説明

ガス発散袋状体

【課題】 ガスを発生させる物質どうしの混合状態を容易に確認できて便利なものとなり、しかもその混合操作が行い易く、またガスの発散持続期間の調節を非常に容易なものとしたガス発散袋状体を提供する。
【解決手段】 袋状体1の内部を第一収容室1a、第二収容室1bおよび第三収容室1cに区画し、第一収容室および第二収容室は、気液不透過性の袋状構成部2からなるものとし、第三収容室は、気体透過性で液体不透過性の袋状構成部3からなるものとし、第一収容室には第一収容物M1 を収容し、第二収容室には第二収容物M2 を収容し、第三収容室は空室にし、第一収容物と第二収容物は少なくとも何れか一方を液状物質とすると共に混合したときにガスを発生する物質とし、さらに第一収容室と第二収容室との区画部S1 の密閉強度、および第二収容室と第三収容室との区画部S2 の密閉強度を、袋状体の周縁部Eの密閉強度より小さくしている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、微量のガスを長期間にわたって発散させることのできるガス発散袋状体に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種のガス発散袋状体は、滅菌、消臭剤として、例えば図3に示したように、亜塩素酸塩および水中でこの亜塩素酸塩と反応して二酸化塩素を発生しうる化合物とを密封してなるガス透過性外袋11内に、水性媒質を密封する易破断性の内袋12を収納してなるものが存在する(特許文献1)。
【0003】
このように構成された従来の滅菌、消臭剤は、種々の対象物に簡便かつ安全に装着使用できると共に、二酸化塩素をその場で容易に発生させることができるという効果を有している。しかも、二酸化塩素の発生期間も、封入した化合物や水性溶媒の組成や比率の調整により簡便にコントロールすることができ、残留毒性の問題も生じないという効果を有している。
【0004】
さらに、この種のガス発散袋状体は、酸素発生袋として、例えば図4に示したように、所定の衝撃により破裂する程度の強度に設定した内袋21内に過酸化物の分解溶液または懸濁液からなる分解剤22を封入し、この内袋21と酸素発生剤23としての過酸化物とを水分不透過性の中袋24に密封すると共に、前記中袋24に所定数の微細通気孔25を穿設し、さらにこの中袋24を水分不透過性でかつ気体透過性を備える外装袋26内に密封してなるものが存在する(特許文献2)。
【0005】
このように構成された従来の酸素発生袋は、内袋21の破裂時における衝撃を中袋24で緩衝することができ外装袋26のシール破損などを確実に阻止することができるという効果を有している。また、中袋24で発生した酸素ガスを微細通気孔25を介して一旦外装袋26内に滞留した後、外装袋26の気体透過作用によりその全面から放出するようにしたので、外装袋26の単位面積当たりの酸素ガス圧力が軽減され、従って、破裂事故などを確実に回避することができるだけでなく、外装袋26の素材も従来より安価なものを使用できるので製造コストの軽減を図ることが可能となるという効果を有している。
【0006】
また、この種のガス発散袋状体は、炭酸ガス供給装置として、例えば図5に示したように、炭水化物を含んだ水31を収納した袋32と、乾燥した酵母33を含んだ担持体34と、脱臭剤35を含み前記袋32および担持体34を収納した断熱性袋36と、炭酸ガス透過性を有し前記断熱性袋36を収納した袋37よりなるものが存在する(特許文献3)。
【0007】
このように構成された従来の炭酸ガス供給装置は、高圧ボンベのような高価で操作方法の複雑な容器を用いることなく、廉価で取扱いの容易な安全な装置で、食品保存に必要な炭酸ガスを供給し、同時に雰囲気中の酸素を吸収するという効果を有している。さらに、構造が簡単で小型軽量であるため、食品と同封して冷蔵庫で保存できるという効果も有している。
【特許文献1】実公平6−10996号公報(第1、3頁、第1図)
【特許文献2】実開平3−50025号公報(第1頁、第1図)
【特許文献3】特公昭61−7306号公報(第1、2頁、第1図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記従来のガス発散袋状体においては、二酸化塩素、酸素、炭酸ガスなどのガスを発生させるには、図3に示したものでは、ガス透過性外袋11に掌や指などにより圧力を加え、内部に収納した内袋12を破断して、その内袋12の内容物とガス透過性外袋11の内容物とを反応させることにより、図4に示したものでは、気体透過性を備える外装袋26に同様にして圧力を加え、内部に収納した内袋21を破断して、その内袋21の内容物と中袋24の内容物とを反応させることにより、図5に示したものでは、炭酸ガス透過性を有する袋37に同様にして圧力を加え、内部に収納した袋32を破断して、その袋32の内容物と担持体34の担持物とを反応させることにより、それぞれ行っている。
【0009】
しかしながら、上記従来のガス発散袋状体においては、ガス透過性外袋11の内部に収納した内袋12、外装袋26の内部に収納した内袋21、袋37の内部に収納した袋32が、いずれも外部からは目で確認することができないため、掌や指などにより圧力を加えても、これら内袋12、内袋21、袋32が完全に破断されているのかどうかが判らず不便であるという問題点を有していた。また、これら内袋12、内袋21、袋32を完全に破断させるために、掌や指などにより余り強い圧力を加え過ぎると、ガス透過性外袋11、外装袋16、袋37までも破断するしてしまう虞れがあるという問題点を有していた。
【0010】
さらに、上記従来のガス発散袋状体においては、二酸化塩素、酸素、炭酸ガスなどの発生させるガスの発散持続期間を調節するのに、いずれも内容物の量を変えたり、図3に示したものでは、ガス透過性外袋11のガス透過率や表面積を変えることにより行うことができ、図4に示したものでは、気体透過性を備える外装袋26の気体透過率や表面積を調整することにより行うことができ、図5に示したものでは、炭酸ガス透過性を有する袋37の炭酸ガス透過率や表面積を調整することにより行うことができる。
【0011】
しかしながら、上記従来のガス発散袋状体においては、図3に示したものでは、ガス透過性外袋11の内部に内袋12を収納していたり、図4に示したものでは、外装袋26の内部に内袋21や中袋24を収納していたり、図5に示したものでは、袋37の内部に袋32や断熱性袋36を収納しているため、これら収納している袋との大きさの加減で、ガス透過性外袋11、外装袋26および袋37の大きさもある程度決まってしまい、自ずとそれらの表面積を変えるにも限度があるので、ガスの発散持続期間をそれらの表面積を変えることによって行う場合には、その調節が困難であるという問題点を有していた。
【0012】
そこで、この発明は、上記従来の問題点を解決するものであり、二酸化塩素、酸素、炭酸ガスなどのガスを発生させる物質どうしの混合状態を容易に確認できて便利なものとなり、しかもその混合操作が行い易く、またガスの発散持続期間の調節を非常に容易なものとしたガス発散袋状体を提供することを目的としてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
そのため、この発明のガス発散袋状体は、袋状体1の内部を第一収容室1a、第二収容室1bおよび第三収容室1cに区画し、前記第一収容室1aおよび第二収容室1bは、気液不透過性の袋状構成部2からなるものとし、第三収容室1cは、気体透過性で液体不透過性の袋状構成部3からなるものとし、前記第一収容室1aには第一収容物M1 を収容し、第二収容室1bには第二収容物M2 を収容し、第三収容室1cは空室にし、前記第一収容物M1 と第二収容物M2 は少なくとも何れか一方を液状物質とすると共に混合したときにガスを発生する物質とし、さらに前記第一収容室1aと第二収容室1bとの区画部S1 の密閉強度、および第二収容室1bと第三収容室1cとの区画部S2 の密閉強度を、袋状体1の周縁部Eの密閉強度より小さくしている。
【0014】
そして、この発明のガス発散袋状体では、前記第二収容室1bを第一収容室1aと第三収容室1cの間に位置するようにしている。
【0015】
さらに、この発明のガス発散袋状体では、前記袋状体1を透明体からなるものとしている。
【0016】
また、この発明のガス発散袋状体では、前記第一収容物M1 と第二収容物M2 の何れもを液状物質としている。
【発明の効果】
【0017】
この発明のガス発散袋状体は、以上に述べたように構成されているので、二酸化塩素、酸素、炭酸ガスなどのガスを発生させる物質どうしの混合状態を容易に確認できて便利なものとなり、しかもその混合操作が行い易くなり、またガスの発散持続期間の調節が非常に容易なものとなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、この発明のガス発散袋状体の実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0019】
この発明のガス発散袋状体は、図1に示したように、袋状体1の内部を第一収容室1a、第二収容室1bおよび第三収容室1cに区画したものとしており、第二収容室1bを第一収容室1aと第三収容室1cの間に位置するようにしている。前記第一収容室1aおよび第二収容室1bは、気液不透過性の袋状構成部2からなるものとし、第三収容室1cは、気体透過性で液体不透過性の袋状構成部3からなるものとしている。そして、前記第一収容室1aには第一収容物M1 を収容し、第二収容室1bには第二収容物M2 を収容し、第三収容室1cには何も収容せず空室にしておく。前記一収容物M1 と第二収容物M2 は混合したときにガスを発生する物質としている。さらに、前記第一収容室1aと第二収容室1bとの区画部S1 の密閉強度、および第二収容室1bと第三収容室1cとの区画部S2 の密閉強度は、袋状体1の周縁部Eの密閉強度より小さくしている。
【0020】
前記袋状体1の周縁部E、第一収容室1aと第二収容室1bとの区画部S1 、および第二収容室1bと第三収容室1cとの区画部S2 は、ヒートシール、超音波シール、接着剤などによって密閉するものとしており、シールの形状や状態、使用する接着剤の種類などによってその密閉強度に差をつけ、前記区画部S1 および区画部S2 の密閉強度を、周縁部Eの密閉強度より小さくしている。したがって、袋状体1を掌で叩いたり、指で押し付けるなどして、所定の圧力をかけると、袋状体1の周縁部Eの密閉は解除されないが、前記区画部S1 および区画部S2 の密閉が解除され、前記第一収容室1aと第二収容室1b、および第二収容室1bと第三収容室1cとが連通することになる。
【0021】
前記袋状体1は、透明体からなるものとするのが、第一収容室1aに収容した第一収容物M1 および第二収容室1bに収容した第二収容物M2 を袋外部から見ることができ、前記区画部S1 および区画部S2 の密閉が解除されて、これら両収容物が混合した状態を目で確認でき好ましい。また、前記第一収容物M1 と第二収容物M2 が混合して化学反応が始まると変色し、化学反応が終了してガスが発生しなくなったときに化学反応時とは異なる色に変色する場合や、化学反応が始まっても変色しないが、化学反応が終了したときに元の色とは異なる色に変色する場合には、前記透明体からなる袋状体1の少なくとも一部に、化学反応終了時の色と同じ色を印刷したり、同じ色のシールを貼っておくことができる。このようにすれば、前記袋状体1を通して化学反応時の色を目で確認できるので、その色が袋状体1に印刷した色やシールの色と同じになれば、化学反応が終了したことがわかり、ガスの発生終了時期を知ることができる。なお、前記袋状体1は、不透明体からなるものとしても、前記密閉が解除された状態が袋外部から判るので、前記両収容物が混合した状態を目で確認できなくとも、前記密閉が解除されば、両収容物が自然と混合した状態となるので差し支えない。
【0022】
前記気液不透過性の袋状構成部2は、アクリルニトリルスチレン(AS)樹脂、アクリルニトリルブタジエンスチレン(ABS)樹脂、エチレンビニールアルコール(EVOH)樹脂、塩化ビニル樹脂などの合成樹脂材からなるものとしており、気体透過性で液体不透過性の袋状構成部3は、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリブタジエン樹脂などの合成樹脂材からなるものとしている。また、前記袋状構成部3は、AS樹脂、ABS樹脂、EVOH樹脂、塩化ビニル樹脂などの前記気液不透過性の合成樹脂材にマイクロホール加工をして、気体のみを透過性としたものとすることもできる。
【0023】
前記第一収容物M1 は顆粒や粉体などの固体物質とするか、液体やコロイドなどの液状物質としており、第二収容物M2 は液体やコロイドなどの液状物質としている。すなわち、第一収容室1aと第三収容室1cの間に位置する第二収容室1bに、液状物質とした第二収容物M2 を収納するのが好ましい。これは、後に述べるようにガス発散時にこの第二収容室1bの袋状構成部2を掌で叩いたり、指で押し付けたときに、第二収容物M2 の両側に位置する区画部S1 、S2 に一度に所定の圧力がかかり、これら区画部S1 、S2 の密閉が解除されるからである。なお、前記第一収容物M1 を液状物質とし、第二収容物M2 を固体物質としてもよい。この場合は、ガス発散時に第一収容室1aの袋状構成部2を掌で叩いたり、指で押し付ければ、その第一収容室1aと第二収容室1bとの区画部S1 に所定の圧力がかかり、この区画部S1 の密閉が解除され、次に第二収容室1bと第三収容室1cとの区画部S2 に所定の圧力がかかり、この区画部S2 の密閉が解除されることになる。すなわち、前記第一収容物M1 または第二収容物M2 の少なくとも何れか一方は、これら両者を混合させるために液状物質としている。例えば、二酸化塩素ガスを発生させる場合には、第一収容物M1 をサラシ粉とし、第二収容物M2 を亜塩素酸ナトリウム溶液とすることができる。酸素を発生させる場合には、第一収容物M1 を過炭酸ナトリウムの粉体とし、第二収容物M2 を硫酸マンガンを添加した水溶液とすることができる。炭酸ガスを発生させる場合には、第一収容物M1 をビ−ル酵母などの酵母乾燥粉とし、第二収容物M2 をペプトン、ブドウ糖などの炭水化物水溶液とすることができる。なお、前記の何れのガスを発生させる場合にも、第一収容物M1 と第二収容物M2 とをそれぞれ入れ替えてもよい。
【0024】
以上のように構成したこの発明のガス発散袋状体は、ガスを発散させない不使用時には必要に応じて、透明または不透明の化粧袋(図示せず)に収納しておき、ガスを発散させる時にはこの化粧袋を取り外し、液状物質とした第二収容物M2 を収納した第二収容室1bの袋状構成部2を外部から掌で叩いたり、指で押し付ける。そして、袋状体1に所定の圧力をかけると、第一収容室1aと第二収容室1bとの区画部S1 の密閉、第二収容室1bと第三収容室1cとの区画部S2 の密閉が解除されて、これらの収容室どうしが連通することになる。すると、液状物質とした第二収容物M2 が、固体物質とした第一収容物M1 を収容した第一収容室1aに流れ込み、その第一収容物M1 と混合し、二酸化塩素ガス、酸素、炭酸ガスなどの所定のガスを発生することになる。なお、前記収容室どうしの連通状態は、袋状体1が透明であっても不透明であっても、袋状体1の外部から区画部S1 、S2 が見えるので、容易に確認することができる。そして、第一収容物M1 と第二収容物M2 との混合物は第三収容室1cへも流れ込み、この第三収容室1cの袋状構成部3から、前記の発生したガスを袋状体1外部へ長期間にわたって発散することになる。
【0025】
このとき第三収容室1cの袋状構成部3の表面積を予め大きく構成しておけば、発生したガスの袋状体1からの発散量を多くすることができ、前記袋状構成部3の表面積を予め小さく構成しておけば、発生したガスの袋状体1からの発散量を少なくすることができ、袋状体1外部へのガスの発散量を容易に調節することができるものとなる。
【0026】
なお、前記袋状体1を透明体とすると、発生させるガスの種類によっては、前記第一収容物M1 と第二収容物M2 とが混合すると、化学反応が始まって変色し、長期間にわたってガスを発生した後に、化学反応が終わって退色する場合があるので、このような場合に変色してから退色するまでを目で確認できるので、ガスの発生終了時期を知ることができるなど、便利なものとなる。さらに、前記化学反応が始まって変色し、化学反応が終了してガスが発生しなくなったときに化学反応時とは異なる色に変色する場合や、化学反応が始まっても変色しないが、化学反応が終了したときに元の色とは異なる色に変色する場合には、前記したように透明体とした袋状体1に化学反応終了時の色と同じ色を印刷したり、同じ色のシールを貼っておけば、このような場合にも化学反応時の色を目で確認できるので、その色が袋状体1に印刷した色やシールの色と同じになれば、化学反応が終了したことがわかり、ガスの発生終了時期を知ることができ、便利なものとなる。
【0027】
したがって、この発明のガス発散袋状体は、二酸化塩素、酸素、炭酸ガスなどのガスを発生させる物質どうしの混合状態を容易に確認できて便利なものとなり、しかもその混合操作が行い易くなり、またガスの発散持続期間の調節も非常に容易なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】この発明のガス発散袋状体のガス発生前の要部断面斜視図である。
【図2】この発明のガス発散袋状体のガス発生時における要部断面斜視図である。
【図3】従来のガス発散袋状体の一例を示すガス発生前の要部断面斜視図である。
【図4】従来のガス発散袋状体の他の例を示すガス発生前の断面図である。
【図5】従来のガス発散袋状体のさらに他の例を示すガス発生前の断面図である。
【符号の説明】
【0029】
1 袋状体
1a 第一収容室
1b 第二収容室
1c 第三収容室
2 袋状構成部
3 袋状構成部
M1 第一収容物
M2 第一収容物
S1 区画部
S2 区画部
E 周縁部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
袋状体(1)の内部を第一収容室(1a)、第二収容室(1b)および第三収容室(1c)に区画し、前記第一収容室(1a)および第二収容室(1b)は、気液不透過性の袋状構成部(2)からなるものとし、第三収容室(1c)は、気体透過性で液体不透過性の袋状構成部(3)からなるものとし、前記第一収容室(1a)には第一収容物(M1 )を収容し、第二収容室(1b)には第二収容物(M2 )を収容し、第三収容室(1c)は空室にし、前記第一収容物(M1 )と第二収容物(M2 )は少なくとも何れか一方を液状物質とすると共に混合したときにガスを発生する物質とし、さらに前記第一収容室(1a)と第二収容室(1b)との区画部(S1 )の密閉強度、および第二収容室(1b)と第三収容室(1c)との区画部(S2 )の密閉強度を、袋状体(1)の周縁部(E)の密閉強度より小さくしたことを特徴とするガス発散袋状体。
【請求項2】
前記第二収容室(1b)を第一収容室(1a)と第三収容室(1c)の間に位置するようにしたことを特徴とする請求項1記載のガス発散袋状体。
【請求項3】
前記袋状体(1)を透明体からなるものとしたことを特徴とする請求項1記載のガス発散袋状体。
【請求項4】
前記第一収容物(M1 )と第二収容物(M2 )の何れもを液状物質としたことを特徴とする請求項1記載のガス発散袋状体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−335448(P2006−335448A)
【公開日】平成18年12月14日(2006.12.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−164484(P2005−164484)
【出願日】平成17年6月3日(2005.6.3)
【出願人】(391048500)大扇産業株式会社 (16)
【出願人】(391003392)大幸薬品株式会社 (20)
【Fターム(参考)】