説明

コンピュータ装置、画像形成装置、コンピュータ装置の制御方法、および画像形成装置の制御方法

【課題】プリント前にユーザが画像の確認を容易に行なうことができる画像形成装置システムを提供する。
【解決手段】コンピュータ装置は、画像形成装置にプリントジョブを送信するときに(S101)、そのプリントジョブが機密プリントのものであるか否かを判定し(S105)、機密プリントのものである場合に、画像形成装置で作成されたプリントすることとなる画像をそのプリントの前に表示する(S109)。その表示の後に、ユーザからプリントを行なうか否かの入力を受付ける(S111)。プリントを行なう旨が受付けられたとき、またはプリントジョブが機密プリントのものでないときに、画像形成装置でプリントジョブが実行されるように画像形成装置との間で通信が行なわれる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、コンピュータ装置、画像形成装置、コンピュータ装置の制御方法、および画像形成装置の制御方法に関し、特に、コンピュータ装置のプリントジョブを画像形成装置でプリントするためのコンピュータ装置、画像形成装置、コンピュータ装置の制御方法、および画像形成装置の制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
画像形成装置(MFP(Multi Function Peripheral)、ファクシミリ装置、複写機、プリンタなど)には、スキャナで読取った画像や、外部PC(パーソナルコンピュータ)などからデータ通信により入力した画像データを処理した後に、それを印字(プリント)出力などするための画像処理装置が備えられている。
【0003】
外部PCなどから画像データを入力することで印刷指示(プリント指示)を受付けるプリント方式は、PCプリントと呼ばれる。外部PCなどから入力する画像データには、機密文書のデータが存在することがある。
【0004】
下記特許文献1は、外部からプリントを依頼された画像などをディスプレイ部にプレビュー表示させるに際し、処理対象画像が機密文書であるかなどの条件を満たすか否かを判断し、条件を満たす場合に自動的にプレビュー表示を行なう画像処理装置を開示する。
【0005】
特許文献2は、携帯端末用に縮小したサムネイル画像を携帯端末に送信し、画像形成条件を携帯端末からMFPに送付し、その後携帯端末から印刷指示が行なわれると、画像を印字する画像形成制御システムを開示する。
【特許文献1】特開2006−340220号公報
【特許文献2】特開2006−56119号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
PCプリントによって機密文書をプリントする場合に、機密文書でないものと同様に印字すると、以下のような問題がある。すなわち、印字間違い、意図と異なる設定での印字をした場合、印字のやり直しとなる。機密文書について印字を何度も繰り返すと、それが他人の目に触れる可能性が高くなり、好ましくない。
【0007】
また、間違って印刷された機密文書に対しては、(文書の機密性を保持するため)シュレッダに掛けるなど、通常の印字出力と比較して特別な処理を行なう必要が出てくる。従って、機密文書の印字出力は、できる限り最小限の回数で済ませることが望ましい。
【0008】
上記特許文献1のように、画像形成装置上で画像のプレビュー表示を行なうことにより、間違った印字出力を抑制するアイデアが提唱されている。しかし、このアイデアを実施した場合は、画像形成装置上の画像を、(画像形成装置の近くにたまたま居た)他人に横から見られるリスクがある。
【0009】
また特許文献2の技術では、特定の画像について携帯端末から印字する場合に、携帯用に縮小した画像を送付し、その後携帯端末から印刷指示を行なうと画像が印字される。このような処理を行なうと、機密文書以外の文書も毎回表示されることとなり、通常印刷の場合に処理が煩雑になるという問題がある。しかも、毎回表示することで、ユーザが確認の必要性を理解しないまま印刷指示をするようになることが懸念され、確認の意味が薄れてしまうという問題がある。
【0010】
この発明はそのような問題点を解決するためになされたものであり、プリント前にユーザが画像の確認を容易に行なうことができるコンピュータ装置、画像形成装置、コンピュータ装置の制御方法、および画像形成装置の制御方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するためこの発明のある局面に従うと、コンピュータ装置は、画像形成装置にプリントジョブを送信するときに、そのプリントジョブが特定のものであるか否かを指定する指定手段と、プリントジョブが特定のものである場合に、プリントすることとなる画像をそのプリントの前に表示する表示手段と、表示手段による表示の後に、ユーザからプリントを行なうか否かの入力を受付ける受付手段と、受付手段でプリントを行なう旨が受付けられたとき、またはプリントジョブが特定のものでないときに、画像形成装置でプリントジョブが実行されるように画像形成装置との間で通信を行なう通信手段とを備える。
【0012】
好ましくは表示手段は、プリントジョブを画像形成装置に送信した後に、画像形成装置からプリントすることとなる画像を受信し、その画像を表示する。
【0013】
好ましくは表示手段は、プリントジョブに基づいてプリントすることとなる画像を作成し、その画像を表示する。
【0014】
好ましくは指定手段は、画像形成装置側でユーザの確認を行なった後にプリントを開始する機能が選択されたときに、そのプリントジョブが特定のものであることを指定する。
【0015】
好ましくは画像形成装置は、受付手段でユーザからプリントを行なわない旨の入力を受付けたときに、画像形成装置にプリントの中止を指示する。
【0016】
好ましくは画像形成装置は、画像形成装置でプリントが行なわれるとき、表示手段におけるプリントすることとなる画像の表示を取りやめる。
【0017】
好ましくは指定手段は、特定の用紙を使用したプリントを行なうときに、そのプリントジョブが特定のものであることを指定する。
【0018】
好ましくは通信手段は、表示手段でユーザに表示した画像のみがプリントされるように制御を行なう。
【0019】
この発明の他の局面に従うと画像形成システムは、上述のいずれかに記載のコンピュータ装置と、コンピュータ装置からのプリントジョブを受信する画像形成装置とを備える。
【0020】
この発明の他のさらに局面に従うと画像形成装置は、コンピュータ装置から、プリントジョブを受信する受信手段と、プリントジョブが特定のものであるか否かを判定する判定手段と、プリントジョブが特定のものである場合に、プリントすることとなる画像をそのプリントの前にユーザに表示するために、コンピュータ装置に送信する送信手段と、送信手段で送信を行なった後に、コンピュータ装置からの印刷指示を受信したときに、プリントジョブのプリントを行なうプリント手段とを備え、プリント手段は、プリントジョブが特定のものでない場合に、送信手段での送信を行なわず、コンピュータ装置からの印刷指示の受信を行なわなくてもプリントジョブのプリントを行なう。
【0021】
好ましくは画像形成装置は、画像形成装置のある場所でユーザの確認を行なった後に、プリントを開始する。
【0022】
好ましくは画像形成装置は、送信手段での送信後に、印刷指示が受信されなかったときに、プリントジョブを破棄する。
【0023】
この発明のさらに他の局面に従うとコンピュータ装置の制御方法は、画像形成装置にプリントジョブを送信するときに、そのプリントジョブが特定のものであるか否かを指定する指定ステップと、プリントジョブが特定のものである場合に、プリントすることとなる画像をそのプリントの前に表示する表示ステップと、表示ステップによる表示の後に、ユーザからプリントを行なうか否かの入力を受付ける受付ステップと、受付ステップでプリントを行なう旨が受付けられたとき、またはプリントジョブが特定のものでないときに、画像形成装置でプリントジョブが実行されるように画像形成装置との間で通信を行なう通信ステップとを備える。
【0024】
この発明のさらに他の局面に従うと画像形成装置の制御方法は、コンピュータ装置から、プリントジョブを受信する受信ステップと、プリントジョブが特定のものであるか否かを判定する判定ステップと、プリントジョブが特定のものである場合に、プリントすることとなる画像をそのプリントの前にユーザに表示するために、コンピュータ装置に送信する送信ステップと、送信ステップで送信を行なった後に、コンピュータ装置からの印刷指示を受信したときに、プリントジョブのプリントを行なうプリントステップとを備え、プリントジョブが特定のものでない場合に、送信ステップでの送信を行なわず、コンピュータ装置からの印刷指示の受信を行なわなくてもプリントジョブのプリントを行なう。
【0025】
この発明のさらに他の局面に従うとコンピュータ装置の制御プログラムは、画像形成装置にプリントジョブを送信するときに、そのプリントジョブが特定のものであるか否かを指定する指定ステップと、プリントジョブが特定のものである場合に、プリントすることとなる画像をそのプリントの前に表示する表示ステップと、表示ステップによる表示の後に、ユーザからプリントを行なうか否かの入力を受付ける受付ステップと、受付ステップでプリントを行なう旨が受付けられたとき、またはプリントジョブが特定のものでないときに、画像形成装置でプリントジョブが実行されるように画像形成装置との間で通信を行なう通信ステップとをコンピュータに実行させる。
【0026】
この発明のさらに他の局面に従うと画像形成装置の制御プログラムは、コンピュータ装置から、プリントジョブを受信する受信ステップと、プリントジョブが特定のものであるか否かを判定する判定ステップと、プリントジョブが特定のものである場合に、プリントすることとなる画像をそのプリントの前にユーザに表示するために、コンピュータ装置に送信する送信ステップと、送信ステップで送信を行なった後に、コンピュータ装置からの印刷指示を受信したときに、プリントジョブのプリントを行なうプリントステップとをコンピュータに実行させ、プリントジョブが特定のものでない場合に、送信ステップでの送信を行なわず、コンピュータ装置からの印刷指示の受信を行なわなくてもプリントジョブのプリントを行なう。
【発明の効果】
【0027】
これらの発明に従うと、プリント前にユーザが画像の確認を容易に行なうことができるコンピュータ装置、画像形成装置、コンピュータ装置の制御方法、および画像形成装置の制御方法を提供することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0028】
以下、本発明の実施の形態における画像処理装置について説明する。画像処理装置は、画像形成装置内に備えられる。
【0029】
[第1の実施の形態]
【0030】
図1は、本発明の第1の実施の形態における画像形成システムの装置構成を示す図である。
【0031】
図を参照して、インターネット103などのネットワークによりPC101と、MFP107とが接続される。MFP107には、ICカード読取装置(カードリーダ)105が接続される。PC101には、MFP107にプリントデータ(ジョブ)を送るためのプリンタドライバがインストールされている。
【0032】
PC101は、ディスプレイ101aと、CPU・ROM・RAM101bと、記憶部101cと、通信部101dと、入出力デバイス101eとを備えている。
【0033】
MFP107は、スキャナ107aと、プリント部107bと、制御部107cと、表示・入力部107dと、記憶部107eと、通信部107fとを備えている。
【0034】
記憶部、RAM、ROMに記憶させたコンピュータプログラムをCPUや制御部で実行させることで、PCやMFPを情報処理装置として機能させることができる。また、PC101の記憶部101cにはプリンタドライバが記憶されており、それはRAM101b上で動作する。プリンタドライバにより、PC101からMFP107へプリントデータを送ることで、MFP107でのプリントを実行することができる。MFP107は、PC101から送付されてきたプリント文書をプリントする機能を有している。
【0035】
ICカード読取装置105を使用する場合は、以下のようにして機密文書のプリントを行なうことができる。PC101からPCプリントジョブを受信したMFP107は、一旦MFP内にPCプリントジョブを格納する。そして、プリントジョブを送信したユーザがICカード読取装置105にICカード(C)をかざすと、MFP107は、ICカードを所有しているユーザを認識する。MFP107は、ICカードを所有しているユーザ(ICカードのIDに対応付けられて登録されているユーザ)に対応する、PCプリントジョブのプリントを行なう。すなわち、ICカードの読取り後に、自動的にプリント処理が行なわれる。
【0036】
MFP107の表示・入力部(パネル)107dにおいて、MFPの設定を行なうことができる。また、表示・入力部107dでは、MFPの状態表示が行なわれる。
【0037】
なお、表示・入力部107dで機密文書の選択が行なわれ、プリントを行なう指示を受付けたときに、プリントを行なうこととしてもよい。
【0038】
MFP107は、PCから送付された画像を受信する機能と、電子データの形で画像を形成する機能と、形成した画像をプリント出力する機能と、PCからのプリンタドライバを介しての画像形成指示に基づいて、プリント設定、および画像形成処理を行なう機能と、PCからのプリンタドライバを介してのプリント指示に基づいて、先述のプリント処理を行なう機能とを有する。
【0039】
PC101は、プリンタドライバにて、プリントを指示する画像が機密文書など重要な書類であることを指示する機能と、プリントするデータをMFPに送信する機能とを備える。プリンタドライバへはPC内のアプリケーションソフトからプリントデータが送られる。
【0040】
さらにMFP107は、PCからのプリント指示において、重要な書類であることが指示された場合に、電子データの形で形成した画像をそのPCに送付することで、プリントする画像をPCを利用しているユーザに対して表示する機能と、送付後にPCよりプリント指示が出された場合に画像形成を行なう機能とを有する。
【0041】
このようして、形成された画像をプリントして良いかをPCを使用しているユーザに問合わせることができ、問合わせの結果、プリントして良いとユーザが指示した場合に、MFPにプリント指示が送付される。
【0042】
このように、機密文書などの重要な書類である場合にのみ、画像形成装置でプレビュー画像が作成され、ユーザに確認が行なわれる。本当に必要な場合においてのみプリント出力の確認を行なうことで、ユーザ側での煩雑な処理を最低限に抑え、かつ機密文書の機密性を保持したプリントを行なうことができるという効果がある。
【0043】
また、ICカード読取装置105でプリントジョブを実行するユーザのICカードが読取られたときにのみ、プリントジョブをMFPで実行する機能(タッチアンドプリント機能)を、プリント指示する画像が機密文書などの重要な書類の画像であることが指示されたときに実行することで、文書の機密性を保持することができる。
【0044】
この重要な書類の画像であることが指示されなかった場合には、タッチアンドプリント機能を使用しないようにシステムを構成してもよい。
【0045】
また、MFP101は、PCからプリント中止を受付ける機能を持つ。プリントするデータは、ユーザからの指示を待たずに画像形成装置に送付される。ユーザからプリント中止指示が出た場合に、MFPにプリント中止が通知される。
【0046】
さらに、MFPでプリント指示が行なわれた場合、PC101で確認のためユーザに表示している形成画像について、表示の取りやめが行なわれる。
【0047】
図2は、PC101のプリンタドライバの設定画面を示す図である。
【0048】
この画面は、プリンタドライバの起動と共にPC101のディスプレイ101aに表示される。すなわち、PC101においてアプリケーション経由でPCプリントジョブの開始が指示されたら、PC101上に、プリンタドライバの画面201が表示される。PCを使用するユーザは、この画面において設定を行ない、印刷ボタン205をクリックすることでプリント指示を行なう。また、中止ボタン207がクリックされると、プリントは中止される。
【0049】
プリンタドライバの画面201において、ユーザは使用する用紙とプリント部数とを設定することができる。また、プリンタドライバの画面201には設定部203があり、設定部203をユーザがチェックすることで、機密プリントを行なう設定や、タッチアンドプリントを行なう設定とすることができる。
【0050】
機密プリントの設定が行なわれると、自動的にタッチアンドプリントを設定するようにしてもよいし、タッチアンドプリントの設定が行なわれると、自動的に機密プリントを設定するようにしてもよい。
【0051】
機密プリントが設定されると、ユーザにプリント画像を確認させた後、プリントの実行か中止かの入力をユーザから受付ける処理が行なわれる。
【0052】
タッチアンドプリントが設定されると、ICカード読取装置105でプリントジョブを実行するユーザのICカードが読取られたときにのみ、プリントジョブがMFPで実行される。
【0053】
本実施の形態では、機密プリントの設定が行なわれると、自動的にタッチアンドプリントが設定されるものとする。
【0054】
図3は、機密プリントが設定されたときの、ユーザにプリント画像を確認させるための画面を示す図である。
【0055】
機密プリントを実行するときに、PC101上で図3のような画像表示ウインドウ301が表示される。プリントする画像そのものは、表示エリア303に1ページごと表示される。ページ送りボタン305がクリックされると、表示エリア303に表示されている画像のページが先にまたは後に送られる。これにより、複数枚の原稿をプリントする場合に、確認する画像の内容を切り替えることができる。印刷条件表示エリア307には、印刷条件が表示される。
【0056】
PC上でプリント指示ボタン309がクリックされると、MFPでプリントを行なうことが可能である。また、プリント中止指示ボタン311がクリックされると、MFPにジョブ破棄の指示が出される。
【0057】
図4は、機密プリントが選択された場合における、画像形成システムでの処理シーケンスを示す図である。
【0058】
ユーザがPCから図2の画面によりプリント指示を行なうと(S901)、プリントデータがプリンタドライバからMFPに送られる(S903)。MFPはプリントデータを処理することでプレビュー用の画像データを作成し(S905)、それをプリンタドライバに送付する(S907)。これは例えばPDF(Portable Document Format)の画像ファイルを作成し、それをプリンタドライバに送付するものである。その後MFPは処理を中断し、待機状態となる(S913)。
【0059】
画像データを受信したプリンタドライバは、ユーザに対してそれを表示し(S909)、プリントするかしないかの問合せを行なう(S911)。プリントする場合にはMFPにその旨が送信される(S915)。MFPは、中断していたプリントを再開し、正当なICカードが読取られたのであれば、プリントを行なう(S917)。これにより、ユーザにプリント出力物が提供される(S919)。
【0060】
なお、プリントしない場合にはMFPにその旨が送信され、MFPは、中断していたジョブを破棄する。正当なICカードが読取られてプリントが行なわれるとき、または中断していたプリントを再開するときには、プリント指示があった旨がMFPからプリンタドライバへ送信される。
【0061】
図5は、PC上で動作するプリンタドライバの実行する処理を示すフローチャートである。
【0062】
図を参照して、ステップS101でアプリケーションソフトからプリントジョブの開始を受付けたのであれば、ステップS103でプリンタドライバ画面(図2)を表示する。プリントの実行が指示されると、ステップS105で「機密プリント」が指定されているかを判定し、YESであればステップS107で「機密プリント」としてプリントジョブをMFPに送信する。また、この送信に応答してMFPが作成し、PCに対して送信してきた画像データ(プリント予定のプリントジョブの画像データ)を受信する。
【0063】
ステップS109において、画像表示ウインドウ(図3)を表示する。このウインドウにおいて、ステップS107で受信した画像データを表示する(図3の符号303)。ステップS111で、ユーザによる「プリントする」または「プリントしない」の指示を入力し、それをMFPに送信する。
【0064】
ステップS113において、MFPからプリント指示があった旨を受信すると、ステップS115で画像表示ウインドウ(図3)内の画像データの表示(図3の符号303)を消去する。なお、この消去はステップS111の処理の後、すぐに行なってもよい。
【0065】
なお、ステップS105で機密プリントジョブでなければ、ステップS117でプリントジョブをMFPに送信する。
【0066】
図6および図7は、MFPの実行するプリントジョブの処理を示すフローチャートである。
【0067】
ステップS201において、MFPがプリントジョブを受信すると、ステップS203において、そのプリントジョブが機密プリントであるか否か確認をする。確認の結果、機密プリントでなければ(S203でNO)、ステップS217でそのままプリント処理(またはプリントに繋がる処理)を行なう。
【0068】
確認の結果、プリントジョブが機密プリントであれば(S203でYES)、ステップS205でプリントジョブの画像処理を行ない、プリントができるようにする。その後、ステップS207で画像データをPCに送付する。なお、ステップS203の処理とステップS205の処理とを入れ替えてもよい。
【0069】
画像データをPCに送付した後は、ステップS209で画像データに対する応答待ちの状態となる。ステップS211で、応答がPCから来たかを確認し、NOであればステップS213で、待ち時間のタイムアウトとなったか(所定の時間内に応答がなかったか)を判定する。ステップS213でNOであれば、ステップS209へ戻る。
【0070】
ステップS213でYESとなる(所定時間内にユーザから応答がない)場合には、ステップS219へ進み、プリントジョブを破棄し、その後プリント処理を行なわない。
【0071】
ステップS211で応答が来た場合は、ステップS215でその応答の内容を確認する。応答内容が「プリントする」の場合には、ステップS217でプリント処理を行なう。応答内容が「プリントしない」の場合には、ステップS219でプリントジョブを破棄し、その後プリント処理を行なわない。
【0072】
図8は、図7のプリント(印字)処理(S217)の内容を示すフローチャートである。
【0073】
これはMFPのパネル(表示・入力部)107dで、機密プリントジョブをプリントする指示の入力が行なわれると、プリント出力を行なう処理である。
【0074】
ステップS301で、ICカードリーダ105で、正しいICカードが読み込まれると、ステップS303でPCに対してMFPでプリント指示があった旨を送信し、ステップS305でそのICカードに対応したユーザのPCプリントジョブについて、プリント出力を行なう。これにより、画像形成装置のある場所でユーザの確認を行なった後に、プリントを開始することができる。
【0075】
プリントの仕組み(「タッチアンドプリント」など)については、公知の技術であるため、ここでは詳細に説明しない。
【0076】
MFPは、図8の処理によりICカードリーダにICカードを読み込ませないと、プリント出力を行なわない。ユーザがICカードをICカードリーダに読み込ませると、MFPは、該ジョブのプリント出力が行なわれることをPCのプリンタドライバに通知する(図8のステップS303)。このとき、図3の表示303がなされているのであれば、表示は消去される(図5のステップS115)。機密文書のプリント画像をPCで表示しなくても良いタイミングと判断するものである。プリントを行ないたいユーザは、このときはPCの前に居ないと想定されるので、PC上の画像の表示を消すことで、第三者に機密文書を盗み見られることを防ぐことができる。
【0077】
[第2の実施の形態]
【0078】
本発明の第2の実施の形態における画像形成システムの装置構成については、第1の実施の形態におけるそれと同じであるためここでの説明を繰り返さない。
【0079】
第2の実施の形態によるとMFPは、PCからのプリント指示について重要な書類であることが指示された場合は、PCからの画像形成指示が出た後、さらにPCからプリント指示が出た場合に、画像形成を行なう機能を有する。
【0080】
PCのプリンタドライバでは、プリント指示する画像が機密文書などの重要な書類であることが指示された場合に、プリントする予定の画像を電子データで形成し、それをPCを利用しているユーザに表示し、プリント指示を行なうか否かの問合せを行なう。
【0081】
図9は、第2の実施の形態における画像形成システムのプリンタドライバが実行する処理を示すフローチャートである。
【0082】
図9において、ステップS401〜S405、およびS409〜S417での処理は、図5のステップS101〜S105、およびS109〜S117での処理と同じである。
【0083】
ステップS407においては、プリントジョブをMFPに送信するとともに、プリンタドライバにおいてプリントデータを画像データとする。その画像データがステップS409で画像表示ウインドウに表示されることとなる。
【0084】
図10は、第2の実施の形態における画像形成システムのMFPが実行する処理を示すフローチャートである。
【0085】
図10において、ステップS501〜S513での処理は、図6のステップS201〜S205、およびS209〜S213での処理と同じである。図10においては、図6のステップS207の画像データをPCに送信する処理が不要である。画像データはプリンタドライバで作成されるためである。
【0086】
[第3の実施の形態]
【0087】
本発明の第3の実施の形態における画像形成システムの装置構成については、第1の実施の形態におけるそれと同じであるためここでの説明を繰り返さない。
【0088】
第3の実施の形態では、プリンタドライバ側で画像処理を行ない、それをプレビュー表示した後、ユーザに対しプリント「する」か「しない」かの問い合わせをプリンタドライバで行なう。プリント「する」の回答があって初めて、MFPにPCプリントジョブを送信する。
【0089】
図11および12は、第3の実施の形態における画像形成システムのプリンタドライバが実行する処理を示すフローチャートである。
【0090】
プリンタドライバは、ステップS601で、プリントジョブをプリントする指示をユーザより受けると、ステップS603で、そのプリントジョブが機密プリントであるか否か確認する。確認の結果、機密プリントでなければ、そのままPCプリントジョブをMFPに送付する(S615)。
【0091】
確認の結果、プリントジョブが機密ジョブであれば、ステップS605で、PC101上で図3のような画像表示ウインドウ301を表示することで、プリントジョブの画像データをユーザに対して表示する。なお、ここでの表示処理は、プリンタドライバ自身が行なわなくてもよく、プリンタドライバがアプリケーションソフトを呼び出す処理を行なうことで、アプリケーションソフトが表示をしてもよい。
【0092】
このように画像をプレビュー表示した後は、ステップS607で画像データに対するユーザからの応答待ち状態となる。
【0093】
ステップS609で、応答がユーザからあったかを確認し、NOであればステップS611で、待ち時間のタイムアウトとなったか(所定の時間内に応答がなかったか)を判定する。ステップS611でNOであれば、ステップS607へ戻る。
【0094】
ステップS611でYESとなる(所定時間内にユーザから応答がない)場合には、ステップS617へ進み、プリントジョブをプリンタドライバ側で破棄し、その後プリント処理を行なわない。
【0095】
ステップS609で応答があった場合は、ステップS613でその応答の内容を確認する。応答内容が「プリントする」の場合には、ステップS615でそのジョブをMFPに送ることでPCプリントを指示する。応答内容が「プリントしない」の場合には、ステップS617でプリントジョブを破棄し、その後プリント処理を行なわない。
【0096】
[変形例1]
【0097】
図6において、ステップS205で画像処理を行なった後、ステップS217でプリント処理を行なっている。MFPでは、図8の処理によりICカードリーダにICカードを読み込ませないと、プリント出力を行なわない。図8の処理において、ユーザがプリントを「しない」との指示をMFPで行なうと、図7のステップS219に移行し、ジョブを破棄することとしてもよい。
【0098】
[変形例2]
【0099】
図6のステップS203において、プリントジョブが「機密プリント」ジョブであり、かつ、特殊紙(特定の印刷用紙)でプリント出力する指示が行なわれた場合にのみ、YESと判定することとしてもよい。機密文書は重要度の高い書類であり、特別なフォーマットの用紙にプリントする頻度が高いと考えられる。本変形例の処理を行なうことで、特別なフォーマットの用紙に対し、間違ったプリントが行なわれることを防ぐことができる。
【0100】
すなわち、機密書類を特定のプリント用紙に印刷する場合にのみプレビュー表示が行なわれる。これにより、例えば確定申告書類を、確定申告用紙にプリントする場合などにミスプリントが行なわれることを防止することができる。
【0101】
また、図6のステップS203では、特定の用紙を使用しての画像形成指示が行なわれたかどうかのみを判定してもよい。
【0102】
[変形例3]
【0103】
図3において、ページ送りボタン305がクリックされると、表示エリア303に表示されている画像のページが先にまたは後に送られる。これにより、複数枚の原稿をプリントする場合に、確認する画像の内容を切り替えることができる。
【0104】
ボタン309にてプリント「する」との指示が行なわれたときに、表示エリア303で表示された画像のみ、MFPにてプリントアウトを行なうこととしてもよい。このようにすることで、画像をプリントする指示をした当人が確認した画像のみをプリントすることができる。
【0105】
すなわちユーザがプレビューを表示したところまでをプリントすることで、プリントして問題ないところまでのみをプリントすることができ、ユーザが予期しないプリントミスを防止することができる。
【0106】
[実施の形態における効果]
【0107】
このように上述の実施の形態では、機密文書などの重要な書類である場合にのみ、画像形成装置またはプリンタドライバでプレビュー画像が作成され、ユーザによるプリント出力の確認が行なわれる。機密性を保持したいケースと、機密性を保持しなくても良いケースとがあることを考慮したものである。本当に必要な場合においてのみプリント出力の確認を行なわせることで、ユーザ側での煩雑な処理を最低限に抑え、かつ機密文書の機密性を保持したプリントを行なうことができるという効果がある。また、「タッチアンドプリント」でプリントを行なうことで、さらに機密文書の機密性を保持することができるという効果がある。
【0108】
さらに、重要な書類においては、プリント指示と画像プレビュー表示とのタイミングを同一とし、ユーザが画像プレビュー確認後プリント停止指示を出すと、プリントが停止される。機密性を保持しなくてもよい書類の場合は、即時のプリントを行なうことができるため、ユーザの利便性を損なわずにすむ。
【0109】
また、PCの画面上でのプレビュー表示時に、MFPで該ジョブのプリントを行った場合には、PC上でのプレビュー表示が取りやめられる。これにより、PC上で機密情報のプレビューを行なっている状態でPCが放置されている時間を最小限にすることができ、セキュリティを保つことができる。
【0110】
[その他]
【0111】
なお、タッチアンドプリント機能の実現のためには、ICカード以外にも、プリント指示したユーザを証明する機材(磁気カード、バーコードなどコード情報が付されたカードなど)を使用することができる。また、ユーザの指紋などの情報に基づいてタッチアンドプリント機能を実現することとしてもよい。
【0112】
また、タッチアンドプリント機能を使用することが指定された場合に、形成された画像をプリントして良いか、PCを使用しているユーザに問合わせを行ない、問合わせの結果、プリントして良いとユーザが指示した場合に画像形成装置にプリント指示を送付するようにシステムを構成してもよい。
【0113】
本発明はMFP、ファクシミリ装置、複写機などの画像形成装置に対して実施することができる。
【0114】
また、上述の実施の形態における処理は、ソフトウエアによって行なっても、ハードウエア回路を用いて行なってもよい。
【0115】
また、上述の実施の形態における処理を実行するプログラムを提供することもできるし、そのプログラムをCD−ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、ROM、RAM、メモリカードなどの記録媒体に記録してユーザに提供することにしてもよい。また、プログラムはインターネットなどの通信回線を介して、装置にダウンロードするようにしてもよい。
【0116】
なお、上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0117】
【図1】本発明の第1の実施の形態における画像形成システムの装置構成を示す図である。
【図2】PC101のプリンタドライバの設定画面を示す図である。
【図3】機密プリントが設定されたときの、ユーザにプリント画像を確認させるための画面を示す図である。
【図4】機密プリントが選択された場合における、画像形成システムでの処理シーケンスを示す図である。
【図5】PC上で動作するプリンタドライバの実行する処理を示すフローチャートである。
【図6】MFPの実行するプリントジョブの処理を示すフローチャートである。
【図7】図6に続くフローチャートである。
【図8】図7のプリント処理(S217)の内容を示すフローチャートである。
【図9】第2の実施の形態における画像形成システムのプリンタドライバが実行する処理を示すフローチャートである。
【図10】第2の実施の形態における画像形成システムのMFPが実行する処理を示すフローチャートである。
【図11】第3の実施の形態における画像形成システムのプリンタドライバが実行する処理を示すフローチャートである。
【図12】図11に続くフローチャートである。
【符号の説明】
【0118】
101 PC
103 インターネット
105 ICカード読取装置(ICカードリーダ)
107 MFP
101a ディスプレイ
101b CPU・ROM・RAM
101c 記憶部
101d 通信部
101e 入出力デバイス
107a スキャナ
107b プリント部
107c 制御部
107d 表示・入力部
107e 記憶部
107f 通信部
201 プリンタドライバの画面
301 画像表示ウインドウ
303 プリントする画像の表示エリア
C ICカード

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像形成装置にプリントジョブを送信するときに、そのプリントジョブが特定のものであるか否かを指定する指定手段と、
前記プリントジョブが特定のものである場合に、プリントすることとなる画像をそのプリントの前に表示する表示手段と、
前記表示手段による表示の後に、ユーザからプリントを行なうか否かの入力を受付ける受付手段と、
前記受付手段でプリントを行なう旨が受付けられたとき、または前記プリントジョブが特定のものでないときに、前記画像形成装置で前記プリントジョブが実行されるように前記画像形成装置との間で通信を行なう通信手段とを備えた、コンピュータ装置。
【請求項2】
前記表示手段は、前記プリントジョブを前記画像形成装置に送信した後に、前記画像形成装置から前記プリントすることとなる画像を受信し、その画像を表示する、請求項1に記載のコンピュータ装置。
【請求項3】
前記表示手段は、前記プリントジョブに基づいて前記プリントすることとなる画像を作成し、その画像を表示する、請求項1に記載のコンピュータ装置。
【請求項4】
前記指定手段は、画像形成装置側でユーザの確認を行なった後にプリントを開始する機能が選択されたときに、そのプリントジョブが特定のものであることを指定する、請求項1または2に記載のコンピュータ装置。
【請求項5】
前記受付手段でユーザからプリントを行なわない旨の入力を受付けたときに、前記画像形成装置にプリントの中止を指示する、請求項1から4のいずれかに記載のコンピュータ装置。
【請求項6】
前記画像形成装置でプリントが行なわれるとき、前記表示手段における前記プリントすることとなる画像の表示を取りやめる、請求項1から5のいずれかに記載のコンピュータ装置。
【請求項7】
前記指定手段は、特定の用紙を使用したプリントを行なうときに、そのプリントジョブが特定のものであることを指定する、請求項1から6のいずれかに記載のコンピュータ装置。
【請求項8】
前記通信手段は、前記表示手段でユーザに表示した画像のみがプリントされるように制御を行なう、請求項1から7のいずれかに記載のコンピュータ装置。
【請求項9】
請求項1から8のいずれかに記載のコンピュータ装置と、
前記コンピュータ装置からのプリントジョブを受信する画像形成装置とを備えた、画像形成システム。
【請求項10】
コンピュータ装置から、プリントジョブを受信する受信手段と、
前記プリントジョブが特定のものであるか否かを判定する判定手段と、
前記プリントジョブが特定のものである場合に、プリントすることとなる画像をそのプリントの前にユーザに表示するために、前記コンピュータ装置に送信する送信手段と、
前記送信手段で送信を行なった後に、前記コンピュータ装置からの印刷指示を受信したときに、前記プリントジョブのプリントを行なうプリント手段とを備え、
前記プリント手段は、前記プリントジョブが特定のものでない場合に、前記送信手段での送信を行なわず、前記コンピュータ装置からの印刷指示の受信を行なわなくても前記プリントジョブのプリントを行なう、画像形成装置。
【請求項11】
画像形成装置のある場所でユーザの確認を行なった後に、プリントを開始する、請求項10に記載の画像形成装置。
【請求項12】
前記送信手段での送信後に、印刷指示が受信されなかったときに、前記プリントジョブを破棄する、請求項10または11に記載の画像形成装置。
【請求項13】
画像形成装置にプリントジョブを送信するときに、そのプリントジョブが特定のものであるか否かを指定する指定ステップと、
前記プリントジョブが特定のものである場合に、プリントすることとなる画像をそのプリントの前に表示する表示ステップと、
前記表示ステップによる表示の後に、ユーザからプリントを行なうか否かの入力を受付ける受付ステップと、
前記受付ステップでプリントを行なう旨が受付けられたとき、または前記プリントジョブが特定のものでないときに、前記画像形成装置で前記プリントジョブが実行されるように前記画像形成装置との間で通信を行なう通信ステップとを備えた、コンピュータ装置の制御方法。
【請求項14】
コンピュータ装置から、プリントジョブを受信する受信ステップと、
前記プリントジョブが特定のものであるか否かを判定する判定ステップと、
前記プリントジョブが特定のものである場合に、プリントすることとなる画像をそのプリントの前にユーザに表示するために、前記コンピュータ装置に送信する送信ステップと、
前記送信ステップで送信を行なった後に、前記コンピュータ装置からの印刷指示を受信したときに、前記プリントジョブのプリントを行なうプリントステップとを備え、
前記プリントジョブが特定のものでない場合に、前記送信ステップでの送信を行なわず、前記コンピュータ装置からの印刷指示の受信を行なわなくても前記プリントジョブのプリントを行なう、画像形成装置の制御方法。
【請求項15】
画像形成装置にプリントジョブを送信するときに、そのプリントジョブが特定のものであるか否かを指定する指定ステップと、
前記プリントジョブが特定のものである場合に、プリントすることとなる画像をそのプリントの前に表示する表示ステップと、
前記表示ステップによる表示の後に、ユーザからプリントを行なうか否かの入力を受付ける受付ステップと、
前記受付ステップでプリントを行なう旨が受付けられたとき、または前記プリントジョブが特定のものでないときに、前記画像形成装置で前記プリントジョブが実行されるように前記画像形成装置との間で通信を行なう通信ステップとをコンピュータに実行させる、コンピュータ装置の制御プログラム。
【請求項16】
コンピュータ装置から、プリントジョブを受信する受信ステップと、
前記プリントジョブが特定のものであるか否かを判定する判定ステップと、
前記プリントジョブが特定のものである場合に、プリントすることとなる画像をそのプリントの前にユーザに表示するために、前記コンピュータ装置に送信する送信ステップと、
前記送信ステップで送信を行なった後に、前記コンピュータ装置からの印刷指示を受信したときに、前記プリントジョブのプリントを行なうプリントステップとをコンピュータに実行させ、
前記プリントジョブが特定のものでない場合に、前記送信ステップでの送信を行なわず、前記コンピュータ装置からの印刷指示の受信を行なわなくても前記プリントジョブのプリントを行なう、画像形成装置の制御プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2010−61441(P2010−61441A)
【公開日】平成22年3月18日(2010.3.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−227007(P2008−227007)
【出願日】平成20年9月4日(2008.9.4)
【出願人】(303000372)コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 (12,802)
【Fターム(参考)】