説明

カラオケ施設のインターホンシステム

【課題】本発明は、カラオケ設備における管理ルームや歌唱ルームのそれぞれに備えられるインターホン間での送受話を行うインターホンシステムに関し、カラオケ施設における歌唱ルーム内の音量の如何に関わらず呼出音の認知向上を安価に図ることを目的とする。
【解決手段】カラオケ施設内にはインターホン通信網14が構築され、カラオケルームに設置されたカラオケ演奏装置22にはスピーカより出力される演奏楽曲の音量が調節される際に音量レベル信号を出力する信号出力手段を備えるもので、カラオケルームに設置されてインターホン通信網14に接続されるルームインターホン23が当該外部端子61より音量レベル信号を入力し、呼出音量設定手段39が当該音量レベル信号に基づいて呼出音量を調整する構成とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カラオケ設備における管理ルームや歌唱ルームのそれぞれに備えられるインターホン間での送受話を行うインターホンシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、カラオケ施設が至るところで開業されてきているなかで、当該施設内では複数の歌唱ルームが仕切られて管理ルームとの間で互いにインターホンにより必要内容の通話を行っているのが一般的である。この場合、歌唱ルーム内では歌唱や演奏の音量によって呼出音が聞き取りにくくなることから、周囲音量の如何に関わらず呼出音の認知向上を安価に図ることが望まれている。
【0003】
一般に、インターホン同士の通話は、騒音等の周囲の音量が大きいと相手側からの呼び出しに対する呼出音が聞き取りにくくなる。そのため、周囲の音量に対しても呼出音を聞き取りやすくする手法が、以下の特許文献で提案されている。
【0004】
下記特許文献1には、親機の周囲状況により親機から鳴動させる呼出音の音量を最適な音量に自動調節するためのインターホン装置が開示され、具体的には、玄関子機から親機を呼出して拡声スピーカから呼出音を鳴動させ、相互に通話のできるインターホン装置であって、親機は、玄関子機からの呼出時に人体感知センサで親機周辺の人の有無および騒音レベル検出回路で親機周辺の周囲騒音のレベルを検出して電子ボリュームを制御することにより拡声スピーカからの呼出音量を調節するためのCPUを有する構成が開示されている。
【0005】
【特許文献1】特開2002−261945号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上述のようにカラオケ施設における歌唱ルーム内では、音量を大として演奏や歌唱の迫力を増して楽しむことが一般的であり、当該歌唱ルーム内でインターホンを使用する場合に呼出音が聞き取りにくくなる傾向にある。しかしながら、これらカラオケ施設のインターホンシステムに上記特許文献1記載の呼出音に関する技術を応用させることは可能であるが、人体監視センサや騒音レベル検出回路を新たに配設しなければならないこととなって既存のシステムに容易に適用することができず、コスト高を招くという問題がある。
【0007】
そこで、本発明は上記課題に鑑みなされたもので、カラオケ施設における歌唱ルーム内の周囲音量の如何に関わらず呼出音の認知向上を安価に図るインターホンシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、請求項1の発明では、管理ルームおよび所定数の歌唱ルームを備えるカラオケ施設内に構築される送受話のためのインターホン通信網と、前記カラオケ施設内のそれぞれの歌唱ルームに設置され、歌唱者の要求に応じて対応の楽曲映像を表示手段に表示させると共に、増幅手段を介して対応の演奏楽曲を可変自在な音量でスピーカより出力させる通常のカラオケ機能を有し、当該増幅手段に対して操作された演奏楽曲の音量レベル信号を出力する信号出力手段を備えるカラオケ演奏装置と、前記カラオケ施設の管理ルームに設置されて前記インターホン通信網に接続される管理側インターホンと、前記カラオケ施設のそれぞれの歌唱ルームに設置されて前記インターホン通信網に接続されるもので、前記カラオケ演奏装置の前記信号出力手段より入力される前記音量レベル信号に基づいて呼出音量を調整する呼出音量設定手段を備えるルームインターホンと、を有する構成とする。
【0009】
請求項2、3の発明では、「前記カラオケ演奏装置の信号出力手段は、前記演奏楽曲のスピーカ出力時にのみ前記音量レベル信号を出力する」構成であり、
「前記ルームインターホンの呼出音量設定手段は、入力される前記音量レベル信号に比例させて呼出音量を調整する」構成である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、カラオケ施設内にはインターホン通信網が構築され、歌唱ルームに設置されたカラオケ演奏装置にはスピーカより出力される演奏楽曲の音量が調節される際に音量レベル信号を出力する信号出力手段を備えるもので、歌唱ルームに設置されてインターホン通信網に接続されるインターホンが当該信号出力手段より音量レベル信号を入力し、呼出音量設定手段が当該音量レベル信号に基づいて呼出音量を調整する構成とすることにより、歌唱ルーム内の音量の如何に関わらず呼出音認知を向上させることができ、新たにセンサや検出回路を設けることなく既存の設備の範囲内で適用することができ、安価に構成させることができるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の最良の実施形態を図により説明する。
図1に、本発明に係るカラオケ施設のインターホンシステムにおける全体構築の構成図を示す。図1において、インターホンシステム11は、カラオケ施設内に管理ルーム(応接のフロント等を含む)12および所定数の歌唱ルームであるカラオケルーム13が仕切られており、当施設内にはインターホン通信網14が構築される。上記管理ルーム12には管理側インターホン21が設置され、インターホン通信網14に接続される。
【0012】
上記カラオケルーム13には、それぞれカラオケ演奏装置22およびルームインターホン23が設置されるもので、カラオケ演奏装置22は、歌唱者の要求に応じて対応の楽曲映像を表示手段に表示させると共に、増幅手段(ミキシングアンプ)を介して対応の楽曲を可変自在な音量でスピーカより出力させる通常のカラオケ機能を有し、当該増幅手段に対して操作された音量レベル信号を出力する信号出力手段を備える(図3で説明するが、本実施形態では演奏楽曲のスピーカ出力時にのみ音量レベル信号を出力するものとする)。
【0013】
上記ルームインターホン23は、インターホン通信網14に接続されるもので、上記カラオケ演奏装置22の信号出力手段より入力される音量レベル信号に基づいて呼出音量を調整する呼出音量設定手段を備えるものである(図2で説明する)。なお、カラオケ演奏装置22の上記信号出力手段は、演奏楽曲等がスピーカより出力されていないときには、当該ルームインターホン23に対して無調整信号を出力するものとする。
【0014】
ここで、図2に、図1のルームインターホンのブロック構成図を示す。図2において、ルームインターホン23は、送受話のための制御回路31、増幅回路32、通信回路33、呼出用スピーカ34、送受話器35(受話スピーカ36、送話マイク37)および送受話フック38を備えるもので、従前のインターホンの構成部分と同様であり、説明を省略する。この場合、制御回路31および増幅回路32が本発明に関連する部分で機能が付加される。また、ルームインターホン23は、呼出音量設定手段である呼出音量設定回路39、インタフェース回路40および外部入力端子40Aを備える。
【0015】
ここで、上記外部入力端子40Aは、後述のカラオケ演奏装置22の信号出力手段(図3に示す外部端子)と信号線で接続され、インタフェース回路40を介して無調整信号または音量レベル信号を入力する。そして、上記呼出音量設定回路39が、カラオケ演奏装置22の信号出力手段(後述の外部端子)に接続されて入力される無調整信号または音量レベル信号に基づいて呼出音量を調整するためのレベル信号を生成する。
【0016】
例えば、無調整信号を入力した場合の利得設定のためのレベル信号は予め基準値として定めた基準増幅の利得とし、音量レベル信号を入力した場合の利得設定のためのレベル信号は当該基準増幅利得を基準に当該音量レベルに比例した利得とする。この場合、制御回路31は、呼出音量設定回路39からのレベル信号に基づいて増幅回路32の利得設定信号を生成し、増幅回路32に設けられる利得可変素子(例えばトランジスタ等)を制御して増幅回路32からの出力音量を変化させるものである。
【0017】
すなわち、上記ルームインターホン23は、まず、カラオケ演奏装置22より入力された無調整信号または音量レベル信号に基づいて上記のように呼出音量設定回路39において呼出音量を設定するレベル信号で増幅回路32の利得が設定される。そして、例えば管理側インターホン21よりインターホン通信網14を介して呼び出しがあると、当該呼出信号が通信回路33を介して制御回路31に入力され、増幅回路32において上記設定された利得で増幅させた呼出信号を呼出用スピーカ34より再生させるものである。
【0018】
なお、カラオケルーム13側の客が呼出音を認知して送受話器35を取ることによって送受話フック38がスイッチング(オンスイッチング、オフスイッチングのいずれでもよい)され、送受話器35の受話スピーカ36および送話マイク37より通話可能となる。ここでは、音量レベル信号と比例して増幅回路32の呼出音増幅の利得を高くする。なお、比例とは、音量レベル信号と呼出音量とを厳密な比例直線関係とする状態でもよいが、単に音量レベルが増えたときに適宜に呼出音量を大きくする程度のものでもよい。
【0019】
続いて、図3に、図1のカラオケ演奏装置のブロック構成図を示す。図3において、カラオケ演奏装置22は、処理回路基板で構成される処理装置41に対して、ミキシングアンプ42および当該ミキシングアンプ42に所定数のマイク43とスピーカ44が接続されると共に、操作パネル45、表示手段46および楽曲DB(データベース)47が信号線により接続され、無線式で遠隔入出力端末48が接続される。
【0020】
上記ミキシングアンプ42は、マイク43より入力した歌唱者の歌唱音声と、後述の音楽曲出力手段より送られてくる演奏対象の楽曲をミキシングし、増幅してスピーカ44より出力させる。上記操作パネル45は、演奏楽曲、歌唱音声に対する種々の調節を行うボタンやツマミ類が可変抵抗器等の電子素子に直結されたもので、エコーや左右バランス、スピーカ44からの出力音量のボリウム等を備える。上記表示手段46は、映像データ(歌詞映像データ、背景映像データ等)を表示させることを基本的機能とするもので、例えば、ブラウン管(CRT)ディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイ(PDP)等がある。
【0021】
上記楽曲DB47は、例えばハードディスク(HDD)等の記憶装置であり、少なくとも、楽曲元データ(ファイル)、楽曲コード(テーブル)および映像データ(ファイル)を備える。楽曲元データ(ファイル)は、楽曲コード毎にデジタル的な楽曲データおよび演奏時間を保存するもので、当該楽曲(ファイル)コードは楽曲コードと楽曲名が関連付けられている。映像データ(ファイル)は、楽曲(コード)に対応した歌詞映像データおよび背景映像データを保存する。
【0022】
上記遠隔入出力端末55はGUI機能を付帯し、例えば液晶ディスプレイ(LCD)とタッチセンサとを積層した入出力用の利用者インタフェースが搭載され、当該タッチセンサにより楽曲の選択などのデータを入力することができるものである。
【0023】
一方、処理装置41は、上述のように処理回路基板で構成され、バス51、制御手段52、RAM53、楽曲検索手段54、音楽曲出力手段55、操作設定手段56、信号出力手段57、再生制御手段58および送受信手段59を適宜備え、外部端子60を備える。上記制御手段42は、このシステムを統括的に制御するもので、例えば物理的なCPUに制御のためのプログラムが格納され、当該プログラムはRAM53等に展開されて実行される。当該RAM53は、種々のプログラムを展開、実行させるための作業領域としての役割をするものであり、例えば半導体メモリで構成され、仮想的にハードディスク上に構築される場合をも含む概念である。
【0024】
上記楽曲検索手段54は、例えば新曲、歌手名、曲名、ジャンルおよび履歴のそれぞれについて、上記楽曲DB47に記憶されている楽曲を検索するためのもので、そのためのプログラムがRAM53に展開されて実行される。上記音楽曲出力手段55は、楽曲DB47より抽出された楽曲の楽曲元データをデジタル再生し、アナログ変換してミキシングアンプ42に出力すると共に、デジタル再生した当該楽曲のデジタル信号をミキシングアンプ42への出力タイミングで信号出力手段57に送出するもので、そのためのプログラムがRAM53に展開されて実行される。
【0025】
上記操作設定手段56は、操作パネル45における音量出力のボリウム等で設定された種々の設定値に基づいてミキシングアンプ42の設定を制御すると共に、このうちの上記ボリウムで設定された音量レベル信号を信号出力手段57に送出するもので、そのためのプログラムがRAM53に展開されて実行される。当該信号出力手段57は、音楽曲出力手段55より演奏楽曲の上記デジタル信号が送られてこない場合(演奏楽曲のスピーカ無出力時)には無調整信号を外部端子60に出力し、当該デジタル信号が送られてきている場合(演奏楽曲のスピーカ出力時)には上記操作設定手段56より送出されてきた音量レベル信号を外部端子60に出力するもので、そのためのプログラムがRAM53に展開されて実行される。
【0026】
外部端子60に出力される上記無調整信号または音量レベル信号は、音楽曲出力手段55から入力されるデジタル信号の有無ごと、当該デジタル信号出力時の音量調整ボリウムの操作ごとに反映される。なお、上記無調整信号とは、例えば上記音量調整ボリウムで操作される音量レベルの最低レベルまたはゼロレベルの信号をいうものであるが、当該音量レベル信号と区別することができれば足りる。
【0027】
上記再生制御手段58は、上記遠隔入出力端末48に種々の表示をさせるための映像を後述の送受信手段59を介して出力すると共に、選択された楽曲コードに対応した映像データを当該楽曲に同期させて表示手段46に出力するもので、そのためのプログラムがRAM53に展開されて実行されるものである。
【0028】
次に、図4に、図3のカラオケ演奏装置による受話音量調整のための信号出力の処理フローチャートを示す。図4において、カラオケ演奏装置の信号出力手段57は、まず、操作設定手段56より操作パネル45からの音量調整ボリウムの操作に応じて音量レベル信号を入力する(ステップ(S)1)。そこで、信号出力手段57は、音楽曲出力手段55より演奏楽曲のデジタル信号が入力されていなければ(S2)、無調整信号を外部端子60に出力する(S3)。一方、音楽曲出力手段55より演奏楽曲のデジタル信号が入力されると(S2)、上記操作設定手段56より入力した音量レベル信号を外部端子60に出力するものである(S4)。
【0029】
続いて、図5に、ルームインターホンの受話音量可変の処理フローチャートを示す。図5のルームインターホン側の処理は、受話音量設定の処理(図5(A))と、送受話に関する処理(図5(B))とに分けられる。まず、図5(A)において、前提としてカラオケ演奏装置22の外部端子60には上述のように無調整信号または上記操作パネル45のボリウムで設定された音量レベル信号が出力されており、当該外部端子60にルームインターホン23の外部入力端子40Aが接続されている。
【0030】
すなわち、呼出音量設定回路39には、IF回路40を介してカラオケ演奏装置22からの無調整信号または音量レベル信号が入力されており(S11)、入力されている信号が無調整信号の場合には、当該呼出音量調整回路39は予め設定してある呼出音の基準増幅利得のレベル信号を生成して制御回路31に出力する(S12)。制御回路31では、当該基準増幅利得のレベル信号に基づいて呼出音量増幅の利得設定信号を生成して増幅回路32に出力する。
【0031】
一方、入力されている信号が音量レベル信号の場合には、当該呼出音量調整回路39は当該音量レベル信号に比例した呼出音量を設定するレベル信号を生成して制御回路31に送出する(S13)。当該制御回路31においては、当該レベル信号に基づいて利得設定信号が生成されて増幅回路32に送出することで、当該増幅回路32の利得が当該音量レベル信号に比例して設定されるものである。
【0032】
上記音量レベル信号は、カラオケ演奏装置22において音量調整ボリウムの変更に際して上記音楽曲出力手段55よりデジタル信号の出力のときにのみ外部端子60に反映されるもので、これに応じてルームインターホン23における呼出音量設定回路39および制御回路31においても実時間で比例した利得設定信号が増幅回路32に送出されて受話音量の大小に反映されるものである。なお、上述のように、ルームインターホン23において、入力した音量レベル信号のレベル値を呼出音量設定回路39に記憶させ、次に変更された音量レベル信号を入力したときに更新させることとしてもよい。
【0033】
そこで、図5(B)において、例えば管理ルーム12の管理側インターホン21よりインターホン通信網14を介して当該ルームインターホン23に呼び出しがあると(S21)、通信回路33を介して入力される呼出信号に基づいて制御回路31が呼出音信号を増幅回路32に送出し、当該増幅回路32において当該呼出音信号を上記呼出音増幅の利得で増幅して呼出用スピーカ34より出力させる(S22)。このカラオケルーム13内の楽曲等の音量に応じて増幅された呼出音に対してルームインターホン23の送受話器35が取られることで送受話フックがスイッチングして通話可能となる(S23)。
【0034】
そして、通常の通話が開始される。すなわち、受信した音声信号が通信回路33および制御回路31を介して増幅回路32に入力されたときに(S24)、当該増幅回路32では、予め設定された利得で増幅された音量の音声信号で送受話器35での通話が行われるものである(S25)。
【0035】
このように、カラオケルーム13内で再生されている音量の如何に関わらず呼出音の認知性を向上させることができ、新たにセンサや検出回路を設けることなく既存の設備の範囲内で適用することができ、安価に構成させることができるものである。
【0036】
ところで、カラオケ演奏装置22における演奏楽曲の再生音量の調節は、操作パネル45の他に、遠隔入出力端末48からでも行うことが可能であるが、この場合においても当該音量調節の音量レベル信号は送受信手段59を介して操作設定手段56に入力させることとすれば同様に行うことができるものである。
【0037】
また、上記実施形態では、カラオケ演奏装置22の外部端子60と、ルームインターホン23の外部入力端子40Aとを信号線により接続させた場合を示したが、無線方式によっても接続することができるもので、例えばカラオケ演奏装置22の外部端子60に送信機を接続し、ルームインターホン23の外部入力端子40Aに受信機を接続すればよい。特に、信号線を引き廻すことが困難な場合に有効である。
【産業上の利用可能性】
【0038】
本発明のカラオケ施設のインターホンシステムは、管理ルームと歌唱ルーム間、歌唱ルーム同士でインターホンにより送受話を行う場合に適する。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明に係るカラオケ施設のインターホンシステムにおける全体構築の構成図である。
【図2】図1のルームインターホンのブロック構成図である。
【図3】図1のカラオケ演奏装置のブロック構成図である。
【図4】図3のカラオケ演奏装置による呼出音量調整のための信号出力の処理フローチャートである。
【図5】ルームインターホンの呼出音量可変の処理フローチャートである。
【符号の説明】
【0040】
11 インターホンシステム
12 管理ルーム
13 カラオケルーム
14 インターホン通信網
21 管理側インターホン
22 カラオケ演奏装置
23 ルームインターホン
31 制御回路
32 増幅回路
35 送受話器
36 受話スピーカ
39 呼出音量設定回路
40A 外部入力端子
41 処理装置
42 ミキシングアンプ
44 スピーカ
45 操作パネル
60 外部端子

【特許請求の範囲】
【請求項1】
管理ルームおよび所定数の歌唱ルームを備えるカラオケ施設内に構築される送受話のためのインターホン通信網と、
前記カラオケ施設内のそれぞれの歌唱ルームに設置され、歌唱者の要求に応じて対応の楽曲映像を表示手段に表示させると共に、増幅手段を介して対応の演奏楽曲を可変自在な音量でスピーカより出力させる通常のカラオケ機能を有し、当該増幅手段に対して操作された演奏楽曲の音量レベル信号を出力する信号出力手段を備えるカラオケ演奏装置と、
前記カラオケ施設の管理ルームに設置されて前記インターホン通信網に接続される管理側インターホンと、
前記カラオケ施設のそれぞれの歌唱ルームに設置されて前記インターホン通信網に接続されるもので、前記カラオケ演奏装置の前記信号出力手段より入力される前記音量レベル信号に基づいて呼出音量を調整する呼出音量設定手段を備えるルームインターホンと、
を有することを特徴とするカラオケ施設のインターホンシステム。
【請求項2】
請求項1記載のカラオケ施設のインターホンシステムであって、前記カラオケ演奏装置の信号出力手段は、前記演奏楽曲のスピーカ出力時にのみ前記音量レベル信号を出力することを特徴とするカラオケ施設のインターホンシステム。
【請求項3】
請求項1または2記載のカラオケ施設のインターホンシステムであって、前記ルームインターホンの呼出音量設定手段は、入力される前記音量レベル信号に比例させて呼出音量を調整することを特徴とするカラオケ施設のインターホンシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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