説明

コンベヤシステム

【課題】 平坦な磁化不能な物体を搬送するためのコンベヤシステムを提供する。
【解決手段】 本発明は、好ましくは箔又は紙で作られた菅状断面を有する平坦な磁化不能な物体(19)を搬送するための機構及び技術に関し、このコンベヤシステムは、少なくとも1つの回転コンベヤ(16)、好ましくはコンベヤベルトと、回転コンベヤ(16)に対する物体(19)の移動を防止する支持体(13、14)とを備えている。支持体(13、14)は、互いに磁力を作用させる磁石又は磁力で引き合うことができる材料で作られた少なくとも2つの構成要素(15、18、23、30)を含み、第1の構成要素(18、23)は、回転コンベヤに又はその上に配置される。本発明は、従って、第2の構成要素(15、30)が、コンベヤ(16)の搬送方向(A)に対してより遅く移動するか又は静止した裏側走行体に又はその上に配置され、第1及び第2の構成要素が、支持体の構成要素(15、18、23、30)間に生じる力を少なくとも部分的に平坦な物体に付与することができる方法で、少なくとも1つのコンベヤ(16)及び裏側走行体(30)に又はその上に配置されることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、好ましくは箔及び紙で作られた菅状断面を有する平坦な磁化不能な物体を搬送するためのコンベヤシステムに関し、このコンベヤシステムは、少なくとも1つの回転コンベヤベルト、好ましくはコンベヤベルトと、回転コンベヤベルトに対する物体の移動を防止する支持体とを備える。
【背景技術】
【0002】
この種類のコンベヤシステムは、一般的に公知である。そのようなコンベヤは、互いの上に配置されてガイドローラによりその周りで誘導される2つの連続コンベヤベルトから成るのが普通である。平坦な非磁気物体は、ここでは、一方が他方の上にある2つのコンベヤベルトのブランチ間に挟まれた状態でこのようなコンベヤシステムに対して搬送される。コンベヤベルトに対する物体周りの摺動を防止するために、これらの物体とブランチの間には十分な摩擦がなくてはならない。適度な摩擦を保証するために、互いに対向するコンベヤのブランチは、ブランチのレール張力に対して更に圧縮されるべきである。公知の種類のコンベヤシステムにおいては、これは、物体又は材料の経路から離れる方向に向くブランチの側面上を走行する多くのローラの助けを借りて達成される。これらのローラは、ブランチを互いの方向に更に強く圧縮するためにローラがブランチに対して絶えず力を及ぼすバネのように取り付けられる。
【0003】
これらのコンベヤシステムには、この種のコンベヤシステムに必要な多くのローラのために機械的に複雑であるという欠点がある。
しかし、他のコンベヤシステムも公知であり、一方のコンベヤのコンベヤベルトは、平坦な物体を突き刺す針を備えている。平坦な物体は、指定されたコンベヤのブランチに対してもはや動くことはできない。そのような種類のコンベヤシステムは、例えば、バルブサックを製造するためのいわゆるバルブシート供給装置で使用され、菅状片は、様々な処理ステーション間で搬送され、そこで管状片がコンベヤベルト上に載ったままでそれぞれの場合で処理される。菅状断面の処理は、物体の一方の平坦側面上で優先的に行われるから、菅状片のこの側面上には、従来のコンベヤを配置することができない。これらの状況下では、どうしてもここでのコンベヤとして針型コンベヤを使用しなくてはならない。そのような機構においては、上部コンベヤは中止される。
いずれにしても、針型コンベヤの欠点は、針による穿孔により平坦な物体又は材料経路が損傷されるということである。
【0004】
この理由により、ドイツ特許DE4302827A1及びDE199B37048A1は、薄く平坦な搬送用製品を搬送するための搬送機構を提案しており、バンドは、磁気引力によって分配された磁力のために互いに引き合う。上記文献に示す機構は、次のように説明することができる。すなわち、平坦な磁化不能な物体、好ましくは箔又は紙で作られた菅状断面又は材料パイプラインを搬送するためのコンベヤシステムであって、
・コンベヤシステムは、少なくとも1つの回転コンベヤ、好ましくはコンベヤベルトと、
・物体が回転コンベヤに対して動くのを防止する支持体とを備え、
・支持体は、互いに対して磁力を作用させる磁石又は磁力で引き合うことができる材料で作られた少なくとも2つの構成要素を含み、
・第1の構成要素は、回転コンベヤに又はその上に配置される。
しかし、これら両文献に示すコンベヤシステムは、それらが二重ベルト型コンベヤ設計であるが故に機械的に複雑である。
この理由により、現時点の本発明の課題は、設計がより簡単なコンベヤシステムを提案することから成る。
【0005】
【特許文献1】DE4302827A1
【特許文献2】DE199B37048A1
【発明の開示】
【0006】
これに関して、本発明は、概念的には上記両文献から出発し、それらの問題点を以下のように解決する。すなわち、
・コンベヤの搬送機構に対してより遅く動くか又は静止している裏側走行体に又はその上に第2の構成要素を配置し、
・支持体の構成要素間に生じる力を少なくとも部分的に平坦な物体に付与することができる方法で、第1及び第2の構成要素を少なくとも1つのコンベヤ及び裏側走行体に又はその上に配置する。
【0007】
これと同時に、支持体の構成要素は、これらの支持体間で搬送される物体が保持するほど強く普通の方法で圧縮される。磁力は、圧縮によって機械的な力へと変換され、それによって物体に作用する力は、物体をコンベヤに対して静止させるようなコンベヤ上への押圧をもたらす。
本発明による機構がバルブサックを製造する工場で使用された場合、搬送されて処理される菅状片の損傷を防止することさえ可能である。
【0008】
本発明の特に好ましい実施形態では、物体のコンベヤ上での固定保持を支持するために、少なくとも一方の要素は、コンベヤと対向する側にコンベヤの摩擦係数よりも低い摩擦係数を備えた表面を有する。このようにして、物体は、その要素上に沿って誘導されながらコンベヤを通して搬送される。要素及びコンベヤの摩擦係数は、適切な表面処理手段(研磨、帯電)、及び適切な物質(潤滑剤、粘着剤、又は接着物質)を添加の両方によって影響を与えることができる。
【0009】
裏側走行体は、鋼製ビームから成るのが好ましい。
大きな磁力を得るために、永久磁石及び/又は切換可能及び/又は制御可能な磁石を有する回転コンベヤが設計される。そのような構成においては、互いに引き合うコンベヤ及び裏側走行体の構成要素は、非常に強い磁気引力を生じる位置に非常に接近して置かれる。磁気引力の大きさに対する切換及び/又は制御による外的影響は、搬送される物体の強度に対して力を調節することができるという利点を提供する。
【0010】
好ましい実施形態では、回転コンベヤは、磁気コーティングを有する搬送ベルトから成る。
付加的な実施形態では、裏側走行体から離れる方向に向いたコンベヤブランチの側面上に少なくとも1つの磁気要素又は引き付け可能な磁力を備えた要素が配置される。
機械構造内に埋め込まれたビーム状磁石を設計することは特に有利である。
【0011】
本発明の別の好ましい実施形態は、少なくとも1つの付加的なコンベヤを備えた裏側走行体を有する。搬送される物体が物体と裏側走行体の間の強い摩擦によりコンベヤに対して動く場合は、付加的なコンベヤが必要になる可能性がある。
この付加的コンベヤの区域は、磁性材料又は磁化可能材料を含有することが好ましい。
好ましい実施形態では、付加的コンベヤは、磁性材料又は磁化可能材料でコーティングされた搬送ベルトであり、又は、付加的コンベヤは、そのような材料から成る。
同時に特に好ましいのは、鋼製ベルトから成る別のコンベヤである。
図面には、本発明の利点をもたらす設計が見られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
図1は、従来技術によるコンベヤシステムを示す。このコンベヤシステムは、上部コンベヤ1及び下部コンベヤ2から成り、これら両コンベヤの連続コンベヤベルト5は、その方式に関しては詳述しないが、駆動ローラ3によって駆動され、ガイドローラ4によって誘導される。上部コンベヤ1の下部ブランチ24と下部コンベヤ2の上部ブランチ25とは、互いの方向に向き、圧縮要素10により圧縮される。圧縮要素10は、圧縮ローラ6を含み、その上をコンベヤ1及び2のブランチが走行する。圧縮ローラ6は、基部7の上方でバネアーム8に取り付けられる。バネアーム8は、その方式に関しては詳述しないが、トーションバネ9の上方で機械のフレームワーク(図示せず)に取り付けられる。同時に、トーションバネ9には、圧縮ローラ6がある一定の最小の力でそれぞれの場合に指定されたブランチ24及び25を圧迫するように圧縮応力が掛けられる。
【0013】
図2に示すのは、本発明によるコンベヤシステムであり、上部コンベヤ11及び下部コンベヤ12から成る。上部コンベヤ11のコンベヤベルト13は、磁化可能コーティング15を備えた搬送ベルト14から成る。同様に、下部コンベヤ12のコンベヤベルト16は、磁気コーティングで覆われた搬送ベルト17を有する。コンベヤベルト13及び16は、駆動ローラ20により駆動され、ガイドローラ21上を走行する。上部コンベヤ11の下部ブランチ24は、下部コンベヤ12の上部ブランチ25から発せられる磁力により、上部ブランチの方向へ引き付けられる。この引力は、付着挙動に比較することができる。上部ブランチ25の磁気引力は、平坦な被加工物19を通じて下部ブランチ24に対して更に影響を及ぼすので、この時点で平坦な被加工物19は、両ブランチ24及び25間に挟まれて搬送される。
【0014】
図3から明らかなように、搬送ベルト17は、その内側に溝26を備えており、その中にガイドビーム22上に設けられたレール27が達する。このようにして、コンベヤベルト16の望ましくない横振れが防止される。
次に、図4を参照して本発明の更に別の実施形態について説明する。図2に示すコンベヤシステムとは異なり、図4に示すコンベヤのコンベヤベルト16は、単に、コーティングされていない搬送ベルト17を有する。コンベヤ13は、磁化可能コーティング15を備えた搬送ベルト14から成る。下部コンベヤ12の上部ブランチ25の下方には、ビーム状磁石23が配置され、これが上部コンベヤ11の下部ブランチ24に引力を及ぼす。このようにして、このブランチ24は、その方向に向いた下部コンベヤのブランチ25に引き付けられる。平坦な被加工物19がブランチ24及び25間に置かれると、これは、ここでもまた、ブランチ25に作用する力により挟まれて保持される。
更に図5に示すように、搬送ベルト17の横振れを防止するために、磁石23は、搬送ベルト17に作られた溝26内に達するレール27を有することができる。
【0015】
図6は、変更されたコンベヤベルト13及び16を備えた図2のコンベヤシステムの断面を示す。図3と同様に、指定されたコンベヤベルト13及び16からのブランチ24及び25を見ることができる。コンベヤベルト13及び16は、例えば鉄又は強磁性材料とすることができる磁性材料29から成る。コンベヤベルト13及び16の反発弾力を増大させるために、磁性材料は、挿入されたトラクションコア28により補強することができる。
【0016】
図7は、反対圧力ビーム30から成る裏側走行体を備えたコンベヤシステムを示す。この反対圧力ビーム30は、示されていない方法で機械のフレームワークに取り付けられ、コンベヤベルト16に対して静止している。磁力により、コンベヤベルト16の上部ブランチ25は、搬送される物体19上の場所であるが、反対圧力ビーム30上に位置する。搬送される物体は、コンベヤベルト16と反対圧力ビーム30との間で保持される。物体を2つの可能な搬送方向Bの一方へ搬送する時、それは、コンベヤベルト16との摩擦によって引きずられ、同時に反対圧力ビーム30に沿って摺動する。
【0017】
図8は、図7に示す状態を断面で示している。物体19は、反対圧力ビーム30とコンベヤの上部ブランチ25との間で保持される。コンベヤベルト16は、搬送ベルト17及び磁気コーティング18から成る。
図9は、図7に示すコンベヤシステムと類似のコンベヤシステムを示す。下部コンベヤ12のブランチ25の下方にビーム状磁石23が置かれる。このコンベヤシステムにおいて物体19が搬送されない場合は、反対圧力ビーム30は、上部ブランチ25上を開放した状態で位置する。物体19がコンベヤシステムに置かれると直ちに、反対圧力ビーム30は、物体19のための空間を適度に空けるために、双頭矢印Aに沿って移動することができる。
【0018】
【表1】

【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】従来技術によるコンベヤを示す図である。
【図2】2つのコーティングされた搬送ベルトを備えたコンベヤを示す図である。
【図3】図2の断面III−IIIによる図である。
【図4】ベルト状磁石とコーティングされた搬送ベルトとを備えたコンベヤを示す図である。
【図5】図4の断面V−Vによる図である。
【図6】変更されたコンベヤベルトを備えた図2に準じた図である。
【図7】固定された裏側走行体を備えたコンベヤを示す図である。
【図8】図7の断面VIII−VIIIによる図である。
【図9】固定裏側走行体とガイドビームとを備えたコンベヤを示す図である。
【符号の説明】
【0020】
16 回転コンベヤ
18 第1の構成要素
19 平坦な磁化不能な物体
30 第2の構成要素、裏側走行体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つの回転コンベヤ(16)、好ましくはコンベヤベルトと、該回転コンベヤ(16)に対する物体(19)の移動を防止する支持体(13、14)とを備え、該支持体(13、14)は、互いに磁力を作用させる磁石又は磁力で引き合うことができる材料から成る少なくとも2つの構成要素(15、18、23、30)を含み、第1の構成要素(18、23)が、該回転コンベヤに又はその上に配置され、第2の構成要素が、裏側走行体に又はその上に配置された、好ましくは菅状断面又は箔又は紙の材料パイプラインである平坦な磁化不能な物体(19)を搬送するためのコンベヤシステムであって、
第2の構成要素(15、30)は、コンベヤ(16)の搬送方向(A)に対してより遅く移動するか又は静止した裏側走行体に又はその上に配置され、
第1及び第2の構成要素は、前記支持体の構成要素(15、18、23、30)間に生じる力を少なくとも部分的に平坦な物体に付与することができるように、少なくとも1つの前記コンベヤ(16)及び前記裏側走行体(30)に又はその上に配置される、
ことを特徴とするシステム。
【請求項2】
少なくとも1つの要素(30)は、前記コンベヤ(16)の方向に向いた側に該コンベヤ(16)の摩擦係数よりも低い摩擦係数を備えた表面を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載のコンベヤシステム。
【請求項3】
前記裏側走行体は、鋼で作られたビームである、
ことを特徴とする請求項1から請求項2のいずれか1項に記載のコンベヤシステム。
【請求項4】
前記回転コンベヤ(16)は、永久磁石、及び/又は、切換可能及び/又は制御可能な磁石を有する、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコンベヤシステム。
【請求項5】
前記回転コンベヤ(16)は、磁気コーティング(18)の形態の永久磁石を有する搬送ベルト(17)から成る、
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のコンベヤシステム。
【請求項6】
少なくとも1つの磁気要素(22、23)又は磁力で引き合うことができる要素は、前記裏側走行体から離れる方向に向いた前記コンベヤ(16)ブランチ(25)の物体(19)を搬送する側面上に配置される、
ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のコンベヤシステム。
【請求項7】
少なくとも1つの要素(22、23)は、機械の支持フレームに取り付けられたビーム状磁石である、
ことを特徴とする請求項7に記載のコンベヤシステム。
【請求項8】
前記裏側走行体は、少なくとも1つの他のコンベヤ(13)を含む、
ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のコンベヤシステム。
【請求項9】
前記他のコンベヤ(13)の区域は、磁性又は磁化可能材料を含有する、
ことを特徴とする請求項9に記載のコンベヤシステム。
【請求項10】
前記他のコンベヤ(13)は、磁性及び/又は磁化可能材料(15)でコーティングされた搬送ベルト(14)であるか、又はそのような材料から成る、
ことを特徴とする請求項9又は請求項10に記載のコンベヤシステム。
【請求項11】
前記他のコンベヤ(13)は、鋼製ベルトである、
ことを特徴とする請求項9から請求項11のいずれか1項に記載のコンベヤシステム。
【請求項12】
好ましくはコンベヤベルトである少なくとも1つの回転コンベヤ(16)上で搬送され、該コンベヤに対する移動を防止する支持体によって保持された、好ましくは箔又は紙で作られた菅状断面を有する平坦な磁化不能な物体(19)を搬送するための技術であって、
磁石又は磁力で引き合うことができる材料を含有する支持体の少なくとも2つの構成要素は、互いに対して磁力を及ぼし、
前記構成要素間の磁力の少なくとも一部は、平坦な物体に付与される、
ことを特徴とする技術。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つの循環コンベヤ(16)、好ましくはコンベヤベルトと、該循環コンベヤ(16)に対する物体(19)の移動を防止する支持体(13、14)とを備え、該支持体(13、14)は、互いに磁力を作用させる磁石又は磁力で引き合うことができる材料から成る少なくとも2つの構成要素(15、18、23、30)を含み、第1の構成要素(18、23)が、該回転コンベヤに又はその上に配置され、第2の構成要素が、裏側走行体に又はその上に配置され、少なくとも1つの該コンベヤベルト(16)及び該裏側走行体(30)における又はその上の該第1及び第2の構成要素が、該支持体の構成要素(15、18、23、30)間に生じる力を少なくとも部分的に平坦な該物体に伝えることができるような方法で配置された、好ましくは菅状断面又は箔又は紙の材料パイプラインである平坦な磁化不能な物体(19)を搬送するためのコンベヤシステムであって、
裏側走行体は、コンベヤ(16)に対してより遅く移動するか又は静止しており、
平坦な磁化不能な物体(19)を搬送するのに必要な力は、前記コンベヤ(16)を用いて発生させることができる、
ことを特徴とするシステム。
【請求項2】
前記裏側走行体(30)は、前記コンベヤ(16)の方向に向いた側に該コンベヤ(16)の摩擦係数よりも低い摩擦係数を備えた表面を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載のコンベヤシステム。
【請求項3】
前記裏側走行体は、鋼で作られたビームである、
ことを特徴とする請求項1から請求項2のいずれか1項に記載のコンベヤシステム。
【請求項4】
前記回転コンベヤ(16)は、永久磁石、及び/又は、切換可能及び/又は制御可能な磁石を有する、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコンベヤシステム。
【請求項5】
前記回転コンベヤ(16)は、磁気コーティング(18)の形態の永久磁石を有する搬送ベルト(17)から成る、
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のコンベヤシステム。
【請求項6】
少なくとも1つの磁気要素(22、23)又は磁力で引き合うことができる要素は、前記裏側走行体から離れる方向に向いた前記コンベヤ(16)ブランチ(25)の物体(19)を搬送する側面上に配置される、
ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のコンベヤシステム。
【請求項7】
少なくとも1つの要素(22、23)は、機械の支持フレームに取り付けられたビーム状磁石である、
ことを特徴とする請求項5に記載のコンベヤシステム。
【請求項8】
前記裏側走行体は、少なくとも1つの他のコンベヤ(13)を含む、
ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のコンベヤシステム。
【請求項9】
前記他のコンベヤ(13)の区域は、磁性又は磁化可能材料を含有する、
ことを特徴とする請求項7に記載のコンベヤシステム。
【請求項10】
前記他のコンベヤ(13)は、磁性及び/又は磁化可能材料(15)でコーティングされた搬送ベルト(14)であるか、又はそのような材料から成る、
ことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載のコンベヤシステム。
【請求項11】
前記他のコンベヤ(13)は、鋼製ベルトである、
ことを特徴とする請求項7から請求項9のいずれか1項に記載のコンベヤシステム。
【請求項12】
物体が、好ましくはコンベヤベルトである少なくとも1つの回転コンベヤ(16)上で搬送され、該コンベヤに対する該物体の移動を防止する支持体によって保持され、磁石又は磁力で引き合うことができる材料を含有する該支持体の少なくとも2つの構成要素が、互いに対して磁力を及ぼし、該構成要素間の磁力の少なくとも一部が、平坦な該物体に付与され、第1の構成要素(18、23)が、該回転コンベヤに又はその上に配置され、第2の構成要素が、裏側走行体に又はその上に配置された、好ましくは箔又は紙で作られた菅状断面を有する平坦な磁化不能な物体(19)を搬送するための技術であって、
裏側走行体は、コンベヤ(16)に対してより遅く移動するか又は静止した状態で保持され、
平坦な磁化不能な物体(19)を搬送するのに必要な力は、前記コンベヤ(16)によって供給される、
ことを特徴とする技術。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2006−506296(P2006−506296A)
【公表日】平成18年2月23日(2006.2.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−550950(P2004−550950)
【出願日】平成15年11月4日(2003.11.4)
【国際出願番号】PCT/EP2003/012426
【国際公開番号】WO2004/043834
【国際公開日】平成16年5月27日(2004.5.27)
【出願人】(590002909)ヴィントメーラー ウント ヘルシャー コマンディトゲゼルシャフト (33)
【Fターム(参考)】