説明

コンテンツ再生装置、コンテンツ再生方法およびコンピュータプログラム

【課題】プレイリストおよびプレイリスト群を使用して様々な印象のコンテンツに直感的かつ容易に切り替えること。
【解決手段】本装置は、少なくとも、デジタルコンテンツの再生順序を設定したプレイリストを複数格納するプレイリスト格納部62と、プレイリスト格納部62から1つ以上のプレイリストを選択し、それらをグループ化したプレイリスト群とすると共に、プレイリスト群に対応する静止画像または動画像をプレイリスト群に設定するプレイリスト群作成部43と、プレイリスト群を複数格納するプレイリスト群格納部63とを有する。これにより、再生中のコンテンツの印象を大きく印象を変更したい場合はプレイリスト群を変更し、小さく印象を変更したい場合はプレイリストを変更すれば、ユーザは視聴時の気分に応じて再生コンテンツの印象を容易に切り替えることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタルコンテンツの再生順序を指定したプレイリストと、そのプレイリストをグループ化したプレイリスト群とを使用してデジタルコンテンツを再生するコンテンツ再生装置、コンテンツ再生方法およびコンピュータプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、画像、音楽、映像等のコンテンツをネットワークやCD、DVD等の記録媒体を介しダウンロードしてHDDやメモリ等に格納し再生するコンテンツ再生装置が広く普及している。その際、例えば、一定の楽曲を集めたプレイリストを作成し、プレイリストを参照してコンテンツを再生したり(例えば、特許文献1,2参照)、複数のプレイリストをまとめたプレイリスト群のうちから所望のプレイリストを選択するものがある(例えば、特許文献3〜5参照)。
【特許文献1】特開2003−15666号公報
【特許文献2】特開2004−117632号公報
【特許文献3】特表2005−526340号公報
【特許文献4】特開2006−227709号公報
【特許文献5】特開2006−99898号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、一般に、複数の楽曲を連続的に聴く場合、同じような印象の楽曲を連続的に聴きたい場合と、様々な印象の楽曲を混ぜて聴きたい場合がある。
【0004】
しかし、上述の特許文献1,2の技術では、楽曲等のコンテンツの印象の遷移をプレイリスト作成時にあらかじめ決定しておくため、プレイリスト作成時に決定した印象の遷移と異なる遷移で再生することは困難であった。
【0005】
また、上述の特許文献3〜5の技術では、プレイリスト群の作成やGUI等について具体的に開示がないので、プレイリストおよびプレイリスト群を使用した様々な印象のコンテンツに直感的かつ容易に切り替えることは考慮されていなかった。
【0006】
そこで、本発明は、プレイリストおよびプレイリスト群を使用して様々な印象のコンテンツに直感的かつ容易に切り替えることができるコンテンツ再生装置、コンテンツ再生方法およびコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、請求項1のコンテンツ再生装置は、デジタルコンテンツの再生順序を指定したプレイリストを複数格納するプレイリスト格納部と、前記プレイリストをグループ化し、イメージファイルが設定されたプレイリスト群を複数格納するプレイリスト群格納部と、前記プレイリスト群の変更指示信号が入力すると、前記プレイリスト群格納部から現在設定されているプレイリスト群以外のプレイリスト群に変更するプレイリスト群変更部と、前記プレイリストの変更指示信号が入力すると、前記プレイリスト格納部から現在設定されているプレイリストと同じプレイリスト群の中で、現在設定されているプレイリスト以外のプレイリストに変更するプレイリスト変更部と、前記プレイリスト群変更部および前記プレイリスト変更部で変更された前記プレイリスト群および前記プレイリストに従って、再生すべき前記デジタルコンテンツを選出する再生コンテンツ選出部と、を有する。
【0008】
また、請求項2の発明は、請求項1記載のコンテンツ再生装置において、さらに、前記デジタルコンテンツを一意に識別するためのコンテンツIDと、前記デジタルコンテンツの副次的な情報を表すメタデータとを対応付けて格納したメタデータ格納部と、静止画像または動画像を含むイメージファイルと、前記イメージファイルを一意に識別するためのイメージIDとを対応させて格納したイメージファイル格納部と、ユーザによってプレイリスト属性として前記メタデータが選択された場合、選択された前記メタデータに対応する前記コンテンツIDを前記メタデータ格納部から取得し、取得した前記コンテンツIDにより前記プレイリストを作成し、作成した前記プレイリストにプレイリストIDを付加し、選択された前記メタデータに対応づけて前記プレイリスト格納部に格納するプレイリスト作成部と、ユーザによってプレイリスト属性として前記メタデータが選択された場合、選択された前記メタデータに対応する前記プレイリストを前記プレイリスト格納部から選択し、選択した前記プレイリストの前記プレイリストIDにより前記プレイリスト群を作成し、前記プレイリスト群格納部に格納するプレイリスト群作成部と、を有するようにしても良い。
【0009】
また、請求項3の発明は、請求項2記載のコンテンツ再生装置において、さらに、前記イメージIDと、対応する前記イメージファイルの書誌情報であるイメージワードとを格納したイメージワード格納部と、ユーザによってプレイリスト属性として選択された前記メタデータと、前記イメージワード格納部に格納された前記各イメージワードとの一致度を算出し、算出した一致度が高いイメージワードのイメージIDを選択し、選択した前記イメージIDに対応する前記イメージファイルを前記イメージファイル格納部から選出するイメージファイル選出部と、を有し、前記プレイリスト群作成部は、作成した前記プレイリスト群に、前記イメージファイル選出部により選出された前記イメージファイルを設定して前記プレイリスト群格納部に格納する、ようにしても良い。
【0010】
また、請求項4の発明は、請求項1記載のコンテンツ再生装置において、さらに、前記デジタルコンテンツを一意に識別するためのコンテンツIDと、前記デジタルコンテンツの副次的な情報を表すメタデータとを対応付けて格納したメタデータ格納部と、静止画像または動画像を含むイメージファイルと、前記イメージファイルを一意に識別するためのイメージIDとを対応させて格納したイメージファイル格納部と、前記イメージIDと、対応する前記イメージファイルの書誌情報であるイメージワードとを格納したイメージワード格納部と、ユーザによって設定された前記イメージファイルの前記イメージIDを基に前記イメージワード格納部から対応する前記イメージワードを取得し、取得した前記イメージワードと一致するメタデータを前記メタデータ格納部から読み出しプレイリスト属性として選出するプレイリスト属性選出部と、前記プレイリスト属性選出部によって設定された前記プレイリスト属性である前記メタデータに対応する前記コンテンツIDを前記メタデータ格納部から取得し、取得した前記コンテンツIDにより前記プレイリストを作成し、作成した前記プレイリストにプレイリストIDを付加し、選択された前記メタデータに対応づけて前記プレイリスト格納部に格納するプレイリスト作成部と、前記プレイリスト属性選出部によって設定された前記プレイリスト属性に対応する前記プレイリストを前記プレイリスト格納部から選択し、選択した前記プレイリストの前記プレイリストIDにより前記プレイリスト群を作成し、作成した前記プレイリスト群に、ユーザによって設定された前記イメージファイルを設定して前記プレイリスト群格納部に格納するプレイリスト群作成部と、を有するようにしても良い。
【0011】
また、請求項5の発明は、請求項2記載のコンテンツ再生装置において、さらに、前記イメージIDと、対応する前記イメージファイルの書誌情報であるイメージワードとを格納したイメージワード格納部と、前記メタデータが有する複数の概念と、各概念の類語とを格納するシソーラス辞書格納部と、ユーザによってプレイリスト属性として選択された前記メタデータの類語を、前記シソーラス辞書格納部から類語集合として取得すると共に、前記取得した類語集合と前記イメージワード格納部に格納された各イメージワードとの一致度を算出し、一致度が高いイメージワードに対応する前記イメージIDを選択し、選択したイメージIDに対応する前記イメージファイルを前記イメージファイルから選出するイメージファイル選出部と、を有し、前記プレイリスト群作成部は、作成した前記プレイリスト群に、前記イメージファイル選出部により選出された前記イメージファイルを設定して前記プレイリスト群格納部に格納する、ようにしても良い。
【0012】
また、請求項6の発明は、請求項1記載のコンテンツ再生装置において、さらに、前記デジタルコンテンツを一意に識別するためのコンテンツIDと、前記デジタルコンテンツの副次的な情報を表すメタデータとを対応付けて格納したメタデータ格納部と、静止画像または動画像を含むイメージファイルと、前記イメージファイルを一意に識別するためのイメージIDとを対応させて格納したイメージファイル格納部と、前記イメージIDと、対応する前記イメージファイルの書誌情報であるイメージワードとを格納したイメージワード格納部と、前記メタデータが有する複数の概念と、各概念の類語とを格納するシソーラス辞書格納部と、ユーザによって設定された前記イメージファイルの前記イメージIDを基に前記イメージワード格納部から対応する前記イメージワードを取得し、取得した前記イメージワードと一致するメタデータを前記メタデータ格納部から読み出し、前記メタデータの類語を前記シソーラス辞書格納部から取得してプレイリスト属性として選出するプレイリスト属性選出部と、前記プレイリスト属性選出部によって設定された前記プレイリスト属性である前記メタデータの類語に対応する前記コンテンツIDを前記メタデータ格納部から取得し、取得した前記コンテンツIDにより前記プレイリストを作成し、作成した前記プレイリストにプレイリストIDを付加し、選択された前記メタデータに対応づけて前記プレイリスト格納部に格納するプレイリスト作成部と、前記プレイリスト属性選出部によって設定された前記プレイリスト属性に対応する前記プレイリストを前記プレイリスト格納部から選択し、選択した前記プレイリストの前記プレイリストIDにより前記プレイリスト群を作成し、作成した前記プレイリスト群に、ユーザによって設定された前記イメージファイルを設定して前記プレイリスト群格納部に格納するプレイリスト群作成部と、を有するようにしても良い。
【0013】
また、請求項7のコンテンツ再生方法は、デジタルコンテンツの再生順序を指定したプレイリストをグループ化し、イメージファイルが設定されたプレイリスト群の変更指示信号が入力すると、現在設定されているカレントプレイリスト群以外のプレイリスト群に変更するステップと、前記プレイリストの変更指示信号が入力すると、現在設定されているプレイリストと同じプレイリスト群の中で、現在設定されているプレイリスト以外のプレイリストに変更するステップと、変更された前記プレイリスト群および前記プレイリストに従って、再生すべき前記デジタルコンテンツを選出するステップと、を有する。なお、このコンテンツ再生方法にも、上述のコンテンツ再生装置のバリエーションが適用される。
【0014】
また、請求項8のコンピュータプログラムは、デジタルコンテンツの再生順序を指定したプレイリストをグループ化し、イメージファイルが設定されたプレイリスト群の変更指示信号が入力すると、現在設定されているプレイリスト群以外のプレイリスト群に変更するステップと、前記プレイリストの変更指示信号が入力すると、現在設定されているカレントプレイリストと同じプレイリスト群の中で、現在設定されているプレイリスト以外のプレイリストに変更するステップと、変更された前記プレイリスト群および前記プレイリストに従って、再生すべき前記デジタルコンテンツを選出するステップと、をコンピュータに実行させるものである。なお、このコンピュータプログラムにも、上述のコンテンツ再生装置のバリエーションが適用される。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、複数のプレイリストをまとめてグループ化したものであるプレイリスト群を用意し、再生中のコンテンツの印象を、大きく印象を変更したい場合はプレイリスト群を、小さく印象を変更したい場合はプレイリスト群内のプレイリストを、という2つの変更方法を提供することによって、ユーザは、プレイリスト群やプレイリストを切り替えることによって再生コンテンツの印象を直感的かつ容易に切り替えることができる。
【0016】
特に、本発明では、プレイリスト群に静止画や動画像等のイメージファイルが設定されているので、プレイリスト群が全体的にどのような印象であるか、どのようなプレイリストを有するのか等を、直感的かつ容易に理解してプレイリスト群を切り替えることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
実施形態1.
図1は、本発明の実施形態1に係るコンテンツ再生装置1の構成例を示す。
【0018】
図1において、本実施形態によるコンテンツ再生装置1は、入力装置10と、表示装置20と、音響装置30と、プレイリスト作成制御部40と、プレイリスト再生制御部50と、データ格納部60とを有する。
【0019】
入力装置10は、マウスやキーボードなどの入力デバイス、表示装置20は、液晶ディスプレイ等の表示デバイス、音響装置30は、スピーカーやアンプなどの音響デバイスである。これらは、本装置に設けられていても、本装置に外付けされていても良い。
【0020】
プレイリスト作成制御部40は、不図示のCPUやメモリを備えており、メモリ上に展開されたプレイリスト作成用プログラムをCPUが実行することにより、プレイリストおよびプレイリスト群の作成等を制御するもので、入力補助部41と、プレイリスト作成部42と、プレイリスト群作成部43とを有する。
【0021】
図2は、プレイリスト作成制御部40における動作を示すフローチャートである。
【0022】
まず、入力補助部41は、ユーザによる、プレイリスト群の設定情報の入力を受け付ける(S200)。ユーザは、入力装置10を介して入力を行う。
【0023】
次に、S200で設定されたプレイリスト群の設定情報を基に、プレイリスト作成部42は、プレイリストを作成する(S210)。作成されたプレイリストの情報は、プレイリスト格納部62に格納される。
【0024】
次に、プレイリスト群作成部43は、S200で入力されたプレイリスト群の設定情報と、S210で作成されたプレイリストの情報を基に、プレイリスト群を作成する(S220)。作成されたプレイリスト群は、プレイリスト群格納部63に格納される。以上が、プレイリスト作成制御部40における動作概要である。
【0025】
続いて、図1を参照してデータ格納部60の説明を行う。
【0026】
データ格納部60は、ハードディスクやフラッシュメモリのような高速アクセスが可能な大容量記録媒体である。データ格納部60は、さらに、イメージファイル格納部61と、プレイリスト格納部62と、プレイリスト群格納部63と、コンテンツ格納部64と、メタデータ格納部65とを有する。
【0027】
イメージファイル格納部61は、イメージファイルを格納する。イメージファイルとは、プレイリスト群全体の雰囲気を表す静止画像や動画等の、デジタル映像ファイルである。イメージファイル格納部61は、イメージファイルと、イメージファイルを一意に識別するためのイメージIDとを格納する。
【0028】
図3に、イメージファイル格納部61に格納されるイメージIDとイメージファイルの例を示す。図3では、イメージIDが”Image01.jpg”のイメージファイルと、イメージIDが”Image02.jpg”の2つのファイルが格納された状態を示している。
【0029】
プレイリスト格納部62は、プレイリストIDと、プレイリストタイトルと、プレイリストに所属するコンテンツIDと、それぞれのコンテンツIDに対応するコンテンツ順位とからなるプレイリストを格納する。プレイリストIDとは、プレイリストを一意に識別するための識別子である。プレイリストタイトルとは、そのプレイリストを書誌的に表すタイトルである。コンテンツIDとは、コンテンツ格納部64に格納されたコンテンツを一意に識別するための識別子である。コンテンツ順位とは、プレイリストに属するコンテンツIDの順番を表しており、具体的には、プレイリスト内の再生順に用いられる。
【0030】
図4は、プレイリスト格納部62に格納されたプレイリストの一例を示す図である。
【0031】
図4の例では、プレイリストIDがP1のプレイリストには、プレイリストタイトルとして”穏やか”が、コンテンツIDとしてC1、C2、C3、C4、C5の5つが格納され、それぞれのコンテンツIDには、1〜5の順位が割り当てられた様子を示している。
【0032】
プレイリスト群格納部63は、プレイリスト群IDと、イメージファイルと、1つ以上のプレイリストIDと、プレイリストIDそれぞれに対応するプレイリスト順位とからなるプレイリスト群を格納する。プレイリスト群IDとは、プレイリスト群を一意に識別するための識別子である。プレイリスト順位とは、プレイリスト群に属するプレイリスト間の順位を示す数値である。同じプレイリスト群内においては、プレイリスト順位それぞれにユニークな数値を用いる。
【0033】
図5は、プレイリスト群格納部63に格納されたプレイリスト群の一例を示す図である。
【0034】
図5では、プレイリスト群IDと、イメージIDにより識別されるイメージファイルと、プレイリスト順位と、プレイリストIDとを格納した様子を示している。例えば、プレイリスト群IDがG1のプレイリスト群には、イメージIDが“Image01.jpg”のイメージファイルが、プレイリスト順位1のプレイリストIDには“P1”、プレイリスト順位2のプレイリストIDには“P2”、プレイリスト順位3のプレイリストIDには“P3”の3つが、それぞれ格納されている。
【0035】
コンテンツ格納部64は、コンテンツのデジタルデータ本体を格納する。コンテンツ格納部64には、デジタルデータと、コンテンツIDとを格納する。コンテンツIDとは、それぞれのデジタルデータを一意に識別するための識別子である。
【0036】
メタデータ格納部65は、コンテンツ格納部64に格納された各コンテンツに対応するメタデータを格納する。メタデータとは、コンテンツのタイトルや、コンテンツの作成日、コンテンツの雰囲気、コンテンツのジャンル等の、コンテンツに対する副次的な情報のことである。
【0037】
図6は、メタデータ格納部65に格納されるメタデータの一例を示す図である。
【0038】
図6の例では、メタデータ格納部65は、コンテンツIDに対応するメタデータとして、タイトル、作成日、雰囲気、ジャンルを格納した状態を示している。例えば、コンテンツIDがC1のコンテンツのタイトルは“Content1”であり、作成日は“2000−01−01”であり、雰囲気は“楽しい”であり、ジャンルは“ダンス”である。
【0039】
続いて、本装置の動作を説明する。
【0040】
まず、入力補助部41は、プレイリスト群の設定情報として、プレイリスト属性と、イメージファイルとをユーザに設定させる。ユーザは、入力装置10を用いてこれらの設定を行う。プレイリスト属性の設定は、ユーザが直接入力しても良いが、ここでは、メタデータ格納部65に格納されたメタデータをプレイリスト属性として使用する。例えば後述する図7に示す入力補助画面700の選択候補属性リスト710のようにリスト化して表示し、その選択候補属性リスト710からユーザに選択させる。イメージファイルは、イメージファイル格納部61に格納された静止画や動画像等のイメージファイルを、後述する図8に示すイメージファイル設定画面800を参照させてユーザに選択させる。
【0041】
図7は、入力補助部41が表示装置20に表示する入力補助画面700の一例を示す図である。
【0042】
図7に示す入力補助画面700において、選択候補属性リスト710は、“70年代”や、“80年代”、“激しい”、“穏やか”、“ダンス”、“結婚式”、“日本“などの設定可能なプレイリスト属性をメタデータ格納部65に格納されたメタデータを読み出して一覧表示したものである。プレイリスト属性の選択は、例えば、ユーザがマウス等の入力装置10を用いて、選択候補属性リスト710の中から所望のプレイリスト属性にカーソル740を合わせて選択することにより行う。選択されたプレイリスト属性は、選択済み属性リスト720に追加される。設定を完了する場合は、設定終了ボタン750を選択する。
【0043】
イメージファイルの設定は、後述するイメージファイル設定画面800を呼び出して行う。例えば、イメージファイルプレビュー730にカーソル740を合わせ、マウス等の入力装置10を左クリックすることにより、イメージファイル設定画面800を呼び出すようにする。イメージファイル設定画面800は、イメージファイル格納部61に格納されたイメージファイルを、サムネイルとともに一覧表示し、ユーザがその中から直接選択する。
【0044】
図8は、イメージファイル設定画面800の一例を示す図である。
【0045】
図8に示すように、イメージファイル設定画面800において、ユーザがカーソル840を操作すると、カーソル840の位置によって、どのイメージファイルがポイントされているかを示す選択枠850が移動する。ここで、例えば、マウス等の入力装置10が左クリックされると、選択枠850の指し示すイメージファイルが選択され、図7に示す入力補助画面700の画面に戻る。イメージファイル設定画面800で設定された新しいイメージファイルが、図7に示す入力補助画面700のイメージファイルプレビュー730に表示される。
【0046】
イメージファイルの設定を終えると、入力補助部41は、ユーザにより設定されたプレイリスト属性と、設定したイメージファイルのイメージIDとをプレイリスト作成部42に渡し、プレイリストを作成させる。
【0047】
プレイリスト作成部42は、入力補助部41から受け取ったプレイリスト属性等を基にプレイリストを作成する。
【0048】
図9は、プレイリスト作成部42の動作を示すフローチャートである。
【0049】
まず、プレイリスト作成部42は、取得したプレイリスト属性の中から、未処理のプレイリスト属性をひとつ選択し、前記選択したプレイリスト属性と同様の属性を有するコンテンツIDを、メタデータ格納部65を参照して全て取得する(S910)。例えば、”穏やか”というプレイリスト属性を選択した場合、メタデータ格納部65を参照して、”穏やか”という属性を有するコンテンツのコンテンツIDを全て取得する。尚、取得する数は、見つかった全てのコンテンツIDを対象にするのではなく、予め閾値を定め、その閾値を超えない数だけ取得するようにしても良い。
【0050】
次に、プレイリスト作成部42は、取得したコンテンツID、プレイリストIDおよびプレイリストタイトルを、プレイリスト格納部42に格納する(S920)。プレイリストIDは、プレイリスト格納部42に格納されたプレイリストの中で、重複しないプレイリストIDを作成して設定する。プレイリストタイトルには、選択したプレイリスト属性名を用いる。また、取得したコンテンツIDに対し、コンテンツ順位を、発見された順に1から割り振り、プレイリスト格納部42に割り振ったコンテンツ順位を格納する。
【0051】
次に、プレイリスト作成部42は、入力補助部1031から受け取ったプレイリスト属性について、まだプレイリストを作成していないプレイリスト属性が存在するかどうかを判断する(S930)。まだプレイリストを作成していないプレイリスト属性が存在するならば、ステップS221に戻って処理を繰り返す。全てのプレイリスト属性についてプレイリストを作成したならば、プレイリスト作成部42はプレイリスト処理を終了する。
【0052】
プレイリスト作成部42は、プレイリスト処理を終了すると、作成した全てのプレイリストIDと、入力補助部41から受け取ったイメージIDとをプレイリスト群作成部43に渡し、プレイリスト群を作成させる。以上がプレイリスト作成部42の動作である。
【0053】
プレイリスト群作成部43は、プレイリスト群の設定情報を作成し、プレイリスト群格納部63にその設定情報を格納する。つまり、プレイリスト群作成部43は、まず、プレイリスト群格納部63を参照し、他のプレイリスト群のプレイリスト群IDと重複しないプレイリスト群IDを作成する。そして、プレイリスト作成部42で作成されたプレイリストIDと、入力補助部41で設定されたイメージファイルのイメージIDと、作成したプレイリスト群IDとをプレイリスト群格納部63に格納する。また、プレイリストIDを格納する際、格納された順番に順位を設定する。順位は自然数の連番で、同一プレイリスト群内においては、ユニークな数字を用いる。
【0054】
続いて、図1を参照してプレイリスト再生制御部50の動作を説明する。
【0055】
プレイリスト再生制御部50は、再生画面描画部51と、プレイリスト群変更部52と、プレイリスト変更部53と、再生コンテンツ選出部54とを有する。
【0056】
プレイリスト再生制御部50は、不図示のCPUやメモリを備えており、メモリ上に展開されたプレイリスト作成用プログラムをCPUが実行することにより、プレイリスト再生制御部50全体を制御する。
【0057】
再生画面描画部51は、プレイリスト再生中の画面イメージの描画を行う。描画する情報は、コンテンツの映像、プレイリスト群のイメージファイル、カレントプレイリストの有するコンテンツのタイトル、コンテンツ再生時間、コンテンツのメタデータ情報などである。これらの情報は、イメージファイル格納部61と、プレイリスト格納部62と、プレイリスト群格納部63と、メタデータ格納部65とから各データを取得する。また、カレントプレイリストやカレントプレイリスト群を変更するためのボタンも描画する。再生画面描画部51は、描画した画面イメージを、表示装置20に表示させる。
【0058】
図10は、再生画面描画部51が表示装置20に表示するプレイリスト再生画面1000の一例を示す図である。
【0059】
図10に示すプレイリスト再生画面1000において、映像表示領域1070は、コンテンツが映像情報を有する場合に、再生中のコンテンツの映像を表示する領域である。再生情報表示領域1010は、現在再生中のコンテンツのメタデータ情報や、再生時間などを表示する領域である。イメージファイル表示領域1020は、現在選択しているプレイリスト群であるカレントプレイリスト群に設定されているイメージファイルを表示する領域である。再生コンテンツリスト1030は、現在選択しているプレイリストであるカレントプレイリストに属するコンテンツのタイトルを、一覧表示する領域である。“Content1”や“Content2”等のコンテンツのタイトルは、例えば、カレントプレイリストのコンテンツIDを基にメタデータ格納部65から取得する。
【0060】
また、図10に示すプレイリスト再生画面1000において、プレイリスト群変更ボタン1040は、現在選択しているプレイリスト群を変更するためのボタン、プレイリスト変更ボタン1050,1060は、現在選択しているプレイリストを変更するためのボタンである。ユーザがプレイリスト群変更ボタン1040を選択すると、プレイリスト群変更部52は現在選択しているプレイリスト群を変更し、プレイリスト変更ボタン1050,1060が選択されると、プレイリスト変更部53は現在選択しているプレイリストを変更する。
【0061】
ここで、プレイリスト群変更部52によるカレントプレイリスト群の変更は、プレイリスト群格納部63に格納されたプレイリスト群を一覧表示して、ユーザが直接指定する方法や、プレイリスト群をランダムに変更する方法、プレイリスト群をプレイリスト群ID順に並べ、カレントプレイリスト群の、次のプレイリスト群に変更する方法などがある。
【0062】
図11は、ユーザにプレイリスト群を一覧から直接させるために表示装置20に表示したプレイリスト群1100の一例を示す図である。
【0063】
図11では、2つのプレイリスト群1110,1120が表示されている。プレイリスト群1110,1120にはそれぞれ、“ダンス”、“00年代”、“穏やか”、“結婚式”等の一または複数のプレイリスト属性が設定されていると共に、イメージファイルも設定されている。ユーザは、入力装置10を用いて、変更したいプレイリスト群を選択する。カレントプレイリスト群変更後、プレイリスト群変更部52は、プレイリスト変更部53に処理を渡して、カレントプレイリストを新たに設定させる。
【0064】
プレイリスト変更部53は、現在選択されているプレイリスト群であるカレントプレイリスト群に属するプレイリストから、予め決められた順番に従って、新しいカレントプレイリストを選択する。プレイリストの順番としては、例えば、プレイリスト群格納部63に格納されたプレイリストの順位を用いる。例えば、現在設定されているプレイリスト順位を2とする場合に、プレイリスト変更ボタン1050が選択されると、カレントプレイリストの前の順位、つまりプレイリスト順位が1であるプレイリストを選択する。プレイリスト変更ボタン1060が選択された場合は、カレントプレイリストの次の順位、つまりプレイリスト順位が3であるプレイリストを選択する。
【0065】
プレイリスト変更部53は、カレントプレイリスト変更後、再生コンテンツ選出部54に処理を渡して、再生するコンテンツを選出させる。プレイリストの順番を使わずに、カレントプレイリスト群に属するプレイリストからランダムに選択する方法をとっても良い。
【0066】
再生コンテンツ選出部54は、カレントプレイリストに属するコンテンツIDから、再生するコンテンツを選出する。再生するコンテンツの選択方法は、コンテンツ順位に従って選択したり、再生の順番をランダムに入れ替えて再生する方法をとっても良い。
【0067】
図12は、プレイリスト再生制御部50の動作を示すフローチャートである。以下、プレイリスト再生制御部50の動作について説明する。
【0068】
まず、プレイリスト再生制御部50は、プレイリスト格納部62と、プレイリスト群格納部63とを参照して、カレントプレイリスト群と、カレントプレイリストとの初期値を設定する(S1210)。つまり、プレイリスト再生制御部50は、まず、カレントプレイリスト群を設定してから、カレントプレイリスト群に属するプレイリストの中から、1つプレイリストを選び出し、カレントプレイリストとして選択する。プレイリスト群、及びプレイリストの選択方法は、前回終了時に、最後に選択されていたプレイリスト群、及びプレイリストを設定しても良いし、カレントプレイリスト群をランダムに選択した後、カレントプレイリスト群に属するプレイリストをさらにランダムに選択しても良い。
【0069】
次に、再生コンテンツ選出部54は、カレントプレイリストに属するコンテンツから、再生するコンテンツをひとつ選び出し(S1220)、再生画面描画部51へ送出する。
【0070】
すると、再生画面描画部51は、選出されたコンテンツを基に再生画面の描画を行い、表示装置20に表示させる(S1230)。
【0071】
ここで、プレイリスト再生制御部50は、ユーザよりコマンド入力を受け付ける(S1240)。コマンドの種類としては、カレントプレイリストを変更するコマンドや、カレントプレイリスト群を変更するコマンドの他、コンテンツ再生装置1を終了させるコマンドなどがある。図10の例では、カレントプレイリストを変更するコマンドの入力は、プレイリスト変更ボタン1050,1060が選択された場合であり、カレントプレイリスト群を変更するコマンドは、プレイリスト群変更ボタン240が選択された場合である。終了コマンドは、例えば、コンテンツ再生装置1本体に具備された電源ボタン(図示せず)が押された場合などに発行される。
【0072】
コマンド入力があると、プレイリスト再生制御部50は、入力コマンドが終了コマンドであるか否かを判断する(S1250)。もし、入力コマンドが終了コマンドならば(S1250“YES”)、プレイリスト再生制御部50は、処理を終了する。入力コマンドが終了コマンドでなければ(S1250“NO”)、ステップS1260に進み、プレイリスト群・プレイリスト変更処理を行う。
【0073】
プレイリスト群・プレイリスト変更処理では、入力コマンドに従って、プレイリスト変更部53やプレイリスト群変更部52が、カレントプレイリストやカレントプレイリスト群の変更を行う(S1260)。
【0074】
図13は、図12のS1260のプレイリスト群・プレイリスト変更処理の動作を詳細に示すフローチャートである。
【0075】
つまり、図12のS1260のプレイリスト群・プレイリスト変更処理では、プレイリスト再生制御部50は、入力コマンドが、プレイリスト変更ボタン250をユーザが選択したときに入力するプレイリスト変更コマンドであるか否かを判断する(S1261)。
【0076】
ここで、プレイリスト変更コマンドが入力したと判断した場合(S1261“YES”)、プレイリスト変更部53は、現在再生に使用してるプレイリストであるカレントプレイリストを変更する(S1262)。なお、カレントプレイリストの変更後、ステップS1220に戻り、コンテンツの再生を行う。
【0077】
これに対し、入力コマンドがプレイリスト変更コマンドでないと判断した場合(S1261“NO”)、プレイリスト再生制御部50は、さらに、入力コマンドが、ユーザがプレイリスト群変更ボタン240を選択したときに入力されるプレイリスト群変更コマンドであるか否かを判断する(S1263)。
【0078】
ここで、入力コマンドがプレイリスト群変更コマンドが入力されたと判断すると(S1263“YES”)、プレイリスト群変更部52は、プレイリスト群を変更する(S1264)。そして、カレントプレイリスト群変更後、新しいカレントプレイリスト群に従って、プレイリスト変更部53は、カレントプレイリストを変更する。以上が、プレイリスト再生制御部50の動作の説明である。
【0079】
以上のように、実施形態1のコンテンツ再生装置1によれば、再生中のコンテンツの印象を、大きく印象を変更したい場合はプレイリスト群を変更、小さく印象を変更したい場合はプレイリスト群内のプレイリストを変更、という2つの変更方法を提供することによって、ユーザは、視聴時の気分に応じて、プレイリスト群やプレイリストを切り替えて様々な印象のコンテンツを直感的かつ容易に切り替えることができる。
【0080】
特に、本実施形態1では、プレイリスト群に静止画や動画像等のイメージファイルを設定して表示するようにしたので、プレイリスト群が、全体的にどのような印象であるか、どのようなプレイリストを有するのか等を、直感的かつ容易に理解することができる。
【0081】
なお、実施形態1では、プレイリスト作成制御部40と、プレイリスト再生制御部50とが分かれて構成されているが、ひとつの構成でも勿論良い。
【0082】
また、データ格納部60は、外部装置であっても、ネットワーク上のサーバなどに設けるようにしても良い。
【0083】
また、本実施形態では、指定されたプレイリスト属性に従って、プレイリストをプレイリスト作成制御部40が作成したが、ユーザ自身がコンテンツIDを選ぶことによって作成しても良い。
【0084】
また、入力補助部41において、設定可能なプレイリスト属性の一覧は、予め設計者側が設定しておいても良い。
【0085】
また、入力補助部41がプレイリスト群の情報設定をユーザに行わせる際に、プレイリスト属性を選択させるのではなく、既に作成されたプレイリストを選択させるようにしても良い。
【0086】

実施形態2.
【0087】
次に、本発明の実施形態2のコンテンツ再生装置2について説明する。実施形態1では、プレイリスト群を作成する際、プレイリスト群に設定するプレイリスト属性とイメージファイルとの両方を、ユーザが手動で設定したが、実施形態2では、プレイリスト属性をユーザが指定すると、プレイリスト属性に最適なメージファイルを、コンテンツ再生装置2が選択するものである。
【0088】
図14は、本発明の実施形態2に係るコンテンツ再生装置2の構成の一例を示すブロック図である。
【0089】
図14に示すように、実施形態2のコンテンツ再生装置2は、図1に示したコンテンツ再生装置1のデータ格納部60と、プレイリスト作成制御部40との構成が異なる。つまり、実施形態2のコンテンツ再生装置2は、図1に示す実施形態1のデータ格納部60に、イメージワード格納部66を追加し、プレイリスト作成制御部40に、イメージファイル選出部44を追加したものである。また、入力補助部の動作が異なるため、本実施形態では、入力補助部41Aとする。
【0090】
イメージワード格納部66は、イメージファイル格納部61に格納されたイメージファイルに対応するイメージワードを格納するものである。イメージワードとは、対応するイメージファイルを表現する言葉、概念、用語である。例えば、“場所”、“季節”、“雰囲気”を表す言葉などがイメージワードである。
【0091】
図15は、イメージワード格納部66に格納されるイメージワードの一例を示す図である。
【0092】
図15において、イメージIDが“Image01.jpg”のイメージファイルに対応付けられたイメージワードとして、“ダンス”、“テクノ”、“スタイリッシュ”、“洗練”、“都会的”が格納された様子を示している。
【0093】
イメージファイル選出部44は、ユーザによって設定されたプレイリスト属性と、イメージワード格納部66に格納された各イメージワードとの一致度を算出し、算出した一致度が最も高いイメージワードのイメージIDを選択し、選択したイメージIDに対応するイメージファイルをイメージファイル格納部61から選出するものである。また、入力補助部41Aは、ユーザに、新しく作成するプレイリスト群のためのプレイリスト属性を選択させるものである。
【0094】
次に、実施形態2にて新たに追加されたイメージワード格納部66およびイメージファイル選出部44と入力補助部41Aとの動作を中心に説明する。
【0095】
図16は、コンテンツ再生装置2におけるプレイリスト作成制御部40の動作を示すフローチャートである。
【0096】
まず、入力補助部41Aは、後述する入力補助画面1700を表示装置20に表示して、ユーザからプレイリスト群に設定するプレイリスト属性の入力を受け付ける(S1600)。
【0097】
図17は、入力補助部41Aが表示装置20に表示する入力補助画面1700の一例を示す図である。
【0098】
図17において、入力補助画面1700には、選択候補属性リスト1710と、選択済み属性リスト1720と、カーソル1740と、設定終了ボタン1750とが設けられており、これらは図7に示した入力補助画面700と同様である。ユーザが、入力装置10を介してイメージファイル設定ボタン1760を選択すると、選択済み属性リスト1720に設定されたプレイリスト属性をイメージファイル選出部44に渡す。
【0099】
次に、イメージファイル選出部44は、ユーザにより設定されたプレイリスト属性を基にイメージファイルを選出する(S1610)。
【0100】
つまり、イメージファイル選出部44は、ユーザによって設定されたプレイリスト属性に従って、イメージファイル格納部61からイメージファイルを選出する。イメージファイルの選出は、設定されたプレイリスト属性と、イメージファイルとの一致度を算出することによって行う。イメージファイルの選出処理は、まず、あるイメージIDに対応するイメージワードを、イメージワード格納部66から取得する。次に、イメージファイル選出部44は、入力補助部41Aによって設定されたプレイリスト属性と、イメージワード格納部66から取得したイメージワードとの間で、一致するワードの数を算出し、これを一致度とする。次に、イメージファイル選出部44は、この一致度算出の処理を、全てのイメージIDについて行う。全てのイメージIDについて一致度を算出した後、前記算出した一致度が、最も大きいイメージIDのイメージファイルを、プレイリスト群のイメージファイルとして設定する。
【0101】
次に、プレイリスト作成部42は、S1600で設定されたプレイリスト群の設定情報を基に、プレイリストを作成する(S1620)。この処理は、図2に示したコンテンツ再生装置1のS210と同様である。
【0102】
次に、プレイリスト群作成部43は、S1610で選出したイメージファイルのイメージIDと、S1620で作成されたプレイリストの情報を基にプレイリスト群を作成する(S1630)。この処理は、図2に示したコンテンツ再生装置1のS220と同様である。以上が、実施形態2のコンテンツ再生装置2におけるプレイリスト作成制御部40の動作であり、それ以外のプレイリスト再生動作等は実施形態1と同様である。
【0103】
以上のように、実施形態2のコンテンツ再生装置2によれば、実施形態1の構成に加え、イメージファイル選出部44とイメージワード格納部66とを設け、イメージファイル選出部44はユーザによって設定されたプレイリスト属性と、イメージワード格納部66に格納されたイメージワードとの間で一致度を求め、一致度が最も大きいイメージIDのイメージファイルをプレイリスト群のイメージファイルとして設定するようにしたので、実施形態1の効果に加え、ユーザはプレイリスト属性を設定するだけで、プレイリスト群に合ったイメージファイルが自動的に設定されることになり、イメージファイルの設定の手間を少なくすることができる。
【0104】
特に、実施形態2のコンテンツ再生装置2では、ユーザがプレイリスト属性を指定すると、指定したプレイリスト属性に適合した、プレイリスト群の全体の雰囲気を表すイメージファイルが選択され、そのプレイリスト群に設定されるので、プレイリスト群の変更の際、ユーザはプレイリスト群に設定されたイメージファイルも参照することができ、容易にプレイリスト群の内容を判断することができる。
【0105】
実施形態3.
実施形態1では、プレイリスト群を作成する際、プレイリスト群に設定するプレイリスト属性と、イメージファイルとを、ユーザが手動で設定したが、実施形態3では、イメージファイルをユーザが指定すると、イメージファイルに適するプレイリスト属性を、コンテンツ再生装置3が選択するものである。
【0106】
図18は、本発明の実施形態3に係るコンテンツ再生装置3の構成の一例を示すブロック図である。
図18に示すように、実施形態3のコンテンツ再生装置3は、図1に示したコンテンツ再生装置1のデータ格納部60と、プレイリスト作成制御部40との構成が異なる。つまり、実施形態3のコンテンツ再生装置2は、図1に示す実施形態1のデータ格納部60に、イメージワード格納部66を追加し、プレイリスト作成制御部40に、プレイリスト属性選出部45を追加したものである。また、入力補助部の動作が異なるため、本実施形態では、入力補助部41Bとする。
【0107】
イメージワード格納部66は、実施形態2におけるコンテンツ再生装置2のイメージワード格納部66と同様で、図15に示すようなイメージワードを格納したものである。
【0108】
プレイリスト属性選出部45は、ユーザによって設定されたイメージファイルのイメージIDを基に、イメージワード格納部66から対応するイメージワードを取得し、取得したイメージワードと一致するメタデータをメタデータ格納部65から読み出しプレイリスト属性として選出するものである。
【0109】
入力補助部41Bは、新しく作成するプレイリスト属性の雰囲気に最も合致するイメージファイルをユーザに選択させるもので、後述する入力補助画面2100を表示部20に表示してイメージファイルを選択させるものである。
【0110】
次に、実施形態3にて新たに追加されたイメージワード格納部66およびプレイリスト属性選出部45と、入力補助部41Bの動作を中心に説明する。
【0111】
図19は、コンテンツ再生装置3におけるプレイリスト作成制御部40の動作を示すフローチャートである。
【0112】
まず、入力補助部41Bは、後述する入力補助画面2000を表示装置20に表示して、ユーザからプレイリスト群に設定するイメージファイルの選択を受け付ける(S1900)。
【0113】
図20は、入力補助部41Bが表示部20に表示する入力補助画面2000の一例を示す図である。
【0114】
図20に示す入力補助画面2100と、イメージファイルプレビュー2120と、カーソル2140と、設定終了ボタン2150とは、図7における入力補助画面700と同様である。イメージファイルの設定方法も、実施形態1における入力補助画面700と同様に、イメージファイルプレビュー2120を選択することで、図8に示したイメージファイル設定画面800を呼び出して、ユーザに設定させる。入力補助画面2100においてプレイリスト属性選択ボタン2110を押すと、イメージファイルプレビュー2120に設定されたイメージファイルのイメージIDがプレイリスト属性選出部45に渡され、そのイメージファイルに適合するプレイリスト属性が設定される。
【0115】
次に、プレイリスト属性選出部45は、S1900で設定されたイメージファイルを基に、プレイリスト属性を選出する(S1910)。
【0116】
具体的には、プレイリスト属性選出部45は、ユーザによって設定されたイメージファイルのイメージIDを基に、イメージワード格納部66を参照して、イメージワードを取得する。次に、データ格納部60のメタデータ格納部65に格納されたメタデータを一覧化する。次に、そのメタデータ一覧の中で、取得したイメージワードと一致するメタデータを選び出し、選び出したメタデータをプレイリスト属性として、プレイリスト作成部42に渡す。
【0117】
次に、プレイリスト作成部42は、S1920で設定されたプレイリスト属性を基にプレイリストを作成する(S1930)。この処理は、図2に示したコンテンツ再生装置1のS210と同様である。
【0118】
次に、プレイリスト群作成部43は、S1900で選択されたイメージファイルのイメージIDと、S1930で作成されたプレイリストの情報を基にプレイリスト群を作成する(S1930)。この処理は、図2に示したコンテンツ再生装置1のS220と同様であり、それ以外のプレイリスト再生動作等は実施形態1,2と同様である。
【0119】
以上のように、実施形態3のコンテンツ再生装置3によれば、実施形態1の構成に加え、プレイリスト属性検出部45とイメージワード格納部66とを設け、プレイリスト属性選出部45は、ユーザによって設定されたイメージファイルのイメージIDを基にイメージワード格納部66からイメージワードを取得し、メタデータ格納部65に格納されたメタデータのうちでそのイメージワードと一致するメタデータを選出し、選び出したメタデータをプレイリスト属性として設定するようにしたので、実施形態1の効果に加え、ユーザは作成したいプレイリスト群に合うイメージファイルを設定するだけで、イメージファイルに合ったプレイリスト属性を自動的に選択可能であり、プレイリスト属性の設定の手間を少なくすることができる。
【0120】
特に、実施形態3のコンテンツ再生装置3では、ユーザがイメージファイルを選択すると、選択したイメージファイルに適合したプレイリスト属性が自動的に選択され、プレイリスト群に設定されるので、プレイリスト群の変更の際、ユーザはプレイリスト群に設定されたプレイリスト属性も参照することでき、容易にプレイリスト群の内容を判断することができる。
【0121】
実施形態4.
実施形態2では、ユーザが指定したプレイリスト属性に適合したイメージファイルを自動的に選択したが、実施形態4では、さらに、ユーザが指定したプレイリスト属性の類語をシソーラス辞書から選出して、より高精度なイメージファイルの選択を行うものである。
【0122】
図21は、本発明の実施形態4に係るコンテンツ再生装置4の構成の一例を示すブロック図である。
【0123】
図21に示すように、実施形態4のコンテンツ再生装置4は、図14に示したコンテンツ再生装置2のプレイリストデータ格納部60の構成が異なる。つまり、実施形態4のコンテンツ再生装置4は、図14に示す実施形態2のデータ格納部60に、シソーラス辞書格納部67を追加したものである。また、イメージファイル選出部の動作が異なるため、実施形態4では、イメージファイル選出部44Aとする。それ以外の部分は、実施形態2のプレイリスト作成装置2と同様である。
【0124】
シソーラス辞書格納部67は、シソーラス辞書を格納するものである。シソーラスとは、類語のことであり、シソーラス辞書とは、類語を収録した辞書のことである。例えば、“私”の類語には、“僕”、”我”、“小生”、“拙者”などが存在し、シソーラス辞書格納部67には、これらの類語を網羅的に格納する。
【0125】
次に動作を説明すると、イメージファイル選出部44Aは、入力補助部41Aを介しユーザによって設定されたプレイリスト属性に従って、イメージファイル格納部61から、イメージファイルを選出する。
【0126】
図22は、イメージファイル選出部44Aの動作を示すフローチャートである。
【0127】
まず、イメージファイル選出部44Aは、ユーザにより設定されたプレイリスト属性全てについて、シソーラス辞書格納部67から類語を取得する(S2200)。類語はできるだけ多く取得することが望ましい。
【0128】
次に、イメージファイル選出部44Aは、取得した類語を基にイメージファイルとの一致度を算出する(S2210)。一致度の算出は、あるイメージIDに対応するイメージワードを、イメージワード格納部66から取得し、取得した複数の類語と、一致するイメージワードの数を計上する。類語と一致したイメージワードの数が、イメージIDの一致度となる。この一致度算出の処理を、全てのイメージIDについて行う。
【0129】
次に、イメージファイル選出部44Aは、算出した一致度が最も大きいイメージIDのイメージファイルを選出する(S2220)。以上がイメージファイル選出部44Aの説明である。なお、その他の部については、実施形態2のコンテンツ再生装置2と同様である。
【0130】
以上のように、実施形態4のコンテンツ再生装置4によれば、実施形態2の構成に加え、シソーラス辞書格納部67を設け、イメージファイル選出部44Aは、入力補助部41Aを介しユーザによって設定されたプレイリスト属性全てについて、シソーラス辞書格納部67を参照して類語を取得し、取得した類語を基にイメージファイルとの一致度を算出し、この算出した一致度が最も大きいイメージIDのイメージファイルを選出するようにしたので、実施形態2の場合より、よりプレイリスト群にマッチしたイメージファイルを選出することができる。
【0131】
実施形態5.
実施形態3では、ユーザが指定したイメージファイルに対応するイメージワードを基にプレイリスト群のプレイリスト属性を選択したが、実施形態5では、さらに、イメージワードについての類語を用いることによって、より高精度なプレイリスト属性の選択を行うものである。
【0132】
図23は、本発明の実施形態5に係るコンテンツ再生装置5の構成の一例を示すブロック図である。
【0133】
図23に示すように、実施形態5のコンテンツ再生装置5は、図18に示したコンテンツ再生装置3のプレイリストデータ格納部60の構成が異なる。つまり、実施形態4のコンテンツ再生装置4は、図18に示す実施形態3のデータ格納部60に、シソーラス辞書格納部67を追加したものである。また、プレイリスト属性選出部の動作が異なるため、本実施形態では、プレイリスト属性選出部45Aとする。それ以外の部分は、実施形態3のプレイリスト作成装置3と同様である。また、シソーラス辞書格納部67は、実施形態4におけるコンテンツ再生装置4のシソーラス辞書格納部67と同様であるため、説明を省略する。
【0134】
次に動作を説明すると、プレイリスト属性選出部45Aは、ユーザによって入力補助部41Bを介し設定されたイメージファイルに従ってプレイリスト群のプレイリスト属性を設定する。
【0135】
図24は、プレイリスト属性選出部45Aの動作を示すフローチャートである。
【0136】
まず、プレイリスト属性選出部45Aは、ユーザによって指定されたイメージファイルのイメージIDを基に、イメージワード格納部64からイメージワードを取得する(S2400)。
【0137】
次に、プレイリスト属性選出部45Aは、取得したイメージワードの類語をシソーラス辞書格納部67から取得する(S2410)。
【0138】
次に、プレイリスト属性選出部45Aは、メタデータ格納部1122に格納されたユニークなメタデータを一覧化して取得する(S2420)。
【0139】
そして、プレイリスト属性選出部45は、S2410で取得した類語と、S2420で取得したメタデータの一覧との比較を行い、類語とメタデータとの間で一致するものを、プレイリスト属性として設定する(S2430)。以上がプレイリスト属性選出部45Aの説明である。その他の部については、実施形態3におけるプレイリスト作成装置3と同様である。
【0140】
以上のように、実施形態5のコンテンツ再生装置5によれば、実施形態3の構成に加え、シソーラス辞書格納部67を設け、プレイリスト属性選出部45Aは、入力補助部41Bを介しユーザによって設定されたイメージファイルのイメージIDを基にイメージワード格納部64からイメージワードを取得し、取得したイメージワードの類語をシソーラス辞書格納部67から取得し、取得した類語とメタデータとを比較し、類語とメタデータとの間で一致するものをプレイリスト属性として設定するようにしたので、実施形態3の場合より、よりイメージファイルにマッチしたプレイリスト属性を選出することができる。
【産業上の利用可能性】
【0141】
本発明のコンテンツ再生装置、コンテンツ再生方法およびコンピュータプログラムは、複数のプレイリストをグループ化し、イメージファイルを設定したプレイリスト群を用意し、再生中のコンテンツの印象を、大きく印象を変更したい場合はプレイリスト群を変更し、小さく印象を変更したい場合はプレイリスト群内のプレイリストをという2つの変更方法が可能となるので、音楽データや映像データのメディアプレーヤや、音楽データや映像データの再生機能を有する携帯電話、パソコンなどの再生装置や再生プログラムに組み込んだり、さらには、かかる再生機能を有さず、プレイリストを作成するサーバ装置やサーバ用プログラムの組み込みに産業上利用可能性がある。
【図面の簡単な説明】
【0142】
【図1】本発明の実施形態1に係るコンテンツ再生装置の構成を示すブロック図である。
【図2】プレイリスト作成制御部40における動作を示すフローチャートである。
【図3】イメージファイル格納部61に格納されたイメージファイルの一例を示す図である。
【図4】プレイリスト格納部62に格納されたプレイリストの一例を示す図である。
【図5】プレイリスト群格納部1023に格納されたプレイリスト群の一例を示す図である。
【図6】メタデータ格納部65の一例を示す図である。
【図7】入力補助部41が提示する入力補助画面700の一例を示す図である。
【図8】入力補助部41が提示するイメージファイル設定画面800の一例を示す図である。
【図9】プレイリスト作成部42の動作を示すフローチャートである。
【図10】再生画面描画部51が作成するプレイリスト再生画面1000の一例を示す図である。
【図11】プレイリスト群変更部52が提示するプレイリスト群選択変更画面910の一例を示す図である。
【図12】実施形態2のプレイリスト再生制御部50の動作を示すフローチャートである。
【図13】実施形態2のプレイリスト変更処理の動作を示すフローチャートである。
【図14】実施形態2のコンテンツ再生装置の構成を示すブロック図である。
【図16】実施形態2のプレイリスト作成制御部40における動作を示すフローチャートである。
【図15】実施形態2のイメージワード格納部66に格納されたイメージワードの一例を示す図である。
【図17】実施形態2の入力補助部41Aが提示する入力補助画面920の一例を示す図である。
【図18】実施形態3のコンテンツ再生装置の構成を示すブロック図である。
【図19】実施形態3のプレイリスト群作成制御部40における動作を示すフローチャートである。
【図20】実施形態3の入力補助部41Bが提示する入力補助画面2100の一例を示す図である。
【図21】実施形態4のコンテンツ再生装置の構成を示すブロック図である。
【図22】イメージファイル選出部44Aの動作を示すフローチャートである。
【図23】実施形態5のプレイリスト群作成装置の構成を示すブロック図である。
【図24】プレイリスト属性選出部45Aの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0143】
1,2 コンテンツ再生装置
10 入力装置
20 表示装置
30 音響装置
40 プレイリスト作成制御部
41,41A,41B 入力補助部
42 プレイリスト作成部
43 プレイリスト群作成部
50 プレイリスト再生制御部
51 再生画面描画部
52 プレイリスト群変更部
53 プレイリスト変更部
54 再生コンテンツ選出部
60 データ格納部
61 プレイリスト群格納部
62 プレイリスト格納部
63 イメージファイル格納部
64 コンテンツ格納部
65 メタデータ格納部
66 イメージワード格納部
67 シソーラス辞書格納部
44,44A イメージファイル選出部
45,45A プレイリスト属性選出部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
デジタルコンテンツの再生順序を指定したプレイリストを複数格納するプレイリスト格納部と、
前記プレイリストをグループ化し、イメージファイルが設定されたプレイリスト群を複数格納するプレイリスト群格納部と、
前記プレイリスト群の変更指示信号が入力すると、前記プレイリスト群格納部から現在設定されているプレイリスト群以外のプレイリスト群に変更するプレイリスト群変更部と、
前記プレイリストの変更指示信号が入力すると、前記プレイリスト格納部から現在設定されているプレイリストと同じプレイリスト群の中で、現在設定されているプレイリスト以外のプレイリストに変更するプレイリスト変更部と、
前記プレイリスト群変更部および前記プレイリスト変更部で変更された前記プレイリスト群および前記プレイリストに従って、再生すべき前記デジタルコンテンツを選出する再生コンテンツ選出部と、
を有するコンテンツ再生装置。
【請求項2】
請求項1記載のコンテンツ再生装置において、さらに、
前記デジタルコンテンツを一意に識別するためのコンテンツIDと、前記デジタルコンテンツの副次的な情報を表すメタデータとを対応付けて格納したメタデータ格納部と、
静止画像または動画像を含むイメージファイルと、前記イメージファイルを一意に識別するためのイメージIDとを対応させて格納したイメージファイル格納部と、
ユーザによってプレイリスト属性として前記メタデータが選択された場合、選択された前記メタデータに対応する前記コンテンツIDを前記メタデータ格納部から取得し、取得した前記コンテンツIDにより前記プレイリストを作成し、作成した前記プレイリストにプレイリストIDを付加し、選択された前記メタデータに対応づけて前記プレイリスト格納部に格納するプレイリスト作成部と、
ユーザによってプレイリスト属性として前記メタデータが選択された場合、選択された前記メタデータに対応する前記プレイリストを前記プレイリスト格納部から選択し、選択した前記プレイリストの前記プレイリストIDにより前記プレイリスト群を作成し、前記プレイリスト群格納部に格納するプレイリスト群作成部と、
を有するコンテンツ再生装置。
【請求項3】
請求項2記載のコンテンツ再生装置において、さらに、
前記イメージIDと、対応する前記イメージファイルの書誌情報であるイメージワードとを格納したイメージワード格納部と、
ユーザによってプレイリスト属性として選択された前記メタデータと、前記イメージワード格納部に格納された前記各イメージワードとの一致度を算出し、算出した一致度が高いイメージワードのイメージIDを選択し、選択した前記イメージIDに対応する前記イメージファイルを前記イメージファイル格納部から選出するイメージファイル選出部と、を有し、
前記プレイリスト群作成部は、
作成した前記プレイリスト群に、前記イメージファイル選出部により選出された前記イメージファイルを設定して前記プレイリスト群格納部に格納する、コンテンツ再生装置。
【請求項4】
請求項1記載のコンテンツ再生装置において、さらに、
前記デジタルコンテンツを一意に識別するためのコンテンツIDと、前記デジタルコンテンツの副次的な情報を表すメタデータとを対応付けて格納したメタデータ格納部と、
静止画像または動画像を含むイメージファイルと、前記イメージファイルを一意に識別するためのイメージIDとを対応させて格納したイメージファイル格納部と、
前記イメージIDと、対応する前記イメージファイルの書誌情報であるイメージワードとを格納したイメージワード格納部と、
ユーザによって設定された前記イメージファイルの前記イメージIDを基に前記イメージワード格納部から対応する前記イメージワードを取得し、取得した前記イメージワードと一致するメタデータを前記メタデータ格納部から読み出しプレイリスト属性として選出するプレイリスト属性選出部と、
前記プレイリスト属性選出部によって設定された前記プレイリスト属性である前記メタデータに対応する前記コンテンツIDを前記メタデータ格納部から取得し、取得した前記コンテンツIDにより前記プレイリストを作成し、作成した前記プレイリストにプレイリストIDを付加し、選択された前記メタデータに対応づけて前記プレイリスト格納部に格納するプレイリスト作成部と、
前記プレイリスト属性選出部によって設定された前記プレイリスト属性に対応する前記プレイリストを前記プレイリスト格納部から選択し、選択した前記プレイリストの前記プレイリストIDにより前記プレイリスト群を作成し、作成した前記プレイリスト群に、ユーザによって設定された前記イメージファイルを設定して前記プレイリスト群格納部に格納するプレイリスト群作成部と、
を有するコンテンツ再生装置。
【請求項5】
請求項2記載のコンテンツ再生装置において、さらに、
前記イメージIDと、対応する前記イメージファイルの書誌情報であるイメージワードとを格納したイメージワード格納部と、
前記メタデータが有する複数の概念と、各概念の類語とを格納するシソーラス辞書格納部と、
ユーザによってプレイリスト属性として選択された前記メタデータの類語を、前記シソーラス辞書格納部から類語集合として取得すると共に、前記取得した類語集合と前記イメージワード格納部に格納された各イメージワードとの一致度を算出し、一致度が高いイメージワードに対応する前記イメージIDを選択し、選択したイメージIDに対応する前記イメージファイルを前記イメージファイルから選出するイメージファイル選出部と、を有し、
前記プレイリスト群作成部は、
作成した前記プレイリスト群に、前記イメージファイル選出部により選出された前記イメージファイルを設定して前記プレイリスト群格納部に格納する、コンテンツ再生装置。
【請求項6】
請求項1記載のコンテンツ再生装置において、さらに、
前記デジタルコンテンツを一意に識別するためのコンテンツIDと、前記デジタルコンテンツの副次的な情報を表すメタデータとを対応付けて格納したメタデータ格納部と、
静止画像または動画像を含むイメージファイルと、前記イメージファイルを一意に識別するためのイメージIDとを対応させて格納したイメージファイル格納部と、
前記イメージIDと、対応する前記イメージファイルの書誌情報であるイメージワードとを格納したイメージワード格納部と、
前記メタデータが有する複数の概念と、各概念の類語とを格納するシソーラス辞書格納部と、
ユーザによって設定された前記イメージファイルの前記イメージIDを基に前記イメージワード格納部から対応する前記イメージワードを取得し、取得した前記イメージワードと一致するメタデータを前記メタデータ格納部から読み出し、前記メタデータの類語を前記シソーラス辞書格納部から取得してプレイリスト属性として選出するプレイリスト属性選出部と、
前記プレイリスト属性選出部によって設定された前記プレイリスト属性である前記メタデータの類語に対応する前記コンテンツIDを前記メタデータ格納部から取得し、取得した前記コンテンツIDにより前記プレイリストを作成し、作成した前記プレイリストにプレイリストIDを付加し、選択された前記メタデータに対応づけて前記プレイリスト格納部に格納するプレイリスト作成部と、
前記プレイリスト属性選出部によって設定された前記プレイリスト属性に対応する前記プレイリストを前記プレイリスト格納部から選択し、選択した前記プレイリストの前記プレイリストIDにより前記プレイリスト群を作成し、作成した前記プレイリスト群に、ユーザによって設定された前記イメージファイルを設定して前記プレイリスト群格納部に格納するプレイリスト群作成部と、
を有するコンテンツ再生装置。
【請求項7】
デジタルコンテンツの再生順序を指定したプレイリストをグループ化し、イメージファイルが設定されたプレイリスト群の変更指示信号が入力すると、現在設定されているプレイリスト群以外のプレイリスト群に変更するステップと、
前記プレイリストの変更指示信号が入力すると、現在設定されているプレイリストと同じプレイリスト群の中で、現在設定されているプレイリスト以外のプレイリストに変更するステップと、
変更された前記プレイリスト群および前記プレイリストに従って、再生すべき前記デジタルコンテンツを選出するステップと、
を有するコンテンツ再生方法。
【請求項8】
デジタルコンテンツの再生順序を指定したプレイリストをグループ化し、イメージファイルが設定されたプレイリスト群の変更指示信号が入力すると、現在設定されているプレイリスト群以外のプレイリスト群に変更するステップと、
前記プレイリストの変更指示信号が入力すると、現在設定されているプレイリストと同じプレイリスト群の中で、現在設定されているプレイリスト以外のプレイリストに変更するステップと、
変更された前記プレイリスト群および前記プレイリストに従って、再生すべき前記デジタルコンテンツを選出するステップと、
をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【公開番号】特開2009−238355(P2009−238355A)
【公開日】平成21年10月15日(2009.10.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−86530(P2008−86530)
【出願日】平成20年3月28日(2008.3.28)
【出願人】(000004329)日本ビクター株式会社 (3,896)
【Fターム(参考)】