説明

ケーブルプロテクタ

【課題】穴を開けなくても途中でケーブルを引き出したり挿入したりすることができるケーブルプロテクタを提供する。
【解決手段】ケーブルプロテクタ10は筒状の本体11からなる。ケーブルを本体11内に挿入するための挿入用切込み21が、挿入用切込み21の頂点が本体11の第1の側面121に達するとともに挿入用切込み21の底点が本体11の第2の側面122に達するように、本体11の上面に本体11の長手方向に沿って波形に曲げられて形成されている。また、ケーブルを本体11の途中から引き出したり挿入したりするための第1および第2の引出用切込み221,222が、本体11の第1および第2の側面121,122に挿入用切込み21の頂点および底点から本体11の底面13に向かってそれぞれ形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ケーブルプロテクタに関し、特に、屋内において敷設されるケーブルを保護するのに好適なケーブルプロテクタに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、屋内において敷設されるケーブルは、波付硬質ポリエチレン管やワイヤプロテクタを用いて保護している。また、少数のケーブルをケーブルラックに敷設する場合には、梯子状の金属製のケーブルラックを用いて保護している。
【0003】
下記の特許文献1には、ワイヤプロテクタに光ケーブルまたは光コードを押し込むだけで容易に格納できるとともに、格納後はワイヤプロテクタから光ケーブルまたは光コードが安易にはみ出すのを防止できるようにするために、筒状のワイヤプロテクタ本体と、ワイヤプロテクタ本体の下面長手方向に設けられた両面接着テープと、ワイヤプロテクタ本体の上部長手方向に設けられたかつ光ケーブルまたは光コードが挿入可能に設けられた切れ込み部とを具備するワイヤプロテクタが開示されている。
【0004】
また、特許文献2には、安価で作業性がよく出っ張りが少なくかつ見栄えもよくするために、壁、床や天井などの取付面にケーブルを保持するケーブル配線カバーであって、とぐろ巻きできる柔軟な材料で押し出し成形したスリット入り中空体とするとともに、下部に幅狭の縦方向スリットがある包囲部とスリットの一方の端縁側から側外方に突出する平坦フランジ部とを有する形状にしたケーブル配線カバーが開示されている。また、このケーブル配線カバーでは、取付面の色にコーディネイトさせた色で着色して押出し成形するとともに、施工にあたっては適切な長さにカットしたケーブル配線カバーの端部から包囲部の内部空間に予め配線すべきケーブルを挿入したのち、ステープラーのようなタッカでフランジ部にステープルを打ち込んで、壁、床や天井などの取付面に固定する。
【特許文献1】特開2006−158041号公報
【特許文献2】登録実用新案第3104837号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、波付硬質ポリエチレン管では、一般的には1本のケーブルしか保護することができず、複数本のケーブルを保護することができないという問題がある。
また、上記特許文献1に開示されているワイヤプロテクタでは、途中からケーブルを引き出すことができないため、始端から終端までが異なる複数本のケーブルを保護することができないという問題がある。
さらに、上記特許文献2に開示されているケーブル配線カバーでは、途中でケーブルを引き出したり挿入したりする場合には、ケーブルが入る程度の穴をケーブル配線カバーに開けなければならないという問題がある。
【0006】
本発明の目的は、穴を開けなくても途中でケーブルを引き出したり挿入したりすることができるケーブルプロテクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のケーブルプロテクタは、筒状の本体(11;111;211)からなり、ケーブルを前記本体内に挿入するための挿入用切込み(21;121;221)が、該本体の上面に該本体の長手方向に沿って形成されており、前記ケーブルを前記本体の途中から引き出したり挿入したりするための引出用切込み(221,222;1221,1222;2221,2222)が、前記本体の両側面(121,122;1121,1122;2121,2122)に前記挿入用切込みと繋がるように形成されていることを特徴とする。
ここで、曲げ用切込み(223)が、前記本体(211)の底面(213)に前記引出用切込みと繋がるように形成されており、前記曲げ用切込みによって前記本体の底面が分断されないようにするための接続部(240)が、該本体の底面に該本体の長手方向に沿って形成されていてもよい。
前記接続部が、隣り合う前記曲げ用切込み間の前記本体の底面の中央部において分断されていてもよい。
前記本体(111)を固定するための固定部(1311,1312)が、該本体の両側面に形成されていてもよい。
また、本発明のケーブルプロテクタは、筒状の本体(11)からなり、ケーブルを前記本体内に挿入するための挿入用切込み(21)が、該挿入用切込みの頂点が該本体の第1の側面(121)に達するとともに該挿入用切込みの底点が該本体の第2の側面(122)に達するように、該本体の上面に該本体の長手方向に沿って波形に曲げられて形成されており、前記ケーブルを前記本体の途中から引き出したり挿入したりするための第1および第2の引出用切込み(221,222)が、該本体の第1および第2の側面に前記挿入用切込みの頂点および底点から該本体の底面(13)に向かってそれぞれ形成されていることを特徴とする。
さらに、本発明のケーブルプロテクタは、筒状の本体(111;211)からなり、ケーブルを前記本体の途中から引き出したり挿入したりするための第1および第2の引出用切込み(1221,1222;2221,2222)が、該本体の第1および第2の側面(1121,1122;2121,2122)に該本体の長手方向に沿って同じ位置にそれぞれ形成されており、前記ケーブルを前記本体内に挿入するための挿入用切込み(121;221)が、前記本体の上面に形成されているとともに、該本体の長手方向に沿って直線状に形成された第1の部分と該本体の長手方向と垂直な方向に直線状に形成された第2の部分とからなり、前記挿入用切込みの第1の部分が、前記本体の一方の端部から他方の端部まで前記挿入用切込みの第2の部分を境目として該本体の第1の側面寄りおよび該本体の第2の側面寄りに交互に形成されており、前記挿入用切込みの第2の部分が、前記引出用切込みと繋がるように前記本体の長手方向に沿って同じ位置に形成された前記第1および第2の引出用切込みの間に形成されていることを特徴とする。
ここで、曲げ用切込み(223)が、前記本体(211)の底面(213)に、該本体の第1および第2の側面(2121,2122)の該本体の長手方向に沿って同じ位置に形成された前記第1および第2の引出用切込み(2221,2222)の間に、該本体の長手方向と垂直な方向に形成されており、前記曲げ用切込みによって前記本体の底面が分断されないようにするための接続部(240)が、該本体の底面の該本体の長手方向に沿った中心線上に形成されていてもよい。
前記曲げ用切込みの幅が、前記第1および第2の引出用切込みの幅(W2)よりも広くてもよい。
【発明の効果】
【0008】
本発明のケーブルプロテクタは、以下に示す効果を奏する。
(1)本体の両側面に引出用切込みが所定の間隔で形成されているので、穴を開けなくても引出用切込みからケーブルを引き出したり挿入したりすることができる。
(2)曲げ用切込みが本体の底面に引出用切込みから本体の長手方向と垂直な方向に形成されているので、ケーブルプロテクタを横方向に曲げることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
上記の目的を、ケーブルを本体内に挿入するための挿入用切込みを本体の上面に本体の長手方向に沿って形成するとともに、ケーブルを本体の途中から引き出したり挿入したりするための引出用切込みを本体の両側面に挿入用切込みと繋がるように形成することにより実現した。
【実施例1】
【0010】
以下、本発明のケーブルプロテクタの実施例について、図面を参照して説明する。
本発明の第1の実施例によるケーブルプロテクタ10は、図1に示すように、横断面形状が矩形である筒状の本体11からなる。本体11は、ゴムのような弾性体材料で構成されており、両端部に矩形の開口部を有する。
【0011】
本体11の上面には、ケーブルを押し込んで本体11内に挿入するための挿入用切込み21が形成されている。
ここで、挿入用切込み21は、波の山(以下、「挿入用切込み21の頂点」と称する。)が本体11の第1の側面121に達するとともに波の谷(以下、「挿入用切込み21の底点」と称する。)が本体11の第2の側面122に達するように、本体11の長手方向に沿って波形に曲げられて形成されている。
また、挿入用切込み21の幅W1は特に制限はないが、好ましくは、埃などが本体11の上面から本体11内に入り込まないように“0”とする(すなわち、本体11の上面が挿入用切込み21の部分で密着するようにする。)。なお、挿入用切込み21の幅W1がケーブルの径よりも小さくても、本体11は弾性体材料で構成されているため、ケーブルを挿入用切込み21に沿って本体11の上面から押し込むことにより、ケーブルを本体11内に挿入することができる。
【0012】
本体11の第1および第2の側面121,122には、本体11の途中からケーブルを引き出したり挿入したりするための複数個の第1および第2の引出用切込み221,222が本体11の長手方向に沿って所定の間隔Lでそれぞれ形成されている。ここで、第1の引出用切込み221は、挿入用切込み21と繋がるように、挿入用切込み21の頂点から本体11の底面13に向かって形成されており、また、第2の引出用切込み222は、挿入用切込み21と繋がるように、挿入用切込み21の底点から本体11の底面13に向かって形成されている。なお、図1に示す例では、第1および第2の引出用切込み221,222は本体11の底面13に達しないように形成されているが、本体11の底面13に達するように形成されてもよい。
第1および第2の引出用切込み221,222の幅W2は特に制限はないが、好ましくは、埃などが第1および第2の側面121,122から本体11内に入り込まないように“0”とする(すなわち、第1および第2の側面121,122が第1および第2の引出用切込み221,222の部分でそれぞれ密着するようにする。)。なお、第1および第2の引出用切込み221,222の幅W2がケーブルの径よりも小さくても、本体11は弾性体材料で構成されているため、ケーブルを第1および第2の引出用切込み221,222から引き出したり第1および第2の引出用切込み221,222から本体11内に挿入したりすることができる。
【0013】
以上のように構成されたケーブルプロテクタ10では、第1のケーブル11を本体11の一方の端部から他方の端部まで本体11内に挿入する場合には、第1のケーブル11を本体11の一方の端部から他方の端部まで挿入用切込み21に沿って本体11の上面から押し込んでいけばよい。
【0014】
また、第2のケーブル12を本体11の一方の端部から本体11内に挿入していき本体11の途中の第2の引出用切込み222から引き出す場合には、第2のケーブル12を本体11の一方の端部から引出し位置の第2の引出用切込み222まで挿入用切込み21に沿って本体11の上面から押し込んでいったのちにこの第2の引出用切込み222に沿って押し込んでいって、第2のケーブル12の残りの部分がこの第2の引出用切込み222から本体11の外に出るようにすればよい。
【0015】
さらに、第2のケーブル12を本体11の途中の第1の引出用切込み221から本体11の一方の端部まで本体11内に挿入する場合には、第2のケーブル12を本体11の上面からこの第1の引出用切込み221に沿って押し込んだのちに、第2のケーブル12の本体11内に挿入する部分をこの第1の引出用切込み221から本体11の一方の端部まで挿入用切込み21に沿って本体11の上面から押し込んでいけばよい。
【実施例2】
【0016】
次に、本発明の第2の実施例によるケーブルプロテクタについて、図2を参照して説明する。
本実施例によるケーブルプロテクタ110は、図2に示すように、以下に示す点で上述した第1の実施例によるケーブルプロテクタ10と異なる。
(1)直線状の第1および第2の引出用切込み1221,1222は、ケーブルプロテクタ110の本体111の第1および第2の側面1121,1122に、本体111の長手方向に沿って同じ位置にそれぞれ形成されている。
(2)挿入用切込み121は、本体111の長手方向に沿って直線状に形成された第1の部分と、本体111の長手方向と垂直な方向に直線状に形成された第2の部分とからなる。
(3)挿入用切込み121の第1の部分は、本体111の一方の端部から他方の端部まで挿入用切込み121の第2の部分を境目として本体111の第1の側面1121寄りおよび本体111の第2の側面1122寄りに交互に形成されている。
(4)挿入用切込み121の第2の部分は、第1および第2の引出用切込み1221,1222と繋がるように、本体111の長手方向に沿って同じ位置に形成された第1および第2の引出用切込み1221,1222の間に形成されている。
(5)ケーブルプロテクタ110をネジ140で固定するための第1および第2の固定部1311,1312(第1の固定部1311は不図示)が、本体111の第1および第2の側面1121,1122にそれぞれ設けられている。なお、第1および第2の固定部1311,1312の数は任意でよく、また、第1および第2の固定部1311,1312はなくてもよい。
【0017】
このように構成されたケーブルプロテクタ110では、第1のケーブル11を本体111の一方の端部から他方の端部まで本体111内に挿入する場合には、第1のケーブル11を本体111の一方の端部から他方の端部まで挿入用切込み121の第1および第2の部分に沿って本体111の上面から押し込んでいけばよい。
【0018】
また、第2のケーブル12を本体111の一方の端部から本体111内に挿入していき本体111の途中の第2の引出用切込み1222から引き出す場合には、第2のケーブル12を本体111の一方の端部から引出し位置の第2の引出用切込み1222まで挿入用切込み121の第1および第2の部分に沿って本体111の上面から押し込んでいったのちにこの第2の引出用切込み1222に沿って押し込んでいって、第2のケーブル12の残りの部分がこの第2の引出用切込み1222から本体111の外に出るようにすればよい。
【0019】
さらに、第2のケーブル12を本体111の途中の第1の引出用切込み1221から本体111の一方の端部まで本体111内に挿入する場合には、第2のケーブル12を本体111の上面からこの第1の引出用切込み1221に沿って押し込んだのち、第2のケーブル12の本体111内に挿入する部分をこの第1の引出用切込み1221から本体111の一方の端部まで挿入用切込み121の第1および第2の部分に沿って本体111の上面から押し込んでいけばよい。
【実施例3】
【0020】
次に、本発明の第3の実施例によるケーブルプロテクタについて、図3乃至図5を参照して説明する。
本実施例によるケーブルプロテクタ210は、図3および図4に示すように、以下に示す点で上述した第2の実施例によるケーブルプロテクタ110と異なる。
(1)直線状の曲げ用切込み223が、本体211の底面213に、本体211の第1および第2の側面2121,2122の本体211の長手方向に沿って同じ位置に形成された第1および第2の引出用切込み2221,2222の間に、本体211の長手方向と垂直な方向に形成されている。ここで、曲げ用切込み223の幅は、図3に示した例のように第1および第2の引出用切込み2221,2222の幅W2と同じにしてもよいが、第1および第2の引出用切込み2221,2222の幅W2よりも広くしてもよい。
(2)曲げ用切込み223によって本体211の底面213が分断されないようにするための接続部240が、本体211の底面213の本体211の長手方向に沿った中心線上に形成されている。ここで、接続部240の高さは特に制限はないが、好ましくは、本体211の高さの半分以上とする。また、接続部240は、ゴムなどのような弾性部材から構成されている。さらに、接続部240は、本体211と一体に構成されてもよいし、本体211と別体で構成されてもよい。
(3)接続部240は、ケーブルが挿入用切込み221に沿って蛇行して本体211内に挿入されるように、隣り合う曲げ用切込み223間の本体211の底面213の中央部において分断されている(図4参照)。
【0021】
このように構成されたケーブルプロテクタ210では、上述した第2の実施例によるケーブルプロテクタ110と同様の効果が得られるほか、図5に示すように、ケーブルプロテクタ210を横方向に(すなわち、本体211の長手方向に向かって左右に)曲げることができるという効果が得られる。
【0022】
以上の説明では、ケーブルプロテクタ10,110,210の本体11,111,211の横断面形状を矩形としたが、他の形状(たとえば、楕円形)としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の第1の実施例によるケーブルプロテクタ10の構成を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施例によるケーブルプロテクタ110の構成を示す図である。
【図3】本発明の第3の実施例によるケーブルプロテクタ210の構成を示す図である。
【図4】図3に示したケーブルプロテクタ210を横方向に曲げる前の状態を示す図である。
【図5】図3に示したケーブルプロテクタ210を横方向に曲げた後の状態を示す図である。
【符号の説明】
【0024】
1,12 第1および第2のケーブル
10,110,210 ケーブルプロテクタ
11,111,211 本体
121,122,1121,1122,2121,2122 第1および第2の側面
13,113,213 底面
21,121,221 挿入用切込み
221,222,1221,1222,2221,2222 第1および第2の引出用切込み
1311,1312 第1および第2の固定部
223 曲げ用切込み
240 接続部
140 ネジ
L 間隔
W1,W2 幅

【特許請求の範囲】
【請求項1】
筒状の本体(11;111;211)からなり、
ケーブルを前記本体内に挿入するための挿入用切込み(21;121;221)が、該本体の上面に該本体の長手方向に沿って形成されており、
前記ケーブルを前記本体の途中から引き出したり挿入したりするための引出用切込み(221,222;1221,1222;2221,2222)が、前記本体の両側面(121,122;1121,1122;2121,2122)に前記挿入用切込みと繋がるように形成されている、
ことを特徴とする、ケーブルプロテクタ。
【請求項2】
曲げ用切込み(223)が、前記本体(211)の底面(213)に前記引出用切込みと繋がるように形成されており、
前記曲げ用切込みによって前記本体の底面が分断されないようにするための接続部(240)が、該本体の底面に該本体の長手方向に沿って形成されている、
ことを特徴とする、請求項1記載のケーブルプロテクタ。
【請求項3】
前記接続部が、隣り合う前記曲げ用切込み間の前記本体の底面の中央部において分断されていることを特徴とする、請求項2記載のケーブルプロテクタ。
【請求項4】
前記本体(111)を固定するための固定部(1311,1312)が、該本体の両側面に形成されていることを特徴とする、請求項1乃至3いずれかに記載のケーブルプロテクタ。
【請求項5】
筒状の本体(11)からなり、
ケーブルを前記本体内に挿入するための挿入用切込み(21)が、該挿入用切込みの頂点が該本体の第1の側面(121)に達するとともに該挿入用切込みの底点が該本体の第2の側面(122)に達するように、該本体の上面に該本体の長手方向に沿って波形に曲げられて形成されており、
前記ケーブルを前記本体の途中から引き出したり挿入したりするための第1および第2の引出用切込み(221,222)が、該本体の第1および第2の側面に前記挿入用切込みの頂点および底点から該本体の底面(13)に向かってそれぞれ形成されている、
ことを特徴とする、ケーブルプロテクタ。
【請求項6】
筒状の本体(111;211)からなり、
ケーブルを前記本体の途中から引き出したり挿入したりするための第1および第2の引出用切込み(1221,1222;2221,2222)が、該本体の第1および第2の側面(1121,1122;2121,2122)に該本体の長手方向に沿って同じ位置にそれぞれ形成されており、
前記ケーブルを前記本体内に挿入するための挿入用切込み(121;221)が、前記本体の上面に形成されているとともに、該本体の長手方向に沿って直線状に形成された第1の部分と該本体の長手方向と垂直な方向に直線状に形成された第2の部分とからなり、
前記挿入用切込みの第1の部分が、前記本体の一方の端部から他方の端部まで前記挿入用切込みの第2の部分を境目として該本体の第1の側面寄りおよび該本体の第2の側面寄りに交互に形成されており、
前記挿入用切込みの第2の部分が、前記引出用切込みと繋がるように前記本体の長手方向に沿って同じ位置に形成された前記第1および第2の引出用切込みの間に形成されている、
ことを特徴とする、ケーブルプロテクタ。
【請求項7】
曲げ用切込み(223)が、前記本体(211)の底面(213)に、該本体の第1および第2の側面(2121,2122)の該本体の長手方向に沿って同じ位置に形成された前記第1および第2の引出用切込み(2221,2222)の間に、該本体の長手方向と垂直な方向に形成されており、
前記曲げ用切込みによって前記本体の底面が分断されないようにするための接続部(240)が、該本体の底面の該本体の長手方向に沿った中心線上に形成されている、
ことを特徴とする、請求項6記載のケーブルプロテクタ。
【請求項8】
前記曲げ用切込みの幅が、前記第1および第2の引出用切込みの幅(W2)よりも広いことを特徴とする、請求項7記載のケーブルプロテクタ。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2008−178251(P2008−178251A)
【公開日】平成20年7月31日(2008.7.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−10349(P2007−10349)
【出願日】平成19年1月19日(2007.1.19)
【出願人】(000211307)中国電力株式会社 (6,505)
【出願人】(503320061)株式会社エネルギア・コミュニケーションズ (92)
【Fターム(参考)】