にしたため、ドレインボス(105)の姿勢が水平な向きに対して大きく傾き、オイルドレン時にオイルパン(110)のオイル残量が多くなる。
【0010】
本発明は、上記問題点を解決することができるオイルパンの製造方法、すなわち、ダイスの強度不足等を回避することができるオイルパンの製造方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
請求項1に係る発明の発明特定事項は、次の通りである。
図1に例示するように、オイルパン周壁(1)の内側にダイス(2)を配置し、外側にポンチ(3)を配置し、このダイス(2)とポンチ(3)による孔あけ加工で、オイルパン周壁(1)にボス取付孔(4)をあけ、このボス取付孔(4)にドレインボス(5)を内嵌させ、ボス取付孔周肉部分(7)とドレインボス外周面(9)とを固着させて、ドレインボス(5)をオイルパン周壁(1)に取り付け、このドレインボス(5)からオイルパン(10)内のオイルを抜くことができるようにし、このドレインボス(5)にプラグを嵌脱自在に内嵌させる、オイルパンの製造方法において、
ボス取付孔(4)の中心軸線(4a)の方向を定めるダイス穴(2a)の中心軸線(2b)を、オイルパン底壁(11)に対して傾け、ダイス穴(2a)の中心軸線(2b)がオイルパン周壁(1)から離れるほどオイルパン底壁(11)から離れるようにすることにより、ダイス穴(2a)とオイルパン底壁(11)との間に位置するダイス底部(2c)の肉厚が、オイルパン周壁(1)から離れるにつれて増加するようにし、
ドレインボス(5)の取付姿勢をボス取付孔(4)の中心軸線(4a)に対して傾けることにより、ドレインボス(5)が水平な姿勢となるようにし、
ボス取付孔(4)は、ドレインボス(5)を取り付ける前の孔あけ加工により、ボス取付孔(4)の中心軸線(4a)に対して傾けた取付姿勢のドレインボス外周面(9)に沿う形状に形成している、ことを特徴とするオイルパンの製造方法。
【発明の効果】
【0012】
(請求項1または請求項2に係る発明)
《効果1》 ダイスの強度不足を回避することができる。
図1(A)に例示するように、ダイス穴(2a)とオイルパン底壁(11)との間に位置するダイス底部(2c)の肉厚が、オイルパン周壁(1)から離れるにつれて増加するようにしているので、ダイス底部(2c)の強度を高めることができ、ダイス(2)の強度不足を回避することができる。
【0013】
《効果2》 オイルパンを取り付けた機械の全高を低く維持できる。
ダイス(2)の強度不足を補うためにオイルパン底壁(11)を下方に突出させる必要がなく、オイルパン(10)を取り付けた機械の全高を低く維持できる。
【0014】
《効果3》 オイルドレン時のオイルパンのオイル残量を少なくできる。
請求項1に係る発明では、図1(A)に例示するように、ドレインボス(5)が水平な姿勢となるようにしているので、オイルドレン時のオイルパン(10)のオイル残量を少なくできる。請求項2に係る発明では、ドレインボス(5)が水平に近い姿勢となるようにしているので、オイルドレン時のオイルパン(10)のオイル残量を少なくできる。
【0015】
《効果4》 ボス取付孔周肉壁とドレインボス外周面との固着に支障は生じない。
図1(B)に例示するように、ボス取付孔(4)は、ボス取付孔(4)の中心軸線(4a)に対して傾けた取付姿勢のドレインボス外周面(9)に沿う形状に形成しているので、ボス取付孔周肉壁(7)とドレインボス外周面(9)との間に大きな隙間が生じることはなく、これらの固着に支障は生じない。
【0016】
(請求項3に係る発明)
請求項1または請求項2に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果5》 孔あけ加工の適正化を図ることができる。
図1(A)に例示するように、孔あけ加工の開始時にポンチ(3)が孔あけ開始用平坦面(12c)に直交する姿勢で当たるので、孔あけ加工の開始時にポンチ(3)の先端が加工面上で横滑りしにくく、孔あけ加工の適正化を図ることができる。
【0017】
《効果6》 孔あけ開始用平坦面を設けても、フランジ受け座の形成には支障が生じない。
孔あけ加工後は、受け座形成用平坦面(12b)のボス取付孔周肉部分(7)によって、ボス取付孔(4)の中心軸線(4a)に対して傾いたフランジ受け座(8)が形成されるようにしたので、孔あけ開始用平坦面(12c)を設けても、フランジ受け座(8)の形成には支障が生じない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施形態に係るオイルパンの製造方法を説明する図で、この実施形態では、エンジン用オイルパンの製造方法について説明する。
【0019】
本発明の実施形態の概要は、次の通りである。
図1(A)に示すように、オイルパン周壁(1)の内側にダイス(2)を配置し、外側にポンチ(3)を配置し、このダイス(2)とポンチ(3)による孔あけ加工で、オイルパン周壁(1)にボス取付孔(4)をあけ、このボス取付孔(4)にドレインボス(5)を内嵌させ、ボス取付孔周肉部分(7)とドレインボス外周面(9)とを固着させて、ドレインボス(5)をオイルパン周壁(1)に取り付け、このドレインボス(5)からオイルパン(10)内のオイルを抜くことができるようにし、このドレインボス(5)にプラグ(図外)を嵌脱自在に内嵌させる。
オイルパン(10)は板金製で、孔あけ加工はピアス加工である。ボス取付孔周肉部分(7)とドレインボス外周面(9)との固着は、溶接で行い、これらの隙間を封止している。これらの固着を接着剤による接着で行ってもよい。
【0020】
この実施形態の工夫は、次の通りである。
図1(A)に示すように、ボス取付孔(4)の中心軸線(4a)の方向を定めるダイス穴(2a)の中心軸線(2b)を、オイルパン底壁(11)に対して傾け、ダイス穴(2a)の中心軸線(2b)がオイルパン周壁(1)から離れるほどオイルパン底壁(11)から離れるようにすることにより、ダイス穴(2a)とオイルパン底壁(11)との間に位置するダイス底部(2c)の肉厚が、オイルパン周壁(1)から離れるにつれて増加するようにしている。
【0021】
ドレインボスの取付姿勢は、次の通りである。
図1(A)に示すように、ドレインボス(5)の取付姿勢をボス取付孔(4)の中心軸線(4a)に対して傾けることにより、ドレインボス(5)が水平な姿勢となるようにしている。ドレインボス(5)の取付姿勢は、水平な姿勢でなくてもよいが、ボス取付孔(4)の中心軸線(4a)よりも水平な姿勢に近づくようにする。
【0022】
ボス取付孔の形状は、次の通りである。
図1(B)に示すように、ボス取付孔(4)は、ドレインボス(5)を取り付ける前の孔あけ加工により、ボス取付孔(4)の中心軸線(4a)に対して傾けた取付姿勢のドレインボス外周面(9)に沿う形状に形成している。
【0023】
ボス取付孔の形成の工夫は、次の通りである。
図1(A)に示すように、ボス取付孔(4)にドレインボス(5)を水平な姿勢で取付ける必要上、図1(B)に示すように、トレインボス(5)の中心軸線(5a)と直交する投影図上、ボス取付孔(4)は、ドレインボス外周面(9)に沿う円形にする必要があるが、孔あけ加工は後述する折り曲げ面(12)に対して行うため、孔あけ加工方向、すなわちダイス穴(2a)の中心軸線(2b)と直交する投影図(図1(C)参照)上、ポンチ(3)とダイス穴(2a)の形状は、折り曲げ面(12)の折り曲げ境界(12d)で異なる部分楕円を継ぎ合わせた形状となる。図1(A)中の符号(13)はポンチ(3)とダイス穴(2a)の境界面であり、ポンチ(3)とダイス穴(2a)の軸直交断面は、この境界面(13)で異なる部分楕円を継ぎ合わせた形状となる。
【0024】
図1(A)に示すように、ドレインボス(5)の外端にフランジ(6)を設け、このフランジ(6)をドレインボス(5)の中心軸線(5a)と直交する向きとし、このフランジ(6)をオイルパン周壁(1)のフランジ受け座(8)に接当させて、ドレインボス(5)の取付姿勢を定めるに当たり、次のようにしている。
図1(A)(B)に示すように、オイルパン周壁(1)に折り曲げ面(12)を設け、この折り曲げ面(12)は、稜部(12a)を境界とする受け座形成用平坦面(12b)と孔あけ開始用平坦面(12c)とで形成している。
孔あけ開始用平坦面(12c)と直交する向きで、折り曲げ面(12)に孔あけ加工を行うことにより、孔あけ加工の開始時にポンチ(3)が孔あけ開始用平坦面(12c)に直交する姿勢で当たり、孔あけ加工後は、受け座形成用平坦面(12b)のボス取付孔周肉部分(7)によって、ボス取付孔(4)の中心軸線(4a)に対して傾いたフランジ受け座(8)が形成されるようにしている。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明の実施形態に係るエンジン用オイルパンの製造方法を説明する図で、図1(A)は要部の縦断側面図、図1(B)は図1(A)のB−B線断面図、図1(C)は図1(A)のC方向矢視図である。
【図2】試案例1に係るオイルパンの製造方法を説明する図で、図2(A)は要部の縦断側面図、図2(B)は図2(A)のB−B線断面図、図2(C)は図2(A)のC方向矢視図である。
【図3】試案例2に係るオイルパンの製造方法を説明する要部の縦断面図である。
【符号の説明】
【0026】
(1) オイルパン周壁
(2) ダイス
(2a) ダイス穴
(2b) 中心軸線
(2c) ダイス底部
(3) ポンチ
(4) ボス取付孔
(4a) 中心軸線
(5) ドレインボス
(5a) 中心軸線
(6) フランジ
(7) ボス取付孔周肉部分
(8) フランジ受け座
(9) ドレインボス外周面
(10) オイルパン
(11) オイルパン底壁
(12) 折り曲げ面
(12a) 稜部
(12b) 受け座形成用平坦面
(12c) 孔あけ開始用平坦面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
オイルパン周壁(1)の内側にダイス(2)を配置し、外側にポンチ(3)を配置し、このダイス(2)とポンチ(3)による孔あけ加工で、オイルパン周壁(1)にボス取付孔(4)をあけ、このボス取付孔(4)にドレインボス(5)を内嵌させ、ボス取付孔周肉部分(7)とドレインボス外周面(9)とを固着させて、ドレインボス(5)をオイルパン周壁(1)に取り付け、このドレインボス(5)からオイルパン(10)内のオイルを抜くことができるようにし、このドレインボス(5)にプラグを嵌脱自在に内嵌させる、オイルパンの製造方法において、
ボス取付孔(4)の中心軸線(4a)の方向を定めるダイス穴(2a)の中心軸線(2b)を、オイルパン底壁(11)に対して傾け、ダイス穴(2a)の中心軸線(2b)がオイルパン周壁(1)から離れるほどオイルパン底壁(11)から離れるようにすることにより、ダイス穴(2a)とオイルパン底壁(11)との間に位置するダイス底部(2c)の肉厚が、オイルパン周壁(1)から離れるにつれて増加するようにし、
ドレインボス(5)の取付姿勢をボス取付孔(4)の中心軸線(4a)に対して傾けることにより、ドレインボス(5)が水平な姿勢となるようにし、
ボス取付孔(4)は、ドレインボス(5)を取り付ける前の孔あけ加工により、ボス取付孔(4)の中心軸線(4a)に対して傾けた取付姿勢のドレインボス外周面(9)に沿う形状に形成している、ことを特徴とするオイルパンの製造方法。
【請求項2】
請求項1に記載したオイルパンの製造方法において、
ドレインボス(5)の取付姿勢をボス取付孔(4)の中心軸線(4a)に対して傾けることにより、ドレインボス(5)が水平な姿勢となるようにしたことに代えて、
ドレインボス(5)の取付姿勢をボス取付孔(4)の中心軸線(4a)に対して傾けることにより、ドレインボス(5)がボス取付孔(4)の中心軸線(4a)よりも水平な姿勢に近づくようにした、ことを特徴とするオイルパンの製造方法。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載したオイルパンの製造方法において、
ドレインボス(5)の外端にフランジ(6)を設け、このフランジ(6)をドレインボス(5)の中心軸線(5a)と直交する向きとし、このフランジ(6)をオイルパン周壁(1)のフランジ受け座(8)に接当させて、ドレインボス(5)の取付姿勢を定めるに当たり、
オイルパン周壁(1)に折り曲げ面(12)を設け、この折り曲げ面(12)は、稜部(12a)を境界とする受け座形成用平坦面(12b)と孔あけ開始用平坦面(12c)とで形成し、
孔あけ開始用平坦面(12c)と直交する向きで、折り曲げ面(12)に孔あけ加工を行うことにより、孔あけ加工の開始時にポンチ(3)が孔あけ開始用平坦面(12c)に直交する姿勢で当たり、孔あけ加工後は、受け座形成用平坦面(12b)のボス取付孔周肉部分(7)によって、ボス取付孔(4)の中心軸線(4a)に対して傾いたフランジ受け座(8)が形成されるようにした、ことを特徴とするオイルパンの製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−68353(P2009−68353A)
【公開日】平成21年4月2日(2009.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−234821(P2007−234821)
【出願日】平成19年9月11日(2007.9.11)
【出願人】(000001052)株式会社クボタ (4,415)
【Fターム(参考)】