説明

ケーブル地絡箇所検出方法およびケーブル地絡箇所検出装置

【課題】地中ケーブルに地絡が発生した際に、そのケーブル地絡箇所を比較的短時間に検出が可能なケーブル地絡箇所検出方法およびケーブル地絡箇所検出装置を提供する。
【解決手段】所定区間毎にマンホール12が設けられた管路13内に布設される地中ケーブル11において発生した地絡の地絡箇所を検出するものである。各マンホール12内において地中ケーブル11の振動を測定し、この測定に基づいて地絡箇所を特定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ケーブル地絡箇所検出方法およびケーブル地絡箇所検出装置に関し、特に、地下に埋設した地下ケーブルに地絡が発生した場合に、その地絡箇所を検出することが可能なケーブル地絡箇所検出方法およびケーブル地絡箇所検出装置に関する。
【背景技術】
【0002】
地中ケーブル1は、図10に示すように、所定区間毎にマンホール2が設けられた管路3内に布設される。またマンホール2にはケーブル1を接続するためのケーブル接続箱4が設置されている。このような地中ケーブル1において地絡等の事故が発生した場合、その地絡部位(地絡箇所)を特定する必要がある。
【0003】
このため、従来から地中ケーブル1の短絡箇所(事故点)を特定する方法が種々提案されている(特許文献1〜特許文献3)。しかしながら、このようなものは、図10に示すように、地中ケーブル1の端部に測定器5を接続するものである。すなわち、例えば、マンホール2a内において事故(地絡)が発生した場合、まず、地中ケーブル1を系統から切り離す。図10において、6は事故点を示し、7,8の×はケーブル1の切断部を示している。
【0004】
そして、ケーブル1の一方の端部に測定器5を接続して、この測定器5によって、事故点を検出するものである。このように事故点6が特定できれば、この事故点6のマンホール2aを開放し、この事故点6の除去・復旧を行うことになる。なお、図10においては、1aが復旧したケーブル1の一部を示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2001−183410号公報
【特許文献2】特開2002−333461号公報
【特許文献2】特開2007−170905号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、ケーブル端末部に測定器を接続する作業を行うには、その接続前に変電所において変圧器等の機器操作を必要としている。そのため、実際の測定に取り掛かるまでの時間が大となっていた。しかも、事故標定の精度を上げるために、ケーブルの両方の端部側において測定する場合が多い。このため、事故復旧までに長時間費やすことになる。
【0007】
そこで、本発明は斯かる実情に鑑み、地中ケーブルに地絡が発生した際に、そのケーブル地絡箇所を比較的短時間に検出が可能なケーブル地絡箇所検出方法およびケーブル地絡箇所検出装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1のケーブル地絡箇所検出方法は、所定区間毎にマンホールが設けられた管路内に布設される地中ケーブルにおいて発生した地絡の地絡箇所を検出するケーブル地絡箇所検出方法であって、各マンホール内において地中ケーブルの振動を測定し、この測定に基づいて地絡箇所を特定するものである。
【0009】
地中ケーブルにおいて、地絡が生じれば、この地絡によって地絡電流が発生する。この地絡電流が発生すれば、内圧上昇が起き、これによって振動が伝播する。すなわち、地中ケーブルに振動が発生すれば、地絡が生じていることになる。そこで、本発明の第1のケーブル地絡箇所検出方法のように、各マンホール内において地中ケーブルの振動を測定できるようにすれば、地中ケーブルの振動の測定(検出)によって、振動が測定されたマンホール内乃至その近傍において地絡が発生していることを検知することができる。これによって、地絡箇所の特定が可能となる。
【0010】
本発明の第2のケーブル地絡箇所検出方法は、所定区間毎にマンホールが設けられた管路内に布設される地中ケーブルにおいて発生した地絡の地絡箇所を検出するケーブル地絡箇所検出方法であって、各マンホール内において地中ケーブルの振動を測定して、この測定した振動と、地中ケーブルに地絡が発生したときの振動解析データとを比較し、その比較に基づいて地絡箇所を特定するものである。すなわち、地中ケーブルを破壊させ、その振動レベルを計測しておく。この振動レベルは、破壊時電圧と破壊時電流から得られる破壊時のエネルギー、破壊点(事故点)と振動計(振動測定器)との距離伝搬、地中ケーブルの絶縁体の厚さによる距離減衰等から解析する。そして、地中ケーブルに対するこれまで得られたこの解析データを前記振動解析データとする。
【0011】
本発明の第2のケーブル地絡箇所検出方法によれば、地中ケーブルのこれまで得られたデータ(振動解析データ)から類推してこの絶縁破壊したレベル以上の振動があれば絶縁破壊しているものと認識できる。
【0012】
このため、本発明の第1及び第2の地絡箇所検出方法によれば、「ケーブルを系統から切り離して、その端部に測定器を接続する」ことなく、地絡箇所の特定が可能となる。
【0013】
本発明の第1のケーブル地絡箇所検出装置は、ホールが設けられた管路内に布設される地中ケーブルにおいて発生した地絡の地絡箇所を検出するケーブル地絡箇所検出装置であって、各マンホール内において地中ケーブルの振動を測定する振動測定器をマンホール毎に設けたものである。
【0014】
本発明の第1のケーブル地絡箇所検出装置によれば、振動測定器にて、各マンホール内において地中ケーブルの振動を測定することができる。このように、地中ケーブルの振動を測定できれば、振動が測定されたマンホール内乃至その近傍において地絡が発生していることになる。これによって、「ケーブルを系統から切り離して、その端部に測定器を接続する」ことなく、地絡箇所の特定が可能となる。
【0015】
本発明の第2のケーブル地絡箇所検出装置は、所定区間毎にマンホールが設けられた管路内に布設される地中ケーブルにおいて発生した地絡の地絡箇所を検出するケーブル地絡箇所検出装置であって、地中ケーブルが絶縁破壊したときの地中ケーブルの振動解析データを記憶する記憶手段と、各マンホール内において地中ケーブルの振動を測定する振動測定器と、記憶手段にて記憶されている振動解析データと振動測定器にて測定した振動を比較してその測定した振動が絶縁破壊に基づくものかを判断する判断手段とを備えたものである。
【0016】
本発明の第2のケーブル地絡箇所検出装置によれば、地中ケーブルに地絡等によって絶縁破壊が生じた場合、地中ケーブルに振動が発生することになる。そして、その振動を振動測定器にて測定することができる。このように振動測定器にて振動が測定されれば、判断手段にてその振動が絶縁破壊に基づくものか判断できる。これによって、地中ケーブルに絶縁破壊が生じているかが判断され、しかも各マンホール内においてその判断が可能であるので、「ケーブルを系統から切り離して、その端部に測定器を接続する」ことなく、地絡箇所を検出することができる。
【0017】
振動測定器を加速度センサにて構成できる。ここで、加速度センサは、ばね定数kのばねに支えられた質量mのおもりを使って、ばねの変位量xを基に加速度aを検出するセンサである。つまり、km=maが成立するので、a=kx/mと置き換えることで加速度aを検出することになる。このため、このような加速度センサを用いれば、地中ケーブルの振動を検出(測定)することができる。また、変位量xを計測する方式には、ひずみゲージ、圧電素子、あるいは静電容量を計測する方式がある。
【発明の効果】
【0018】
本発明の地絡箇所検出方法および地絡箇所検出装置によれば、「ケーブルを系統から切り離して、その端部に測定器を接続する」ことなく、地絡箇所の特定が可能となる。このため、地絡箇所の検出作業の短時間化を達成でき、効率的に事故箇所除去作業及び復旧作業を行うことができる。しかも、地中ケーブルが布設されている地上において車両等が通行しても、その通行による地中ケーブルの振動レベルは低く、この車両等の通行による振動を地絡に基づく振動と誤認することがなく、高精度に地絡箇所を検出することができる。
【0019】
特に、地中ケーブルのこれまで得られたデータ(振動解析データ)から類推してこの絶縁破壊したレベル以上の振動があれば絶縁破壊しているものと認識できるものでは、絶縁破壊が発生した際には、直ぐにその発生とその発生箇所を検出することができ、事故箇所除去作業及び復旧作業の迅速化を図ることができる。
【0020】
振動測定器を加速度センサにて構成するようにすれば、市販のものを用いることができ、低コスト化を図ることができる。しかも、市販の加速度センサには種々のタイプがあり、地中ケーブルやマンホールの環境等にあったものを選択して用いることができ、振動の測定が安定する。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の実施形態を示す地絡検出装置を用いた地中ケーブル布設状態を示す簡略図である。
【図2】前記地絡検出装置の制御部の簡略ブロック図である。
【図3】絶縁体内で電気トリーが進展している状態の地中ケーブルの簡略斜視図である。
【図4】絶縁体内の電気トリーが導体とシースとの間を導通している状態の地中ケーブルの簡略斜視図である。
【図5】地絡電流が流れて絶縁物が気化している状態の地中ケーブルの簡略斜視図である。
【図6】絶縁体の外側に圧力ガスが発生し、絶縁体とシースとの間を圧力が伝播している状態の簡略斜視図である。
【図7】圧力ガスがシースを貫通している状態の簡略斜視図である。
【図8】加速度センサにて振動を検出している状態の簡略斜視図である。
【図9】検出した加速度を示すグラフ図である。
【図10】従来の地絡検出装置を用いた地中ケーブル布設状態を示す簡略図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下本発明の実施の形態を図1〜図9に基づいて説明する。
【0023】
図1に地中に配置される管路13内に地中ケーブル11が布設されている状態を示す。管路13は、端部孔部15、16と、この端部孔部15、16を連結する管路本体17と、この管路本体17は所定区間毎に設けられるマンホール12を備える。なお、図例では、簡略化のためにマンホール12の数を3個としているが、もちろん3個に限るものではない。
【0024】
各マンホール12には接続箱14が配設される。すなわち、地中ケーブル11は、複数のケーブル11aが接続箱14を介して接続されることによって形成される。また、地中ケーブル11の端部には、夫々、終端接続部18,19が接続されている。
【0025】
地中ケーブル11を構成する各ケーブル11aは、例えば、図3〜図8に示すように、導体20と、この導体20を被覆する絶縁体21と、この絶縁体21を被覆する外皮シース22とからなる。
【0026】
図3では、絶縁体21内で電気トリーが進展している状態の地中ケーブル11を示し、図4では、絶縁体21内の電気トリーが導体20とシース22との間を導通している状態の地中ケーブル11を示し、図5では、地絡電流が流れて絶縁体21の絶縁物が気化している状態の地中ケーブル11を示し、図6では、絶縁体21の外側に圧力ガスが発生し、絶縁体21とシース22との間を圧力が伝播している状態の地中ケーブル11を示し、図7では、圧力ガスがシース22を貫通している状態の地中ケーブル11を示している。
【0027】
本発明に係る地絡検出装置は、ケーブル11の振動を測定する振動測定手段としての振動測定器25を備えている。振動測定器25は振動センサであって、加速度センサ(3軸加速度センサ)にて構成することができる。そして、この加速度センサは、各マンホール12内の地中ケーブル11に付設される。加速度センサは、ばね定数kのばねに支えられた質量mのおもりを使って、ばねの変位量xを基に加速度aを検出するセンサである。つまり、km=maが成立するので、a=kx/mと置き換えることで加速度aを検出することになる。このため、このような加速度センサを用いれば、地中ケーブルの振動を検出(測定)することができる。また、変位量xを計測する方式には、ひずみゲージ、圧電素子、あるいは静電容量を計測する方式がある。このため、この加速度センサを地中ケーブル11に付設することによって、地中ケーブル11の振動を測定することができる。
【0028】
また、地中ケーブル11の振動を測定できれば、地中ケーブル11が地絡しているかを判断することができる。すなわち、図3〜図7に示すように、地中ケーブル11が地絡した際には、地絡電流が流れ、この地絡電流によって内圧上昇が生じ、これによって、振動が発生するからである。このため、地中ケーブル11にこの加速度センサが付設されていれば、図8に示すように、絶縁破壊が生じて内圧が上昇すれば、絶縁体21とシース22との間を圧力が伝播する。このため、この加速度センサによって、圧力伝播、つまり振動を検出(測定)できる。
【0029】
本発明に係る地絡検出装置では、たとえば、図1の一のマンホール12(12a)内の加速度センサが振動を検出すれば、マンホール12aのケーブル11乃至その近傍のケーブル11に地絡が生じていることがわかる。すなわち、地絡検出装置を用いた地絡検出方法では、「ケーブルを系統から切り離して、その端部に測定器を接続する」ことなく、地絡箇所の特定が可能となる。このため、このマンホール12aの蓋部材を開放して、この地絡が生じている箇所(事故箇所)の除去作業及び復旧作業を行うことができる。
【0030】
ところで、前記実施形態では、加速度センサによって振動を検出(測定)して、これに基づいて地絡箇所の特定を可能としているが、地絡検出装置の制御部として、図2に示すように、地中ケーブル11が絶縁破壊したときの地中ケーブル11の過去の振動解析データを記憶する記憶手段26と、各マンホール内において地中ケーブルの振動を測定する前記振動測定器25と、記憶手段26にて記憶されている振動と振動測定器にて測定した振動を比較してその測定した振動が絶縁破壊に基づくものかを判断する判断手段27とを備えたものであってもよい。
【0031】
前記記憶手段26は、例えば、市販のカード式メモリ、ディスク式メモリ等を用いることができる。また、判断手段27としては、マイクロコンピュータ等にて構成することができる。
【0032】
このような制御部を有する場合の地絡箇所検出方法を説明する。この場合、まず、地中ケーブル11を破壊させ、その振動レベルを計測する。この振動レベルを、破壊時電圧と破壊時電流から得られる破壊時のエネルギー、破壊点(事故点)と振動計(振動測定器25)との距離伝搬、絶縁体21の厚さによる距離減衰等から解析する。そして、地中ケーブル11に対する解析データを記憶手段26に記憶しておく。図9は、3本(No,1〜No,3)の地中ケーブルを破壊させたときの振動を計測したデータである。図9において、AがNo,1のケーブルの加速度を示し、BがNo,2のケーブルの加速度を示し、CがNo,3のケーブルの加速度を示している。
【0033】
このように、振動解析データを記憶しておき、布設された地中ケーブル11に対して、マンホール毎に振動測定器25を付設する。したがって、この布設された地中ケーブル11に地絡が発生すれば、各振動測定器25が振動を測定することができる。
【0034】
そして、判断手段27にて、前記記憶しておいた振動解析データと、測定したデータとを比較して、この測定したデータが記憶しておいたデータ以上であれば、絶縁破壊していると判定して、その破壊点(事故点)を特定するものである。
【0035】
ところで、図9において、Dの波形はマンホール12の挙動を示し、マンホール内の振動は、地絡が生じた際の波形に比べて低レベルである。このため、地中ケーブル11が布設されている地上において車両等が通行しても、その通行による地中ケーブル11の振動レベルは低く、この車両等の通行による振動を地絡に基づく振動と誤認することがない。
【0036】
地絡に基づく振動は、地絡発生点(事故発生点)から数m程度離れていても、伝播するため測定できる。このため、地中ケーブル11に対してマンホール12内のいずれかの部位に加速度センサに付設すればよい。
【0037】
このように振動測定器25にて振動が測定されれば、判断手段27にてその振動が絶縁破壊に基づくものか判断できる。これによって、地中ケーブル11に絶縁破壊が生じているかが判断され、しかも各マンホール12内においてその判断が可能であるので、地絡箇所を検出することができる。すなわち、地中ケーブル11のこれまで得られたデータ(振動解析データ)から類推してこの絶縁破壊したレベル以上の振動があれば絶縁破壊しているものと認識できるものでは、絶縁破壊が発生した際には、直ぐにその発生とその発生箇所を検出することができ、事故箇所除去作業及び復旧作業の迅速化を図ることができる。
【0038】
振動測定器25を加速度センサにて構成するようにすれば、市販のものを用いることができ、低コスト化を図ることができる。しかも、市販の加速度センサには種々のタイプがあり、地中ケーブル11やマンホール12の環境等にあったものを選択して用いることができ、振動の測定が安定する。
【0039】
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能であって、例えば、管路13のマンホール12の数及び配設ピッチ(所定区間)を規格されている範囲に任意に設定できる。また、各マンホール12内での加速度センサの付設位置も任意に設定できる。振動の測定手段としては、加速度センサに限るものではなく、他の振動センサであってもよい。
【0040】
地絡が検出される地中ケーブル11として、前記実施形態では、単芯であったが、2芯、3芯等であってもよい。また、地中ケーブル11としては、OFケーブル、高圧架橋ポリエチレン電力ケーブル、架橋ポリエチレン電力ケーブル、コルゲートケーブル等の地中電線路用の種々のものに対応することができる。
【符号の説明】
【0041】
11 地中ケーブル
12 マンホール
13 管路
25 振動測定器
26 記憶手段
27 判断手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定区間毎にマンホールが設けられた管路内に布設される地中ケーブルにおいて発生した地絡の地絡箇所を検出するケーブル地絡箇所検出方法であって、
各マンホール内において地中ケーブルの振動を測定し、この測定に基づいて地絡箇所を特定することを特徴とするケーブル地絡箇所検出方法。
【請求項2】
所定区間毎にマンホールが設けられた管路内に布設される地中ケーブルにおいて発生した地絡の地絡箇所を検出するケーブル地絡箇所検出方法であって、
各マンホール内において地中ケーブルの振動を測定して、この測定した振動と、地中ケーブルに地絡が発生したときの振動解析データとを比較し、その比較に基づいて地絡箇所を特定することを特徴とするケーブル地絡箇所検出方法。
【請求項3】
所定区間毎にマンホールが設けられた管路内に布設される地中ケーブルにおいて発生した地絡の地絡箇所を検出するケーブル地絡箇所検出装置であって、
各マンホール内において地中ケーブルの振動を測定する振動測定器をマンホール毎に設けたことを特徴とするケーブル地絡箇所検出装置。
【請求項4】
所定区間毎にマンホールが設けられた管路内に布設される地中ケーブルにおいて発生した地絡の地絡箇所を検出するケーブル地絡箇所検出装置であって、
地中ケーブルが絶縁破壊したときの地中ケーブルの振動を記憶する記憶手段と、各マンホール内において地中ケーブルの振動を測定する振動測定器と、記憶手段にて記憶されている振動解析データと振動測定器にて測定した振動を比較してその測定した振動が絶縁破壊に基づくものかを判断する判断手段とを備えたことを特徴とするケーブル地絡箇所検出装置。
【請求項5】
前記振動測定器が加速度センサであることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のケーブル地絡箇所検出装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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