説明

コンテンツ視聴システム

【課題】ユーザが所望するコンテンツの視聴を好適に行うことができるコンテンツ視聴システムを実現する。
【解決手段】コンテンツ視聴システム100におけるテレビ受像機10または携帯機器20の何れか一方で視聴していたコンテンツの続きを、テレビ受像機10または携帯機器20の何れかの他方において継続して視聴する場合、テレビ側操作部16と携帯機側操作部26の少なくとも一方を操作することによって、そのコンテンツに関する情報(コンテンツ情報)をテレビ側通信部17と携帯機側通信部27を介した通信によりテレビ受像機10と携帯機器20に共有させるようにして、そのコンテンツ情報に基づく設定に応じて、その他方側においてコンテンツを継続して視聴することを可能にした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツ視聴システムに係り、特に、テレビ番組や映画などのコンテンツを視聴可能なコンテンツ視聴システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、所定のサーバからビデオコンテンツをダウンロードして携帯型装置に記憶することによって、ユーザが所望するコンテンツを任意の場所で視聴可能にする技術が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
【0003】
また、テレビ放送の視聴を中断しなければならなくなった場合に、その中断したテレビ放送の続きを録画しておき、あとでその続きを携帯型装置において再生して視聴可能にする技術が知られている(例えば、特許文献3参照。)。
【特許文献1】特表2007−504774号公報
【特許文献2】特表2007−512723号公報
【特許文献3】特開2006−246363号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献3の場合、録画しておいたテレビ放送を携帯型装置で再生することによって外出先で視聴することはできるが、外出直後にリアルタイムでテレビ放送を携帯型装置で視聴することはできなかった。
【0005】
また、外出直後にテレビ番組の放送を受信可能な携帯型装置であっても、そのテレビ番組を継続して視聴するためには、選局などの各種設定を行わなければならないので、その設定操作が煩わしいことがあり、特に、視聴していたテレビ番組の放送局をユーザが認識していなかった場合には、そのテレビ番組を探し当てる選局に時間を要してしまうという問題があった。
【0006】
本発明の目的は、ユーザが所望するコンテンツの視聴を好適に行うことができるコンテンツ視聴システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
映像を表示するテレビ側表示部と、音声を出力するテレビ側音出力部とを備え、所望するコンテンツを所定箇所で視聴可能とするテレビ受像機と、
映像を表示する携帯機側表示部と、音声を出力する携帯機側音出力部とを備え、所望するコンテンツを所望する箇所で視聴可能とする携帯機器と、を備え、
前記テレビ受像機と前記携帯機器に共通するコンテンツを視聴可能なコンテンツ視聴システムであって、
前記テレビ受像機は、前記携帯機器と通信を行うテレビ側通信部と、前記携帯機器と共通するコンテンツに関する情報を前記携帯機器と共有するための操作入力を行うテレビ側操作部と、を備え、
前記携帯機器は、前記テレビ受像機と通信を行う携帯機側通信部と、前記テレビ受像機と共通するコンテンツに関する情報を前記テレビ受像機と共有するための操作入力を行う携帯機側操作部と、を備え、
前記テレビ側操作部と前記携帯機側操作部の少なくとも一方が操作された場合に、前記テレビ受像機と前記携帯機器の何れか一方で視聴されていたコンテンツに関する情報を、前記テレビ側通信部と前記携帯機側通信部を介した通信によって前記何れかの他方に共有させて、その視聴されていたコンテンツを前記何れかの他方で継続して視聴可能にするコンテンツ視聴継続制御手段を備えることを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のコンテンツ視聴システムにおいて、
前記テレビ受像機は、放送信号を受信するテレビ側受信部を備え、
前記携帯機器は、放送信号を受信する携帯機側受信部を備え、
前記コンテンツ視聴継続制御手段は、前記テレビ受像機と前記携帯機器の何れか一方で視聴されていたテレビ番組のコンテンツに関し、前記テレビ側受信部および前記携帯機側受信部で受信される放送信号における前記テレビ番組を選局するためのチャンネル情報を、前記何れかの他方に共有させることを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のコンテンツ視聴システムにおいて、
前記テレビ受像機は、任意のコンテンツデータを記憶するテレビ側記憶部と、前記テレビ側記憶部に記憶されているコンテンツデータを再生するテレビ側再生部と、を備え、
前記携帯機器は、任意のコンテンツデータを記憶する携帯機側記憶部と、前記携帯機側記憶部に記憶されているコンテンツデータを再生する携帯機側再生部と、を備え、
前記コンテンツ視聴継続制御手段は、前記テレビ受像機と前記携帯機器の何れか一方でコンテンツデータが再生され視聴されていたコンテンツに関し、前記テレビ側記憶部または前記携帯機側記憶部から同じコンテンツデータを選択し、前記テレビ側操作部または前記携帯機側操作部が操作されたタイミングに対応する位置から前記コンテンツデータを再生するための再生情報を、前記何れかの他方に共有させることを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載の発明は、
コンテンツの映像を表示するテレビ側表示部と、コンテンツの音声を出力するテレビ側音出力部とを備え、所望するコンテンツを所定箇所で視聴可能とするテレビ受像機と、
コンテンツの映像を表示する携帯機側表示部と、コンテンツの音声を出力する携帯機側音出力部とを備え、所望するコンテンツを所望する箇所で視聴可能とする携帯機器と、を備え、
前記テレビ受像機と前記携帯機器に共通するコンテンツを視聴可能なコンテンツ視聴システムであって、
前記テレビ受像機は、放送信号を受信するテレビ側受信部と、任意のコンテンツデータを記憶するテレビ側記憶部と、前記テレビ側記憶部に記憶されているコンテンツデータを再生するテレビ側再生部と、前記携帯機器と通信を行うテレビ側通信部と、前記携帯機器と共通するコンテンツに関する情報を前記携帯機器と共有するための操作入力を行うテレビ側操作部と、を備え、
前記携帯機器は、放送信号を受信する携帯機側受信部と、任意のコンテンツデータを記憶する携帯機側記憶部と、前記携帯機側記憶部に記憶されているコンテンツデータを再生する携帯機側再生部と、前記テレビ受像機と通信を行う携帯機側通信部と、前記テレビ受像機と共通するコンテンツに関する情報を前記テレビ受像機と共有するための操作入力を行う携帯機側操作部と、を備え、
前記テレビ側操作部と前記携帯機側操作部の少なくとも一方が操作された場合に、前記テレビ受像機又は前記携帯機器の何れか一方で視聴されていたコンテンツに関する情報であって、前記テレビ側受信部および前記携帯機側受信部で受信される放送信号における前記テレビ番組を選局するためのチャンネル情報、又は、前記テレビ側記憶部または前記携帯機側記憶部から同じコンテンツデータを選択し、前記テレビ側操作部または前記携帯機側操作部が操作されたタイミングに対応する位置から前記コンテンツデータを再生するための再生情報を、前記テレビ側通信部と前記携帯機側通信部を介した通信によって前記何れかの他方に共有させて、その視聴されていたコンテンツを、前記テレビ受像機又は前記携帯機器の他方で継続して視聴可能にするコンテンツ視聴継続制御手段を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、コンテンツ視聴システムにおけるテレビ受像機または携帯機器の何れか一方で視聴していたコンテンツの続きを、テレビ受像機または携帯機器の何れかの他方において継続して視聴する場合、テレビ側操作部と携帯機側操作部の少なくとも一方を操作することによって、そのコンテンツに関する情報(コンテンツ情報とする)がテレビ側通信部と携帯機側通信部を介した通信によりテレビ受像機と携帯機器に共有されることとなって、そのコンテンツ情報に基づき、その他方においてコンテンツを継続して視聴することが可能になる。
例えば、テレビ受像機で視聴していたコンテンツの続きを携帯機器において継続して視聴する際には、テレビ受像機から携帯機器にコンテンツ情報を送信し、そのコンテンツ情報に基づいて、携帯機器においてユーザが所望するコンテンツを視聴可能とする設定がなされるので、ユーザは、携帯機器における各種設定操作をすることなく、容易に携帯機器側で所望するコンテンツを継続して視聴することができる。
同様に、携帯機器で視聴していたコンテンツの続きをテレビ受像機において継続して視聴する際には、携帯機器からテレビ受像機にコンテンツ情報を送信し、そのコンテンツ情報に基づいて、テレビ受像機においてユーザが所望するコンテンツを視聴可能とする設定がなされるので、ユーザは、テレビ受像機における各種設定操作をすることなく、容易にテレビ受像機側で所望するコンテンツを継続して視聴することができる。
【0012】
このように、コンテンツ視聴システムは、テレビ受像機または携帯機器の何れかで視聴していたコンテンツの続きを、携帯機器またはテレビ受像機の他方において継続して視聴する際に、テレビ側操作部または携帯機側操作部での操作入力のみを行うことによって、ユーザが所望するコンテンツを継続して視聴することができるので、このコンテンツ視聴システムは、煩わしい各種設定操作を不要として、ユーザが所望するコンテンツの視聴を好適に行うことを可能にするシステムであるといえる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、図を参照して、本発明に係るコンテンツ視聴システムの実施形態を詳細に説明する。なお、発明の範囲は、図示例に限定されない。
【0014】
(コンテンツ視聴システム)
コンテンツ視聴システム100は、図1に示すように、相互に通信可能なテレビ受像機10と携帯機器20とにより構成されている。
なお、テレビ受像機10は、例えば、据え置き型デジタルテレビであって、室内などに設置された所定箇所でテレビ番組や映画などのコンテンツを視聴可能にする機器である。また、携帯機器20は、例えば、持ち運び可能なポータブル機器であって、ユーザが携帯し移動した先で室内外を問わず、ユーザが所望する箇所でテレビ番組や映画などのコンテンツを視聴可能にする機器である。
【0015】
テレビ受像機10は、図1に示すように、アンテナ11aを介して放送信号を受信するテレビ側受信部11と、任意のコンテンツデータを記憶するテレビ側記憶部12と、テレビ側記憶部12に記憶されているコンテンツデータを再生するテレビ側再生部13と、テレビ側受信部11で受信された放送信号に基づくコンテンツやテレビ側再生部13で再生されたコンテンツの映像を表示するテレビ側表示部14と、テレビ側受信部11で受信された放送信号に基づくコンテンツやテレビ側再生部13で再生されたコンテンツの音声を出力するテレビ側音出力部15と、各種操作入力を行うテレビ側操作部16と、携帯機器20と通信を行うテレビ側通信部17と、上記各部を制御するテレビ側制御部18と、備えている。
【0016】
携帯機器20は、図1に示すように、アンテナ21aを介して放送信号を受信する携帯機側受信部21と、任意のコンテンツデータを記憶する携帯機側記憶部22と、携帯機側記憶部22に記憶されているコンテンツデータを再生する携帯機側再生部23と、携帯機側受信部21で受信された放送信号に基づくコンテンツや携帯機側再生部23で再生されたコンテンツの映像を表示する携帯機側表示部24と、携帯機側受信部21で受信された放送信号に基づくコンテンツや携帯機側再生部23で再生されたコンテンツの音声を出力する携帯機側音出力部25と、各種操作入力を行う携帯機側操作部26と、テレビ受像機10と通信を行う携帯機側通信部27と、上記各部を制御する携帯機側制御部28と、備えている。
【0017】
(テレビ受像機の構成)
テレビ側受信部11は、アンテナ11aを介して受信された放送信号(例えば、デジタル方式のTV放送信号)の中から、ユーザ所望のテレビ番組のチャンネルに対応する周波数帯域に存在する放送信号を選出し、その放送信号に応じたテレビ番組のコンテンツデータをテレビ側制御部18に出力する。
【0018】
テレビ側記憶部12は、例えば、ハードディスクなどの記録媒体を備えており、映画や各種映像番組など、ユーザが視聴を所望するコンテンツデータが記録されて格納されている。
テレビ側再生部13は、テレビ側記憶部12に記憶されているコンテンツデータを再生し、その再生したコンテンツデータをテレビ側制御部18に出力する。
【0019】
テレビ側表示部14は、例えば、液晶表示パネルであって、テレビ側受信部11で受信された放送信号に基づくテレビ番組のコンテンツの映像や、テレビ側再生部13で再生された映画などのコンテンツの映像を表示する。
テレビ側音出力部15は、例えば、スピーカ装置であって、テレビ側受信部11で受信された放送信号に基づくテレビ番組のコンテンツの音声や、テレビ側再生部13で再生された映画などのコンテンツの音声を出力する。
【0020】
テレビ側操作部16は、例えば、テレビ用リモコン装置であって、チャンネルや音量など各種設定の切り替えやコンテンツ再生を行うための複数のスイッチやボタンを備えている。
特に、テレビ側操作部16において、携帯機器20と共通するコンテンツに関する情報を携帯機器20と共有するための操作入力を行うことを可能にしている
【0021】
テレビ側通信部17は、例えば、赤外線通信やBluetooth(登録商標)無線通信を可能とし、携帯機器20と双方向の通信を行う。
このテレビ側通信部17は、テレビ側操作部16において携帯機器20とコンテンツ共有するための操作入力が行われた際に、携帯機器20に向けてテレビ受像機10側のコンテンツ情報を送信し、また、携帯機器20から発信された携帯機器20側のコンテンツ情報を受信する。
具体的には、テレビ受像機10側で視聴していたコンテンツの続きを携帯機器20側で視聴する場合には、テレビ側通信部17は、その視聴していたコンテンツを特定するためのコンテンツ情報を送信する。
また、携帯機器20側で視聴していたコンテンツの続きをテレビ受像機10側で視聴する場合には、テレビ側通信部17は、携帯機器20に対してテレビ側要求信号を発信し、そのテレビ側要求信号に応じて発信された携帯機器20側のコンテンツ情報を受信する。また、テレビ側通信部17は、携帯機器20側の操作に伴い発信された携帯機器20側のコンテンツ情報を受信する。この受信したコンテンツ情報は、テレビ側制御部18に出力される。
【0022】
テレビ側制御部18は、テレビ受像機各部を制御して、テレビ番組のコンテンツデータや再生された映画などのコンテンツデータに応じた映像の表示や音声の出力を行わせ、ユーザが所望するテレビ番組や映画などのコンテンツを視聴可能にする制御を実行する。
【0023】
特に、テレビ側制御部18は、テレビ側操作部16において携帯機器20とコンテンツ共有するための操作入力が行われた際に、テレビ側通信部17から携帯機器20に向けてテレビ受像機10側のコンテンツ情報やテレビ側要求信号を送信させたり、また、携帯機器20から発信された携帯機器20側のコンテンツ情報をテレビ側通信部17に受信させたりする制御を実行する。なお、テレビ側制御部18は、携帯機器20から発信された携帯機側要求信号に応じてテレビ受像機10側のコンテンツ情報を携帯機器20に向けて送信させる制御も実行する。
また、テレビ側制御部18は、携帯機器20から発信された携帯機器20側のコンテンツ情報に基づき、携帯機器20において視聴されていたコンテンツをテレビ受像機10に共有させて、テレビ受像機10でそのコンテンツを継続して視聴可能にする制御を実行する。
つまり、テレビ側制御部18は、テレビ側操作部16が操作された場合に、テレビ受像機10と携帯機器20の何れか一方で視聴されていたコンテンツに関する情報(コンテンツ情報)を、テレビ側通信部17と携帯機側通信部27を介した通信によってテレビ受像機10または携帯機器20の何れかの他方に共有させて、その視聴されていたコンテンツをその他方側で継続して視聴可能にするコンテンツ視聴継続制御手段の一部として機能する。
【0024】
ここで、コンテンツ情報について、具体的に説明する。
コンテンツ情報とは、テレビ受像機10や携帯機器20において視聴する様々なコンテンツを特定するためのコンテンツに関する情報である。
例えば、テレビ番組に関するコンテンツの場合、そのコンテンツ情報は、テレビ番組を選局するためのチャンネル情報、音量情報、多重音声切替情報、字幕有無情報などであって、テレビ受像機10と携帯機器20の何れか一方で視聴していたテレビ番組を、その何れか他方側で同じ状態、同じ条件で継続して視聴可能にするための情報群である。
また、テレビ側記憶部12や携帯機側記憶部22に記憶されている再生用のコンテンツデータであって、映画などに関するコンテンツの場合、そのコンテンツ情報は、テレビ側記憶部12や携帯機側記憶部22に記憶されている複数のコンテンツデータの中から所定のコンテンツデータを選出するための識別情報、そのコンテンツデータにおける未再生部分を再生するためのタイミングである再生開始位置や再生開始時間を示す再生情報、音量情報、字幕有無情報などであって、テレビ受像機10と携帯機器20の何れか一方で視聴していた映画などを、その何れか他方側で再生し、継続して視聴可能にするための情報群である。なお、このコンテンツ情報に含まれる再生情報において示されるタイミングであって、コンテンツデータにおける未再生部分を再生するためのタイミングである再生開始位置や再生開始時間は、テレビ側操作部16または携帯機側操作部26が操作されたタイミングに対応付けられている。
【0025】
そして、コンテンツ視聴継続制御手段としてのテレビ側制御部18は、携帯機器20において視聴されていたテレビ番組のコンテンツに関し、チャンネル情報を含むコンテンツ情報を受信して取得し、テレビ側受信部11で受信される放送信号におけるテレビ番組を選局するためのチャンネル情報をテレビ受像機10に共有させることで、テレビ受像機10において携帯機器20で視聴されていたテレビ番組のコンテンツを継続して視聴可能にする。
また、コンテンツ視聴継続制御手段としてのテレビ側制御部18は、携帯機器20においてコンテンツデータが再生され視聴されていた映画などのコンテンツに関し、識別情報や再生情報を含むコンテンツ情報を受信して取得し、テレビ側記憶部12から同じコンテンツデータを選択するための識別情報と、テレビ側操作部16または携帯機側操作部26が操作されたタイミングに対応する位置からコンテンツデータを再生するための再生情報をテレビ受像機10に共有させることで、テレビ受像機10において携帯機器20で視聴されていた映画などのコンテンツを継続して視聴可能にする。
【0026】
このように、このコンテンツ視聴システム100において、テレビ受像機10に携帯機器20側のコンテンツ情報を共有させることによって、携帯機器20において視聴されていたテレビ番組のコンテンツをテレビ受像機10で継続して視聴することや、携帯機器20においてコンテンツデータが再生され視聴されていた映画などのコンテンツをテレビ受像機10で継続して視聴することができる。
特に、テレビ側操作部16や携帯機側操作部26の操作に応じて、携帯機器20において視聴されていたテレビ番組と同じチャンネルのテレビ番組を同じ設定状態(例えば、音量や字幕などの設定)でテレビ受像機10において視聴することが可能となるので、テレビ受像機10におけるチャンネル選択操作や音量などの設定操作が不要となって、容易にテレビ受像機10側でテレビ番組を継続して視聴することができる。
同様に、テレビ側操作部16や携帯機側操作部26の操作に応じて、携帯機器20において再生され視聴されていた映画などのコンテンツの続きを、テレビ受像機10において視聴することが可能となるので、テレビ受像機10における再生開始操作や早送り・巻戻し操作、音量などの設定操作が不要となって、容易にテレビ受像機10側で映画などのコンテンツを継続して視聴することができる。
【0027】
(携帯機器の構成)
携帯機側受信部21は、アンテナ21aを介して受信された放送信号(例えば、デジタル方式のTV放送信号)の中から、ユーザ所望のテレビ番組のチャンネルに対応する周波数帯域に存在する放送信号を選出し、その放送信号に応じたテレビ番組のコンテンツデータを携帯機側制御部28に出力する。
【0028】
携帯機側記憶部22は、例えば、ハードディスクやメモリーカードなどの記録媒体を備えており、映画や各種映像番組など、ユーザが視聴を所望するコンテンツデータが記録されて格納されている。
携帯機側再生部23は、携帯機側記憶部22に記憶されているコンテンツデータを再生し、その再生したコンテンツデータを携帯機側制御部28に出力する。
【0029】
携帯機側表示部24は、例えば、液晶表示パネルであって、携帯機側受信部21で受信された放送信号に基づくテレビ番組のコンテンツの映像や、携帯機側再生部23で再生された映画などのコンテンツの映像を表示する。
携帯機側音出力部25は、例えば、ヘッドフォン装置であって、携帯機側受信部21で受信された放送信号に基づくテレビ番組のコンテンツの音声や、携帯機側再生部23で再生された映画などのコンテンツの音声を出力する。
【0030】
携帯機側操作部26は、例えば、携帯機器20表面に設けられた静電式の操作ボタンや各種スイッチであって、チャンネルや音量など各種設定の切り替えやコンテンツ再生を行うために備えられている。
特に、携帯機側操作部26において、テレビ受像機10と共通するコンテンツに関する情報をテレビ受像機10と共有するための操作入力を行うことを可能にしている
【0031】
携帯機側通信部27は、例えば、赤外線通信やBluetooth(登録商標)無線通信を可能とし、テレビ受像機10と双方向の通信を行う。
この携帯機側通信部27は、携帯機側操作部26においてテレビ受像機10とコンテンツ共有するための操作入力が行われた際に、テレビ受像機10に向けて携帯機器20側のコンテンツ情報を送信し、また、テレビ受像機10から発信されたテレビ受像機10側のコンテンツ情報を受信する。
具体的には、携帯機器20側で視聴していたコンテンツの続きをテレビ受像機10側で視聴する場合には、携帯機側通信部27は、その視聴していたコンテンツを特定するためのコンテンツ情報を送信する。
また、テレビ受像機10側で視聴していたコンテンツの続きを携帯機器20側で視聴する場合には、携帯機側通信部27は、テレビ受像機10に対して携帯機側要求信号を発信し、その携帯機側要求信号に応じて発信されたテレビ受像機10側のコンテンツ情報を受信する。また、携帯機側通信部27は、テレビ受像機10側の操作に伴い発信されたテレビ受像機10側のコンテンツ情報を受信する。この受信したコンテンツ情報は、携帯機側制御部28に出力される。
【0032】
携帯機側制御部28は、携帯機器各部を制御して、テレビ番組のコンテンツデータや再生された映画などのコンテンツデータに応じた映像の表示や音声の出力を行わせ、ユーザが所望するテレビ番組や映画などのコンテンツを視聴可能にする制御を実行する。
【0033】
特に、携帯機側制御部28は、携帯機側操作部26においてテレビ受像機10とコンテンツ共有するための操作入力が行われた際に、携帯機側通信部27からテレビ受像機10に向けて携帯機器20側のコンテンツ情報や携帯機側要求信号を送信させたり、また、テレビ受像機10から発信されたテレビ受像機10側のコンテンツ情報を携帯機側通信部27に受信させたりする制御を実行する。なお、携帯機側制御部28は、テレビ受像機10から発信されたテレビ側要求信号に応じて携帯機器20側のコンテンツ情報をテレビ受像機10に向けて送信させる制御も実行する。
また、携帯機側制御部28は、テレビ受像機10から発信されたテレビ受像機10側のコンテンツ情報に基づき、テレビ受像機10において視聴されていたコンテンツを携帯機器20に共有させて、携帯機器20でそのコンテンツを継続して視聴可能にする制御を実行する。
つまり、携帯機側制御部28は、携帯機側操作部26が操作された場合に、テレビ受像機10と携帯機器20の何れか一方で視聴されていたコンテンツに関する情報(コンテンツ情報)を、テレビ側通信部17と携帯機側通信部27を介した通信によってテレビ受像機10または携帯機器20の何れかの他方に共有させて、その視聴されていたコンテンツをその他方側で継続して視聴可能にするコンテンツ視聴継続制御手段の一部として機能する。
【0034】
そして、コンテンツ視聴継続制御手段としての携帯機側制御部28は、テレビ受像機10において視聴されていたテレビ番組のコンテンツに関し、チャンネル情報を含むコンテンツ情報を受信して取得し、携帯機側受信部21で受信される放送信号におけるテレビ番組を選局するためのチャンネル情報を携帯機器20に共有させることで、携帯機器20においてテレビ受像機10で視聴されていたテレビ番組のコンテンツを継続して視聴可能にする。
また、コンテンツ視聴継続制御手段としての携帯機側制御部28は、テレビ受像機10においてコンテンツデータが再生され視聴されていた映画などのコンテンツに関し、識別情報や再生情報を含むコンテンツ情報を受信して取得し、携帯機側記憶部22から同じコンテンツデータを選択するための識別情報と、テレビ側操作部16または携帯機側操作部26が操作されたタイミングに対応する位置からコンテンツデータを再生するための再生情報を携帯機器20に共有させることで、携帯機器20においてテレビ受像機10で視聴されていた映画などのコンテンツを継続して視聴可能にする。
なお、コンテンツ情報は、前述の説明と同様であるので、ここでの説明は省略する。
【0035】
このように、このコンテンツ視聴システム100において、携帯機器20にテレビ受像機10側のコンテンツ情報を共有させることによって、テレビ受像機10において視聴されていたテレビ番組のコンテンツを携帯機器20で継続して視聴することや、テレビ受像機10においてコンテンツデータが再生され視聴されていた映画などのコンテンツを携帯機器20で継続して視聴することができる。
特に、テレビ側操作部16や携帯機側操作部26の操作に応じて、テレビ受像機10において視聴されていたテレビ番組と同じチャンネルのテレビ番組を同じ設定状態(例えば、音量や字幕などの設定)で携帯機器20において視聴することが可能となるので、携帯機器20におけるチャンネル選択操作や音量などの設定操作が不要となって、容易に携帯機器20側でテレビ番組を継続して視聴することができる。
同様に、テレビ側操作部16や携帯機側操作部26の操作に応じて、テレビ受像機10において再生され視聴されていた映画などのコンテンツの続きを、携帯機器20において視聴することが可能となるので、携帯機器20における再生開始操作や早送り・巻戻し操作、音量などの設定操作が不要となって、容易に携帯機器20側で映画などのコンテンツを継続して視聴することができる。
【0036】
以上のように、コンテンツ視聴システム100におけるテレビ側制御部18と携帯機側制御部28は、テレビ側操作部16と携帯機側操作部26の少なくとも一方が操作された場合に、テレビ受像機10と携帯機器20の何れか一方で視聴されていたコンテンツに関する情報(コンテンツ情報)を、テレビ側通信部17と携帯機側通信部27を介した通信によってテレビ受像機10または携帯機器20の何れかの他方に共有させて、その視聴されていたコンテンツをその他方側で継続して視聴可能にするコンテンツ視聴継続制御手段として機能する。
【0037】
次に、コンテンツ視聴システム100におけるコンテンツ視聴継続処理について、図2に示すフローチャートに基づき説明する。
なお、本実施形態では、テレビ受像機10において視聴していた続きを携帯機器20において継続して視聴する場合について説明する。
【0038】
まず、コンテンツ視聴システム100におけるテレビ受像機10において、ユーザが所望するテレビ番組または映画などのコンテンツが視聴可能となる設定がなされて、コンテンツ視聴状態となり(ステップS101)、また、携帯機器20においては、待機電力が通電されたスタンバイ状態となっている(ステップS201)。
【0039】
そして、携帯機器20の携帯機側制御部28は、テレビ受像機10側で視聴していたコンテンツの続きを携帯機器20側で継続して視聴するための操作であって、携帯機側操作部26においてコンテンツ共有操作入力がなされたか否かを判断する(ステップS202)。
携帯機側制御部28が、携帯機側操作部26においてコンテンツ共有操作入力がなされたと判断すると(ステップS202;Yes)、携帯機側制御部28は、携帯機側通信部27からテレビ受像機10に向けて、携帯機側要求信号を発信し(ステップS203)、ステップS204へ進む。
一方、携帯機側制御部28が、携帯機側操作部26においてコンテンツ共有操作入力がなされていないと判断すると(ステップS202;No)、ステップS205へ進む。
【0040】
また、テレビ受像機10のテレビ側制御部18は、テレビ受像機10側で視聴していたコンテンツの続きを携帯機器20側で継続して視聴するための操作であって、テレビ側操作部16においてコンテンツ共有操作入力がなされたか否かを判断する(ステップS102)。
テレビ側制御部18が、テレビ側操作部16においてコンテンツ共有操作入力がなされたと判断すると(ステップS102;Yes)、ステップS104へ進む。
【0041】
一方、テレビ側制御部18が、テレビ側操作部16においてコンテンツ共有操作入力がなされていないと判断すると(ステップS102;No)、テレビ側制御部18は、テレビ側通信部17で携帯機器20から発信された携帯機側要求信号を受信したか否かを判断する(ステップS103)。
テレビ側制御部18が、テレビ側通信部17が携帯機側要求信号を受信したと判断すると(ステップS103;Yes)、ステップS104へ進む。
また、テレビ側制御部18が、携帯機側要求信号を受信していないと判断すると(ステップS103;No)、ステップS101に戻る。
【0042】
ステップS104において、テレビ側制御部18は、テレビ側通信部17から携帯機器20に向けて、テレビ受像機10側で視聴していたコンテンツの続きを携帯機器20側で継続して視聴可能にするためのコンテンツ情報を送信する(ステップS104)。
そして、コンテンツ情報の送信後、テレビ受像機10は、待機電力が通電されたスタンバイ状態となる(ステップS105)。
【0043】
そして、ステップS204において、携帯機側制御部28が、携帯機側通信部27でテレビ受像機10から送信されたコンテンツ情報を受信したと判断すると(ステップS204;Yes)、ステップS206へ進む。
また、ステップS205において、携帯機側制御部28が、携帯機側通信部27でテレビ受像機10から送信されたコンテンツ情報を受信したと判断すると(ステップS205;Yes)、ステップS206へ進む。一方、携帯機側制御部28が、テレビ受像機10から送信されたコンテンツ情報を受信していないと判断すると(ステップS205;No)、ステップS201に戻る。
【0044】
そして、ステップS206において、携帯機側制御部28は、受信して取得したコンテンツ情報に基づき、テレビ受像機10側で視聴されていたコンテンツが視聴可能となるようにコンテンツ継続視聴処理を行う(ステップS206)。
そして、携帯機器20において、ユーザが所望するテレビ番組または映画などのコンテンツが視聴可能となる設定がなされてコンテンツ視聴状態となる(ステップS207)。
【0045】
以上のように、本発明に係るコンテンツ視聴システム100は、テレビ受像機10において視聴していたコンテンツの続きを携帯機器20において継続して視聴することができるように、テレビ受像機10から携帯機器20にコンテンツ情報を送信し、そのコンテンツ情報に基づいて、携帯機器20においてユーザが所望するコンテンツが視聴可能となる設定がなされるので、ユーザは、携帯機器20におけるチャンネル選択操作や、携帯機器20における再生開始操作や早送り・巻戻し操作など、各種設定操作が不要となって、容易に携帯機器20側でテレビ番組や映画などのコンテンツを継続して視聴することができる。
同様に、本発明に係るコンテンツ視聴システム100は、携帯機器20において視聴していたコンテンツの続きをテレビ受像機10において継続して視聴することができるように、携帯機器20からテレビ受像機10にコンテンツ情報を送信し、そのコンテンツ情報に基づいて、テレビ受像機10においてユーザが所望するコンテンツが視聴可能となる設定がなされるので、ユーザは、テレビ受像機10におけるチャンネル選択操作や、テレビ受像機10における再生開始操作や早送り・巻戻し操作など、各種設定操作が不要となって、容易にテレビ受像機10側でテレビ番組や映画などのコンテンツを継続して視聴することができる。
【0046】
このように、コンテンツ視聴システム100は、テレビ受像機10または携帯機器20の何れかで視聴していたコンテンツの続きを、携帯機器20またはテレビ受像機10の他方において継続して視聴する際に、テレビ側操作部16または携帯機側操作部26でのコンテンツ共有操作入力のみを行うことによって、ユーザが所望するテレビ番組や映画などのコンテンツを継続して視聴することができるので、コンテンツ視聴システム100は、煩わしい各種設定操作を不要として、テレビ番組などユーザが所望するコンテンツの視聴を好適に行うことを可能にするシステムであるといえる。
【0047】
なお、以上の実施の形態においては、テレビ受像機10において視聴していた続きを携帯機器20において継続して視聴する場合についてフローチャートに沿って説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、携帯機器20において視聴していた続きをテレビ受像機10において継続して視聴することも同様に可能である。
【0048】
また、以上の実施の形態においては、テレビ側通信部17と携帯機側通信部27を介した無線通信を行うとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、テレビ受像機10と携帯機器20がケーブルなどを介した有線の通信を行うようにしてもよい。
【0049】
また、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本発明に係るコンテンツ視聴システムの要部構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係るコンテンツ視聴システムにおけるコンテンツ継続視聴処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0051】
10 テレビ受像機
11 テレビ側受信部
12 テレビ側記憶部
13 テレビ側再生部
14 テレビ側表示部
15 テレビ側音出力部
16 テレビ側操作部
17 テレビ側通信部
18 テレビ側制御部(コンテンツ視聴継続制御手段)
20 携帯機器
21 携帯機側受信部
22 携帯機側記憶部
23 携帯機側再生部
24 携帯機側表示部
25 携帯機側音出力部
26 携帯機側操作部
27 携帯機側通信部
28 携帯機側制御部(コンテンツ視聴継続制御手段)
100 コンテンツ視聴システム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
映像を表示するテレビ側表示部と、音声を出力するテレビ側音出力部とを備え、所望するコンテンツを所定箇所で視聴可能とするテレビ受像機と、
映像を表示する携帯機側表示部と、音声を出力する携帯機側音出力部とを備え、所望するコンテンツを所望する箇所で視聴可能とする携帯機器と、を備え、
前記テレビ受像機と前記携帯機器に共通するコンテンツを視聴可能なコンテンツ視聴システムであって、
前記テレビ受像機は、前記携帯機器と通信を行うテレビ側通信部と、前記携帯機器と共通するコンテンツに関する情報を前記携帯機器と共有するための操作入力を行うテレビ側操作部と、を備え、
前記携帯機器は、前記テレビ受像機と通信を行う携帯機側通信部と、前記テレビ受像機と共通するコンテンツに関する情報を前記テレビ受像機と共有するための操作入力を行う携帯機側操作部と、を備え、
前記テレビ側操作部と前記携帯機側操作部の少なくとも一方が操作された場合に、前記テレビ受像機と前記携帯機器の何れか一方で視聴されていたコンテンツに関する情報を、前記テレビ側通信部と前記携帯機側通信部を介した通信によって前記何れかの他方に共有させて、その視聴されていたコンテンツを前記何れかの他方で継続して視聴可能にするコンテンツ視聴継続制御手段を備えることを特徴とするコンテンツ視聴システム。
【請求項2】
前記テレビ受像機は、放送信号を受信するテレビ側受信部を備え、
前記携帯機器は、放送信号を受信する携帯機側受信部を備え、
前記コンテンツ視聴継続制御手段は、前記テレビ受像機と前記携帯機器の何れか一方で視聴されていたテレビ番組のコンテンツに関し、前記テレビ側受信部および前記携帯機側受信部で受信される放送信号における前記テレビ番組を選局するためのチャンネル情報を、前記何れかの他方に共有させることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ視聴システム。
【請求項3】
前記テレビ受像機は、任意のコンテンツデータを記憶するテレビ側記憶部と、前記テレビ側記憶部に記憶されているコンテンツデータを再生するテレビ側再生部と、を備え、
前記携帯機器は、任意のコンテンツデータを記憶する携帯機側記憶部と、前記携帯機側記憶部に記憶されているコンテンツデータを再生する携帯機側再生部と、を備え、
前記コンテンツ視聴継続制御手段は、前記テレビ受像機と前記携帯機器の何れか一方で視聴されていたコンテンツに関し、前記テレビ側記憶部または前記携帯機側記憶部から同じコンテンツデータを選択し、前記テレビ側操作部または前記携帯機側操作部が操作されたタイミングに対応する位置から前記コンテンツデータを再生するための再生情報を、前記何れかの他方に共有させることを特徴とする請求項1又は2に記載のコンテンツ視聴システム。
【請求項4】
映像を表示するテレビ側表示部と、音声を出力するテレビ側音出力部とを備え、所望するコンテンツを所定箇所で視聴可能とするテレビ受像機と、
映像を表示する携帯機側表示部と、音声を出力する携帯機側音出力部とを備え、所望するコンテンツを所望する箇所で視聴可能とする携帯機器と、を備え、
前記テレビ受像機と前記携帯機器に共通するコンテンツを視聴可能なコンテンツ視聴システムであって、
前記テレビ受像機は、放送信号を受信するテレビ側受信部と、任意のコンテンツデータを記憶するテレビ側記憶部と、前記テレビ側記憶部に記憶されているコンテンツデータを再生するテレビ側再生部と、前記携帯機器と通信を行うテレビ側通信部と、前記携帯機器と共通するコンテンツに関する情報を前記携帯機器と共有するための操作入力を行うテレビ側操作部と、を備え、
前記携帯機器は、放送信号を受信する携帯機側受信部と、任意のコンテンツデータを記憶する携帯機側記憶部と、前記携帯機側記憶部に記憶されているコンテンツデータを再生する携帯機側再生部と、前記テレビ受像機と通信を行う携帯機側通信部と、前記テレビ受像機と共通するコンテンツに関する情報を前記テレビ受像機と共有するための操作入力を行う携帯機側操作部と、を備え、
前記テレビ側操作部と前記携帯機側操作部の少なくとも一方が操作された場合に、前記テレビ受像機又は前記携帯機器の何れか一方で視聴されていたコンテンツに関する情報であって、前記テレビ側受信部および前記携帯機側受信部で受信される放送信号における前記テレビ番組を選局するためのチャンネル情報、又は、前記テレビ側記憶部または前記携帯機側記憶部から同じコンテンツデータを選択し、前記テレビ側操作部または前記携帯機側操作部が操作されたタイミングに対応する位置から前記コンテンツデータを再生するための再生情報を、前記テレビ側通信部と前記携帯機側通信部を介した通信によって前記何れかの他方に共有させて、その視聴されていたコンテンツを、前記テレビ受像機又は前記携帯機器の他方で継続して視聴可能にするコンテンツ視聴継続制御手段を備えることを特徴とするコンテンツ視聴システム。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2009−55099(P2009−55099A)
【公開日】平成21年3月12日(2009.3.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−217294(P2007−217294)
【出願日】平成19年8月23日(2007.8.23)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】