説明

キースイッチ構造

【課題】メンブレンシートの接点部に影響を与えることなく、メンブレンシートへの防水性を高めたキースイッチ構造を提供する。
【解決手段】メンブレンシート116の上面とバックプレート117の打ち出し部117bの上面と周囲曲げ部117cの上面を同一平面に形成し、これらの上面に熱シート118を溶着する。熱シート118は熱溶融性の接着シートを有し、加熱ローラで加熱および加圧することにより上記各上面に溶着される。さらにバックプレート117の底面部に空気孔117dを形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理機器、測定機器、医療機器などにおける入力装置として用いられるキーボードのキースイッチ構造に関し、特に防水性に優れたキースイッチ構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、可搬型のパーソナルコンピュータ等に用いられるキーボードにおいては、キートップのどの部分を押下してもキートップが傾くことなく下降する所謂操作性を確保するようにしている。そのために従来のキースイッチ構造においては、キートップの下部にリンク機構を備えている。キートップの下部にリンク機構を備えたキースイッチ構造としては、例えば、特開2001−229764号公報に開示されるものがある。
【0003】
図7に上記文献に開示されるリンク機構を備えた従来のキースイッチ構造を示す。図7において、従来のキースイッチ10は、キートップ11と、キートップ11に対して回転可能に設けられた第1リンク部材12、キートップ11に対して摺動可能に設けられた第2リンク部材13、キートップ11が押下されることにより屈曲し、押下力が排除されるとキートップ11を元の位置に復帰させるラバードーム(弾性部材)14、第1、第2リンク部材12、13を保持するホルダー15、ラバードーム14の直下に接点部16aを有するメンブレンシート16、ホルダー15が固定されるバックプレート17とにより構成されている。第1リンク部材12と第2リンク部材13によりリンク機構が構成される。
【0004】
またバックプレート17には上方に突出する打ち出し部17aが形成されており、この打ち出し部17aは、メンブレンシート16に形成された透孔16bに入り込む。またホルダー15の下部には溶着用ピン15aが形成されており、この溶着用ピン15aは、バックプレート17の打ち出し部17aに形成された孔17bに入り込むようになっている。溶着用ピン15aが孔17bに入り込んだ状態で、バックプレート17は、メンブレンシート16を挟んでホルダー15に溶着される。
【0005】
以上のキースイッチ構造においては、仮にキートップ11の端部が押下された場合でも、第1、第2リンク部材12、13からなるリンク機構によりキートップ11は水平状態を維持しながら下降する。例えば、図7に矢印Aで示すキートップ11の端部の位置が押下された場合、まず第1リンク部材12の右端部が下降する。第1リンク部材12の左端部は左側へ移動する。これにより第1リンク部材12の中央部は下降し、中央部で第1リンク部材12と連結されている第2リンク部材13も下降する。第2リンク部材13の下降によりキートップ11の左端部も下降する。このようにキートップ11の端部を押下してもキートップ11が水平状態を保ったまま下降することで、押下位置による操作感の差異がないように、即ち、操作性を確保するようにしている。
【0006】
従来のキーボード装置において、操作者がキースイッチを操作している際に誤ってキーボード上に液体を溢した場合に備えて、防水性を具備した装置が開発され、例えば、特開2002−216575号公報に開示されるものがある。この公報に開示されるキーボード装置は、周囲に防水壁を有する防水シートをメンブレンシート上に設け、キーボード上面に誤って液体を溢した場合でもキーボード下部の回路基板等に影響を与えないようにしている。
【特許文献1】特開2001−229764号公報
【特許文献2】特開2002−216575号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、現在ではキーボードは、薄型、小型化が進み、メンブレンシート単体での充分な糊幅が確保できない。そのため従来のキースイッチ構造では液体を溢して長時間放置すると、メンブレンシートの貼り付け糊部から液体の浸入が発生する。即ち、図7に矢印Bで示すように、メンブレンシート16の透孔16bにおいて、バックプレート17の打ち出し部17aの周囲とメンブレンシート16の間から液体が浸入する可能性がある。
【0008】
また、防水シートを設けたキースイッチ構造においては、防水シートに樹脂フィルムまたは他の材料を成形して周囲に防水壁を形成する場合、薄型、小型化が進んだキーボードでは、防水壁の成形が難しい。またその成形性から防水シートは厚さが厚くなる傾向にあり、キー押下時に、ラバードームが接点部の上部の厚い防水シートを押すので、キートップの押下開始から接点部が閉成されるまでに時間が掛かる傾向がある。これを避けるために、上記特許文献2のように、接点部の上部の防水シートに逃げ穴を形成した場合には、この逃げ穴に水が長時間溜まると、キースイッチホルダの固定部とメンブレンシートの隙間からメンブレンシートに浸水する可能性がある。また、バックプレート上に防水シートを配置することは、バックプレートに打ち出し部があることで、困難である。
【0009】
そこで本発明は、メンブレンシートの接点部に影響を与えることなく、メンブレンシートへの防水性を高め、メンブレンシート内に浸入を防止するすぐれたキースイッチ構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために本発明は、キートップを押下してメンブレンシートに設けられた接点部を閉成するキースイッチ構造において、前記メンブレンシートの上部に配設された熱溶着可能な防水用シートと、前記メンブレンシートの下部に配設され、前記防水用シート側に突出する固定用の打ち出し部および前記防水用シート側に突出する外周部を有するバックプレート部材とを有し、前記防水用シートが前記メンブレンシートの上面、前記打ち出し部の上面および前記外周部の上面に熱溶着されることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、防水用シートが、メンブレンシートの上面、バックプレート部材の打ち出し部の上面およびバックプレート部材の外周部の上面に熱溶着されるので、バックプレート部材の打ち出し部とメンブレンシートとの間に浸水することはなく、したがってメンブレンシート内に浸水することはなくなる。また防水用シートは成形する必要がないので、薄くすることが可能となり、キースイッチ押下時のメンブレンシートの接点部への影響を無くすことが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態を図面にしたがって詳細に説明する。各図面に共通する要素には同一の符号を付す。図1は本発明の実施の形態のキースイッチ構造を示す分解斜視図であり、図2は実施の形態のキースイッチ構造を示す断面図である。
【0013】
図1、図2において、実施の形態のキースイッチ110は、キートップ111に対して回転可能に設けられた第1リンク部材112、キートップ111に対して摺動可能に設けられた第2リンク部材113、キートップ111が押下されることにより屈曲し、押下力が排除されるとキートップ111を元の位置に復帰させるラバードーム(弾性部材)114、第1、第2リンク部材112、113を保持するホルダー115、ホルダー115により固定され、ホルダー115の下部に配設される熱シート118、熱シート118の下部に配設され、ラバードーム114の直下に接点部116eを有するメンブレンシート116、およびメンブレンシート116の下部に配設されるバックプレート117とにより構成されている。熱シート118、メンブレンシート116およびバックプレート117によりベース部119が構成される。
【0014】
キートップ111の表面(上面)には文字または記号111cが印刷されている。キートップ111の裏面には、第1リンク部材112の一端を回転可能に支持する回転支持部111dと、第2リンク部材113の一端を回転可能にかつ水平方向に移動可能に支持するスライド支持部111eが設けられている。第1リンク部材112は、一対の脚部112a、112bを有し、該脚部112a、112bの一端にはキートップ111の回転支持部111dに挿入支持される第1連結棒112cが脚部112a,112bを連結するように設けられ、同様に脚部112a,112bの他端には、第2連結棒112dが脚部112a,112bを連結するように設けられていて、更に、脚部112a,112bの各々の外面には、第1連結棒112cと第2連結棒112dとをつなぐ線上にあって、かつそれぞれの連結棒112c,112dに対して等距離となる位置に軸112e,112fが設けられている。
【0015】
第2リンク部材113は一対の脚部113a,113bを有し、該脚部113a,113bの一端にはキートップ111のスライド支持部111eに回転可能にかつ水平方向に平行移動可能に支持される第1支持突起113c,113dが外側に向けて設けられ、他端には第1リンク部材112の両連結棒112c,112d間と等しい距離に第2支持突起113e,113fが外側に向けて設けられている。また、第1支持突起113c,113dと第2支持突起113e,113fをつなぐ線上にあってかつ各々の支持突起113c,113d;113e,113fに対して等距離となる位置に軸穴113g,113hが設けられている。更に、脚部113a,113bは第1支持突起113c,113dよりも先端側において連結部113iにより連結されている。
【0016】
ラバードーム114は、ゴム等を素材として略カップ状に形成され、内面中央部に接点押下部114aが下方に向けて突出形成されている。ホルダー115は1キー単位に分割して枠状に形成され、その一端付近に第1リンク部材112の第2連結棒112dを回転可能にかつ水平方向に平行移動可能に支持するためのスライドガイド115bが設けられていて、他端付近には第2リンク部材113の第2支持突起113e,113fを回転自在に支持する回転ガイド115c,115dが設けられている。
【0017】
またホルダー115の両端中央には、ラバードーム114の外周部を固定する円弧形のガイド壁115eが対向するように設けられ、更にホルダー115の下面にはメンブレンシート116の貫通穴116fを囲うように複数箇所に所定の長さの溶着用ピン115aが形成されている。
【0018】
メンブレンシート116は、図2に示すように、それぞれ可撓性を有する上部シート116a,下部シート116bと、これらの上部シート116aと下部シート116bに挟まれたスペーサシート116cから成り、このスペーサシート116cには複数のキーに対応して複数の貫通穴116fが設けられている。貫通穴116fは上部シート116aと下部シート116bの間に空間を形成し、この空間内で互いに対向して位置するように、バックプレート117側の下部シート116bには固定接点116dが、熱シート118側の上部シート116aには可動接点116eがそれぞれ設けられている。固定接点116dおよび可動接点116eにより接点部を構成する。また図1に示すように、貫通穴116fの周囲に位置するようにメンブレンシート116に複数の透孔116gが設けられている。
【0019】
防水用シートとしての熱シート118はメンブレンシート116全体を覆うように配設される。図3に熱シートを示す。図3に示すように、熱シート118は、上層部に防水性に優れた薄膜のシート(例えば25μmのPET(ポリエチレンテレフタレート)シート)118aと下層部の熱溶解する接着シート118bとにより構成される。熱シート118は、後述するように、後述のバックプレート117の打ち出し部117b、外周部117cおよびメンブレンシート116と密着した状態で熱溶着される。
【0020】
図1、図2に戻り、バックプレート117には、メンブレンシート116の透孔116gに対応する複数の位置に、打ち出し部117bが形成され、この打ち出し部117bには、ホルダー115の溶着用ピン115aを通す穴117aが貫通するように設けられている。打ち出し部11bの高さは、メンブレンシート116の厚さとほぼ同等となっている。またバックプレート117の外周部には、図2に示すように、周囲曲げ部117cがバスタブ状に形成されている。周囲曲げ部117cの上面は、打ち出し部117bの上面と同一平面に位置しており、したがって、組み立てた状態においては、図2に示すように、打ち出し部117bの上面、周囲曲げ部117cの上面およびメンブレンシート116の上面が同一平面で熱シート118に密着する。
【0021】
次にベース部の製造方法を説明する。図4はベース部の製造方法を示す説明図である。図4において、120a、120bは内部に熱源を有する加熱ローラであり、図示しない駆動手段によりそれぞれ矢印方向に回転するようになっている。ベース部119はバックプレート117とメンブレンシート116と熱シート118を重ね合わせた状態で、まだ固着していないものを、2つの加熱ローラ120a、120bの間を通過させる。ベース部119が2つの加熱ローラ120a、120bの間を通過すると、熱シート118の下層部の溶着シート118b(図3に示す)が熱で溶け、熱シート118がバックプレート117の打ち出し部117bの上面と周囲曲げ部117cの上面およびメンブレンシート116の上面に接着される。これにより一体に固着されたベース部119となる。
【0022】
図5に固着されたベース部を示す。図5において、熱シート118はバックプレート117の打ち出し部117bの上面と周囲曲げ部117cの上面およびメンブレンシート116の上面に接着されている。バックプレート117の底面部には空気孔117dが形成されており、空気孔117dはベース部119が加熱ローラ120a、120bを通過した後に、メンブレンシート116が配置される空間であり、バックプレート117の底面部、打ち出し部117bおよび周囲曲げ部117cで囲まれる空間部117eが真空状態にならないようにしている。空気孔117dはキーボードのサイズに応じて1乃至数箇所に設けられる。
【0023】
図6はベース部119が溶着された後のキースイッチ構造を示す分解斜視図である。図6において、ベース部119にはホルダー115の溶着用ピン115aに対向する位置にピン孔119aが形成される。ピン孔119aの径は、図5に示すように、バックプレート117の打ち出し部117bに形成された穴117aの径より小さく設定される。
【0024】
次に組み立て動作を説明する。まずベース部119を溶着する。バックプレート117上にメンブレンシート116を載せ、バックプレート117の各打ち出し部117bをメンブレンシート116の透孔116gに通す。そして熱シート118を、バックプレート117の打ち出し部117bおよび周囲曲げ部117cの上面およびメンブレンシート116の上に被せ、この状態で図4に示すように、加熱ローラ120a、120bの間を通過させる。これによりベース部119が作成される。
【0025】
次にベース部119の上部にピン孔119aを形成する。これは上述のように、バックプレート117の打ち出し部117bの穴117aの径より小さい径の穴で、ホルダー115の溶着用ピン115aに対向する位置に形成される。次にホルダー115の溶着用ピン115aを、ベース部119のピン孔119aに圧入し、さらに打ち出し部117bの穴117aに挿入し、熱溶着する。溶着用ピン115aの先端部(下端部)を加熱することにより扁平状に変形させ、図2に示すように、熱シート118とメンブレンシート116を挟む状態でベース部119を密着固定する。
【0026】
熱シート118上に液体がこぼれた場合、ホルダー115の溶着用ピン115aがベース部119のピン孔119aに圧入されているので、こぼれた液体がメンブレンシート116側へ浸入することはない。万が一にも液体がピン孔119aに浸入した場合でも、防水性の熱シート118がバックプレート117の打ち出し部117bおよび周囲曲げ部117cの上面に熱溶着されているので、液体がメンブレンシート116の接点部116eに浸入することはない。
【0027】
次にスイッチ動作を説明する。図2において、キートップ111を上方から任意の荷重で押下すると、キートップ111は下方に移動し、これによりラバードーム114が屈曲し、ラバードーム114の接点押下部114aが、熱シート118を介して、メンブレンシート116の接点部116eを押圧する。これによりスイッチ閉状態となる。このとき、ベース部119のバックプレート117に形成された空間117eは、空気孔117dから空気が抜けるようになっているので、熱シート118およびメンブレンシート116の接点部116eは良好に撓むことができる。また第1リンク部材112および第2リンク部材113により、キートップ111の上部のどの部分を押下されても、キートップ111は水平状態を保ったまま下方に移動し、スイッチ閉状態が得られる。
【0028】
以上のように、本実施の形態によれば、熱シート118をメンブレンシート116上部およびバックプレート117の打ち出し部117bおよび周囲曲げ部117cの上部に熱溶着したので、水などの液体をキーボード上に溢した場合でも、その液体がメンブレンシート116内に浸入することはなくなる。またメンブレンシート116上部、バックプレート117の打ち出し部117bおよび周囲曲げ部117cの上部を同一平面状になるようにしたので、熱シート118として特に成形の必要のないシートを防水用に配設することが可能となり、装置のコストダウンに寄与することができる。
【0029】
さらに、熱シート118を薄くすることが可能になるので、熱シート118の厚みがメンブレンシート116の接点部に影響を与えることはない。そしてベース部119の(バックプレート117の)底面部に空気孔117dを形成したことにより、キートップ押下時に熱シート118およびメンブレンシート116は良好に撓むことができる。また本実施の形態では、ベース部119を熱源を有する加熱ローラ120a、120bにより高圧力かつ高熱で熱シート118が溶着されるので、メンブレンシート116の糊接着を必要とせず、したがって当然にメンブレンシートの糊幅の影響をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】実施の形態のキースイッチ構造を示す分解斜視図である。
【図2】実施の形態のキースイッチ構造を示す断面図である。
【図3】実施の形態の熱シートを示す断面図である。
【図4】実施の形態のベース部の製造方法を示す説明図である。
【図5】実施の形態のベース部を示す断面図である。
【図6】実施の形態のキースイッチ構造を示す分解斜視図である。
【図7】従来のキースイッチ構造を示す断面図である。
【符号の説明】
【0031】
110 キースイッチ
115 ホルダー
116 メンブレンシート
117 バックプレート
117b 打ち出し部
117c 周囲曲げ部
117d 空気孔
118 熱シート
119 ベース部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
キートップを押下してメンブレンシートに設けられた接点部を閉成するキースイッチ構造において、
前記メンブレンシートの上部に配設された熱溶着可能な防水用シートと、
前記メンブレンシートの下部に配設され、前記防水用シート側に突出する固定用の打ち出し部および前記防水用シート側に突出する外周部を有するバックプレート部材とを有し、
前記防水用シートが前記メンブレンシートの上面、前記打ち出し部の上面および前記外周部の上面に熱溶着されることを特徴とするキースイッチ構造。
【請求項2】
前記メンブレンシートの上面、前記打ち出し部の上面および前記外周部の上面は同一平面上にある請求項1記載のキースイッチ構造。
【請求項3】
前記バックプレート部材の前記メンブレンシートに対向する位置に空気孔を形成した請求項1または2記載のキースイッチ構造。
【請求項4】
キートップを押下してメンブレンシートに設けられた接点部を閉成するキースイッチ構造の製造方法において、
前記メンブレンシートの上部に配設された熱溶着可能な防水用シートと、前記メンブレンシートの下部に配設され、前記防水用シート側に突出する固定用の打ち出し部および前記防水用シート側に突出する外周部を有するバックプレート部材とから成るベース部を、前記防水用シートが前記メンブレンシートの上面、前記打ち出し部の上面および前記外周部の上面に対向するように構成し、
前記ベース部を加熱手段により加熱して前記防水用シートを前記メンブレンシートの上面、前記打ち出し部の上面および前記外周部の上面に熱溶着することを特徴とするキースイッチ構造の製造方法。
【請求項5】
前記防水用シートを熱溶着した前記ベース部の前記打ち出し部にホルダの溶着用ピンを圧入する請求項4記載のキースイッチ構造の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−21117(P2010−21117A)
【公開日】平成22年1月28日(2010.1.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−183063(P2008−183063)
【出願日】平成20年7月14日(2008.7.14)
【出願人】(000000295)沖電気工業株式会社 (6,645)
【Fターム(参考)】