説明

ガラス除去装置

【課題】搬送装置の載置台上で破損したガラス基板を迅速かつ容易に載置台上から除去する。
【解決手段】載置台D上に載置されたガラス基板Gを上記載置台D上から除去するガラス除去装置であって、上記ガラス基板Gに当接可能であると共に上記ガラス基板Gに振動を与えることによって破砕する破砕手段10と、該破砕手段10にて破砕されたガラス基板Gを吸引することによって載置台D上から除去する吸引手段20とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、載置台上にて破損したガラス基板を載置台上から除去するガラス除去装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1や特許文献2には、ガラス基板を搬送するための搬送装置が開示されている。
このようなガラス基板は、主に液晶表示装置のガラス基板を搬送するために用いられている。液晶表示装置のガラス基板は、近年の液晶表示装置の大型化に伴って大型化しており、作業者が1人で持ち運ぶことが困難な大きさとなっている。
そして、特許文献1や特許文献2に開示されるような搬送装置は、載置台上に上記ガラス基板載置して複数のガラス基板を連続的に搬送している。
【特許文献1】特開2006−182563号公報
【特許文献2】特開2008−66675号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、上述のような搬送装置では、不足の事態により搬送中のガラス基板が破損する場合がある。このような場合には、迅速にガラス基板を除去する必要があるが、破損したガラス基板は、搬送装置で搬送することができない。
このため、作業者の手によって破損したガラス基板を載置台上から除去することとなるが、上述のようにガラス基板が大型化しており容易に持ち運びできないため、ガラス基板の除去作業に時間が掛かってしまう。
【0004】
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、搬送装置の載置台上で破損したガラス基板を迅速かつ容易に載置台上から除去することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
【0006】
第1の発明は、載置台上に載置されたガラス基板を上記載置台上から除去するガラス除去装置であって、上記ガラス基板に当接可能であると共に上記ガラス基板に振動を与えることによって破砕する破砕手段と、該破砕手段にて破砕されたガラス基板を吸引することによって載置台上から除去する吸引手段とを備えるという構成を採用する。
【0007】
第2の発明は、上記第1の発明において、上記破砕手段が、振動すると共に上記ガラス基板に当接されるピン部を備え、上記吸引手段が、上記ピン部周りに配置される吸引口を備えるという構成を採用する。
【0008】
第3の発明は、上記第2の発明において、上記吸引口を吸引方向から見た場合に、上記ピン部が上記吸引口の中央に配置されているという構成を採用する。
【0009】
第4の発明は、上記第2または第3の発明において、上記ピン部を複数備えるという構成を採用する。
【0010】
第5の発明は、上記第2の発明において、上記吸引口を複数備えるという構成を採用する。
【0011】
第6の発明は、上記第2〜第5いずれかの発明において、上記吸引口を備える吸引流路と上記ピン部とがユニット化されたユニット部を備え、該ユニット部を搬送する搬送手段を備えるという構成を採用する。
【0012】
第7の発明は、上記第1〜第6の発明において、上記破砕手段が上記載置台に触れることを防止する保護プレートを備えるという構成を採用する。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、破砕手段によってガラス基板に振動が与えられることによってガラス基板が破砕され、吸引手段によって破砕されたガラス基板が吸引されて載置台上から除去される。
このため、作業者の手によってガラス基板を載置台上から除去する場合と比較して、迅速かつ容易に載置台上から除去することができる。
したがって、本発明によれば、搬送装置の載置台上で破損したガラス基板を迅速かつ容易に載置台上から除去することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、図面を参照して、本発明に係るガラス除去装置の一実施形態について説明する。なお、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
【0015】
(第1実施形態)
図1は、本実施形態のガラス除去装置100の概略構成を示す模式図である。この図に示すように、本実施形態のガラス除去装置100は、破砕装置10(破砕手段)と、吸引装置20(吸引手段)と、保護プレート30と、制御装置40と、搬送部50とを備えている。
【0016】
破砕装置10は、ガラス基板Gに当接可能であると共にガラス基板Gに振動を与えることによってガラス基板Gを破砕するものであり、振動発生装置11と、ピン部12とを備えている。
【0017】
振動発生装置11は、制御装置40の制御の下、ピン部12に伝達するための振動を発生するものである。
この振動発生装置11が発生する振動の振動数は、ピン部12がガラス基板Gの固有振動数で振動するように設定されることが好ましい。
【0018】
ピン部12は、振動発生装置11と接続されており、後述する吸引装置20が備える吸引口21aから先端12aが突出するように、上下方向に延在して配置されている。
なお、本実施形態において、ピン部12は、図2に示すように、吸引口21aを吸引方向から見た場合に、吸引口21aの中央に配置されている。
このピン部12は、振動発生装置11から振動を伝達されることによって振動可能であると共に、先端12aがガラス基板Gと当接可能とされている。
【0019】
図1に戻り、吸引装置20は、破砕装置10によって破砕されたガラス基板Gを吸引することによって除去するものであり、吸引ノズル21、フレキシブルホース22、真空ポンプ23、破砕物貯蔵タンク24、及びフィルタ25を備えている。
【0020】
吸引ノズル21は、破砕されたガラス基板Gを吸引ノズル21内に取り込むための吸引口21aを備える円筒配管である。
なお、図1において吸引ノズル21は、湾曲されているが、必ずしも湾曲させる必要はない。
【0021】
フレキシブルホース22は、吸引ノズル21と真空ポンプ23とを接続するホースであり、可撓性を有している。
そして、当該フレキシブルホース22の途中部位には、破砕物貯蔵タンク24と、フィルタ25とが設置されている。
【0022】
真空ポンプ23は、吸引ノズル21を介して破砕されたガラス基板Gを吸引するための空気流れを形成するものであり、フレキシブルホース23を介して吸引ノズル21と接続されている。
【0023】
破砕物貯蔵タンク24は、吸引ノズル21を介して吸引されたガラス基板G(破砕物)を貯蔵するための容器であり、フィルタ25の直前に設置されている。
【0024】
フィルタ25は、吸引ノズル21及びフレキシブルホース22を介して供給される空気流れから破砕物であるガラス基板G及び埃等の異物を除去するものである。
【0025】
保護プレート30は、破砕装置10(特に破砕装置10が備えるピン部12の先端12a)が、ガラス基板Gの載置台Dに触れることを防止するためのものであり、ピン部12の先端12aから離間した下方に配置されている。
なお、保護プレート30は、一部が吸引ノズル21と接続されることによって支持されている。
また、保護プレート30は、載置台Dの損傷を防止するために柔らかく、かつ、割れ難い材料によって形成されることが好ましい。
【0026】
この保護プレート30は、保護プレート30とピン部12の先端12aとの間にガラス基板Gを挿入できるのであれば、任意の形状を選択することができる。
ただし、万が一にも破砕されたガラス基板Gが飛散することを防止するために、先端12aの下方領域を囲うように形状設定することが好ましい。
また、保護プレート30の中央部を凹ませて、落下したガラス基板Gを集め易い形状としても良い。
【0027】
制御装置40は、破砕装置10の振動発生装置11及び吸引装置20の真空ポンプ23にコード41を介して電気的に接続されており、振動発生装置11及び真空ポンプ23の駆動を制御する。
なお、制御装置40は、本実施形態のガラス除去装置100の作業者の指示に基づいて、振動発生装置11及び真空ポンプ23の駆動を制御する。具体的には、例えば、制御装置40は、作業者が操作しやすい位置に設置されたスイッチを介して作業者の指示が入力され、当該指示に基づいて振動発生装置11及び真空ポンプ23のオン/オフを制御する。
【0028】
また、本実施形態のガラス除去装置100において、吸引ノズル21と、振動発生装置11と、ピン部12と、保護プレート30とは、ユニット化されており、ユニット部60を構成している。
そして、搬送部50は、ユニット部60を容易に搬送するためのものであり、ユニット部60を支持する枠体51と、枠体51を移動可能に支持するキャスタ52を備えている。
なお、図1においては、枠体51が、保護プレート30とピン部12の先端12aとの間にガラス基板Gが挿入することを阻害するように見えるが、正面(ガラス基板が在る側の方向)から見た場合には保護プレート30とピン部12の先端12aとの間にガラス基板Gが挿入することを阻害しないように吸引ノズル21から離間して左右に配置されている。
なお、ユニット部60が作業者によって容易に持ち運びが可能な重量である場合には、搬送部50は設置しなくても良い。
【0029】
なお、真空ポンプ23と、破砕物貯蔵タンク24と、フィルタ25と、制御装置40とをユニット化してユニット部を構成し、このユニット部を搬送可能なように構成しても良い。
【0030】
次に、このように構成された本実施形態のガラス除去装置100の動作について説明する。
【0031】
駆動を開始する旨の指示が作業者から制御装置40に入力されると、制御装置40は、破砕装置10の振動発生装置11を駆動して振動を発生させる。これによって、振動発生装置11にて発生された振動がピン部12に伝達されてピン部12が振動する。
また、駆動を開始する旨の指示が作業者から制御装置40に入力されると、制御装置40は、吸引装置20の真空ポンプ23を駆動して、吸引ノズル21及びフレキシブルホース22の内部に、破砕されたガラス基板Gを吸引するための空気流れを形成する。
【0032】
上述のようにガラス除去装置100が駆動された状態にて、ピン部12と保護プレート30との間にガラス基板Gを挿入し、さらにガラス基板Gをピン部12に当接させることによって、ピン部12からガラス基板Gに振動が伝達されてガラス基板Gが破砕される。
【0033】
ここで、吸引ノズル21内部には、破砕されたガラス基板Gを吸引するための空気流れが形成されているため、破砕されたガラス基板Gは、吸引口21aを介して吸引ノズル21に吸引される。
このように吸引ノズル21によって破砕されたガラス基板Gが吸引されることによって、載置台D上からガラス基板Gが除去される。
【0034】
吸引ノズル21によって吸引されたガラス基板Gは、空気流れに乗ることによってフレキシブルホース22を介してフィルタ25に到達し、埃等の異物と共に空気流れから除去される。
そして、フィルタ25によって空気流れから除去されたガラス基板Gは、落下して破損物貯蔵タンク24にて貯蔵される。
【0035】
以上のような本実施形態のガラス除去装置100によれば、破砕装置10によってガラス基板Gに振動が与えられることによってガラス基板Gが破砕され、吸引装置20によって破砕されたガラス基板Gが吸引されて載置台D上から除去される。
このため、作業者の手によってガラス基板Gを載置台D上から除去する場合と比較して、迅速かつ容易に載置台D上から除去することができる。
したがって、本実施形態のガラス除去装置100によれば、搬送装置の載置台D上で破損したガラス基板Gを迅速かつ容易に載置台D上から除去することが可能となる。
【0036】
また、本実施形態のガラス除去装置100においては、ピン部12が吸引口21aの中央部に配置され、ピン部12周りに吸引口21aが在る構成を採用した。
このような構成を採用するガラス除去装置100によれば、ピン部12から振動が伝達されて破砕したガラス基板Gが周囲に飛散した場合でも、より確実に吸引口21aによって破砕されたガラス基板Gを吸引することが可能となる。
【0037】
また、本実施形態のガラス除去装置100においては、ユニット部60を搬送可能な搬送部50を備える構成を採用した。
このような構成を採用するガラス除去装置100によれば、ユニット部60が作業者によって容易に持ち運ぶことが困難な重量であっても、容易にユニット部60を移動させることが可能となる。
【0038】
また、本実施形態のガラス除去装置100においては、破砕装置10が載置台Dに触れることを防止する保護プレート30を備える構成を採用した。
このような構成を有する本実施形態のガラス除去装置100によれば、ピン部12が載置台Dに近づいた際に、先に保護プレート30が載置台Dに当接し、これによってピン部12が載置台Dに触れることが防止される。このため、載置台Dに振動が伝達し、これによって載置台Dが損傷することを防止することができる。
【0039】
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本第2実施形態の説明において、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
【0040】
図3は、本実施形態のガラス除去装置が備えるユニット部60を模式的に示した図であり、(a)が断面図であり、(b)が吸引方向からユニット部60を見た図である。
この図に示すように、本実施形態のガラス除去装置においては、上記第1実施形態における吸引口21aよりも小さな径の吸引口26aを備える吸引ノズル26が複数設置されている。
これらの吸引ノズル26は、支持板27によって接続されており、吸引口26aがピン部12周りに配列されるように支持されている。
【0041】
このような構成を有する本実施形態のガラス除去装置によれば、上記第1実施形態の画ガラス除去装置と比較して、吸引口26aの開口面積が減少するため、一度に吸引できるガラス基板Gの量が減少するものの、ガラス基板Gを強く吸引することができる。
したがって、ガラス基板G全体を除去する時間は要するが、確実にガラス基板Gを除去することが可能となる。
【0042】
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。なお、本第3実施形態の説明においても、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
【0043】
図4は、本実施形態のガラス除去装置が備えるユニット部60を模式的に示した図であり、(a)が断面図であり、(b)が吸引方向からユニット部60を見た図である。
この図に示すように、本実施形態のガラス除去装置においては、上記第1実施形態におけるピン部12が複数(本実施形態では4つ)設置されている。
これらのピン部12は、全て振動発生装置11に接続されており、先端12aが吸引口21aから突出されている。
【0044】
このような構成を有する本実施形態のガラス除去装置によれば、ガラス基板Gに対して複数のピン部12から振動を伝達させることができ、上記第1実施形態のガラス除去装置と比較して、ガラス基板Gを細かく破砕することが可能となる。
したがって、破砕されたガラス基板Gの個辺ごとの重量を減少させることができ、より確実に破砕されたガラス基板Gを吸引して除去することができる。
【0045】
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。なお、本第4実施形態の説明においても、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
【0046】
図5は、本実施形態のガラス除去装置が備えるユニット部60を模式的に示した図であり、(a)が断面図、(b)が吸引方向からユニット部60を見た図である。
この図に示すように、本実施形態のガラス除去装置は、上記第2実施形態と上記第3実施形態のハイブリッド型の構成を有している。すなわち、本実施形態のガラス除去装置は、複数のピン部12を備え、これらのピン部12を囲うように、吸引口26aを備える吸引ノズル26が複数設置されている。
【0047】
このような構成を有する本実施形態のガラス基板除去装置によれば、ガラス基板Gを強く吸引することができる。
また、本実施形態のガラス基板除去装置によれば、ガラス基板Gに対して複数のピン部12から振動を伝達させることができ、上記第1実施形態のガラス除去装置と比較して、ガラス基板Gを細かく破砕することが可能となる。
したがって、より確実に載置台D上からガラス基板Gを除去することが可能となる。
【0048】
以上、添付図面を参照しながら本発明に係るガラス除去装置の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
【0049】
例えば、上記実施形態のガラス除去装置においては、搬送部50として、キャスタ52付の枠体51を用いる構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、搬送部50としてツールバランサー等の他の構成を用いても良い。
【0050】
また、例えば、上記実施形態のガラス除去装置が、破損したガラス基板を検出するための検出装置(例えば、撮像カメラ)を備えると共に、制御装置40の制御の下で自動的に移動可能な構成とし、破損したガラス基板を検出して自動でガラス基板を載置台D上から除去するように構成しても良い。
このような構成を採用することによって、作業者が直接作業することなく、破損したガラス基板Gを載置台D上から除去することが可能となる。
【0051】
また、上記実施形態のガラス除去装置においては、空気流れからガラス基板を除去するためにフィルタ25を用いる構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、フィルタ25に換えて遠心分離機を設置しても良い。
【0052】
また、上記実施形態のガラス除去装置においては、吸引ノズル21と真空ポンプ23とがフレキシブルホース22にて接続されている構成について説明した。
このような構成を採用することによって、真空ポンプ23を移動させることなく、ユニット部60のみを移動させることができる。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、真空ポンプ23を含めて作業者が持ち運び可能な場合には、吸引ノズル21と真空ポンプ23とを硬い配管にて構成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】本発明の第1実施形態のガラス除去装置の概略構成を示す模式図である。
【図2】本発明の第1実施形態のガラス除去装置が備えるユニット部を模式的に示した図であり、(a)が断面図、(b)が吸引方向からユニット部を見た図である。
【図3】本発明の第2実施形態のガラス除去装置が備えるユニット部を模式的に示した図であり、(a)が断面図、(b)が吸引方向からユニット部を見た図である。
【図4】本発明の第3実施形態のガラス除去装置が備えるユニット部を模式的に示した図であり、(a)が断面図、(b)が吸引方向からユニット部を見た図である。
【図5】本発明の第4実施形態のガラス除去装置が備えるユニット部を模式的に示した図であり、(a)が断面図、(b)が吸引方向からユニット部を見た図である。
【符号の説明】
【0054】
100……ガラス除去装置、10……破砕装置(破砕手段)、11……振動発生装置、12……ピン部、12a……先端、20……吸引装置(吸引手段)、21,26……吸引ノズル、21a,26a……吸引口、22……フレキシブルホース、23……真空ポンプ、24……破砕物貯蔵タンク、25……フィルタ、27……支持板、30……保護プレート、40……制御装置、50……搬送部(搬送手段)、60……ユニット部、G……ガラス基板、D……載置台

【特許請求の範囲】
【請求項1】
載置台上に載置されたガラス基板を前記載置台上から除去するガラス除去装置であって、
前記ガラス基板に当接可能であると共に前記ガラス基板に振動を与えることによって破砕する破砕手段と、
該破砕手段にて破砕されたガラス基板を吸引することによって載置台上から除去する吸引手段と
を備えることを特徴とするガラス除去装置。
【請求項2】
前記破砕手段が、振動すると共に前記ガラス基板に当接されるピン部を備え、
前記吸引手段が、前記ピン部周りに配置される吸引口を備える
ことを特徴とする請求項1記載のガラス除去装置。
【請求項3】
前記吸引口を吸引方向から見た場合に、前記ピン部が前記吸引口の中央に配置されていることを特徴とする請求項2記載のガラス除去装置。
【請求項4】
前記ピン部を複数備えることを特徴とする請求項2または3記載のガラス除去装置。
【請求項5】
前記吸引口を複数備えることを特徴とする請求項2記載のガラス除去装置。
【請求項6】
前記吸引口を備える吸引流路と前記ピン部とがユニット化されたユニット部を備え、該ユニット部を搬送する搬送手段を備えることを特徴とする請求項2〜5いずれかに記載のガラス除去装置。
【請求項7】
前記破砕手段が前記載置台に触れることを防止する保護プレートを備えることを特徴とする請求項1〜6いずれかに記載のガラス除去装置。





【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−297595(P2009−297595A)
【公開日】平成21年12月24日(2009.12.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−151759(P2008−151759)
【出願日】平成20年6月10日(2008.6.10)
【出願人】(000000099)株式会社IHI (5,014)
【Fターム(参考)】