説明

キャラクタのコーディネートを示すコーディネートデータを表示するための方法、サーバおよびプログラム

【課題】キャラクタのコーディネートを示すコーディネートデータを表示するための方法を提供すること。
【解決手段】サーバ10は、ユーザの端末20から受信したコーディネートデータを構成するアイテムデータを示すアイテムIDデータの組み合わせをコーディネートIDデータに関連付けて記憶部200に記憶し、さらにコーディネートIDデータをユーザIDデータにさらに関連付けてアルバムテーブルとして記憶部200に記憶する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、キャラクタのコーディネートを示すコーディネートデータを表示するための方法、サーバおよびプログラムに関する。特に、通信ネットワークを介して接続された端末においてキャラクタのコーディネートを示すコーディネートデータを表示するための方法、サーバおよびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
インターネットの社会への普及に伴い、ネットワーク上で情報を閲覧したり、検索したり、あるいは商品を購入したり、といった受身のユーザのみならず、ユーザ自らが情報の発信者としてWeb上で擬似的な日記(いわゆるブログ)を公開したり、嗜好の一致する者同士でコミュニティを構成したり、といった積極的な行動をとるユーザが急速に増加している。
【0003】
特に、ブログがこの数年で急速に普及した背景には、インターネットの初心者でも簡単にホームページに文章や写真を登録して発信できるブログエディターの果たした貢献が大きいものと考えられる。
【0004】
そして、こうしたブログの社会への普及は、単に通信ネットワークに接続できる端末によって情報を閲覧していた時代には考えられなかったネットワーク上の社会(いわゆるネットワークコミュニティ)が現実の社会とは別にもうひとつ出現し、急速に発展しつつあることを示している。
【0005】
こうした状況において、ネットワーク上でユーザ自身を表すシンボルとして、「アバター」を活用するユーザが増加している。「分身」を意味するアバターは、具体的には画像データ、動画データ、音声データ等で表現されたいわゆるキャラクタであるが、現実の社会とは別に存在するネットワーク・コミュニティにおいて自分自身を表現し、他のユーザと対話し、共感し、議論し、同好の友人関係を広げる、といった様々な活動において、擬似的な行動主体としてその存在意義を高めている。
【0006】
具体的には、例えば、ブログを公表する際に、アバターを画面の中で活用することにより、ユーザの書き込みによる文書とは別にユーザ自身をキャラクタデータにより直感的に表現することができるので、それを見る人にあたかもネットワーク上に自分の分身が存在するかのような感覚を抱かせ、ネットワーク・コミュニティにおけるコミュニケーションを強力にサポートすることができる。
【0007】
実際に、このアバターの髪型、服装、アクセサリ、小物、背景などのアイテムをコーディネートすること自体がネットワーク・コミュニティにおいてユーザ自身のセンスや嗜好をアピールするために重要な活動のひとつとなっている。このため、ユーザはこのようなアイテムを有償で購入したり、友人にプレゼントしたりしており、アバターのコーディネートは経済活動の対象ともなっている。
【0008】
したがって、現実社会において洋服を購入したり、アクセサリや小物をコーディネートしたりすることと同様に、アバターのコーディネート活動はネットワーク上でユーザの嗜好を判断したり、ネットワーク・コミュニティにおける流行や変化を捉えたりする上で重要な分析対象ともなっている。
【0009】
こうした状況において、ユーザからの選択を受け付けたことに応じて、画面上でキャラクタに着せ替え画像を重ね合わせる際に生じる不自然なはみ出しや重なり具合の問題を、レイヤの排他ルールを導入することによって解消しようとする技術が開示されている(特許文献1参照)。
【0010】
特許文献1に開示された技術によれば、様々な着せ替え画像がユーザに選択された場合にも、不自然なはみ出しや、重なり具合の問題を抑制し、自然なキャラクタ画像を生成して画面に表示させることができる可能性があると考えられる。
【特許文献1】特開2003−256862号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
しかしながら、こうした特許文献1の技術によっても、上述のアバターとしてのキャラクタのデータをコーディネートするためのユーザ環境には改善の余地が残されている。より具体的には、ユーザがキャラクタのコーディネートをした際に、他のユーザが他人の過去のコーディネートを見たくても、見る術がない。また、当該コーディネートに対しての他のユーザからの評価なども気になるところであるが、当該ユーザのコーディネートについてコメント等の評価を残すことができない。
【0012】
より具体的には、ユーザがキャラクタのコーディネートをした際には、そのコーディネートを行う前の状態を他のユーザに見せる手段がない。つまり、現実世界においては、日常生活の中で、写真やビデオといったものでその時々のコーディネートが残り、過去のコーディネートを他のユーザが参照できるにも拘わらず、ユーザにとっては、ネットワーク上でコーディネートしたキャラクタ(アバター)については自分でせっかくコーディネートしたものを他のユーザに見せることができないことは不満であり、現時点でのアバターとは別にコーディネートを残し、見せたいという心理状態が働く。
【0013】
そこで、本発明は、通信ネットワークを介してユーザが行ったキャラクタのコーディネートを示すコーディネートデータを表示する方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記目的のため、具体的には以下のようなものを提供する。
【0015】
(1)ユーザの端末(ユーザ端末20)と通信ネットワーク(通信回線30)を介して接続されたサーバ(サーバ10)が、前記ユーザのユーザIDデータに関連付けて記憶されているキャラクタを構成するアイテムの組み合わせとしてのコーディネートを示すコーディネートデータを表示するための方法であって、
前記サーバは、前記コーディネートデータを構成するアイテムデータを示すアイテムIDデータの組み合わせを、コーディネートIDデータに関連付けて記憶し、さらに前記ユーザIDデータに関連付けて(アルバムDB206の)アルバムテーブルとして記憶する記憶部を備え、
前記サーバは、前記ユーザが更新した、コーディネートデータを構成するアイテムデータの組み合わせを保存するために、前記ユーザの端末から、前記アイテムデータの組み合わせを示すデータを伴って保存要求データを受信したことに応じて、受信した前記データに基づいてアイテムデータを示すアイテムIDデータの組み合わせをコーディネートIDデータに関連付けて前記記憶部に記憶し、さらに前記コーディネートIDデータを前記ユーザのユーザIDデータにさらに関連付けて(アルバムDB206の)前記アルバムテーブルとして前記記憶部に記憶するステップを含む方法。
【0016】
このような構成によれば、当該サーバを運用することにより、前記ユーザが更新した、コーディネートデータを構成するアイテムデータ(画像データ等)の組み合わせ(コーディネート)を保存するために、前記ユーザの端末から、前記アイテムデータ(画像データ等)の組み合わせ(コーディネート)を示すデータを伴って保存要求データを受信したことに応じて、受信した前記データに基づいてアイテムデータ(画像データ等)を示すアイテムIDデータの組み合わせをコーディネートIDデータに関連付けて前記記憶部に記憶し、さらに前記コーディネートIDデータを前記ユーザのユーザIDデータにさらに関連付けて前記アルバムテーブルとして前記記憶部に記憶することが可能である、という作用・効果を奏する。
【0017】
このことにより、当該サーバは、ユーザの端末でユーザが更新したコーディネートデータを構成するアイテムデータ(画像データ等)の組み合わせ(コーディネート)を、コーディネートIDデータに関連付けて記憶し、さらに前記コーディネートIDデータを前記ユーザのユーザIDデータにさらに関連付けて前記アルバムテーブルとして記憶する。つまり、このことにより、コーディネートに関して一意に定まるユーザIDデータおよびコーディネートIDデータによるキーデータが与えられることになる。よって、このキーデータに基づいて、サーバに、ユーザが更新したコーディネートデータを構成するアイテムデータ(画像データ等)の組み合わせ(コーディネート)を記憶することができる。その結果、以前にユーザが更新したコーディネートをアルバムのように視認することが可能となる。
【0018】
(2)前記サーバは、アルバムを参照するユーザの端末から、前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータの指定を伴って送信要求データを受信したことに応じて、(アルバムDB206の)前記アルバムテーブルを参照し、前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて記憶された前記アイテムIDデータが示すアイテムデータの組み合わせを、前記アルバムを参照するユーザの端末に送信するステップをさらに含む(1)に記載の方法。
【0019】
このような構成によれば、当該サーバを運用することにより、アルバムを参照(閲覧等)するユーザの端末から、前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータの指定を伴って送信要求データを受信したことに応じて、前記アルバムテーブルを参照し、前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて記憶された前記アイテムIDデータが示すアイテムデータ(画像データ等)の組み合わせ(コーディネート)を、前記アルバムを参照(閲覧等)するユーザの端末に送信することが可能である、という作用・効果を奏する。
【0020】
このことにより、当該サーバは、ユーザの端末に、ユーザが指定したコーディネートIDデータに関連付けたコーディネートデータを構成するアイテムデータ(画像データ等)の組み合わせ(コーディネート)を表示させることができる。よって、コーディネートを保存したユーザのみならず、アルバムを参照(閲覧等)するユーザが参照したいコーディネートを、ユーザの端末で随時参照することが可能となる。その結果、過去に行ったコーディネートについても見ることが可能となる。
【0021】
(3)前記サーバは、前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて前記アルバムを参照するユーザのユーザIDデータを(アルバムDB206の)前記アルバムテーブルに記憶するステップをさらに含む(2)に記載の方法。
【0022】
このような構成によれば、当該サーバを運用することにより、前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて前記アルバムを参照(閲覧等)するユーザのユーザIDデータを前記アルバムテーブルに記憶することが可能である、という作用・効果を奏する。
【0023】
このことにより、当該サーバは、ユーザの端末に、ユーザが指定したコーディネートIDデータに関連付けたコーディネートデータを構成するアイテムデータ(画像データ等)の組み合わせ(コーディネート)を表示させるとともに、アルバムを参照(閲覧等)するユーザ情報を訪問者情報としてアルバムに記憶する。よって、コーディネートを保存したユーザにとっては、どのようなユーザが当該コーディネートを参照したかの把握が可能となる。また、自分のコーディネートがどの程度他のユーザの興味を惹くものであるかを、訪問者情報の数により把握でき、より、かっこいいコーディネートをしようというキャラクタ(アバター)のコーディネートに対する意欲が向上する可能性がある。
【0024】
(4)前記サーバは、アルバムを参照するユーザの端末から、前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータの指定を伴って参照した前記コーディネートIDデータのコーディネートに関するコメントデータを受信したことに応じて、前記コメントデータを前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて(アルバムDB206の)前記アルバムテーブルに記憶するステップをさらに含む(1)乃至(3)に記載の方法。
【0025】
このような構成によれば、当該サーバを運用することにより、アルバムを参照(閲覧等)するユーザの端末から、前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータの指定を伴って参照した前記コーディネートIDデータのコーディネートに関するコメントデータを受信したことに応じて、前記コメントデータを前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて前記アルバムテーブルに記憶することが可能である、という作用・効果を奏する。
【0026】
このことにより、当該サーバは、ユーザの端末で入力したコーディネートに関するコメントデータを、アルバムテーブルに記憶する。当該コメントデータは、ユーザが閲覧可能なように適宜ユーザの端末に送信される。よって、コーディネートを保存したユーザにとって、当該コーディネートについての他人のコメントを把握することが可能となる。その結果、当該コーディネートの他人の評価を知ることが可能となる。また、コメントに基づいて、より他人の受けのよいコーディネートを作ろうという意欲が向上する可能性がある。さらに、コメントをきっかけとして友達を増やすことができる可能性がある。
【0027】
(5)前記サーバは、前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関するコメントデータを受信したことに応じて、コメントデータが存在する旨を、前記ユーザIDデータのユーザの端末に送信するステップをさらに含む(4)に記載の方法。
【0028】
このような構成によれば、当該サーバを運用することにより、前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関するコメントデータを受信したことに応じて、コメントデータが存在する旨を、前記ユーザIDデータのユーザの端末に送信することが可能である、という作用・効果を奏する。
【0029】
このことにより、当該サーバは、ユーザの端末で入力したコーディネートに関するコメントが入力された旨を、そのコーディネートをしたユーザの端末に送信することが可能となる。よって、コーディネートを保存したユーザは、コーディネートに関するコメントが入力された都度、当該コメントを参照することが可能となる。そのため、コーディネートに関するコメントに応じたコーディネートを早期に行うことが可能となる。
【0030】
(6)前記コメントデータを前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて(アルバムDB206の)前記アルバムテーブルに記憶するステップにおいて、前記受信したコメントデータが所定のキーワードを含むときは前記コメントデータを記憶しない(4)に記載の方法。
【0031】
このような構成によれば、当該サーバを運用することにより、前記コメントデータを前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて前記アルバムテーブルに記憶するステップにおいて、前記受信したコメントデータが所定のキーワードを含むときは前記コメントデータを記憶しないことが可能である、という作用・効果を奏する。
【0032】
このことにより、当該サーバは、ユーザの端末でコーディネートを参照し入力したコメントが、コーディネートを保存したユーザにとってふさわしくないものである場合に、当該コメントをサーバに保存することなく、いわゆるサーバ荒らしを排除することが可能となる。よって、コーディネートを保存したユーザは、不快になることなくコーディネートに関するコメントを参照することが可能となる。
【0033】
(7)前記コメントデータを前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて(アルバムDB206の)前記アルバムテーブルに記憶するステップにおいて、前記受信したコメントデータが所定のキーワードを含む場合に、所定のキーワードを含むために前記コメントデータを更新しない旨を報知するデータを、前記コメントデータを送信したユーザの端末に送信するステップをさらに含む(6)に記載の方法。
【0034】
このような構成によれば、当該サーバを運用することにより、前記コメントデータを前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて前記アルバムテーブルに記憶するステップにおいて、前記受信したコメントデータが所定のキーワードを含む場合に、所定のキーワードを含むために前記コメントデータを更新しない旨を報知するデータを、前記コメントデータを送信したユーザの端末に送信することが可能である、という作用・効果を奏する。
【0035】
このことにより、当該サーバは、ユーザの端末でコーディネートを参照し入力したコメントが、コーディネートを保存したユーザにとってふさわしくないものである場合に、当該コメントを入力したユーザの端末に、コメントを更新しない旨を報知する。よって、コメントを入力したユーザにとって、自分の入力したコメントにふさわしくない記載がされていることを把握することが可能となる。
【0036】
(8)前記サーバは、前記受信したコーディネートデータを構成するアイテムデータの組み合わせを記憶した時期を示すタイムスタンプデータを前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて(アルバムDB206の)前記アルバムテーブルとして前記記憶部にさらに記憶しており、
前記サーバは、アルバムを参照するユーザの端末から、(アルバムDB206の)前記アルバムテーブルに記憶された時期を指定するデータを伴って前記アイテムデータの組み合わせの送信を要求するデータを受信したことに応じて、(アルバムDB206の)前記アルバムテーブルを参照し、前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて記憶された前記アイテムIDデータが示すアイテムデータの組み合わせを、(アルバムDB206の)前記アルバムテーブルに記憶したタイムスタンプデータに基づいて前記アルバムを参照するユーザの端末に表示するために前記アルバムを参照するユーザの端末に送信するステップをさらに含む(1)乃至(7)に記載の方法。
【0037】
このような構成によれば、当該サーバを運用することにより、アルバムを参照(閲覧等)するユーザの端末から、前記アルバムテーブルに記憶された時期を指定するデータを伴って前記アイテムデータ(画像データ等)の組み合わせの送信を要求するデータを受信したことに応じて、前記アルバムテーブルを参照し、前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて記憶された前記アイテムIDデータが示すアイテムデータ(画像データ等)の組み合わせ(コーディネート)を、前記アルバムテーブルに記憶したタイムスタンプデータに基づいて前記アルバムを参照(閲覧等)するユーザの端末に表示するために前記アルバムを参照(閲覧等)するユーザの端末に送信することが可能である、という作用・効果を奏する。
【0038】
このことにより、当該サーバは、ユーザが保存したコーディネートのうち、例えば、最新のものから順番にユーザの端末に送信する。よって、アルバムを参照(閲覧等)するユーザにとって、最新のコーディネートを容易に参照することが可能となる。その結果、コーディネートの流行を把握することが可能となり、自分のキャラクタ(アバター)のコーディネートを行う上での参考とすることができる可能性がある。
【0039】
(9)前記サーバは、アルバムを参照するユーザの端末から、指定するユーザのユーザIDデータおよびコーディネートIDデータを伴って前記指定するユーザのその他のコーディネートデータを構成するアイテムデータの組み合わせの送信を要求するデータを受信したことに応じて、(アルバムDB206の)前記アルバムテーブルを参照し、前記指定するユーザのユーザIDデータおよび前記その他のコーディネートデータを示すコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて記憶された前記アイテムIDデータが示すアイテムデータの組み合わせを、前記アルバムを参照するユーザの端末に送信するステップをさらに含む(1)乃至(7)に記載の方法。
【0040】
このような構成によれば、当該サーバを運用することにより、アルバムを参照(閲覧等)するユーザの端末から、指定するユーザのユーザIDデータおよびコーディネートIDデータを伴って前記指定するユーザのその他のコーディネートデータを構成するアイテムデータ(画像データ等)の組み合わせの送信を要求するデータを受信したことに応じて、前記アルバムテーブルを参照し、前記指定するユーザのユーザIDデータおよび前記その他のコーディネートデータを示すコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて記憶された前記アイテムIDデータが示すアイテムデータ(画像データ等)の組み合わせ(コーディネート)を、前記アルバムを参照(閲覧等)するユーザの端末に送信することが可能である、という作用・効果を奏する。
【0041】
このことにより、当該サーバは、コーディネートを参照したユーザのユーザ端末に、当該コーディネートを保存したユーザの他のコーディネートを送信する。よって、ユーザが興味をもったコーディネートを保存したユーザの他のコーディネートを参照することが可能となる。その結果、興味のあるユーザの他のコーディネートを容易に参照することが可能となる。さらに、過去からの一連のコーディネートを見ることができ、現実の世界のアルバムを見るときのような感覚を楽しむことができる可能性がある。
【0042】
(10)前記サーバは、アルバムを参照したユーザ数を前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて(アルバムDB206の)前記アルバムテーブルとして前記記憶部にさらに記憶しており、
前記サーバは、アルバムを参照するユーザの端末から、前記アルバムを参照したユーザ数の多いコーディネートのリクエストを示すデータを伴って前記アイテムデータの組み合わせの送信を要求するデータを受信したことに応じて、(アルバムDB206の)前記アルバムテーブルを参照し、前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて記憶された前記アイテムIDデータが示すアイテムデータの組み合わせを、前記アルバムを参照したユーザ数の多いものを優先的に前記アルバムを参照するユーザの端末に表示するために前記アルバムを参照するユーザの端末に送信するステップをさらに含む(1)乃至(7)に記載の方法。
【0043】
このような構成によれば、当該サーバを運用することにより、アルバムを参照(閲覧等)するユーザの端末から、前記アルバムを参照(閲覧等)したユーザ数の多いコーディネートのリクエストを示すデータを伴って前記アイテムデータ(画像データ等)の組み合わせの送信を要求するデータを受信したことに応じて、前記アルバムテーブルを参照し、前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて記憶された前記アイテムIDデータが示すアイテムデータ(画像データ等)の組み合わせ(コーディネート)を、前記アルバムを参照(閲覧等)したユーザ数の多いものを優先的に前記アルバムを参照(閲覧等)するユーザの端末に表示するために前記アルバムを参照(閲覧等)するユーザの端末に送信することが可能である、という作用・効果を奏する。
【0044】
このことにより、当該サーバは、例えば、ユーザがコーディネート参照した人数の多い順にユーザの端末にコーディネートを送信する。よって、コーディネートを参照するユーザにとっては、人気のあるコーディネートを容易に参照することが可能となる。その結果、人気のあるコーディネートを参考に、自分のキャラクタ(アバター)のコーディネートを楽しむことができる可能性がある。さらに、現実のコーディネートに応用することができる可能性がある。
【0045】
(11)前記サーバは、前記アイテムデータの属性を示すデータをアイテムIDデータに関連付けて(アイテムDB202の)アイテムテーブルとして前記記憶部にさらに記憶しており、
前記サーバは、アルバムを参照するユーザの端末から、前記属性を指定するデータを伴って前記アイテムデータの組み合わせの送信を要求するデータを受信したことに応じて、(アルバムDB206の)前記アルバムテーブルを参照し、前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて記憶されたアイテムIDデータが示すアイテムデータの組み合わせのうち、指定した前記属性と関連度の高い属性を持つものを、前記アルバムを参照するユーザの端末に送信するステップをさらに含む(1)乃至(7)に記載の方法。
【0046】
このような構成によれば、当該サーバを運用することにより、アルバムを参照(閲覧等)するユーザの端末から、属性を指定するデータを伴って前記アイテムデータ(画像データ等)の組み合わせの送信を要求するデータを受信したことに応じて、前記アルバムテーブルを参照し、前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて記憶されたアイテムIDデータが示すアイテムデータの組み合わせのうち、指定した前記属性と関連度の高い属性を持つものを、前記アルバムを参照(閲覧等)するユーザの端末に送信することが可能である、という作用・効果を奏する。
【0047】
このことにより、当該サーバは、例えば、ユーザが参照したコーディネートと関連度の高いコーディネートを、ユーザの端末に送信する。よって、ユーザが参照したコーディネートに類似したコーディネートを容易に参照することが可能となる。その結果、自分のキャラクタ(アバター)のコーディネートをするときの参考になり得る。
【0048】
(12)前記サーバは、複数の前記コーディネートの評価を行うコンテストに参加する前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータを(コンテストDB213の)コンテストテーブルとして前記記憶部にさらに記憶しており、
前記サーバは、前記ユーザの端末から前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータの指定を伴って前記コンテストへの参加申込データを受信したことに応じて、受信した前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータを(コンテストDB213の)前記コンテストテーブルに記憶するステップをさらに含む(1)乃至(11)に記載の方法。
【0049】
このような構成によれば、当該サーバを運用することにより、前記ユーザの端末から前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータの指定を伴って前記コンテストへの参加申込データを受信したことに応じて、受信した前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータを前記コンテストテーブルに記憶することが可能である、という作用・効果を奏する。
【0050】
このことにより、当該サーバは、ユーザの端末から受け付けたコンテストへの参加申込に応じて、コンテスト参加のためにコンテストテーブルに登録することにより、当該参加申込を受け付けたコーディネートをコンテストに参加させることが可能となる。よって、コーディネートを参照するユーザにとって、興味を持ったコーディネートをコンテストに参加させ、他のユーザが当該コーディネートを参照する契機を与えることが可能となる。また、自分自身の作成したコーディネートをいわゆる自薦により参加させてもよい。このように、本発明の構成は、コンテストを用いた様々なキャラクタ(アバター)に関する興趣性を向上させる用途に用いることが可能である。
【0051】
(13)通信ネットワーク(通信回線30)を介して接続されたユーザの端末(ユーザ端末20)において、前記ユーザのユーザIDデータに関連付けて記憶されているキャラクタを構成するアイテムの組み合わせとしてのコーディネートを示すコーディネートデータを表示するためのサーバであって、
前記コーディネートデータを構成するアイテムデータを示すアイテムIDデータの組み合わせを、コーディネートIDデータに関連付けて記憶し、さらに前記ユーザIDデータに関連付けて(アルバムDB206の)アルバムテーブルとして記憶する記憶部を備え、
前記ユーザが更新した、コーディネートデータを構成するアイテムデータの組み合わせを保存するために、前記ユーザの端末から、前記アイテムデータの組み合わせを示すデータを伴って保存要求データを受信したことに応じて、受信した前記データに基づいてアイテムデータを示すアイテムIDデータの組み合わせをコーディネートIDデータに関連付けて前記記憶部に記憶し、さらに前記コーディネートIDデータを前記ユーザのユーザIDデータにさらに関連付けて(アルバムDB206の)前記アルバムテーブルとして前記記憶部に記憶する手段を備えるサーバ。
【0052】
このような構成によれば、当該サーバを運用することにより、(1)と同様の効果が期待できる。
【0053】
(14)アルバムを参照するユーザの端末から、前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータの指定を伴って送信要求データを受信したことに応じて、(アルバムDB206の)前記アルバムテーブルを参照し、前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて記憶された前記アイテムIDデータが示すアイテムデータの組み合わせを、前記アルバムを参照するユーザの端末に送信する手段をさらに備える(13)に記載のサーバ。
【0054】
このような構成によれば、当該サーバを運用することにより、(2)と同様の効果が期待できる。
【0055】
(15)前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて前記アルバムを参照するユーザのユーザIDデータを(アルバムDB206の)前記アルバムテーブルに記憶する手段をさらに備える(14)に記載のサーバ。
【0056】
このような構成によれば、当該サーバを運用することにより、(3)と同様の効果が期待できる。
【0057】
(16)アルバムを参照するユーザの端末から、前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータの指定を伴って参照した前記コーディネートIDデータのコーディネートに関するコメントデータを受信したことに応じて、前記コメントデータを前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて(アルバムDB206の)前記アルバムテーブルに記憶する手段をさらに備える(13)乃至(15)に記載のサーバ。
【0058】
このような構成によれば、当該サーバを運用することにより、(4)と同様の効果が期待できる。
【0059】
(17)前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関するコメントデータを受信したことに応じて、コメントデータが存在する旨を、前記ユーザIDデータのユーザの端末に送信する手段をさらに備える(16)に記載のサーバ。
【0060】
このような構成によれば、当該サーバを運用することにより、(5)と同様の効果が期待できる。
【0061】
(18)前記コメントデータを前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて(アルバムDB206の)前記アルバムテーブルに記憶する手段において、前記受信したコメントデータが所定のキーワードを含むときは前記コメントデータを記憶しない(16)に記載のサーバ。
【0062】
このような構成によれば、当該サーバを運用することにより、(6)と同様の効果が期待できる。
【0063】
(19)前記コメントデータを前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて(アルバムDB206の)前記アルバムテーブルに記憶する手段において、前記受信したコメントデータが所定のキーワードを含む場合に、所定のキーワードを含むために前記コメントデータを更新しない旨を報知するデータを、前記コメントデータを送信したユーザの端末に送信する手段をさらに備える(18)に記載のサーバ。
【0064】
このような構成によれば、当該サーバを運用することにより、(7)と同様の効果が期待できる。
【0065】
(20)前記受信したコーディネートデータを構成するアイテムデータの組み合わせを記憶した時期を示すタイムスタンプデータを前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて(アルバムDB206の)前記アルバムテーブルとして前記記憶部にさらに記憶しており、
アルバムを参照するユーザの端末から、(アルバムDB206の)前記アルバムテーブルに記憶された時期を指定するデータを伴って前記アイテムデータの組み合わせの送信を要求するデータを受信したことに応じて、(アルバムDB206の)前記アルバムテーブルを参照し、前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて記憶された前記アイテムIDデータが示すアイテムデータの組み合わせを、(アルバムDB206の)前記アルバムテーブルに記憶したタイムスタンプデータに基づいて前記アルバムを参照するユーザの端末に表示するために前記アルバムを参照するユーザの端末に送信する手段をさらに備える(13)乃至(19)に記載のサーバ。
【0066】
このような構成によれば、当該サーバを運用することにより、(8)と同様の効果が期待できる。
【0067】
(21)アルバムを参照するユーザの端末から、指定するユーザのユーザIDデータおよびコーディネートIDデータを伴って前記指定するユーザのその他のコーディネートデータを構成するアイテムデータの組み合わせの送信を要求するデータを受信したことに応じて、(アルバムDB206の)前記アルバムテーブルを参照し、前記指定するユーザのユーザIDデータおよび前記その他のコーディネートデータを示すコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて記憶された前記アイテムIDデータが示すアイテムデータの組み合わせを、前記アルバムを参照するユーザの端末に送信する手段をさらに備える(13)乃至(19)に記載のサーバ。
【0068】
このような構成によれば、当該サーバを運用することにより、(9)と同様の効果が期待できる。
【0069】
(22)前記サーバは、アルバムを参照したユーザ数を前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて(アルバムDB206の)前記アルバムテーブルとして前記記憶部にさらに記憶しており、
アルバムを参照するユーザの端末から、前記アルバムを参照したユーザ数の多いコーディネートのリクエストを示すデータを伴って前記アイテムデータの組み合わせの送信を要求するデータを受信したことに応じて、(アルバムDB206の)前記アルバムテーブルを参照し、前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて記憶された前記アイテムIDデータが示すアイテムデータの組み合わせを、前記アルバムを参照したユーザ数の多いものを優先的に前記アルバムを参照するユーザの端末に表示するために前記アルバムを参照するユーザの端末に送信する手段をさらに備える(13)乃至(19)に記載のサーバ。
【0070】
このような構成によれば、当該サーバを運用することにより、(10)と同様の効果が期待できる。
【0071】
(23)前記サーバは、前記アイテムデータの属性を示すデータをアイテムIDデータに関連付けて(アイテムDB202の)アイテムテーブルとして前記記憶部にさらに記憶しており、
アルバムを参照するユーザの端末から、前記属性を指定するデータを伴って前記アイテムデータの組み合わせの送信を要求するデータを受信したことに応じて、(アルバムDB206の)前記アルバムテーブルを参照し、前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて記憶されたアイテムIDデータが示すアイテムデータの組み合わせのうち、指定した前記属性と関連度の高い属性を持つものを、前記アルバムを参照するユーザの端末に送信する手段をさらに備える(13)乃至(19)に記載のサーバ。
【0072】
このような構成によれば、当該サーバを運用することにより、(11)と同様の効果が期待できる。
【0073】
(24)複数の前記コーディネートの評価を行うコンテストに参加する前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータを(コンテストDB213の)コンテストテーブルとして前記記憶部にさらに記憶しており、
前記ユーザの端末から前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータの指定を伴って前記コンテストへの参加申込データを受信したことに応じて、受信した前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータを(コンテストDB213の)前記コンテストテーブルに記憶する手段をさらに備える(13)乃至(23)に記載のサーバ。
【0074】
このような構成によれば、当該サーバを運用することにより、(12)と同様の効果が期待できる。
【0075】
(25)ユーザの端末と通信ネットワークを介して接続されたサーバに、前記ユーザのユーザIDデータに関連付けて記憶されているキャラクタを構成するアイテムの組み合わせとしてのコーディネートを示すコーディネートデータを表示させるプログラムであって、
前記サーバは、前記コーディネートデータを構成するアイテムデータを示すアイテムIDデータの組み合わせを、コーディネートIDデータに関連付けて記憶し、さらに前記ユーザIDデータに関連付けて(アルバムDB206の)アルバムテーブルとして記憶する記憶部を備えており、
前記サーバに、前記ユーザが更新した、コーディネートデータを構成するアイテムデータの組み合わせを保存させるために、前記ユーザの端末から、前記アイテムデータの組み合わせを示すデータを伴って保存要求データを受信させたことに応じて、受信させた前記データに基づいてアイテムデータを示すアイテムIDデータの組み合わせをコーディネートIDデータに関連付けて前記記憶部に記憶し、さらに前記コーディネートIDデータを前記ユーザのユーザIDデータにさらに関連付けて(アルバムDB206の)前記アルバムテーブルとして前記記憶部に記憶させるステップを実行させるプログラム。
【0076】
このような構成によれば、当該サーバを運用することにより、(1)と同様の効果が期待できる。
【発明の効果】
【0077】
本発明によれば、ユーザの端末から、ユーザが更新したキャラクタ(アバター)を構成するアイテムの組み合わせとしてのコーディネートを示すコーディネートデータを構成するアイテムデータ(画像データ等)の組み合わせ(コーディネート)を受信したことに応じて、受信したコーディネートデータを構成するアイテムデータ(画像データ等)を示すアイテムIDデータの組み合わせを、コーディネートIDデータに関連付けて記憶し、さらにコーディネートIDデータをユーザIDデータにさらに関連付けてアルバムテーブルとして記憶することができる。このことにより、キャラクタ(アバター)の現在のコーディネートのみならず、過去に行ったコーディネートもアルバムテーブルに記憶されているため、ユーザからの要求に応じて、適宜コーディネートを参照することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0078】
以下、本発明を実施するための最良の形態について図を参照しながら説明する。なお、これはあくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
【0079】
図1は、本発明の好適な実施形態の一例に係るコンピュータ・システム1の全体構成およびサーバ10の機能構成を表すブロック図である。図2は、アルバムテーブルの一例を示す図である。図3は、アバターテーブルの一例を示す図である。図4は、アイテムテーブルの一例を示す図である。図5は、アルバム更新処理の流れを示すフローチャートである。図6は、アルバム公開処理の流れを示すフローチャートである。図7は、アルバム閲覧・コメント記入処理の流れを示すフローチャートである。図8乃至図12は、ユーザ端末20の表示例である。図13は、サーバ10の機能構成を表すブロック図である。図14は、コンテストテーブルの一例を示す図である。図15は、ユーザ端末20の表示例である。図16は、サーバ10のハードウェア構成の一例を示す図である。
【0080】
[システムの全体構成]
図1は、本発明の好適な実施形態の一例に係るコンピュータ・システム1の全体構成およびサーバ10の機能構成を表すブロック図である。サーバ10とユーザ端末20とが通信回線30を介して接続されている。ここで、サーバ10の数に制限はなく、必要に応じて1または複数で構成してよい。また、サーバ10は、必要に応じてWebサーバ、DBサーバ、アプリケーションサーバを含んで構成してよく、1台のサーバで構成しても、それぞれ別のサーバで構成してもよい。
【0081】
サーバ10は、少なくともアバターとしてのキャラクタを管理するアバター管理装置として構成し、記憶部200は、少なくともアバターDB201、アイテムDB202、アルバムDB206からなる。
【0082】
さらに、制御部100は、サーバ10全体を制御し、少なくともコーディネートデータ記憶部130、コーディネートデータ送信部131を備える。
【0083】
サーバ10は、ユーザ端末20においてユーザが保存したコーディネートを構成するアイテムデータを受信し、コーディネートIDデータを付与した上でアルバムDB206に記憶する。なお、処理の詳細については後述する(図5)。
【0084】
[アルバムテーブル]
図2は、本発明の好適な実施形態の一例に係るアルバムテーブルを示す図である。
【0085】
記憶部200は、アルバムDB206に、例えば、図2に示すアルバムテーブルとして、ユーザを識別するユーザIDデータと、ユーザIDデータに関連付けてコーディネートを識別するコーディネートIDデータと、をキーに、「顔」、「髪型」、「服装」、「ボトムス」といった分類ごとにアイテムを識別するアイテムIDデータを記憶している。また、当該アイテムIDデータをコーディネートとして記憶した日付を示す「保存日」、当該コーディネートを公開した日付を示す「公開日」、当該コーディネートを削除した「クローズ日」といった各種情報、当該コーディネートの閲覧人数を示す「閲覧回数」、および当該コーディネートを参照したユーザの情報を示す訪問者情報として、ユーザIDと訪問した日時を示す「訪問者」、当該訪問者が残したコメントを示す「コメント」を記憶している。
【0086】
例えば、ユーザIDが「ABC12」のユーザに関して、記憶部200は、「顔」について「D678」を、「髪型」について「B898」を、「服装」について「C1120」を、ボトムスについて「A178」を示すコーディネートを、「コーディネートID」を「CO123」として、ユーザIDとコーディネートIDとに関連付けて記憶している。なお、その他の情報として、「保存日」について「2006/5/1」を、「公開日」について「2006/5/2」を、「閲覧回数」として「5」を、訪問者情報として、「訪問者1」にユーザID「ABC25」と、訪問日時「2006/5/10 11:53:25」を、「コメント1」に訪問者1のコメントとして「ボトムスが素敵ですね。」を、また、「訪問者2」にユーザID「CFG30」と、訪問日時「2006/5/11 22:56:10」を上述のユーザIDとコーディネートIDとに関連付けて記憶している。なお、訪問者2はコメントを記入していないため、「コメント2」はブランクとなっている。
【0087】
このように、アルバムテーブルは、ユーザが端末で保存したコーディネートを構成するアイテムデータを示すアイテムIDデータを、ユーザIDデータとコーディネートIDデータとを関連付けるキーデータにより管理している。
【0088】
[アバターテーブル]
図3は、本発明の好適な実施形態の一例に係るアバターテーブルを示す図である。
【0089】
記憶部200は、アバターDB201に、例えば、図3に示すアバターテーブルとして、ユーザを識別するユーザIDデータをキーに、「顔」、「髪型」、「服装」、「ボトムス」といった分類ごとにアイテムを識別するアイテムIDデータを関連付けて記憶している。
【0090】
例えば、ユーザIDデータが「ABC12」のユーザに関して、記憶部200は、「顔」について「D678」を、「髪型」について「B898」を、「服装」について「C1120」を、「ボトムス」について「A178」を、それぞれ「ABC12」に関連付けて記憶している。
【0091】
このように、アバターテーブルは、その時点のアバターのコーディネートに基づくアイテムIDデータを、ユーザIDデータに関連付けて管理している。
【0092】
[アイテムテーブル]
図4は、本発明の好適な実施形態の一例に係るアイテムテーブルを示す図である。
【0093】
記憶部200は、アイテムDB202に、例えば、図4に示すアイテムテーブルとして、アイテムIDデータをキーに、アイテムの実体を表すデータとしての「画像」データ、「分類」データ、アイテム属性データ(「属性1」、「属性2」、「属性3」等)を関連付けて記憶している。
【0094】
例えば、アイテムIDデータが「C1120」であるアイテムには、そのアイテムを表す画像データと「スーツ」という分類とともに、「春」、「グレー」、「ビジネス…」といったアイテム属性データを関連付けて記憶している。
【0095】
制御部100は、後述の処理(図7)に従ってこのアイテムテーブルを参照し、ユーザのコーディネートを構成するアイテムに対応する画像データをユーザ端末20に送信する。
【0096】
ここで、アイテムの実体を表すデータとして画像データを例示したが、これには限られず、MPEG、FLASH(登録商標)、3GP等の動画データであってもよいし、WAV、MP3等の音声データであってもよい。本発明においては、最終的にユーザ端末20に送信するアバターおよびコーディネートの一部を構成するデータとして取り扱うことが可能なものが全て含まれる。
【0097】
[アルバム更新処理]
図5は、本発明の好適な実施形態の一例に係るアルバム更新処理の流れを示すフローチャートである。
【0098】
ステップS521では、ユーザ端末20は、ユーザがアバターに施したコーディネートを保存するか否かを判別する。後述の図8の(2)に示すように、ユーザ端末20では、アバターがアイテムを試着している画面が事前に表示されている。このステップS521での判別がYESのときは、処理をステップS522に移す。また、この判別がNOのときは、本処理を終了する。ステップS522では、ユーザ端末20は、選択されたコーディネートをサーバ10に送信し、処理をステップS511に移す。
【0099】
ステップS511では、サーバ10の制御部100のコーディネートデータ記憶部130は、当該ユーザ端末20から送信されたコーディネートを受信し、処理をステップS512に移す。ステップS512では、サーバ10の制御部100のコーディネートデータ記憶部130は、受信したコーディネートを送信したユーザのユーザIDデータと関連付けるためにコーディネートIDを付与する。そして、処理をステップS513に移す。ステップS513では、サーバ10のコーディネートデータ記憶部130は、記憶部200内のアルバムDB206にアルバムテーブルとして、当該コーディネートを保存する。具体的には、サーバ10の制御部100のコーディネートデータ記憶部130は、ユーザ端末20より受信したコーディネートを元に、コーディネートを構成するアイテムを示すアイテムIDデータを、ユーザIDデータおよび前述したコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて、アルバムテーブルに記憶する。なお、このコーディネートの保存は、新規にレコードを追加する保存であっても、既にあるレコードを更新する保存であっても構わない。その後、サーバ10の制御部100のコーディネートデータ送信部131は、当該処理結果をユーザ端末20に送信する。その後、処理をステップS523に移す。
【0100】
ステップS523では、ユーザ端末20は、サーバ10が送信した処理結果を受信し、表示する。後述の図9に示すように、ユーザ端末20は、コーディネートの保存がされたコーディネートをアルバムの中に表示する。
【0101】
なお、本実施例では、サーバは、アバターに施したコーディネートを受信して保存し、当該コーディネートを端末のアルバムに表示するために送信しているが、他の構成でも周知技術を用いて実現可能なことは明らかである。例えば、最初からアルバムの中のコーディネートを見るためにアルバムのページを開いた場合には、当該端末のユーザのユーザIDデータと、指定のないコーディネートIDデータをサーバが受信し、当該ユーザIDデータと、コーディネートIDデータとしてワイルドカード(任意指定)と、を抽出条件としてアルバムテーブルを検索し、抽出した当該ユーザのコーディネートをアルバムにサムネイル表示するために端末に送信する仕組みとしてもよいし、検索して抽出した最初のコーディネートのみをアルバムに表示するために端末に送信する仕組みとしてもよい。
【0102】
[アルバム公開処理]
図6は、本発明の好適な実施形態の一例に係るアルバム公開処理の流れを示すフローチャートである。
【0103】
ステップS571では、ユーザ端末20は、アルバムに表示されたコーディネートを一般ユーザが参照可能なように公開するか否かを判別する。後述の図9に示すように、ユーザ端末20は、公開されていないユーザのコーディネートを表示している。このステップS571での判別がYESのときは、処理をステップS572に移す。また、この判別がNOのときは、本処理を終了する。ステップS572では、ユーザ端末20は、選択されたコーディネートを公開する旨の要求をサーバ10に送信し、処理をステップS561に移す。
【0104】
ステップS561では、サーバ10の制御部100は、当該ユーザ端末20から送信されたコーディネートを公開する旨の要求を受信し、処理をステップS562に移す。ステップS562では、受信した公開要求が示すコーディネートを登録するため、サーバ10のコーディネートデータ記憶部130は、記憶部200内のアルバムDB206に格納しているアルバムテーブルの該当のコーディネートデータの公開日に、サーバ10がユーザ端末20からの要求を受信した日時を記憶する。具体的には、サーバ10の制御部100のコーディネートデータ記憶部130は、ユーザ端末20より受信したコーディネートの公開要求を元に、ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに基づいてアルバムテーブルを検索し、該当ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータに関連付けて、該当のコーディネートデータの公開日にサーバ10がユーザ端末20からの要求を受信した日時を記憶する。その後、サーバ10の制御部100のコーディネートデータ送信部131は、当該処理結果をユーザ端末20に送信する。その後、処理をステップS573に移す。
【0105】
ステップS573では、ユーザ端末20は、サーバ10が送信した処理結果を受信し、表示する。後述の図10の(1)に示すように、ユーザ端末20は、アルバムに当該コーディネートを表示する。
【0106】
このような処理をすることにより、ユーザ端末20で保存したコーディネートのうち、当該ユーザが公開を希望するコーディネートを、他のユーザのユーザ端末20で参照することが可能となり、各種のコーディネートに関する仕組みを実現することが可能となる。
【0107】
[アルバム閲覧・コメント記入処理]
図7は、本発明の好適な実施形態の一例に係るアルバム閲覧・コメント記入処理の流れを示すフローチャートである。
【0108】
ステップS621では、ユーザ端末20は、アルバム閲覧を選択したか否かを判別する。後述の図11の(1)に示すように、ユーザ端末20には、公開されているコーディネートを見るか否かを選択できる画面が用意されている。このステップS621での判別がYESのときは、処理をステップS622に移す。また、この判別がNOのときは、本処理を終了する。ステップS622では、ユーザ端末20は、アルバム閲覧を要求する旨をサーバ10に送信し、処理をステップS611に移す。
【0109】
ステップS611では、サーバ10の制御部100は、当該ユーザ端末20から送信されたアルバムを閲覧する旨の要求を受信し、処理をステップS612に移す。ステップS612では、サーバ10の制御部100のコーディネートデータ送信部131は、記憶部200内のアルバムDB206に格納されているアルバムテーブルから、公開可能なコーディネートを抽出し、アルバム閲覧要求のあったユーザ端末20に抽出したコーディネートを送信する。具体的には、サーバ10の制御部100のコーディネートデータ送信部131は、ユーザ端末20からの要求に応じて、アルバムテーブルの公開日に入力があり、クローズ日に入力がないコーディネートデータを抽出し、抽出したコーディネートデータを構成するアイテムデータを示すアイテムIDデータに基づいてアイテムテーブルを参照し、当該アイテムデータをユーザ端末20に送信する。その後、処理をステップS623に移す。
【0110】
なお、アルバムを閲覧する旨の要求には、アルバムの更新順に表示するための要求、指定のユーザのアルバムを表示するための要求、ユーザの参照履歴が多い順にアルバムを表示するための要求、ユーザが参照したコーディネートと関連度の高いコーディネートを表示するための要求、等の各種要求を含む。
【0111】
より詳しく説明をすると、アルバムの更新順に表示するために、アルバムテーブルからコーディネートデータをアルバムテーブルに保存した時期を示すタイムスタンプデータとともに抽出し端末に送信することで、端末の処理によりタイムスタンプデータの降順(もしくは昇順)に表示することが可能となる。もしくは、アルバムテーブルから抽出したコーディネートデータを、タイムスタンプデータの降順(もしくは昇順)に端末に送信することで、端末では、それぞれ登録が新しいものから(あるいは古いものから)順に表示することが可能となる。
【0112】
また、指定のユーザのアルバムを表示するために、当該ユーザのユーザIDデータと、コーディネートIDデータとしてワイルドカード(任意指定)と、を抽出条件としてアルバムテーブルを検索し、アルバムテーブルから抽出したコーディネートを端末に送信することで、端末では、指定のユーザのアルバムを全て表示することが可能となる。
【0113】
また、ユーザの参照履歴が多い順に表示するために、アルバムテーブルからコーディネートデータを後述するアルバムテーブルに格納しているコーディネートの閲覧回数とともに抽出し端末に送信することで、端末の処理により閲覧回数の多い順に表示することが可能となる。もしくは、アルバムテーブルから抽出したコーディネートデータを、閲覧回数の多い順に端末に送信することで、端末では、閲覧回数の多い順に表示することが可能となる。
【0114】
また、ユーザが参照したコーディネートと関連度の高いコーディネートを表示するために、ユーザが参照したコーディネートに含まれるキーとなる属性を、アイテムテーブルからアイテムIDデータに基づき抽出した上で、キーとなる属性と関連度の高い属性を持つアイテムデータのアイテムIDデータを含むコーディネートデータをアルバムテーブルから抽出し、端末に送信することで、端末では、ユーザが参照したコーディネートと関連度の高いコーディネートを表示することが可能となる。属性を指定するデータとは、上述の例のように、ユーザが参照したコーディネートと関連度の高いコーディネートであってもよいし、属性自身をキーワードとして端末に表示し、ユーザが端末から指定する属性データであってもよい。なお、関連度の高いコーディネートとは、例えばコーディネートを構成しているアイテムデータの属性の1つとしての用途(例えば図4に示されているアイテムテーブルの属性3)が同じもの、あるいは概念として類似するもの等を示す。
【0115】
ステップS623では、後述の図11の(2)に示すように、ユーザ端末20は、サーバ10より抽出し送信されたコーディネートを公開されたコーディネートとしてアルバムに表示する。ステップS624では、ユーザ端末20は、表示されたアルバムの中から1つのコーディネートを選択したか否かを判別する。この処理での判別がYESのときは、処理をステップS625に移し、この処理での判別がNOのときは、本処理を終了する。ステップS625では、ユーザ端末20は、選択されたコーディネートの詳細要求データをサーバ10に送信する。その後、処理をステップS613に移す。
【0116】
ステップS613では、サーバ10の制御部100のコーディネートデータ送信部131は、ユーザ端末20から送信されたコーディネートの詳細要求データを受信し、処理をステップS614およびステップS615に移す。ステップS614では、サーバ10の制御部100のコーディネートデータ送信部131は、受信したコーディネートの詳細要求データからユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成されるキーデータに基づいて、記憶部200のアルバムDB206に格納されたアルバムテーブルから、ユーザ端末20に表示するためのアイテムデータを示すアイテムIDデータおよび登録されているコメントデータを抽出し、ユーザ端末20に送信する。その後、処理をステップS626に移す。一方、ステップS615では、サーバ10の制御部100のコーディネートデータ記憶部130は、受信したユーザ端末20から送信された公開されたアルバムを表示しているユーザIDデータを、当該コーディネートを示すユーザIDデータおよびコーディネートIDデータに関連付けて記憶されたキーデータに基づき、記憶部200のアルバムDB206に格納されたアルバムテーブルの訪問者情報に記憶する(足跡データ更新)とともに、記憶部200のアルバム206に格納されたアルバムテーブルの閲覧回数のカウントを1加算する。
【0117】
この訪問者情報に訪問者のユーザID等を記憶することにより、アルバム閲覧をした第三者を把握することが可能となる。また、訪問者情報の数を格納する閲覧回数に1加算することにより、当該アルバムのコーディネートの閲覧をしたユーザ数を把握することが可能となる。
【0118】
ステップS626では、サーバ10からユーザ端末20に送信されたコーディネートデータに基づき、ユーザ端末20は、コーディネートの詳細情報を表示する。後述の図12に(1)にはそのときの画面が示されている。その後、処理をステップS627に移す。ステップS627では、ユーザ端末20は、コメントを送信するか否かを判別する。このステップS627での判別がYESのときは、処理をステップS628に移す。また、この判別がNOのときは、本処理を終了する。ステップS628では、ユーザ端末20は、入力されたコメントデータを、キーデータであるユーザIDデータおよびコーディネートIDデータと、コメントを入力したユーザを示すユーザIDデータとともにサーバ10に送信する。その後、処理をステップS616に移す。
【0119】
ステップS616では、サーバ10の制御部100は、ユーザ端末20から送信されたコメントデータを受信し、処理をステップS617に移す。ステップS617では、サーバ10の制御部100のコーディネートデータ記憶部130は、当該コメントデータをキーデータであるユーザIDデータおよびコーディネートIDデータに基づいて記憶部200のアルバムDB206に格納されたアルバムテーブルを検索し、該当のコーディネートを示すコーディネートデータにコメントデータを記憶し、処理をステップS618に移す。ステップS618では、サーバ10の制御部100のコーディネートデータ送信部131は、コメントをアルバムテーブルに格納したことを、コメントを入力したユーザ端末20と、更新されたアルバムテーブルのコーディネートの持ち主であるユーザのユーザ端末20に通知する情報を送信する。その後、処理をステップS629およびステップS631に移す。
【0120】
ステップS629では、ユーザ端末20は、サーバ10よりアルバムテーブルにコーディネートに対するコメントを更新した旨の結果を受信し、ユーザ端末20に表示する。その後、本処理を終了する。
【0121】
なお、サーバ10の記憶部200には、閲覧者を不快にさせる言葉を含む禁止キーワードの一覧を事前に記憶しておき、コメントデータが所定のキーワードを含むことに応じて、当該コメントデータの登録を拒否するように構成しても構わない。
【0122】
一方、ステップS631では、コーディネートの持ち主であるユーザのユーザ端末20は、サーバ10より、当該コーディネートに対してコメントがあり、記憶された旨の通知を受信する。その後、本処理を終了する。
【0123】
このことにより、当該コーディネートの持ち主のユーザはコーディネートに対するコメントがあった旨を早期に把握することが可能となる。
【0124】
なお、実施例では、アルバム閲覧・コメント記入処理を一体の処理として記載したが、各ユーザ端末20での処理(アルバム閲覧選択、コーディネート選択、コメント入力後のコメント送信選択)ごとに異なるタイミングで行ってもよいし、行わない処理があってもよい。また、アルバムの閲覧はアルバムの参照の1つの構成であり、アルバムに音声等を含んでもよい。
【0125】
[端末での表示例1]
図8および図9は、ユーザ端末20においてコーディネートデータの登録をする場合の表示例である。
【0126】
コーディネートを保存しようとしているユーザ端末20である「ABC12」の端末には、当該ユーザである「ABC12」のアバターが表示されており、アイテム一覧には、アイテムが一覧となって表示されている(図8の(1))。ここで、ユーザ端末20からアイテム一覧に表示されているアイテムを選択して「アイテム試着」を選択すると、「ABC12」のアバターに当該選択されたアイテムデータが更新され、着衣する(図8の(2))。また、着衣したアイテムデータを「元に戻す」を選択することにより、脱衣する(図8の(1))。さらにまた、変更したコーディネートをアルバムデータとしてアルバムに保存したい場合には、「保存」を選択することにより、サーバ10に保存され、ユーザ端末20には、コーディネートの保存がされた旨のメッセージが表示される(図8の(3))。そして、ユーザ端末20には、アルバムに保存したコーディネートが表示される(図9)。
【0127】
[端末での表示例2]
図9および図10は、ユーザ端末20において、アルバムに登録したコーディネートの公開をする場合の表示例である。
【0128】
「ABC12」のユーザ端末20には、既にアルバムに保存したコーディネートの一覧が表示されている(図9)。ユーザ端末20のアルバムに表示されている「公開する」を選択することにより、データがサーバ10に送信され、サーバ10より登録されたデータを受信し、公開された日付とともに、当該コーディネートを表示する(図10の(1))。また、ユーザ端末20で「非公開にする」を選択することにより、図9の画面に遷移する。さらに、図9の画面が表示されているときに、ユーザ端末20で「削除する」を選択することにより、サーバ10のアルバムデータのクローズ日に削除した日付を入力することにより、ユーザ端末20には当該コーディネートが表示されなくなる(図10の(2))。
【0129】
[端末での表示例3]
図11および図12は、ユーザ端末20において、公開されているコーディネートを参照し、コメントデータを入力する場合の表示例である。
【0130】
「POL32」のユーザ端末20には、既にアバターを表示する画面が表示されている(図11の(1))。ユーザ端末20から、公開されているコーディネートを見るために「見る」を選択することにより、公開されたコーディネートの一覧が表示される(図11の(2))。ここには、公開されたコーディネートが表示されるため、様々なユーザのコーディネートが表示される。ここで、例えば「ABC12」の「CO131」のコーディネートをクリックすると、「ABC12」の「CO131」のコーディネートの詳細情報が表示される(図12の(1))。コーディネートの詳細は、「ABC12」の「CO131」に対するコメントなどである。ここで、「戻る」を選択すると、図11の(2)の画面に遷移する。また、「コメントを書く」を選択すると、ユーザ端末20には、コメント記入欄が表示される(図12の(2))。コメントを入力し、「送信」を選択すると、ユーザ端末20で入力されたコメントデータが、サーバ10に送信され、ユーザ端末20には、コメントが書き込まれた旨のメッセージが表示される(図12の(3))。また、図12の(1)の画面から「ABC12さんの他のコーディネートを見る」を選択すると、「ABC12」のアルバムに登録され、公開可能なコーディネートの一覧が表示される(図12の(4))。
【0131】
[別の実施形態]
図13は、本発明の好適な実施形態の一例に係るサーバ10の機能構成を表すブロック図である。サーバ10は、少なくともアバターとしてのキャラクタを管理するアバター管理装置として構成し、記憶部200は、少なくともアバターDB201、アイテムDB202、アルバムDB206、コンテストDB213からなる。さらに、制御部100は、サーバ10全体を制御し、少なくともコンテスト登録部132、コンテスト登録通知部133を備える。
【0132】
サーバ10は、ユーザ端末20においてユーザが登録を行ったコーディネートに関するコンテスト登録要求データを受信し、当該コンテストに登録するコーディネートに関するユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータをコンテストDBに記憶する。
【0133】
[コンテストテーブル]
図14は、本発明の好適な実施形態の一例に係るコンテストテーブルを示す図である。
【0134】
記憶部200は、コンテストDB213に、例えば図14に示すコンテストテーブルとして、ユーザを識別するユーザIDデータに、コーディネートを示すコーディネートIDデータを関連付けて記憶している。なお、本実施例では、コンテストテーブルは、開催されるコンテストごとにテーブルが作成される構成となっているが、コンテストテーブルに開催されるコンテストを示す情報を格納し、複数のコンテストを1つのコンテストテーブルで記憶してもよい。
【0135】
例えば、ユーザIDデータが「ABC12」のユーザに関して、コーディネートを示すコーディネートIDデータ「CO123」のコーディネートが開催されているコンテストに参加している場合は、記憶部200は、「ユーザIDデータ」について「ABC12」を、「コーディネートIDデータ」について「CO123」を、それぞれ関連付けて記憶している。
【0136】
[端末での表示例4]
図15は、ユーザ端末20において、公開されているコーディネートを参照し、コンテストに参加する場合の表示例である。
【0137】
「ABC12」のユーザ端末20には、既にアバターのコーディネートを表示する画面が出力されている(図15の(1))。ユーザ端末20に表示されているコンテストに参加する場合に、「参加する」を選択すると、「ABC12」のアルバムが表示される(図15の(2))。ここで、コンテストに参加させるために「CO131」のコーディネートを選択すると、ユーザ端末20からコンテスト参加要求がサーバ10に送信され、サーバ10の制御部100のコンテスト登録部132は、コンテストDB213に格納するコンテストテーブルに「ユーザIDデータ」として「ABC12」を、「コーディネートIDデータ」として「CO131」を記憶する。なお、その後、サーバ10の制御部100にさらに備えるコンテスト登録通知部133により、ユーザ端末20に、送信されたコンテストへの参加を受け付けた旨が表示されるようにしてもよい(図15の(3))。また、本実施例では、自分のコーディネートについてコンテストに参加する場合について記載しているが、ユーザが他のユーザのコーディネートを見て、コンテストに参加をすることとしてもよい。その場合には、コーディネートの持ち主が最終的にコンテストの参加可否を決定するものとしてコンテストへの参加申込をする仕組みとしてもよい。さらに、本実施例では、アルバムに登録されているコーディネートのうちから、コンテストに参加するコーディネートを選択する構成としているが、アバターをコーディネートし、当該コーディネートを行った本人の指示を受け付けることにより、当該コーディネートをアルバムに登録するタイミングでコンテストに参加する構成としてもよい。
【0138】
[サーバのハードウェア構成]
図16は、図1で説明したサーバ10のハードウェア構成の一例を示す図である。サーバ10は、制御部100を構成するCPU(Central Processing Unit)1010(マルチプロセッサ構成ではCPU1012など複数のCPUが追加されてもよい)、バスライン1005、通信I/F1040、メインメモリ1050、BIOS(Basic Input Output System)1060、USBポート1090、I/Oコントローラ1070、ならびにキーボードおよびマウス1100等の入力手段や表示装置1022を備える。
【0139】
I/Oコントローラ1070には、テープドライブ1072、ハードディスク1074、光ディスクドライブ1076、半導体メモリ1078、等の記憶手段を接続することができる。
【0140】
BIOS1060は、サーバ10の起動時にCPU1010が実行するブートプログラムや、サーバ10のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0141】
記憶部200を構成するハードディスク1074は、サーバ10がサーバとして機能するための各種プログラムおよび本発明の機能を実行するプログラムを記憶しており、さらに必要に応じて各種データベースを構成可能である。
【0142】
光ディスクドライブ1076としては、例えば、DVD−ROMドライブ、CD−ROMドライブ、DVD−RAMドライブ、CD−RAMドライブを使用することができる。この場合は各ドライブに対応した光ディスク1077を使用する。光ディスク1077から光ディスクドライブ1076によりプログラムまたはデータを読み取り、I/Oコントローラ1070を介してメインメモリ1050またはハードディスク1074に提供することもできる。また、同様にテープドライブ1072に対応したテープメディア1071を主としてバックアップのために使用することもできる。
【0143】
サーバ10に提供されるプログラムは、ハードディスク1074、光ディスク1077、またはメモリーカード等の記録媒体に格納されて提供される。このプログラムは、I/Oコントローラ1070を介して、記録媒体から読み出され、または通信I/F1040を介してダウンロードされることによって、サーバ10にインストールされ実行されてもよい。
【0144】
前述のプログラムは、内部または外部の記憶媒体に格納されてもよい。ここで、記憶部200を構成する記憶媒体としては、ハードディスク1074、光ディスク1077、またはメモリーカードの他に、MD等の光磁気記録媒体、テープメディア1071を用いることができる。また、専用通信回線やインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハードディスク1074または光ディスクライブラリ等の記憶装置を記録媒体として使用し、通信回線30を介してプログラムをサーバ10に提供してもよい。
【0145】
ここで、表示装置1022は、サーバ管理者にデータの入力を受け付ける画面を表示したり、サーバ10による演算処理結果の画面を表示したりするものであり、ブラウン管表示装置(CRT)、液晶表示装置(LCD)等のディスプレイ装置を含む。
【0146】
ここで、入力手段は、サーバ管理者による入力の受付を行うものであり、キーボードおよびマウス1100等により構成してよい。
【0147】
また、通信I/F1040は、サーバ10を専用ネットワークまたは公共ネットワークを介して端末と接続できるようにするためのネットワーク・アダプタである。通信I/F1040は、モデム、ケーブル・モデムおよびイーサネット(登録商標)・アダプタを含んでよい。
【0148】
以上の例は、サーバ10について主に説明したが、コンピュータに、プログラムをインストールして、そのコンピュータをサーバ装置として動作させることにより上記で説明した機能を実現することもできる。したがって、本発明において一実施形態として説明したサーバ10により実現される機能は、上述の方法を当該コンピュータにより実行することにより、あるいは、上述のプログラムを当該コンピュータに導入して実行することによっても実現可能である。
【0149】
[端末のハードウェア構成]
ユーザ端末20も、上述のサーバ10と同様な構成を持つ。また、上述の例ではいわゆるコンピュータで実現した例について説明したが、さらに、本発明の原理が適用可能である限り、携帯電話、PDA(Personal Data Assistant)、ゲーム機等の様々な端末で実現してよい。
【0150】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施例に記載されたものに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0151】
【図1】本発明のコンピュータ・システムの全体構成およびサーバの機能構成を表すブロック図である。
【図2】本発明のアルバムテーブルを示す図である。
【図3】本発明のアバターテーブルを示す図である。
【図4】本発明のアイテムテーブルを示す図である。
【図5】本発明のアルバム更新処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】本発明のアルバム公開処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】本発明のアルバム閲覧・コメント記入処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】本発明のユーザ端末の表示例を示す図である。
【図9】本発明のユーザ端末の表示例を示す図である。
【図10】本発明のユーザ端末の表示例を示す図である。
【図11】本発明のユーザ端末の表示例を示す図である。
【図12】本発明のユーザ端末の表示例を示す図である。
【図13】本発明のサーバの機能構成を表すブロック図である。
【図14】本発明のコンテストテーブルを示す図である。
【図15】本発明のユーザ端末の表示例を示す図である。
【図16】本発明のサーバのハードウェア構成を示す図である。
【符号の説明】
【0152】
1 コンピュータ・システム
10 サーバ
20 ユーザ端末
30 通信回線
100 制御部
130 コーディネートデータ記憶部
131 コーディネートデータ送信部
132 コンテスト登録部
133 コンテスト登録通知部
200 記憶部
201 アバターDB
202 アイテムDB
206 アルバムDB
213 コンテストDB

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザの端末と通信ネットワークを介して接続されたサーバが、前記ユーザのユーザIDデータに関連付けて記憶されているキャラクタを構成するアイテムの組み合わせとしてのコーディネートを示すコーディネートデータを表示するための方法であって、
前記サーバは、前記コーディネートデータを構成するアイテムデータを示すアイテムIDデータの組み合わせを、コーディネートIDデータに関連付けて記憶し、さらに前記ユーザIDデータに関連付けてアルバムテーブルとして記憶する記憶部を備え、
前記サーバは、前記ユーザが更新した、コーディネートデータを構成するアイテムデータの組み合わせを保存するために、前記ユーザの端末から、前記アイテムデータの組み合わせを示すデータを伴って保存要求データを受信したことに応じて、受信した前記データに基づいてアイテムデータを示すアイテムIDデータの組み合わせをコーディネートIDデータに関連付けて前記記憶部に記憶し、さらに前記コーディネートIDデータを前記ユーザのユーザIDデータにさらに関連付けて前記アルバムテーブルとして前記記憶部に記憶するステップを含む方法。
【請求項2】
前記サーバは、アルバムを参照するユーザの端末から、前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータの指定を伴って送信要求データを受信したことに応じて、前記アルバムテーブルを参照し、前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて記憶された前記アイテムIDデータが示すアイテムデータの組み合わせを、前記アルバムを参照するユーザの端末に送信するステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記サーバは、前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて前記アルバムを参照するユーザのユーザIDデータを前記アルバムテーブルに記憶するステップをさらに含む請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記サーバは、アルバムを参照するユーザの端末から、前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータの指定を伴って参照した前記コーディネートIDデータのコーディネートに関するコメントデータを受信したことに応じて、前記コメントデータを前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて前記アルバムテーブルに記憶するステップをさらに含む請求項1乃至請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記サーバは、前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関するコメントデータを受信したことに応じて、コメントデータが存在する旨を、前記ユーザIDデータのユーザの端末に送信するステップをさらに含む請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記コメントデータを前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて前記アルバムテーブルに記憶するステップにおいて、前記受信したコメントデータが所定のキーワードを含むときは前記コメントデータを記憶しない請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記コメントデータを前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて前記アルバムテーブルに記憶するステップにおいて、前記受信したコメントデータが所定のキーワードを含む場合に、所定のキーワードを含むために前記コメントデータを更新しない旨を報知するデータを、前記コメントデータを送信したユーザの端末に送信するステップをさらに含む請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記サーバは、前記受信したコーディネートデータを構成するアイテムデータの組み合わせを記憶した時期を示すタイムスタンプデータを前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて前記アルバムテーブルとして前記記憶部にさらに記憶しており、
前記サーバは、アルバムを参照するユーザの端末から、前記アルバムテーブルに記憶された時期を指定するデータを伴って前記アイテムデータの組み合わせの送信を要求するデータを受信したことに応じて、前記アルバムテーブルを参照し、前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて記憶された前記アイテムIDデータが示すアイテムデータの組み合わせを、前記アルバムテーブルに記憶したタイムスタンプデータに基づいて前記アルバムを参照するユーザの端末に表示するために前記アルバムを参照するユーザの端末に送信するステップをさらに含む請求項1乃至請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記サーバは、アルバムを参照するユーザの端末から、指定するユーザのユーザIDデータおよびコーディネートIDデータを伴って前記指定するユーザのその他のコーディネートデータを構成するアイテムデータの組み合わせの送信を要求するデータを受信したことに応じて、前記アルバムテーブルを参照し、前記指定するユーザのユーザIDデータおよび前記その他のコーディネートデータを示すコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて記憶された前記アイテムIDデータが示すアイテムデータの組み合わせを、前記アルバムを参照するユーザの端末に送信するステップをさらに含む請求項1乃至請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記サーバは、アルバムを参照したユーザ数を前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて前記アルバムテーブルとして前記記憶部にさらに記憶しており、
前記サーバは、アルバムを参照するユーザの端末から、前記アルバムを参照したユーザ数の多いコーディネートのリクエストを示すデータを伴って前記アイテムデータの組み合わせの送信を要求するデータを受信したことに応じて、前記アルバムテーブルを参照し、前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて記憶された前記アイテムIDデータが示すアイテムデータの組み合わせを、前記アルバムを参照したユーザ数の多いものを優先的に前記アルバムを参照するユーザの端末に表示するために前記アルバムを参照するユーザの端末に送信するステップをさらに含む請求項1乃至請求項7に記載の方法。
【請求項11】
前記サーバは、前記アイテムデータの属性を示すデータをアイテムIDデータに関連付けてアイテムテーブルとして前記記憶部にさらに記憶しており、
前記サーバは、アルバムを参照するユーザの端末から、前記属性を指定するデータを伴って前記アイテムデータの組み合わせの送信を要求するデータを受信したことに応じて、前記アルバムテーブルを参照し、前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて記憶されたアイテムIDデータが示すアイテムデータの組み合わせのうち、指定した前記属性と関連度の高い属性を持つものを、前記アルバムを参照するユーザの端末に送信するステップをさらに含む請求項1乃至請求項7に記載の方法。
【請求項12】
前記サーバは、複数の前記コーディネートの評価を行うコンテストに参加する前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータをコンテストテーブルとして前記記憶部にさらに記憶しており、
前記サーバは、前記ユーザの端末から前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータの指定を伴って前記コンテストへの参加申込データを受信したことに応じて、受信した前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータを前記コンテストテーブルに記憶するステップをさらに含む請求項1乃至請求項11に記載の方法。
【請求項13】
通信ネットワークを介して接続されたユーザの端末において、前記ユーザのユーザIDデータに関連付けて記憶されているキャラクタを構成するアイテムの組み合わせとしてのコーディネートを示すコーディネートデータを表示するためのサーバであって、
前記コーディネートデータを構成するアイテムデータを示すアイテムIDデータの組み合わせを、コーディネートIDデータに関連付けて記憶し、さらに前記ユーザIDデータに関連付けてアルバムテーブルとして記憶する記憶部を備え、
前記ユーザが更新した、コーディネートデータを構成するアイテムデータの組み合わせを保存するために、前記ユーザの端末から、前記アイテムデータの組み合わせを示すデータを伴って保存要求データを受信したことに応じて、受信した前記データに基づいてアイテムデータを示すアイテムIDデータの組み合わせをコーディネートIDデータに関連付けて前記記憶部に記憶し、さらに前記コーディネートIDデータを前記ユーザのユーザIDデータにさらに関連付けて前記アルバムテーブルとして前記記憶部に記憶する手段を備えるサーバ。
【請求項14】
アルバムを参照するユーザの端末から、前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータの指定を伴って送信要求データを受信したことに応じて、前記アルバムテーブルを参照し、前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて記憶された前記アイテムIDデータが示すアイテムデータの組み合わせを、前記アルバムを参照するユーザの端末に送信する手段をさらに備える請求項13に記載のサーバ。
【請求項15】
前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて前記アルバムを参照するユーザのユーザIDデータを前記アルバムテーブルに記憶する手段をさらに備える請求項14に記載のサーバ。
【請求項16】
アルバムを参照するユーザの端末から、前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータの指定を伴って参照した前記コーディネートIDデータのコーディネートに関するコメントデータを受信したことに応じて、前記コメントデータを前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて前記アルバムテーブルに記憶する手段をさらに備える請求項13乃至請求項15に記載のサーバ。
【請求項17】
前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関するコメントデータを受信したことに応じて、コメントデータが存在する旨を、前記ユーザIDデータのユーザの端末に送信する手段をさらに備える請求項16に記載のサーバ。
【請求項18】
前記コメントデータを前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて前記アルバムテーブルに記憶する手段において、前記受信したコメントデータが所定のキーワードを含むときは前記コメントデータを記憶しない請求項16に記載のサーバ。
【請求項19】
前記コメントデータを前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて前記アルバムテーブルに記憶する手段において、前記受信したコメントデータが所定のキーワードを含む場合に、所定のキーワードを含むために前記コメントデータを更新しない旨を報知するデータを、前記コメントデータを送信したユーザの端末に送信する手段をさらに備える請求項18に記載のサーバ。
【請求項20】
前記受信したコーディネートデータを構成するアイテムデータの組み合わせを記憶した時期を示すタイムスタンプデータを前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて前記アルバムテーブルとして前記記憶部にさらに記憶しており、
アルバムを参照するユーザの端末から、前記アルバムテーブルに記憶された時期を指定するデータを伴って前記アイテムデータの組み合わせの送信を要求するデータを受信したことに応じて、前記アルバムテーブルを参照し、前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて記憶された前記アイテムIDデータが示すアイテムデータの組み合わせを、前記アルバムテーブルに記憶したタイムスタンプデータに基づいて前記アルバムを参照するユーザの端末に表示するために前記アルバムを参照するユーザの端末に送信する手段をさらに備える請求項13乃至請求項19に記載のサーバ。
【請求項21】
アルバムを参照するユーザの端末から、指定するユーザのユーザIDデータおよびコーディネートIDデータを伴って前記指定するユーザのその他のコーディネートデータを構成するアイテムデータの組み合わせの送信を要求するデータを受信したことに応じて、前記アルバムテーブルを参照し、前記指定するユーザのユーザIDデータおよび前記その他のコーディネートデータを示すコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて記憶された前記アイテムIDデータが示すアイテムデータの組み合わせを、前記アルバムを参照するユーザの端末に送信する手段をさらに備える請求項13乃至請求項19に記載のサーバ。
【請求項22】
前記サーバは、アルバムを参照したユーザ数を前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて前記アルバムテーブルとして前記記憶部にさらに記憶しており、
アルバムを参照するユーザの端末から、前記アルバムを参照したユーザ数の多いコーディネートのリクエストを示すデータを伴って前記アイテムデータの組み合わせの送信を要求するデータを受信したことに応じて、前記アルバムテーブルを参照し、前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて記憶された前記アイテムIDデータが示すアイテムデータの組み合わせを、前記アルバムを参照したユーザ数の多いものを優先的に前記アルバムを参照するユーザの端末に表示するために前記アルバムを参照するユーザの端末に送信する手段をさらに備える請求項13乃至請求項19に記載のサーバ。
【請求項23】
前記サーバは、前記アイテムデータの属性を示すデータをアイテムIDデータに関連付けてアイテムテーブルとして前記記憶部にさらに記憶しており、
アルバムを参照するユーザの端末から、前記属性を指定するデータを伴って前記アイテムデータの組み合わせの送信を要求するデータを受信したことに応じて、前記アルバムテーブルを参照し、前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータに関連付けて記憶されたアイテムIDデータが示すアイテムデータの組み合わせのうち、指定した前記属性と関連度の高い属性を持つものを、前記アルバムを参照するユーザの端末に送信する手段をさらに備える請求項13乃至請求項19に記載のサーバ。
【請求項24】
複数の前記コーディネートの評価を行うコンテストに参加する前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータをコンテストテーブルとして前記記憶部にさらに記憶しており、
前記ユーザの端末から前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータの指定を伴って前記コンテストへの参加申込データを受信したことに応じて、受信した前記ユーザIDデータおよびコーディネートIDデータで構成するキーデータを前記コンテストテーブルに記憶する手段をさらに備える請求項13乃至請求項23に記載のサーバ。
【請求項25】
ユーザの端末と通信ネットワークを介して接続されたサーバに、前記ユーザのユーザIDデータに関連付けて記憶されているキャラクタを構成するアイテムの組み合わせとしてのコーディネートを示すコーディネートデータを表示させるプログラムであって、
前記サーバは、前記コーディネートデータを構成するアイテムデータを示すアイテムIDデータの組み合わせを、コーディネートIDデータに関連付けて記憶し、さらに前記ユーザIDデータに関連付けてアルバムテーブルとして記憶する記憶部を備えており、
前記サーバに、前記ユーザが更新した、コーディネートデータを構成するアイテムデータの組み合わせを保存させるために、前記ユーザの端末から、前記アイテムデータの組み合わせを示すデータを伴って保存要求データを受信させたことに応じて、受信させた前記データに基づいてアイテムデータを示すアイテムIDデータの組み合わせをコーディネートIDデータに関連付けて前記記憶部に記憶し、さらに前記コーディネートIDデータを前記ユーザのユーザIDデータにさらに関連付けて前記アルバムテーブルとして前記記憶部に記憶させるステップを実行させるプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2007−328701(P2007−328701A)
【公開日】平成19年12月20日(2007.12.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−161098(P2006−161098)
【出願日】平成18年6月9日(2006.6.9)
【出願人】(500257300)ヤフー株式会社 (1,128)
【Fターム(参考)】