説明

ガスケットのリサイクル方法、及び、プラスチックレンズの製造方法

【課題】使用済みガスケットのリサイクルの回数を容易に識別することが可能なガスケットのリサイクル方法を提供する。
【解決手段】プラスチックレンズを製造した使用済みガスケットを色毎に分別し(ステップS3)、分別した使用済みガスケットを溶融混練し(ステップS4)、溶融混練した樹脂からガスケットを成形する(ステップS5)。そして、この成形したガスケットを着色して(ステップS6)ガスケットをリサイクルする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プラスチックレンズの成形に用いるガスケットのリサイクル方法に係わる。また、本発明は、リサイクルガスケットを使用したプラスチックレンズの製造方法に係わる。
【背景技術】
【0002】
熱硬化性樹脂からなるプラスチックレンズは、一般に注型成形により作製される。注型成形には、レンズの両光学面の成形面を有するガラス製の上型モールド及び下型モールドと、略円筒形で側面に注入口を有するガスケットとが用いられる(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
プラスチックレンズの成形時には、熱硬化性樹脂が硬化収縮するため注型が変形する。このときガスケット自体も変形するため、ガスケットには軟質な樹脂が使用されている。
プラスチックレンズを作製した後のガスケットは、変形しているためそのまま再度使用することができない。従って、一度使用したガスケットは、廃棄されていた。
ガスケットは、使用されている樹脂の量は少量であるが、形状が筒状であるため処分する際の容積が大きい。このため、軽量ではあるが大体積の廃棄物が発生する。このため、ガスケットのリサイクルが考えられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−241260号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、ガスケットのリサイクルを製造メーカに委託する場合にも、ガスケットの容積が大きいため、搬送等に手間がかかる。このため、ガスケットのリサイクルをプラスチックレンズの製造工場内で行うことが考えられている。
また、ガスケットはリサイクルの回数を重ねる毎に熱履歴や不純物の混合により物理特性が低下する。このため、リサイクル回数を重ねることにより強度や柔軟性が低下し、プラスチックレンズの気泡の発生や、外径や厚さが不均一になる。従って、使用するガスケットのリサイクル回数を把握し、リサイクルの回数を制限する必要がある。しかし、プラスチックレンズの製造工場において、リサイクルされたガスケットとリサイクル前のガスケットと識別することができないため、リサイクル回数を把握することは難しい。
【0006】
上述した問題の解決のため、本発明においては、使用済みガスケットのリサイクルの回数を容易に識別することが可能なガスケットのリサイクル方法、及び、リサイクルされたガスケットを用いたプラスチックレンズの製造方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のガスケットのリサイクル方法は、プラスチックレンズを製造した使用済みガスケットを色毎に分別し、分別した使用済みガスケットを溶融混練し、溶融混練した樹脂からガスケットを成形する。そして、この成形したガスケットを色素溶液に浸漬して着色することを特徴とする。
【0008】
また、本発明のガスケットのリサイクル方法は、プラスチックレンズを製造した使用済みガスケットを色毎に分別し、使用済みガスケットに着色料を添加して溶融混練し、溶融混練した樹脂からガスケットを成形する。
【0009】
また、本発明のプラスチックレンズの製造方法は、注型成形に使用したガスケットを回収する工程と、前記回収したガスケットを使用回数毎に分別する工程と、前記分別したガスケットから、リサイクルガスケットを再成形する工程と、前記リサイクルガスケットに重合性モノマーを注入する工程と、前記重合性モノマーを重合させて成形する工程とを含み、前記分別したガスケットから前記リサイクルガスケットを再成型する工程において、前記リサイクルガスケットを使用回数に応じて着色する工程が含まれていることを特徴とする。
【0010】
使用済みガスケットにレンズ成形材料が付着している場合には、不純物の混入を避けるため、付着部分をガスケットから分離することが好ましい。また、使用済みガスケットを色見本と比較して色毎に分別することにより、リサイクル回数や材料の分別を容易に行うことができる。
【0011】
本発明のガスケットのリサイクル方法及びプラスチックレンズの製造方法によれば、使用済みのガスケットをリサイクルする際に、ガスケットを着色する。このため、リサイクルの回数を重ねる毎にガスケットの色が変化する。そして、使用済みのガスケットを色毎に分別することで、ガスケットのリサイクル回数を識別することができる。従って、プラスチックレンズを製造する際に使用するガスケットのリサイクル回数を容易に把握することができ、リサイクル回数の管理を容易に行うことができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、リサイクルされたガスケットのリサイクル回数を容易に識別することが可能なガスケットのリサイクル方法を提供することができ、さらに、このリサイクルガスケットを用いてプラスチックレンズを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るガスケットのリサイクル方法、及び、プラスチックレンズの製造方法のフローチャートである。
【図2】本発明の実施の形態に係るガスケットの概略構成図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係るガスケットのリサイクル方法、及び、プラスチックレンズの製造方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1に第1の実施の形態のガスケットのリサイクル方法、及び、プラスチックレンズの製造方法のフローチャートを示す。
図1に示すように、まず、成形用の注型を用いてプラスチックレンズを注型成形する(ステップS1)。注型成形で使用したガスケットから、リサイクルできない部位を取り除く(ステップS2)。ガスケットを色毎に分別して回収する(ステップS3)。回収したガスケットを溶融混練する(ステップS4)。溶融混練した樹脂をガスケットに再び成形する(ステップS5)。成形したガスケットを着色する(ステップS6)。
以上の工程により、ガスケットをリサイクルする。そして、再成形したリサイクルガスケットを使用して再度注型成形を行い、プラスチックレンズを製造する。
【0015】
本実施形態のガスケットのリサイクル方法についてさらに詳細に説明する。
図1に示すステップS1において、プラスチックレンズの注型成形を行う。注型は、光学面を成形するためのガラス製モールドと、側面に略円筒形で側面に注入口を有するガスケットとからなる。
【0016】
ガスケットの概略構成図を図2に示す。
ガスケット10は、プラスチックレンズを成形する場合に使用する。
ガスケット10は、例えば略円筒形状の弾性を有する樹脂からなる本体部11により構成されている。また、ガスケット10の内部にレンズ成形材料である熱硬化性樹脂等の重合性モノマーを導入する注入部12と、注入部12の対向する側に設けられた、余剰なレンズ成形材料14をガスケット10の内部から排出するための排出部13とが設けられている。
プラスチックレンズの成形時には、光学面成形用の上型モールドと下型モールドとを、ガスケット10内で組み合わせて注型を構成する。
【0017】
ガスケットは、上述のように柔軟な樹脂により形成されている。具体的には、ポリオレフィン系樹脂や、ポリオレフィン系エラストマ等から形成されている。
ポリオレフィン系樹脂としては、ポリエチレン、及び、ポリプロピレン等の単独重合体や、エチレン−ブテン1共重合体、及び、エチレン−ヘキセン−1共重合体等の共重合体を用いることができる。ポリオレフィン系樹脂としては、例えば、日本ユニカ社製のNUC6360、住友化学社製のエクセレンFX、CX8008、エクセレン VL EUL731等を用いることができる。
また、ポリオレフィン系エラストマとしては、エチレン系エラストマ、プロピレン系エラストマ等を用いることができる。ポリオレフィン系エラストマとしては、例えば、エクソンモービル社製のサントプレン(Santoprene)等を用いることができる。
また、ガスケットの材料としては、ポリウレタンエラストマ等の熱可塑性樹脂を用いることもできる。
【0018】
次に、図1に示すステップS2において、プラスチックレンズの成形した後の使用済みのガスケットからリサイクルできない部位を取り除く。
図2に示すガスケット10では、注入部12内にレンズ成形材料14が付着してしまう。この付着したレンズ成形材料14は、注入部12内において強固に密着しているため、剥離が容易ではない。また、排出部13においても、レンズ成形材料14が密着している場合がある。
ガスケットをリサイクルする際、不純物が混入するとリサイクル樹脂の物性が低下する。例えば、注入樹脂が重合収縮をしているとき、不純物が混在しているガスケットは不純物が起点となりガスケットに亀裂が生じてしまう恐れがある。このため、不純物となるレンズ成形材料の混入を防ぐために、レンズ成形材料を取り除く必要がある。
注入部11等においてレンズ成形材料14を取り除くことが困難な場合には、レンズ成形材料14が付着した注入部11等の部位を、ガスケット10の本体部11から切断分離する。分離したレンズ成形材料14の付着部位は、リサイクルできないため廃棄処分とする。
なお、ガスケットにレンズ成形材料の付着部位がない場合には、各部位を取り除く必要が無いためステップ2を行わなくてもよい。
【0019】
次に、図1に示すステップS3において、使用済みガスケットを色毎に分別して回収する。本実施の形態においては、ガスケットはリサイクル回数毎に色分けされる。このため、ガスケットを色毎に分別できる。分別は、例えば、予め色見本等を作成しておき、この色見本と試料済みガスケットを比較することにより行う。色毎に分別することで、それぞれ同じリサイクル回数のガスケットを分別回収することができる。
また、ガスケットの材料毎に異なる色を用いることにより、色見本と比較するのみで、リサイクル回数と材料毎の分別が可能である。
なお、ガスケットの分別回収に併せて、プラスチックレンズ形成時に、ガスケット内にレンズ成形材料を注入するための流路等、ガスケットと同じ材料で形成されている部品を同時に回収することもできる。この場合にも、各部品にガスケットと同様に着色することで、リサイクル回数及び材料の分別回収が可能である。
【0020】
次に、図1に示すステップS4において、分別回収したガスケットを溶融混練する。
ガスケットを、材料の融点以上で押出機やミキシングロールなどの汎用の混練装置を用いて溶融状態で混練する。溶融混練前に、分別回収したガスケットを粉砕してもよい。粉砕する場合、粉砕手段は特に限定されるものではなく、既存の粉砕機や裁断機等を用いることができる。
そして、図1に示すステップS5において、混練後の樹脂を再び成形し、ガスケットを作製する。成形には、注型法や射出法等の既存の熱可塑性樹脂の成形に用いられる成形手段を用いることができる。
以上の工程により、使用済みガスケットから、リサイクルガスケットを再成形することができる。
【0021】
次に、図1に示すステップS6において、作製したリサイクルガスケットに着色料を用いて着色して色相を変える。
着色の一例として、成形済みのガスケットを、着色料である染料を溶解した着色溶液、又は、顔料を分散させた着色溶液に浸漬することで行う。
ガスケットを着色する染料としては、例えば、アンスラキノン系やアゾ系の分散染料を用いることができる。例えば、C.Iディスパーズイエロー3,4,5,7,33,42等、C.Iディスパーズオレンジ1,3,11等、C.Iディスパーズレッド1,4,5,11,17,58等、及び、C.Iディスパーズブルー1,3,7,43等を用いることができる。
また、顔料を使用する場合、有機顔料・無機顔料のいずれも適用することができる。例えば、不溶性アゾ顔料、アゾレーキ顔料、アンサンスロン顔料、アンスラキノン顔料、アントラピリジン顔料、インダンスロン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサジン顔料、ジケトピロロピロール顔料、フタロシアニン顔料、チオインジゴ顔料、フラバンスロン顔料、ペリノン顔料、及び、ペリレン顔料等の縮合多環系顔料を使用することができる。
これらの着色料は、所望の色に染色できるように単独又は2種以上を配合して使用する。ガスケットを浸漬する着色溶液は、例えば着色料の濃度を約1〜20g/Lの範囲として使用する。
【0022】
リサイクルガスケットの色相は、原料となる使用済みガスケットとの色差を目視により識別できる程度以上に着色する。また、染料は、表面だけではなく内部にも浸透するため、着色料の量が増え過ぎるとガスケットとの物理特性に影響を与える。このため、着色料の量は、耐用リサイクル回数内で着色料濃度が高まっても、ガスケットとしての物理特性を維持できる程度以下とする。
なお、ガスケットを構成する熱可塑性樹脂への着色が容易であり、また、プラスチックレンズ成形時の熱的安定性、化学的安定性を有する着色料であれば上述の染料及び顔料に限定されず使用することができる。
【0023】
成形したガスケットを着色することにより、リサイクルガスケットと、原料である使用済みガスケットとの色相を異ならせる。成形されたリサイクルガスケットには、既に原料である使用済みガスケットに含まれている色素が残存している。このため、同じ色素を用いた場合には、リサイクル回数が多くなる程、ガスケットの色が濃くなる。
このように、使用済みガスケットとリサイクルガスケットとの色を変えることにより、ガスケットの色相を確認することでリサイクル回数を容易に把握することができる。
例えば、着色料の色相を、材料毎に決めてリサイクル毎に着色すれば、ガスケットの色相を確認することで、材料とリサイクル回数とを識別することができる。このように、着色料の色相を適宜選択することにより、リサイクル回数や材料等の情報を容易に把握することができる。
また、原料となる使用済みガスケットに含まれる着色料と、異なる色相の着色料を用いて着色してもよい。この場合にも、ガスケットの色相を確認することでリサイクル回数を容易に把握することができる。
【0024】
なお、使用済みガスケットがリサイクルされていない樹脂から形成されている場合には、色素が含まれていない場合がある。この場合にも、材料となる樹脂の形状や色に応じて適宜着色料の色相を選択して着色することにより、使用済みガスケットとリサイクルガスケットとの色相を識別することができ、リサイクル回数を容易に把握することができる。
以上の工程により、リサイクル回数を容易に識別することが可能なリサイクル方法により、使用済みガスケットから、新たにガスケットを再生することができる。そして、再生したガスケットを注型として再び使用することでプラスチックレンズを製造することができる。
【0025】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図3に第2の実施の形態のガスケットのリサイクル方法、及び、プラスチックレンズの製造方法のフローチャートを示す。
図3に示すように、まず、成形用の型を用いてプラスチックレンズを注型成形する(ステップS1)。注型成形で使用したガスケットから、リサイクルできない部位を取り除く(ステップS2)。ガスケットを色毎に分別して回収する(ステップS3)。回収したガスケットを溶融混練する(ステップS4)。溶融混練した樹脂を着色する。(ステップS5)。溶融混練した樹脂をガスケットに再び成形する(ステップS6)
以上の工程により、ガスケットをリサイクルし、再成形したリサイクルガスケットを用いて再度注型成形を行い、プラスチックレンズを製造する。
【0026】
第2の実施の形態は、上述の第1の実施の形態おいて、ガスケットを着色する工程を、リサイクルガスケット成形後から、ガスケット成形前とした例である。このため、ガスケットを着色する工程以外のステップS1〜S4は第1の実施の形態と同じ操作であるため、重複説明を省略する。また、第2の実施の形態のステップS6は、混練した樹脂に色素が添加されていることを除いて第1の実施の形態のステップS5と同様のため、重複説明を省略する。
【0027】
図3に示すステップS4において、原料となる使用済みガスケットを溶融混練した後、ステップS5において、着色料を添加して樹脂を着色する。溶融混練に際して、分別回収したガスケットを粉砕してもよい。
なお、ステップS4とS5は順序を入れ替えて行うことが可能である。つまり、樹脂を溶融混練した状態で着色料を添加してもよく、また、粉砕した使用済みガスケットに着色料は混合した後、溶融混練してもよい。
色素を混錬する場合には、添加する着色料として上述の染料及び顔料等を用いることができる。着色料に有機顔料を使用する場合、添加量としては、原料となる使用済みガスケット樹脂100質量部に対して、0.001〜10質量部の範囲で添加することが好ましい。また、染料を使用する場合には、原料となる使用済みガスケット樹脂100質量部に対して、0.000001〜0.0001質量部の範囲で添加することが好ましい。着色料の添加量は、上述のように原料となる使用済みガスケットとの色差、及び、ガスケットとしての物理特性を考慮して適宜決定する。
【0028】
そして、図1に示すステップS6において、着色料を添加して混練した後の樹脂から再びガスケットを成形する。
以上の工程により、使用済みガスケットから、新たにガスケットを再生することができる。リサイクルしたガスケットと、原料である使用済みガスケットとの色相を異ならせることにより、ガスケットのリサイクル回数を容易に識別することができる。
【0029】
なお、上述の第1及び第2の実施の形態において、ガスケットのリサイクル回数は、ガスケットの材料毎に設定する必要がある。耐用回数を超えると、プラスチックレンズ成形時にレンズ成形材料の硬化収縮がおきた際、ガスケットの柔軟性や強度が足りず、不良が発生しやすくなる。ポリオレフィン系樹脂やポリオレフィン系エラストマの場合、リサイクル回数を5回程度とすることが好ましい。
また、上述の第1及び第2の実施の形態において、ステップS2とS3は順序を入れ替えて行うことが可能である。つまり、色別に分別回収した後、リサイクルできない部分を分離してもよい。
【0030】
なお、本発明は上述の実施形態例において説明した構成に限定されるものではなく、その他本発明構成を逸脱しない範囲において種々の変形、変更が可能である。
【符号の説明】
【0031】
10 ガスケット、11 本体部、12 注入部、13 排出部、14 レンズ成形材料

【特許請求の範囲】
【請求項1】
プラスチックレンズを製造した使用済みガスケットを色毎に分別し、
分別した前記使用済みガスケットを溶融混練し、
溶融混練した樹脂からガスケットを成形し、
成形した前記ガスケットを着色料溶液に浸漬して着色する、
ことを特徴とするガスケットのリサイクル方法。
【請求項2】
プラスチックレンズを製造した使用済みガスケットを色毎に分別し、
分別した前記使用済みガスケットに着色料を添加して溶融混練し、
混練した樹脂からガスケットを成形する
ことを特徴とするガスケットのリサイクル方法。
【請求項3】
前記使用済みガスケットにおいて、前記プラスチックレンズ用の樹脂が付着した部分を分離して溶融混練することを特徴とする請求項1又は2に記載のガスケットのリサイクル方法。
【請求項4】
前記使用済みガスケットを色見本と比較して分別することを特徴とする請求項1又は2に記載のガスケットのリサイクル方法。
【請求項5】
プラスチックレンズの製造方法において、
注型成形に使用したガスケットを回収する工程と、
前記回収したガスケットを使用回数毎に分別する工程と、
前記分別したガスケットから、リサイクルガスケットを再成形する工程と、
前記リサイクルガスケットに重合性モノマーを注入する工程と、
前記重合性モノマーを重合させて成形する工程とを含み、
前記分別したガスケットから前記リサイクルガスケットを再成形する工程において、前記リサイクルガスケットを使用回数に応じて着色する工程が含まれている
ことを特徴とするプラスチックレンズの製造方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2011−173994(P2011−173994A)
【公開日】平成23年9月8日(2011.9.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−39334(P2010−39334)
【出願日】平成22年2月24日(2010.2.24)
【出願人】(000113263)HOYA株式会社 (3,820)
【出願人】(509333807)ホヤ レンズ タイランド リミテッド (25)
【氏名又は名称原語表記】HOYA Lens Thailand Ltd
【Fターム(参考)】