説明

カーソル制御方法及び装置

【課題】リモートで正確にカーソルの位置決めが可能なカーソル制御方法の提供。
【解決手段】所定の帯域の光を生成し、所定の範囲を定義する少なくとも二つの基準点を提供するステップと、イメージセンサを所定の範囲内に照準させるステップと、イメージセンサによりディジタル画像を生成するステップと、ディジタル画像にある基準点のイメージの位置及び形状を判定し、第一のパラメータを生成するステップと、第一のパラメータに距離及び角度補正を行うステップと、イメージセンサの照準位置を前記所定の範囲内に移動させ、第二のパラメータを生成するステップと、補正された第一のパラメータ及び第二のパラメータにて、ディジタル画像にある基準点のイメージの移動距離を算出することによりカーソルの動きを制御するステップとを備えるカーソル制御方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カーソル制御方法及び装置に関し、特に、表示装置に表示されている対話式カーソルの制御方法及び装置に関する。
【0002】
本願発明は、ここに引用して本明細書に組み込む出願日2006年12月28日の台湾出願第0951494081号における全開示内容に係り優先権主張するものである。
【背景技術】
【0003】
特許文献1には、従来のポインタ位置決め装置及び方法が開示されている。従来の光銃のシステムが照準点信号及び同期信号にて照準点の座標値を得る代わりに、特許文献1に開示された写真のポインティング・デバイスは、写真のポインティング・デバイスによりイメージのアウトラインを処理し、表示領域の四つの角の座標値を得る。そして、座標の計算プロセスにより、カメラの照準点に係わる座標値を算出する。しかし、実際に使用する場合、その方法は表示装置の種類に限定されず、どんな表示装置でも写真のポインティング・デバイスによる射撃ゲームを進行できるが、カメラにて撮像されたイメージは表示領域に表示されている信号を含むため、表示領域の画像認識が複雑になる。さらに、前記写真のポインティング・デバイスを表示領域の任意の点に照準する際に、カメラは表示領域全体を撮像する必要があるため、大きい視野角を持つカメラが必要である。
【0004】
特許文献2には、ハンドヘルド装置によりカーソルを制御する方法が開示されている。先ず、ハンドヘルド装置により移動を検出し、検出された移動に基づき、位置の差を算出する。次に、ハンドヘルド装置がその位置の差を無線的に特定の装置に伝送し、その位置の差に基づき特定の装置に表示されているカーソルの動作を制御し、かつカーソルの動作に基づき、特定の装置のアプリケーション・ソフトを操作する。しかしながら、実際にそのハンドヘルド装置を使って表示領域を撮像する場合、センサアレイに形成されたイメージの位置が、ハンドヘルド装置と撮像されるオブジェクトとの間の距離、及び撮像の際にハンドヘルド装置の回転角度に影響されている。その距離と角度の変化を補正しないと、位置の差を計算する段階に誤りを生じ、かつハンドヘルド装置により検出されたイメージに他のオブジェクトを含め、画像認識のプロセスも複雑になる。
【0005】
前記理由に基づき、従来技術に存在していた問題を解消するために、従来のカーソル制御方法及び装置をさらに改善する必要がある。
【特許文献1】台湾特許公告第588258号
【特許文献2】台湾特許公開第200540687号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、所定の帯域の光を生成できる少なくとも二つの基準点とイメージセンサと組み合わせて使用して表示装置に表示されているカーソルを制御し、前記イメージセンサの撮像する際の回転角度及びイメージセンサと基準点との間の距離を補正することにより、カーソル制御の正確性を高めるカーソル制御方法及び装置を提供することにある。
【0007】
本発明の他の目的は、少なくとも二つの基準点により所定の帯域の光を生成し、かつ基準点の位置が使用者の所望どおりに設置でき、便利性を高めるカーソル制御方法及び装置を提供することにある。
【0008】
本発明のもう一つの目的は、所定の帯域の光を生成できる少なくとも二つの基準点とイメージセンサと組み合わせて使用して表示装置に表示されているカーソルを制御し、かつ倍率を設定することにより、カーソルの動き感度を制御できるカーソル制御方法及び装置を提供することにある。
【0009】
本発明のさらなる目的は、少なくとも二つの基準点が生成した所定の帯域の光を検出するイメージセンサを使用して表示装置に表示されているカーソルを制御し、前記イメージセンサは前記基準点からの光のみを検出し、画像認識のプロセスを簡単にするカーソル制御方法及び装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上述の目的を達するために、本発明のカーソル制御方法は、表示装置に表示されるカーソルを制御するために用いられる。そのカーソル制御方法は、所定の帯域の光を生成し、かつ所定の範囲を定義する少なくとも二つの基準点を提供するステップと、イメージセンサを前記所定の範囲内に照準させるステップと、前記イメージセンサにより前記所定の帯域の光を受光し、ディジタル画像を生成するステップと、前記ディジタル画像にある前記基準点のイメージの位置及び形状を判定し、第一のパラメータを生成するステップと、前記第一のパラメータに距離補正及び角度補正を行うステップと、前記イメージセンサの照準位置を前記所定の範囲内に移動させ、第二のパラメータを生成するステップと、前記補正された第一のパラメータ及び第二のパラメータにて、前記ディジタル画像にある前記基準点のイメージの移動距離を算出することによりカーソルの動きを制御するステップとを備える。
【0011】
本発明の他の側面において、本発明のカーソル制御装置は、表示装置に表示されるカーソルを制御するために用いられる。そのカーソル制御装置は、所定の帯域の光を生成し、かつ所定の範囲を定義する少なくとも二つの基準点と、前記所定の範囲内に照準し、前記所定の帯域の光を受光し、ディジタル画像を生成するイメージセンサと、前記ディジタル画像を受信し、該ディジタル画像にある前記基準点のイメージの移動に基づき、カーソルの動きを制御する処理部とを備える。
【0012】
本発明は、テレビと、少なくとも二つの基準点と、リモコンとを備えるテレビ遠隔制御装置を提供する。テレビは、機能設定及び調整のインタフェースとするユーザインタフェースを使用し、その画面に前記ユーザインタフェースを制御するためのカーソルが表示されている。基準点は、所定の帯域の光を生成し、かつ所定の範囲を定義する。リモコンは、前記所定の範囲内に照準され、前記所定の帯域の光を受光しディジタル画像を生成するイメージセンサと、前記イメージセンサと電気的に接続され、前記ディジタル画像にある前記基準点のイメージの移動に基づき、カーソルの動きを制御する処理部とを含む。
【0013】
本発明のカーソル制御方法は、各種の画像表示装置のカーソル制御に適用でき、例えばコンピュータスクリーンのカーソル制御、ゲーム機のスクリーンのカーソル制御、テレビスクリーンのカーソル制御及び他の種類の画像表示装置に表示されているカーソルの移動制御に適用できる。
【発明の効果】
【0014】
従来のポインティング・デバイスは、表示領域の全体を撮像する必要があり、イメージセンサのセンサアレイのサイズが大きくなり、さらに製造コストが増加するという問題がある。また、その画像認識は、表示領域に表示されている画像に影響され、画像認識し難いという問題もある。なお、従来のカーソル制御装置は、角度補正及び距離補正の機能がなく、誤り制御が存在する可能性がある。本発明のカーソル制御方法及び装置によれば(図1a、1b及び3を参照)、上記した問題を解決できると共に、制御の正確性を高め、製造コストを削減し、使用の便利性及び実用性を高める。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
この発明のさらなる目的、特徴および利点は、添付図面に関連して行われる以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。また、本発明の実施例において、類似の構成要素には同一参照符号が付けられている。
【0016】
図1aには、本発明に係る第一の実施例のカーソル制御装置1が示されている。カーソル制御装置1は、表示装置10と、少なくとも二つの基準点22及び24と、リモコン30と、イメージセンサ32と、光フィルタ40と、処理部50とを備える。表示装置10は、例えばコンピュータスクリーン、テレビ及びゲーム機などの画像を表示する装置とすることができ、ユーザインタフェースを介し、機能の制定及び調整が行われることが好ましい。また、表示装置10のスクリーン12にはカーソル14が表示されており、使用者がそのカーソル14を介してユーザインタフェースに、音量、音効及び色彩などの対話式制御を行うことができ、表示装置10の制御がより簡単化する。表示装置10の種類に対し、リモコン30はコンピュータスクリーンのリモコン、テレビリモコン、或いはゲーム機のリモコンとすることができる。
【0017】
基準点22及び24は、赤外線帯域などの所定の帯域の光を生成することができ、例えば赤外線LEDなどの前記所定の帯域の光を放つ光源とすることができる。また、基準点22及び24は、IRミラーなどの前記所定の帯域の光を反射できる非発光源とすることができ、この場合、カーソル制御装置1は、基準点22及び24に反射されるための前記所定の帯域の光を提供する光源34をさらに備え、その光源34は、例えばリモコン30に内蔵されることができる。他の実施例において、基準点22及び24は、環境の光を直接反射することができる。本実施例において、基準点22及び24は、独立した基準デバイス20に結合され説明される。基準デバイス20の位置は、便利性を高めるために、使用者の所望どおりに設置できる。これによって、使用者がリモコン30を表示装置10に照準する必要がなく、基準デバイス20を見える位置に設置し、かつそれに照準すると、カーソル14の制御ができる。また、基準点22及び24は、異なる形状を持つことが好ましい、例えばそれぞれ条状及び点状(条状が複数のIRLEDを一列に配列して形成される)或いは異なるサイズの点状を持つ。他の実施例において、カーソル制御装置1は、例えば三つの点状及び一つの条状などの四つの基準点を備える。またもう一つの実施例において、それらの基準点は、同じ寸法及び形状とすることができる。異なる形状の基準点22及び24が本発明の実施例に使用される理由は、リモコン30の撮像する際の回転角度が180度を超える場合、正確に基準点22及び24を認識するためである。同じ基準点を使用する場合、リモコン30の中に水銀スイッチ36をさらに設置することが好ましい、これにより、リモコン30の撮像する際の回転角度が180度を超えても、正確に基準点22及び24を認識できる。これにより、リモコン30の撮像する際の回転角度が360度の範囲内に、正確にカーソルを制御でき、その詳細内容は後述する。
【0018】
イメージセンサ32は、リモコン30に内蔵されることができ、例えば赤外線イメージセンサなどの前記所定の帯域のイメージセンサとすることができ、基準点22及び24からの所定の帯域の光を検出するために用いられる。また、イメージセンサ32は、例えば表示画面からの光信号などの前記所定の帯域以外の帯域の光を遮断できるため、画像認識の複雑度を大幅に減少させる。イメージセンサ32は、一つのイメージセンサの前方に赤外線フィルタなどの光フィルタ40を設置することにより構成されることができるため、CMOSイメージセンサ或いはCCDイメージセンサなどの一般のイメージセンサを使用でき、かつその光フィルタ40はリモコン30の中に内蔵されることができる。これにより、イメージセンサ32は基準点22及び24からの光のみを検出する。また、イメージセンサ32は、例えば一秒間に200のフレームなどを生成できる高速なイメージセンサであることが好ましい。イメージセンサ32の視野角により、基準点の周りに所定の範囲“A”が定義されることができる。イメージセンサ32は基準点22及び24の光を検出した後、ディジタル画像DIを生成し、処理部50に伝送する。
【0019】
処理部50は、リモコン30からのディジタル画像DIを受信した後、それに基づき基準点22及び24のイメージの位置、距離及び形状などのパラメータを算出し、算出されたパラメータにより、イメージセンサ32の撮像距離及び角度の補正を行い、かつディジタル画像上の基準点22及び24のイメージの移動距離を計算する。一実施例において、処理部50は、表示装置10と無線的に通信するための無線ユニット52をさらに備え、処理部50により算出されたディジタル画像にある基準点22及び24のイメージの移動距離に基づき、表示装置10のカーソル14の動きを制御し、またその制御に関する詳しく説明は後述する。なお、処理部50は、リモコン30或いは表示装置10に内蔵してもよい。また、処理部50には、イメージセンサ32が基準点から所定の距離で撮像したディジタル画像にある基準点22及び24のイメージに係る所定位置パラメータ及び所定距離パラメータを保存していることが好ましい。それらのパラメータは、カーソル制御装置1が工場から出荷される前に処理部50に予め保存される。
【0020】
図1bには、本発明に係る第二の実施例のカーソル制御装置1’が示されている。カーソル制御装置1’は、表示装置10と、少なくとも二つの基準点22及び24と、リモコン30と、イメージセンサ32と、光フィルタ40と、処理部50とを備える。また、カーソル制御装置1’は、処理部50を使いイメージセンサ32により検出された基準点22及び24のイメージの移動距離を算出し、表示装置10のスクリーン12に表示されるカーソル14の動きを制御する。第二の実施例と第一の実施例との差は、第二の実施例において、基準点22及び24が表示装置10に設置されていることであり、またこれらは、表示装置10のフロントパネルに設置されることが好ましい。これで、基準点22及び24の照射角度により、表示装置10の前方に照射範囲“B”が形成され、基準点22及び24からの所定の帯域の光は、その照射範囲“B”の中で操作されるイメージセンサ32により検出されることができる。なお、処理部50は表示装置10と電気的に接続し、処理部50が計算されたディジタル画像にある基準点22及び24のイメージの移動距離に基づき、表示装置10のスクリーン12に表示されるカーソル14の動きを制御する。また、図面を簡単にするために、図1aはイメージセンサ32の視野角のみを表示し、図1bには、基準点22の照射角度により決められた照射範囲“B”のみを表示する。しかし、図1aに示されている視野角は、図1bに示されることができ、図1bに示されている照射角度は、図1aに示されることができる。また、照射範囲“B”は、基準点22及び24の照射角度により決定される。
【0021】
図2a及び2bには、本発明のイメージセンサ32が基準点22及び24を検出できる領域が示されている。該検出できる領域は、イメージセンサ32の視野角及び前記照射範囲“B”により決定される。説明を簡単にするために、イメージセンサ32の視野角は、ここで7×7のセンサアレイにより説明され、そのセンサアレイのサイズは、実際の製品により異なる。イメージセンサ32が照射範囲“B”の中で操作される場合、イメージセンサ32の視野角により、基準点22及び24の周りに(基準点22及び24も含まれる)、基準点22及び24からの光を検出できる領域“A”が決められる。本発明において、イメージセンサ32により撮像し、かつ基準点22及び24のイメージがそれぞれイメージセンサ32の視野角の右下(実線の部分)及び左上(点線の部分)に表示される場合、図2aのような検出画像が得られ、そのうち、シンボル“+”がセンサアレイの中心であり、また実際の操作では、シンボル“+”は、必ずしもディジタル画像に表示されるとは限らない。同様に、イメージセンサ32により撮像し、かつ基準点22及び24のイメージがそれぞれイメージセンサ32の視野角の左下(実線の部分)及び右上(点線の部分)に表示されると、図2bのような検出画像が得られる。これにより、検出できる領域“A”が定義できる。
【0022】
図3には、本発明に係るカーソル制御方法のフローチャートが示されている。その方法は、前記カーソル制御装置1及び1’に適用できる。本カーソル制御方法は、所定の帯域の光を生成し、かつ所定の範囲を定義する少なくとも二つの基準点を提供するステップ100と、イメージセンサを前記所定の範囲内に照準させるステップ200と、前記イメージセンサにより前記所定の帯域の光を受光し、ディジタル画像を生成するステップ300と、前記ディジタル画像にある前記基準点のイメージの位置及び形状を判定し、第一のパラメータを生成するステップ400と、前記第一のパラメータに距離補正及び角度補正を行うステップ500と、前記イメージセンサの照準位置を前記所定の範囲内に移動させ、第二のパラメータを生成するステップ600と、前記補正された第一のパラメータ及び第二のパラメータにて、前記ディジタル画像にある前記基準点のイメージの移動距離を算出することによりカーソルの動きを制御するステップ700とを備える。ステップ700は、同時に第二のパラメータに距離補正及び角度補正を行うステップ710と、カーソルの動き感度を制御するための倍率を入力するステップ720とをさらに備え、そのうち、ステップ720は異なる応用により省略することができる。
【0023】
図1a、3及び4aに示すように、以下第一の実施例のカーソル制御装置に基づき本発明のカーソル制御方法を説明し、また第二の実施例に応用するカーソル制御方法は、第一の実施例に応用するのと類似するため、その詳しい説明を省略する。カーソル制御装置1を工場から出荷する前に、前述したように、処理部50に所定位置パラメータ及び所定距離パラメータが保存されている。それらのパラメータは、イメージセンサ32が例えば基準点22及び24から3メートルなどの所定の距離で撮像した基準点22及び24の所定のイメージI22及びI24により予め設定されたパラメータであり(図4a)、距離補正及び角度補正を行うための基準とする。所定位置パラメータ及び所定距離パラメータは、例えばセンサアレイの中心“+”を原点とする平面空間などのように、イメージセンサ32のセンサアレイにより形成された平面空間に応じて定義することができる。例えば、所定位置パラメータは、その平面空間にある基準点22及び24の所定のイメージI22及びI24の平均座標(X0、Y0)を含み、所定距離パラメータは、その平面空間にある基準点22及び24の所定のイメージI22及びI24の間の距離Lとそれらの平均座標とセンサアレイの中心“+”との間の距離Dとを含む。
【0024】
先ず、基準点22及び24が独立した基準デバイス20に設置されることとし、基準デバイス20は、操作中において使用者の所望どおりに見える所に設置できる。基準点22及び24は、赤外線の帯域など、所定の帯域の光を生成し、また、基準点22の面積が基準点24の面積より大きいとする。これにより、イメージセンサ32の視野角及び基準点22及び24の照射角度により、基準デバイス20の周りに検出できる領域“A”を定義できる(ステップ100)。次に、リモコン30のイメージセンサ32を前記検出できる領域“A”の中に照準させる(ステップ200)。本発明に使用されるイメージセンサ32は所定の帯域の光のみを検出できるため、または所定の帯域の光フィルタ40がイメージセンサ32の前方に設置されているため、イメージセンサ32のセンサアレイに、図4aに示したI22’及びI24’のような基準点22及び24のイメージのみを表示されたディジタル画像を生成する(ステップ300)。リモコン30がディジタル画像を撮像するときに、図1aに示す矢印方向(時計回りの方向)に沿って角度θだけ回転され、これにより基準点のイメージI22’及びI24’とイメージセンサ32が前述した所定の距離で撮像した所定のイメージI22及びI24との間にθの回転角度の差を生じる。このように、イメージセンサ32が同じ位置に照準し撮像されたとしても、基準点のイメージI22’ 及びI24’の平均座標(X、Y)は、所定の基準点のイメージI22及びI24の平均座標(X0、Y0)と一致しない。
【0025】
図1a、3,4a及び4bを参照して、ディジタル画像DIが処理部50に伝送された後、処理部50は、基準点のイメージI22’及びI24’の位置及び形状を判定し、第一の位置パラメータ、第一の距離パラメータ及び形状パラメータを生成する(ステップ400)。処理部50は、第一の位置パラメータ(例えば基準点のイメージI22’及びI24’の平均座標及びそれらイメージの連結線分の傾き角度)と所定位置パラメータ(例えば所定の基準点のイメージI22及びI24の座標及びそれらイメージの連結線分の傾き角度)との間の角度の差θにより、角度補正を行う(ステップ500)。角度補正は、式(1)に基づき行われる。
【数2】

【0026】
ここで、θは第一の位置パラメータと所定位置パラメータとの間の回転角度の差であり、X及びYは、補正をする前の第一の位置パラメータの平均座標であり、X’及びY’は、補正をした後の基準点のイメージの位置の平均座標である。したがって、補正された基準点22及び24のイメージの位置は、同じ基準に基づき得られたものになる。すなわち、使用者がイメージセンサ32を使って表示装置10から同一の距離で撮像する場合、いかなる回転角度で撮像しても同じ結果が得られる。
【0027】
しかしながら、その回転角度θが180度を越え、図4bに示す基準点のイメージI22’’及びI24’’になる場合、もし基準点のイメージの間に差異性がない(同じ寸法及び形状を持つ)なら、基準点のイメージI22’’及びI24’’が基準点のイメージI22’及びI24’(図4a)を回転させて形成されたか、または移動させて形成されたかを判定できない。したがって、本発明には、異なる面積の二つの基準点22及び24を使い、処理部50が得られた形状パラメータ(例えば基準点の面積)に基づき基準点22及び24のイメージのそれぞれ位置を認識した後、そして角度補正を行う。したがって、イメージセンサ32を操作するときの回転角度が180度を超えても、正確なカーソル制御が行える。他の実施例において、リモコン30に水銀スイッチ36をさらに設置し、イメージセンサ32を操作するときの回転角度が180度を超えても、正確なカーソル制御が行える。
【0028】
図5には、本発明に係る距離補正の一つの方法が示されている。リモコン30のイメージセンサ32にて基準点22及び24のイメージを撮像する場合、リモコン30と基準デバイス20との間の距離が大きくなると、撮像された基準点のイメージが小さくなり、かつそのイメージの平均座標がセンサアレイの中心“+”に近くなる。しかしこのような動作による位置の差は、使用者がリモコン30の照準位置を移動させることとはいえない。その位置の差を補正しないと、基準点22及び24のイメージの平均座標(X、Y)を計算するとき、エラーが生じ、撮像距離の変化をリモコン30の照準位置の移動であると誤認識される可能性がある。ここで、所定距離パラメータをLとし、所定のイメージの平均座標とセンサアレイの中心“+”との間の距離をDとする。また、第一の距離パラメータをlとし、イメージの平均座標とセンサアレイの中心“+”との間の距離をdとする。式(2)の比例関係に基づき、異なる撮像距離によりなされる差を補正する(ステップ500)。
【数3】

【0029】
図6に示すように、基準点のイメージが補正された後、i22及びi24になり、それは同じの基準にて得られたイメージであり、そして検出できる領域“A”の中にリモコン30の照準位置を移動させる(ステップ600)。このとき、イメージセンサ32は検出されたディジタル画像DIを処理部50に伝送し続ける。処理部50はそのディジタル画像DIに基づき第二のパラメータを生成する。第二のパラメータは、イメージセンサの照準位置が移動された後、ディジタル画像にある基準点のイメージの第二の位置パラメータ及び第二の距離パラメータを含む。第二の位置パラメータは、例えばセンサアレイの中心“+”を原点とする平面空間などのように、イメージセンサ32のセンサアレイにより形成された平面空間に応じた移動後の基準点22及び24のイメージの平均座標を含む。第二の距離パラメータは、上記と同じ平面空間に応じた移動後の基準点22及び24のイメージの間の距離を含む。処理部50は、補正された第一の位置パラメータ及び第二の位置パラメータに基づき、基準点のイメージi22及びi24の移動距離ΔSを計算し、この計算中に、正確なカーソル制御を行うために、前述した補正方式により第二のパラメータに角度補正及び距離補正を行う(ステップ710)。また第二のパラメータに行われる補正の方式は、第一のパラメータに行われる補正の方式と類似するため、その詳しい説明を省略する。次に、処理部50は、移動距離ΔSを表示装置10に無線的に或いは電気的に伝送する。表示装置10には、ユーザインタフェース及びカーソルを制御するためのソフトウェアがインストールされていることが好ましい。表示装置10が移動距離の信号を受信した後、それに基づきスクリーン12にあるカーソル14の動きを制御することが可能となる(ステップ700)。なお、基準点のイメージi22及びi24の移動距離ΔSを計算するとき、一組の倍率XSCALE及びYSCALEを入力でき(ステップ720)、その倍率を制御することによりスクリーン12上のカーソル14の動き感度を制御する。例えば、移動距離ΔSは式(3)のように計算できる。
【数4】

【0030】
ここで、ΔSは移動距離の水平成分であり、ΔSは移動距離の垂直成分である。式(3)により、XSCALE及びYSCALEが大きくなると、カーソル14の動き感度が小さくなり、すなわちスクリーン12上でカーソル14を同じ距離で移動させるために、リモコン30の照準位置をより大きく移動させる必要がある。一方、XSCALE及びYSCALEが小さくなると、カーソル14の動き感度が大きくなり、すなわちリモコン30の照準位置を大きく移動させることを要さずに、スクリーン12上でカーソル14を同じ距離で移動できる。これにより、本発明のカーソル制御装置1及び1’の実用性を高める。
【0031】
本発明のカーソル制御方法は、テレビの制御に適用でき、そのテレビは、ユーザインタフェースを利用して制御のインタフェースとし、かつリモコンと本発明のカーソル制御方法と組み合わせて使用して表示装置に表示されるカーソルの動きを制御する。これにより、そのリモコンはマウスのようにテレビを制御でき、かつリモコンに設置されるボタンの数を削減できる。例えば、マウスのように2つのボタンのみが設置されており、テレビの制御の複雑度を低下させる。
【0032】
なお、本発明は本実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0033】
また、本明細書から次の技術的思想も把握することができる。
【0034】
(付記項1)
所定の帯域の光を生成し、かつ所定の範囲を定義する少なくとも二つの基準点を提供するステップと、
イメージセンサを前記所定の範囲内に照準させるステップと、
前記イメージセンサにより前記所定の帯域の光を受光し、ディジタル画像を生成するステップと、
前記ディジタル画像にある前記基準点のイメージの位置及び形状を判定し、第一のパラメータを生成するステップと、
前記第一のパラメータに距離補正及び角度補正を行うステップと、
前記イメージセンサの照準位置を前記所定の範囲内に移動させ、第二のパラメータを生成するステップと、
前記補正された第一のパラメータ及び第二のパラメータにて、前記ディジタル画像にある前記基準点のイメージの移動距離を算出することによりカーソルの動きを制御するステップと、を備える表示装置に表示されるカーソルの動きを制御するカーソル制御方法。
【0035】
(付記項2)
前記イメージセンサの前方に光フィルタを設置し、前記所定の帯域以外の帯域の光を遮断するステップさらに備えることを特徴とする付記項1に記載のカーソル制御方法。
【0036】
(付記項3)
前記所定の範囲が、前記基準点の照射角度及び前記イメージセンサの視野角により決定されることを特徴とする付記項1に記載のカーソル制御方法。
【0037】
(付記項4)
前記ディジタル画像、第一のパラメータ及び第二のパラメータを保存し、かつ前記基準点のイメージの移動距離を算出する処理部を提供するステップをさらに備えることを特徴とする付記項1に記載のカーソル制御方法。
【0038】
(付記項5)
前記カーソルの動きを制御するために、前記処理部が、前記表示装置と無線的に或いは電気的に通信することを特徴とする付記項4に記載のカーソル制御方法。
【0039】
(付記項6)
前記処理部には、前記イメージセンサが所定の距離で撮像したディジタル画像にある前記基準点のイメージの所定位置パラメータ及び所定距離パラメータが保存され、前記第一のパラメータは、前記イメージセンサの照準位置を移動させる前に前記イメージセンサにより撮像された、前記ディジタル画像にある前記基準点のイメージの第一の位置パラメータ、第一の距離パラメータ及び形状パラメータを含み、前記第二のパラメータは、前記イメージセンサの照準位置を移動させた後に前記イメージセンサにより撮像された、前記ディジタル画像にある前記基準点のイメージの第二の位置パラメータ及び第二の距離パラメータを含むことを特徴とする付記項4に記載のカーソル制御方法。
【0040】
(付記項7)
前記所定位置パラメータ、第一の位置パラメータ及び第二の位置パラメータは、前記イメージセンサのセンサアレイにより形成された平面空間上の前記基準点のイメージの平均座標であり、前記所定距離パラメータ、第一の距離パラメータ及び第二の距離パラメータは、前記イメージセンサのセンサアレイにより形成された平面空間上の複数の前記基準点のイメージ間の距離であることを特徴とする付記項6に記載のカーソル制御方法。
【0041】
(付記項8)
前記ディジタル画像にある前記基準点のイメージの移動距離を算出するステップにおいて、該移動距離は、前記第二の位置パラメータと第一の位置パラメータとの間の距離であることを特徴とする付記項7に記載のカーソル制御方法。
【0042】
(付記項9)
前記距離補正は、前記第一の距離パラメータと前記所定距離パラメータとの比例関係に基づき補正することを特徴とする付記項7に記載のカーソル制御方法。
【0043】
(付記項10)
前記角度補正は、下式により行われ、
【数1】

θは、前記第一の位置パラメータと前記所定位置パラメータとの回転角度の差であり、XとYは、角度補正をする前の前記第一の位置パラメータの平均座標であり、X’とY’は、角度補正をした後の前記基準点のイメージの平均座標であることを特徴とする付記項7に記載のカーソル制御方法。
【0044】
(付記項11)
前記角度補正をする前に、前記形状パラメータにより、前記第一の位置パラメータの前記基準点のイメージのそれぞれの位置を判定するステップをさらに備えることを特徴とする付記項6に記載のカーソル制御方法。
【0045】
(付記項12)
前記基準点が同じ寸法及び形状であり、前記イメージセンサの撮像する際の回転角度が180度を超える場合、正確に角度補正をするための水銀スイッチを提供するステップをさらに備えることを特徴とする付記項1に記載のカーソル制御方法。
【0046】
(付記項13)
前記ディジタル画像にある前記基準点のイメージの移動距離を算出するステップにおいて、カーソルの動き感度を制御するための倍率を提供するステップをさらに備えることを特徴とする付記項1に記載のカーソル制御方法。
【0047】
(付記項14)
前記表示装置は、コンピュータスクリーン、ゲーム機及びテレビのいずれか一つであることを特徴とする付記項1に記載のカーソル制御方法。
【0048】
(付記項15)
前記イメージセンサが、リモコンに内蔵されることを特徴とする付記項14に記載のカーソル制御方法。
【0049】
(付記項16)
前記カーソルの動きを制御するために、前記リモコンが、前記表示装置と無線的に或いは電気的に通信することを特徴とする付記項15に記載のカーソル制御方法。
【0050】
(付記項17)
前記ディジタル画像にある前記基準点のイメージの移動距離を算出するステップにおいて、前記第二のパラメータに距離補正及び角度補正を行うステップをさらに備えることを特徴とする付記項1に記載のカーソル制御方法。
【0051】
(付記項18)
前記基準点が、独立したデバイスに作られ、或いは前記表示装置に設置されることを特徴とする付記項1に記載のカーソル制御方法。
【0052】
(付記項19)
機能設定及び調整のインタフェースとするユーザインタフェースを使用し、画面に前記ユーザインタフェースを制御するためのカーソルが表示されるテレビと、
所定の帯域の光を生成し、かつ所定の範囲を定義する少なくとも二つの基準点と、
リモコンとを備えるテレビ遠隔制御装置であり、
該リモコンは、
前記所定の範囲内に照準され、前記所定の帯域の光を受光しディジタル画像を生成するイメージセンサと、
前記イメージセンサと電気的に接続され、前記ディジタル画像にある前記基準点のイメージの移動に基づき、カーソルの動きを制御する処理部と、を含むことを特徴とするテレビ遠隔制御装置である。
【0053】
(付記項20)
前記リモコンは、前記処理部と電気的に接続し、前記テレビに制御信号を発送して前記カーソルの動きを制御する無線ユニットをさらに備えることを特徴とする付記項19に記載のテレビ遠隔制御装置。
【0054】
(付記項21)
前記リモコンは、前記イメージセンサの前方に設置され、前記所定の帯域以外の帯域の光を遮断する光フィルタをさらに備えることを特徴とする付記項19に記載のテレビ遠隔制御装置。
【0055】
(付記項22)
前記イメージセンサが、CMOSイメージセンサ或いはCCDイメージセンサであることを特徴とする付記項21に記載のテレビ遠隔制御装置。
【0056】
(付記項23)
前記基準点が、独立したデバイスに作られ、或いは前記テレビに設置されることを特徴とする付記項19に記載のテレビ遠隔制御装置。
【0057】
(付記項24)
前記基準点が非発光光源であり、前記所定の帯域の光を反射でき、前記リモコンは、前記基準点に反射されるための所定の帯域の光を提供する光源をさらに備えることを特徴とする付記項19に記載のテレビ遠隔制御装置。
【0058】
(付記項25)
三つの同じ点状及び一つの条状である四つの基準点があることを特徴とする付記項19に記載のテレビ遠隔制御装置。
【0059】
(付記項26)
それぞれが条状及び点状であるか、異なる寸法の点状であるか、及び異なる形状のいずれか、から選択された二つの基準点を有することを特徴とする付記項19に記載のテレビ遠隔制御装置。
【0060】
(付記項27)
前記所定の帯域が赤外線帯域であることを特徴とする付記項19に記載のテレビ遠隔制御装置。
【0061】
(付記項28)
前記基準点が同じ寸法及び形状であり、前記リモコンは、前記イメージセンサの撮像する際の回転角度が180度を超える場合、カーソルを正確に制御するための水銀スイッチをさらに備えることを特徴とする付記項19に記載のテレビ遠隔制御装置。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1a】本発明の第一実施例に係るカーソル制御装置を示す説明図である。
【図1b】本発明の第二実施例に係るカーソル制御装置を示す説明図である。
【図2a】本発明の実施例に係るイメージセンサの検出できる領域を示す説明図であり、そこで基準点のイメージは、それぞれイメージセンサの視野角の右下及び左上にある。
【図2b】本発明の実施例に係るイメージセンサの検出できる領域を示すもう一つの説明図であり、そこで基準点のイメージは、それぞれイメージセンサの視野角の左下及び右上にある。
【図3】本発明の実施例に係るカーソル制御方法を示すフローチャートである。
【図4a】本発明の実施例に係るイメージセンサにより検出されたディジタル画像を示す説明図であり、そこで現在のイメージの位置と所定のイメージの位置との間に180度より小さい回転角度の差がある。
【図4b】本発明の実施例に係るイメージセンサにより検出されたもう一つのディジタル画像を示す説明図であり、そこで現在のイメージの位置と所定のイメージの位置との間に180度より大きい回転角度の差がある。
【図5】本発明の実施例に係るイメージセンサにより検出されたディジタル画像を示す説明図であり、そこでイメージセンサが異なる距離で撮像することにより形成された基準点のイメージの距離及び位置の差を示す。
【図6】本発明の実施例に係るイメージセンサにより検出されたディジタル画像を示す説明図であり、そこでイメージセンサの照準位置を移動させることにより形成された基準点のイメージの移動距離を示す。
【符号の説明】
【0063】
1、1’ カーソル制御装置
10 表示装置
12 スクリーン
14 カーソル
20 基準デバイス
22、24 基準点
30 リモコン
32 イメージセンサ
34 光源
36 水銀スイッチ
40 光フィルタ
50 処理部
52 無線ユニット
B 照射範囲
A 検出できる領域
DI ディジタル画像
+ センサアレイの中心
θ 回転角度
22、I22’、I22’’、I22’’’ 基準点のイメージ
24、I24’、I24’’、I24’’’ 基準点のイメージ
SCALE、YSCALE 倍率
ΔS 移動距離
ΔS 移動距離の水平成分
ΔS 移動距離の垂直成分
L、l 基準点のイメージ間の距離
D、d 基準点のイメージを結ぶ線分とセンサアレイの中心との間の距離
(X、Y)、(X0、Y0)、(X、Y) 基準点のイメージの平均座標
22、i24 基準点のイメージ


【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の帯域の光を生成し、かつ所定の範囲を定義する少なくとも二つの基準点と、
前記所定の範囲内に照準し、前記所定の帯域の光を受光し、ディジタル画像を生成するイメージセンサと、
前記ディジタル画像を受信し、前記ディジタル画像にある前記基準点のイメージの移動に基づき、カーソルの動きを制御し、かつ倍率により前記ディジタル画像にある前記基準点のイメージの移動に対するカーソルの動き感度を制御する処理部と、
を備える、表示装置に表示されるカーソルを制御するカーソル制御装置。
【請求項2】
前記所定の帯域が赤外線帯域であり、前記イメージセンサが赤外線イメージセンサであることを特徴とする、請求項1に記載のカーソル制御装置。
【請求項3】
前記基準点が発光光源であり、前記所定の帯域の光を発光できることを特徴とする、請求項1に記載のカーソル制御装置。
【請求項4】
前記基準点が赤外線LEDであることを特徴とする、請求項3に記載のカーソル制御装置。
【請求項5】
前記基準点が非発光光源であり、前記所定の帯域の光を反射できることを特徴とする、請求項1に記載のカーソル制御装置。
【請求項6】
前記所定の帯域の光を発光する光源をさらに備えることを特徴とする、請求項5に記載のカーソル制御装置。
【請求項7】
前記イメージセンサの前方に設置され、前記所定の帯域以外の帯域の光を遮断するための光フィルタをさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載のカーソル制御装置。
【請求項8】
前記イメージセンサが、CMOSイメージセンサ或いはCCDイメージセンサであることを特徴とする、請求項7に記載のカーソル制御装置。
【請求項9】
それぞれが条状及び点状であるか、異なる寸法の点状であるか、及び異なる形状のいずれか、から選択された二つの基準点を有することを特徴とする、請求項1に記載のカーソル制御装置。
【請求項10】
前記基準点が、独立したデバイスに作られ、或いは前記表示装置の設置されることを特徴する、請求項1に記載のカーソル制御装置。
【請求項11】
前記表示装置は、コンピュータスクリーン、ゲーム機及びテレビのいずれか一つであることを特徴とする、請求項1に記載のカーソル制御装置。
【請求項12】
前記イメージセンサが、リモコンに内蔵されることを特徴とする、請求項1に記載のカーソル制御装置。
【請求項13】
前記基準点が同じ寸法及び形状であり、前記リモコンは、前記イメージセンサの撮像する際の回転角度が180度を超える場合、カーソルを正確に制御するための水銀スイッチをさらに備えることを特徴とする、請求項12に記載のカーソル制御装置。


【図1a】
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【図1b】
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【図2a】
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【図2b】
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【図3】
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【図4a】
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【図4b】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−133808(P2012−133808A)
【公開日】平成24年7月12日(2012.7.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−46626(P2012−46626)
【出願日】平成24年3月2日(2012.3.2)
【分割の表示】特願2007−336941(P2007−336941)の分割
【原出願日】平成19年12月27日(2007.12.27)
【出願人】(508001534)ピックスアート イメージング インコーポレイテッド (10)
【Fターム(参考)】