説明

コンテンツ検索装置及びコンテンツ検索方法

【課題】 複数のカテゴリに対していちいちキーワードを入力するといった面倒な操作を不要とすることが可能な「コンテンツ検索装置及びコンテンツ検索方法」を提供する。
【解決手段】 楽曲と複数のカテゴリ毎に設定された検索対象語句とを対応付けてデータ記憶部7に記憶し、ユーザが所望の楽曲を検索する際に、入力されたキーワードを含む検索対象語句に対応する楽曲の楽曲データをカテゴリ毎に抽出して表示部9に表示するようにしているので、一回のキーワードの入力で複数のカテゴリに対する検索を行うことができ、ユーザは、キーワードの入力を何度も行うことなしに、所望のコンテンツを簡単に検索することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハードディスクなどの大容量記憶装置に記録されたコンテンツを検索するコンテンツ検索装置及びコンテンツ検索方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、CD(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disk)などのディスクメディアからハードディスクやメモリーカードなどの大容量記録媒体にオーディオデータなどのコンテンツデータを入力して記録し、ハードディスクなどからコンテンツデータを再生するコンテンツ記録再生装置が提供されている。この種のコンテンツ記録再生装置によれば、CDやDVDなどの各種ディスクメディアに記録されているオーディオデータなどをハードディスクなどから連続して再生することが可能になる。そのため、ユーザは、ディスクの交換を行うことなく多くの楽曲を楽しむことができる。
【0003】
ところで、ハードディスクなどに蓄積された多くの楽曲の中から所望の楽曲をユーザが探し出すのを容易にするために、検索機能が設けられることがある。検索を行うためには、楽曲の名前(曲名)、アーティスト名、その他の検索用のキーワードなどの検索用データを楽曲のオーディオデータと関連付けて記録する必要がある。コンテンツ記録再生装置では、CDからコンテンツ記録再生装置のハードディスクにオーディオデータを録音する際に、オーディオデータと共に記憶されているテキストデータを同時に記録するものが知られている。
【0004】
ここで、このテキストデータは、音楽用のCDに用いられるCDテキストと呼ばれる規格に基づくものである。この規格によると、CDのリードイン領域の記録トラックには、複数の音楽トラックと共にサブコードが記録されている。サブコードには、P,Q,R,S,T,U,V,Wの8種があり、そのうち曲の頭出し用にPコードが、曲の時間データにQコードが使われ、残りのR〜WのコードがCD及び各オーディオデータに関するテキストデータとして使われる。このテキストデータとして、曲名やアーティスト名が記録されている。
【0005】
また、CDに前述したテキストデータが記録されていない場合には、インターネットなどの通信ネットワークなどを利用して外部のデータベースに接続し、そのデータベースからテキストデータを取得するようにしたり、ユーザ自身がキーボードを使ってテキストデータを入力したりすることにより、検索用データをハードディスクに記録するものが知られている。
【0006】
このように、ハードディスクに記録された各楽曲に対応する検索用データが記録されると、ユーザは、キーワードを入力することで楽曲を検索することが可能となる。検索を行う場合、まず、ユーザが曲名やアーティスト名などのカテゴリを選択する。そして、ユーザは、楽曲を検索するためのキーワードを入力する。これにより、選択されたカテゴリにおいて、ユーザが入力したキーワードに該当する楽曲が検索される。
【0007】
しかしながら、従来の技術では、入力しようとするキーワードがどのカテゴリに対応するものであるかをユーザが忘れてしまった場合などでは、ユーザは、カテゴリを選択した後にキーワードを入力する動作を各カテゴリに対して行わなければならないので、手間がかかってしまうという問題があった。
【0008】
なお、複数のメディアに記録されている全ての楽曲の楽曲情報を取得して、取得した全ての楽曲の楽曲情報に基づいてキーワードに対応する楽曲を検索する技術が知られている(例えば特許文献1)。
【特許文献1】特開2002−175685号公報
【0009】
しかしながら、この特許文献1に記載の技術では、1つのカテゴリを選択して複数のメディアに対する検索を行っている。そのため、複数のカテゴリに対する検索を行う場合における上述した問題点は、この特許文献1に記載の技術では解決することができない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、複数のカテゴリに対して個々に検索語句を入力して検索を行うといった面倒な操作を不要とし、所望のコンテンツを簡単に探し出すことができるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記した課題を解決するために、本発明では、コンテンツを複数のカテゴリ毎に設定された検索対象語句と関連付けて記憶しておく。そして、入力された検索語句と全カテゴリの検索対象語句とをカテゴリ毎に比較して、検索語句が検索対象語句に含まれたときに、その検索対象語句及びそれに対応するコンテンツを特定するためのコンテンツ情報の少なくとも一方をカテゴリ毎に抽出し、抽出された検索対象語句及びコンテンツ情報の少なくとも一方を表示するようにしている。
【発明の効果】
【0012】
上記のように構成した本発明によれば、ユーザが所望のコンテンツを探し出す際に、複数のカテゴリに対して一回の検索語句の入力で所望のコンテンツを探し出すことができるので、入力しようとするキーワードがどのカテゴリに対応するものであるかをユーザが忘れてしまった場合でも、複数のカテゴリに対して個々に検索語句を入力する必要がなくなる。従って、ユーザは、所望のコンテンツを簡単に探し出すことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明による一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態によるコンテンツ検索装置1を含むコンテンツ記録再生装置6の構成例を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態によるコンテンツ検索装置1は、操作部(特許請求の範囲の入力部に該当する)2、検索部3、表示制御部4、制御部5を備えて構成されている。なお、本実施形態では、コンテンツとして楽曲を例示し、コンテンツデータとしてオーディオデータを例示して説明する。
【0014】
また、本実施形態によるコンテンツ検索装置1を含むコンテンツ記録再生装置6は、コンテンツ検索装置1、データ記憶部7、記録再生制御部8、表示部9、D/A変換部10、アンプ11、スピーカ12を備えて構成されている。また、コンテンツ記録再生装置6は、外部に接続されたオーディオ装置13からオーディオデータを入力し、データ記憶部7に録音することが可能である。
【0015】
操作部2は、楽曲を検索するためのキーワード(特許請求の範囲の検索語句に該当する)の入力に関する指示をユーザが行うためのユーザインターフェースである。また、データ記憶部7に録音されたオーディオデータを再生する際に、操作部2は、表示制御部4によって表示部9に表示される楽曲リスト(例えば、複数の楽曲の曲名などを並べて表示したリストなど)の中から所望の楽曲を選択する操作を行うために使用する。また、キーワードを入力する際に、操作部2は、表示制御部4の制御によって表示部9に表示される電子的なキーボードの中から所望の文字を選択する操作を行うために使用する。
【0016】
データ記憶部7は、楽曲のオーディオデータを記憶する。また、データ記憶部7は、複数のカテゴリ毎に設定された検索対象語句を楽曲のオーディオデータと関連付けて記憶している。ここで、複数のカテゴリとしては、楽曲の曲名、アーティスト名、ジャンル名、歌い出しの歌詞、サビの部分の歌詞、歌詞(1つの楽曲の全ての歌詞)などのカテゴリがある。また、検索対象語句はテキストデータにて記憶される。また、楽曲の曲名は、楽曲を特定するための楽曲データ(特許請求の範囲のコンテンツ情報に該当する)として利用される。
【0017】
検索部3は、データ記憶部7に記憶されている全ての検索対象語句を対象として、操作部2によって入力されたキーワードが検索対象語句に含まれるか否かを複数のカテゴリ毎に判定する。そして、検索部3は、キーワードを含む検索対象語句に対応する楽曲の楽曲データ(例えば楽曲の曲名)をカテゴリ毎にデータ記憶部7より抽出する。また、検索部3は、抽出した楽曲データを制御部5に出力する。
【0018】
表示制御部4は、図2に示すように、操作部2による文字の選択が可能となるように、電子的なキーボードを含むキーワード入力画面を表示部9に表示するように制御する。また、表示制御部4は、操作部2によって入力されたキーワードを表示部9に表示するように制御する。また、表示制御部4は、図3に示すように、検索部3によって抽出された楽曲データに基づいて、抽出された楽曲の曲名を並べた楽曲リスト20をカテゴリ毎に生成して表示部9に表示する。
【0019】
図3において、各カテゴリの楽曲リスト20は、タブ形式に並べられている。ユーザは、カテゴリの名称部分のタブ21を選択することで、所望のカテゴリを選択することができる。例えば、ユーザが曲名のカテゴリのタブ21を選択した場合には、図3(a)に示すように、曲名のカテゴリに対する検索によって抽出された楽曲データに基づいて、曲名のカテゴリにて抽出された5曲の曲名を並べた楽曲リスト20が表示部9に表示される。また、ユーザがアーティスト名のカテゴリのタブ21を選択した場合には、図3(b)に示すように、アーティスト名のカテゴリに対する検索によって抽出された楽曲データに基づいて、アーティスト名のカテゴリにて抽出された1曲の曲名を載せた楽曲リスト20が表示部9に表示される。
【0020】
ここで、ユーザは、楽曲リスト20の左側に表示された再生カーソル23を操作部2により上下に移動させて所望の楽曲を選択することで、所望の楽曲を記録再生制御部8に再生させることができる。また、タブ21によって選択されたカテゴリにて抽出された楽曲の数が多く、全ての曲名が画面に収まらない場合には、ユーザは、スクロールボタン22により楽曲リスト20をスクロールさせて、所望の楽曲を表示させる。
【0021】
制御部5は、コンテンツ検索装置1内の各構成要素2,3,4及び記録再生制御部8を制御する。例えば、制御部5は、操作部2によって入力されたキーワードを検索部3に出力し、検索の実行を指示する。また、制御部5は、検索部3にて抽出された楽曲データを入力し、表示制御部4に出力する。また、表示制御部4の制御によって表示部9に表示された楽曲リストの中から所望の楽曲を選択する操作が操作部2にて行われた場合に、制御部5は、選択された楽曲の再生指示を記録再生制御部8に出力する。
【0022】
記録再生制御部8は、オーディオ装置13から楽曲のオーディオデータを入力してデータ記憶部7に録音する。また、データ記憶部7に記録されている楽曲のオーディオデータを再生してD/A変換部10に出力する。また、記録再生制御部8は、データ記憶部7に録音される楽曲に対応する検索対象語句を入力する。そして、記録再生装置8は、入力した検索対象語句を、カテゴリ毎にオーディオデータに関連付けてデータ記憶部7に記憶する。ここで、検索対象語句は、テキストデータが記録されているCDを再生するオーディオ装置13から取得したり、図示しない通信ネットワークなどを利用して外部のデータベースに接続し、その外部のデータベースからテキストデータを取得したりすることにより入力される。なお検索対象語句は、ユーザが操作部2によって入力するテキストデータでも良い。
【0023】
オーディオ装置13は、コンテンツ記録再生装置6の記録再生制御部8に接続されており、オーディオデータを記録再生制御部8に出力する。また、オーディオ装置13は、出力された楽曲に対応し、カテゴリ毎に存在する検索対象語句を出力する。ここで、オーディオ装置13としては、例えばCD再生装置やDVD再生装置、デジタル放送受信機などが用いられる。
【0024】
D/A変換部10は、コンテンツ記録再生装置6の記録再生制御部8に接続されており、データ記憶部7から読み出されたオーディオデータを入力してアナログオーディオ信号に変換する。また、アンプ部11は、D/A変換部10にて変換されたアナログオーディオ音声信号を所定のレベルに増幅する。また、スピーカ12は、アンプ部11により増幅されたアナログオーディオ信号をもとに、音声信号を外部に出力する。
【0025】
次に、本実施形態によるコンテンツ検索装置1の動作及びコンテンツ検索方法を説明する。図4は、本実施形態によるコンテンツ検索装置1の動作及びコンテンツ呼び出し方法を示すフローチャートである。まず、キーワードの入力によるコンテンツの検索が開始されると、表示制御部4では、図2に示すようなキーワード入力画面を表示部9に表示する。この状態で、制御部5では、操作部2によりキーワードが入力されたか否かを調べる(ステップS1)。キーワードが入力されていないと制御部5にて判断した場合には(ステップS1にてNO)、ステップS1の処理を繰り返す。
【0026】
一方、キーワードが入力されたと制御部5にて判断した場合には(ステップS1にてYES)、検索部3は、複数のカテゴリの検索対象語句に対してキーワードによる検索を行う(ステップS2)。ここで、ユーザが操作部2により例えば「クリスマス」というキーワードを入力したとする。検索部3では、入力された「クリスマス」というキーワードと、データ記憶部7に記憶されている複数のカテゴリに対する検索対象語句とを比較する。
【0027】
そして、検索部3は、キーワードを含む検索対象語句があるか否かを調べる(ステップS3)。キーワードを含む検索対象語句が存在しないと検索部3にて判断した場合には(ステップS3にてNO)、制御部5は、表示制御部4を制御して、入力されたキーワードに該当する楽曲が存在しないという検索結果を表示部9に表示して(ステップS4)、処理を終了する。
【0028】
一方、キーワードを含む検索対象語句が存在すると検索部3にて判断した場合には(ステップS3にてYES)、検索部3は、キーワードを含む検索対象語句と関連付けてデータ記憶部7に記録されている楽曲の楽曲データをカテゴリ毎に抽出する(ステップS5)。そして、制御部5は、表示制御部4を制御して、複数のカテゴリをタブ形式で並べ、何れか1つのカテゴリにて抽出された楽曲データを楽曲リスト20として表示部9に表示する(ステップS6)。検索後の初期状態では、曲名のカテゴリにて抽出された楽曲の曲名を表示部9に表示する。これにより、表示部9には、図3(a)に示すように、前述した「クリスマス」というキーワードに対応した楽曲の曲名が一覧表示される。
【0029】
図3(a)に示すような画面が表示された状態で、ユーザは、所望のカテゴリの名称が記載されたタブ21を操作部2により選択することが可能である。例えば、アーティスト名のタブ21を操作部2により選択した場合には、図3(b)に示すように、「クリスマス」というキーワードに該当するアーティスト名の楽曲として1曲の楽曲の曲名が表示部9に表示される。
【0030】
以上詳しく説明したように、本実施形態によれば、楽曲と複数のカテゴリ毎に設定され楽曲に対応付けられた検索対象語句とをデータ記憶部7に記憶し、ユーザが所望の楽曲を検索する際に、入力されたキーワードを含む検索対象語句に対応する楽曲の楽曲データ(曲名というカテゴリの検索対象語句)をカテゴリ毎に抽出するようにしているので、一回のキーワードの入力で複数のカテゴリに対する検索を行うことができる。従って、入力しようとするキーワードがどのカテゴリに対応するものであるかを忘れてしまった場合でも、ユーザは、複数のカテゴリに対して個々に検索語句を入力する必要がなくなり、所望のコンテンツを簡単に検索することができる。
【0031】
また、本実施形態によれば、入力されたキーワードにより抽出された楽曲の曲名がカテゴリ毎に分けて表示されるので、どの楽曲がどのカテゴリにて抽出されたのかを分かり易く表示することができる。
【0032】
なお、本実施形態によるコンテンツ検索装置1の検索結果を表示する画面は、カテゴリ毎に抽出された楽曲の曲名を楽曲リスト20として表示するようにしているが、これに限定されない。例えば、カテゴリ毎に抽出された楽曲の曲名をカテゴリ毎に分けずに、まとめて一覧表示するようにしても良い。また、このような場合において、複数のカテゴリにて重複して抽出された楽曲については、重複して表示しないようにしても良い。また、まとめて一覧表示する場合において、表示された楽曲がどのカテゴリにて抽出されたかを表示するようにしても良い。
【0033】
また、本実施形態では、曲名を楽曲データとして利用している。つまり、本実施形態によるコンテンツ検索装置1の検索結果を表示する画面は、カテゴリ毎に抽出された楽曲の曲名のみを楽曲リスト20として表示するようにしているが、これに限定されない。例えば、曲名とアーティスト名とを楽曲データとして利用し、図5に示すように、抽出された楽曲の曲名とアーティスト名とを併記するようにしても良い。また、ジャンル名や歌い出しの部分の歌詞、サビの部分の歌詞、歌詞などを楽曲データとして用いるようにしても良い。また、楽曲データという概念は用いず、各カテゴリ毎の検索によって抽出された検索対象語句をそのまま各カテゴリ毎に表示するようにしても良い。
【0034】
また、本実施形態によるコンテンツ検索装置1の検索結果を表示する画面は、カテゴリ毎に抽出された楽曲の曲名を楽曲リスト20として表示するようにしているが、これに限定されない。例えば、図6に示すように、他のカテゴリにおいて抽出されたか否かを楽曲リスト20の右側に表示するようにしても良い。これにより、他のカテゴリのタブ21を選択して表示を切り替えなくても、抽出された楽曲がどのカテゴリにて抽出されたかを分かり易く表示することができる。
【0035】
また、本実施形態によるコンテンツ検索装置1の検索結果を表示する画面は、全てのカテゴリに対応するタブ21を表示するようにしているが、これに限定されない。例えば、図7に示すように、楽曲が一つも抽出されないカテゴリについては、タブ21を表示しないようにしても良い。例えば、「メリークリスマス」というキーワードを操作部2によって入力した場合には、「メリークリスマス」というキーワードを含むアーティストが存在しないので、アーティスト名のカテゴリのタブ21が表示されなくなる。
【0036】
また、本実施形態によるコンテンツ検索装置1の検索結果を表示する画面は、全てのカテゴリに対応するタブ21を一定の順番で表示するようにしているが、これに限定されない。例えば、各カテゴリにおいて抽出された楽曲の数に応じた順番、例えば抽出された数の多いカテゴリから順番に、又は、抽出された数の少ないカテゴリから順番にタブ21を並べて表示するようにしても良い。これにより、各カテゴリにおいて抽出された楽曲の数の多さを分かり易く表示することができる。
【0037】
また、本実施形態によるコンテンツ検索装置1では、操作部2によってキーワードを入力しているが、これに限定されない。例えば、マイクと音声認識部とを設け、ユーザがマイクから音声入力し、その入力音声を音声認識部が認識してテキストデータに変換することによってキーワードを入力するようにしても良い。
【0038】
その他、上記実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【産業上の利用可能性】
【0039】
本発明は、データ記憶部に記憶されたコンテンツをキーワードによって検索するコンテンツ検索装置に有用である。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本実施形態によるコンテンツ検索装置を含むコンテンツ記録再生装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】本実施形態によるコンテンツ検索装置の表示部に表示されるキーワード入力画面の一例を示す図である。
【図3】本実施形態によるコンテンツ検索装置の表示部に表示される検索結果の画面の一例を示す図である。
【図4】本実施形態によるコンテンツ検索装置の動作及びコンテンツ検索方法を示すフローチャートである。
【図5】本実施形態によるコンテンツ検索装置の表示部に表示される検索結果の画面の変形例を示す図である。
【図6】本実施形態によるコンテンツ検索装置の表示部に表示される検索結果の画面の他の変形例を示す図である。
【図7】本実施形態によるコンテンツ検索装置の表示部に表示される検索結果の画面の更に他の変形例を示す図である。
【符号の説明】
【0041】
1 コンテンツ検索装置
2 操作部
3 検索部
4 表示制御部
5 制御部
6 コンテンツ記録再生装置
7 データ記憶部
8 記録再生制御部
9 表示部
10 D/A変換部
11 アンプ部
12 スピーカ
13 オーディオ装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツ及び前記コンテンツに関連付けられると共に複数のカテゴリ毎に設定された検索対象語句を記憶するデータ記憶部と、前記データ記憶部に前記コンテンツを記録すると共に前記データ記憶部から前記コンテンツを再生する記録再生制御部とを備えたコンテンツ記録再生装置に適用されるコンテンツ検索装置であって、
検索語句を入力する入力部と、
前記入力部にて入力された検索語句が前記データ記憶部に前記複数のカテゴリ毎に記憶されている検索対象語句に含まれるか否かを前記複数のカテゴリ毎に判定し、前記複数のカテゴリのうち一のカテゴリに対して設定された検索対象語句を前記コンテンツを特定するためのコンテンツ情報として、前記検索語句が含まれる前記検索対象語句及び前記コンテンツ情報の少なくとも一方を前記複数のカテゴリ毎に前記データ記憶部から抽出する検索部と、
前記検索部により抽出された前記検索対象語句及び前記コンテンツ情報の少なくとも一方を表示部に表示するように制御する表示制御部と、
を備えたコンテンツ検索装置。
【請求項2】
前記表示制御部は、前記検索部によって抽出された前記検索対象語句及び前記コンテンツ情報の少なくとも一方を前記複数のカテゴリ毎に分けて表示するように制御することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ検索装置。
【請求項3】
前記表示制御部は、前記複数のカテゴリの中の何れかを選択するためのタブを表示するように制御し、前記複数のカテゴリの中から1つのカテゴリが前記タブの操作により選択された場合に、選択されたカテゴリにて抽出された前記検索対象語句及び前記コンテンツ情報の少なくとも一方を表示するように制御することを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ検索装置。
【請求項4】
前記表示制御部は、前記検索部によって抽出された前記検索対象語句及び前記コンテンツ情報の少なくとも一方の数が少ないカテゴリから順番に前記タブを並べて表示するように制御することを特徴とする請求項3に記載のコンテンツ検索装置。
【請求項5】
前記表示制御部は、前記検索部によって抽出された前記検索対象語句及び前記コンテンツ情報の少なくとも一方の数が多いカテゴリから順番に前記タブを並べて表示するように制御することを特徴とする請求項3に記載のコンテンツ検索装置。
【請求項6】
前記表示制御部は、前記検索部によって抽出された前記検索対象語句及び前記コンテンツ情報の少なくとも一方の数が0であるカテゴリを表示しないように制御することを特徴とする請求項2乃至請求項5に記載のコンテンツ検索装置。
【請求項7】
前記表示制御部は、前記検索部によって抽出された前記検索対象語句及び前記コンテンツ情報の少なくとも一方について、前記複数のカテゴリ間で重複しているものの表示と重複していないものの表示とを異ならせるように制御することを特徴とする請求項2乃至請求項6の何れか一項に記載のコンテンツ検索装置。
【請求項8】
コンテンツ及び前記コンテンツに関連付けられると共に複数のカテゴリ毎に設定された検索対象語句を記憶するデータ記憶部から所望のコンテンツを検索するコンテンツ検索方法であって、
検索語句が入力部より入力されたか否かを制御部にて調べる第1のステップと、
前記第1のステップにて検索語句が入力されたと判断したときに、前記検索語句が、前記データ記憶部に前記複数のカテゴリ毎に記憶されている検索対象語句に含まれるか否かを前記複数のカテゴリ毎に検索部にて調べる第2のステップと、
前記複数のカテゴリのうち一のカテゴリに対して設定された検索対象語句を前記コンテンツを特定するためのコンテンツ情報として、前記検索語句が含まれる前記検索対象語句及び前記コンテンツ情報の少なくとも一方を前記複数のカテゴリ毎に前記データ記憶部から抽出する第3のステップと、
前記第3のステップにて抽出された前記検索対象語句及び前記コンテンツ情報の少なくとも一方を表示部に表示する第4のステップと、
を備えたコンテンツ検索方法。
【請求項9】
前記第4のステップにおいて、前記第3のステップにて抽出された前記検索対象語句及び前記コンテンツ情報の少なくとも一方をカテゴリ毎に分けて表示することを特徴とする請求項8に記載のコンテンツ検索方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−313467(P2006−313467A)
【公開日】平成18年11月16日(2006.11.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−135987(P2005−135987)
【出願日】平成17年5月9日(2005.5.9)
【出願人】(000101732)アルパイン株式会社 (2,424)
【Fターム(参考)】