説明

コネクタ

【課題】自動実装機によるコネクタの基板への配置を確実かつ容易にする。
【解決手段】ハウジング130のプリント基板の孔部に対する挿入方向DIと直交する方向DO1でコンタクト110を、ハウジング130に圧入するようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明はコネクタに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、基板に形成された開口にコネクタ組立体(コネクタ)の一部を挿入することによって基板の実装面からのコネクタ組立体の突出量を少なくする技術が知られている(下記特許文献1参照)。
【0003】
コネクタ組立体104は、図28、図29に示すように、ハウジング114と2つのコンタクト112と2つのタブ204とを備えている。なお、図28は特許文献1の図5に、図29は特許文献1の図3にそれぞれ対応する。
【0004】
ハウジング114の後端218には開口302が形成されている。また、ハウジング114の後端218からハウジング114の側面320にかけて上側スロット502が形成されている。更に、ハウジング114の側面320にはハウジング114の前端216から後端218に向かって下側スロット510が延びている。下側スロット510の終端は棚部512となっている。ハウジング114の対向する側面212,214にはそれぞれ突起210が形成されている。突起210はハウジング114の後端218からハウジング114の前後方向のほぼ中間位置まで延びている。突起210にはスロット(図示せず)が形成されている。スロットはハウジング114の前後方向へ延び、突起210の前端で開口する。
【0005】
コンタクト112は挿入部500と平坦部304と傾斜部306と実装部308とを有する。挿入部500は開口302を通じてハウジング114内に挿入される。平坦部304は挿入部500に連なり、上側スロット502に挿入される。傾斜部306は平坦部304に連なる。傾斜部306の傾斜面506と反対側の面には保持バーブ508が形成されている。実装部308は傾斜部306に連なる。挿入部500を開口302に挿入すると、平坦部304が上側スロット502に挿入されるとともに、傾斜部306の保持バーブ508が棚部512に引っ掛かる。その結果、コンタクト112はハウジング114に固定される。
【0006】
タブ204は挿入部514と実装面208と曲げ部206とを有する。挿入部514は保持バーブ516を有する。曲げ部206は挿入部514と実装面208との間に設けられている。挿入部514をハウジング114の突起210のスロットに挿入すると、保持バーブ516がスロットの内面に引っ掛かる。その結果、タブ204はハウジング114に固定される。
【0007】
コネクタ組立体104を基板118に実装するには、まず、コネクタ組立体104のハウジング114をその前端216から基板118の開口116に挿入し、コンタクト112の実装部308を基板118のコンタクトパッド312上に配置し、タブ204の実装面208を基板118の実装パッド314上に配置する。
【0008】
その後、コンタクト112の実装部308をコンタクトパッド312に半田付けし、タブ204の実装面208を実装パッド314に半田付けする。
【0009】
以上の作業により、コネクタ組立体104は基板118に実装される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開2010−3688号公報(段落0010〜0018、図3、図5参照)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
もし上述のコネクタ組立体104を自動実装機(図示せず)を用いて基板118上に配置しようとすると、ハウジング114の後端218に開口302や上側スロット502があり、自動実装機の吸着ノズルが吸着できるエリアが狭いため、コネクタ組立体104を確実かつ簡単に吸着することは困難である。
【0012】
この発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その課題は自動実装機によるコネクタの基板への配置を確実かつ容易にすることである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
前述の課題を解決するため請求項1記載の発明は、コンタクトと、前記コンタクトを保持し、基板の被挿入部に挿入されるハウジングとを備え、前記基板に実装され、相手側コネクタに嵌合されるコネクタにおいて、前記ハウジングの前記被挿入部に対する挿入方向と直交する方向で前記コンタクトが、前記ハウジングに圧入され、保持されることを特徴とする。
【0014】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のコネクタにおいて、前記コンタクトは、前記ハウジングに保持される保持部と、この保持部に連なり、前記相手側コネクタの相手側コンタクトに接触する接触部と、前記保持部に連なり、前記基板の実装面に接続される接続部とを有し、前記ハウジングは、前記基板の前記被挿入部に挿入されるハウジング本体と、前記ハウジング本体の前記挿入方向の後端部に連なり、前記実装面と対向するフランジ部とを有することを特徴とする。
【0015】
請求項3記載の発明は、請求項2記載のコネクタにおいて、前記フランジ部が前記ハウジング本体の前記後端部の全周にわたって設けられていることを特徴とする。
【0016】
請求項4記載の発明は、請求項2又は3記載のコネクタにおいて、前記コンタクトは、前記保持部に連なり、前記ハウジングに保持されるあおり抑制部を有することを特徴とする。
【0017】
請求項5記載の発明は、請求項2〜4のいずれか1項記載のコネクタにおいて、前記ハウジング本体の正面部又は背面部に前記相手側コネクタのロック部を収容する収容部が形成され、前記収容部は前記挿入方向に沿って延び、前記収容部の前端部は前記ハウジング本体の前記挿入方向の前方へ開口し、前記収容部の後端部は前記被挿入部内に収まり、前記収容部内に前記相手側コネクタのロック部と係合する被係合部が形成されていることを特徴とする。
【0018】
請求項6記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項記載のコネクタにおいて、前記ハウジングに前記コンタクトの一部を前記基板の上方へ露出させる開口部が形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0019】
この発明によれば、自動実装機によるコネクタの基板への配置を確実かつ容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】図1はこの発明の一実施形態のコネクタを斜め上方から見た斜視図である。
【図2】図2は図1に示すコネクタを斜め下方から見た斜視図である。
【図3】図3は図1に示すコネクタの正面図である。
【図4】図4は図1に示すコネクタの背面図である。
【図5】図5は図1に示すコネクタの平面図である。
【図6】図6は図1に示すコネクタの底面図である。
【図7】図7は図1に示すコネクタの側面図である。
【図8】図8は図3のA−A線に沿う断面図である。
【図9】図9は図3のB−B線に沿う断面図である。
【図10】図10は図1に示すコネクタに接続されるケーブルコネクタの斜視図である。
【図11】図11は図10に示すケーブルコネクタの正面図である。
【図12】図12は図10に示すケーブルコネクタの背面図である。
【図13】図13は図10に示すケーブルコネクタの平面図である。
【図14】図14は図10に示すケーブルコネクタの底面図である。
【図15】図15は図10に示すケーブルコネクタの側面図である。
【図16】図16は図11のC−C線に沿う断面図である。
【図17】図17は図1に示すコネクタをプリント基板に実装した状態を示す斜視図である。
【図18】図18は図1に示すコネクタをプリント基板に実装した状態を示す平面図である。
【図19】図19はプリント基板に実装されたコネクタにケーブルコネクタを接続した状態を示す斜視図である。
【図20】図20はプリント基板に実装されたコネクタにケーブルコネクタを接続する前の状態を示す斜視図である。
【図21】図21はプリント基板に実装されたコネクタにケーブルコネクタを接続した状態を示す正面図である。
【図22】図22は図21に示すコネクタとケーブルコネクタとをプリント基板の下方から見た図である。
【図23】図23は図21に示すコネクタとケーブルコネクタとをプリント基板の側方から見た図である。
【図24】図24は図21のD−D線に沿う断面図である。
【図25】図25は図21のE−E線に沿う断面図である。
【図26】図26は図21のF−F線に沿う断面図である。
【図27】図27は図21のG−G線に沿う断面図である。
【図28】図28は従来のコネクタ組立体の分解斜視図である。
【図29】図29は図28に示すコネクタ組立体をプリント基板に実装する前の状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、この発明の一実施形態のコネクタを図面に基づいて説明する。
【0022】
図1、図2に示すように、コネクタ100は4つのコンタクト110と1つのハウジング130と2つのホールドダウン150と備える。図17〜図20に示すように、コネクタ100はプリント基板(基板)500の実装面502にLED700とともに実装され、プリント基板500の実装面502の反対の面503側でケーブルコネクタ(相手側コネクタ)300と接続される。これにより、ケーブル350に接続されている電源(図示せず)から電力がLED700に供給される。
【0023】
コンタクト110は導電性金属板に打ち抜き加工を施すことにより形成される。図8に示すように、コンタクト110は圧入部(保持部)111と接触部112と接続部113とあおり抑制部115とを有する。圧入部111はほぼピン状である。接触部112は圧入部111に連なり、圧入部111に対してほぼ直角の方向へ延びる。接続部113は圧入部111に連なり、あおり抑制部115は圧入部111に連なる。
【0024】
図21〜図27に示すように、ハウジング130はプリント基板500の孔部(被挿入部)501に挿入される。
【0025】
図3〜図7に示すように、ハウジング130はハウジング本体131とフランジ部132とを有する。ハウジング130の正面には4つのスリット134が形成されている。スリット134はフランジ部132の上面からハウジング本体131の下方へ延びる。スリット134はコンタクト110をハウジング130内に通すとともに、コンタクト110を収容する。スリット134の上端部の幅はスリット134の他の部分の幅より広く、開口部134aを形成する。開口部134aはコンタクト110のあおり抑制部115の一部を上方へ露出させる。なお、スリット134の上部は図3に向かってスリット134の上部である。
【0026】
ハウジング本体131の上端部(ハウジング本体131の挿入方向DIの後端部)はプリント基板500の実装面502から突出する。また、ハウジング本体131の下部はプリント基板500の実装面502の反対の面503から突出する(図24、図25参照)。なお、ハウジング130の上部は図3に向かってハウジング130の上部である。
【0027】
ハウジング本体131は受容部131aを有する。受容部131aはケーブルコネクタ300を受容する。ハウジング本体131の正面部の中央には被係合部137が形成されている(図2参照)。ハウジング本体131の正面部の両側には2つの凸部131eが形成されている(図1、図2、図6参照)。2つの凸部131eはそれぞれ挿入方向DIへ延び、2つの凸部131eの間に収容部133が形成される。収容部133の上部は孔部501に収まり(図25参照)、収容部133の下端はケーブルコネクタ300のロック部332を受け容れることができるようにプリント基板500の下側の空間に開放されている。2つの凸部131eにはそれぞれ受容部131aに通じる溝131bが形成されている。溝131bは挿入方向DIへ延びる。ハウジング本体131の上部の背面側部分には圧入孔131cが形成されている(図8参照)。圧入孔131cは挿入方向DIと直交する方向DO1へ延びている。圧入孔131cにはコンタクト110の圧入部111の一端部が圧入される。ハウジング本体131の上部の正面側部分には圧入孔131dが形成されている(図8参照)。圧入孔131dは挿入方向DIと直交する方向DO1へ延びている。圧入孔131dにはコンタクト110のあおり抑制部115が圧入される。なお、ハウジング本体131の背面側は図8に向かって右側、ハウジング本体131の正面側は図8に向かって左側である。
【0028】
フランジ部132はハウジング本体131の上端部の外周面の全周にわたって形成されている。フランジ部132はプリント基板500の孔部501と対向し、孔部501を覆っている。フランジ部132の背面部には溝132aが形成されている(図4参照)。
【0029】
ホールドダウン150は導電性金属板に打ち抜き加工及び曲げ加工を施すことにより形成される。ホールドダウン150は圧入部150aと脚部150bとを有する。圧入部150aはフランジ部132の溝132aに圧入されている。脚部150bは圧入部150aに連なり、圧入部150aに対してほぼ直角に折れ曲がっている。
【0030】
図10〜図16に示すように、ケーブルコネクタ300は4つのコンタクト(相手側コンタクト)310と1つのハウジング330と備える。
【0031】
コンタクト310は突片部311と接触部312と結線部313とを有する(図16参照)。突片部311はコンタクト310の先端部に位置する。接触部312はコンタクト310の先端部に位置し、コネクタ100のコンタクト110の接触部112を受け容れ、接触部112に接触する。結線部313は接触部312に連なり、ケーブル350に接続されている。
【0032】
ハウジング330は弾性を有する合成樹脂で形成され、ハウジング本体331とロック部332とを有する。ハウジング本体331は4つのコンタクト310を収容し、保持している。ハウジング本体331の正面部の両側には2つのキー331aが形成されている。キー331aはコネクタ100に対するケーブルコネクタ300の嵌合方向DCに沿って延びている。キー331aはコネクタ100のハウジング130の溝131bに挿入される。キー331aとコネクタ100の溝131bとで、ケーブルコネクタ300のコネクタ100に対する誤嵌合を防止することができる。ハウジング本体331の背面部には、4つのランス331bが形成されている(図12、図16参照)。コンタクト310の突片部311がランス331bに引っ掛かることによってコンタクト310はハウジング本体331に固定される。
【0033】
ロック部332はハウジング本体331に一体に形成され、シーソーのように動くことができる(図16参照)。ロック部332の先端部には爪332aが形成されている。コネクタ100にケーブルコネクタ300を接続したときに、ケーブルコネクタ300のロック部332はコネクタ100のハウジング130の収容部133内に収容される。
【0034】
コネクタ100をプリント基板500に実装するには、まず、ハウジング130の上面130aを図示しない自動実装機の吸着ノズルで吸着し、プリント基板500の孔部501の上方までコネクタ100を運び、孔部501に挿入する。これにより、コンタクト110の接続部113とホールドダウン150の脚部150bとが実装面502上のパッド(図示せず)の上に配置される(図18、図24、図25参照)。
【0035】
ハウジング130の上面130aには開口部134aしか形成されておらず、上面130aに自動実装機の吸着ノズルが吸着できる広いエリアが確保されているので、自動実装機の吸着ノズルでコネクタ100を確実かつ容易に吸着することができる。
【0036】
また、コネクタ100がプリント基板500の孔部501に挿入された後、なんらかの原因によりコネクタ100に外力が加わったとき、コネクタ100のハウジング本体131の側面、背面及び凸部131eのいずれかが孔部501の内周面に接触して、コネクタ100の移動が阻止されるので、コネクタ100の挿入方向DIと直交する方向DO1,DO2の位置ずれが防止される。
【0037】
次に、リフロー半田付けによって接続部113と脚部150bとを実装面502上のパッドに半田付けする。以上により、コネクタ100はプリント基板500に実装される。
【0038】
ケーブルコネクタ300をコネクタ100に接続するには、プリント基板500の実装面502の反対の面503側からケーブルコネクタ300をコネクタ100の受容部131aに挿入すればよい(図20参照)。ケーブルコネクタ300のロック部332はコネクタ100の収容部133に収容される(図26、図27参照)とともに、ロック部332の爪332aがコネクタ100の被係合部137に係合し、ケーブルコネクタ300がコネクタ100に固定される。
【0039】
プリント基板500に実装されたコネクタ100にケーブルコネクタ300を嵌合方向DCと直交する方向DO1´,DO2´へ揺さぶりながら嵌合すると、コネクタ100はあおられる。ケーブルコネクタ300のコネクタ100をあおる力は接続部113だけに集中せず、あおり抑制部115にも加わるため、あおる力が分散される。
【0040】
コネクタ100では、開口部134aを通じてコンタクト110のあおり抑制部115が上方へ露出しているので、その露出した部分に図示しない検査装置のプローブピンを当てることによって電源とLED700との導通検査を行える。
【0041】
上述の実施形態によれば、ハウジング130の上面130aに自動実装機の吸着ノズルが吸着できる広いエリアが確保されるので、自動実装機によるプリント基板500にコネクタ100を確実かつ容易に配置することができる。
【0042】
また、コンタクト110はあおり抑制部115を有するので、コネクタ100があおられても、接続部113の半田にクラックが生じるのを抑制することができる。
【0043】
更に、ハウジング130に収容部133を設け、収容部133の一部がプリント基板500の孔部501に収まるようにしたので、プリント基板500の実装面502の反対の面503からのケーブルコネクタ300の突出量を少なくすることができる。
【0044】
また、ハウジング130はフランジ部132を有するので、フランジ部132でプリント基板500の孔部501を覆うことができる。その結果、コネクタ100に隣接配置されたLED700が点灯中にプリント基板500を上方から見たときコネクタ100の周囲が暗くならない。
【0045】
なお、上述の実施形態では、フランジ部132をハウジング本体131の外周面の全周にわたって設けたが、フランジ部132をハウジング本体131の外周面の一部にだけ設けてもよい。
【0046】
また、コンタクト110はあおり抑制部115を有するが、あおり抑制部115をコンタクト110に必ずしも設ける必要はない。
【0047】
なお、上述の実施形態では、収容部133をハウジング130の正面部に設けたが、収容部133をハウジング130の背面部に設けるようにしてもよい。
【0048】
また、ハウジング130に収容部133を必ずしも設ける必要はない。また、ハウジング130に収容部133を設ける場合、必ずしも収容部133の上部がプリント基板500の孔部501内に収まるようにする必要はない。
【0049】
なお、ハウジング130の上端部に開口部134aを形成したが、開口部134aは必ずしも必要ではない。
【0050】
また、被挿入部としては孔部501に限られず、例えば切欠き部(図示せず)等がある。
【0051】
なお、上述の実施形態ではケーブルコネクタ300の嵌合方向DCとコネクタ100の挿入方向DIとが平行であるが、ケーブルコネクタ300の嵌合方向DCとコネクタ100の挿入方向DIとは必ずしも平行である必要はなく、両者が直交する関係であってもよい。
【符号の説明】
【0052】
100:コネクタ、110:コンタクト、111:圧入部(保持部)、112:接触部、113:接続部、115:あおり抑制部、130:ハウジング、130a:上面、131:ハウジング本体、131a:受容部、131b:溝、131c:圧入孔、131d:圧入孔、131e:凸部、132:フランジ部、132a:溝、133:収容部、134:スリット、134a:開口部、137:被係合部、150:ホールドダウン、150a:圧入部,150b:脚部、300:ケーブルコネクタ(相手側コネクタ)、310:コンタクト(相手側コンタクト)、311:突片部、312:接触部、313:結線部、330:ハウジング、331:ハウジング本体、331a:キー、331b:ランス、332:ロック部、332a:爪、350:ケーブル、500:プリント基板(基板)、501:孔部(被挿入部)、502:実装面、503:反対の面、700:LED、DI:挿入方向、DO1,DO2:挿入方向DIと直交する方向、DC:嵌合方向、DO1´,DO2´:嵌合方向DCと直交する方向、104:コネクタ組立体、112:コンタクト、114:ハウジング、116:開口、118:基板、204:タブ、206:曲げ部、208:実装面、210:突起、212:側面、214:側面、216:前端、218:後端、302:開口、304:平坦部、306:傾斜部、308:実装部、312:コンタクトパッド、314:実装パッド、320:側面、500:挿入部、502:上側スロット、506:傾斜面、508:保持バーブ、510:下側スロット、512:棚部、514:挿入部、516:保持バーブ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンタクトと、前記コンタクトを保持し、基板の被挿入部に挿入されるハウジングとを備え、
前記基板に実装され、相手側コネクタに嵌合されるコネクタにおいて、
前記ハウジングの前記被挿入部に対する挿入方向と直交する方向で前記コンタクトが、前記ハウジングに圧入され、保持される
ことを特徴とするコネクタ。
【請求項2】
前記コンタクトは、前記ハウジングに保持される保持部と、この保持部に連なり、前記相手側コネクタの相手側コンタクトに接触する接触部と、前記保持部に連なり、前記基板の実装面に接続される接続部とを有し、
前記ハウジングは、前記被挿入部に挿入されるハウジング本体と、前記ハウジング本体の前記挿入方向の後端部に連なり、前記実装面と対向するフランジ部とを有する
ことを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
【請求項3】
前記フランジ部が前記ハウジング本体の前記後端部の全周にわたって設けられている
ことを特徴とする請求項2記載のコネクタ。
【請求項4】
前記コンタクトは、前記保持部に連なり、前記ハウジングに保持されるあおり抑制部を有する
ことを特徴とする請求項2又は3記載のコネクタ。
【請求項5】
前記ハウジング本体の正面部又は背面部に前記相手側コネクタのロック部を収容する収容部が形成され、前記収容部は前記挿入方向に沿って延び、前記収容部の前端部は前記ハウジング本体の前記挿入方向の前方へ開口し、前記収容部の後端部は前記被挿入部内に収まり、
前記収容部内に前記相手側コネクタのロック部と係合する被係合部が形成されている
ことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項記載のコネクタ。
【請求項6】
前記ハウジングに前記コンタクトの一部を前記基板の上方へ露出させる開口部が形成されている
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載のコネクタ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【公開番号】特開2012−151013(P2012−151013A)
【公開日】平成24年8月9日(2012.8.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−9416(P2011−9416)
【出願日】平成23年1月20日(2011.1.20)
【出願人】(000231073)日本航空電子工業株式会社 (1,081)
【Fターム(参考)】