説明

コード作成方法、コード作成装置及びコード認識装置

【課題】 予め定められた情報に、さらに他の情報を付加するときに、予め定められた情報を示すコードと他の情報が示すコードとを切り離さずに作成することができ、付加された他の情報の消失、悪意のある第3者による入替え等の不利益が生じる危険性を防止するとともに、システム処理として効率的なコードを作成する。
【解決手段】 物品管理用のコードである第1のコードを作成し、その第1のコードと関連付けられた内容を示す第2のコードを第1のコードと区別して認識できるように作成し、第1のコードと第2のコードとを媒体の同一領域内に付加する

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、所定の情報に付加する情報を示すアドオンコードを作成するコード作成方法、コード作成装置及びコード認識装置に関する。
【背景技術】
【0002】
物品を管理するためにバーコードを用いて管理するシステムが一般に知られている。このようなバーコードが示す情報に、さらに他の情報を付加するために、アドオンコードを用いることが知られている。例えば、バーコードの近傍に複数のバーからなるバーコードをアドオンコードとして付加するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平11−250351号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
アドオンコードをバーコードに付加する目的は、バーコードが示す情報と付加したアドオンコードが示す情報とをリンクする/しないに関わらず、アドオンコードをバーコードシステムにおいて利用することにある。特許文献1に記載されたものでは、バーコードシステムを運用している過程で新たなアドオンコードを追加する場合、現行のバーコードシステムのバーコードが印字された領域とは別の領域にアドオンコードを付加する必要がある。このように、バーコードとアドオンコードとが別領域にあると、バーコードとアドオンコードとが切り離されて扱われ、アドオンコードの消失、悪意のある第3者によるアドオンコードの入替え等の不利益が生じる危険がある。
【0004】
また、アドオンコードを付加するためにバーコードのラベル等にアドオンの拡張領域を用意し、又は予め必要よりも多くのバーからなるバーコードを用意しておき、その後情報を付加する必要が生じたときに、用意された領域やバーを利用して情報を付加する方法も考えられるが、このような拡張性を考慮したバーコードシステムは無い。また、このような拡張性をシステムが有していたとしても、いざ、バーコードシステムを拡張するときに、実際にアドオンコードを付加したいが拡張に必要な十分な領域が確保できなかった、または、拡張に必要なだけのバーコードの桁数が確保できなかったといったことが生じてしまう。さらに、拡張のためにアドオンコードの領域を設けるとバーコードシステムを拡張しない場合にはその領域は無駄なものとなり、又、バーコード桁数を予め確保しておくことはバーコードシステムを拡張しない場合には無駄なデータをバーコード内に保持していることとなり、通常稼動時のシステム処理として効率的なものではなくなってしまう。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、物品を管理するためにコードを用いるシステムにおいて、予め定められた情報にさらに他の情報を付加するときに、予め定められた情報を示すコードと他の情報が示すコードとを切り離さずに作成することができ、付加された他の情報の消失、悪意のある第3者による入替え等の不利益が生じる危険性を防止するとともに、システム処理として効率的なコードを作成するコード作成方法、コード作成装置及びコード認識装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、物品の管理を行うシステムで用いられるコードを作成するコード作成方法において、物品管理用のコードである第1のコードを作成し、その第1のコードと関連付けられた内容を示す第2のコードを第1のコードと区別して認識できるように作成し、第1のコードと第2のコードとを媒体の同一領域内に付加するものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によると、物品を管理するために物品管理用のコードを用いるシステムにおいて、予め定められた情報にさらに他の情報を付加するときに、予め定められた情報を示すコードと他の情報が示すコードとを切り離さずに作成することができ、付加された他の情報の消失、悪意のある第3者による入替え等の不利益が生じる危険性を防止するとともに、システム処理として効率的なコードを作成するコード作成方法、コード作成装置及びコード認識装置を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明の各実施の形態について図面を参照して説明する。
【0009】
(第1の実施の形態)
図1は、バーコード作成装置10の主要な構成を示すブロック図である。バーコード作成装置10は、制御部本体としてのCPU11、バーコードを作成するための制御プログラムや製造番号等の固定データ等を記憶したROM12、ワークエリア等として使用されるRAM13、ユーザが操作を行うための図示しない入力部や表示部を備えた操作部14、第1のコードであるバーコード及び第2のコードであるアドオンコードを媒体である所定サイズの用紙へ印字するプリンタ部15を有している。
【0010】
プリンタ部15の主要部は、第1のコード作成手段であるバーコードデータ作成部16と、第2のコード作成手段であるアドオンコードデータ作成部17からなる。
なお、CPU11と、ROM12、RAM13、操作部14、バーコードデータ作成部16、アドオンコードデータ作成部17とはバスライン19を介して接続されている。
【0011】
バーコードデータ作成部16は、操作部14から入力された情報に基づいて11桁のバーからなるバーコードデータを作成し、作成したバーコードデータを図示しないバッファに一時記憶した後、その一時記憶したバーコードデータに基づいて、所定サイズの用紙の所定の印字領域へバーコードを印字する。図2は、印字領域Tに印字された11桁のバーBからなるバーコードを示している。なお、バーコードが示す情報は例えば、印字したバーコードが設けられる物品を管理するために必要な情報である。
【0012】
アドオンコードデータ作成部17は、アドオンコードをバーコードの規格で定義されているノイズを用いて、バーコードデータ作成部16で印字したバーコードの印字領域内に印字するためのアドオンコードデータを作成する。前記ノイズは、例えば、バーコードのスペース領域の黒い汚れであるスポットである。なお、バーコードの印字領域内に印字するアドオンコードが示す情報は、そのバーコードと関連付けられた内容を示す情報である。この実施の形態ではその情報は、バーコードを作成したバーコード作成装置10の製造番号である。その製造番号は説明を簡略化するため、2の3乗で表現できる番号とするとともに、そのバーコードのスペース領域の予め定められた位置に3つのスポットを設けて表記できるように構成する。図3は、バーコードの印字領域T内のスペース領域に印字したスポットSを示す図であり、スポットSがスペース領域に3つ印字されている。
【0013】
なお、一般に、バーコードを読取るバーコード読取機構は、スポットがバーコード内に存在していてもバーコードを読取ることができるようにノイズ対策がなされている。このため、そのノイズ対策のレベルに合わせて付加可能なスポットの数が決まる。つまり、バーコード読取機構で読取ったときにエラー判定される数より少ない数のスポットを付加することができる。このようにスポットを予め定められた位置に付加することにより、2のn乗(nは付加したスポット数)の新たな情報を付加できることになる。
【0014】
ノイズとしては、上記スポットの他にも、バーコードの規格で定義されているバーの中の白い欠けであるVOIDを用いるようにしても良い。この場合もバーコード読取機構のVOIDに対するノイズ対策に応じて付加可能なVOID数が決まる。
【0015】
次に、バーコードを作成するときにCPU11が実行する処理の要部について説明する。
ユーザが操作部14を操作してバーコードを作成するために、物品を管理するための情報を入力するための所定の操作をすると、CPU11は、バーコードデータ作成部16を制御して、図2に示したようにバーコードデータを作成し、図示しないバッファに一時記憶する。そして、CPU11は、ROM12に記憶された製造番号を読出し、アドオンコードデータ作成部17を制御して製造番号を示すアドオンコードデータを作成する。
【0016】
CPU11は、アドオンコードデータ作成部17で作成されたアドオンコードデータをバッファに一時記憶されたバーコードデータのデータ領域内(すなわち、同一領域内)に重ねる。そして、バーコードデータ印字部18はCPU11の制御の下、アドオンコードデータが重ねられたバーコードデータに基づいて印字を行う(付加制御手段)。
【0017】
図4は、バーコードの印字領域T内にアドオンコードが付加されたバーコードを示す図である。同図には、図2で示したバーコードの印字領域T内に図3で示したスポットSが3つ付加されているバーコードが示されている。
【0018】
続いて、このようにスポットSが3つ付加されたバーコードを認識するバーコード認識装置20について説明する。
【0019】
図5は、バーコード認識装置20の主要な構成を示すブロック図である。バーコード認識装置20は、制御部本体としてのCPU21、バーコードを認識するための制御プログラムや固定データ等を記憶したROM22、ワークエリア等として使用されるRAM23、ユーザが操作を行うための図示しない入力部や表示部を備えた操作部24、バーコードを読取るためのバーコード認識部25を有している。
【0020】
バーコード認識部25の主要部は、バーコード読取部26とバーコードデータ処理部27からなる。
なお、CPU21と、ROM22、RAM23、操作部24、バーコード読取部26、バーコードデータ処理部27とはバスライン28を介して接続されている。また、バーコード読取部26からバーコードデータ処理部27へデータを出力できるように接続されている。
【0021】
バーコード読取部26は、赤外線を常時外部へ放射し、バーコードに反射された反射光に基づいてバーコードを読取る。この読取られたバーコードを示すデータがバーコードデータ処理部27へ出力される。
【0022】
バーコードデータ処理部27は、バーコード読取部26から出力されたデータに対する処理を行い、バーコードの各バーを数値に変換する。このように変換された数値に基づいて予め定義されているバーコードが設けられた物品を管理するための情報が取得される。なお、バーコードを読取るときは、バーコードのスペース領域のスポットS、バーBの中にVOIDが存在するときは、スポットS及びVOIDも認識される。
【0023】
次にバーコードを認識するときにCPU21が実行する処理の要部について説明する。
バーコード読取部26から放射される赤外線がバーコードへ放射されると、CPU21はそのバーコードからの反射光に基づいて、バーコードが読取られたことを認識する。このとき、CPU21はバーコードデータ処理部27で認識したスポットやVOIDの数を計数する。そして、スポットS又はVOIDの数がノイズ対策として予め定められた数より多く存在すれば、読取りエラーを示すエラーメッセージを操作部24に表示する。また、CPU21はスポット又はVOIDの数がノイズ対策として予め定められた数以下である場合は、予め定められた位置にスポットSが存在するか否かを判断する。CPU21は、この予め定められた位置にスポットSが存在するか否かを判断することにより、予め定められたスポット数の2乗の数の数値を認識することができる。
【0024】
続いて、アドオンコードとしてのスポットSをバーコードに付加するように構成されたバーコード作成装置10及びバーコード及びスポットSを認識できるように構成されたバーコード認識装置20からなるバーコードシステムにおける作用について説明する。
【0025】
ユーザがバーコード作成装置10を操作して、物品を管理するために物品管理用のバーコードを作成するときに、そのバーコードには上述した図4で示すように、物品管理用の情報をバーコードにして表記するとともに、バーコード作成装置10の製造番号を示すスポットSが3つバーコードの印字領域T内に付加されて作成される。そして、このように作成されたバーコードがユーザにより物品に設けられる。
【0026】
そして、物品を管理する必要があるときは、ユーザはその物品に設けられたバーコードをバーコード認識装置20で読取る。このようにバーコード認識装置20でバーコードが読取られると、バーコードとともに予め定められた位置にスポットが3つ設けられていることが認識される。この3つのスポットは、物品に設けられたバーコードを作成したバーコード作成装置10の製造番号を示している。すなわち、バーコードが示す物品を管理するための情報とともに、バーコードを作成したバーコード作成装置10の製造番号を認識することができる。したがって、バーコード作成装置10が作成するバーコード上にバーコード作成装置10の製造番号を残すことができるので、バーコードが示す情報のみならず、バーコードを作成したバーコード作成装置10の情報も同時に管理することができる。
【0027】
この第1の実施の形態によると、予め定められたバーコードに、さらにアドオンコードである製造番号を示すスポットSをバーコードの印字領域T内に印字でき、バーコードとアドオンコードとを切り離さずにアドオンコードを付加したバーコードを作成することができる。このため、付加されたアドオンコードがバーコードから切り離されて消失してしまうこともなく、悪意の第3者によりアドオンコードが入れ替えられてしまうことを防止することができる。
【0028】
また、必要に応じてアドオンコードであるスポットS(VOIDでも良い。)の位置及び数を定められることができるので、予めバーコードの桁数に余裕を持たせておく場合と比較すると、バーコードシステムの処理として効率的なものとすることができる。
【0029】
さらに、アドオンコードは、バーコードの印字領域T内に作成されるため、アドオンコードをバーコードの近傍に付加する場合と比較して、一度の読取り操作でバーコード及びアドオンコードを読取ることができ、アドオンコードの検出を容易なものとすることができる。
【0030】
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について述べる。なお、前述した第1の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付し詳細な説明は省略する。
【0031】
この第2の実施の形態は、アドオンコードとしてバーコードの規格で定義されているノイズにかえて、光学的なノイズを用いたものである。光学的なノイズとしては、バーコードを読取るための赤外線とは異なる波長の光を反射する例えばステルスインクで印字したバーコード、2次元コード、文字、絵、記号などが考えられる。なお、ステルスインクは、視覚的に視認することができず、バーコード読取部26から放射される波長の光に対しては検出されない性質を持つインクである。
【0032】
図6は、バーコード作成装置30の主要な構成を示すブロック図である。第1の実施の形態のバーコード作成装置10とは、プリンタ部の構成が異なっている。すなわち、バーコード作成装置30のプリンタ部31は、バーコードデータ印字部33が接続されたバーコードデータ作成部32とアドオンコードデータ作成部34が分離しており、アドオンコードデータ作成部34にアドオンコードデータ印字部35が設けられている。なお、バーコードデータ印字部33がバーコードデータ作成部32で作成されたバーコードデータに基づいてバーコードを印字する技術は従来よりあるものと同様であるため説明を省略する。
【0033】
アドオンコードデータ作成部34は、バーコードと関連付けられた情報を示すアドオンコードをバーコード、2次元コード、文字、絵、記号などで表現する。この第2の実施の形態では、図7に示すように、略矩形状の記号Mを4つ並べて、その4つの記号でバーコード作成装置1の製造番号を表現することとする。
【0034】
アドオンコードデータ印字部35の印字領域Tは、バーコードデータ印字部33で印字したバーコードの印字領域Tと同一の領域となっている。バーコードを印字した用紙の印字領域T内にアドオンコードデータ作成部34で作成された略矩形状の記号を4つ並べて、ステルスインクを用いて印字する。このため、略矩形状の記号Mを4つ並べられた光学的ノイズは、前記所定サイズの用紙の図2で説明したバーコードの印字領域T内に重ねて作成される(付加制御手段)。なお、2つの印字部を用いて用紙の同一の領域内に印字を行う技術は従来よりあるものと同様であるため説明を省略する。
【0035】
図8は、バーコードの印字領域T内にアドオンコードが付加されたバーコードを示す図である。同図には、図2で示したバーコードの印字領域T内に図7で示した略矩形状の記号Mが4つ付加されているバーコードが示されている。
【0036】
続いて、このようにアドオンコードが付加されたバーコードを認識するバーコード認識装置40について説明する。
【0037】
図9は、バーコード認識装置40の主要な構成を示すブロック図である。第1の実施の形態のバーコード認識装置20とは、バーコード及びアドオンコードを読取るための構成が異なっている。すなわち、バーコード認識装置40は、バーコード読取部41とバーコードデータ処理部42が設けられたバーコードを認識するためのバーコード認識部43と、アドオンコード読取部44とアドオンコードデータ処理部45が設けられたアドオンコードを認識するためのアドオンコード認識部46とを設けている。なお、バーコード認識部43がバーコードを読取る技術は従来よりあるものと同様であるため説明を省略する。
【0038】
アドオンコード認識部46は、ステルスインクを読取るための波長の光を外部へ放射し、その光がバーコードの印字領域T内に印字された略矩形の記号Mに放射されたときに、その反射光に基づいて略矩形の記号Mを4つ読取る。この読取られ略矩形の記号M4つを示すデータがアドオンコードデータ処理部45へ出力される。
【0039】
アドオンコードデータ処理部45は、アドオンコード読取部44から出力されたデータに対する処理を行う。そしてCPU21の制御の下、4つの矩形状の記号Mをバーコード作成装置30の製造番号に変換し、その製造番号を認識する。
【0040】
この第2の実施の形態によると、第1の実施の形態と同様な効果を奏することができる。
また、アドオンコードを光学的なノイズとしてバーコードと区別して認識する構成としているため、アドオンコードをバーコードから視覚的に認識できないようにでき、また、アドオンコードで示す製造番号が略矩形状の4つの記号で表現されカムフラージュ(暗号化)されているため、アドオンコードをセキュリティ上の用途で利用することも可能となる。
【0041】
なお、アドオンコードとして、ステルスインクを用いて暗号化された文字列を使用するとともに暗号を解読するための暗号キーを示す情報をバーコードの印字領域T内に表記されるようにバーコードをバーコード作成装置30で作成し、その作成されたバーコードからバーコードデータを読取るとともに文字列及び暗号キーを読取り、その読取った文字列を、暗号キーを用いて解読することにより、バーコードデータ及びアドオンコードを認識するようにバーコード認識装置40を構成してもセキュリティの向上を図ることができる。
【0042】
なお、上述の第1及び第2の実施の形態では、アドオンコードで示すバーコードと関連付けられた情報は、バーコード作成装置10又は30の製造番号である場合で説明しているが、これに限られるものではない。例えば、アドオンコードとしてバーコードを作成する処理を行った担当者に関する担当者情報をバーコードに付加するようにし、バーコードが示す情報のみならず、バーコード処理を行った担当者も同時に管理するようにしても良い。
【0043】
なお、本発明は、上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化でき、また、実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を変形できるものである。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるバーコード作成装置の主要な構成を示すブロック図。
【図2】同実施の形態におけるバーコードデータを印字したバーコードを示す図。
【図3】同実施の形態におけるアドオンコードデータを印字したアドオンコードを示す図。
【図4】同実施の形態におけるアドオンコードデータを付加したバーコードデータを示す図。
【図5】同実施の形態におけるバーコード認識装置の主要な構成を示すブロック図。
【図6】本発明の第2の実施の形態におけるバーコード作成装置の主要な構成を示すブロック図。
【図7】同実施の形態におけるアドオンコードデータを印字したアドオンコードを示す図。
【図8】同実施の形態におけるアドオンコードデータを付加したバーコードデータを示す図。
【図9】同実施の形態におけるバーコード認識装置の主要な構成を示すブロック図。
【符号の説明】
【0045】
10,30…バーコード作成装置、16,32…バーコードデータ作成部、17,34…アドオンコードデータ作成部、18,33…バーコードデータ印字部、20,30…バーコード認識装置、25,43…バーコード認識部、46…アドオンコード認識部、35…アドオンコードデータ印字部、B…バー、M…略矩形の記号、S…スポット、T…印字領域

【特許請求の範囲】
【請求項1】
物品の管理を行うシステムで用いられる物品管理用のコードを作成するコード作成方法において、
前記物品管理用のコードである第1のコードを作成し、その第1のコードと関連付けられた内容を示す第2のコードを前記第1のコードと区別して認識できるように作成し、前記第1のコードと前記第2のコードとを媒体の同一領域内に付加することを特徴とするコード作成方法。
【請求項2】
物品の管理を行うシステムで用いられる物品管理用のコードを作成するコード作成装置において、
前記物品管理用のコードである第1のコードを作成する第1のコード作成手段と、
前記第1のコードと関連付けられた内容を示す第2のコードを前記第1のコードと区別して認識できるように作成する第2のコード作成手段と、
前記第1のコードと前記第2のコードとを媒体の同一領域内に付加する付加制御手段とを具備することを特徴とするコード作成装置。
【請求項3】
物品の管理を行うシステムで用いられる物品管理用のコードを認識するコード認識装置において、
媒体に付加された物品管理用のコードである第1のコードを認識する第1のコード認識手段と、
前記媒体に付加された前記第1のコードと同一領域内に付加された前記第1のコードと関連付けられた内容を示す第2のコードを前記第1のコードと区別して認識する第2のコード認識手段とを具備することを特徴とするコード認識装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−201943(P2006−201943A)
【公開日】平成18年8月3日(2006.8.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−11589(P2005−11589)
【出願日】平成17年1月19日(2005.1.19)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【Fターム(参考)】