説明

グレーチング用部材及びグレーチング並びにグレーチングの施工方法

【課題】溶接作業をなくして溶接作業者不足の問題を解消するとともに、施工現場でサイズを簡単に変更することができ、しかも汎用性が高く荷姿のコンパクト化が可能なグレーチング用部材及びグレーチング並びにグレーチングの施工方法を提供する。
【解決手段】縦方向部材11及び横方向部材21は、長手方向に所定間隔毎に複数の凹溝12,22が共に形成されており、施工現場において、縦方向部材11の凹溝12と横方向部材21の凹溝22とを嵌合させて、縦方向部材11と横方向部材21とを格子状に嵌着してグレーチング1を組み立てる組立工程と、該組立工程によって組み立てられたグレーチング1を溝等の施工対象に取り付ける取付工程とからなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、橋梁,階段(足場),上階部駐車場への道路,立体駐車場等の床板,U字溝や会所桝等の蓋等として用いられる格子状をなすグレーチングを構成する部材、及び、グレーチング、並びに、グレーチングの施工方法に関する。
【背景技術】
【0002】
グレーチングは縦方向部材と横方向部材を直交させて格子状に構成され、多くは鋼製よりなっているが、繊維強化プラスチックFRPよりなるものも知られている。
【0003】
鋼製のグレーチングの場合、従来、細板状の一定長さの縦方向部材を一定ピッチで横方向に並べ、両端を端板で溶着するとともに、ツイストバーその他ロッド等よりなる横方向部材を一定間隔毎に溶着して連結していた。
【0004】
この種のグレーチングとして、例えば、図7に示す技術が知られている(特許文献1を参照。)。このグレーチング101は、縦方向部材102と横方向部材103を直交させて格子状に構成したグレーチングにおいて、切断予定箇所の横方向部材103の中央にスリット105を入れたことを特徴としている。
【0005】
グレーチング101によれば、スリット105を入れた横方向部材103をスリット部分で切断することに、縦方向部材102の両端を端部材で連結した一定長さのグレーチングが得られ、スリット105がグレーチング101と切断装置を位置決めするときの目印となる。
【0006】
また、グレーチング101によれば、グレーチング101を製造する際、従来のように横方向部材103の両端に端板を溶着する工程が不要となり、これによりグレーチング生産能率及び生産性が向上し、コストを低減させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2002−61276号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、従来のグレーチング101は、横方向部材103の両端に端板を溶着する工程が不要となるものの、縦方向部材102と横方向部材103とを溶着する点では従来と何ら変わらず熟練を要する溶接作業が必須であるため、製造に当たって熟練技能を有する技能士の不足に悩まされた。
【0009】
また、従来のグレーチング101は、製造工場で製品サイズの間隔毎に入れたスリット105の位置で切断することによりサイズが決まってしまうため、施工現場で製品サイズを変更することはできなかった。このため、様々なサイズ取りが要求される施工現場では、種々のサイズのグレーチングを組み合わせてサイズを合わせるしかなく、ぴったりと合わず隙間が生じる場合があった。
【0010】
さらに、従来のグレーチングは、溶接が済んだ製品の形態で、施工現場に搬入される、或いは、在庫保管されるために、荷姿サイズが大きくならざるを得ず、運搬・保管の効率化・低コスト化の観点から汎用性が高く荷姿のコンパクト化を実現可能な製品形態が求められている。
【0011】
そこで、本発明が解決しようとする課題は、溶接作業をなくして溶接作業者不足の問題を解消するとともに、施工現場でサイズを簡単に変更することができ、しかも汎用性が高く荷姿のコンパクト化が可能なグレーチング用部材及びグレーチング並びにグレーチングの施工方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
この発明は、前記課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載のグレーチングの施工方法は、縦方向部材及び横方向部材が、長手方向に所定間隔毎に複数の凹溝が共に形成されており、施工現場において、前記縦方向部材の凹溝と前記横方向部材の凹溝とを嵌合させて、前記縦方向部材と前記横方向部材とを格子状に嵌着して前記グレーチングを組み立てる組立工程と、前記組立工程によって組み立てられた前記グレーチングを溝等の施工対象に取り付ける取付工程とからなることを特徴としている。
【0013】
請求項1に記載のグレーチングの施工方法によれば、施工現場において、縦方向部材の凹溝と横方向部材の凹溝とを嵌合させて、縦方向部材と横方向部材とを格子状に嵌着してグレーチングを組み立てるので、溶接作業が不要となり、製造に当たって熟練技能を有する技能士不足の問題が解消する。
【0014】
また、請求項1に記載のグレーチングの施工方法によれば、施工現場において、縦方向部材及び横方向部材からグレーチングを組み立てることから、鋼材の形態で、施工現場に搬入される、或いは、在庫保管されるので、荷姿をコンパクトにすることができ、運搬・保管の効率化・低コスト化を実現できる。
【0015】
請求項2に記載のグレーチングの施工方法は、横方向部材が、長手方向に所定間隔毎に複数の凹溝が形成されており、施工現場において、縦方向部材を前記横方向部材の凹溝に嵌合させて、前記縦方向部材と前記横方向部材とを格子状に嵌着して前記グレーチングを組み立てる組立工程と、前記組立工程によって組み立てられた前記グレーチングを溝等の施工対象に取り付ける取付工程とからなることを特徴としている。
【0016】
請求項2に記載のグレーチングの施工方法によれば、縦方向部材自体が、横方向部材の凹溝に嵌着される構成となっているので、溶接作業が不要な点や荷姿をコンパクトにできる点で請求項1と同様の効果を奏する。加えて、縦方向部材の凹溝を設ける工程を省くことができるので資材費が安くなり低コスト化を実現できる。
【0017】
請求項3に記載のグレーチングの施工方法は、請求項1又は請求項2において、前記施工対象のサイズに合わせて、前記縦方向部材を切断する切断工程を含むことを特徴としている。
【0018】
請求項3に記載のグレーチングの施工方法によれば、請求項1又は請求項2の効果に加えて、施工現場において、縦方向部材をハンディ鋸盤等で切断することによって、グレーチングを施工対象のサイズにぴったりと合わせることができる。
【0019】
請求項4に記載のグレーチングの施工方法は、請求項3において、前記縦方向部材が、横方向から手で折り曲げて切断できるように、長手方向に所定間隔毎に複数の切り欠きが設けられており、前記施工対象のサイズに合わせて、前記切り欠き箇所を手で折り曲げて切断することを特徴としている。
【0020】
請求項4に記載のグレーチングの施工方法によれば、請求項3の効果に加えて、施工現場において、縦方向部材が、長手方向に所定間隔毎に設けられた切り欠き箇所で、横方向から手で折り曲げて切断できるので、グレーチングのサイズ合わせをより簡単に行える。
【0021】
請求項5に記載のグレーチングは、縦方向部材及び前記横方向部材が、長手方向に所定間隔毎に複数の凹溝が共に形成されており、前記縦方向部材の凹溝と前記横方向部材の凹溝とを嵌合させて、前記縦方向部材と前記横方向部材とを格子状に嵌着して構成したことを特徴としている。
【0022】
請求項5に記載のグレーチングによれば、施工現場において、縦方向部材の凹溝と横方向部材の凹溝とを嵌合させて、縦方向部材と横方向部材とを格子状に嵌着してグレーチングを組み立てるので、溶接作業が不要となり、製造に当たって熟練技能を有する技能士不足の問題が解消する。
【0023】
また、請求項5に記載のグレーチングによれば、施工現場において、縦方向部材及び横方向部材からグレーチングを組み立てることから、鋼材の形態で、施工現場に搬入される、或いは、在庫保管されるので、荷姿をコンパクトにすることができ、運搬・保管の効率化・低コスト化を実現できる。
【0024】
請求項6に記載のグレーチングは、横方向部材が、長手方向に所定間隔毎に複数の凹溝が形成されており、縦方向部材を前記横方向部材の凹溝に嵌合させて、前記縦方向部材と前記横方向部材とを格子状に嵌着して構成したことを特徴としている。
【0025】
請求項6に記載のグレーチングによれば、縦方向部材自体が、横方向部材の凹溝に嵌着される構成となっているので、溶接作業が不要な点や荷姿をコンパクトにできる点で請求項5と同様の効果を奏する。加えて、縦方向部材の凹溝を設ける工程を省くことができるので資材費が安くなり低コスト化を実現できる。
【0026】
請求項7に記載のグレーチングの縦方向部材は、縦方向部材及び横方向部材が、長手方向に所定間隔毎に複数の凹溝が共に形成されており、前記縦方向部材の凹溝と前記横方向部材の凹溝とを嵌合させて、前記縦方向部材と前記横方向部材とを格子状に嵌着してグレーチングを形成することを特徴としている。
【0027】
請求項7に記載のグレーチングの縦方向部材によれば、請求項1に記載のグレーチングの施工方法及び請求項5に記載のグレーチングの効果を奏するグレーチングの縦方向部材を提供することができる。
【0028】
請求項8に記載のグレーチングの縦方向部材は、横方向部材は、長手方向に所定間隔毎に複数の凹溝が形成されており、縦方向部材を前記横方向部材の凹溝に嵌合させて、前記縦方向部材と前記横方向部材とを格子状に嵌着してグレーチングを形成することを特徴としている。
【0029】
請求項8に記載のグレーチングの縦方向部材によれば、請求項2に記載のグレーチングの施工方法及び請求項6に記載のグレーチングの効果を奏するグレーチングの縦方向部材を提供することができる。
【0030】
請求項9に記載のグレーチングの縦方向部材は、請求項7又は請求項8において、前記縦方向部材は、横方向から手で折り曲げて切断できるように、長手方向に所定間隔毎に複数の切り欠きが設けられていることを特徴としている。
【0031】
請求項9に記載のグレーチングの縦方向部材によれば、請求項4に記載のグレーチングの施工方法の効果を奏するグレーチングの縦方向部材を提供することができる。
【0032】
請求項10に記載のグレーチングの横方向部材は、縦方向部材及び横方向部材が、長手方向に所定間隔毎に複数の凹溝が共に形成されており、前記縦方向部材の凹溝と前記横方向部材の凹溝とを嵌合させて、前記縦方向部材と前記横方向部材とを格子状に嵌着してグレーチングを形成することを特徴としている。
【0033】
請求項10に記載のグレーチングの横方向部材によれば、請求項1に記載のグレーチングの施工方法及び請求項5に記載のグレーチングの効果を奏するグレーチングの横方向部材を提供することができる。
【0034】
請求項11に記載のグレーチングの横方向部材は、長手方向に所定間隔毎に複数の凹溝が形成されており、縦方向部材を前記横方向部材の凹溝に嵌合させて、前記縦方向部材と前記横方向部材とを格子状に嵌着してグレーチングを形成することを特徴としている。
【0035】
請求項11に記載のグレーチングの横方向部材によれば、請求項2に記載のグレーチングの施工方法及び請求項6に記載のグレーチングの効果を奏するグレーチングの横方向部材を提供することができる。
【発明の効果】
【0036】
本発明によれば、溶接作業をなくして溶接作業者不足の問題を解消するとともに、施工現場でサイズを簡単に変更することができ、しかも汎用性が高く荷姿のコンパクト化が可能なグレーチング用部材及びグレーチング並びにグレーチングの施工方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の一実施形態におけるグレーチングの構成の説明に供する図である。
【図2】グレーチングの構成の説明に供する図であって、(A)本発明の一実施形態、(B)本発明の他の実施形態を示す図である。
【図3】ハンディ鋸盤を使用して縦方向部材を切断する際の切断箇所の説明に供する図である。
【図4】手で折り曲げて縦方向部材を切断する際の切断箇所の説明に供する図であって、(A)全体図、(B)C−C'部分の拡大図である。
【図5】グレーチングの組立方法の説明に供する図であって、(A)縦方向部材を配置した図、(B)横方向部材を配置した図である。
【図6】グレーチングを施工対象に取り付けた図である。
【図7】従来のグレーチングの実施例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0038】
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0039】
1.グレーチング1の構成
本発明は、例えば図1に示すような構成のグレーチング1に適用される。グレーチング1は、図1に示すように、主として、長尺の鋼材からなる適数本の縦方向部材11と長尺の鋼材からなる適数本の横方向部材21とを組み合わせて構成されている。
【0040】
縦方向部材11の下縁には、横方向部材21が直交状に嵌合される複数の凹溝12が長手方向に所定間隔毎に形成されている。また、横方向部材21の上縁には、横方向部材21が直交状に嵌合される複数の凹溝22が長手方向に所定間隔毎に形成されている。
【0041】
縦・横方向部材11,21の厚み及び各凹溝12,22の深さは、重い荷重を想定する場合、図2(A)に示すように、縦方向部材11の厚みと横方向部材21の厚みとを同一にし、各凹溝12,22の深さを縦・横方向部材11,21の厚みの略半分とする。そして、縦方向部材11及び横方向部材21の上縁は同一平面にあり、縦方向部材11及び横方向部材21の下縁も他の同一平面にあるように構成されている。
【0042】
一方、比較的軽い荷重を想定する場合、図2(B)に示すように、縦方向部材11の厚みを例えば横方向部材21の厚みの半分となるように短くして、縦方向部材11に凹溝12を設けないようにしてもよい。この場合、縦方向部材11自体が、横方向部材21の凹溝22に嵌着されており、縦方向部材11及び横方向部材21の上縁が同一平面にあるように構成されている。
【0043】
縦方向部材11の凹溝12及び横方向部材21の凹溝22は、嵌合するには若干小さいサイズで夫々凹状に形成されており、互いに押しまれることによって直交状に嵌着されている。
【0044】
縦方向部材11は、図3に示すように、任意のカット箇所13において、例えばハンディ鋸盤を使用して簡単に切断できるようになっている。また、縦方向部材11は、図4(A)に示すように、横方向から手で折り曲げて切断できるように、長手方向に所定間隔毎に複数の切り欠き14を設けてもよい。切り欠き14は、例えば、図4(B)に示すように、縦方向部材11の横方向の前後にV字状に切れ込みが入れられている。
【0045】
グレーチング1は、施工現場において、施工対象のサイズに合わせて縦方向部材11がサイズ取りされて、縦方向部材11の凹溝12と横方向部材21の凹溝22とを嵌着させることによって、格子状に組み立てられている。
【0046】
2.グレーチング1の施工方法
このように構成されたグレーチング1を施工するには、施工現場において、グレーチング1を組み立てる組立工程と、組立工程によって組み立てられたグレーチング1を溝等の施工対象に取り付ける取付工程とを実行する。
【0047】
グレーチング1の組立に当たっては、縦方向部材11と横方向部材21とからなる資材を施工現場に搬入し、以下の手順に従い、縦方向部材11の凹溝12と横方向部材21の凹溝22とを格子状に嵌着させて組み立てる。
【0048】
先ず、施工対象のサイズに合わせて、ハンディ鋸盤等を使用して、或いは、切り欠き14が設けられた切断箇所で横方向から手で折り曲げて、切断することによって縦方向部材11の長手方向のサイズ取りをする。そして、図5(A)に示すように、平らな床面に適数本の縦方向部材11を並列して凹溝12が上を向くように配置する。なお、切断後の残った資材や余った資材は、別の施工現場で再利用可能であるので適宜保管する。
【0049】
次に、図5(B)に示すように、横方向部材21を凹溝12と凹溝22とが嵌合するように配置し、手で押し込んで縦方向部材11と横方向部材21とを逐次嵌着させていき、グレーチング1を組み立て完成させる。
【0050】
最後に、グレーチング1の取付に当たっては、組立済のグレーチング1を表裏反転させて、図6に示すように、U字溝31等の施工対象に取り付ける。
【0051】
このように、グレーチング1によれば、施工現場において、縦方向部材11の凹溝12と横方向部材21の凹溝22とを嵌合させて、縦方向部材11と横方向部材21とを格子状に嵌着してグレーチング1を組み立てるので、溶接作業が不要となり、製造に当たって熟練技能を有する技能士不足の問題が解消する。
【0052】
また、グレーチング1によれば、施工現場において、縦方向部材11及び横方向部材21からグレーチング1を組み立てることから、鋼材の形態で、施工現場に搬入される、或いは、在庫保管されるので、荷姿をコンパクトにすることができ、運搬・保管の効率化・低コスト化を実現できる。
【0053】
なお、本発明は前述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。例えば、縦方向部材11及び横方向部材21は嵌着するものとしているが、両者をボルト及びナットやリベットによって締着するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0054】
1 グレーチング
11 縦方向部材
12 凹溝
13 カット箇所
14 切り欠き
21 横方向部材
22 凹溝
31 U字溝
41 道路
101 グレーチング
102 縦方向部材
103 横方向部材
105 スリット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
縦方向部材と横方向部材とを直交させた格子状のグレーチングの施工方法であって、
前記縦方向部材及び前記横方向部材は、長手方向に所定間隔毎に複数の凹溝が共に形成されており、
施工現場において、前記縦方向部材の凹溝と前記横方向部材の凹溝とを嵌合させて、前記縦方向部材と前記横方向部材とを格子状に嵌着して前記グレーチングを組み立てる組立工程と、
前記組立工程によって組み立てられた前記グレーチングを溝等の施工対象に取り付ける取付工程とからなることを特徴とするグレーチングの施工方法。
【請求項2】
縦方向部材と横方向部材とを直交させた格子状のグレーチングの施工方法であって、
前記横方向部材は、長手方向に所定間隔毎に複数の凹溝が形成されており、
施工現場において、前記縦方向部材を前記横方向部材の凹溝に嵌合させて、前記縦方向部材と前記横方向部材とを格子状に嵌着して前記グレーチングを組み立てる組立工程と、
前記組立工程によって組み立てられた前記グレーチングを溝等の施工対象に取り付ける取付工程とからなることを特徴とするグレーチングの施工方法。
【請求項3】
前記施工対象のサイズに合わせて、前記縦方向部材を切断する切断工程を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のグレーチングの施工方法。
【請求項4】
前記切断工程において、
前記縦方向部材は、横方向から手で折り曲げて切断できるように、長手方向に所定間隔毎に複数の切り欠きが設けられており、
前記施工対象のサイズに合わせて、前記切り欠き箇所を手で折り曲げて切断することを特徴とする請求項3に記載のグレーチングの施工方法。
【請求項5】
縦方向部材と横方向部材とを直交させた格子状のグレーチングにおいて、
前記縦方向部材及び前記横方向部材は、長手方向に所定間隔毎に複数の凹溝が共に形成されており、
前記縦方向部材の凹溝と前記横方向部材の凹溝とを嵌合させて、前記縦方向部材と前記横方向部材とを格子状に嵌着して構成したことを特徴とするグレーチング。
【請求項6】
縦方向部材と横方向部材とを直交させた格子状のグレーチングにおいて、
前記横方向部材は、長手方向に所定間隔毎に複数の凹溝が形成されており、
前記縦方向部材を前記横方向部材の凹溝に嵌合させて、前記縦方向部材と前記横方向部材とを格子状に嵌着して構成したことを特徴とするグレーチング。
【請求項7】
縦方向部材と横方向部材とを直交させた格子状のグレーチングの縦方向部材において、
前記縦方向部材及び前記横方向部材は、長手方向に所定間隔毎に複数の凹溝が共に形成されており、
前記縦方向部材の凹溝と前記横方向部材の凹溝とを嵌合させて、前記縦方向部材と前記横方向部材とを格子状に嵌着してグレーチングを形成することを特徴とするグレーチングの縦方向部材。
【請求項8】
縦方向部材と横方向部材とを直交させた格子状のグレーチングの縦方向部材において、
前記横方向部材は、長手方向に所定間隔毎に複数の凹溝が形成されており、
前記縦方向部材を前記横方向部材の凹溝に嵌合させて、前記縦方向部材と前記横方向部材とを格子状に嵌着してグレーチングを形成することを特徴とするグレーチングの縦方向部材。
【請求項9】
前記縦方向部材は、横方向から手で折り曲げて切断できるように、長手方向に所定間隔毎に複数の切り欠きが設けられていることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載のグレーチング。
【請求項10】
縦方向部材と横方向部材とを直交させた格子状のグレーチングの横方向部材において、
前記縦方向部材及び前記横方向部材は、長手方向に所定間隔毎に複数の凹溝が共に形成されており、
前記縦方向部材の凹溝と前記横方向部材の凹溝とを嵌合させて、前記縦方向部材と前記横方向部材とを格子状に嵌着してグレーチングを形成することを特徴とするグレーチングの横方向部材。
【請求項11】
縦方向部材と横方向部材とを直交させた格子状のグレーチングの横方向部材において、
前記横方向部材は、長手方向に所定間隔毎に複数の凹溝が形成されており、
前記縦方向部材を前記横方向部材の凹溝に嵌合させて、前記縦方向部材と前記横方向部材とを格子状に嵌着してグレーチングを形成することを特徴とするグレーチングの横方向部材。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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