ゲーム装置
【課題】位置データをゲーム機器に取込むことによって、今まで存在し得なかった民生用ゲーム機器の新しい分野の楽しみ方が可能なゲーム装置を提供する。
【解決手段】自動車に搭載されているGPS受信機25を備えたカーナビゲーション装置28とインターフェイス19を介してゲーム装置10を接続しておき、GPS受信機25によって得られた位置情報をゲーム装置10に取込むとともに、この位置情報に応じてゲーム動作が行なわれるようにする。
【解決手段】自動車に搭載されているGPS受信機25を備えたカーナビゲーション装置28とインターフェイス19を介してゲーム装置10を接続しておき、GPS受信機25によって得られた位置情報をゲーム装置10に取込むとともに、この位置情報に応じてゲーム動作が行なわれるようにする。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はゲーム装置に係り、とくに外部から入力される位置情報や速度情報と関連させてゲームを行なうようにしたゲーム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータの演算機能を用いて画像情報と音声情報とをスイッチ入力部の操作に連動して変化させるゲーム装置が広く普及している。この種のゲーム装置は例えば家庭用テレビ受像機をディスプレイ装置と兼用し、このテレビ受像機に対してスイッチ入力部を備える制御部を接続し、上記テレビ受像機の画面にゲーム内容を映し出すとともに、スピーカによって音声を出力してゲームを行なうようにしている。
【0003】
なお特開平9−68427号公報には、2つの移動通信ゲーム機を用い、所定のタイミングでこれらのゲーム機の座標情報を出力し、センタのパソコンがそれらの位置情報から両者の間の距離および方向を算出し、さらに複数の移動通信ゲーム機のいずれかから要求があれば、算出した距離および方向を示すデータを送信し、複数の移動通信ゲーム機にデータを送信した場合に、データを受信した一方の移動通信ゲーム機は他方の移動通信ゲーム機までの距離を表示するとともにその向きを矢印で表示するようにし、これによって所定の目標点やその点に至るまでの距離をリアルタイムで確認するようにしたゲーム方法を開示している。
【0004】
また特開平10−216361号公報には、レフリー機の画面に戦闘地図やGPS衛星からの電波信号を受信してX軍、Y軍の双方の戦闘チームの状況を進行ルート、得点エリア、地雷エリアとの係わり合い等に対応して逐次表示し、スタート地点の持点を20点とし、ここから両軍がゴールを目指してスタートしていき、スタートさせるのに先立ってレフリー機が得点ポイントを設定し、ゲーム機は敵を地雷で爆死させる地雷ポイントを含む地雷エリアを最初に設定し、味方機が設定した地雷エリアは味方同士は画面で見えるが敵には見えないようにし、ゴール条件を40点以上とし、この条件を満たせばゴールに到達されたと認定し、このようにして野外でゲームを行なうことができるとともに、ゲーム参加者の自己位置をゲーム要素に取入た内容のゲームを進行可能で、ゲーム内容を面白くすようにしたゲームシステムが提案されている。
【0005】
【特許文献1】特開平9−68427号公報
【特許文献2】特開平10−216361号公報
【発明の実施の形態】
従来のエンターテインメント機器を含むゲーム機器は家で楽しむホーム用がほとんどであって、移動中に楽しむという概念は存在しない。また移動体のゲーム機器は小型のゲーム機器しかなく、拡張機能までをも含めても、位置データやスピードデータを取込むことができる機器はゲーム機器単体としては存在していない。従って車両等の実際の移動体の位置データやスピードデータを単独のゲーム機器で活用することができず、当然のことながらゲームソフトウエアにおいても同様に、これらのデータを活用するゲームが開発されていない。
【0006】
なお上述の特開平9−68427号公報や特開平10−216361号公報に開示されているゲーム方法あるいはゲーム装置は、ネットワークによって互いに情報伝達可能に接続された複数のゲーム機器によってゲームを成り立たせるものであって、単独のゲーム機器としてゲームを楽しむことができるものではない。またとくに特開平10−216361号公報に記載の方法は、互いに戦う味方機と敵機の他にレフリー機をも必要とし、システムが複雑になる欠点がある。
【0007】
本願発明は上述の問題点に鑑みてなされたものであって、位置データや速度情報を取込んでこれを活用したゲームを単独の機器で行ない得るようにしたゲーム装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本願の一発明は、
ゲーム機器本体と、
位置情報を発生する位置情報発生手段と、
前記ゲーム機器本体と前記位置情報発生手段とを接続する接続手段と、
を具備し、前記位置情報発生手段で発生した位置情報を前記ゲーム機器本体に取込むとともに、取込まれた位置情報を用いてゲームの内容の状況設定、ゲームの呼出し、または情報の表示を行なうことを特徴とするゲーム装置に関するものである。なおここでゲーム装置はゲーム機器、エンターテインメント機器等を含む概念である。またここで前記位置情報発生手段がGPS(Global Positioning System)装置であってよい。
【0009】
本願の別の発明は、
ゲーム機器本体と、
速度情報を発生する速度情報発生手段と、
前記ゲーム機器本体と前記速度情報発生手段とを接続する接続手段と、
を具備し、前記速度情報発生手段で発生した速度情報を前記ゲーム本体に取込むとともに、取込まれた速度情報を用いてゲーム内容の設定の変更、またはゲーム呼出し情報の表示を行なうことを特徴とするゲーム装置に関するものである。ここで前記速度情報発生手段が自動車の車速パルス発生器であってよい。
【0010】
本願に含まれる発明の好ましい態様は、GPSやそれと同等の位置情報を取込むことができる移動体ゲーム機器または移動体エンターテインメント機器である。
【0011】
本願の別の態様は、車の車速パルス等によって移動スピードを読取ることができる移動体ゲーム機器または移動体エンターテインメント機器である。
【0012】
本願のさらに別の態様は、GPSやそれと同等の位置情報を読取る機器から得られた位置情報を、記憶・読出し・演算することができ、その位置情報データを用いてゲーム内容の状況設定・ゲームの呼出し・情報の表示等が行なえるゲームまたはゲームソフトウエアである。
【0013】
本願のさらに別の態様は、車速パルス等のスピード情報を取込み、記憶・読出し・演算することができ、そのスピード情報を用いてゲーム内容の設定の変更・ゲームの呼出し情報の表示等が行ない得るゲームまたはゲームソフトウエアである。
【0014】
このようなゲーム機器、エンターテインメント機器あるいはこれらのゲーム機器あるいはエンターテインメント機器上で行なわれるゲームによれば、位置情報データや、スピードデータ、さらには日時のデータをゲーム機器に取込むことによって、今まで存在し得なかった民生用ゲームの新しい分野が形成できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下本発明を図示の実施の形態によって説明する。図1は本実施の形態のゲーム装置のシステム構成を示すものであって、このゲーム装置はゲーム機本体を構成する制御部10を備えている。制御部10にはRAM(Random Access Memory)11と、ROM(Read Only Memory)12とが接続される。さらに制御部10にはCD−ROMドライブ13が接続され、これによってゲームのプログラムを記憶したCD−ROM14のローディングを可能にしている。また制御部10には半導体メモリドライブ15が接続され、この半導体メモリドライブ15によって半導体メモリ16を着脱可能に接続できるようにしている。半導体メモリ16としては例えばメモリスティック(商品名)等が好適に利用される。
【0016】
さらにこのゲーム装置は、制御部10にスイッチ入力部18が接続され、このスイッチ入力部18によってゲームの操作入力を行なうようにしている。また外部で発生する位置情報や速度情報を入力するためのインターフェイス19が設けられている。また制御部10にはその出力側の装置としてディスプレイ装置20と音声出力部21とが接続される。ディスプレイ20は例えば液晶表示パネルやCRTから構成され、そのスクリーン面上にゲームの画像を表示する。音声出力部21は例えばスピーカから構成され、ゲーム内容に応じた音声を出力するようになっている。
【0017】
このようなゲーム装置の特徴は、とくに図2に示すように、インターフェイス19を通して位置情報を入力できるようにしていることである。位置情報を発生するためのGPS受信機25はアンテナ26をを備え、このアンテナ26によって複数のGPS衛星27から電波を受信するとともに、複数のGPS衛星27からの距離を演算し、これによってこのGPS受信機25の位置を検出して位置情報を発生するようになっている。なおこのGPS受信機25は例えばカーナビゲーション装置28と接続されるとともに、このカーナビゲーション装置28の出力側がインターフェイス19を介してゲーム装置10に接続されるようになっている。
【0018】
またこのゲーム装置10は図3に示すように、車速等の速度情報を取込むようにしている。自動車のエンジンに連結されているトランスミッション32の出力側には速度信号発生部33が設けられ、この速度信号発生部33で発生した速度信号をパルス処理回路34によって適当なパルスに変換し、このようなパルスをインターフェイス19を通してゲーム装置10に供給するようにしている。
【0019】
さらにこのゲーム装置10は図4に示すようにインターフェイス19を介してタイマ39に接続され、これによって日付の情報や時間の情報を取込むようにしている。また図5に示すようにこのゲーム装置10はインターフェイス19を介して入力装置40と接続される。入力装置40は例えばパーソナルコンピュータ等から構成され、そのキーボードによって入力操作し、その入力操作された情報をインターフェイス19を通してゲーム装置10に入力する。
【0020】
このように本実施の形態のゲーム機は、GPS等によってこのゲーム機が搭載された車両等の移動体の位置データをゲーム装置10に取込むことができるようになっている(図2参照)。また車速パルス等によって移動体のスピードをゲーム装置10に取込むことがでるようにしている(図3参照)。
【0021】
上記の位置データまたは速度データ、あるいは双方のデータを取込むのに、専用のインターフェイス19を介すか、汎用のUSB等のインターフェイスを介して取込むことができる。またこれらのデータは制御部10の内部メモリであるRAM11や外部メモリである半導体メモリ16に、日時データとリンクして記憶されることが好適である。
【0022】
外部から取込まれた情報は次のようにして利用される。すなわちゲーム機10に対して位置データや速度データ、日時データの何れか1つまたは2つ以上のデータを取込んで、これらの情報を用いてゲームの内容をクリアしたり、次のステージへ進むことができるゲームを行なうことが可能になる。また累積されたデータを用いて、ゲーム上にルートを示したり、時間の計測を行なったりして、ポイント表示を行なうことができる。すなわち位置データや速度データを用いることによって、従来のホーム用のゲーム機器とは異なった概念のゲームを楽しむことが可能になる。
【0023】
従ってこのようなゲーム機は、その制御部10に対して位置データを入力する入力部を設けるか位置データを読込む機能を設ける。また速度情報を入力する入力部を設けるか、速度情報を読込む機能を設けるようにする。さらに制御部10に対して日時のデータを入力する入力部を設けるか、日時データを読込む機能を設ける。またこれらのデータを記憶するためのRAM11、ROM12、半導体メモリドライブ15によって書込まれる半導体メモリ16を有することになる。そして制御部10は上記の位置データ、速度データ、あるいは日時データの一部あるいは全部を用いて、ゲームの機能や動作を拡張し、切換えを行なうことになる。
【0024】
図6はとくに位置データを利用したロール・プレイング・ゲームの動作を示している。例えばこのゲーム機を搭載した自動車に備えられる装備であって、図2に示すGPS受信機25およびカーナビゲーション装置28を通して位置情報を入力し、この位置情報に対応するゲームがある場合には、その位置情報対応ソフトのローディングを行なう。従ってゲーム内容に対応した位置までドライブし、そこで位置情報を取得することによって、このロード・プレイング・ゲームが楽しめるようになる。このようなゲームは自動車のリヤシートエンターテインメントとして利用可能であって、親が自動車を運転して所定の位置に行って位置情報を取得した場合に、子供がリヤシートでその位置に関連するゲームを楽しむことが可能になる。
【0025】
図7は仮想的なロール・プレイング・ゲームの動作を示している。ここでは所定の地域を海洋、宇宙空間、仮想国家等に対応したロール・プレイング・ゲームを行なうものであって、ある位置へドライブしてそのときの位置情報を入力する。そしてこの位置情報が仮想対応ゲームの位置情報と一致する場合には、位置情報対応仮想ゲームのソフトウエアのローディングを行なう。例えば横浜を銀河に対応させた場合には、横浜に行ったときにその位置情報を入力すると、銀河を舞台にしたゲームソフトを楽しむことが可能になる。
【0026】
図8はオリエンテーリングゲームの動作を示しており、ここではドライブの際にカーナビゲーション装置によって位置情報を入力するとともに、チェックポイントを通過したかどうかの判断を行なう。そしてチェックポイントを通過した場合には得点を加算する。これを総ての位置情報について行ない、総得点の計算を行ない、計算結果が高いほど優秀であると判断する。
【0027】
図9は位置情報を用いたラリーゲームの動作を示しており、自動車で実際にドライブしたときに通過した地点の位置情報を取得してその位置情報の入力を行なう。そしてチェックポイントを通過しているかどうかの判断を行なうとともに、チェックポイントを通過している場合には前のチェックポイントとの間の距離と時間とからチェックポイントでの得点の演算を行なう。そして得点の加算を行なう。この動作を総てのチェックポイントについて行ない、総合得点を競うものである。
【0028】
図10はインターネット等の通信ネットワークによって指示ソフトをダウンロードするとともに、実際にドライブしてチェックポイントへ行き、位置データを取得するとともに、この位置データを半導体メモリ16に記憶しておく。そしてこの位置データを自宅に戻って通信ネットワークを介してアップロードすることによってクリア動作を行なうものである。クリア動作を行なう度に得点が加算される。
【0029】
図11は対話形式のゲームであって、例えば仮想のガールフレンドをドライブに連れていくように設定される。そしてドライブで実際に走って得た時間データと位置データと速度データを半導体メモリ16に取得しておき、このデータを自宅へ戻って制御部10にローディングし、図11に示すフローチャートに基いて合計得点を計算する。そしてこの合計得点の値に応じて満足度を判断することになる。
【0030】
図12は位置データの入力を行なった場合にボーナスゲームを行なうことができるソフトウエアの動作である。ゴルフゲームのボーナスゲームとして、実在するコースの位置データを取込むことによって、ボーナスゲームとしてそのコースでのプレーを可能にするものである。すなわち実際に位置データを入力した場合にのみ、その場所にあるゴルフコースのプレーをゲーム上で楽しむことができるようにしている。
【0031】
図13はディスク上のゲームをクリアした後に、次のステージに進むためのチェックポイントとして、ある場所の位置データを必要とするようにしたものである。すなわちチェックポイントと対応する位置データがある場合にのみ前へ進むようにしたものであって、前へ進むためには実際にその位置データを取得しなければならないようにしている。
【0032】
以上本願に含まれる発明を図示の実施の形態によって説明したが、本願に含まれる発明は上記実施の形態によって限定されることなく、本願に含まれる発明の技術的思想の範囲内で各種の変更が可能である。例えばエンターテインメント機器を含むゲーム機器の代りに、オペレーティングシステムを持つPC(Personal Computor)やPDA(Personal Digital Assistant)等にGPSを接続したり、速度センサを取付けることによって、そのデータを用いてゲーム機能を行なうようにしてもよい。あるいはまたGPSによる位置データの代りに、携帯電話等に接続されている基地局が持つデータを位置データとして用いることができる。あるいはまたスピードデータを、連続する時間と位置のデータより算出して利用するようにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】
本願の主要な発明は、ゲーム機器本体と、位置情報を発生する位置情報発生手段と、ゲーム機器本体と位置情報発生手段とを接続する接続手段と、を具備し、位置情報発生手段で発生した位置情報をゲーム機器本体に取込むとともに、取込まれた位置情報を用いてゲームの内容の状況設定、ゲームの呼出し、または情報の表示を行なうようにしたものである。
【0034】
従ってこのようなゲーム装置によれば、位置情報発生手段で発生した位置情報をゲーム機器本体に取込むとともに、取込まれた位置情報を用いてゲーム内容の状況設定、ゲームの呼出し、または情報の表示を行なうことが可能になり、位置情報と関連した特徴あるゲームを楽しむことが可能になる。
【0035】
本願の別の主要な発明は、ゲーム機器本体と、速度情報を発生する速度情報発生手段と、ゲーム機器本体と速度情報発生手段とを接続する接続手段と、を具備し、速度情報発生手段で発生した速度情報をゲーム本体に取込むとともに、取込まれた速度情報を用いてゲーム内容の設定の変更、またはゲーム呼出し情報の表示を行なうようにしたものである。
【0036】
従ってこのようなゲーム装置によれば、速度情報発生手段で発生した速度情報をゲーム機本体に取込むとともに、取込まれた速度情報を用いてゲームの内容の設定の変更やゲームの呼出し情報の表示を行なうことが可能なり、速度情報を用いた特徴あるゲームを楽しむことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ゲーム装置のシステム構成を示すブロック図である。
【図2】ゲーム装置とカーナビゲーション装置との接続を示すブロック図である。
【図3】ゲーム装置と自動車の速度パルスの発生回路との接続を示すブロック図である。
【図4】ゲーム装置とタイマとの接続を示すブロック図である。
【図5】ゲーム装置と入力装置との接続を示すブロック図である。
【図6】ロール・プレイング・ゲームの動作を示すフローチャートである。
【図7】仮想ロール・プレイング・ゲームの動作を示すフローチャートである。
【図8】オリエンテーリングゲームの動作を示すフローチャートである。
【図9】ラリーゲームの動作を示すフローチャートである。
【図10】位置データによってクリア動作を行なうようにしたゲームの動作を示すフローチャートである。
【図11】ドライブの満足度の判定表示を行なう動作を示すフローチャートである。
【図12】ボーナスゲームの動作を示すフローチャートである。
【図13】前へ進むためにチェックポイントの位置データを必要とするゲームの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10‥‥制御部、11‥‥RAM、12‥‥ROM、13‥‥CD−ROMドライブ、14‥‥CD−ROM、15‥‥半導体メモリドライブ、16‥‥半導体メモリ、18‥‥スイッチ入力部、19‥‥インターフェイス、20‥‥ディスプレイ装置、21‥‥音声出力部、25‥‥GPS受信機、26‥‥アンテナ、27‥‥GPS装置、28‥‥カーナビゲーション装置、32‥‥トランスミッション、33‥‥速度信号発生部、34‥‥パルス処理回路
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はゲーム装置に係り、とくに外部から入力される位置情報や速度情報と関連させてゲームを行なうようにしたゲーム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータの演算機能を用いて画像情報と音声情報とをスイッチ入力部の操作に連動して変化させるゲーム装置が広く普及している。この種のゲーム装置は例えば家庭用テレビ受像機をディスプレイ装置と兼用し、このテレビ受像機に対してスイッチ入力部を備える制御部を接続し、上記テレビ受像機の画面にゲーム内容を映し出すとともに、スピーカによって音声を出力してゲームを行なうようにしている。
【0003】
なお特開平9−68427号公報には、2つの移動通信ゲーム機を用い、所定のタイミングでこれらのゲーム機の座標情報を出力し、センタのパソコンがそれらの位置情報から両者の間の距離および方向を算出し、さらに複数の移動通信ゲーム機のいずれかから要求があれば、算出した距離および方向を示すデータを送信し、複数の移動通信ゲーム機にデータを送信した場合に、データを受信した一方の移動通信ゲーム機は他方の移動通信ゲーム機までの距離を表示するとともにその向きを矢印で表示するようにし、これによって所定の目標点やその点に至るまでの距離をリアルタイムで確認するようにしたゲーム方法を開示している。
【0004】
また特開平10−216361号公報には、レフリー機の画面に戦闘地図やGPS衛星からの電波信号を受信してX軍、Y軍の双方の戦闘チームの状況を進行ルート、得点エリア、地雷エリアとの係わり合い等に対応して逐次表示し、スタート地点の持点を20点とし、ここから両軍がゴールを目指してスタートしていき、スタートさせるのに先立ってレフリー機が得点ポイントを設定し、ゲーム機は敵を地雷で爆死させる地雷ポイントを含む地雷エリアを最初に設定し、味方機が設定した地雷エリアは味方同士は画面で見えるが敵には見えないようにし、ゴール条件を40点以上とし、この条件を満たせばゴールに到達されたと認定し、このようにして野外でゲームを行なうことができるとともに、ゲーム参加者の自己位置をゲーム要素に取入た内容のゲームを進行可能で、ゲーム内容を面白くすようにしたゲームシステムが提案されている。
【0005】
【特許文献1】特開平9−68427号公報
【特許文献2】特開平10−216361号公報
【発明の実施の形態】
従来のエンターテインメント機器を含むゲーム機器は家で楽しむホーム用がほとんどであって、移動中に楽しむという概念は存在しない。また移動体のゲーム機器は小型のゲーム機器しかなく、拡張機能までをも含めても、位置データやスピードデータを取込むことができる機器はゲーム機器単体としては存在していない。従って車両等の実際の移動体の位置データやスピードデータを単独のゲーム機器で活用することができず、当然のことながらゲームソフトウエアにおいても同様に、これらのデータを活用するゲームが開発されていない。
【0006】
なお上述の特開平9−68427号公報や特開平10−216361号公報に開示されているゲーム方法あるいはゲーム装置は、ネットワークによって互いに情報伝達可能に接続された複数のゲーム機器によってゲームを成り立たせるものであって、単独のゲーム機器としてゲームを楽しむことができるものではない。またとくに特開平10−216361号公報に記載の方法は、互いに戦う味方機と敵機の他にレフリー機をも必要とし、システムが複雑になる欠点がある。
【0007】
本願発明は上述の問題点に鑑みてなされたものであって、位置データや速度情報を取込んでこれを活用したゲームを単独の機器で行ない得るようにしたゲーム装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本願の一発明は、
ゲーム機器本体と、
位置情報を発生する位置情報発生手段と、
前記ゲーム機器本体と前記位置情報発生手段とを接続する接続手段と、
を具備し、前記位置情報発生手段で発生した位置情報を前記ゲーム機器本体に取込むとともに、取込まれた位置情報を用いてゲームの内容の状況設定、ゲームの呼出し、または情報の表示を行なうことを特徴とするゲーム装置に関するものである。なおここでゲーム装置はゲーム機器、エンターテインメント機器等を含む概念である。またここで前記位置情報発生手段がGPS(Global Positioning System)装置であってよい。
【0009】
本願の別の発明は、
ゲーム機器本体と、
速度情報を発生する速度情報発生手段と、
前記ゲーム機器本体と前記速度情報発生手段とを接続する接続手段と、
を具備し、前記速度情報発生手段で発生した速度情報を前記ゲーム本体に取込むとともに、取込まれた速度情報を用いてゲーム内容の設定の変更、またはゲーム呼出し情報の表示を行なうことを特徴とするゲーム装置に関するものである。ここで前記速度情報発生手段が自動車の車速パルス発生器であってよい。
【0010】
本願に含まれる発明の好ましい態様は、GPSやそれと同等の位置情報を取込むことができる移動体ゲーム機器または移動体エンターテインメント機器である。
【0011】
本願の別の態様は、車の車速パルス等によって移動スピードを読取ることができる移動体ゲーム機器または移動体エンターテインメント機器である。
【0012】
本願のさらに別の態様は、GPSやそれと同等の位置情報を読取る機器から得られた位置情報を、記憶・読出し・演算することができ、その位置情報データを用いてゲーム内容の状況設定・ゲームの呼出し・情報の表示等が行なえるゲームまたはゲームソフトウエアである。
【0013】
本願のさらに別の態様は、車速パルス等のスピード情報を取込み、記憶・読出し・演算することができ、そのスピード情報を用いてゲーム内容の設定の変更・ゲームの呼出し情報の表示等が行ない得るゲームまたはゲームソフトウエアである。
【0014】
このようなゲーム機器、エンターテインメント機器あるいはこれらのゲーム機器あるいはエンターテインメント機器上で行なわれるゲームによれば、位置情報データや、スピードデータ、さらには日時のデータをゲーム機器に取込むことによって、今まで存在し得なかった民生用ゲームの新しい分野が形成できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下本発明を図示の実施の形態によって説明する。図1は本実施の形態のゲーム装置のシステム構成を示すものであって、このゲーム装置はゲーム機本体を構成する制御部10を備えている。制御部10にはRAM(Random Access Memory)11と、ROM(Read Only Memory)12とが接続される。さらに制御部10にはCD−ROMドライブ13が接続され、これによってゲームのプログラムを記憶したCD−ROM14のローディングを可能にしている。また制御部10には半導体メモリドライブ15が接続され、この半導体メモリドライブ15によって半導体メモリ16を着脱可能に接続できるようにしている。半導体メモリ16としては例えばメモリスティック(商品名)等が好適に利用される。
【0016】
さらにこのゲーム装置は、制御部10にスイッチ入力部18が接続され、このスイッチ入力部18によってゲームの操作入力を行なうようにしている。また外部で発生する位置情報や速度情報を入力するためのインターフェイス19が設けられている。また制御部10にはその出力側の装置としてディスプレイ装置20と音声出力部21とが接続される。ディスプレイ20は例えば液晶表示パネルやCRTから構成され、そのスクリーン面上にゲームの画像を表示する。音声出力部21は例えばスピーカから構成され、ゲーム内容に応じた音声を出力するようになっている。
【0017】
このようなゲーム装置の特徴は、とくに図2に示すように、インターフェイス19を通して位置情報を入力できるようにしていることである。位置情報を発生するためのGPS受信機25はアンテナ26をを備え、このアンテナ26によって複数のGPS衛星27から電波を受信するとともに、複数のGPS衛星27からの距離を演算し、これによってこのGPS受信機25の位置を検出して位置情報を発生するようになっている。なおこのGPS受信機25は例えばカーナビゲーション装置28と接続されるとともに、このカーナビゲーション装置28の出力側がインターフェイス19を介してゲーム装置10に接続されるようになっている。
【0018】
またこのゲーム装置10は図3に示すように、車速等の速度情報を取込むようにしている。自動車のエンジンに連結されているトランスミッション32の出力側には速度信号発生部33が設けられ、この速度信号発生部33で発生した速度信号をパルス処理回路34によって適当なパルスに変換し、このようなパルスをインターフェイス19を通してゲーム装置10に供給するようにしている。
【0019】
さらにこのゲーム装置10は図4に示すようにインターフェイス19を介してタイマ39に接続され、これによって日付の情報や時間の情報を取込むようにしている。また図5に示すようにこのゲーム装置10はインターフェイス19を介して入力装置40と接続される。入力装置40は例えばパーソナルコンピュータ等から構成され、そのキーボードによって入力操作し、その入力操作された情報をインターフェイス19を通してゲーム装置10に入力する。
【0020】
このように本実施の形態のゲーム機は、GPS等によってこのゲーム機が搭載された車両等の移動体の位置データをゲーム装置10に取込むことができるようになっている(図2参照)。また車速パルス等によって移動体のスピードをゲーム装置10に取込むことがでるようにしている(図3参照)。
【0021】
上記の位置データまたは速度データ、あるいは双方のデータを取込むのに、専用のインターフェイス19を介すか、汎用のUSB等のインターフェイスを介して取込むことができる。またこれらのデータは制御部10の内部メモリであるRAM11や外部メモリである半導体メモリ16に、日時データとリンクして記憶されることが好適である。
【0022】
外部から取込まれた情報は次のようにして利用される。すなわちゲーム機10に対して位置データや速度データ、日時データの何れか1つまたは2つ以上のデータを取込んで、これらの情報を用いてゲームの内容をクリアしたり、次のステージへ進むことができるゲームを行なうことが可能になる。また累積されたデータを用いて、ゲーム上にルートを示したり、時間の計測を行なったりして、ポイント表示を行なうことができる。すなわち位置データや速度データを用いることによって、従来のホーム用のゲーム機器とは異なった概念のゲームを楽しむことが可能になる。
【0023】
従ってこのようなゲーム機は、その制御部10に対して位置データを入力する入力部を設けるか位置データを読込む機能を設ける。また速度情報を入力する入力部を設けるか、速度情報を読込む機能を設けるようにする。さらに制御部10に対して日時のデータを入力する入力部を設けるか、日時データを読込む機能を設ける。またこれらのデータを記憶するためのRAM11、ROM12、半導体メモリドライブ15によって書込まれる半導体メモリ16を有することになる。そして制御部10は上記の位置データ、速度データ、あるいは日時データの一部あるいは全部を用いて、ゲームの機能や動作を拡張し、切換えを行なうことになる。
【0024】
図6はとくに位置データを利用したロール・プレイング・ゲームの動作を示している。例えばこのゲーム機を搭載した自動車に備えられる装備であって、図2に示すGPS受信機25およびカーナビゲーション装置28を通して位置情報を入力し、この位置情報に対応するゲームがある場合には、その位置情報対応ソフトのローディングを行なう。従ってゲーム内容に対応した位置までドライブし、そこで位置情報を取得することによって、このロード・プレイング・ゲームが楽しめるようになる。このようなゲームは自動車のリヤシートエンターテインメントとして利用可能であって、親が自動車を運転して所定の位置に行って位置情報を取得した場合に、子供がリヤシートでその位置に関連するゲームを楽しむことが可能になる。
【0025】
図7は仮想的なロール・プレイング・ゲームの動作を示している。ここでは所定の地域を海洋、宇宙空間、仮想国家等に対応したロール・プレイング・ゲームを行なうものであって、ある位置へドライブしてそのときの位置情報を入力する。そしてこの位置情報が仮想対応ゲームの位置情報と一致する場合には、位置情報対応仮想ゲームのソフトウエアのローディングを行なう。例えば横浜を銀河に対応させた場合には、横浜に行ったときにその位置情報を入力すると、銀河を舞台にしたゲームソフトを楽しむことが可能になる。
【0026】
図8はオリエンテーリングゲームの動作を示しており、ここではドライブの際にカーナビゲーション装置によって位置情報を入力するとともに、チェックポイントを通過したかどうかの判断を行なう。そしてチェックポイントを通過した場合には得点を加算する。これを総ての位置情報について行ない、総得点の計算を行ない、計算結果が高いほど優秀であると判断する。
【0027】
図9は位置情報を用いたラリーゲームの動作を示しており、自動車で実際にドライブしたときに通過した地点の位置情報を取得してその位置情報の入力を行なう。そしてチェックポイントを通過しているかどうかの判断を行なうとともに、チェックポイントを通過している場合には前のチェックポイントとの間の距離と時間とからチェックポイントでの得点の演算を行なう。そして得点の加算を行なう。この動作を総てのチェックポイントについて行ない、総合得点を競うものである。
【0028】
図10はインターネット等の通信ネットワークによって指示ソフトをダウンロードするとともに、実際にドライブしてチェックポイントへ行き、位置データを取得するとともに、この位置データを半導体メモリ16に記憶しておく。そしてこの位置データを自宅に戻って通信ネットワークを介してアップロードすることによってクリア動作を行なうものである。クリア動作を行なう度に得点が加算される。
【0029】
図11は対話形式のゲームであって、例えば仮想のガールフレンドをドライブに連れていくように設定される。そしてドライブで実際に走って得た時間データと位置データと速度データを半導体メモリ16に取得しておき、このデータを自宅へ戻って制御部10にローディングし、図11に示すフローチャートに基いて合計得点を計算する。そしてこの合計得点の値に応じて満足度を判断することになる。
【0030】
図12は位置データの入力を行なった場合にボーナスゲームを行なうことができるソフトウエアの動作である。ゴルフゲームのボーナスゲームとして、実在するコースの位置データを取込むことによって、ボーナスゲームとしてそのコースでのプレーを可能にするものである。すなわち実際に位置データを入力した場合にのみ、その場所にあるゴルフコースのプレーをゲーム上で楽しむことができるようにしている。
【0031】
図13はディスク上のゲームをクリアした後に、次のステージに進むためのチェックポイントとして、ある場所の位置データを必要とするようにしたものである。すなわちチェックポイントと対応する位置データがある場合にのみ前へ進むようにしたものであって、前へ進むためには実際にその位置データを取得しなければならないようにしている。
【0032】
以上本願に含まれる発明を図示の実施の形態によって説明したが、本願に含まれる発明は上記実施の形態によって限定されることなく、本願に含まれる発明の技術的思想の範囲内で各種の変更が可能である。例えばエンターテインメント機器を含むゲーム機器の代りに、オペレーティングシステムを持つPC(Personal Computor)やPDA(Personal Digital Assistant)等にGPSを接続したり、速度センサを取付けることによって、そのデータを用いてゲーム機能を行なうようにしてもよい。あるいはまたGPSによる位置データの代りに、携帯電話等に接続されている基地局が持つデータを位置データとして用いることができる。あるいはまたスピードデータを、連続する時間と位置のデータより算出して利用するようにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】
本願の主要な発明は、ゲーム機器本体と、位置情報を発生する位置情報発生手段と、ゲーム機器本体と位置情報発生手段とを接続する接続手段と、を具備し、位置情報発生手段で発生した位置情報をゲーム機器本体に取込むとともに、取込まれた位置情報を用いてゲームの内容の状況設定、ゲームの呼出し、または情報の表示を行なうようにしたものである。
【0034】
従ってこのようなゲーム装置によれば、位置情報発生手段で発生した位置情報をゲーム機器本体に取込むとともに、取込まれた位置情報を用いてゲーム内容の状況設定、ゲームの呼出し、または情報の表示を行なうことが可能になり、位置情報と関連した特徴あるゲームを楽しむことが可能になる。
【0035】
本願の別の主要な発明は、ゲーム機器本体と、速度情報を発生する速度情報発生手段と、ゲーム機器本体と速度情報発生手段とを接続する接続手段と、を具備し、速度情報発生手段で発生した速度情報をゲーム本体に取込むとともに、取込まれた速度情報を用いてゲーム内容の設定の変更、またはゲーム呼出し情報の表示を行なうようにしたものである。
【0036】
従ってこのようなゲーム装置によれば、速度情報発生手段で発生した速度情報をゲーム機本体に取込むとともに、取込まれた速度情報を用いてゲームの内容の設定の変更やゲームの呼出し情報の表示を行なうことが可能なり、速度情報を用いた特徴あるゲームを楽しむことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ゲーム装置のシステム構成を示すブロック図である。
【図2】ゲーム装置とカーナビゲーション装置との接続を示すブロック図である。
【図3】ゲーム装置と自動車の速度パルスの発生回路との接続を示すブロック図である。
【図4】ゲーム装置とタイマとの接続を示すブロック図である。
【図5】ゲーム装置と入力装置との接続を示すブロック図である。
【図6】ロール・プレイング・ゲームの動作を示すフローチャートである。
【図7】仮想ロール・プレイング・ゲームの動作を示すフローチャートである。
【図8】オリエンテーリングゲームの動作を示すフローチャートである。
【図9】ラリーゲームの動作を示すフローチャートである。
【図10】位置データによってクリア動作を行なうようにしたゲームの動作を示すフローチャートである。
【図11】ドライブの満足度の判定表示を行なう動作を示すフローチャートである。
【図12】ボーナスゲームの動作を示すフローチャートである。
【図13】前へ進むためにチェックポイントの位置データを必要とするゲームの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10‥‥制御部、11‥‥RAM、12‥‥ROM、13‥‥CD−ROMドライブ、14‥‥CD−ROM、15‥‥半導体メモリドライブ、16‥‥半導体メモリ、18‥‥スイッチ入力部、19‥‥インターフェイス、20‥‥ディスプレイ装置、21‥‥音声出力部、25‥‥GPS受信機、26‥‥アンテナ、27‥‥GPS装置、28‥‥カーナビゲーション装置、32‥‥トランスミッション、33‥‥速度信号発生部、34‥‥パルス処理回路
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゲーム機器本体と、
位置情報を発生する位置情報発生手段と、
前記ゲーム機器本体と前記位置情報発生手段とを接続する接続手段と、
を具備し、前記位置情報発生手段で発生した位置情報を前記ゲーム機器本体に取込むとともに、取込まれた位置情報を用いてゲームの内容の状況設定、ゲームの呼出し、または情報の表示を行なうことを特徴とするゲーム装置。
【請求項2】
前記位置情報発生手段がGPS装置であることを特徴とする請求項1に記載のゲーム装置。
【請求項3】
ゲーム機器本体と、
速度情報を発生する速度情報発生手段と、
前記ゲーム機器本体と前記速度情報発生手段とを接続する接続手段と、
を具備し、前記速度情報発生手段で発生した速度情報を前記ゲーム本体に取込むとともに、取込まれた速度情報を用いてゲーム内容の設定の変更、またはゲーム呼出し情報の表示を行なうことを特徴とするゲーム装置。
【請求項4】
前記速度情報発生手段が自動車の車速パルス発生器であることを特徴とする請求項3に記載のゲーム装置。
【請求項1】
ゲーム機器本体と、
位置情報を発生する位置情報発生手段と、
前記ゲーム機器本体と前記位置情報発生手段とを接続する接続手段と、
を具備し、前記位置情報発生手段で発生した位置情報を前記ゲーム機器本体に取込むとともに、取込まれた位置情報を用いてゲームの内容の状況設定、ゲームの呼出し、または情報の表示を行なうことを特徴とするゲーム装置。
【請求項2】
前記位置情報発生手段がGPS装置であることを特徴とする請求項1に記載のゲーム装置。
【請求項3】
ゲーム機器本体と、
速度情報を発生する速度情報発生手段と、
前記ゲーム機器本体と前記速度情報発生手段とを接続する接続手段と、
を具備し、前記速度情報発生手段で発生した速度情報を前記ゲーム本体に取込むとともに、取込まれた速度情報を用いてゲーム内容の設定の変更、またはゲーム呼出し情報の表示を行なうことを特徴とするゲーム装置。
【請求項4】
前記速度情報発生手段が自動車の車速パルス発生器であることを特徴とする請求項3に記載のゲーム装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2004−261217(P2004−261217A)
【公開日】平成16年9月24日(2004.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2003−30854(P2003−30854)
【出願日】平成15年2月7日(2003.2.7)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成16年9月24日(2004.9.24)
【国際特許分類】
【出願日】平成15年2月7日(2003.2.7)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】
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