説明

キサントシリン類縁体の製造方法

【課題】 様々な生理活性を有するキサントシリン類縁体を立体選択的に製造することにより効率的に提供する。
【解決手段】 式(1)で表されるスズ化合物と式(2)で表される化合物とを第10族又は第11族金属触媒存在下縮合し、化合物(3)とし、ついで脱水することによりキサントシリン類縁体(4)を製造する。
【化1】


[式中、R1、R2、R2a、R、R9、R10、R10aは、それぞれ水素原子、アルキル基等を表す。Xは、ハロゲン原子等を表す。]


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(1)
【化1】

[式中、R1は、水素原子、保護基、C1-6アルキル基、C1-6アルキルカルボニル基又はC6-18アリールカルボニル基(該C1-6アルキル基、C1-6アルキルカルボニル基及びC6-18アリールカルボニル基は、ハロゲン原子、水酸基、保護基で保護された水酸基、C2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルコキシカルボニル基、C6-18アリール基、2−ピリジル基、3−ピリジル基、4−ピリジル基、2−フラニル基、3−フラニル基、2−チエニル基、3−チエニル基(該C6-18アリール基、2−ピリジル基、3−ピリジル基、4−ピリジル基、2−フラニル基、3−フラニル基、2−チエニル基及び3−チエニル基は、ハロゲン原子又はC1-6アルキル基で任意に置換されていてもよい。)又はNR45(式中、R4及びR5はそれぞれ独立に水素原子若しくはC1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、C6-18アリール基で任意に置換されていてもよい。)を意味するか又はR4及びR5が一緒になって-(CH2)nY(CH2)m-(式中、Yは、CR67(式中、R6及びR7はそれぞれ独立に水素原子又はC1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、C6-18アリール基で任意に置換されていてもよい。)を意味する。)、NR8(式中、R8は、水素原子又はC1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、C6-18アリール基で任意に置換されていてもよい。)を意味する。)、O又はSを意味し、nは、1、2又は3を意味し、mは、1、2又は3を意味するが、n+mは、3、4又は5である。)を意味する。)で任意に置換されていてもよい。)を意味し、R2及びR2aはそれぞれ独立に、水素原子、水酸基、保護基で保護された水酸基又はC1-6アルコキシ基を意味し、R3はC1-6アルキル基又はフェニル基(該フェニル基はC1-6アルキル基で置換されていてもよい。)を意味する。]で表されるスズ化合物と
式(2)
【化2】

[式中、R9は、水素原子、保護基、C1-6アルキル基、C1-6アルキルカルボニル基又はC6-18アリールカルボニル基(該C1-6アルキル基、C1-6アルキルカルボニル基及びC6-18アリールカルボニル基は、ハロゲン原子、水酸基、保護基で保護された水酸基、C2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルコキシカルボニル基、C6-18アリール基、2−ピリジル基、3−ピリジル基、4−ピリジル基、2−フラニル基、3−フラニル基、2−チエニル基、3−チエニル基(該C6-18アリール基、2−ピリジル基、3−ピリジル基、4−ピリジル基、2−フラニル基、3−フラニル基、2−チエニル基及び3−チエニル基は、ハロゲン原子又はC1-6アルキル基で任意に置換されていてもよい。)又はNR1112(式中、R11及びR12はそれぞれ独立に水素原子若しくはC1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、C6-18アリール基で任意に置換されていてもよい。)を意味するか又はR11及びR12が一緒になって-(CH2)Z(CH2)-(式中、Zは、CR1314(式中、R13及びR14はそれぞれ独立に水素原子又はC1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、C6-18アリール基で任意に置換されていてもよい。)を意味する。)、NR16(式中、R16は、水素原子又はC1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、C6-18アリール基で任意に置換されていてもよい。)を意味する。)、O又はSを意味し、pは、1、2又は3を意味し、qは、1、2又は3を意味 するが、p+qは、3、4又は5である。)を意味する。)で任意に置換されていてもよい。)を意味し、R10及びR10aはそれぞれ独立に、水素原子、水酸基、保護基で保護された水酸基又はC1-6アルコキシ基を意味し、Xは、ハロゲン原子又はSnR153(式中、R15はC1-6アルキル基又はフェニル基(該フェニル基はC1-6アルキル基で置換されていてもよい。)を意味する。)を意味する。]で表される化合物とを第10族又は第11族金属触媒存在下、縮合することにより
式(3)
【化3】

[式中、R、R、R2a、R、R10及びR10aは、式(1)及び式(2)と同じ意味を表す。]で表される化合物を製造し、ついでこれを脱水することを特徴とする
式(4)
【化4】

[式中、R、R、R2a、R、R10及びR10aは、式(3)と同じ意味を表す。]で表されるキサントシリン類縁体を製造する方法。
【請求項2】
式(1)
【化5】

[式中、R1は、水素原子、保護基、C1-6アルキル基、C1-6アルキルカルボニル基又はC6-18アリールカルボニル基(該C1-6アルキル基、C1-6アルキルカルボニル基及びC6-18アリールカルボニル基は、ハロゲン原子、水酸基、保護基で保護された水酸基、C2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルコキシカルボニル基、C6-18アリール基、2−ピリジル基、3−ピリジル基、4−ピリジル基、2−フラニル基、3−フラニル基、2−チエニル基、3−チエニル基(該C6-18アリール基、2−ピリジル基、3−ピリジル基、4−ピリジル基、2−フラニル基、3−フラニル基、2−チエニル基及び3−チエニル基は、ハロゲン原子又はC1-6アルキル基で任意に置換されていてもよい。)又はNR45(式中、R4及びR5はそれぞれ独立に水素原子若しくはC1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、C6-18アリール基で任意に置換されていてもよい。)を意味するか又はR4及びR5が一緒になって-(CH2)nY(CH2)m-(式中、Yは、CR67(式中、R6及びR7はそれぞれ独立に水素原子又はC1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、C6-18アリール基で任意に置換されていてもよい。)を意味する。)、NR8(式中、R8は、水素原子又はC1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、C6-18アリール基で任意に置換されていてもよい。)を意味する。)、O又はSを意味し、nは、1、2又は3を意味し、mは、1、2又は3を意味するが、n+mは、3、4又は5である。)を意味する。)で任意に置換されていてもよい。)を意味し、R2及びR2aはそれぞれ独立に、水素原子、水酸基、保護基で保護された水酸基又はC1-6アルコキシ基を意味し、R3はC1-6アルキル基又はフェニル基(該フェニル基はC1-6アルキル基で置換されていてもよい。)を意味する。]で表されるスズ化合物と
式(2)
【化6】

[式中、R9は、水素原子、保護基、C1-6アルキル基、C1-6アルキルカルボニル基又はC6-18アリールカルボニル基(該C1-6アルキル基、C1-6アルキルカルボニル基及びC6-18アリールカルボニル基は、ハロゲン原子、水酸基、保護基で保護された水酸基、C2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルコキシカルボニル基、C6-18アリール基、2−ピリジル基、3−ピリジル基、4−ピリジル基、2−フラニル基、3−フラニル基、2−チエニル基、3−チエニル基(該C6-18アリール基、2−ピリジル基、3−ピリジル基、4−ピリジル基、2−フラニル基、3−フラニル基、2−チエニル基及び3−チエニル基は、ハロゲン原子又はC1-6アルキル基で任意に置換されていてもよい。)又はNR1112(式中、R11及びR12はそれぞれ独立に水素原子若しくはC1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、C6-18アリール基で任意に置換されていてもよい。)を意味するか又はR11及びR12が一緒になって-(CH2)pZ(CH2)q-(式中、Zは、CR1314(式中、R13及びR14はそれぞれ独立に水素原子又はC1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、C6-18アリール基で任意に置換されていてもよい。)を意味する。)、NR16(式中、R16は、水素原子又はC1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、C6-18アリール基で任意に置換されていてもよい。)を意味する。)、O又はSを意味し、pは、1、2又は3を意味し、qは、1、2又は3を意味するが、p+qは、3、4又は5である。)を意味する。)で任意に置換されていてもよい。)を意味し、R10及びR10aは、それぞれ独立に水素原子、水酸基、保護基で保護された水酸基又はC1-6アルコキシ基を意味し、Xは、ハロゲン原子又はSnR153(式中、R15はC1-6アルキル基又はフェニル基(該フェニル基はC1-6アルキル基で置換されていてもよい。)を意味する。)を意味する。]で表される化合物とを第10族又は第11族金属触媒存在下、縮合することにより
式(3)
【化7】

[式中、R、R、R2a、R、R10及びR10aは、式(1)及び式(2)と同じ意味を表す。]で表される化合物を製造する方法。
【請求項3】
=R、R=R10、R2a=R10a、X=SnR153=SnR33である請求項1記載のキサントシリン類縁体を製造する方法。
【請求項4】
=R、R=R10、R2a=R10a、X=SnR153=SnR33である請求項2記載の化合物を製造する方法。
【請求項5】
Xがハロゲン原子である請求項1記載のキサントシリン類縁体を製造する方法。
【請求項6】
Xがハロゲン原子である請求項2記載の化合物を製造する方法。
【請求項7】
1及びR9がそれぞれ独立に、水素原子、保護基、C1-6アルキル基、C1-6アルキルカルボニル基又はC6-18アリールカルボニル基(該C1-6アルキル基、C1-6アルキルカルボニル基及びC6-18アリールカルボニル基は、水酸基又は保護基で保護された水酸基で任意に置換されていてもよい。)である請求項1記載のキサントシリン類縁体を製造する方法。
【請求項8】
1及びR9がそれぞれ独立に、水素原子、保護基、C1-6アルキル基、C1-6アルキルカルボニル基又はC6-18アリールカルボニル基(該C1-6アルキル基、C1-6アルキルカルボニル基及びC6-18アリールカルボニル基は、水酸基又は保護基で保護された水酸基で任意に置換されていてもよい。)である請求項2記載の化合物を製造する方法。
【請求項9】
1及びR9が、水素原子、保護基、C1-6アルキル基、C1-6アルキルカルボニル基又はC6-18アリールカルボニル基(該C1-6アルキル基、C1-6アルキルカルボニル基及びC6-18アリールカルボニル基は、水酸基又は保護基で保護された水酸基で任意に置換されていてもよい。)である請求項3記載のキサントシリン類縁体を製造する方法。
【請求項10】
1及びR9が、水素原子、保護基、C1-6アルキル基、C1-6アルキルカルボニル基又はC6-18アリールカルボニル基(該C1-6アルキル基、C1-6アルキルカルボニル基及びC6-18アリールカルボニル基は、水酸基又は保護基で保護された水酸基で任意に置換されていてもよい。)である請求項4記載の化合物を製造する方法。
【請求項11】
1及びR9が、それぞれ独立に水素原子、保護基、C1-6アルキル基、C1-6アルキルカルボニル基又はC6-18アリールカルボニル基(該C1-6アルキル基、C1-6アルキルカルボニル基及びC6-18アリールカルボニル基は、水酸基又は保護基で保護された水酸基で任意に置換されていてもよい。)である請求項5記載のキサントシリン類縁体を製造する方法。
【請求項12】
1及びR9が、それぞれ独立に水素原子、保護基、C1-6アルキル基、C1-6アルキルカルボニル基又はC6-18アリールカルボニル基(該C1-6アルキル基、C1-6アルキルカルボニル基及びC6-18アリールカルボニル基は、水酸基又は保護基で保護された水酸基で任意に置換されていてもよい。)である請求項6記載の化合物を製造する方法。
【請求項13】
1が水素原子、保護基、C1-6アルキル基、C1-6アルキルカルボニル基又はC6-18アリールカルボニル基(該C1-6アルキル基、C1-6アルキルカルボニル基及びC6-18アリールカルボニル基は、NR45(式中、R4及びR5はそれぞれ独立に水素原子若しくはC1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、C6-18アリール基で任意に置換されていてもよい。)を意味するか又はR4及びR5が一緒になって-(CH2)nY(CH2)m-(式中、Yは、CR67(式中、R6及びR7はそれぞれ独立に水素原子又はC1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、C6-18アリール基で任意に置換されていてもよい。)を意味する。)、NR8(式中、R8は、水素原子又はC1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、C6-18アリール基で任意に置換されていてもよい。)を意味する。)、O又はSを意味し、nは、1、2又は3を意味し、mは、1、2又は3を意味するが、n+mは、3、4又は5である。)を意味する。)で任意に置換されていてもよい。)であり、R9が水素原子、保護基、C1-6アルキル基、C1-6アルキルカルボニル基又はC6-18アリールカルボニル基(該C1-6アルキル基、C1-6アルキルカルボニル基及びC6-18アリールカルボニル基は、NR1112(式中、R11及びR12はそれぞれ独立に水素原子若しくはC1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、C6-18アリール基で任意に置換されていてもよい。)を意味するか又はR11及びR12が一緒になって-(CH2)pZ(CH2)q-(式中、Zは、CR1314(式中、R13及びR14はそれぞれ独立に水素原子又はC1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、C6-18アリール基で任意に置換されていてもよい。)を意味する。)、NR16(式中、R16は、水素原子又はC1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、C6-18アリール基で任意に置換されていてもよい。)を意味する。)、O又はSを意味し、pは、1、2又は3を意味し、qは、1、2又は3を意味するが、p+qは、3、4又は5である。)を意味する。)で任意に置換されていてもよい。)である請求項1記載のキサントシリン類縁体を製造する方法。
【請求項14】
1が水素原子、保護基、C1-6アルキル基、C1-6アルキルカルボニル基又はC6-18アリールカルボニル基(該C1-6アルキル基、C1-6アルキルカルボニル基及びC6-18アリールカルボニル基は、NR45(式中、R4及びR5はそれぞれ独立に水素原子若しくはC1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、C6-18アリール基で任意に置換されていてもよい。)を意味するか又はR4及びR5が一緒になって-(CH2)nY(CH2)m-(式中、Yは、CR67(式中、R6及びR7はそれぞれ独立に水素原子又はC1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、C6-18アリール基で任意に置換されていてもよい。)を意味する。)、NR8(式中、R8は、水素原子又はC1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、C6-18アリール基で任意に置換されていてもよい。)を意味する。)、O又はSを意味し、nは、1、2又は3を意味し、mは、1、2又は3を意味するが、n+mは、3、4又は5である。)を意味する。)で任意に置換されていてもよい。)であり、R9が水素原子、保護基、C1-6アルキル基、C1-6アルキルカルボニル基又はC6-18アリールカルボニル基(該C1-6アルキル基、C1-6アルキルカルボニル基及びC6-18アリールカルボニル基は、NR1112(式中、R11及びR12はそれぞれ独立に水素原子若しくはC1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、C6-18アリール基で任意に置換されていてもよい。)を意味するか又はR11及びR12が一緒になって-(CH2)pZ(CH2)q-(式中、Zは、CR1314(式中、R13及びR14はそれぞれ独立に水素原子又はC1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、C6-18アリール基で任意に置換されていてもよい。)を意味する。)、NR16(式中、R16は、水素原子又はC1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、C6-18アリール基で任意に置換されていてもよい。)を意味する。)、O又はSを意味し、pは、1、2又は3を意味し、qは、1、2又は3を意味するが、p+qは、3、4又は5である。)を意味する。)で任意に置換されていてもよい。)である請求項2記載の化合物を製造する方法。
【請求項15】
1が水素原子、保護基、C1-6アルキル基、C1-6アルキルカルボニル基又はC6-18アリールカルボニル基(該C1-6アルキル基、C1-6アルキルカルボニル基及びC6-18アリールカルボニル基は、NR45(式中、R4及びR5はそれぞれ独立に水素原子若しくはC1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、C6-18アリール基で任意に置換されていてもよい。)を意味するか又はR4及びR5が一緒になって-(CH2)nY(CH2)m-(式中、Yは、CR67(式中、R6及びR7はそれぞれ独立に水素原子又はC1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、C6-18アリール基で任意に置換されていてもよい。)を意味する。)、NR8(式中、R8は、水素原子又はC1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、C6-18アリール基で任意に置換されていてもよい。)を意味する。)、O又はSを意味し、nは、1、2又は3を意味し、mは、1、2又は3を意味するが、n+mは、3、4又は5である。)を意味する。)で任意に置換されていてもよい。)であり、R9が水素原子、保護基、C1-6アルキル基、C1-6アルキルカルボニル基又はC6-18アリールカルボニル基(該C1-6アルキル基、C1-6アルキルカルボニル基及びC6-18アリールカルボニル基は、NR1112(式中、R11及びR12はそれぞれ独立に水素原子若しくはC1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、C6-18アリール基で任意に置換されていてもよい。)を意味するか又はR11及びR12が一緒になって-(CH2)pZ(CH2)q-(式中、Zは、CR1314(式中、R13及びR14はそれぞれ独立に水素原子又はC1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、C6-18アリール基で任意に置換されていてもよい。)を意味する。)、NR16(式中、R16は、水素原子又はC1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、C6-18アリール基で任意に置換されていてもよい。)を意味する。)、O又はSを意味し、pは、1、2又は3を意味し、qは、1、2又は3を意味するが、p+qは、3、4又は5である。)を意味する。)で任意に置換されていてもよい。)である請求項3記載のキサントシリン類縁体を製造する方法。
【請求項16】
1が水素原子、保護基、C1-6アルキル基、C1-6アルキルカルボニル基又はC6-18アリールカルボニル基(該C1-6アルキル基、C1-6アルキルカルボニル基及びC6-18アリールカルボニル基は、NR45(式中、R4及びR5はそれぞれ独立に水素原子若しくはC1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、C6-18アリール基で任意に置換されていてもよい。)を意味するか又はR4及びR5が一緒になって-(CH2)nY(CH2)m-(式中、Yは、CR67(式中、R6及びR7はそれぞれ独立に水素原子又はC1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、C6-18アリール基で任意に置換されていてもよい。)を意味する。)、NR8(式中、R8は、水素原子又はC1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、C6-18アリール基で任意に置換されていてもよい。)を意味する。)、O又はSを意味し、nは、1、2又は3を意味し、mは、1、2又は3を意味するが、n+mは、3、4又は5である。)を意味する。)で任意に置換されていてもよい。)であり、R9が水素原子、保護基、C1-6アルキル基、C1-6アルキルカルボニル基又はC6-18アリールカルボニル基(該C1-6アルキル基、C1-6アルキルカルボニル基及びC6-18アリールカルボニル基は、NR1112(式中、R11及びR12はそれぞれ独立に水素原子若しくはC1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、C6-18アリール基で任意に置換されていてもよい。)を意味するか又はR11及びR12が一緒になって-(CH2)pZ(CH2)q-(式中、Zは、CR1314(式中、R13及びR14はそれぞれ独立に水素原子又はC1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、C6-18アリール基で任意に置換されていてもよい。)を意味する。)、NR16(式中、R16は、水素原子又はC1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、C6-18アリール基で任意に置換されていてもよい。)を意味する。)、O又はSを意味し、pは、1、2又は3を意味し、qは、1、2又は3を意味するが、p+qは、3、4又は5である。)を意味する。)で任意に置換されていてもよい。)である請求項4記載の化合物を製造する方法。
【請求項17】
1が水素原子、保護基、C1-6アルキル基、C1-6アルキルカルボニル基又はC6-18アリールカルボニル基(該C1-6アルキル基、C1-6アルキルカルボニル基及びC6-18アリールカルボニル基は、NR45(式中、R4及びR5はそれぞれ独立に水素原子若しくはC1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、C6-18アリール基で任意に置換されていてもよい。)を意味するか又はR4及びR5が一緒になって-(CH2)nY(CH2)m-(式中、Yは、CR67(式中、R6及びR7はそれぞれ独立に水素原子又はC1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、C6-18アリール基で任意に置換されていてもよい。)を意味する。)、NR8(式中、R8は、水素原子又はC1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、C6-18アリール基で任意に置換されていてもよい。)を意味する。)、O又はSを意味し、nは、1、2又は3を意味し、mは、1、2又は3を意味するが、n+mは、3、4又は5である。)を意味する。)で任意に置換されていてもよい。)であり、R9が水素原子、保護基、C1-6アルキル基、C1-6アルキルカルボニル基又はC6-18アリールカルボニル基(該C1-6アルキル基、C1-6アルキルカルボニル基及びC6-18アリールカルボニル基は、NR1112(式中、R11及びR12はそれぞれ独立に水素原子若しくはC1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、C6-18アリール基で任意に置換されていてもよい。)を意味するか又はR11及びR12が一緒になって-(CH2)pZ(CH2)q-(式中、Zは、CR1314(式中、R13及びR14はそれぞれ独立に水素原子又はC1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、C6-18アリール基で任意に置換されていてもよい。)を意味する。)、NR16(式中、R16は、水素原子又はC1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、C6-18アリール基で任意に置換されていてもよい。)を意味する。)、O又はSを意味し、pは、1、2又は3を意味し、qは、1、2又は3を意味するが、p+qは、3、4又は5である。)を意味する。)で任意に置換されていてもよい。)である請求項5記載のキサントシリン類縁体を製造する方法。
【請求項18】
1が水素原子、保護基、C1-6アルキル基、C1-6アルキルカルボニル基又はC6-18アリールカルボニル基(該C1-6アルキル基、C1-6アルキルカルボニル基及びC6-18アリールカルボニル基は、NR45(式中、R4及びR5はそれぞれ独立に水素原子若しくはC1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、C6-18アリール基で任意に置換されていてもよい。)を意味するか又はR4及びR5が一緒になって-(CH2)nY(CH2)m-(式中、Yは、CR67(式中、R6及びR7はそれぞれ独立に水素原子又はC1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、C6-18アリール基で任意に置換されていてもよい。)を意味する。)、NR8(式中、R8は、水素原子又はC1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、C6-18アリール基で任意に置換されていてもよい。)を意味する。)、O又はSを意味し、nは、1、2又は3を意味し、mは、1、2又は3を意味するが、n+mは、3、4又は5である。)を意味する。)で任意に置換されていてもよい。)であり、R9が水素原子、保護基、C1-6アルキル基、C1-6アルキルカルボニル基又はC6-18アリールカルボニル基(該C1-6アルキル基、C1-6アルキルカルボニル基及びC6-18アリールカルボニル基は、NR1112(式中、R11及びR12はそれぞれ独立に水素原子若しくはC1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、C6-18アリール基で任意に置換されていてもよい。)を意味するか又はR11及びR12が一緒になって-(CH2)pZ(CH2)q-(式中、Zは、CR1314(式中、R13及びR14はそれぞれ独立に水素原子又はC1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、C6-18アリール基で任意に置換されていてもよい。)を意味する。)、NR16(式中、R16は、水素原子又はC1-6アルキル基(該C1-6アルキル基は、C6-18アリール基で任意に置換されていてもよい。)を意味する。)、O又はSを意味し、pは、1、2又は3を意味し、qは、1、2又は3を意味するが、p+qは、3、4又は5である。)を意味する。)で任意に置換されていてもよい。)である請求項6記載の化合物を製造する方法。
【請求項19】
1及びR9がそれぞれ独立に、水素原子、保護基又はC1-6アルキル基である請求項1記載のキサントシリン類縁体を製造する方法。
【請求項20】
1及びR9がそれぞれ独立に、水素原子、保護基又はC1-6アルキル基である請求項2記載の化合物を製造する方法。
【請求項21】
1及びR9が、水素原子、保護基又はC1-6アルキル基である請求項3記載のキサントシリン類縁体を製造する方法。
【請求項22】
1及びR9が、水素原子、保護基又はC1-6アルキル基である請求項4記載の化合物を製造する方法。
【請求項23】
1及びR9が、それぞれ独立に水素原子、保護基又はC1-6アルキル基である請求項5記載のキサントシリン類縁体を製造する方法。
【請求項24】
1及びR9が、それぞれ独立に水素原子、保護基又はC1-6アルキル基である請求項6記載の化合物を製造する方法。
【請求項25】
1及びR9がそれぞれ独立に、水素原子、保護基又はメチル基であり、R2、 R2a、R10及びR10aがそれぞれ独立に、水素原子、水酸基、保護基で保護された水酸基又はメトキシ基である請求項1記載のキサントシリン類縁体を製造する方法。
【請求項26】
1及びR9がそれぞれ独立に、水素原子、保護基又はメチル基であり、R2、 R2a、R10及びR10aがそれぞれ独立に、水素原子、水酸基、保護基で保護された水酸基又はメトキシ基である請求項2記載の化合物を製造する方法。
【請求項27】
1及びR9が、水素原子、保護基又はメチル基であり、R2、 R2a、R10及びR10aがそれぞれ独立に、水素原子、水酸基、保護基で保護された水酸基又はメトキシ基である請求項3記載のキサントシリン類縁体を製造する方法。
【請求項28】
1及びR9が、水素原子、保護基又はメチル基であり、R2、 R2a、R10及びR10aがそれぞれ独立に、水素原子、水酸基、保護基で保護された水酸基又はメトキシ基である請求項4記載の化合物を製造する方法。
【請求項29】
1及びR9が、それぞれ独立に水素原子、保護基又はメチル基であり、R2、 R2a、R10及びR10aがそれぞれ独立に、水素原子、水酸基、保護基で保護された水酸基又はメトキシ基である請求項5記載のキサントシリン類縁体を製造する方法。
【請求項30】
1及びR9が、それぞれ独立に水素原子、保護基又はメチル基であり、R2、 R2a、R10及びR10aがそれぞれ独立に、水素原子、水酸基、保護基で保護された水酸基又はメトキシ基である請求項6記載の化合物を製造する方法。
【請求項31】
2及びR2aの一方が水素原子である請求項3、9、15、21又は27記載のキサントシリン類縁体を製造する方法。
【請求項32】
2及びR2aの一方が水素原子である請求項4、10、16、22又は28記載の化合物を製造する方法。
【請求項33】
2及びR2aが水素原子である請求項3、9、15、21又は又は27記載のキサントシリン類縁体を製造する方法。
【請求項34】
2及びR2aが水素原子である請求項4、10、16、22又は28記載の化合物を製造する方法。
【請求項35】
2及びR2aの一方が水素原子である請求項1、7、13、19又は25記載のキサントシリン類縁体を製造する方法。
【請求項36】
2及びR2aの一方が水素原子である請求項2、8、14、20又は26記載の化合物を製造する方法。
【請求項37】
2及びR2aの一方が水素原子である請求項5、11、17、23又は29記載のキサントシリン類縁体を製造する方法。
【請求項38】
2及びR2aの一方が水素原子である請求項6、12、18、24又は30記載の化合物を製造する方法。
【請求項39】
10及びR10aの一方が水素原子である請求項1、7、13、19又は25記載のキサントシリン類縁体を製造する方法。
【請求項40】
10及びR10aの一方が水素原子である請求項2、8、14、20又は26記載の化合物を製造する方法。
【請求項41】
10及びR10aの一方が水素原子である請求項5、11、17、23又は29記載のキサントシリン類縁体を製造する方法。
【請求項42】
10及びR10aの一方が水素原子である請求項6、12、18、24又は30記載の化合物を製造する方法。
【請求項43】
2及びR2aが水素原子である請求項1、7、13、19又は25記載のキサントシリン類縁体を製造する方法。
【請求項44】
2及びR2aが水素原子である請求項2、8、14、20又は26記載の化合物を製造する方法。
【請求項45】
2及びR2aが水素原子である請求項5、11、17、23又は29記載のキサントシリン類縁体を製造する方法。
【請求項46】
2及びR2aが水素原子である請求項6、12、18、24又は30記載の化合物を製造する方法。
【請求項47】
10及びR10aが水素原子である請求項1、7、13、19又は25記載のキサントシリン類縁体を製造する方法。
【請求項48】
10及びR10aが水素原子である請求項2、8、14、20又は26記載の化合物を製造する方法。
【請求項49】
10及びR10aが水素原子である請求項5、11、17、23又は29記載のキサントシリン類縁体を製造する方法。
【請求項50】
10及びR10aが水素原子である請求項6、12、18、24又は30記載の化合物を製造する方法。
【請求項51】
2、R2a、R10及びR10aが水素原子である請求項5、11、17、23又は29記載のキサントシリン類縁体を製造する方法。
【請求項52】
2、R2a、R10及びR10aが水素原子である請求項6、12、18、24又は30記載の化合物を製造する方法。
【請求項53】
2及びR10が水素原子である請求項1、7、13、19又は25記載のキサントシリン類縁体を製造する方法。
【請求項54】
2及びR10が水素原子である請求項2、8、14、20又は26記載の化合物を製造する方法。
【請求項55】
2及びR10が水素原子である請求項5、11、17、23又は29記載のキサントシリン類縁体を製造する方法。
【請求項56】
2及びR10が水素原子である請求項6、12、18、24又は30記載の化合物を製造する方法。
【請求項57】
請求項1記載の式(1)で表されるスズ化合物と式(2)で表される化合物とを第10族又は第11族金属触媒存在下、縮合することにより式(3)で表される請求項1記載の化合物を製造する方法。

【公開番号】特開2007−191460(P2007−191460A)
【公開日】平成19年8月2日(2007.8.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−112051(P2006−112051)
【出願日】平成18年4月14日(2006.4.14)
【出願人】(000003986)日産化学工業株式会社 (510)
【Fターム(参考)】