説明

コネクタ装置

【課題】 シールド性に優れ、機械的、電気的に信頼性の高いコネクタ装置を提供すること。
【解決手段】 信号用コンタクト23と同一形状のグランド用コンタクト25は前記信号用コンタクト23をペアコンタクトとしたペアコンタクト間に配設されており、プラグコネクタ31は信号用コンタクト33と、第1のグランドプレート36と、第2のグランドプレート37とからなり、前記第2のグランドプレート37は前記ペアコンタクト間に配設されており、前記第1及び第2のグランドプレート36,37は前記ペアコンタクトを囲んでいる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、回路基板間を接続するコネクタ装置に関し、特に高速伝送用のコネクタ装置のグランド構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のコネクタ装置は、レセプタクルコネクタと、レセプタクルコネクタに組み合わされて相互に接続するプラグコネクタとを有している。
【0003】
レセプタクルコネクタは、絶縁性のレセプタクルハウジングと、レセプタクルハウジングに列(コラム)方向及び行(ライン)方向で保持されている複数の信号コンタクトと、信号コンタクトのコラム列間及びコラム列の両外側でコラム方向に配設された板状の第1のグランドプレートとによって構成されている。
【0004】
プラグコネクタは、絶縁性のプラグハウジングと、プラグハウジングに列(コラム)方向及び行(ライン)方向で保持された複数の信号用ソケットコンタクトと、これら信号用ソケットコンタクトのコラム列間及びコラム列の両外側にコラム方向で配設された複数の第1のグランドプレートを備えたグランドモジュールと、ソケットコンタクトのライン列にライン方向で配設された第2のグランドプレートとによって構成されている。
【0005】
グランドモジュールは、インシュレータと、インシュレータにモールドインされた第1のグランドプレートとによって構成されている。第2のグランドプレートは、プラグハウジングに圧入される。また、グランドモジュールはプラグハウジングに圧入される。このとき、第2のグランドプレートとグランドモジュールの第1のグランドプレートとは接続される。
【0006】
レセプタクルコネクタにプラグコネクタを嵌合させたときには、信号用コンタクトと信号用ソケットコンタクトとが互いに接続される。この際、プラグ側の第2のグランドプレートとレセプタクル側の第1のグランドプレートとは互いに接続される(例えば、特許文献1を参照)。
【0007】
【特許文献1】特許第3491064号公報(公報第10頁段落[0080]〜[0091]、図10、図11、図12)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、レセプタクルコネクタは、信号用コンタクトのコラム間に配置されたグランドプレートが板状を呈しており、グランドプレートを収納して保持するインシュレータ(モールド部品)には細長い穴が開いているのでインシュレータの品質上、反りや強度などが問題となる。
【0009】
また、グランドプレート自体も金型を必要とするため、コネクタ装置がコスト高とる。
【0010】
さらに、プラグハウジングにグランドモジュールを組み立てるときには、プラグハウジングにグランドモジュールに挿入して圧入しているため、外部からの影響によりグランドモジュールの固定が十分でなくなる恐れがある。特に、両端側のグランドモジュールは、影響を受け易い。
【0011】
それ故に、本発明の課題は、シールド性に優れたコネクタ装置を提供することにある。
【0012】
また、本発明の他の課題は、機械的、電気的に信頼性の高いコネクタ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明は、レセプタクルコネクタと、該レセプタクルコネクタに接続するプラグコネクタとからなるコネクタ装置において、前記レセプタクルコネクタは導電性の信号用コンタクトと導電性のグランド用コンタクトとを有し、該グランド用コンタクトは一対の前記信号用コンタクトをペアコンタクトとしたペアコンタクト間に配設されており、前記信号用コンタクト及び前記グランド用コンタクトは同一形状を呈しており、前記プラグコネクタは導電性の信号用コンタクトと導電性のグランドプレートとを有し、該グランドプレートは複数の第1のグランドプレートと少なくとも一つの第2のグランドプレートとからなり、前記第1のグランドプレートと前記第2のグランドプレートとは互いに直交する方向で組み合わされており、前記第1のグランドプレートはピッチ方向にかつ前記プラグコネクタの前記信号コンタクト間に配されており、前記第2のグランドプレートはピッチ方向と直交する方向にかつ前記ペアコンタクト間に配設されており、前記第1のグランドプレートと前記第2のグランドプレートで、前記ペアコンタクト間を分離又は囲んでいることを特徴とするコネクタ装置であることを最も主要な特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明のコネクタ装置によれば、レセプタクルコネクタとプラグコネクタが嵌合した際に、グランド用コンタクトが第2のグランドプレートに電気的に接続するので、一対の信号用コンタクトからなるペアコンタクトをグランド用コンタクトによって仕切ることができるのでシールド性に優れたものとなる。
【0015】
このグランドコンタクトは、信号用コンタクトと同形状のものを用いることができ、レセプタクルコネクタから従来用いていたグランドプレートを削減することができ、これに伴ってレセプタクルコネクタの形状を簡素化することができるので品質が安定するコネクタ装置を提供することが可能となる。
【0016】
また、本発明のコネクタ装置によれば、プラグコネクタにおけるグランドモジュールを整列させる整列グランドプレートを備えることにより機械的、電気的に信頼性の高いコネクタ装置を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
本発明のコネクタ装置は、レセプタクルコネクタと、該レセプタクルコネクタに接続するプラグコネクタとからなるコネクタ装置において、前記レセプタクルコネクタは信号用コンタクトとグランド用コンタクトとを有し、該グランド用コンタクトは一対の前記信号用コンタクトをペアコンタクトとしたペアコンタクト間に配設されており、前記信号用コンタクトと前記グランド用コンタクトとは同一形状のコンタクトが用いられており、前記プラグコネクタは信号用コンタクトとグランドプレートとを有し、該グランドプレートは複数の第1のグランドプレートと少なくとも一つの第2のグランドプレートとからなり、前記第1のグランドプレートと前記第2のグランドプレートとは互いに直交する方向で組み合わされており、前記第1のグランドプレートはピッチ方向にかつ前記プラグコネクタの前記信号コンタクト間に配されており、前記第2のグランドプレートはピッチ方向と直交する方向にかつ一対の前記信号コンタクトをペアコンタクトとした前記ペアコンタクト間に配設されており、前記第1のグランドプレートと前記第2のグランドプレートで、前記ペアコンタクト間を分離又は囲むことにより実現した。
【実施例1】
【0018】
図1は、本発明に係るコネクタ装置の実施例1を示している。図1では、内部の構成を説明するためにコネクタ装置の一部を省略して示している。図2はレセプタクルコネクタとこのレセプタクルコネクタを搭載する回路基板とを示している。図3はプラグコネクタと、このプラグコネクタを接続する回路基板とを示している。
【0019】
図1乃至図3を参照して、コネクタ装置は、レセプタクルコネクタ21と、このレセプタクルコネクタ21に組み合わされて接続するプラグコネクタ31とを有している。
【0020】
レセプタクルコネクタ21は、図4にも示すように絶縁性のレセプタクルハウジング22と、レセプタクルハウジング22に保持されている複数本の導電性の信号用コンタクト23と、導電性のグランド用コンタクト25とを有している。
【0021】
グランド用コンタクト25は、一対の信号用コンタクト23をペアコンタクトとしたペアコンタクト間に配設されている。信号用コンタクト23とグランド用コンタクト25とは、図5にも示すように、同一形状のコンタクトが用いられている。
【0022】
プラグコネクタ31は、図6にも示すように、複数本の導電性の信号用ソケットコンタクト33と、12枚からなる導電性の第1のグランドプレート36と、少なくとも一つの導電性の第2のグランドプレート37とを有している。第1のグランドプレート36と第2のグランドプレート37とは、互いに直交する方向で組み合わされている。第1のグランドプレート36は、コネクタ装置のピッチ方向に、かつ信号用ソケットコンタクト33間に配されている。
【0023】
第2のグランドプレート37は、コネクタ装置のコラム方向Xと直交するライン方向Yに、かつ一対の信号用コンタクト23をペアコンタクトとしたペアコンタクト間に配設されている。第1のグランドプレート36と第2のグランドプレート37とは、第1のグランドプレート36と第2のグランドプレート37とによってペアコンタクトを囲んでいる。
【0024】
さらに具体的にコネクタ装置を説明すると、図1、図2、図4及び図5に示したように、レセプタクルハウジング22は、図2及び図4の断面で見ると略コ字状に作られている。信号用コンタクト23は、列方向(コラム方向X)に4本、及びコネクタ装置のピッチ方向である行方向(ライン方向Y)に11本が保持されており、合計で44本を有する。これらの信号用コンタクト23は、図2に示した回路基板であるマザーボード201上の回路パターンと接続するための端子部23Aを有している。グランド用コンタクト25は、ライン方向に11本を有し、回路基板であるマザーボード201上の回路パターンと接続するための端子部25Aを有している。端子部23A,25Aは、マザーボード201のスルーホール203中にプレスフィットによる打ち込みにより圧入される。
【0025】
レセプタクルハウジング22には、複数の信号用コンタクト23を配設して保持するための複数の保持孔22aがマトリックス状に上側2ラインおよび下側2ラインと複数のコラムを配列するように形成されている。
【0026】
さらに、レセプタクルハウジング22には、一対の信号用コンタクト23をペアコンタクトとしたペアコンタクト間にグランド用コンタクト25を配設して保持する複数の保持孔22bが複数のコラムを配列するように形成されている。
【0027】
プラグコネクタ31は、図1、図3、図6に示すように、絶縁性のプラグハウジング32と、プラグハウジング32に保持されている複数本の信号用ソケットコンタクト33と、これら信号用ソケットコンタクト33のコラム列間及びコラム列の両外側に配設されている導電性の第1のグランドプレート36(図7をも参照)を備えたグランドモジュール34(図8をも参照)と、信号用ソケットコンタクト33のライン列間及びライン列の両外側に配設されている第2のグランドプレート37(図9をも参照)とを有している。
【0028】
プラグハウジング32には、図3及び図6に示したように、複数の保持孔22a、22bに対応する位置に信号用コンタクト23及びグランド用コンタクト25を保持する複数の保持孔32dが形成されている。
【0029】
信号用ソケットコンタクト33は、プラグハウジング32に保持された列(コラム)方向の4本、及び行(ライン)方向の11本の合計44本を有する。信号用ソケットコンタクト33は、信号用コンタクト23の端子部23Aとは反対側の接触部23Bに接触するソケット部33Aと、回路基板に接続する端子部33Bとを有している。
【0030】
グランドモジュール34は、第1のグランドプレート36を信号用ソケットコンタクト33のコラム列間及びコラム列の両外側に配設された合計12個を備えている。第2のグランドプレート37は、1個が信号用ソケットコンタクト33のライン列に配設されている。
【0031】
レセプタクルハウジング22の複数の保持孔22aには、プラグハウジング32の複数の保持孔32dが一対一に対向する。第1のグランドプレート36の先端には、図7に示したように、保持孔32dに挿入されている第2のグランドプレート37に接続される接触部36Aが形成されている。第1のグランドプレート36の下辺部分には、1本の端子部36Bがプレート部分から延びている。
【0032】
接触部36Aは、第1のグランドプレート36と同一面で延びている。端子部36Bは、第1のグランドプレート36を回路基板であるドーターボード301のグランドパターンに接続して固定するために、ドーターボード301のスルーホール303中にプレスフィットによる打ち込みにより圧入される。
【0033】
グランドモジュール34は、図7とともに図8にも示したように、インシュレータ35と、インシュレータ35によってモールドインされた第1のグランドプレート36とから構成されている。
【0034】
第2のグランドプレート37は、図9及び図10にも示すように、プラグハウジング32の保持孔32dとは反対側に位置する部分が側面略L字状に折曲され、一方側にスリット37Aと、他方側にレセプタクルコネクタ21のグランド用コンタクト25Bに接続する接触部37Bと、側面略L字状に折曲されている部分に端子部37Cとを有する。
【0035】
端子部37Cは、第2のグランドプレート37を回路基板であるドーターボード301のグランドパターンに接続固定するために、ドーターボード301のスルーホール301中にプレスフィットによる打ち込みにより圧入される。
【0036】
第1のグランドプレート36及び第2のグランドプレート37は、互いに直交する向きで第1のグランドプレート36の接触部36Aの根元部分に形成されているスリット36Cと第2のグランドプレート37のスリット37Aとで組み合わされ圧入されてプラグハウジング32に取り付け固定される。
【0037】
即ち、第2のグランドプレート37のスリット37Aには、接触部36Aを挿入することにより接続される。第2のグランドプレート37の接触部37B間には、グランド用コンタクト25が挿入されて接続する。
【0038】
さらに、図9及び図10を参照して、第2のグランドプレート37は、この第2のグランドプレート37を支持する複数のインシュレータブロック38を備えている。複数のインシュレータブロック38は、第2のグランドプレート37とモールドインによって一体に構成されている。
【0039】
第2のグランドプレート37は、プラグハウジング32に圧入され、グランドモジュール34も、プラグハウジング32に圧入される。このとき、第2のグランドプレート37とグランドモジュール34の第1のグランドプレート36とは、接続される。
【0040】
かくして、第1のグランドプレート36と第2のグランドプレート37とは互いに格子状に組み合わされ、信号用ソケットコンタクト33のペアはグランドプレート36,37によって分離される。
【0041】
レセプタクルコネクタ21にプラグコネクタ31を組み合わせ嵌合させたときには、信号用コンタクト23と信号用ソケットコンタクト33とが互いに接続される。この際、プラグコネクタ31のライン方向に配置された第2のグランドプレート37の接触部37Bにグランド用コンタクト25の接触部25Bが接続する。
【0042】
ここで、各コラム中の信号用コンタクト23のペアコンタクトは、それぞれ対として、信号を伝送するものである。第2のグランドプレート37は異なる信号伝送用の上下のコンタクト対を互いにシールドしている。
【0043】
即ち、第1のグランドプレート36に対して1枚の第2のグランドプレート37は交差して組み合わされ、各コラム列の上下1対ずつの信号用ソケットコンタクト33を両グランドプレートによって仕切ることになる。かくして、信号伝送用のペアコンタクトは互いにシールドされることになる。
【0044】
さらに、実施例1におけるコネクタ装置は、プラグコネクタ31のライン方向に配置された整列グランドプレート138を有する。なお、整列グランドプレート138の詳細については、実施例2によって説明する。
【0045】
上記の実施の形態では、コンタクトは合計で44本を用いた場合を例にとったが、マトリックスのラインとコラムの数を必要に応じて増減することは可能である。またそれに応じてグランドプレートの数を増減することは、当業者には容易に理解されるところであろう。
【0046】
また、信号用ソケットコンタクト33はソケット部33Aを有するが、ソケット部33Aに代わる形状として、信号用コンタクト23の接触部23Bに接触するような周知であるバネ部をもつコンタクトを採用してもよい。
【実施例2】
【0047】
図11は、コネクタ装置の実施例2を示している。図12は第1のグランドプレートを示している。なお、実施例2におけるコネクタ装置では、実施例1によって説明した構成における第1のグランドプレート36のみが異なるので、第1のグランドプレートについて以下に説明する。
【0048】
図11及び図12を参照して、第1のグランドプレート136は、接触部36Aよりも前方へ延びている一対の延長板状部136A,136Bを有している。
【0049】
一対の延長板状部136A,136Bは、プラグハウジング32に挿入されて保持されている。延長板状部136A,136Bは、レセプタクルコネクタ21とプラグコネクタ31が嵌合した際に、レセプタクルコネクタ21内のコラム方向の隣接する信号用コンタクト23を仕切り、シールド構造を強化させる役目を果たす。
【0050】
さらに、実施例1及び実施例2におけるコネクタ装置は、図1に示した整列グランドプレート138と同様なプラグコネクタ31のライン方向に配置された整列グランドプレート138を有する。
【0051】
図1、図6、図11及び図13を参照して、整列グランドプレート138は、プラグコネクタ31における信号用コンタクト23のコラム間に配置されたグランドモジュール34を整列させ、第1のグランドプレート36を回路基板に電気的に接続させることができるようにライン方向に配置されている。
【0052】
整列グランドプレート138は、板状部140に基板接続用端子部138Bが11箇所設けられており、ドーターボード301のスルーホール301にプレスフィットにより打ち込まれてドーターボード301に接続する。基板接続用端子部138Bは、信号用コンタクト23のコラム間に存在する。なお、基板接続用端子部138Bの位置は、ドーターボード301のスルーホール301に合わせて変えることも可能である。
【0053】
また、整列グランドプレート138には、切り欠き部138Aが第1のグランドプレート36の個数と位置合わせて12箇形成されている。また、第1のグランドプレート36にも整列グランドプレート38の切り欠き部138Aと接続するための切り欠き部36Dが設けられている。
【0054】
図14に示した第1グランドプレート36と整列グランドプレート138とは、プラグコネクタ31の組み立て工程において、図15に示したように、整列グランドプレート138の切り欠き部138Aが第1のグランドプレート36の切り欠き部36Dと合わされて互いに第1のグランドプレート36と整列グランドプレート138とを組み込まれる。
【産業上の利用可能性】
【0055】
本発明は、1つの情報信号を差動信号として2本の信号線を用いて伝送する方式いわゆる差動伝送方式の信号回路の接続に用いるコネクタ装置の用途にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】本発明のコネクタ装置を一部で断面しさらに一部を省略して示した斜視図である(実施例1)。
【図2】図1に示したレセプタクルコネクタの外観形状と、回路基板とを示す斜視図である。
【図3】図1に示したプラグコネクタの外観形状と、回路基板とを示す斜視図である。
【図4】図2に示したレセプタクルコネクタを拡大して別な角度から断面して見た状態の斜視図である。
【図5】図1に示した信号用コンタクト及びグランド用コンタクトの配列を示す斜視図である。
【図6】図1に示したプラグコネクタを一部で断面しさらに一部を省略して示した斜視図である。
【図7】図1に示したコネクタ装置の第1のグランドプレートを反転させて示した斜視図である。
【図8】図1に示したコネクタ装置のプラグモジュールを反転して示した斜視図である。
【図9】図1に示したコネクタ装置の第2のグランドプレートを反転させてインシュレータブロックとともに示した斜視図である。
【図10】図1に示したコネクタ装置の第1のグランドプレートをインシュレータブロックとともに示した斜視図である。
【図11】本発明のコネクタ装置を一部で断面しさらに一部を省略して示した斜視図である(実施例2)。
【図12】図11に示したコネクタ装置の第1のグランドプレートを反転させて示した斜視図である。
【図13】図1及び図11に示した整列グランドプレートを示した斜視図である。
【図14】図11に示したコネクタ装置の第1のグランドプレートと整列グランドプレートとの接続前の状態を示した斜視図である。
【図15】図14に示したコネクタ装置の第1のグランドプレートと整列グランドプレートとを接続した状態を示した斜視図である。
【符号の説明】
【0057】
21 レセプタクルコネクタ
22 レセプタクルハウジング
23 信号用コンタクト
23A、25A,33B,36B、37C 端子部
25 グランド用コンタクト
31 プラグコネクタ
32 プラグハウジング
33 信号用ソケットコンタクト
33A ソケット部
34 グランドモジュール
35 インシュレータ
36 第1のグランドプレート
23B,25B,36A,37B 接触部
36D、138A 切り欠き部
36C,37A スリット
37 第2のグランドプレート
38 インシュレータブロック
136A,136B 延長板状部
138 整列グランドプレート
138B 基板接続用端子部
140 板状部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
レセプタクルコネクタと、該レセプタクルコネクタに接続するプラグコネクタとからなるコネクタ装置において、前記レセプタクルコネクタは導電性の信号用コンタクトと導電性のグランド用コンタクトとを有し、該グランド用コンタクトは一対の前記信号用コンタクトをペアコンタクトとしたペアコンタクト間に配設されており、前記信号用コンタクト及び前記グランド用コンタクトは同一形状を呈しており、前記プラグコネクタは導電性の信号用コンタクトと導電性のグランドプレートとを有し、該グランドプレートは複数の第1のグランドプレートと少なくとも一つの第2のグランドプレートとからなり、前記第1のグランドプレートと前記第2のグランドプレートとは互いに直交する方向で組み合わされており、前記第1のグランドプレートはピッチ方向にかつ前記プラグコネクタの前記信号コンタクト間に配されており、前記第2のグランドプレートはピッチ方向と直交する方向にかつ前記ペアコンタクト間に配設されており、前記第1のグランドプレートと前記第2のグランドプレートで、前記ペアコンタクト間を分離又は囲んでいることを特徴とするコネクタ装置。
【請求項2】
請求項1記載のコネクタ装置において、前記プラグコネクタは前記第1のグランドプレートを保持するプラグハウジングを有し、前記第1のグランドプレートは前記レセプタクルコネクタと前記プラグコネクタとが嵌合した際に前記レセプタクルコネクタ内の前記信号用コンタクトを仕切る延長板状部を有し、該延長板状部は前記プラグハウジングに挿入されて保持されることを特徴とするコネクタ装置。
【請求項3】
請求項1又は2記載のコネクタ装置において、前記プラグコネクタは前記第1のグランドプレート及び前記第1のグランドプレートを保持したインシュレータとからなるグランドモジュールと、該グランドモジュールを整列させ前記第1のグランドプレートを回路基板に接続させる整列グランドプレートとを有していることを特徴とするコネクタ装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2006−114407(P2006−114407A)
【公開日】平成18年4月27日(2006.4.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−302105(P2004−302105)
【出願日】平成16年10月15日(2004.10.15)
【出願人】(000231073)日本航空電子工業株式会社 (1,081)
【Fターム(参考)】