説明

キーボード

【課題】アルファベットとカナを入力する際のモードを切り替えるためのキーを押す煩雑性を解消し、濁点文字、半濁点文字を含めたカナ文字をワンキーで入力することである。
【解決手段】文字入力のキーを4方向の多方向スイッチにすることで、キーボードの配列数を従来のなキーボードの4倍にすることで、アルファベットと濁点文字、半濁点文字を含めた仮名文字の両方をワンキーで入力できるキーボードにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンピュータの文字入力に用いるキーボードに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のキーボードは図1に示すようにアルファベット26文字に記号と補助のキーを加えたものであり、日本語を入力する場合はモードを日本語入力のモードに切り替えてから入力するものである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
キー入力はアルファベットとカナを打ち分ける際にアルファベットとカナのモードを切り替えてから入力する必要がある。さらに一般的な入力方式のひとつであるローマ字入力の場合、母音以外の文字は最低2回キーを押すという操作が必要である。もうひとつの一般的な入力方式であるカナ入力方式は濁点や半濁点を含んだ文字は2回キーを押す必要があり、小書き仮名(っゃぁ等)の場合はシフトキーとの同時押しという操作が必要であり、どちらの入力方式もスムーズな日本語の入力はできない。
【0004】
そこで、この発明の目的はアルファベットとカナのモードを切り替えることなく、濁点や半濁点を含んだ文字すべてのカナをワンキーで入力できる、アルファベットとカナをシームレスに入力できるキーボードを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述の課題を解決するために本発明のキーボードは、文字入力キーを4方向に入力できるようにすることで配列数を4倍にし、従来のアルファベットに加えカナ文字もキー配列に加えることができるようにしたキーボードである。従来のアルファベットとカンマ、ピリオド、バックスラッシュのキーを含めた30文字のキーを4倍の120文字と拡張し、「あいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなにぬねのはひふへほまみむめもらりるれろがぎぐげござじずぜぞだぢづでどばびぶべぼぱぴぷぺぽぁぃぅぇぉゃゅょっやゆよわをん」と、常用する「、,。ーヴ」の合計85文字を配置したキーボードである。
【発明の効果】
【0006】
アルファベットとカナのモードを切り替える必要がなく入力できる。濁点文字、半濁点文字でもワンキーで入力することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
キートップを上下左右に傾けてスイッチを入れる機構である。
【0008】
斜めに傾いた場合はスイッチが入らず、上下左右の接点おいて電通するまで傾いた場合のみスイッチが入る。
【0009】
本発明の一実施の形態による文字入力キーの機構詳細図を図4に示す。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】従来のキーボード外観を図1に示す。
【図2】本発明の一実施の形態によるキーボード外観とキーの動作を図2に示す。
【図3】本発明の一実施の形態による文字入力キーの機構を図3に示す。
【図4】本発明の一実施の形態による文字入力キーの機構詳細図を図4に示す。
【符号の説明】
【0011】
1 キートップ
2 押下キャップ
3 台座上部
4 バネ
5 センター
6 台座下部
7 接点

【特許請求の範囲】
【請求項1】
文字入力のキーを4方向スイッチにすることで、キーボードの配列数を一般的なキーボードより増やし配列にアルファベットとカナ文字を配置したキーボード。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2009−277170(P2009−277170A)
【公開日】平成21年11月26日(2009.11.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−130367(P2008−130367)
【出願日】平成20年5月19日(2008.5.19)
【出願人】(708001543)
【Fターム(参考)】