説明

クリップ

【課題】部品をパネルの取付穴に保持するためのクリップに関し、固定部と取付穴との干渉を防止し、クリップの着脱をスムーズに且つ容易に行うことができるようにする。
【解決手段】クリップ10には、固定部30、保持部40を備える。固定部は、パネル20の表面に弾性的に当接する弾性片50,51、弾性片から取付穴21に向かって延びる支柱60、支柱の先端部から張り出し、取付穴を通過可能な外形を有し、取付穴を通過後、一方向にスライドさせたとき、パネルの裏面に当接する挟持片70、弾性片の一部に設けられた操作片80を備える。挟持片は、スライド方向の前方の前端部から、当該スライド方向の前方に位置する取付穴の縁部迄の距離Lを、スライド量Mより長く設定している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、部品をパネルの取付穴に保持するためのクリップに関し、クリップの固定部を取付穴に挿入後、スライドさせることで固定するが、このときの固定部と取付穴との干渉を防止し、クリップの着脱をスムーズに且つ容易に行うことができるようにしたものである。
【背景技術】
【0002】
従来、パネルの裏面側に位置する挟持片が、取付穴のスライド方向側の一端側縁部とこれに隣りあう両側縁部の三角配置された3箇所においてパネルの裏面に接し、接した3箇所において、パネルの表面側が位置する弾性片との間に3箇所の縁部を挟持するようにしたクリップが知られている(例えば特許文献1の段落番号「0021」、図6参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第4023685号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記した従来のクリップでは、三角配置された3箇所において挟持片がパネルの裏面に接することが必要であったため、挟持片のスライド方向の前方の端部を長く伸ばしていた。しかし、挟持片の前方の端部を長く伸ばしていると、挟持片をスライドさせたときに、取付穴の縁と干渉してしまい、パネルの裏面に沿って円滑に潜り込まないおそれがあるといった問題点があった。
【0005】
例えば、挟持片の部品精度が低く、挟持片の前方の端部に反り等があったり、或いはパネルの取付穴の縁に「バリ」があったり、パネルに歪みがあったりする場合がある。
これらの場合に、挟持片の前方の端部と取付穴の縁とが干渉してしまい、挟持片をスライドして装着することを困難したり、或いは挟持片を逆方向にスライドして取り外すのを困難にする場合がある。
【0006】
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を目的とする。
すなわち、請求項1に記載の発明は、スライド方向の前方の挟持片の前端部から、当該スライド方向の前方に位置する取付穴の縁部迄の距離を、スライド量より長く設定することで、挟持片と取付穴との干渉を防止し、クリップの着脱をスムーズに且つ容易に行うことができるようにしたものである。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0007】
すなわち、請求項2に記載の発明は、挟持片の前端部を、支柱の前面と面一に形成することで、挟持片の剛性を向上することができるようにしたものである。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0008】
すなわち、請求項3に記載の発明は、スライド方向の後方に向かって斜めに傾斜した誘導斜面を挟持片の前端部に形成することで、挟持片の挿入時の取付穴との干渉を減少することができるようにしたものである。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0009】
すなわち、請求項4に記載の発明は、パネルの表面に当接する支持片を保持部に形成することで、部品をガタ無く保持することができるようにしたものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を特徴とする。
【0011】
第1に、クリップ(10)には、例えば図1〜3に示すように、次の構成を備える。
(1)固定部(30)
固定部(30)は、例えば図1〜3に示すように、パネル(20)の表裏面に貫通した取付穴(21)に固定されるものである。
(2)保持部(40)
保持部(40)は、例えば図1〜3に示すように、固定部(30)に一体的に設けられ、パネル(20)の表面から突出し、部品(図示せず)を保持可能なものである。
【0012】
第2に、固定部(30)は、例えば図1〜3に示すように、次の構成を備える。
(3)弾性片(50,51)
弾性片(50,51)は、例えば図1〜3に示すように、パネル(20)の表面に弾性的に当接するものである。
(4)支柱(60)
支柱(60)は、例えば図1〜3に示すように、弾性片(50,51)から取付穴(21)に向かって延びるものである。
【0013】
(5)挟持片(70)
挟持片(70)は、例えば図1〜3に示すように、支柱(60)の先端部から張り出し、取付穴(21)を通過可能な外形を有し、取付穴(21)を通過後、一方向にスライドさせたとき、例えば図7及び図8に示すように、パネル(20)の裏面に当接するものである。
(6)操作片(80)
操作片(80)は、例えば図1及び図2に示すように、弾性片(50,51)の一部に設けられたものである。
【0014】
第2に、挟持片(70)は、例えば図1に示すように、スライド方向(X)の前方の前端部から、当該スライド方向(X)の前方に位置する取付穴(21)の縁部迄の距離(L)を、スライド量(M)より長く設定している。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0015】
すなわち、挟持片(70)の前端部を、例えば図1及び図2に示すように、支柱(60)の前面と面一に形成している。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0016】
すなわち、挟持片(70)の前端部には、例えば図1及び図2に示すように、スライド方向(X)の後方に向かって斜めに傾斜した誘導斜面(71)を形成している。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0017】
すなわち、保持部(40)には、例えば図1及び図2に示すように、パネル(20)の表面に向かって延び、当該表面に当接する支持片(46)を形成している。
【発明の効果】
【0018】
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1)
請求項1に記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、スライド方向の前方の挟持片の前端部から、当該スライド方向の前方に位置する取付穴の縁部迄の距離を、スライド量より長く設定することで、挟持片と取付穴との干渉を防止し、クリップの着脱をスムーズに且つ容易に行うことができる。
(請求項2)
請求項2に記載の発明によれば、上記した請求項1に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0019】
すなわち、請求項2に記載の発明によれば、挟持片の前端部を、支柱の前面と面一に形成することで、挟持片の剛性を向上することができる。
(請求項3)
請求項3に記載の発明によれば、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0020】
すなわち、請求項3に記載の発明によれば、スライド方向の後方に向かって斜めに傾斜した誘導斜面を挟持片の前端部に形成することで、挟持片の挿入時の取付穴との干渉を減少することができる。
(請求項4)
請求項4に記載の発明によれば、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0021】
すなわち、請求項4に記載の発明によれば、パネルの表面に当接する支持片を保持部に形成することで、部品をガタ無く保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】パネルの取付穴に挿入した状態のクリップの側面図である。
【図2】クリップの側面図である。
【図3】クリップの正面図である。
【図4】図2に対応し、アーム部を閉じた状態の側面図である。
【図5】パネルの取付穴の平面図である。
【図6】クリップをパネルに取り付ける際の側面図である。
【図7】クリップをパネルに取り付けた状態の側面図である。
【図8】図7のA−A線に沿う断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
(クリップ10)
図中、10は、クリップを示すものであり、このクリップ10を介して、パネル20に部品(図示せず)を留め付けておけるようにするためのものである。
パネル20には、図5及び図6に示すように、表裏面に貫通した取付穴21を形成している。取付穴21は、例えば平面が略T字形を形成され、幅広部21と、幅広部21のスライド方向のXの前方に位置し、幅広部21に連続するとともに、幅広部21より横幅の狭い幅狭部22とを有する。
【0024】
なお、取付穴21の形状として、略T字形を例示したが、これに限定されず、幅広部21と幅狭部22との組み合わせであれば良い。
クリップ10は、図2及び図3に示すように、大別すると、次の各部を備え、適度な弾性と剛性とを有する熱可塑性樹脂により一体的に成形されている。
なお、次の(1)及び(2)については、後述する。
【0025】
(1)固定部30
(2)保持部40
なお、クリップ10の各部は、上記した(1)及び(2)に限定されない。
(固定部30)
固定部30は、図1〜3に示すように、パネル20の表裏面に貫通した取付穴21に固定されるものである。
【0026】
具体的には、固定部30には、図2及び図3に示すように、次の各部を備える。
なお、次の(1)〜(5)については、後述する。
(1)弾性片50,51
(2)支柱60
(3)挟持片70
(4)操作片80
(5)当接片90
なお、固定部30の各部は、次の(1)〜(5)に限定されない。
(保持部40)
保持部40は、図1〜3に示すように、固定部30に一体的に設けられ、パネル20の表面から突出し、部品(図示せず)を保持可能なものである。
【0027】
具体的には、保持部40には、図2及び図3に示すように、次の各部を備える。
(1)本体部41
本体部41は、図2に示すように、上面が開放した枠形に形成され、開放上面から部品を受け入れることができるようにしている。
(2)ヒンジ部42
ヒンジ部42は、図2に示すように、薄肉に形成され、本体部41の一方の端部と後述するアーム部43とを連結するためのものである。
【0028】
(3)アーム部43
アーム部43は、図2及び図4に示すように、ヒンジ部42を介して本体部41の一方の端部の上部に連結され、本体部41の開放上面を開閉するためのものである。
(4)ロック片44
ロック片44は、図2及び図4に示すように、アーム部43の自由端部に形成され、本体部41の開放上面を閉じた状態にアーム部43を本体部41に対してロックするためのものである。
【0029】
具体的には、ロック片44は、アーム部43の自由端部から略V字形に折れ曲がっている。
(5)ロック部45
ロック部45は、図2及び図4に示すように、ロック片44に係合し、アーム部43を閉じた状態にロックするためのものである。
具体的には、ロック部45は、本体部41の他方の端部の上部に形成され、略V字形のロック片44がはまり込む穴状に形成されている。
【0030】
ロック片44は、穴状のロック部45にはまり込んだ状態でロックされ、ロック片44を接近する方向に撓めることで、ロック状態を解除可能としている。
(6)支持片46
支持片46は、図1〜3に示すように、本体部41のヒンジ部42の有る一方の端部の下部からパネル20の表面に向かって下方に延び、その先端部がパネル20の表面に当接するものである。
【0031】
支持片46は、ヒンジ部42の真下に位置することから、ヒンジ部42を介してアーム部43を開閉した際に、本体部41が下方に撓むのを防止できる。
(弾性片50,51)
弾性片50,51は、図1〜3に示すように、パネル20の表面に弾性的に当接するものである。
【0032】
具体的には、弾性片50,51は、図1〜3に示すように、スライド方向Xの前後に位置する後述する支柱60の前面及び後面から、下方に向かって円弧状に湾曲して一対延びている。弾性片50,51は、前述した保持部40の本体部41の下面から離れて位置する。
なお、弾性片50,51を一対形成したが、これに限定されず、1個或いは3個以上毛制しても良い。
(支柱60)
支柱60は、図1及び図2に示すように、弾性片50,51から取付穴21に向かって延びるものである。
【0033】
具体的には、支柱60は、図1及び図2に示すように、前述した保持部40の本体部41の下面に連接し、パネル20の板厚以上の高さを有する。
(挟持片70)
挟持片70は、図1〜3に示すように、支柱60の先端部から張り出し、取付穴21を通過可能な外形を有し、取付穴21を通過後、一方向にスライドさせたとき、図7及び図8に示すように、パネル20の裏面に当接するものである。
【0034】
具体的には、挟持片70は、スライド方向Xと直交する支柱60の左右の側面からそれぞれ張り出している。挟持片70の左右の横幅は、取付穴21の幅広部21の横幅以下に設定するとともに、幅狭部22の横幅より大きく設定している。
このため、挟持片70は、取付穴21の幅広部21を通して、パネル20の裏面側に挿入できる。その後、挟持片70をスライド方向Xにスライドすると、挟持片70は、幅狭部22に移動し、このとき挟持片70の左右両端部がパネル20の裏面に位置することで、弾性片50,51との間でパネル20を表裏面より挟持する。
【0035】
一方、挟持片70は、図1に示すように、スライド方向Xの前方の前端部から、当該スライド方向Xの前方に位置する取付穴21の縁部迄の距離Lを、スライド量Mより長く設定している。
具体的には、挟持片70の前端部を、図1及び図2に示すように、支柱60の前面と面一に形成している。
【0036】
また、挟持片70の前端部には、図1及び図2に示すように、スライド方向Xの後方に向かって斜めに傾斜した誘導斜面71を形成している。
さらに、挟持片70には、図1及び図2に示すように、スライド方向Xの後方の後端部に上方に向かって断面L字形に屈曲した規制片72を形成している。
規制片72は、図1に示すように、取付穴21のスライド方向Xの後方の後縁部に当接することで、取付穴21中での挟持片70の後退位置を規制している。
(操作片80)
操作片80は、図2に示すように、弾性片50,51の一部に設けられたものである。
【0037】
具体的には、操作片80は、前後に位置する弾性片50,51のうち、スライド方向Xの後方に位置する弾性片51からスライド方向Xの後方に向かって斜め上方に延びている。操作片80の下端部には、下方に向かって爪状に延びる係止爪81を形成している。
係止爪81は、図1に示すように、挟持片70をパネル20の取付穴21に挿入した状態では、パネル20の表面に当接する。その後、挟持片70をスライドした際に、係止爪81は、図7に示すように、パネル20の取付穴21にはまり込み、このとき取付穴21のスライド方向Xの後方の後縁部に当接する。
(当接片90)
当接片90は、図7に示すように、パネル20の取付穴21の内縁に弾性的に当接するものである。
【0038】
具体的には、当接片90は、図2に示すように、支柱60の基端部からスライド方向Xの前方に向かって、斜め下方に延びている。
当接片90は、挟持片70をパネル20の取付穴21に挿入した後、挟持片70をスライドした際に、図7に示すように、取付穴21のスライド方向Xの前方の前縁部に弾性的に当接する。このため、当接片90の反力により、前述した操作片80の係止爪81も、取付穴21の後縁部に弾性的に当接する。
(クリップ10の装着方法)
上記した構成を備えるクリップ10を、パネル20の取付穴21に装着する方法について説明する。
【0039】
まず、クリップ10の挟持片70を、図6に示すように、取付穴21の幅広部21の上方に位置させる。
つぎに、クリップ10の挟持片70を、図1に示すように、取付穴21の幅広部21に合わせて挿入する。
その後、パネル20の表面側に出ている保持部40等を持って、クリップ10をスライド方向Xにスライドさせる。
【0040】
クリップ10をスライドさせると、図8に示すように、挟持片70が、取付穴21の幅広部21から幅狭部22に移動し、挟持片70の左右両端部がパネル20の裏面に位置することで、弾性片50,51との間でパネル20を表裏面より挟持する。
このとき、操作片80の係止爪81が、取付穴21内に落ち込み、取付穴21の後縁部に当接する。同時に、当接片90が取付穴21の前縁部に弾性的に当接する。係止爪81は、当接片90の反力により、取付穴21の後縁部に弾性的に当接することで、挟持片70は取付穴21中でスライド不能にロックされる。
(クリップ10の取り外し方法)
つぎに、クリップ10の取り外し方法について説明する。
【0041】
操作片80を、パネル20の表面から離隔する方向、すなわち上方に押し上げる。
操作片80を押し上げると、当接片90の反力により、係止爪81がスライド方向Xの後方に移動するようにして、取付穴21から浮上する。これにより、ロック状態が解除され、挟持片70のスライドが可能となる。
その後、挟持片70をスライド方向Xの後方に向かってスライドし、取付穴21の幅広部21に位置させ、幅広部21を通過させて抜き取ることで、クリップ10をパネル20から取り外すことができる。
【符号の説明】
【0042】
10 クリップ
20 パネル 21 取付穴
22 幅広部 23 幅狭部
30 固定部 40 保持部
41 本体部 42 ヒンジ部
43 アーム部 44 ロック片
45 ロック部 46 支持片
50,51 弾性片 60 支柱
70 挟持片
71 誘導斜面 72 規制片
80 操作片 81 係止爪
90 当接片
L 距離 M スライド量
X スライド方向


【特許請求の範囲】
【請求項1】
パネルの表裏面に貫通した取付穴に固定される固定部と、
前記固定部に一体的に設けられ、前記パネルの表面から突出し、部品を保持可能な保持部とを備えるクリップにおいて、
前記固定部には、
前記パネルの表面に弾性的に当接する弾性片と、
前記弾性片から前記取付穴に向かって延びる支柱と、
前記支柱の先端部から張り出し、前記取付穴を通過可能な外形を有し、前記取付穴を通過後、一方向にスライドさせたとき、前記パネルの裏面に当接する挟持片と、
前記弾性片の一部に設けられた操作片とを備え、
前記挟持片は、
前記スライド方向の前方の前端部から、当該スライド方向の前方に位置する前記取付穴の縁部迄の距離を、スライド量より長く設定していることを特徴とするクリップ。
【請求項2】
請求項1に記載のクリップであって、
前記挟持片の前記前端部を、前記支柱の前面と面一に形成していることを特徴とするクリップ。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のクリップであって、
前記挟持片の前端部には、
前記スライド方向の後方に向かって斜めに傾斜した誘導斜面を形成していることを特徴とするクリップ。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか1項に記載のクリップであって、
前記保持部には、
前記パネルの表面に向かって延び、当該表面に当接する支持片を形成していることを特徴とするクリップ。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−255736(P2010−255736A)
【公開日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−106086(P2009−106086)
【出願日】平成21年4月24日(2009.4.24)
【出願人】(000135209)株式会社ニフコ (972)
【Fターム(参考)】