説明

コンテンツ配信システム

【課題】従来の携帯端末著作権保護システムを維持しながら、携帯端末で購入したコンテンツをPCなどの他の端末でもより高品質なコンテンツを利用することを可能にする。
【解決手段】携帯端末がブロードバンドを接続しているPC端末など高再生機器との接続することによって携帯端末で購入した著作権コンテンツに関する情報がPC端末に取得され、ブロードバンドを介してコンテンツ配信サーバに転送され、コンテンツ配信サーバは転送された情報の元により高品質なコンテンツを選別し、PC端末に配信して再生する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯端末で購入した著作権コンテンツを携帯端末で保存、使用すると同時に、ブロードバンドネットワークを利用可能なPC端末において、より高品質なコンテンツを使用可能とするコンテンツ配信システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
現在、携帯電話やPDA等の携帯端末において、ネットワーク上の音楽、画像、動画、ゲーム、漫画など様々なコンテンツをダウンロードし、携帯端末で利用する例が増加している。この中には著作権コンテンツが多く存在し、他の保存領域への移動が制限されている。
【0003】
従来の技術では、携帯端末でダウンロードしてきたコンテンツをPC端末で利用したい場合、同じ利用者であるにも関わらず、著作権コンテンツをPC端末に移動しても再生できない問題がある。更に、携帯端末の容量や無線ネットワークの通信速度などの制限を受けてダウンロードした携帯端末用コンテンツは表示サイズも小さく、解像度も低いため、PC端末へ移動できたとしても満足のいく視聴ができない。
【0004】
通信速度も速いブロードバンドネットワークを介して大容量、高品質なデータをダウンロード可能なPC端末で同一コンテンツを視聴する場合、PC端末用コンテンツを再購入しなければならず、ユーザの利便性を損ねてしまう。
【0005】
【特許文献1】特開2005−141925号公報
【特許文献2】特開2003−303137号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来の技術では、認証手段としてアカウント及びパスワードを使用しており、このアカウントおよびパスワードを各自が入力してコンテンツ配信サーバに認証を行うことで、その媒体を特定することがなく購入したコンテンツをダウンロード、使用することができた。
【0007】
従って、著作権を保護しなければならない、写真、画像等コンテンツの不法なコピーが自由に行え、著作権の保護が困難な状況にあるという不具合があった。
【0008】
また、著作権を保護するための携帯端末向けコンテンツ配信システムにおいては、購入者が使用するかどうかではなく使用端末に対して制限を受けるため、他の端末による利用が不可能となり、コンテンツを購入したユーザに対してコンテンツ使用の利便性が悪くなった。
【0009】
本発明は、従来の携帯端末著作権保護システムを維持しながら、携帯端末で購入したコンテンツをPCなどの他の端末でも利用することを可能にし、さらにPC端末の高処理機能CPU、大画面、高速通信などの特徴を活かし、携帯端末コンテンツより解像度の高い高品質なコンテンツを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を達成するために、本発明の図1に表すようなコンテンツ配信システムを提供する。コンテンツ配信システムは、
無線ネットワークを利用できる携帯端末と、
ブロードバンドネットワークを利用できるPC端末と、
前記携帯端末と前記PC端末に各々コンテンツを配信するコンテンツ配信サーバと
が相互通信可能に接続される。
【0011】
本発明の請求項1に記載の発明は、配信コンテンツを判定する方法であって、PC端末が携帯端末と接続されることによって前記携帯端末に保存されているコンテンツID情報を取得し、それを前記コンテンツ配信サーバに送信し、コンテンツ配信サーバでは、所有するコンテンツと比較し、携帯端末のコンテンツより高品質なコンテンツなどがあれば、PC端末向けの配信コンテンツとして選択することを特徴とする。
【0012】
本発明の請求項2に記載の発明は、配信コンテンツの視聴した続き部分を抽出する方法であって、選択された配信コンテンツに対してコンテンツ配信サーバは前記携帯端末から取得したコンテンツ使用情報を利用し、前記携帯端末でマークされた視聴したい部分を抽出することを特徴とする。
【0013】
本発明の請求項3に記載の発明は、暗号化と復号化をする方法であって、請求項1、請求項2に記載の方法から選択したコンテンツを暗号化して生成した復号鍵が無線ネットワークを介して携帯端末に送信され、暗号化したコンテンツがブロードバンドネットワークを介してPC端末に配信され、前記PC端末において、前記携帯端末から復号鍵を取得し、前記コンテンツ配信サーバから送信された暗号化コンテンツを復号化し、再生することを特徴とする。
【0014】
本発明の請求項4に記載の発明は、コンテンツ配信中断対応方法であって、携帯端末は必ずPC端末と接続されていることを監視し、その接続が切断された場合、前記PC端末に保存されているコンテンツと復号鍵を削除することを特徴とする。
【0015】
本発明の請求項5に記載の発明は、コンテンツ配信終了方法であって、PC端末がコンテンツ配信サーバからコンテンツ配信終了メッセージを受け、前記PC端末に保存されているコンテンツと復号鍵を削除することを特徴とする。
【0016】
ネットワークと受信端末を識別し、各種コンテンツを配信するコンテンツ配信サーバは、
(a)PC端末からユーザ認証情報、携帯端末認証情報、コンテンツID情報を取得し、認証照合を行う認証部と、
(b)コンテンツID情報、コンテンツ使用情報を取得し、前記PC端末に配信するコンテンツを判定し、判定結果リストを前記PC端末に出力するコンテンツ判定部と、
(c)ユーザに選択されたコンテンツを配信コンテンツ保存部から抽出制御を行い、暗号化し、前記PC端末に配信と制御するコンテンツ配信部と、
(d)配信用コンテンツを保存する配信コンテンツ保存部と、
(e)前記ユーザ認証情報、前記携帯端末認証情報、前記コンテンツID情報を保存するユーザ認証テーブルと、
(f)ネットワークと接続する通信インターフェイスと、
(g)処理と計算機能を持つCPUと、
を備える。
【0017】
ブロードバンドを介してより高品質なコンテンツを受信し利用するPC端末は、
(a)コンテンツ配信サーバに認証照合を行う為に携帯端末からユーザ認証情報、携帯端末認証情報、コンテンツID情報を取得し、ブロードバンドネットワークを介して前記コンテンツ配信サーバに送信する認証情報送信部と、
(b)前記コンテンツ配信サーバに配信コンテンツの視聴した続き部分を抽出する為に前記携帯端末からコンテンツ使用情報を取得し、ブロードバンドネットワークを介して前記コンテンツ配信サーバに送信する判定情報送信部と、
(c)前記コンテンツ配信サーバから送信され、暗号化したコンテンツを一時保存し、前記携帯端末から復号鍵を取得し、暗号化したコンテンツを復号化して再生するコンテンツ受信部と、
(d)前記携帯端末と接続している状況を監視し、その接続が切断された場合に直ちに前記コンテンツ配信サーバにコンテンツ配信中止要求メッセージを送信し、コンテンツ保存部にコンテンツ削除メッセージ、復号処理部に復号鍵を削除メッセージを送信する接続監視部と、
(e)前記携帯端末と接続する外部インターフェイスと、
(f)ブロードバンドと接続する通信インターフェイスと、
(g)処理と計算機能を持つCPUと、
を備える。
【0018】
無線ネットワークを介して圧縮したコンテンツを購入、ダウンロード、使用する携帯端末は、
(a)購入、ダウンロードしたコンテンツを保存するコンテンツ保存部と、
(b)コンテンツ配信サーバから送信された復号鍵を保存する復号鍵保存部と、
(c)コンテンツ使用する場合にマークした情報を保存するコンテンツ使用情報保存部と、
(d)PC端末と接続する外部インターフェイスと、
(e)無線ネットワークと接続する通信インターフェイスと、
(f)処理と計算機能を持つCPUと、
を備える。
【発明の効果】
【0019】
本発明は、コンテンツ配信サーバのコンテンツに対する判別、制御、暗号化などの機能によって携帯端末で購入したコンテンツのPC端末での使用を可能とし、さらに携帯端末のコンテンツより大画面、高品質なコンテンツの提供を可能とし、携帯端末しか持っていない利用者に対しては、インターネットカフェなどブロードバンド環境においてPC端末を利用した高画質なコンテンツを視聴できるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。以下の説明で参照する各図において、同一の構成要素は同一の符号によって示されている。
【0021】
図1は、本発明の一実施例のコンテンツ配信システムを示す構成図である。
コンテンツ配信システム1は、通信ケーブル500に接続されお互いに通信することが可能な携帯端末200、PC端末300及びネットワーク400を介して携帯端末200、PC端末300に通信することが可能なコンテンツ配信サーバ100を含む。
【0022】
コンテンツ配信サーバ100は、メモリ110、配信コンテンツ保存部140、CPU150、通信インターフェイス160、ユーザ認証テープル170とを備えている。
【0023】
メモリ110にはコンテンツの利用が許可されているユーザかどうかを判断する認証部111と、どのコンテンツをどの部分から配信するかを判断するコンテンツ判定部120と、配信コンテンツの抽出、暗号化、配信を制御するコンテンツ配信部130とを有する。
【0024】
コンテンツ判定部120には、判定に必要なコンテンツID440とコンテンツ使用情報700を取得する情報取得部121と、どのコンテンツをどの部分から配信するかを判断する判定部122と、判定結果をPC端末300に表示させる結果表示部123とを有する。
【0025】
コンテンツ配信部130には、選択されたコンテンツの視聴したい部分を配信コンテンツ保存部140から抽出する抽出処理部131と、抽出したコンテンツの暗号化を行う暗号処理部132と、暗号化されたコンテンツをPC端末300に配信する配信処理部133とを有する。
【0026】
ユーザ認証テーブル170は、図7に示す認証情報である顧客名410、携帯番号420、シリアル番号430、コンテンツID440とを有する。
【0027】
携帯端末200は、無線通信インターフェイス210、メモリ220、CPU230、外部インターフェイス240とを備えている。
【0028】
メモリ220の中には、ネットワーク400と無線インターフェイス210を介してコンテンツ配信サーバ100から購入したコンテンツ及びコンテンツID440を保存するコンテンツ保存部221と、ネットワーク400と無線インターフェイス210を介してコンテンツ配信サーバ100にある配信処理部133から送信された復号鍵を保存する復号鍵保存部222と、携帯端末200でコンテンツを視聴した部分とマークした情報を記録、保存するコンテンツ使用情報保存部223とを有する。
【0029】
PC端末300は、通信インターフェイス310、メモリ320、CPU330、外部インターフェイス340とを備えている。
【0030】
メモリ320の中には、外部インターフェイス340と通信ケーブル500を介して携帯端末200から携帯番号420、シリアル番号430、携帯端末200のコンテンツ保存部221にあるコンテンツID440を取得し、通信インターフェイス310とネットワーク400を介してコンテンツ配信サーバ100に送信する認証情報送信部321と、外部インターフェイス340と通信ケーブル500を介して携帯端末200のコンテンツ使用情報保存部223からコンテンツ使用情報700を取得し、通信インターフェイス310とネットワーク400を介してコンテンツ配信サーバ100に送信する判定情報送信部322と、コンテンツ配信サーバ100から送信されてきたコンテンツを受信して再生するコンテンツ受信部323と、外部インターフェイス340と携帯端末200の外部インターフェイス240の接続状況を監視する接続監視部326とを有する。
【0031】
コンテンツ受信部323には、コンテンツ配信サーバ100から送られたコンテンツを一時保存する一時保存部325と、携帯端末200の復号鍵保存部222から復号鍵を取得し、一時保存部325のコンテンツを復号化して再生する復号処理部324とを有する。
【0032】
図2は、本発明の一実施例のコンテンツ配信方法を示すシーケンス図である。
【0033】
携帯端末200の外部インターフェイス240が通信ケーブル500を介してPC端末300の外部インターフェイス340と接続し[S101]、PC端末300のCPU330がメモリ320上の認証情報送信部321と接続監視部326を起動させ[S102]、認証情報送信部321が外部インターフェイス340と通信ケーブル500を介して携帯端末200にある携帯番号420、シリアル番号430及びコンテンツ保存部221に保存されているコンテンツのコンテンツID440のユーザ認証データを要求する[S103]。
【0034】
携帯端末200からユーザ認証データ(携帯番号420、シリアル番号430、コンテンツID440) [S104]が送信され、認証情報送信部321がその情報を通信インターフェイス310とネットワーク400を介してコンテンツ配信サーバ100に送信する[S105]。
【0035】
コンテンツ配信サーバ100のCPU150がメモリ110上の認証部111を実行し、携帯番号420、シリアル番号430、コンテンツID440のユーザ認証データとユーザ認証テーブル170の情報との照合を行い[S106]、一致しない場合、認証エラーメッセージをPC端末300に送信し[S107]、PC端末300のCPU330が認証情報送信部321を異常終了させる[S108]。
【0036】
一致する場合、コンテンツ配信サーバ100のCPU150がメモリ110上のコンテンツ判定部120を実行し、図4に示すコンテンツ判定処理[S109]を行い、図6に示した判定結果リストをPC端末300に送信し[S110]、表示させ、ユーザの確認を取る。
【0037】
ユーザ指示など[S111]によってPC端末300からコンテンツ要求メッセージ[S112]をコンテンツ配信サーバ100の抽出処理部131に送信し、抽出処理部131がユーザに要求されたコンテンツを配信コンテンツ保存部140から抽出し[S113]、暗号処理部132によって暗号処理され、復号鍵を生成する[S114]。
【0038】
配信処理[S115]では、配信処理部133がCPU150によって実行され、復号鍵をネットワーク400と無線インターフェイス210を介して配信処理部133から携帯端末200に送信し[S116]、携帯端末200の復号鍵保存部222に保存され[S117]、暗号化されたコンテンツをネットワーク400を介して配信処理部133からPC端末300に配信し[S118]、PC端末300の一時保存部325に保存される[S119]。
【0039】
PC端末300では、CPU330が復号処理部324を実行し[S120]、携帯端末200の外部インターフェイス240と接続されている外部インターフェイス340を介して携帯端末200に復号鍵の要求を出し[S121]、携帯端末200にある復号鍵保存部222から復号鍵を取得し[S122]、一時保存部325にある暗号化されたコンテンツを復号化させ、コンテンツの使用を可能とする[S123]。
【0040】
配信処理が正常終了する場合、コンテンツ配信サーバ100の配信処理部133から配信正常終了メッセージをPC端末300に送信し[S124]、PC端末300のCPU330は復号処理部324により復号鍵を削除すると同時に一時保存部325により保存されているコンテンツを削除し[S125]、コンテンツ受信部323を正常終了する[S126]。
【0041】
図3は、本発明の一実施例のコンテンツ配信異常中断対応方法を示すシーケンス図である。
【0042】
PC端末300のCPU330は接続監視部326を実行させ[S201]、コンテンツ配信サーバ100から配信している間に常に外部インターフェイス340と携帯端末200の外部インターフェイス240の接続状況を監視し[S202]、その接続が切断されているかどうかを判断する[S203]。
【0043】
切断されていない場合に継続的にコンテンツを受信し[S204]、切断された場合に直ちにコンテンツ配信サーバ100にコンテンツ配信中止要求メッセージを送信する[S205]と同時に、復号処理部324から復号鍵を削除し、一時保存部325からコンテンツを削除する[S206]。
【0044】
コンテンツ配信サーバ100の配信処理部133がPC端末300からコンテンツ配信中止要求メッセージ[S205]を受け、配信中止制御を行い[S207]、PC端末300にコンテンツ配信中止メッセージを送信し[S208]、コンテンツ配信を中止させる。
【0045】
PC端末300がコンテンツ配信中止メッセージを受信するとPC端末300のCPU330は接続監視部326を実行させ、復号鍵とコンテンツが削除されたことを確認し、異常終了する[S209]。
【0046】
図4は、本発明の一実施例のコンテンツ判定方法を示すフローチャート図である。
【0047】
コンテンツ配信サーバ100のCPU150はコンテンツ判定部120を実行させ、コンテンツ判定部120の情報取得部121は、認証部111からコンテンツID440を取得し[S301]、PC端末300の判定情報送信部322を利用し、携帯端末200から図5に示すようなコンテンツ使用情報700を取得する[S302]。
【0048】
判定部122には、取得したコンテンツID440を配信コンテンツ保存部140の情報と比較し[S303]、携帯端末200のコンテンツより高品質なコンテンツが存在しない場合、コンテンツ判定部120を終了させる。
【0049】
存在する場合、コンテンツ使用情報700のフラグ704が1か0かの判定を行い[S304]、コンテンツ使用情報700のフラグ704が“0”の場合、[S303]で選んだコンテンツを判定結果リストに出力する。
【0050】
コンテンツ使用情報700のフラグ704が“1”の場合、コンテンツ使用情報700の中からコンテンツ視聴開始時間702と終了時間703を抽出し[S305]、[S303]で選んだコンテンツに関する情報と合わせて判定結果リストに出力し、最後、図6に示したような判定結果リスト800をPC端末300に表示させる[S306]。
【0051】
図5は、本発明の一実施例のコンテンツ使用情報を示す構成図である。
【0052】
コンテンツ使用情報700には、コンテンツを識別するコンテンツID701と、マークされたコンテンツ開始時間を識別する開始時間702と、マークされたコンテンツ終了時間を識別する終了時間703と、マークされているかどうかを識別するフラグ704とを有する。
【0053】
図6は、本発明の一実施例のコンテンツ判定結果リストを示す構成図である。
【0054】
判定結果リスト800には、コンテンツの種類を示す種類801と、タイトルを示すタイトル802と、マークされたコンテンツ配信開始時間を示す開始時間803と、マークされたコンテンツ配信終了時間を示す終了時間804とを有する。
【0055】
図7は、本発明の一実施例のユーザ認証テーブルを示す構成図である。
【0056】
ユーザ認証テーブル170には、顧客名410と、携帯番号420と、シリアル番号430と、コンテンツID440とを有する。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】本発明の一実施例のコンテンツ配信システムを示す構成図である。
【図2】本発明の一実施例のコンテンツ配信方法を示すシーケンス図である。
【図3】本発明の一実施例のコンテンツ配信異常中断対応方法を示すシーケンス図である。
【図4】本発明の一実施例のコンテンツ判定方法を示すフローチャート図である。
【図5】本発明の一実施例のコンテンツ使用情報を示す構成図である。
【図6】本発明の一実施例のコンテンツ判定結果リストを示す構成図である。
【図7】本発明の一実施例のユーザ認証テーブルを示す構成図である。
【符号の説明】
【0058】
1…コンテンツ配信システム、100…コンテンツ配信サーバ、110…メモリ、111…認証部、120…コンテンツ判定部、121…情報取得部、123…結果表示部、130…コンテンツ配信部、131…抽出処理部、132…暗号処理部、133…配信処理部、140…配信コンテンツ保存部、150…CPU、160…通信インターフェイス、170…ユーザ認証テーブル、200…携帯端末、210…無線通信インターフェイス、220…メモリ、221…コンテンツ保存部、222…復号鍵保存部、223…コンテンツ使用情報保存部、230…CPU、240…外部インターフェイス、300…PC端末、310…通信インターフェイス、320…メモリ、321…認証情報送信部、322…判定情報送信部、323…コンテンツ受信部、324…復号処理部、325…一時保存部、326…接続監視部、330…CPU、340…外部インターフェイス、400…ネットワーク、500…通信ケーブル。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯端末と、
PC端末と、
前記携帯端末とPC端末で各々利用されるコンテンツを配信するコンテンツ配信サーバと、
が相互通信可能に接続されるコンテンツ配信システムであって、
前記PC端末が前期コンテンツ配信サーバからコンテンツをダウンロードする場合、前期PC端末は前記携帯端末と接続し、前記携帯端末に保存されているコンテンツID情報を取得し、高速なブロードバンドネットワークを介し、取得した前記コンテンツID情報を前記コンテンツ配信サーバに送信し、前記コンテンツ配信サーバに所有するコンテンツと比較し、より高品質な動画像などのコンテンツがあれば、それを前記PC端末に配信する
ことを特徴とするコンテンツ配信システム。
【請求項2】
請求項1のシステムにおいて、
携帯端末で視聴した続きをPC端末で視聴したい場合に、
携帯端末でコンテンツを視聴した部分をマークし、マークされた情報をコンテンツ使用情報として前記携帯端末に保存し、前記携帯端末が前記PC端末と接続された場合に、コンテンツID情報と共に前記コンテンツ使用情報を前記携帯端末から取得し、前記PC端末からコンテンツ配信サーバに送信し、前記コンテンツ配信サーバが前記マークされた部分以降の高品質なコンテンツを前記PC端末に配信する
ことを特徴とするコンテンツ判定使用方法。
【請求項3】
請求項1と2のシステムにおいて、
コンテンツ配信サーバでは、PC端末へ配信するコンテンツを暗号化し、復号鍵を生成し、暗号化したコンテンツはブロードバンドネットワークを介して前記PC端末に送信され、復号鍵は無線ネットワークを介して携帯端末に送信され、
前記PC端末が前記携帯端末から前記復号鍵を取得し、復号鍵を元に暗号化されたコンテンツを復号化し、再生可能にする
ことを特徴とするコンテンツ暗号化、復号化方法。
【請求項4】
請求項1のシステムにおいて、
コンテンツ配信サーバからPC端末にコンテンツを配信している間に前記PC端末と前記携帯端末の接続が切断される場合、前記PC端末がコンテンツ配信サーバにコンテンツ配信中止メッセージを送信し、前記PC端末に保存されているコンテンツと復号鍵を削除する手段を有する
ことを特徴とするコンテンツ配信中断対応方法。
【請求項5】
請求項1のシステムにおいて、
コンテンツ配信サーバからPC端末へのコンテンツ配信が終了する場合、前記PC端末が前記コンテンツ配信サーバからコンテンツ配信終了メッセージを受け、前記PC端末に保存されているコンテンツと復号鍵を削除する手段を有する
ことを特徴とするコンテンツ配信終了方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2009−87108(P2009−87108A)
【公開日】平成21年4月23日(2009.4.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−257041(P2007−257041)
【出願日】平成19年10月1日(2007.10.1)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】