コンセントプラグの補助具
【課題】従来、固定されていない電源コンセントに差し込まれたコンセントプラグを片手で抜き取ることは難しく、特に障害を持つ人には極めて困難なことである。この不便を補う補助具も販売されているが、価格も高価な上に欠点も多い。
そこで本願発明はこの課題を解決する為に成されたものである。
【解決手段】長方形の電極挿通口を設けた底板と一対の支持体及び一対の補強体、更に前記支持体の両外側に接続部を介して、蝶番部と案内溝を形成する蝶番様アームを設けている。
そこで本願発明はこの課題を解決する為に成されたものである。
【解決手段】長方形の電極挿通口を設けた底板と一対の支持体及び一対の補強体、更に前記支持体の両外側に接続部を介して、蝶番部と案内溝を形成する蝶番様アームを設けている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、電気機器にある電源用のプラグ体に装着することによって、電源側のコンセントが延長コード等のように固定されていない不安定な状態であっても、プラグ体を片手で且つ容易に引き抜くことができるコンセントプラグの補助具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電器機器を使用するとき、壁面等に備えられている電源コンセントに電気機器側のプラグ体を挿入するのであるが、通常はこのプラグ体を挿入し、また引き抜くことは片手で難なく行うことができる。しかし電源コンセントに二股器具を用いることも多く、このような場合に二股器具からプラグ体を片手で引き抜こうとすると、プラグ体のみを抜くつもりでも、二股器具そのものがプラグ体と一緒に抜けて、同じ電源を使用している他の電気機器に予期せぬ支障を引き起こすことも稀なことではない。従って二股器具から片手でプラグ体を引き抜く事は極めて困難であるために、多くの場合は両手で行っている。
更に延長コードによるときは、電源側のコンセントが固定されていないので、例え床面や壁面を利用して片手でプラグ体を挿入出来たとしても、これを片手で引き抜くことは出来ない。
また、プラグ体を引き抜くために強い力を要する場合には、プラグ体とコードの接続部を損傷する事もある。
そこで上記の課題を解決しようとする技術も数多く出願されているものの、殆どの技術が実用性を欠くもので、これらの技術は利用されていない。稀に見られる商品化された技術では、全てのものがアダプター形式によるもので、その方法は電源コンセントとプラグ体との間に独立した器具として介在させていて、構造はプラグ体を抜き取るために必要な構成の他に、雄雌両方の電極が組み込まれた複雑なものとなっている。
従って、雄雌の電極を持たない、且つプラグ体に装着するか、またはモールド加工を含め、プラグ体と一体に構成して、上記の課題を解決するものは無かった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】 意匠登録 1305732
【特許文献2】 特許公開 2004−31298
【特許文献3】 特許公開 2000−48907
【発明の概要】
【0004】
本願発明に係わるコンセントプラグの補助具は、如何なる電源コンセントに挿入されているプラグ体であっても、片手で且つ容易に抜き取れることを目的として成されたもので支持体若しくはプラグ体に一対の蝶番様ア−ムを保持部を介してを設けている。
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
文献1の電源プラグアダプターによると、アダプター本体の両側にテコの原理を利用したレバーと、このレバーに連設する押圧部が左右対称に軸着され、更にアダプター本体には電源コンセントに挿入するための雄電極と、この雄電極の後ろに雌電極を設けて電源プラグアダプターとしている。
【0006】
文献2の差し込みプラグカバーによると、プラグカバー本体の中にプラグ体を入れて使用するもので、本体部分の端部に電極挿通用の孔と、この孔の対象側には指を掛けて引くためのリングを形成して差し込みプラグカバーとしている。
【0007】
文献3のプラグ外し具によると、塵取り型のプラグ外し具本体の中央に差し込みプラグの電極挿通用の孔を設け、また本体の外側に指を掛けるための小さなリングを形成してプラグ外し具としている。
【0008】
上記文献によると、先ず文献1の使用方法は、プラグ体を直接電源コンセントに挿入するのではなく、先にプラグ体を電源プラグアダプターに挿入しておいて、この電源プラグアダプターを電源コンセントに挿入する、つまり二段動作の構造としている。そしてプラグ体を抜き取るときは、左右対称に設けているレバーを押圧すると、これに連設する部材がテコの原理によって作動し、電源コンセントを電極の抜け方向に押すことで、電源プラグアダプター本体を抜き取れるものとしている。
この文献によると電源プラグアダプター本体の構成が極めて複雑であり、プラグ体よりも大きいので、これを使用するには、全体の大きさがプラグアダプター本体とプラグ体を合わせた長で、壁面からの出幅が大きくなり、電源コンセントからプラグ体が脱落する可能性が高くなる。また、価格も高価になってしまう事が明らかであり、この意匠の電源プラグアダプターが現時点において販売はされているものの、あまり普及していない理由と言える。
【0009】
次に文献2によると、差し込みプラグカバーの本体全てが一体に構成されていて、その使用方法は、差し込みプラグカバーの中にプラグ体を入れて電極のみを開口部から突出させ、そのままプラグ体を電源コンセントに差し込むものとしている。そしてプラグ体を抜き取るときは、電極の対象側に形成したリングに指を掛けて引けばよい。この差し込みプラグカバーは文献1に比べると、構成が簡略化されていて安価に制造できそうであるが、延長コード等のように電源コンセント自体が固定されていない状態では、プラグ体を片手で抜き取ることは出来ない根本的な課題がある。
【0010】
次に文献3によると、プラグ外し具の全てが文献2と同じく一体に構成されていて、その使用方法は、先ずプラグ体を電源コンセントに挿入するときは、プラグ外し具にプラグ体の電極を通してそのまま挿入すれば良く、またプラグ体を抜き取るときは、プラグ外し具に形成したリングを指に掛けて手前に引くと、テコの原理によってプラグ体が抜き取れるものとしている。
しかしこの構成もテコの原理を利用した部分は文献2と異なっているものの、延長コード等のように電源コンセント自体が不安定な状態のときは、プラグ体を片手で抜き取ることはできない。またこの構成によるとプラグ体を抜き取ったあとに、プラグ外し具がプラグ体から脱落してしまう可能性が高い等の課題がある。
以上、上記文献の他に同じ目的の出願は数多く成されていて、プラグ体を抜き取る為にテコの原理を応用した構成と、雄電極の他に雌電極をも組み込んでいる出願が多く、これらの出願に係わる発明は、本体自体も大きく、また部品の点数も多くなるので、価格が高価になってしまう課題がある。またプラグ体に装着する構成のものは、二股器具や延長コードのように不安定な電源コンセントからは片手で抜き取れない。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本願発明は上記の課題を解決するために次のような構成としている、即ち、電極挿通口3を設けた底板2と支持体5・5・22・22を備えた本体1に、蝶番部12・12を備えた蝶番様ア−ム11・11・23・23を備えたものである。
【発明の作用】
【0012】
本願発明の構成と作用を実施例1の図面に基づいて詳細に説明する。
先ずこの実施例の構成を図1・図2・図3を基に説明する。
図1は本実施例の正面図であって、上部に保持部6・6を形成する支持体5・5はプラグ体31よりやや広めの間隔をもって配設し、更に該支持体5・5を補強体4・4によって連結固定し、そして蝶番部12・12と案内溝13・13を形成する蝶番様ア−ム11・11を、前記保持部6・6に可動状態に嵌合している。
図2は図1のa−a矢視つまり底板2を正面から見た図であって、前記補強体4・4と前記支持体5・5を周辺とする長方形の底板2は中央にやはり長方形の電極挿通口3を形成し、該底板2の両短辺側に突出した補強体4・4内側の適宜箇所に、円錐型の案内凸部7・7を向き合わせて形成している。そして該案内凸部7・7と案内溝13・13の間だに僅かな隙間を確保して前記蝶番様アーム11・11を介在させ、該蝶番様アーム11・11は前記補強体4・4に対して摺動可能としている。
ここで電極挿通口3の大きさは、電極挿通口3と前記電極33との隙間を最小限とすることで、本体1にプラグ体31を装着した時の安定度が高まる。
図3は図2のb−b断面図であって、底板2と支持体5・5は補強体4・4によって一体構成とし、蝶番様アーム11・11は中央の蝶番部12・12を合成樹脂のヒンジ加工によるヒンジ部15・15として、上端部には嵌合凸部14・14を形成し、また前記ヒンジ部15・15の下側に案内溝13・13を形成している。そして該案内溝13・13を前記案内凸部7・7の間に位置させながら、前記嵌合凸部14・14を前記支持体5・5の上端部に形成した嵌合凹部8・8に可動状態に嵌めててコンセントプラグの補助具としている。
ここで底板2の厚さは所要の強度が得られる限りの最小限とし、また本実施例では電極挿通口3は、プラグ体31の二本の電極の外側を結ぶ一つの長方形としているが、電極挿通口を2ヵ所設けて電極を一本づつ通しても良い。
また本体1がプラグ体31からの脱落を防止する方法として、本実施例では補強体4・4の内側中央に弾性素材による脱落防止具9・9を設けている。
更に、保持部6・6及び蝶番部12・12の全てを合成樹脂のヒンジ加工によると、本実施例の全構成を一体に制作することができる。
本実施例の補強体4・4に設けた案内凸部7・7と蝶番様ア−ム11・11に形成する案内溝13・13を、本体1と蝶番様ア−ム11・11とに係わる摺動装置を備えても同じ効果が得られる。
【0013】
次にこの実施例の作用を図4・図5によって説明する。
先ず、図4は電気器機側のプラグ体31に本実施例のコンセントプラグの補助具を装着して、延長コード側の電源コンセント34に挿入した状態を示すもので、このとき底板2が電源コンセント34の表面に密着する事と同時に、左右一対の蝶番様アーム11・11の先端部も電源コンセント34の表面に接する状態となり、案内溝13・13は案内凸部7・7に摺動して、蝶番様ア−ム11・11は蝶番部12・12は角度を変えて左右対称とする三角の形状になる。
次に、プラグ体31を抜くときは、図5に示すように、三角形状態の蝶番用アーム11・11の蝶番部12・12を両側から指先で摘むと、該蝶番部12・12は押圧で角度が開くのに連れて、蝶番様アーム11・11は直線状に伸び、その結果として蝶番様アーム11・11の先端が底板2の面から突出する。この突出によって電極33が電源コンセント34から抜け切れる位置まで電源コンセント34を押し離すものである。
【発明の効果】
【0014】
本願発明のコンセントプラグの補助具は上記の構成と作用によって、次に述べる効果がある。
1.本願コンセントプラグの補助具をプラグ体に装着しておくと、壁に設置されている電源コンセントの他にも、延長コード等の不安定な電源コンセント、更に硬くて抜けにくい電源コンセント等、如何なる電源コンセントに挿入されていても、指先で蝶番様アームを軽く摘むことによって、片手で且つ容易にプラグ体を抜き取ることができる。
従って子供や高齢者そして障害を持つ人には特段の効果を発揮すものである。
【0015】
2.本願コンセントプラグの補助具を装着しても、プラグ体の電源コンセントの表面からの出幅が従来と変わりがないので、装着すり事によってプラグ体が抜け落ち易くなるることはない。
【0016】
3.本願コンセントプラグの補助具は、電源コンセントからプラグ体を抜き取るときにプラグ体とコードに手を触れることがないので、プラグ体とコードの接続部分を損傷することがない。
【0017】
4.本願コンセントプラグの補助具は、プラグ体を抜き取るときの蝶番様アームの動き方に特徴があり、また全体の形状からも蝶番様アームの動き方が想像できるので、商品として陳列された場合に客の目を引きつける効果は極めて高い。
【0018】
5.本願コンセントプラグの補助具には電極が無いので、通常の電機機器のプラグ体と一体に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】 本願発明の実施例1の正面図
【図2】 図1のa−a矢視図
【図3】 図2のb−b断面図
【図4】 実施例1の作用を示すb−b断面図
【図5】 実施例1の作用示すb−b断面図
【図6】 本発明の実施例2を示す正面図
【図7】 本願発明の実施例3を示す断面図
【図8】 図7のc−c矢視図
【図9】 図7のd−d断面図
【図10】 本発明の実施例4を示す正面図
【図11】 図10のe−e矢視図
【図12】 本発明の実施例5の底面図
【図13】 本発明の実施例6の正面図
【図14】 図13の内部の構成を示す断面図
【図15】 図13のf−f断面図
【図16】 実施例6の作用を示す矢視図
【図17】 本発明の実施例7の内部の構成を示す断面図
【図18】 本発明の実施例8の内部の構成を示す断面図
【符号の説明】
【0020】
1:本体 2:底板 3:電極挿通口
4:補強体 5:支持体 6:保持部
7案内凸部 8:嵌合凹部 9:脱落防止具
10:湾曲部
11:蝶番様アーム 12:蝶番部 13:案内溝
14:嵌合凸部 15:ヒンジ部 16:軸
17:脱落防止部 18:扇形凹部 19:長凸部
20:挿通枠 21:補強体 22:支持体
23:蝶番様アーム 24:摺動具 25:案内溝
31・32:プラグ体 33:電極 34:電源コンセント
【発明を実施するための形態】
【実施例2】
【0021】
本願発明の実施例2を図6に基づいて説明する。
実施例1では蝶番様ア−ム11・11の蝶番部12・12を合成樹脂のヒンジ加工として一体に構成しているが、この実施例は全構成において最も力が掛かる蝶番部12・12を軸着としている。
この構成によると、軸16・16を金属にすることで、蝶番部12・12を極めて強固にすることができる。
【実施例3】
【0022】
次に、本願発明の実施例3を図7・図8・図9に基づいて説明する。
図7はこの実施例の断面図であって、この構成によると少なくとも湾曲部10・10を形成する補強体4・4を弾発性を有する素材によるもので、該湾曲部10・10は両支持体側を高く、そして中央を低く形成している。更に図8及び図9に示すように、該湾曲部10・10は中央の低くなっている部分を互いに内側に向けて張り出させている。
そして図9に示すように、プラグ体31を本体1の上方向から差し入れると、先ず前記湾曲部10・10の両支持体寄りの高い部分でプラグ体31が湾曲部10に接し始め、進に連れて湾曲部10・10を順に押し広げ、そしてプラグ体31が底板2に到達した時点では素材が有する弾発力によってプラグ体31を挟み掴むので、本体1がプラグ体31からの脱落を防止することができる。
【実施例4】
【0023】
次に、本願発明の実施例4を図10・図11に基づいて説明する。
図10はこの実施例の正面図であって、実施例1では補強体4・4に案内凸部7・7を形成し、また蝶番様アーム11・11の側に案内溝13・13を形成しているが、本実施例では補強体4・4の側には扇の形に似た扇形凹部18・18を向き合わせて形成し、そして蝶番様アーム11・11には前記扇形凹部18・18に嵌入して摺動自在とする長凸部19・19を形成するもので、本実施例の作用と効果は実施例1と同じである。
図11は図10の底板2を正面から見ていて、扇形凹部18・18に長凸部19・19を嵌入した状態を示している。
【実施例5】
【0024】
次に、本願発明の実施例5を図12に基づいて説明する。
図12はこの実施例の底板2を正面から見た図であって、実施例1及び実施例2では本体1と蝶番様アーム11は凹部に凸部を嵌入することによって摺動自在としているが、本実施例では補強体4・4の両端部に蓋をし、該蓋と補強体4・4と支柱5・5によって挿通枠20・20を形成し、該挿通枠20・20の中を蝶番様アーム11・11が摺動するものとしている。
また該挿通枠20・20は完全な四方枠としなくても、強度に問題がなければ蓋部分の中央に隙間を設けても良い。
更にこの実施例は案内用の凹部と凸部を必要としないので、金型に掛かる費用を抑えることができる。
【実施例6】
【0025】
次に、本願発明の実施例6を図13・図14・図15に基づいて説明する。
先ず、図13はこの実施例の正面図であって、モールド加工とするプラグ体32は電極33・33の外幅よりやや広めの長方体としていて、該プラグ体32の両側に接するように蝶番様アーム23・23と支持体22・22を配設していて、該支持体22・22は補強体21・21を介して一体に構成している。
次に、図14はこの実施例の内部の構成であって、プラグ体32に接して構成する支持体22・22の上部に嵌合する蝶番様アーム23・23は下端に摺動具24・24を軸着し、更に該摺動具24・24は支持体22・22に形成する案内溝25・25の中に位置しているので、蝶番様アーム23・23を摘んで押すと摺動具24・24は案内溝に沿って下方に移動する。
次に、図15は図13の断面図であって、図示するように補強体21は底板2と前記実施例の補強体4・4を兼ね備えていて、モールド加工とするプラグ体32の下部に補強体21に合わせた凹部を形成している。従ってこの実施例をプラグ体32に装着したとき、底板2が存在しないので、プラグ体32と電源コンセント34の表面が密着する。
前記実施例1は図4に示すように、蝶番様アーム11・11の先端部の動線が弧を描くように電極側に張り出すのに対して、本実施例7は案内溝25・25が電極33・33と平行に構成しているので、作用時には蝶番様ア−ム11・11の先端も電極33・33と平行で、且つ直線状に移動する。従って本体1の幅を最小限にできる効果がある。
また、プラグ体32と補強体21または支持体22に係わる脱落防止装置を設けると良く、プラグ体32の形状も長方体に限るものではない。
次に、図16は電源コンセント34からプラグ体32を抜き取るときの状態を示していて、蝶番様アーム23・23を指先で摘むと、該蝶番様アーム23・23の先端は軸着する摺動具24・24と共に、電極33と平行に移動して電源コンセント34を押し出す。
【実施例7】
【0026】
次に、この実施例は本願発明の構成とプラグ体とを最も小さく且つ使い良くするために成されたもので、これを図17に基づいて説明する。
図17はこの実施例の内部の構成を示す断面図であって、モールド加工とするプラグ体32は補強体21・21と支持体22・22を兼用している上に、保持部6・6と案内溝25・25を形成し、該保持部6・6と案内溝24・24に、蝶番様アーム23・23と摺動具24・24を嵌め入れている。
この実施例は本願コンセントプラグの補助具と従来からのプラグ体とを一体に構成したもので、全体の大きさを最も小さく出来るものであり、体裁も極めて良い。
そして、仮に蝶番様アーム23が破損した場合でも、プラグ体32はそのまま従来と同じ方法で使用でき、さらに蝶番様アーム23は嵌合によって取り付けているので、破損した蝶番様ア−ムのみ取り替えることができる。
【実施例8】
【0027】
次に、本願発明の実施例8を図18に基づいて説明する。
図18はこの実施例の内部の構成を示す断面図であって、従来から一般に販売されている表側と裏側の部材をビス・ナットで繋ぎ止める形式の取り替え用のコンセントプラグに本願発明の構成を組み込んだものである。
【技術分野】
【0001】
この発明は、電気機器にある電源用のプラグ体に装着することによって、電源側のコンセントが延長コード等のように固定されていない不安定な状態であっても、プラグ体を片手で且つ容易に引き抜くことができるコンセントプラグの補助具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電器機器を使用するとき、壁面等に備えられている電源コンセントに電気機器側のプラグ体を挿入するのであるが、通常はこのプラグ体を挿入し、また引き抜くことは片手で難なく行うことができる。しかし電源コンセントに二股器具を用いることも多く、このような場合に二股器具からプラグ体を片手で引き抜こうとすると、プラグ体のみを抜くつもりでも、二股器具そのものがプラグ体と一緒に抜けて、同じ電源を使用している他の電気機器に予期せぬ支障を引き起こすことも稀なことではない。従って二股器具から片手でプラグ体を引き抜く事は極めて困難であるために、多くの場合は両手で行っている。
更に延長コードによるときは、電源側のコンセントが固定されていないので、例え床面や壁面を利用して片手でプラグ体を挿入出来たとしても、これを片手で引き抜くことは出来ない。
また、プラグ体を引き抜くために強い力を要する場合には、プラグ体とコードの接続部を損傷する事もある。
そこで上記の課題を解決しようとする技術も数多く出願されているものの、殆どの技術が実用性を欠くもので、これらの技術は利用されていない。稀に見られる商品化された技術では、全てのものがアダプター形式によるもので、その方法は電源コンセントとプラグ体との間に独立した器具として介在させていて、構造はプラグ体を抜き取るために必要な構成の他に、雄雌両方の電極が組み込まれた複雑なものとなっている。
従って、雄雌の電極を持たない、且つプラグ体に装着するか、またはモールド加工を含め、プラグ体と一体に構成して、上記の課題を解決するものは無かった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】 意匠登録 1305732
【特許文献2】 特許公開 2004−31298
【特許文献3】 特許公開 2000−48907
【発明の概要】
【0004】
本願発明に係わるコンセントプラグの補助具は、如何なる電源コンセントに挿入されているプラグ体であっても、片手で且つ容易に抜き取れることを目的として成されたもので支持体若しくはプラグ体に一対の蝶番様ア−ムを保持部を介してを設けている。
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
文献1の電源プラグアダプターによると、アダプター本体の両側にテコの原理を利用したレバーと、このレバーに連設する押圧部が左右対称に軸着され、更にアダプター本体には電源コンセントに挿入するための雄電極と、この雄電極の後ろに雌電極を設けて電源プラグアダプターとしている。
【0006】
文献2の差し込みプラグカバーによると、プラグカバー本体の中にプラグ体を入れて使用するもので、本体部分の端部に電極挿通用の孔と、この孔の対象側には指を掛けて引くためのリングを形成して差し込みプラグカバーとしている。
【0007】
文献3のプラグ外し具によると、塵取り型のプラグ外し具本体の中央に差し込みプラグの電極挿通用の孔を設け、また本体の外側に指を掛けるための小さなリングを形成してプラグ外し具としている。
【0008】
上記文献によると、先ず文献1の使用方法は、プラグ体を直接電源コンセントに挿入するのではなく、先にプラグ体を電源プラグアダプターに挿入しておいて、この電源プラグアダプターを電源コンセントに挿入する、つまり二段動作の構造としている。そしてプラグ体を抜き取るときは、左右対称に設けているレバーを押圧すると、これに連設する部材がテコの原理によって作動し、電源コンセントを電極の抜け方向に押すことで、電源プラグアダプター本体を抜き取れるものとしている。
この文献によると電源プラグアダプター本体の構成が極めて複雑であり、プラグ体よりも大きいので、これを使用するには、全体の大きさがプラグアダプター本体とプラグ体を合わせた長で、壁面からの出幅が大きくなり、電源コンセントからプラグ体が脱落する可能性が高くなる。また、価格も高価になってしまう事が明らかであり、この意匠の電源プラグアダプターが現時点において販売はされているものの、あまり普及していない理由と言える。
【0009】
次に文献2によると、差し込みプラグカバーの本体全てが一体に構成されていて、その使用方法は、差し込みプラグカバーの中にプラグ体を入れて電極のみを開口部から突出させ、そのままプラグ体を電源コンセントに差し込むものとしている。そしてプラグ体を抜き取るときは、電極の対象側に形成したリングに指を掛けて引けばよい。この差し込みプラグカバーは文献1に比べると、構成が簡略化されていて安価に制造できそうであるが、延長コード等のように電源コンセント自体が固定されていない状態では、プラグ体を片手で抜き取ることは出来ない根本的な課題がある。
【0010】
次に文献3によると、プラグ外し具の全てが文献2と同じく一体に構成されていて、その使用方法は、先ずプラグ体を電源コンセントに挿入するときは、プラグ外し具にプラグ体の電極を通してそのまま挿入すれば良く、またプラグ体を抜き取るときは、プラグ外し具に形成したリングを指に掛けて手前に引くと、テコの原理によってプラグ体が抜き取れるものとしている。
しかしこの構成もテコの原理を利用した部分は文献2と異なっているものの、延長コード等のように電源コンセント自体が不安定な状態のときは、プラグ体を片手で抜き取ることはできない。またこの構成によるとプラグ体を抜き取ったあとに、プラグ外し具がプラグ体から脱落してしまう可能性が高い等の課題がある。
以上、上記文献の他に同じ目的の出願は数多く成されていて、プラグ体を抜き取る為にテコの原理を応用した構成と、雄電極の他に雌電極をも組み込んでいる出願が多く、これらの出願に係わる発明は、本体自体も大きく、また部品の点数も多くなるので、価格が高価になってしまう課題がある。またプラグ体に装着する構成のものは、二股器具や延長コードのように不安定な電源コンセントからは片手で抜き取れない。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本願発明は上記の課題を解決するために次のような構成としている、即ち、電極挿通口3を設けた底板2と支持体5・5・22・22を備えた本体1に、蝶番部12・12を備えた蝶番様ア−ム11・11・23・23を備えたものである。
【発明の作用】
【0012】
本願発明の構成と作用を実施例1の図面に基づいて詳細に説明する。
先ずこの実施例の構成を図1・図2・図3を基に説明する。
図1は本実施例の正面図であって、上部に保持部6・6を形成する支持体5・5はプラグ体31よりやや広めの間隔をもって配設し、更に該支持体5・5を補強体4・4によって連結固定し、そして蝶番部12・12と案内溝13・13を形成する蝶番様ア−ム11・11を、前記保持部6・6に可動状態に嵌合している。
図2は図1のa−a矢視つまり底板2を正面から見た図であって、前記補強体4・4と前記支持体5・5を周辺とする長方形の底板2は中央にやはり長方形の電極挿通口3を形成し、該底板2の両短辺側に突出した補強体4・4内側の適宜箇所に、円錐型の案内凸部7・7を向き合わせて形成している。そして該案内凸部7・7と案内溝13・13の間だに僅かな隙間を確保して前記蝶番様アーム11・11を介在させ、該蝶番様アーム11・11は前記補強体4・4に対して摺動可能としている。
ここで電極挿通口3の大きさは、電極挿通口3と前記電極33との隙間を最小限とすることで、本体1にプラグ体31を装着した時の安定度が高まる。
図3は図2のb−b断面図であって、底板2と支持体5・5は補強体4・4によって一体構成とし、蝶番様アーム11・11は中央の蝶番部12・12を合成樹脂のヒンジ加工によるヒンジ部15・15として、上端部には嵌合凸部14・14を形成し、また前記ヒンジ部15・15の下側に案内溝13・13を形成している。そして該案内溝13・13を前記案内凸部7・7の間に位置させながら、前記嵌合凸部14・14を前記支持体5・5の上端部に形成した嵌合凹部8・8に可動状態に嵌めててコンセントプラグの補助具としている。
ここで底板2の厚さは所要の強度が得られる限りの最小限とし、また本実施例では電極挿通口3は、プラグ体31の二本の電極の外側を結ぶ一つの長方形としているが、電極挿通口を2ヵ所設けて電極を一本づつ通しても良い。
また本体1がプラグ体31からの脱落を防止する方法として、本実施例では補強体4・4の内側中央に弾性素材による脱落防止具9・9を設けている。
更に、保持部6・6及び蝶番部12・12の全てを合成樹脂のヒンジ加工によると、本実施例の全構成を一体に制作することができる。
本実施例の補強体4・4に設けた案内凸部7・7と蝶番様ア−ム11・11に形成する案内溝13・13を、本体1と蝶番様ア−ム11・11とに係わる摺動装置を備えても同じ効果が得られる。
【0013】
次にこの実施例の作用を図4・図5によって説明する。
先ず、図4は電気器機側のプラグ体31に本実施例のコンセントプラグの補助具を装着して、延長コード側の電源コンセント34に挿入した状態を示すもので、このとき底板2が電源コンセント34の表面に密着する事と同時に、左右一対の蝶番様アーム11・11の先端部も電源コンセント34の表面に接する状態となり、案内溝13・13は案内凸部7・7に摺動して、蝶番様ア−ム11・11は蝶番部12・12は角度を変えて左右対称とする三角の形状になる。
次に、プラグ体31を抜くときは、図5に示すように、三角形状態の蝶番用アーム11・11の蝶番部12・12を両側から指先で摘むと、該蝶番部12・12は押圧で角度が開くのに連れて、蝶番様アーム11・11は直線状に伸び、その結果として蝶番様アーム11・11の先端が底板2の面から突出する。この突出によって電極33が電源コンセント34から抜け切れる位置まで電源コンセント34を押し離すものである。
【発明の効果】
【0014】
本願発明のコンセントプラグの補助具は上記の構成と作用によって、次に述べる効果がある。
1.本願コンセントプラグの補助具をプラグ体に装着しておくと、壁に設置されている電源コンセントの他にも、延長コード等の不安定な電源コンセント、更に硬くて抜けにくい電源コンセント等、如何なる電源コンセントに挿入されていても、指先で蝶番様アームを軽く摘むことによって、片手で且つ容易にプラグ体を抜き取ることができる。
従って子供や高齢者そして障害を持つ人には特段の効果を発揮すものである。
【0015】
2.本願コンセントプラグの補助具を装着しても、プラグ体の電源コンセントの表面からの出幅が従来と変わりがないので、装着すり事によってプラグ体が抜け落ち易くなるることはない。
【0016】
3.本願コンセントプラグの補助具は、電源コンセントからプラグ体を抜き取るときにプラグ体とコードに手を触れることがないので、プラグ体とコードの接続部分を損傷することがない。
【0017】
4.本願コンセントプラグの補助具は、プラグ体を抜き取るときの蝶番様アームの動き方に特徴があり、また全体の形状からも蝶番様アームの動き方が想像できるので、商品として陳列された場合に客の目を引きつける効果は極めて高い。
【0018】
5.本願コンセントプラグの補助具には電極が無いので、通常の電機機器のプラグ体と一体に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】 本願発明の実施例1の正面図
【図2】 図1のa−a矢視図
【図3】 図2のb−b断面図
【図4】 実施例1の作用を示すb−b断面図
【図5】 実施例1の作用示すb−b断面図
【図6】 本発明の実施例2を示す正面図
【図7】 本願発明の実施例3を示す断面図
【図8】 図7のc−c矢視図
【図9】 図7のd−d断面図
【図10】 本発明の実施例4を示す正面図
【図11】 図10のe−e矢視図
【図12】 本発明の実施例5の底面図
【図13】 本発明の実施例6の正面図
【図14】 図13の内部の構成を示す断面図
【図15】 図13のf−f断面図
【図16】 実施例6の作用を示す矢視図
【図17】 本発明の実施例7の内部の構成を示す断面図
【図18】 本発明の実施例8の内部の構成を示す断面図
【符号の説明】
【0020】
1:本体 2:底板 3:電極挿通口
4:補強体 5:支持体 6:保持部
7案内凸部 8:嵌合凹部 9:脱落防止具
10:湾曲部
11:蝶番様アーム 12:蝶番部 13:案内溝
14:嵌合凸部 15:ヒンジ部 16:軸
17:脱落防止部 18:扇形凹部 19:長凸部
20:挿通枠 21:補強体 22:支持体
23:蝶番様アーム 24:摺動具 25:案内溝
31・32:プラグ体 33:電極 34:電源コンセント
【発明を実施するための形態】
【実施例2】
【0021】
本願発明の実施例2を図6に基づいて説明する。
実施例1では蝶番様ア−ム11・11の蝶番部12・12を合成樹脂のヒンジ加工として一体に構成しているが、この実施例は全構成において最も力が掛かる蝶番部12・12を軸着としている。
この構成によると、軸16・16を金属にすることで、蝶番部12・12を極めて強固にすることができる。
【実施例3】
【0022】
次に、本願発明の実施例3を図7・図8・図9に基づいて説明する。
図7はこの実施例の断面図であって、この構成によると少なくとも湾曲部10・10を形成する補強体4・4を弾発性を有する素材によるもので、該湾曲部10・10は両支持体側を高く、そして中央を低く形成している。更に図8及び図9に示すように、該湾曲部10・10は中央の低くなっている部分を互いに内側に向けて張り出させている。
そして図9に示すように、プラグ体31を本体1の上方向から差し入れると、先ず前記湾曲部10・10の両支持体寄りの高い部分でプラグ体31が湾曲部10に接し始め、進に連れて湾曲部10・10を順に押し広げ、そしてプラグ体31が底板2に到達した時点では素材が有する弾発力によってプラグ体31を挟み掴むので、本体1がプラグ体31からの脱落を防止することができる。
【実施例4】
【0023】
次に、本願発明の実施例4を図10・図11に基づいて説明する。
図10はこの実施例の正面図であって、実施例1では補強体4・4に案内凸部7・7を形成し、また蝶番様アーム11・11の側に案内溝13・13を形成しているが、本実施例では補強体4・4の側には扇の形に似た扇形凹部18・18を向き合わせて形成し、そして蝶番様アーム11・11には前記扇形凹部18・18に嵌入して摺動自在とする長凸部19・19を形成するもので、本実施例の作用と効果は実施例1と同じである。
図11は図10の底板2を正面から見ていて、扇形凹部18・18に長凸部19・19を嵌入した状態を示している。
【実施例5】
【0024】
次に、本願発明の実施例5を図12に基づいて説明する。
図12はこの実施例の底板2を正面から見た図であって、実施例1及び実施例2では本体1と蝶番様アーム11は凹部に凸部を嵌入することによって摺動自在としているが、本実施例では補強体4・4の両端部に蓋をし、該蓋と補強体4・4と支柱5・5によって挿通枠20・20を形成し、該挿通枠20・20の中を蝶番様アーム11・11が摺動するものとしている。
また該挿通枠20・20は完全な四方枠としなくても、強度に問題がなければ蓋部分の中央に隙間を設けても良い。
更にこの実施例は案内用の凹部と凸部を必要としないので、金型に掛かる費用を抑えることができる。
【実施例6】
【0025】
次に、本願発明の実施例6を図13・図14・図15に基づいて説明する。
先ず、図13はこの実施例の正面図であって、モールド加工とするプラグ体32は電極33・33の外幅よりやや広めの長方体としていて、該プラグ体32の両側に接するように蝶番様アーム23・23と支持体22・22を配設していて、該支持体22・22は補強体21・21を介して一体に構成している。
次に、図14はこの実施例の内部の構成であって、プラグ体32に接して構成する支持体22・22の上部に嵌合する蝶番様アーム23・23は下端に摺動具24・24を軸着し、更に該摺動具24・24は支持体22・22に形成する案内溝25・25の中に位置しているので、蝶番様アーム23・23を摘んで押すと摺動具24・24は案内溝に沿って下方に移動する。
次に、図15は図13の断面図であって、図示するように補強体21は底板2と前記実施例の補強体4・4を兼ね備えていて、モールド加工とするプラグ体32の下部に補強体21に合わせた凹部を形成している。従ってこの実施例をプラグ体32に装着したとき、底板2が存在しないので、プラグ体32と電源コンセント34の表面が密着する。
前記実施例1は図4に示すように、蝶番様アーム11・11の先端部の動線が弧を描くように電極側に張り出すのに対して、本実施例7は案内溝25・25が電極33・33と平行に構成しているので、作用時には蝶番様ア−ム11・11の先端も電極33・33と平行で、且つ直線状に移動する。従って本体1の幅を最小限にできる効果がある。
また、プラグ体32と補強体21または支持体22に係わる脱落防止装置を設けると良く、プラグ体32の形状も長方体に限るものではない。
次に、図16は電源コンセント34からプラグ体32を抜き取るときの状態を示していて、蝶番様アーム23・23を指先で摘むと、該蝶番様アーム23・23の先端は軸着する摺動具24・24と共に、電極33と平行に移動して電源コンセント34を押し出す。
【実施例7】
【0026】
次に、この実施例は本願発明の構成とプラグ体とを最も小さく且つ使い良くするために成されたもので、これを図17に基づいて説明する。
図17はこの実施例の内部の構成を示す断面図であって、モールド加工とするプラグ体32は補強体21・21と支持体22・22を兼用している上に、保持部6・6と案内溝25・25を形成し、該保持部6・6と案内溝24・24に、蝶番様アーム23・23と摺動具24・24を嵌め入れている。
この実施例は本願コンセントプラグの補助具と従来からのプラグ体とを一体に構成したもので、全体の大きさを最も小さく出来るものであり、体裁も極めて良い。
そして、仮に蝶番様アーム23が破損した場合でも、プラグ体32はそのまま従来と同じ方法で使用でき、さらに蝶番様アーム23は嵌合によって取り付けているので、破損した蝶番様ア−ムのみ取り替えることができる。
【実施例8】
【0027】
次に、本願発明の実施例8を図18に基づいて説明する。
図18はこの実施例の内部の構成を示す断面図であって、従来から一般に販売されている表側と裏側の部材をビス・ナットで繋ぎ止める形式の取り替え用のコンセントプラグに本願発明の構成を組み込んだものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電源コンセントに挿入されたコンセントプラグを、片手で且つ容易に抜くことを目的とした補助具において、電極挿通口を設けた底板と支持体を備えた本体に、蝶番様ア−ムを備えたことを特長としたコンセントプラグの補助具。
【請求項2】
蝶番部を合成樹脂のヒンジ加工とする、特許請求の範囲第1項記載のコンセントプラグの補助具。
【請求項3】
本体と蝶番様ア−ムの保持部は嵌合による、特許請求の範囲第1項記載のコンセントプラグの補助具。
【請求項4】
本体と蝶番様ア−ム及び蝶番部を軸着とした、特許請求の範囲第1項記載のコンセントプラグの補助具。
【請求項5】
蝶番様アームに摺動具を備えた、特許請求の範囲第1項記載のコンセントプラグの補助具。
【請求項6】
案内溝と保持部をコンセントプラグと一体に構成した、特許請求の範囲第1項記載のコンセントプラグの補助具。
【請求項1】
電源コンセントに挿入されたコンセントプラグを、片手で且つ容易に抜くことを目的とした補助具において、電極挿通口を設けた底板と支持体を備えた本体に、蝶番様ア−ムを備えたことを特長としたコンセントプラグの補助具。
【請求項2】
蝶番部を合成樹脂のヒンジ加工とする、特許請求の範囲第1項記載のコンセントプラグの補助具。
【請求項3】
本体と蝶番様ア−ムの保持部は嵌合による、特許請求の範囲第1項記載のコンセントプラグの補助具。
【請求項4】
本体と蝶番様ア−ム及び蝶番部を軸着とした、特許請求の範囲第1項記載のコンセントプラグの補助具。
【請求項5】
蝶番様アームに摺動具を備えた、特許請求の範囲第1項記載のコンセントプラグの補助具。
【請求項6】
案内溝と保持部をコンセントプラグと一体に構成した、特許請求の範囲第1項記載のコンセントプラグの補助具。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【公開番号】特開2013−101904(P2013−101904A)
【公開日】平成25年5月23日(2013.5.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−129323(P2012−129323)
【出願日】平成24年5月21日(2012.5.21)
【出願人】(598009913)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年5月23日(2013.5.23)
【国際特許分類】
【出願日】平成24年5月21日(2012.5.21)
【出願人】(598009913)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]