説明

コマンド発行装置及び情報処理システム

【課題】 簡単な操作により各種コマンドを発行させることのできるコマンド発行装置を提供すること。
【解決手段】 本発明によるコマンド発行装置は、RFIDタグのような識別素子50から発せられた識別子に対応する電波信号を受信することにより、識別子を入力する入力手段10と、入力手段から発せられる信号に基づいて、識別子の入力態様を認識しする認識手段40と、認識手段により認識された識別子の入力態様に応じたコマンドを発行するコマンド発行手段40とを備えることを特徴としている。認識手段は、例えば、入力手段からの信号の発信継続時間等に基づいて識別子がどのようにして入力されたかを認識することができる。これによって、コマンド発行用のスイッチ類が不要となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、RFID(Radio Frequency IDentification)タグ等の識別素子を利用した情報処理システムに関し、特に、種々のコマンドを発行させるためのコマンド発行装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、スーパーマーケット等において、商品の属性情報(例えば、価格、製造者(生産者)、生産地、原材料、使用方法、調理例、特徴等)を消費者が検索し、当該属性情報を得るためのシステムが利用されている。例えば、特許文献1には、手にとった商品と同一分類の商品情報が欲しい場合、商品に付いたバーコード(識別子)をバーコードリーダに読み取らせ、その商品の商品情報を提供するとともに、同一分類中の商品に係る商品情報を提供するシステムが記載されている。また、従来においては、バーコードに代え、RFIDタグを利用した同種のシステムも提案されている。なお、RFIDタグとは、識別子に対応する電波信号を発信することのできる識別素子のことである。
【特許文献1】特開2002−49968号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、上述したような従来の情報処理システムにおいては、商品情報は一般に、液晶ディスプレイやCRT等に文字や記号等で表示されることとなっている。かかるシステムの場合、情報量が多く、一画面では表示できないときには、いわゆるページ送りやページ戻しを行って、画面を切り換えることとなる。従来一般には、このページ送り及びページ戻しは、入力装置に設けられた専用のスイッチを押したり、表示装置上のタッチパネルを押したりすることで行われている。
【0004】
しかしながら、スーパーマーケット等においては、消費者は一方の手でカゴを持っていることが多く、他方の手には識別子入力のために商品を持つため、ページ送りスイッチ等を押すことは困難である。また、カゴを置いたり、商品を元の商品棚に戻したりすることも煩わしい。
【0005】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単な操作によりページ送り等の各種コマンドを発行させることのできるコマンド発行装置及びそれを用いた情報処理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明によるコマンド発行装置は、識別素子から発せられた識別子に対応する電波信号を受信することにより、識別子を入力する入力手段と、入力手段から発せられる信号に基づいて、識別子の入力態様を認識する認識手段と、認識手段により認識された識別子の入力態様に応じたコマンドを発行するコマンド発行手段とを備えることを特徴としている。識別素子としてはRFIDタグが好ましく、その場合には入力手段はRFIDタグ用リーダを用いることで、非接触での識別子入力が可能となる。
【0007】
認識手段は、例えば、入力手段からの信号の発信継続時間、前記信号の発信の停止時間、前記信号の発信回数、或いは、前記信号に係る識別子等を検出し、それらに基づいて識別子がどのようにして入力されたかを認識することができる。すなわち、識別子の入力態様の違いによって、様々なコマンドを発行することが可能となる。
【0008】
また、本発明は、複数の対象物それぞれについて属性情報を記憶した情報記憶手段と、識別素子から発せられた対象物の識別子に対応する電波信号を受信することにより、識別子を入力する入力手段と 対象物の識別子が前記入力手段に入力された場合に、その対象物の属性情報を情報記憶手段から検索して抽出する制御手段と、制御手段が抽出した属性情報を表示する表示手段とを具備する情報処理システムに係るものであって、入力手段から発せられる信号に基づいて、識別子の入力態様を認識する認識手段と、認識手段により認識された識別子の入力態様に応じた、制御手段及び/又は表示手段に対するコマンドを発行するコマンド発行手段とを備えることを特徴としている。
【0009】
この構成では、識別子の入力態様に応じて、表示手段や制御手段に対してコマンドを発行することができるので、例えば、識別子の入力の仕方によって表示手段の表示を操作することが可能となる。
【0010】
また、入力手段と制御手段との間、コマンド発行手段と制御手段との間、コマンド発行手段と表示手段との間、及び/又は、制御手段と表示手段との間は、無線により相互に接続されていることが好ましい。これらの手段間を適宜、無線接続することにより、これらを設置するスペースを小さくすることができ、また、レイアウト変更も容易となるからである。
【発明の効果】
【0011】
上述したように、本発明によれば、識別子の入力態様(より具体的にはRFIDタグの入力装置へのかざし方)によって種々のコマンドを発行させることができるため、コマンド発行用のスイッチ等を更に操作する必要がなくなり、各種操作を容易に行うことが可能となる。また、スイッチ類が減るため、装置やシステムの構成を簡略化することができ、コストダウンにも寄与する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
【0013】
図1は、本発明の実施形態に係る情報処理システムの構成を示す図である。本実施形態に係る情報処理システム100は、例えばスーパーマーケットのような小売り店舗において広告や商品の属性情報等の各種商品情報を消費者の要求に応じて消費者に提供するものであり、基本的には、消費者が欲する商品情報に係る商品の識別子を入力する入力装置(入力手段)10と、商品情報を表示する表示装置(表示手段)20と、商品情報を記憶する情報記憶装置30と、入力装置10、表示装置20及び情報記憶装置30に接続されこれらを制御する制御装置(制御手段、認識手段、コマンド発行手段)40とから構成されている。
【0014】
本実施形態では、商品の識別子は、商品に付されたRFIDタグ(識別素子)50に予め登録されている。従って、入力装置10はいわゆるRFIDタグ用リーダから構成されている。RFIDタグ用リーダは、RFIDタグ50から発せられる識別子に対応する電波信号を受信することができ、商品、すなわちRFIDタグ50をリーダにかざすことにより、非接触で識別子を入力することができるようになっている。
【0015】
表示装置20は、CRTや液晶ディスプレイのような文字や記号等の視覚情報を表示できるものである。
【0016】
制御装置40は、CPUと、CPUが動作を制御するためのプログラムデータを格納したROMと、CPUが演算処理するデータ等を一時的に格納するRAMから基本的に構成されている。以下で詳細に説明するが、この制御装置40は、入力装置10から商品の識別子に対応する信号が入力された場合に、その入力の態様を認識し、各種コマンドを発行させるコマンド発行装置として機能するものである。そして、発行されたコマンドにより、商品の属性情報を情報記憶装置30から検索し、抽出するとともに、その抽出された情報を表示装置20に表示し、また表示装置20の表示画面を制御する。
【0017】
情報記憶装置30には、店舗で扱う全ての商品のそれぞれについて、1種類以上の属性情報が予め記憶されている。属性情報としては、例えば、価格、製造者(生産者)、生産地、原材料、使用方法、調理例、特徴等がある。情報記憶装置30としてはハードディスク装置が一般的であるが、CD(コンパクト・ディスク)、MO(光磁気ディスク)、DVD(デジタル・ビデオ・ディスク)等から構成されるものとしても良い。情報記憶装置30から制御装置40により抽出された商品情報は、制御装置40を介して前述の表示装置20によって表示されることとなる。
【0018】
図2は、入力装置10と表示装置20の配置の一例を概略的に示す斜視図である。図2に示す実施形態においては、商品売場の各商品棚60の前縁部に、入力装置10が配置されている。また商品棚60の上部に、表示装置20が配置されている。この構成では、入力装置10が商品棚60の手前に位置しているため、消費者は、商品棚60から取り出した商品について、商品に付したRFIDタグ50を入力装置10に容易にかざし、商品の識別子を入力装置10に入力することができる。また、表示装置20は、商品棚60の上部、すなわち消費者の目線の高さに概ね位置しているため、表示内容を見やすいという効果がある。かかる構成を容易に達成するためには、入力装置10、表示装置20及び制御装置40を有線ではなく、無線にて接続することが有効である。
【0019】
続いて、制御装置40のプログラムのフロー図である図3を参照して、本実施形態に係る情報処理システム100の動作について説明する。
【0020】
まず、本実施形態に係る情報処理システム100を動作させるにあたっては、入力装置10に、情報が欲しい商品の識別子を入力すべく、当該商品に付されたRFIDタグ50をかざす。別言するならば、入力装置10の受信範囲内にRFIDタグ50を配置する。これにより、RFIDタグ50から商品の識別子に対応する電波信号が発せられ、入力装置10で受信され、識別子が入力されたこととなる。RFIDタグ50を入力装置10にかざしている限り、この入力状態は継続する。次いで、入力装置10からはその識別子に対応する信号が制御装置40に入力される(S1)。
【0021】
制御装置40は、入力装置10からの信号に基づいて、内蔵のタイマをスタートさせて、入力装置10からの識別子の入力継続時間(信号の発信継続時間)tの計測を開始する(S2)。この際、タイマのスタート直前に、リセットをかけておく。また、制御装置40は、かざされた商品の識別子を認識し、この識別子をAとしてRAMに一時的に記憶する(S3)。
【0022】
識別子の入力が継続し、入力継続時間tが所定の時間t01(例えば3秒)よりも長いと判断した場合には、第1コマンドを発行する(S4,S5,S6)。本実施形態において、第1コマンドは、入力された識別子に係る商品の属性情報を情報記憶装置30から検索、抽出するとともに、その情報を表示装置20に表示させるというものである。この第1コマンドにおける表示においては、情報量が多く複数ページにわたる場合には、先頭ページを表示する。
【0023】
第1コマンドが発行されたならば、入力識別子が、記憶されたAと一致しているか否かを判断する(S7)。YESの場合には、同じRFIDタグ50が入力装置10にかざされたままとなっていると判断でき、その状態を維持する。一方、NOの場合には、RFIDタグ50が入力装置10から離れて識別子の入力が中断又は終了したと判断できるため、ステップS7からステップS8に移行する。なお、識別子の入力継続時間tが所定の時間t01以下である場合には、入力ミス或いは商品情報を希望しないと判断し、この場合もステップS8に移行する(S4,S5)。
【0024】
ステップS8では、タイマを一旦リセットした後、すぐに再スタートして、識別子が入力されない無入力時間(信号の発信停止時間)tの計測を開始する。この無入力時間tが所定の時間t02(例えば15秒)に達する前に、識別子の入力があった場合、タイマを一旦リセットした後、すぐに再スタートして、新たな識別子の入力継続時間tの計測を開始する(S11)。そして、その識別子をRAMにBとして一時記憶する(S12)。
【0025】
続いて、先に記憶したAと、このBとを比較し、同一であると判断したならば、更に入力継続時間tが所定の時間t03(例えば10秒)よりも長いか否かを判断する(S13,S14)。
【0026】
入力継続時間tが所定の時間t03(例えば10秒)よりも短いと判断したならば、入力識別子が、記憶されたBと一致しているか否かを判断する(S14,S15)。一致している場合には、同じRFIDタグ50が入力装置10にかざされたままとなっていると判断でき、その状態を維持する。一方、一致していない場合には、RFIDタグ50が入力装置10から離れて識別子の入力が中断又は終了したと判断でき、ステップS15からステップS16へと移行する。ステップS16では、表示されている画面が最終ページか否かを判断する。そして、最終ページでなければ、第2コマンドを発行する(S16,S17)。本実施形態では、第2コマンドは表示装置20の表示画面を1ページ分だけ送るというものである。第2コマンドが発行された後は、その表示状態を保ったまま、ステップS8に戻る。
【0027】
ステップS8からステップS17までを繰り返すことで、ページは順次送られる。最終ページに達したならば、或いは、当初から表示ページが1ページ分しかない場合には、第2コマンドは発行されず(すなわち、ページ送りはされず)、ステップS8に移行する(S16)。
【0028】
一方、ステップS14にて、入力継続時間tが所定の時間t03(例えば10秒)よりも長いと判断した場合、第3コマンドとしてページ戻しを発行するためのルーチンに入る。すなわち、まず先頭ページであるか否かを判断し、先頭ページでない場合には、第3コマンドを発行するのである(S18,S19)。第3コマンドが発行されたならば、ステップS8に戻るが、ステップS18からステップS19までは、識別子の入力が停止されるまで続けられるため、ページ戻しが順次行われていく。勿論、表示ページが1ページ分しかない場合や、先頭ページに戻った後は、第3コマンドは発行されない(S18)。
【0029】
また、ステップS13において、識別子Aと識別子Bが異なっていると判断した場合には、別の商品のRFIDタグ50が入力装置10にかざされ、その別の商品の属性情報が要求されていると認識する。そこで、識別子Bを識別子Aに置き換えて、ステップS2に移行し、前述した手順と同様にして、その別の商品の情報を表示させる(S20)。
【0030】
ステップS9において、識別子が入力されていない無入力時間tが所定時間t02を越えた場合、商品情報検索処理が終了したものと認識し、終了処理として第4コマンドを発する(S21)。この第4コマンドは、表示装置20の表示を消去するというものである。この後、最初のステップS1に戻り、識別子の入力待ちの状態となる。
【0031】
以上から理解される通り、本実施形態では、識別子の入力の態様によって、4つの異なるコマンドが発行される。すなわち、RFIDタグ50を入力装置10に近づけると、表示装置20に商品情報の第1ページ目が表示され、その後、同じRFIDタグ50を近づけたり離したりすることで、表示装置20の画面のページ送りが実行され、RFIDタグ50を入力装置10にかざしたままとすると、ページ戻しが実行される。そして、RFIDタグを長く離しておくと、表示装置20の表示が消去されるのである。従って、消費者は一方の手が塞がっていても、他方の手に持っている商品を動かしたり止めたりするだけで、表示装置20を操作することが可能となる。また、表示装置20を操作するためのスイッチやタッチパネル等が不要となるので、システム100の簡略化、コストダウンにも寄与する。
【0032】
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことはいうまでもない。
【0033】
例えば、上記実施形態では、入力装置10と制御装置40が協働してコマンド発行装置を構成しているが、コマンド発行装置を制御装置40から切り離して入力装置10に組み込み、この入力装置10から発行されたコマンドを表示装置に直接入力して、これを制御するような構成とすることも可能である。この場合も、コマンド発行装置と制御装置40との間を無線で接続することが好ましく、またコマンド発行装置を、制御装置40を介さず、表示装置20に無線で接続することもできる。
【0034】
また、識別子の入力の仕方も上記実施形態のものに限られず、種々考えられる。例えば、識別子の入力の回数(入力手段からの信号の発信回数)に応じてコマンドを発行させることができる。コマンド発行手順(プログラム)も適宜変更可能である。
【0035】
更に、本発明に係る情報処理システム及びコマンド発行装置は、倉庫において保管物の管理を行なう際等にも用いることができる。勿論、用途が異なれば、発行されるコマンドも、例えば管理システムへの非常信号送信や、装置への緊急停止信号送信等、種々考えられる。
【0036】
更にまた、識別素子はRFIDタグに限られず、識別子を電波信号で発する機能を有するものであるならば、如何なる素子であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明による情報処理システムの一実施形態を概略的に示すブロック図である。
【図2】図1の情報処理システムにおける表示装置と入力装置とを商品棚に配置した様子を示す斜視図である。
【図3】図1の情報処理システムにおける制御装置のプログラムを示すフロー図である。
【符号の説明】
【0038】
10…入力装置(入力手段)、20…表示装置(表示手段)、30…情報記憶装置(情報記憶手段)、40…制御装置(制御手段、認識手段、コマンド発行手段)、50…RFIDタグ(識別素子)、60…商品棚、100…情報処理システム。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
識別素子から発せられた識別子に対応する電波信号を受信することにより、前記識別子を入力する入力手段と、
前記入力手段から発せられる信号に基づいて、識別子の入力態様を認識する認識手段と、
前記認識手段により認識された識別子の入力態様に応じたコマンドを発行するコマンド発行手段と
を備えるコマンド発行装置。
【請求項2】
前記認識手段は、前記入力手段からの信号の発信継続時間、前記信号の発信の停止時間、前記信号の発信回数、及び、前記信号に係る識別子からなる群より選ばれる少なくとも一つに基づいて、識別子の入力態様を認識するようになっている、請求項1に記載のコマンド発行装置。
【請求項3】
前記識別素子はRFIDタグであり、前記入力手段はRFIDタグ用リーダである、請求項1又は2に記載のコマンド発行装置。
【請求項4】
複数の対象物それぞれについて属性情報を記憶した情報記憶手段と、
識別素子から発せられた対象物の識別子に対応する電波信号を受信することにより、前記識別子を入力する入力手段と
対象物の識別子が前記入力手段に入力された場合に、その対象物の属性情報を前記情報記憶手段から検索して抽出する制御手段と、
前記制御手段が抽出した属性情報を表示する表示手段と
を具備する情報処理システムであって、
前記入力手段から発せられる信号に基づいて、識別子の入力態様を認識する認識手段と、
前記認識手段により認識された識別子の入力態様に応じた、前記制御手段及び/又は前記表示手段に対するコマンドを発行するコマンド発行手段と
を備える情報処理システム。
【請求項5】
前記認識手段は、前記入力手段からの信号の発信継続時間、前記信号の発信の停止時間、前記信号の発信回数、及び、前記信号に係る識別子からなる群より選ばれる少なくとも一つに基づいて、識別子の入力態様を認識するようになっている、請求項4に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記入力手段と前記制御手段との間、前記コマンド発行手段と前記制御手段との間、前記コマンド発行手段と前記表示手段との間、及び/又は、前記制御手段と前記表示手段との間は無線により相互に接続されている、請求項4又は5に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記識別素子はRFIDタグであり、前記入力手段はRFIDタグ用リーダである、請求項4〜6のいずれか1項に記載の情報処理システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−4288(P2006−4288A)
【公開日】平成18年1月5日(2006.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−181514(P2004−181514)
【出願日】平成16年6月18日(2004.6.18)
【出願人】(000003218)株式会社豊田自動織機 (4,162)
【Fターム(参考)】