説明

コンテナミキサ、コンテナ及び粉粒体撹拌方法

【課題】 比較的簡単な構成であって、液体成分をダマにならず撹拌される粉粒体に満遍なく噴霧できるコンテナミキサを提供する。
【課題を解決するための手段】 コンテナミキサ1は、粉粒体を収容するコンテナ本体10と、コンテナ本体の回転軸30と、回転軸の回転駆動手段40と、を備える。さらに、コンテナ本体10の内部には、粉粒体を撹拌するとともに液体を噴霧する羽根状ノズル51と液体の通る流路とを有する撹拌軸50が備えられている。撹拌軸50は、コンテナ本体10の回転軸30から同一軸心上を延びるように配置されている。コンテナ本体10を回転させながら撹拌軸50を回転させることにより、粉粒体を撹拌しつつ、同粉粒体に液体を満遍なく噴霧することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、油脂等の液体成分を添加しながら粉粒体を撹拌するコンテナミキサ等に関する。特には、液体をダマにならないように噴霧でき、構造が比較的簡単なコンテナミキサ等に関する。
【背景技術】
【0002】
コンテナミキサは、一般に、粉粒体が収容されるコンテナと、このコンテナ自体を回転駆動する機構とから構成される。また、コンテナに中身を撹拌する部材(撹拌羽根など)が備えられたものもある。
【0003】
製品の種類によっては、油脂や薬剤などの液体成分を添加して粉粒体と混合あるいは液体成分を粉粒体にコーティングする場合がある。液体成分を添加するには、いったんコンテナの回転を停止してコンテナの蓋を開け、コンテナ内に液体を添加することが挙げられる。しかし、この場合、装置を停止する必要があり、作業効率が悪くなるとともに、静止中の粉粒体に液体を添加するので、液体がダマになりやすいという欠点がある。
【0004】
一方、コンテナの蓋体に、液体を噴霧するノズルを設けて、コンテナを回転しつつ蓋体が上方に位置するときに液体を噴霧するコンテナミキサが提案されている(特許文献1参照)。このコンテナミキサにおいては、蓋体に設けられたノズルに連通する導管が、ロータリージョイントを介してタンクと接続している。このため、導管がコンテナやコンテナ回転軸と一緒に振り回されるように回転するので、導管のねじれや離脱などの事態が起こりうる。
【特許文献1】特開平4−87630
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであって、比較的簡単な構成であって、液体成分をダマにならず撹拌される粉粒体に満遍なく噴霧できるコンテナミキサを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のコンテナミキサは、 粉粒体を収容するコンテナ本体と、 該コンテナ本体の回転軸と、 該回転軸の回転駆動手段と、を備えるコンテナミキサであって、 さらに、 前記コンテナ本体の内部に設けられた、粉粒体を撹拌する羽根、液体を噴霧するノズル、及び、前記液体の通る流路を有する撹拌軸を備えることを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、撹拌羽根と液体噴霧ノズルとを有する撹拌軸の回転により、粉粒体を撹拌しつつ、同粉粒体に液体を満遍なく噴霧することができる。したがって、噴霧された液体がダマにならず、液体を粉粒体に均一に混合またはコーティングすることができる。また、液体の添加タイミングや種類、量を制御することができる。
【0008】
本発明においては、 前記撹拌羽根が前記液体噴霧ノズルを兼用することとすれば、撹拌軸の構造を簡単にでき、液体をコンテナ本体内により満遍なく混入することができる。
【0009】
さらに、本発明においては、 前記撹拌軸を、前記コンテナ本体の回転軸から同一軸芯上を先に延びるように配置すれば、これらの回転軸を各々の回転駆動手段に同時に連結することができる。
【0010】
本発明においては、 さらに、軸端に前記撹拌軸とのカップリング部が形成されて、該撹拌軸を回転駆動する回転駆動軸を有し、 前記撹拌軸は前記コンテナ本体の内部を貫通するとともに、 該撹拌軸の一方の端部に、前記回転駆動軸のカップリング部と連結するカップリング部が形成され、もう一方の端部に、前記液体流路に開口する液体供給口が形成され、 該液体供給口が、接続機構を介して液体供給ホースと接続していることが好ましい。
【0011】
撹拌軸の、回転駆動軸と連結する端部と反対側の端部に液体供給ホースを接続するので、同軸と回転駆動軸との連結部の構造が複雑にならない。なお、撹拌軸と液体を供給するホースとの接続機構として、ロータリージョイントを使用することができる。
【0012】
さらに、本発明においては、 前記コンテナ本体にコンテナ側フランジが形成されており、 前記コンテナ本体の回転軸の軸端に、前記コンテナ側フランジに接続される駆動側フランジが形成されていることが好ましい。
【0013】
本発明によれば、コンテナ側フランジと駆動側フランジとを連結することにより、コンテナ本体の回転軸の回転運動をコンテナ本体に伝える。また、撹拌軸のカップリング部と回転駆動軸のカップリング部とを接続することにより、回転駆動軸の回転運動を撹拌軸に伝える。ここで、コンテナ本体の回転軸と撹拌軸の回転駆動軸とが、同一軸芯上に配置されているので、コンテナ側フランジと駆動側フランジとを同一軸芯上に合わせると、撹拌軸と同軸の回転軸とが同一軸芯上に合う。これにより、コンテナ本体と回転軸と、並びに、撹拌軸と回転駆動軸とを、一回の作業で連結できる。
【0014】
本発明においては、 前記コンテナ本体のコンテナ側フランジの端面と、前記回転軸のフランジの端面とが接して固定されることにより、前記回転軸の回転運動が前記コンテナ側フランジに伝達され、 前記撹拌軸及び回転駆動軸のカップリング部の一方が横方向に延びるキー溝であり、他方が横方向に延びるキー状の突部であり、該突部が、前記溝に係合することにより、前記撹拌軸と回転軸とが連結されることとできる。
【0015】
本発明のコンテナは、 粉粒体を収容する容器本体と、 該容器本体に固定されたコンテナ側フランジと、 該容器本体の内部を貫通する、一方の端部にカップリング部が形成され、もう一方の端部に液体供給口が形成された、粉粒体を撹拌する羽根、液体を噴霧するノズル、及び、液体の通る流路を有する撹拌軸と、を有し、前記コンテナ側フランジと前記撹拌軸とが同一軸芯上に配置されていることを特徴とする。
【0016】
本発明の粉粒体撹拌方法は、 粉粒体を撹拌する方法であって、 粉粒体を、粉粒体を収容するコンテナ本体と、該コンテナ本体の回転軸と、該回転軸の回転駆動手段と、を備え、さらに、前記コンテナ本体の内部に設けられた、粉粒体を撹拌する羽根、液体を噴霧するノズル、及び、前記液体の通る流路を有する撹拌軸を備えるコンテナミキサの前記コンテナ本体に収容し、 前記回転駆動手段を駆動して、前記コンテナ本体の回転軸を回転して前記コンテナを回転させて、前記液体噴霧ノズルから液体を前記コンテナ内に噴霧しながら粉粒体を撹拌することを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、粉粒体を収容するコンテナ本体の内部に、粉粒体を撹拌する羽根、液体を噴霧するノズル、及び、前記液体の通る流路を有する撹拌軸が備えられているので、粉粒体を撹拌しつつ、同粉粒体に液体を満遍なく噴霧できる。したがって、噴霧された液体がダマにならず、液体を粉粒体に均一に混合することができるコンテナミキサを提供できる。さらに、撹拌羽根が液体噴霧ノズルを兼用することとすれば、撹拌軸の構造を簡単にできる。さらには、撹拌軸を、コンテナ本体の回転軸から同一軸芯上を先に延びるように配置すれば、これらの回転軸を各々の回転駆動手段に同時に連結することができる。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るコンテナミキサの全体を示す正面図である。
図2は、図1のコンテナミキサの平面図である。
図3は、図1のコンテナミキサの撹拌軸の両端付近の構造を示す平面図である。
図4は、図1のコンテナミキサのコンテナ本体の回転軸端部を示す平面図である。
図5は、図1のコンテナミキサの側面図である。
【0019】
コンテナミキサ1は、粉粒体を収容するコンテナ本体10と、コンテナ本体10の回転軸30と、回転軸30を回転駆動する駆動装置(回転駆動手段)40と、を備える。さらに、コンテナ本体10内には、粉粒体を撹拌するとともに液体を噴霧する羽根状のノズル、及び、液体の通る流路を有する撹拌軸50が備えられている。駆動装置40には、この撹拌軸50を回転駆動する機構も備えられている。
【0020】
まず、コンテナ本体10を説明する。
コンテナ本体10は、平らな直方体状の胴部10aと、四角錐状の排出部10bとを有する。胴部10aの上面中央には、投入口10cが設けられている。同投入口10cは蓋11で開閉される。排出部10bの先端には、排出口10dが設けられている。同排出口10dはバタフライバルブ12で開閉可能となっている。一例として、コンテナ本体10の容積は200リットルである。
【0021】
胴部10aの一側面には、側方に張り出した側座15が設けられており、同側座15の端面にコンテナ側フランジ17が固定されている。図3に示すように、コンテナ側フランジ17の端面は平面であり、周縁には外方向に張り出す縁部17aが形成されている。コンテナ側フランジ17の中心には、側座15及び胴部10aの胴板を貫通する中空の軸19が固定されている。この中空軸19のコンテナ内部側の端部は、胴部10a内にやや突き出ている。図2に示すように、平面視において、この中空軸19の中心軸は、胴部10aに対して10〜15°傾いて、コンテナ本体10の中心を通っている。
【0022】
胴部10aの、側座15が設けられた側面と反対側の側面には、中空軸19の中心軸を中心とする中空軸21が胴部10aの胴板を貫通するように固定されている。
【0023】
次に、撹拌軸50を説明する。
撹拌軸50は、胴部10aの両側に固定された中空軸19及び21内に回転可能に支持されて、平面視において胴部10aの中心を貫通している。
図3に示すように、撹拌軸50は、駆動装置側の端部で、駆動装置側の中空軸19に、2個の軸受23により回転可能に支持されている。一方の軸受23−1は、コンテナ側フランジ17に隣接して配置され、もう一方の軸受23−2は、胴部側の端部に配置されている。この軸受23−2の外側には、カラー24が固定されている。カラー24と撹拌軸50との間にはシール25が介されている。これらのカラー24やシール25により、中空軸19と撹拌軸50との間のスキマが密閉される。
【0024】
撹拌軸50の駆動装置側の端部は、コンテナ側フランジ17からやや突き出ており、同軸の端面中央部には、径方向に延びるキー溝50aが形成されている。このキー溝50aは、回転軸30の回転駆動軸35とのカップリング部となる(詳細後述)。
【0025】
また、撹拌軸50は、反駆動装置側の端部で、もう一方の中空軸21に対して軸受26により回転可能に支持されている。この軸受26の外側には、カラー27が固定されており、カラー27と回転軸との間にはシール28が介されている。
【0026】
撹拌軸50の容器本体11内に延びた部分には、羽根状(棒状)のノズル51が、撹拌軸50から180°の間隔で径方向に延びるように形成されている。この羽根状ノズル51は、粉粒体の撹拌及び液体を噴霧するためのものである。羽根状ノズル51は、内部に液体流路52が形成された中空の棒状部材であり、先端面には、液体流路52が開口する液体の噴出口52aが形成されている。この例では、撹拌軸50の5か所に、羽根状ノズル51、軸50の周方向に交互に90°ずれて、等間隔で取り付けられている。
【0027】
撹拌軸50の内部には、添加される液体が通る流路53が通っている。液体流路53は、撹拌軸50の反駆動装置側の端部の端面に形成された液体供給口53aから、同軸50内を、最も駆動装置側の羽根状ノズル51のやや先まで延びている。そして、各羽根状ノズル51の部分で分岐して、各羽根状ノズル51の液体流路52に連通している。これにより、液体供給口53aから液体流路53に供給された液体は、各羽根状ノズル51の液体流路52を通って噴出口52aから噴き出す。
【0028】
撹拌軸50の、反駆動装置側端部は、架台7上に設置されたロータリージョイント55の出力軸55aに、フェルール56により結合している。ロータリージョイント55には液体が収容されたタンクなどから延びるホース60が接続している。また、ホース60の途中にはポンプ(図示されず)が設けられている。
【0029】
次に、コンテナ本体10の回転軸30を説明する。
コンテナ回転軸30は、比較的大径の中空の軸であり、径は、コンテナ本体10の中空軸19の径と等しい。同軸30の、コンテナ本体10側の端部には、コンテナ本体10のコンテナ側フランジ17に接続される駆動側フランジ31が固定されている。図3に示すように、駆動側フランジ31の端面は平面であり、周縁には外方向に張り出す縁部31aが形成されている。同フランジ31の径はコンテナ側フランジ17の径と等しい。駆動側フランジ31の端面はコンテナ本体10のコンテナ側フランジ17の端面に接しており、合わせられたフランジ17、31の縁部17a、31aはクランプバンド39などで固定されている。
図1、2、4に示すように、コンテナ回転軸30の反コンテナ本体側の端部付近には、スプロケット33が固定されている。
【0030】
コンテナ回転軸30内には、撹拌軸50の回転駆動軸35が同一軸芯上に配置されている。回転駆動軸35は中実の軸であり、図3、図4に示すように、両端付近で、コンテナ回転軸30内に、軸受36−1、36−2により回転可能に支持されている。図3に示すように、同軸35の、駆動側フランジ31側の端面には、径方向に延びるキー状の突起35aが形成されている。同突起35aは、コンテナ回転軸30の端面からやや突き出ている。この突起35aは、撹拌軸50のキー溝50aに係合する。
回転駆動軸35のもう一方の端部は、図1、2、4に示すように、コンテナ回転軸30から突き出ており、同部にスプロケット37が固定されている。
【0031】
コンテナ回転軸30は、図1、図2に示すように、中央部の2ヵ所で、プランマブロック5により、架台2に設けられた台座3に固定されている。
【0032】
次に、コンテナ回転軸40と撹拌軸50の回転駆動軸35とを回転駆動する駆動装置40を説明する。
図1に示すように、架台2上には、コンテナ回転軸30を回転駆動する減速機付きモータ43と、撹拌軸50の回転駆動軸35を回転駆動する減速機付きモータ45が備えられている。これらのモータ43、45のモータ軸は、各々、コンテナ回転軸30のスプロケット33、回転駆動軸35のスプロケット37と、チェーン47、49により連結されている。一例として、コンテナ回転軸30の回転速度は、1〜50rpmであり、回転駆動軸35の回転速度は10〜1500rpmである。
【0033】
各モータ43、45を駆動してコンテナ本体10の回転軸30及び撹拌軸50の回転駆動軸35を回転することによって、コンテナ本体10が回転するとともに、撹拌軸50が回転して、コンテナ本体10内の中身を撹拌する。同時に、ポンプを駆動して、液体供給源から液体をホース60を通してくみ上げる。液体は、ロータリージョイント55を通して、撹拌軸50の液体供給口53aから液体流路53に供給され、各羽根状ノズル51の液体流路52を通り噴出口52aから噴霧される。このように粉粒体を撹拌しながら液体を添加するので、添加された液体がダマにならず、粉粒体に満遍なく噴霧することができる。この際、ポンプの稼働タイミングや稼働時間を調整すると、液体の添加タイミングや添加量を調整でき、混合撹拌作業を自動化できる。なお、前述の参考文献のように、蓋が上に位置するときに液体を添加するように制御する必要はなく、任意のタイミングで添加することができる。
【0034】
次に、粉粒体の取り出し時や入れ替え時に、コンテナ本体10を取り換える方法の一例を説明する。
まず、フェルール56を外して、コンテナ本体10をロータリージョイント55から離す。すると、コンテナ本体10は、コンテナ回転軸30に片持ち式に支持される。そして、コンテナ本体10をフォークリフトなどで支持しておき、クランプバンド39を外してコンテナ回転軸30から外す。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の実施の形態に係るコンテナミキサの全体を示す正面図である。
【図2】図1のコンテナミキサの平面図である。
【図3】図1のコンテナミキサの撹拌軸の両端付近の構造を示す平面図である。
【図4】図1のコンテナミキサのコンテナ本体の回転軸端部を示す平面図である。
【図5】図1のコンテナミキサの側面図である。
【符号の説明】
【0036】
1 コンテナミキサ 2 架台
3 台座 5 プランマブロック
10 コンテナ本体 11 蓋
12 バタフライバルブ 15 側座
17 コンテナ側フランジ 19、21 中空軸
23、26 軸受 24、27 カラー
25、28 シール
30 回転軸 31 駆動側フランジ
33 スプロケット 35 回転駆動軸
36 軸受け 37 スプロケット
39 クランプバンド
40 駆動装置 43、45 減速機付きモータ
47、49 チェーン
50 撹拌軸 51 羽根状ノズル
52、53 液体流路 50 ロータリージョイント
56 フェルール 60 ホース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
粉粒体を収容するコンテナ本体と、
該コンテナ本体の回転軸と、
該回転軸の回転駆動手段と、
を備えるコンテナミキサであって、
さらに、
前記コンテナ本体の内部に設けられた、粉粒体を撹拌する羽根、液体を噴霧するノズル、及び、前記液体の通る流路を有する撹拌軸を備えることを特徴とするコンテナミキサ。
【請求項2】
前記撹拌羽根が前記液体噴霧ノズルを兼用することを特徴とする請求項1に記載のコンテナミキサ。
【請求項3】
前記撹拌軸が、前記コンテナ本体の回転軸から同一軸芯上を先に延びるように配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のコンテナミキサ。
【請求項4】
さらに、軸端に前記撹拌軸とのカップリング部が形成されて、該撹拌軸を回転駆動する回転駆動軸を有し、
前記撹拌軸は前記コンテナ本体の内部を貫通するとともに、
該撹拌軸の一方の端部に、前記回転駆動軸のカップリング部と連結するカップリング部が形成され、もう一方の端部に、前記液体流路に開口する液体供給口が形成され、
該液体供給口が、接続機構を介して液体供給ホースと接続していることを特徴とする請求項1、2又は3に記載のコンテナミキサ。
【請求項5】
前記コンテナ本体にコンテナ側フランジが形成されており、
前記コンテナ本体の回転軸の軸端に、前記コンテナ側フランジに接続される駆動側フランジが形成されていることを特徴とする請求項4に記載のコンテナミキサ。
【請求項6】
前記コンテナ本体のコンテナ側フランジの端面と、前記回転軸のフランジの端面とが接して固定されることにより、前記回転軸の回転運動が前記コンテナ側フランジに伝達され、
前記撹拌軸及び回転駆動軸のカップリング部の一方が横方向に延びるキー溝であり、他方が横方向に延びるキー状の突部であり、該突部が、前記溝に係合することにより、前記撹拌軸と回転軸とが連結される請求項5に記載のコンテナミキサ。
【請求項7】
粉粒体を収容する容器本体と、
該容器本体に固定されたコンテナ側フランジと、
該容器本体の内部を貫通する、一方の端部にカップリング部が形成され、もう一方の端部に液体供給口が形成された、粉粒体を撹拌する羽根、液体を噴霧するノズル、及び、液体の通る流路を有する撹拌軸と、
を有し、前記コンテナ側フランジと前記撹拌軸とが同一軸芯上に配置されていることを特徴とするコンテナ。
【請求項8】
粉粒体を撹拌する方法であって、
粉粒体を、粉粒体を収容するコンテナ本体と、該コンテナ本体の回転軸と、該回転軸の回転駆動手段と、を備え、さらに、前記コンテナ本体の内部に設けられた、粉粒体を撹拌する羽根、液体を噴霧するノズル、及び、前記液体の通る流路を有する撹拌軸を備えるコンテナミキサの前記コンテナ本体に収容し、
前記回転駆動手段を駆動して、前記コンテナ本体の回転軸を回転して前記コンテナを回転させて、前記液体噴霧ノズルから液体を前記コンテナ内に噴霧しながら粉粒体を撹拌することを特徴とする粉粒体撹拌方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−75903(P2010−75903A)
【公開日】平成22年4月8日(2010.4.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−250574(P2008−250574)
【出願日】平成20年9月29日(2008.9.29)
【出願人】(596013394)パシフィックサイエンス株式会社 (8)
【出願人】(506242898)
【Fターム(参考)】